碇シンジ寝取り道中膝栗毛


Original text:荒淫さん


04. 「某オオイソシティ編W」

――遙家居間。
客用の布団を与えられたシンジに、畳敷きの部屋の襖寄りに――ユキナの部屋近くに敷かせた布団で眠る少女。
そう主張した当の少女は、汗で髪が貼り付いたままだが幸せそうな寝顔を見せている。
あどけない寝顔。
――身近に突然現れた、同年代の異性への軽い興味と、姉への思慕と警戒心と。
名状しがたい複雑な感情のまま行動した稚い乙女にふさわしい寝顔。
そこへ、常夜灯を遮るようにシンジが立つ。
ミナトとの行為でぬらぬらと濡れ光るペニスを屹立させたまま、掌中の獲物の一見無垢な寝姿を楽しんでいる。

(うーん、女の子って、やっぱりこの辺り強いなあ……そう簡単には乱れてます、って風にならないし。 ずるいよ……まあだからこそ乱れさせたいというかお仕置きしてあげようと言うか!)

今日出会ったばかりの健気な姉妹(義理だが)を纏めて喰らってなお足りないと言うのか……何ともはや。
何処でとも知れぬ、そんな慨嘆にお構いなしにシンジが動いた。
かち、かち、と。
灯りをつけるとまぶしさにユキナが眉を寄せ、それを遮るようにすると満足げに顔が緩む。
子供っぽい仕草――それに対し、布団に隠されているだろう物との対比を味わうようにわざわざシンジの手が一拍止まる。
そ、と優しく襟足を撫でるのと、布団をめくるのは同時。
露わになるのは、数時間前に布団の上で見せていた姿――可愛らしいパジャマのズボンを下着ごと膝まで降ろされ、股間だけを剥き出しにした姿。
キスで飲まされたシンジの唾液の影響が抜けていないのだろう、横向きに乗ったお尻を伝う愛液が布団にじっとりと、染みどころか水たまりを作ってしまっている。
その下では、綺麗な白い太股に粘液が生乾きにこびりついていおり、酷く卑猥な雰囲気と臭いを醸し出していた。

「ユキナさん、起きてよ」
「ぅ……ン、なによ、ミナトさん……まだはや……ぁ?」
「(くすくす)ユキナさん、僕だよ、シンジ」
「!え?あ……まぶ……なに?」

寝ぼけをからかうようなシンジの言葉に急速に覚醒、目を開けて明かりのまぶしさに瞬き、シンジの方を向こうとしたところで

「も――んんぅ?ンッ、んー!(ちゅくっ)」

布団に組伏すように唇を奪われてしまう。

(もう……けだもの、やっぱりそうだったじゃない……仕方ないなあ。 したいんでしょ、してあげる……キス……気持ち、いいし……あ、舌絡んで……うん、コレ、好き

一呼吸もがくが、それもシンジが舌を求め始めると緩み、ちゅ、ちゅと唾液の鳴る音と擦り寄せられる舌の感触にトロン、と脳の芯を霞ませてしまう。
丹念に、優しく。
貪るような激しさはないが、互いの唾液を馴染ませ味を憶えさせていくような情のこもったディープキス。

「ン……ふく、むぅん……ン、ンッ (ちゅく、ちゅるっ)ふぅ……ぁく、は……むぅっ ん〜 (ちゅぱ……れろん、ちゅぐ)」
(こんな、エッチなキス……嫌らしいって思ってたけど……そっか、ほんとにすると、こんなに気持ちいいから……だからあんなに……

映画の中で散見してきた唇同士の交接。
かつてユキナの眼には、それは酷く卑猥な、不潔な物のように思えた。
だが強引とはいえシンジのセックスをきちんと受け入れ、求めに応じる心地よさを知った今の彼女にとってはこのキスはとても蠱惑的な物で。
唇の周りをくすぐるシンジの鼻息やのしかかる重さすら幸福感を呼んで、それを求めるように自然にシンジの首に抱きつき、奪われたままの左手を指を絡み合わせて握りしめ、より深く更に舌と唇を、シンジを求める仕草を見せ出していた。

「ふあ……えっひ、ひんじ?ほんなひす……ン (ちゅくっ)ン、むぅん……んは……ひ――ン、んっー (ぢゅぷっ!ちゅ、ちゅるるっ)」
(や、ずるい、キスしていいのわたしだけって、ちゃんと聞きなさ……や、奥まで……だめ、なにもかんがえられなくなっちゃう

女の子らしい独占欲を言葉にしようとして、押しつけられるシンジの唇で黙らされ、それでも良いと受け入れさせられて。
――そうされているユキナは、自分が教えられた味がミナトの唾液混じりのシンジの媚薬の味だと言うことを、知らない。
知らないままに、魔の体液を口腔に擦り込み、シンジとのキスを粘膜に覚え込ませてしまう。
只握りしめるだけだった左手は、いつしかどんなキスが良いのか、心地よいのかを伝えるように強弱を着け切なげに、甘えるように繋がれていた。
そうやって長い時間唇と舌のじゃれ合いに耽るうちに、斜め向きに躰を重ねていた彼女の腰がもじもじと揺すられ出し、はっきりした水音を立ててしまった――新たに湧いた愛液が粘るだけのものではない、水たまりのようになった布団と可愛らしいお尻の立てる音だ。
それを肌で感じ取ったユキナが耳まで真っ赤にしてしまう。

