INNOCENT TABOO

- case Mana -U


written by PDX.


「マナちゃん、もういいかしら?」
 マナが落ち着きを取り戻す頃合いを見計らって、ユイが声をかける。
「あ……先生」
「ふふっ」
 ちゅ、と軽く唇を重ねるユイ。
「ファースト・キスはシンジにあげちゃったから、もう私もマナちゃんにキスしてもいいわね?」
 キスしておいてからわざわざそう尋ねるユイ。
「あ……はい、先生」
 ぽっ、と頬を染めるマナ。
「あ、あの、先生。先生とシンジさんって、キスもしているんですよね?」
「えぇそうよ」
「いつも、あんなキスしているんですか?」
「ふふっ……その時次第ね。ほんの軽い挨拶程度なら、今マナちゃんにしたようなキスだし、ベッドの中で愛し合う時はもっとHなキスもするわね」
 先ほどのキスよりも淫らなキスというのを想像して真っ赤になるマナ。
「いいなぁ……シンジさんや先生と、いつもあんなキスができるなんて」
「これからはマナちゃんもいいのよ。ね、シンジ?」
「う、うん」
「でもここに来ないとできないし……」
「だったら今度、シンジとデートすればいいわ。恋人候補のガールフレンドなんですもの」
「はいっ!」
「でもシンジったらシャイだから、あまり人前や目に付くところでおねだりして困らせたりしないであげてね」
「はい」
 少し残念そうなマナ。彼女としては、強力なライバル達に対する牽制をしたかったようだ。
 もっとも、アスカやレイの目の前で見せつけるようなキスをしようものなら、シンジは翌朝の太陽が拝めないかもしれない。
「じゃあマナちゃん……せっかくのワンピースが皺になっちゃうといけないから……」
「あ、はいっ」
 服を脱ぐように促すユイの言葉に従い、立ち上がって服を脱ごうとするマナ。だが、ユイはそんなマナを制した。
「待ってマナちゃん。シンジ。あなたが脱がせてあげなさい」
「ええっ?」
「ふふっ、いいわね、マナちゃん?」
「あ……はいっ」
 マナは脱ごうとしていた手を止め、立ったままシンジに背中を向けた。
「さ……シンジ」
「う、うん」
 どうやら彼には拒否権は与えられないらしい。内心ドキドキしているのを顔に出さないようにしながらマナの背後に立つ。
「それじゃ、脱がすね」
「はい」
 ワンピースの背中にあるファスナーに手をかけ、ゆっくり引き下げる。
 小麦色に焼けた背中。スクール水着の形にくっきりと残る白い肌とのコントラストにあらためてドキリとする。
 ファスナーを下げきったところで肩紐をずらし、片腕ずつ抜いていく。マナも手伝ってくれるので簡単だ。
「あっ」
 ワンピースがぱさり、と床に落ちる。ショーツとソックスだけという姿になったマナが、羞恥の故にか小さな声を上げる。
 シンジに見えるのは、小さな背中と細い腰、そして真っ白なショーツに包まれたヒップ。それは、ユイの成熟した肉体とは比較にならない幼いものであった。以前のシンジであればコドモのハダカとして、欲情の対象にしたりはしなかったであろう。だが、今は違う。マナの肢体は、シンジの目に可憐な、愛らしいものとして映っていた。
 だから、彼はマナの身体を、背後からそっと抱きしめた。
「あ……」
 小さな身体をぎゅっと抱きしめる腕。悪戯な手が、胸の膨らみを包み込みやわやわと揉みしだく。お尻に当たる堅いものを感じ、シンジが自分に欲情しているのだと察するマナ。
「可愛いよ、マナちゃん」
「……はい」
 シンジが自分を性的な対象として見ているという事が、マナにはとても嬉しかった。
「あっ……」
 シンジの右手が、ショーツの上からマナに触れる。
(マナちゃん……濡れてる……)
 しっとりと湿り気を帯びたクロッチを確かめるように撫でる。
「ああん……」
 恥ずかしいところをまさぐられ、甘い声を漏らすマナ。その声に情欲を煽られるシンジ。
 床に膝をついて、ショーツのゴムに手をかける。その手がさがるにつれて、コットンの下着が、ゆっくりと引き下ろされていく。
「あ……」
 彼の目の前で、少女のすべてが剥き出しにされる。異性であるシンジの視線に晒され、羞恥に身震いするマナ。
 一番下まで下ろされたショーツから足を抜く。これで、彼女が身につけているのは両足のソックスだけになった。
「マナちゃん」
「は、はい、先生」
「ソファに座って。シンジ、ソックスも脱がせてあげなさい」
 ユイの言いつけ通りにソファに腰掛けるマナ。