「ぷは……ねえ、ユキナさん、また続き、いいかな?」
「ふぁ…… あ?え?つ、続き?ってなによ」

そんな恥じらいの最中にキスを中断され、唾液の糸を追うように切なげに舌が伸ばされた。
問いかけの意味が理解できないユキナの、まだ熱の引かない耳に顔を寄せてシンジが言う。

「セックス。 ユキナさんを抱いて寝てたら眠れなくて、もうカチカチなんだ……ほら」
「ヒッ?あ……な、何で?一回出したら小さく……」
「なったよ。 なったけど、ユキナさんいい匂いがして、可愛くて……我慢できなくて」

切々と訴えるシンジだが、ついさっきまで抱いていたのが誰なのかはおくびにも出さない。
一方で、言葉と体で自分を一心に求める様子にユキナは心を巧みにくすぐられた。
自分の魅力がシンジをこうまでさせている、そう思うと日頃満たされずにいた女としてのプライドが揺さぶられ、自然に笑みがこぼれてしまう。
それでも。

「や、やっぱり駄目、だって、きょ――んむぅっ ?んー、んんーっ (くちゅ、ちゅぷ、じゅるっ)」

危険日にさしかかっている、それを知っていては拒否せざるを得ない。
だが口にする端から再びキスで黙らされ、拒絶のために動こうとしていた舌を絡め取られ、唾液を攪拌し合うような卑猥なキスに溺れさせられてしまう。
先ほどより深く、激しく。 ユキナはそうされても逃げようとはせずに、キスで霞む視界を閉じてうっとりと快感に浸り込んでいる。
時間を掛けて丹念に絡め合い、口腔でくちくちと卑猥な水音を奏でて――ふ、ふっ、と鼻息がせっぱ詰まりだしたところで唇が離された。

「ふあ……あ?らん……な、んれぇ?」

だらしなく開いた唇から舌を突き出し、トロトロに甘えた声で中止を詰って、ふらふらと頭を持ち上げて追いかけようとする。
そんなユキナの頭をこつり、と額同士を合わせて押しとどめるとシンジは再びお願いをした。

「お願い、ユキナさん。 このままじゃぼく、変になっちゃうから……解るでしょう?」
「や、熱……こんな、や、押しつけないで、おっきなのくっつけ、ない……ンーッ (ぢゅぶっ)」

いつの間にかシンジはユキナの正面から覆い被さるようになっており、いきり立ったペニスが淡い下生えがべったりと愛液に貼り付いてしまっている辺りをつつくように押し込んでいる。
掠める太股、柔らかな恥丘に押しつけられる熱の塊にその長大さを組み立て、恐怖より先に下腹の奥から疼く衝動に駆られてしまって必死に拒否の言葉を口に――しかけて、それを三度キスで黙らされる。

「ンーッ、ん゛んーっ (ぢゅぷっ)ふぅ、む、むぅんん、んぅんーっ (ぶちゅ、じゅるっ、ぢゅちゅうっ)」
(止めてこんな酷い音立てないで頭までくちゃくちゃになっちゃうああでも気持ち良い気持ちいいきもちいい 今、挿入られたら、止められない……っ そのまま、セックスしちゃうよぉ、でも、仕方ない……から、ああ……

シンジの躰を除けるようにしていた膝は、舌と唇の蹂躙を受けるうちに何時しかゆるゆると力が抜けて布団に投げ出され、不義を働いている誰かに気づかれないようにとでも言うのかそろそろと開かれていく――膝にかかるパジャマによってそれは開ききらないのだが。
抵抗の意志をトロトロと舐め溶かされ、仕方がない、と繰り返し心に呟きながらユキナはキスに溺れつづける。
自ら顎を逸らし、唇をぴったりと擦りつけ滑らせあい、繋げ合った口腔で舌同士の淫らなダンスを踊る。
気づかぬうちにシンジのリードでキスのやり方を学び、それを実践している――堂に入ったオーラルセックスは、日頃の潔癖な彼女とは大きくかけ離れてしまっていた。
それを示すように固く繋ぎあったままの左手は、何をされてもしがみつくように指が絡められたままわき出る汗にぬめってしまっている。

(このまましちゃうのは簡単だけど……まだ、楽しんじゃえ)

自分の躰の下で、くねくねと身をよじりながらキスを貪るユキナに欲情が湧くが、すんなり「無理にした」形で済ませるつもりはシンジにはない。
そのまま、口腔を歯茎を舌を全て舐め尽くすように舌を踊らせ性感を煽り立て――