 彼女の背後にいるシンジからは今まで背中とお尻しか見えていなかったが、胸も大切なところもばっちり見えてしまう。
 真っ赤になりながらも、マナが身体を隠そうとしないのはユイにあらかじめ指図されているのだろう。シンジも、ユイに何か言われる前にマナの履いているソックスを脱がそうと、小さな足を手にとった。
「きゃはっ」
 くすぐったかったのか、マナが可愛らしい声を上げる。反射的にごめん、と謝ろうと顔を上げたシンジはそのまま固まってしまった。
 彼の視線の先には、当然の事ながら全裸のマナがソファに腰掛けている。
 シンジが手にしている足を持ち上げているため、片方の膝を上げた姿勢だ。そのせいで、開き気味の脚の付け根がばっちり見えてしまう。
 まだヘアの生えていないつるつるの恥丘。その下には、切り込みが一本縦に走っているだけのシンプルな性器。
 ユイの成熟したそこしか見たことのなかったシンジには、その幼い秘裂はひどく新鮮なものとして見えた。そんな幼い少女を相手に淫らな行為に及ぼうとしていることにいささかの罪悪感を感じつつも、マナにとって初めての相手になれるということが誇らしく思えてきた。
 シンジの視線で局部を射抜かれながらも、ユイの言いつけを守ってそこを隠そうとしないマナであったが、やはり恥ずかしさに耐えかねて視線を逸らしてしまう。
(か……可愛い……)
 少年達の視線を全身に浴びようが余裕たっぷりのユイ相手では決して見ることの出来ない表情。少女の恥じらいのしぐさがシンジの体温を高める。
 どぎまぎしながら、見ないよう見ないようにしながらもちらちらとマナの局部を視界に入れつつソックスを脱がしていく。やがて、小さな足は二つとも剥き出しにされ、マナは文字通りの全裸となってしまう。
 まだ明るいリビングのソファに座った少女のヌード。どこかシュールな、しかし美しい光景だった。
「さ、シンジ。あなたも脱ぎなさい」
「えっ……か、母さん、いつの間に脱いだのさ!?」
 驚く彼の視線の先には、すでに一糸纏わぬ姿になった美母が微笑んでいた。確か、シンジがマナのショーツを脱がせた時はまだ服を着ていたはずだというのに。
「そんなことはどうでもいいの。レディだけ裸にしてあなただけ服を着ているなんておかしいでしょう? 早くお脱ぎなさい」
 こうなったら何を言っても無駄なのがユイという人物だ。シンジは諦めて立ち上がり、服を脱ぎ始める。ズボンを脱ぐと、元気なものが下着を押し上げてテント状になっているのが誰の目にも明らかだった。
 好奇心に輝くマナの視線が痛くてそこを隠そうとしたが、ユイにぴしゃりとたしなめられてしまう。
 先にマナがシンジの前にすべてを晒しているのに、自分は隠そうなどとはなにごとか、と。既にマナの愛らしいヌードをすみずみまで観賞したシンジに返す言葉があろうはずもなく、彼は二人に見つめられながらストリップを続ける羽目になる。
 そして、最後の一枚。
「きゃっ」
 下着という戒めを解かれたシンジの分身がびょん、と勢いよく頭をもたげたのを見て小さな悲鳴をあげるマナ。
 まだ開き直りきれないシンジが、もじもじしつつソファに歩み寄る。マナの視線は彼のものに釘付けであるが、これはお互い様と言うものであろう。
 そして、シンジが再びマナの隣に腰掛ける。先ほどのように寄り添い、肩を抱く。二人とも、お互いに全裸だということを意識して真っ赤だ。
「……」
「……」
 しばし沈黙がリビングを支配する。やがてシンジが、先ほどの行為を再現するかのようにマナと唇を重ねる。
「んっ……」
「ん……」
 舌と舌とを絡め合う濃厚なキス。マナも少しは慣れてきたのか、臆することなく積極的に自らシンジの舌を求めている。
「ふふっ……」
 筋のいい教え子の姿に満足するユイ。以前、愛撫や自慰のしかたを教えた時も、マナは順応性の高さを発揮していた。
 くすぐったがりという体質は、性感度の高さの裏返しであった。
 実際、ユイの手ほどきにより愛撫と自慰の経験を重ねていくうちに、幼い肉体は過敏なまでに感じやすいものへと華開いていった。
 そして今もシンジの手で胸を撫でられて甘い吐息を漏らしている。
 先ほどと同じように、唇を重ねながらマナの胸を弄っているシンジ。薄い桜色の先端は、すでにツンと尖りきり、少年の指先の餌食となっている。
「あ……」
 マナの胸を十分に堪能したのか、シンジの手が脇腹を撫でながら下へ下へと降りてゆく。細いウェストをなぞって、可愛らしいヒップにタッチする。
「あ……あん……」
 ぐい、と小さな身体を引き寄せ、正面から向き合うような姿勢で抱きしめる。
 左腕で細い腰を支えて、密着しながらの濃厚なキスを強いる。同時に、右手でヒップを撫で回し、その指先がいよいよマナの処女地に狙いを定めた。
「はいそこまで」
「いたたたた!」
 突然、ユイがシンジの手の甲を抓り、それ以上の愛撫を禁じてしまったのだ。
「何するのさ母さん?」
「……」
 ユイの仕打ちに抗議するシンジと、声には出さないものの不満そうなマナ。
「マナちゃんのことを気持ちよくしてあげる前に、しておきたいレッスンがあるのよ」
 ふふっ、と微笑むユイが、ソファに座っているシンジの前の床に座る。
「マナちゃんもこっちにいらっしゃい。男の子の身体についてのレッスンよ」
「「!!」」
 ユイの真意にようやく気付く二人。彼女は、マナが快感に溺れて右も左も分からなくなってしまう前に男性器の扱い方を教え込むつもりなのだ。
「さ、マナちゃん」
「は、はい」
 ユイに誘われるままに彼女の横に座るマナ。
 正面から二人に下半身を直視されて居心地悪そうにしているシンジであるが、そこを隠すどころか大きく脚を広げて何もかも見せるように言いつけられてしまう。
「……」
 真っ赤になって、しかしなすすべもなく視姦され続けるシンジ。
 ユイのレッスンとは、彼の股間のパーツをひとつずつ指さし、それが何であるかマナに答えさせると言うものだった。亀頭、陰茎、陰嚢、会陰、肛門……ただ名前を教えるだけではなく、どういう器官であるか説明し、どのように愛撫するのかも丁寧に教えている。さらに、どう思うかもマナに答えさせるため、シンジの羞恥心はさらに煽られることとなる。
「皮が被っているのが分かるかしら?」
「はい、カセイホウケイですよね」
「そう。あなたや私のクリトリスと同じなの。さ、剥いてあげて。敏感だから、そっと、ね」
「はい」
 小さな手で包皮を剥かれ、先端を露出させられる。
「手触りはどうかしら?」
「ツルツルしてて……柔らかいけど、堅いんですね。それに、やっぱりピンクで綺麗です」
「や、やっぱりって?」
「ビデオで見たんです」
「び、ビデオって、か、母さんっ!?」
「ええ、ケイタくんが撮ってくれたビデオのことよ。ふふっ」
 ユイがシンジのものをしゃぶっている映像か、あるいはシンジがユイの上で腰を振っている映像か。シンジのものの色がはっきり分かるという意味ではおそらく前者であろう。
 たしかあのビデオは、ノリにノッたユイがシンジのアヌスに指を挿入し、前立腺への愛撫だけで彼を飛沫かせる場面がクライマックスだったはずだ。
 排泄器官を責められて喘ぐ姿を、目の前にいる美少女に見られ、そして今、その孔を彼女の視線に晒していると思うと、恥ずかしさのあまり泣き出したくなってくる。
「さぁマナちゃん、シンジのことを可愛がってあげて」
「はいっ」
 小さな手が、はちきれんばかりのものを撫で回す。横で見ているユイが時々アドバイスを入れ、ぎこちなかった愛撫は次第に的確なものへと変わっていく。
「あ……ぅぁ……」
 好奇心に目を輝かせるマナに見つめられる羞恥と、幼い彼女に愛撫させているという背徳感に煽られ、興奮に喘ぐシンジ。
 その異常な状況のせいか、いつもより早く限界を迎えてしまう。あるいは、ユイと違って愛撫する側が手加減出来ないからかもしれない。
「あ……ああ……もう……」
「マナちゃん、シンジがそろそろ出すわよ。ちゃんと見てあげてね。あと、あまり側だと顔にかかっちゃうから気を付けてね」
「は、はい」
 自分の指先がシンジを悦ばせているのだという自覚のせいか、マナの息も少し荒い。
 そんなマナの顔を汚す様を想像し、シンジのボルテージがさらに高まる。そして、弾ける。
「ああっ!」
‐ピュッ!‐
「きゃっ」
「ぅああああっ!」
‐ビュッ! ビュッ! ドピュッ!‐
 マナの手の中で何度も震えるモノが、その度に白熱した弾丸を打ち上げる。マナが距離をとっていなければ、愛らしい顔は降り注ぐ粘液のせいで真っ白になっていただろう。
 初めて目にする射精に驚きつつ、それでも好奇心が勝るのか瞬き一つせずにシンジを見つめるマナ。
 白濁をまき散らす男性器官だけでなく、快感に呻く彼の表情もしっかり見ていた。
(シンジさんって、やっぱり可愛い!)