「む、ふぅん、んぅっ ンー、ん゛ぅんーっ (ぢゅぶっ!)ふぅ、ん、ンッ、んー、んんんーーっ

びく、びく、とユキナの躰の動きが痙攣となり、息が絶息――アクメに達したことを告げるまで嬲り抜いてから、彼女を解放してしまう。

「っは!ハァ、はっ、は……っ はふ……あ……いま、の……(私、キスだけで、イっちゃった……?そんな……エッチ、なの……癖に、なっちゃうかも…… )」

ユキナは先ほどセックスで味わわされた絶頂を思い起こさせる感覚に息を喘がせたままトロン、とシンジを見上げた。
固く勃起した乳首がパジャマに擦れるのも、性器が熱く疼いて挿入を焦がれているのも自覚できてしまい、僅かに冷めた意識で羞恥を覚える。

「セックスが、駄目なら、その、手でしてくれれば、良いから……」
「手?く、口……あ、いや!なんでもないの!」

シンジの切なげな願いに、学校の同級生の埒もない雑談で掠め聞いた知識を思いだしてしまう。
その言葉は、興奮している彼には気づかれなかったらしく、ごまかすようなユキナにいぶかしむように熱い視線を向けるばかり。
初めてのセックスからこちら常にリードを取られてきたシンジがそんな風に受け身になっている、それが酷く興奮を呼び――そのまま、リードをとり続けたいと思わせてしまう。

「と、とにかく、上退いて……」
「わかった」

シンジの重みと体温が離れるのに一抹の切なさを感じながらも、ユキナはふらふらと立ち上がる。

「そこ、座ってて。 ちゃんとして上げるから、今から良いって言うまで動くの禁止!」
「う、うん……」

なにをするのだろう?そんな視線で見上げるシンジに意識して淫らと思える表情で笑いかけ、パジャマに手を掛けた。
――もっとも

(くー!ユキナちゃん、君艶女の素質あるよ!そのくせ、なってないから発情がまる解りだし!良いなあ、淫乱の振りしてるつもりで演技が本当になってくのは美味しすぎるよ!)

不安げに見上げるシンジの内心を知ったなら、果たして演技を続けられたかどうか。

「ほら、見るだけなんだから、動いたら承知しないんだから、ね……大声出して、ミナトさんに知らせちゃうんだから……

とうにシンジのペニスによってピンク色の眠りに堕とされてしまった保護者の名を出して牽制しながらパジャマを脱ぎ捨てる。
じ、と視線が乳房に、乳首に絡むのを感じながら突き上げる興奮に震える唇で淫らな言葉を継ぐ。

「そう、見てるだけ……こ、こんな、カチカチの乳首も、おっぱいも……今は、さ、触らせて、あげない……んだからぁ」

掌で覆い隠し、言葉を強調するように乳首を転がして予想外の固さと快感に声を震わせると、次はズボンへ。
そこで今更に膝までたくし降ろされていたのに気づいて真っ赤になって動きが止まった。

「ユキナ、さん?」
「ひゃあ!?あ、だ、駄目よ、こっち来ちゃだめなんだから!」
「いや、動いてないけど……早く……」
「ぁ……

とん、と背を押すようにタイミング良く掛けられるシンジの声。
慌てたユキナは動いていないシンジに怯えるように声を上げ、視線を向け――その股間に屹立するぬらぬらと光るペニスに視線を釘付けにしてしまう。

(あ、アレが、さっき私の中に入った……あのぬるぬる、もしかしたら、私の愛液?さっきので?そんな、そんなに感じて……い、淫乱になっちゃってたんだ……

屹立を覆うそのぬめりが、ほとんどは彼女の姉のものだとはユキナは知らない。
ペニスを目にして興奮する自分に倒錯した昂ぶりを憶えつつ、動きが再開された。

「そ、そぉ?だ、だらし、ないんだ……じ、じゃあ、こうして、全部脱いだら、きっと、あんた……あ、そのまま……っ

興奮して震える指をかけてす、とズボンを抜く――誘惑の経験も無く、興奮しきった意識では只脱ぐばかりだが、むしろその拙さがシンジの興奮を煽った。
ユキナの目に映るのは、自分の裸体に魅入って息を詰めるシンジ。
それがますますプライドを満足させ、演技に熱がこもる。

「は……ぁ ほらぁ……みな、さいよ、すごいでしょ?さっきあんたに、セッ――され、って、こんなになってるの……でも、させてあげないんだから、今はみてるだけで、それで、手だけでしゃ、射精、して、させちゃうんだからぁ
(ああ……私凄くいやらしくなって……でも、セックスしないんだから、大丈夫だよね、もっと……いやらしくなったって……

シンジの前に足を開いて立ち、陰唇をはだけかけ――そこまでは出来ず、指先と唇をぶるぶると震わせながら太股を掴む。
ユキナの意識ではとてつもない卑猥さを演じている――それを証すように、透明ながら大量の愛液に浸され張り付いた淡い陰毛の中でクリトリスがつるりとひとりでに剥け上がった。

「す、すごい、ユキナさん……」
「つ、つらい?」
「うん……もう我慢できなくて……」
「じゃあ、今からしてあげるから……」

たらたらと愛液を滴らせる性器を食い入るように見つめる視線に満足を覚えると、ユキナは一声掛けてシンジの前に座り込んだ。
そのまま、おっかなびっくりにシンジのペニスに手を伸ばす。
生乾きの滑りがぬるりと指に絡み、その卑猥な感触に一瞬手が止まるも