 彼自身にとってはあまり嬉しくない評価であろうが、とにかくマナはそう感じた。
 ユイに見せられたビデオの中で、ムサシやケイタのものとは異なり不潔感を感じなかったのだ。
 だから。何のためらいもなく、それにキスすることが出来た。小さな唇が、ちゅ、とシンジの先端を軽く吸った。
「あぁぅっ!」
 その大胆な行為に驚いたのはシンジである。ついさっきファースト・キスを経験したばかりの少女が、自ら唇の処女を捧げてくるとは思ってもみなかったのだ。
 ビデオの中では、ユイが彼のものを隅々まで舐め回し、弄んでいた。
 だからマナも、同じように愛撫すべきだと考えた。そうすればシンジが悦ぶ。そう思って、小さな舌を伸ばしてピンク色の頭部を一舐めした。
 ちろり、ちろり、と舌が蠢くたびに、マナの手の中のものがヒクヒクと震える。
(シンジさん、気持ちいいですか……?)
 そんな心配は無用であった。少女の未だぎこちない口唇愛撫は、それでも十分にシンジを悦ばせていた。
「ああっ……あぅ……」
 少年の唇からこぼれる甘い声が、マナの体温を高める。隣にいるユイが、さらにそれを煽る。
「どうかしら? マナちゃんのお口は気持ちいい?」
「ああ……すごく……気持ちいいよ……あうっ!」
 シンジのものを舐めるばかりだったマナが、小さな口をいっぱいに広げてそれをぱくりと咥え込んだのだ。
「そうよマナちゃん。歯を立てないように……そうそう」
 ユイに導かれ、頭を前後に動かしてシンジのものを唇で扱くように刺激するマナ。口の中で蠢く舌が亀頭を攻め続けるため、シンジは次第に追いつめられていく。
「あ……ああ……」
 いつしかマナの頭に手を置き、優しく撫で回している。もっとも、ユイの目には、少女に更なる奉仕を求めているようにしか見えない。
「そこで吸ってあげて」
「むむ」
「ああっ!」
 亀頭を包み込むように咥えられ、そのまま吸い上げられる。今にも達してしまいそうなのを必死で耐える。
「そうそう。そのまましゃぶり続けてあげて。もうすぐ出しちゃうと思うから、むせないように気を付けてね」
「む」
 ユイの指示にうなずくマナ。
 そして、シンジを咥えたまま、よりいっそう丁寧にしゃぶりあげる。
「あ、あ、も、もう! ああああっ!」
 口の中のものが、一瞬大きく膨れ上がったかと思うと、次の瞬間熱いものがマナの口に溢れかえった。
「うううう〜〜っ!」
 話には聞いていたが、やはりその味と臭いは少女の想像を超えていた。
 しかも、最初の一撃に続いて二度、三度と注ぎ込まれてしまい、飲み下す余裕もない彼女の口から溢れた滴が、唇の端からぽたぽたと滴り落ちた。
「あ……ああ……」
 マナの口を犯し尽くしたシンジが、未だ萎えぬモノを引き抜く。二人の間に、白い架け橋が一瞬架かる。
「う〜〜っ」
「よくできたわ、マナちゃん」
「う、ん……」
 口の中のものを飲み下せず、かと言って吐き出すことも出来ずに困惑するマナをねぎらうユイ。
 そのままマナと唇を重ね、少女の口の中を満たす液体を舐めとり、啜り取り、全て飲み下す。
「ん……ん、んん……」
 ユイの舌で口の中を隅々までしゃぶられ、清められるマナ。巧みなキスの前にすっかりとろけきり、なすがままになってしまう。
 長い長いキスがようやく終わり、解放されたマナを抱き寄せてソファの上に引き上げるシンジ。
「気持ちよかったよ、マナちゃん」
「あん……あ……ん……」
 今度はシンジによるキス。マナは再び夢見心地にされてしまう。
 マナの背中に廻されたシンジの手が、いつの間にかヒップを撫でている。お尻の丸みをなぞるように愛撫していた指先が、少しずつ中央に沈んでいく。
「ん……!」
 ユイが邪魔をしなかったため、シンジの手が今度こそ本当にマナの処女地に触れた。羞恥と快感に呻くマナ。
 唇の処女を捧げ、清らかな口を精液で満たされた興奮のせいであろうか、彼女のそこは、先ほどまで触れられていたかのように潤みきっていた。



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