「ぅ、ぁ……っ」
「あ……(か、感じてるんだ……)こっ、こんな、かんじ?」

ぬる、にゅると。
かくかくと震える指がからみついたまま上下に移動――力を込めて握るわけでなく、ただ触れる滑りを均し伸ばしていくだけの動き。

「う、うん、そんな、感じ……く (全然足りないけど……あはは、声上げると真っ赤になって動き積極的になるし……いや、僕って演技派だ)」
「だっ、だらし、ない……わね、ほら、も、もっとしてあげるんだから、そ、そのまま出しちゃい、なさいよ、お

そんなシンジの計算された声に下腹の奥をじゅくりと潤ませ、どちらがされているか判らないほどに息を熱くあえがせながら手による拙い愛撫を続けるユキナ。
シンジの声が、息が――ペニスがひくりとしゃくるたびに動きを止め、それまでより一歩激しさを増した動きを引き出されて、いつしかしっかりと滑りを絡めてしごく動きへと変わっている。

「ぁ……っ!」
「なっ、なによ?」
「その、息、かかってくすぐ……んぅっ
「え?え、あ、――ひっ (そんな、なんでこんな、目の前……すごい、におい……ぬるぬるあふれてる……)」

無論、指示を受けてしたわけでないそれはあくまで右手だけにとどまり、多少の力を込めてしごくとは言え射精にはとうてい至らず――先端から溢れている先走りと、そこに混じる精液は彼女の姉であるミナトとの行為の名残。
それを知らず、匂いに引き寄せられるように頭を下げていたユキナはシンジの嬌声にはたと自らの状態に気付いた――それこそ後数p顔を進めれば、鼻孔からユキナの理性と性感を侵し狂わせている粘液にキスをしてしまう位置。
一瞬離れてしまいそうになるが、

「あ……そ、そんな、ダメだよっ、息……強くしちゃ……っ」
「あ、あは……やっ、やだ、女の子みたいなこえ(ふぅ)だ、出しちゃっ、て、い、いじめ、ちゃうんだからぁ (ふー)」

見計らってあげられるシンジの抗議(?)の声にそのままの位置で悪戯っぽく息を吹きかけながら手でしごく動きを続けてしまう。
そうすることで濃い匂いをますます鼻孔に溜め、発情を深めさせられていく。 その現れは、皺の寄った布団を股間に抱え込み、綿まで染みるほどに濡らした生地に淫唇をこすりつけるように振り立てるお尻がはっきり示している。

(あはは、すごいや……意識してないからかな?すごくエッチな動きしてるよ……陸上部、だったかな?そのせいでスムーズだし。 開発したときが楽しみだよね♪)

そんな風に、拙い動きを意図せず乱れる様子で埋め合わせてシンジを楽しませながらどれだけ時間が経ったろうか。

「ほっ、ほ、ら(はっ)どう?きもち、いいっ ?(ふぅっ)いい、なら、早く、びゅって……しちゃ、いなさいよ……ぉ
(早く、でないとあたしの方がどうにかなっちゃう……腕も、なんか、だるくなってきちゃったし……)」

徐々に巧みさを増していく様をゆっくり楽しんでいたシンジに、ユキナが射精を――行為の終わりを願ってしまう。
その原因は疲れと、それ以上に躰の奥深くで渦巻く脳までを狂わせる甘い疼きのためだった。

「で、でも……その」
「な、なによぉ……」
「いや、ごめん、やっぱり手だけじゃ……物足りないよ、ホントに……したい」

その言葉と同時に、訴える間も卑猥な踊りを止めていなかった尻をたしなめるようにポン、と手を置く。

「!でっ、でも(だって今日、危ないかも……そうよ、だから手だけで)その、もうコンドー、ムないし……」
「う、うん、だから……その、おかずあれば……違うと」
「?おか、ず?なに、なんで食べ物」

予想の範囲外の単語にきょとん、となったユキナを見てくすくすと笑うシンジ。

「違うよ、こう言うときはね……」

そう言うと、虚を突いてユキナの肩を押して布団に転がらせてしまう。 横向きに寝かせると、反論の間を与えずに片膝に手を掛け開かせて、無防備になった太股の間に頭を差し入れてしまうシンジ。

「ひ!?こっ、こら、待ちなさい……待って、何を!」
「何って、おかず。 男はこう言うときは、エッチな物を見ながらの方が興奮してイきやすくなるんだよ」
「だ、だからって!だ、ダメ。そこ、そこ見ちゃやだぁ!(すごく、エッチになってるのに……!恥ずかしくて死んじゃう!)」

たまらず羞恥に顔を覆ってしまう――たっぷりシンジの腺液の塗られた右手も合わせて。
当然その匂いでますます理性は崩され、追い打ちを掛けるように

「じゃあ、恥ずかしいのなんて判らなくしてあげるよ (ちゅう)」
「は!?ひ、ゃあ、ひっ なに、なにし(ちゅくっ)きひぃぃっ や、ら、らめ、らぇえ、それっ、それわかんない、わかんなくな(ちゅるっ)ひゃうぅっ あっ、あーーっ

シンジにすっかり剥け上がって赤白い中身をむき出しにしてしまっているクリトリスを柔らかく吸い上げ始められ、叫び通り羞恥を消し飛ばす快楽にのけぞって悶えさせられ始めてしまう。
そうやってキスを敏感な蕾に注がれるたびに太股が頬を挟み、目を落とせば広がってこそ居ないが処女のスリットとはほど遠い、濃いピンクに充血した性器がひくひくとふるえるのをシンジは見ることができる。

(良いなあ、これ、まだ精液受けてないんだよね……すぐに僕ので埋め尽くしてあげるからね♪)

そこの淫らな美しさと、蹂躙の期待にシンジは笑みを深め、更に容赦無く陰核を責め立てる。
のけぞるユキナの声がきれぎれの絶息に変わるのに要したアクメは二十を越えるだろうか、一つの波が爆ぜて引く前に更に次へと繰り返し弾けさせて、まだまだ発展途上のヒップがカクカクとシンジの顔を追ってしゃくられるまでになってからやっと唇を離すと

「その、ユキナさん、刺激続けてよ……でないと、そんなエッチな声聞かされたら……僕、ホントに我慢できなくなっちゃうよ……」

快感で甘えた声で脅迫をする。

「はぁ……へ?あ、ぅ、でっ、でも、それ、それしな、ぃで、でないと、つづけられない……はぁっ
「でも、気持ち良くしてくれてるならお返ししたいし……(ちろっ)」
「ひっ あ、そっ、そこ、なら、しても、大丈夫……かも (今の、なら、飛ばないで居られる……)」

ユキナの哀願を優しく、だが容赦無く切って捨てたシンジが舌を這わせたのは、ひくひくと震えてむき出しになった粘膜。
クリトリスへの鋭い刺激とは異なる、甘さの強い代わりに意識をとどめていられる愛撫にユキナはふぅ、と息をつくと、改めて手による愛撫を再開した。
むろんそれは、よりたちの悪い行為に切り替わっただけのことと経験のない彼女は知らない。

「あ、た、たしかに、さっきより熱く……ひっ なって、る、し、ぬるぬるも……こ、こんな、いっぱい……でて――くぅん
(お、おかしいよ、ダメ、さっきより激しく、無いのに……無いのに、頭もっとバカになっちゃう!また、さっきみたいにいじめて欲しくなっちゃうなんて……変だよぉ )」

意識を保ったまま、彼女の許容できるギリギリいっぱいの快感を舌先から送り込まれて、膣粘膜の開発を通じて脳の芯までを快楽とセックスの飢えに漬け込むための愛撫。
ぴちゃぴちゃと音が響くたび、舌先が膣口を拡張するようにほじるたびにびっしょり発情の汗に濡れた引き締まった足が揺れ、横抱きのがに股で抱きつかれた腰を卑猥にしゃくってしまう。
気付けばユキナの唇は先ほどよりも近く――それこそ身じろぎ一つでキスしてしまいそうなほどに鈴口に近づいてしまっている――同時に、不自然な体勢は手の動きを制限してしまい、そのことに気付いたユキナは何か罪悪感にかられてしまった。

(こ、これ、シンジは……こんな、いっぱいしてくれてるのに、あたししないなんて……なんか、不公平だし、そう、等価交換なの!)
「は……ぁぷ、はぁ (れるっ)」
「!?ユキナさん?ちょ……いきな……ああっ (おお、予想外♪もう少し焦らさないといけないと思ったけど……)」

そう理由をつけてしまえば、舌を伸ばしてそこを舐め上げることにためらいはない。
むしろ、そうやって初めて舌に感じる男の体液を心地よく感じながら、目を瞑り眉をひそめてのひと舐め、眉がゆるむ二度目、三度目では舌を大きく伸ばして――気付けば

「は、んむ(ちゅぷ)ふぉ……む、んぅ (ぴちゃ、ちゅるっ)は……ぁぷ (ちゅう、れろっ)」

亀頭を半ば咥えたまま、その粘液を舐めしゃぶるように舌を使うようになってしまっている。
それも舌だけを恥ずかしげに伸ばすと言った最初の方の物とは異なる、喘ぐ息に大きく開いた唇からはしたなく舌を突き出してべろべろと舐め上げる激しい物だ。

(あ、あたし……こんな、やらしくなっちゃってる、エッチな音立ててぺろぺろして……でも、止まらない、もっと欲しいの……

自分の状況の卑猥さに羞恥が響くが、それはむしろ今の快楽に彩りを添えることにしかならず、だからユキナは自分からさらなる羞恥を求めてちゅばちゅばとわざと激しい音を立てて亀頭をしゃぶり咥えてしまう。
必死さに追い立てられて亀頭の高い雁に唇を引っかけられ引き延ばされ、酷く淫らな形に顔を歪まされているが

(あいにく見れないのが……まあ、今度本格的にフェラチオ教えるときにじっくり観察しよっかな♪)

見えないそれを想像するしかないシンジは次の雪辱を心に誓う。
一方でそんなことなど知らないユキナは、いよいよ必死に、妙な味のするぬめりを追うように咥えたまま舌を伸ばして結果として咥えたままの裏筋責めという中位テクニックを自己修得してしまっている。
追いかけているそれは、勿論シンジとミナトのセックスの名残なのだが

(これっ、これ変な味なのにドキドキして飲むともっと腰のあそこの奥熱くなってそれシンジに広げられると凄く気持ち良くてだからもっともっともっと

いまや丁寧に膣口までを舌で広げ解され、奥深くの腺を目覚めされられてねっとりと濃い愛液を溢れさせるようになっているユキナには忌避の対象ではなく悦んで求める物であり、追いかけるように唇を伸ばしてしゃぶりつきながら、ペニス半ばにも届かない辺りで呑みきれなくなって顔を引き、また首を振る繰り返しになっている。
そのたびに吹き出す、意図して吹き出している魔の先走りはユキナの唇を、舌を、口腔を全てシンジの物とマーキングしてしまう。
当然、その液は嫌悪を忘れきってしゃぶり飲み込むことで全身にも周り――そうして、どれくらいの時間が過ぎたか、シンジの舌をきゅっきゅっと小刻みに締め付けて腰が震え、限界に達したと見て取れた瞬間に状況が次の段階に進む。

「っぱは っはー、はぁっ、はふ……ねっ、ねえ、シンジ……ま、まだ、その、したい?(ってこれじゃ私が誘うみたいでそうじゃなくて!)そ、その……口疲れ――っ♪そっ、そう口、疲れて、これ以上無理だから、その!」

全身の疼きと共にシンジの巧みすぎるクンニによって膣性感を開発されきってしまったユキナが、とうとう誘惑に――つい先ほど教えられた挿入での、セックスでの絶頂の飢えに――負けてしまったからだ。
それでもそのままおねだりするのは恥ずかしいのか、理由を付けて迂回して目的を果たそうとするが、勿論それはシンジにはお見通しで。

「でっ、でも……うぅっ ゆ、ユキナさん、今ゴム無いって……そ、それなのにしたら、全部、精液全部ユキナさんのあそこ注いじゃうよっ」
「っ!あ、ぁ ?(どぷんっ)そっ、そうっ、だけどでもっ、このままっ、じゃ、あ、あ シンジっ、つらいでしょだからっ、しかたないの、してあげるんだからいいのっ!」
(しちゃうよ、今度はさっきでもあんな凄く気持ち良かったのに直に触ってそうきっとホントのセックスしちゃうのそれで奥でイってるときにどぱってなったらどうにかなってどうなっているかもわかんなくなっちゃう

シンジは意地悪く、ユキナが忌避した理由を改めて持ち出して、それを仕方なくと言う言葉と、内心での自覚の二つで自分から否定させてしまう。
セックスの快楽を教えられ、キスでたっぷり心を解され、交互クンニで逞しい牡への期待と媚薬唾液による膣肉の疼きを呼び覚まされてしまって。
今のユキナにはその未来図はどうしようもないほど魅力的で魂を解かしてしまうような魅力に満ちており、それを示した躰が真っ先に答えを返してしまう――すっかりむき出しにされたピンクの膣口から、濁った愛液、本気汁――が飛沫くようにあふれ出してシンジの鼻先に滴を飛ばした。

「じ、じゃあ、するよ……」
「いっ、いいわよ……そのっ、仕方なくなんだから……わ、私からは動かないからね?」
「そ、それじゃあユキナさんのあそこをオナニーの道具に使うみたいじゃないか……「!ぁ、そ、そうねやっぱ」で、でもごめん、もう限界だよ!」

そして、むしろせわしないとも言える動きでユキナが転がって仰向けに許しを与えるのと、それに合わせて向きの入れかわったシンジが責めの言葉を放ち、それを認識させた上で挿入するのはほぼ同時。
自分の躰が自慰の玩具に使われる、そんな卑猥なイメージは強いショックと、それと同じくらいの異常な興奮を呼んで、狭まった膣肉がシンジの魁偉な肉に押し広げられる快感をより強く受けてしまう。
しかもシンジの責めはなおとどまることを知らない。

「ぅあ、あ、凄い、出るっ、出るよ――お
「んひぃっ ?あ、や、あ゛ や、ビューって、出てる、なかっ、奥でてるそんな、ひどい私のあそこっ、玩具にして、イく、なんてぇ……ひ あ、まだ、ビュッてへぇ
(やだこんな、わかんないはずなのに解っちゃう、中でビューって、せーしびゅーってされるのすごいきもちいいダメあとすこしだけどこれ入れたばかりでだからでイったときこれ重ねたら私絶対中毒しちゃう 無しで生きていけなくなっちゃうよぉ

(お、実はこれ結構なキーワードだった?……ははあ、女としてのコンプレックスの裏返しで、そう言う現状、女として劣等だって言うのにも刺激受けるんだ♪)

意図して射精を行い、貯め込んだ精液――唾液の比ではない強烈な媚薬変性済みの――をたっぷり思い知らせる形で注ぎ込んだのだ。
これだけ肌を触れ合わせ、心の境界を密着させていればそんなユキナの情動は文字通り手に取るように理解できて、射精するたびにきつく、まだまだきつく締め付けることしかできない膣肉の動きを楽しみつつさらなるとどめの計画を一瞬で立てる――とはいえ、壊すのではないのは彼なりの優しさと言うべきだろうか。
射精を止め、只でさえイききれないところに媚薬精液を注ぎ込まれておかしくなりかけの、オナホール扱いを自分で導いてしまったショックに震えるユキナに優しく囁いたのだ
「じゃあ、しっかり愛し合うセックスしよう」
と。

効果は劇的だった。
目を見開いて文字通り鼻の先のシンジの目を見つめたユキナは、促しもしないのにシンジが腰を引いて未だ僅かも萎えないペニスを引くと縋るように首に腕を絡みつかせて抱きしめ、突きこまれると唇から言葉を垂れ流しにし始める――愛の言葉を。

「あ、シンジっ、しんじぃ これっ、すごいよ、シンジのあれ、お、おちんちんっ すごくおくそうそこおっ好きっ、すきなのシンジこれ好きぃっ

く、くっと押し込む動きに膣奥のポルチオ性感を開発され始める、その悦びを好きと訴え

「はひぃっ そ、れ、そこもすごくてダメ、よすぎてすきになるからだめぇっ や、あ゛、あっ、あっ そ、そこばっかりばかっ、シンジすきっ、すきいぃっ

たっぷりクンニで覚えさせたGスポを雁で耕し掘り起こされるたびに想いに満ちた言葉でなじり続け

「あ、それっ、おくぐりってこねるの好きぃ それもっ、ずぽずぽもすき、ぜんぶ好きシンジぜんぶすき、だいすきいぃっ も、好きになりすぎてこわいからっ、あれ、あれして終わって、ビューって、射精――しっ、しゃせいそうしゃせいしてユキナのあそこびゅーびゅーしてイかせてえぇっっ

直にふれ合い絡み合う肉からの快楽を涎を垂れ流しに訴え、あまりの快楽に終わりを願い――それによって自分の言葉で盛ってオーガズムへと駆け昇ってしまう。
そんな叫びに応えないほど薄情ではないシンジは、彼女の絶頂を見極めてその頂点で射精の弁を開いた。

「イくよっ、ユキナさ――んんぅッ
「ひっ、あ゛ あー、あ゛ーーっっ お すご、イ、くイくうっ あ、まだ、まだこれやっぱりすきこれせーししゃせいだいすきぃ、ひいぃっ とけちゃうあそこおくとけるのきもひよすぎてとへ、ひゃああぅぅっ

完全にユキナのオルガと同調して浴びせられる精液は、彼女の年齢としては味わってはならないほど深く濃い絶頂を味わわせてしまう。
投げ出されたなめらかな、汗と淫液で濡れた足が本能と快楽でぴんと突っ張りその結合部をより深く繋げあい、生まれて初めて膣奥で味わわされる精液を更に求めて。
シンジの射精の脈打ちが7度弾けるまでの間、延々とどぎついピンクのオーガズムに彼女を曝し続けた。

「ぁ、はっ、はぁっ はひ……んぅ?あ んふ、むふぅ (ちゅぷ、ぬちゅっ)んー、んっ、ふむぅ、んーっ (ちゅくちゅっ、ぬりゅっ、くにるっ)」
(ああ凄い射精されてイくのってやっぱり凄い好き大好き気持ちいいのキスもこんな溶けちゃうみたいで駄目覚えちゃったホントにこれ無しじゃダメになっちゃうよ

仕上げとばかりに、ユキナが何かを求めるように唇を揺らせばシンジはそのまま深いキスへと移行する。
そうして、後戯のキスの味までしっかり覚えさせ――それで居てなおシンジは終わらない、まだシンジの計画は終了していない。

「――ぷは。ユキナさん……」
「あ な、にシンジぃ もう少しこのま「いや、その……まだ続けたいんだ」え?――っひいいぃぃっっ ?」

蜜のしみ出しそうな甘い声で言葉を返しかけたユキナの台詞は、シンジがまた腰を引くことで全く勃起が衰えていないことと、イったばかりの膣肉を張り出した雁で擦り上げられる強すぎる快楽で甲高く跳ねた。
めくれ爆ぜそうな感触に怯えて必死に息んで抜ける物を食い締め、たっぷり亀頭を柔らかな肉で咀嚼させられてから改めてゆるゆると押し込まれるのに、背筋の溶けそうな快感と共に戦慄を覚えたユキナは叫んでしまう

「やっ、それっ、まただめっ!や、このままじゃ死んじゃう!」
「じ、じゃあ、早く終わらせられるように、協力してよ」
「するっ、何でもするからまたするのはっ、またあんなすご――ンぐぅっ くっ、それ、このおくのまたずぽずぽひちゃらえぇっ こわいのっ、こわれるわたひこわれひゃうからだめへえぇっっ
「じゃあ、まず足も僕の腰に絡めて――」
(あはは、快感に怯えるなんて可愛いよ、じゃあもっと可愛くなれるようにもっと気持ちいいセックスのやり方教えてあげるからね♪)

イききったばかりでまたさらなる高みに追い込まれる、それに期待を覚え馴染んでしまいそうな自分に恐怖したユキナにシンジは取引を持ちかけた。
その取引に応じるしかないユキナに悪辣にもシンジはさらなる快楽のためのセックスを教え込んでいく。

「や、あ゛、あっ !ふか、いこれつながっちゃうさっきよりもっとおくっおぐぅ、ひ イくッ、イくのにまだイってるのにダメおくだめもっとよくなるだめへええぇぇっっ

ユキナは三度目の射精までで腰にしっかり足を絡めて、深く繋がりあうことでポルチオでさらに深くイくことを覚え込まされ、その見返りに子宮口に射精をされて浴びせられる奔流のようなオルガを与えられた。
怯えたはずの二度目のそれより更に強いオーガズムを味わわされたことに対しての抗議はキスで中断させられ、すっかりしなだれてしまった媚精液まみれの子宮口にも同様にキスを与えられて蕩かされ、次のセックスに同意させられた。

「お、お゛っ !これっ、あ、イくッ、のにもっとイくッ、自分でイっちゃうこしとまらないイくまたイくっ!っひいぃっ ダメこれすごいまたイけるイけひゃううぅぅっっ!」

四度目の射精までで教えられたのはイきっぱなしと感じていた状態を、自分から腰を振り立てポルチオを、Gスポをこすりつけてアクメの波を作ることで立て続けのオルガに変え、それによってシンジの絶頂にタイミングを合わせること。 
ご褒美にとわざと引いてなされた射精で膣をザーメンで満たし、それを時間を掛けて捏ねてひだの隙間全てにねっとりと塗りこまれることを繰り返し言葉で宣言され、卑猥さに意識だけでユキナは何度もアクメを貪り続けた。
尽きたはずの体力はシンジとキスをしている内に戻り、脱力して舌を弄ばれるだけだったのがみずから絡めだし吸い立てはじめて気付かれ、許可もないままセックスの再開をされ、それに自分から悦んで合わせた。

「や、あ゛、あ これえっ、つながっちゃうクリも乳首もおくおまんこ奥とつながってるくりってするとイくのすごくイくのおぉっ っあ おっきくびくってイくのだすのねっ、せいえきだして、そう一緒にイけるあわせられるいつでもビュッてされたらイくから――あ゛ーーーっっ あ、愛してるのっ、そうこれ――ううんシンジっ、シンジあいしてるからもっとビューって――えへえぇっっ あ゛、も、くるう狂っちゃうすきあいしてるからいいからもっとこわしてえぇっっ

最後にはしている間もユキナ自身でも快感を追うさらなる手だてとして乳首を、クリトリスを自分の指で扱かされた。
今までの自慰が児戯だと思わされる巧みな方法を教えられ、開花させられた膣感覚に負けない生まれついてのクリトリスっ娘でもあることを思い知らされたユキナは最後まで指を離さなかった。
五度目だというのにシンジの射精はそれまでよりもずっと多く、子宮口に密着して直接注ぐという宣言に繰り返し愛してると叫び立てオーガズムに意識が飛ぶたび次の射精で起こされ愛を誓わされた――自分から歓喜と共に誓った。
錯覚かとも思える子宮が膨らまされていくような感覚が、膣の絶頂と子宮口のオルガ、扱く指の止まらないクリトリスからのアクメと混じり合うと、ユキナの精神はシンジの「力」のアシストが無くなったこともあって濁流のようなオーガズムに呑まれそのまま眠りに堕ちてしまった。



◆   ◆   ◆




「ふう……」

そしてシンジであるが、義姉妹二人を一晩で頂くのはさすがにそれなりに負担になる様だ――まあ無理もない、だまし取ったとはいえ神にふさわしいその力は移動事故で大半が散逸してしまっているのだから。
それでも真っ先に回復した力をこうして美女美少女を籠絡するのに使う辺りがいかにも新米中学生神様、と言うべきか――どれだけを赤い世界で過ごしてきたかはともかく。

「まあ、うまくいったかな……けどさすがに疲れた……ぁふ、まあ、細工は粒々仕上げをご覧じろ――明日まででどのくら…なる、か―ぁ」

そして、シンジはユキナと繋がったまま、身繕いすら放り出して覆い被さるように眠りに入った。
それでも眠りのギリギリの所で布団を引き上げ、ユキナの手足が飛び出ないようにと気遣いつつの動きは、かろうじてかつてのシンジの優しさが、どうにか良い形で残っているのだと見ることも出来たかも知れない――いささか牽強付会が過ぎるかも知れないとしても。
少なくとも、ユキナの髪に鼻先を埋めるようにして眠りこけるその顔だけを見るならば、そう信じることは割合容易かったかも知れなかった。



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