DQ4 PS版会話収集ファイル
(カッコ内は管理人の注釈です。★がついている台詞は仲間会話です)

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第1章 王宮の戦士たち その1
バトランド・フィールド・イムルへの洞窟・イムル


第1章 王宮の戦士たち

これは バトランドという 小さな国の
王宮戦士の物語。
          ▼
ライアン つまり あなたも
その王宮戦士の ひとりでした。
          ▼
ある朝 王さまは 戦士たちを
お城の広間に 呼び集めました……。

*「これより 王さまから        (大臣)
  そなたたちに お話がある。
  心して聞くように。
王「みなのもの 楽にしてよいぞ。
王「さて 話というのは ほかでもない。
          ▼
王「最近 子供たちが
  いなくなるという うわさは
  お前たちも 聞いておろう。
          ▼
王「けさも イムルの村より
  母親たちが 涙ながらに
  うったえてきておる。
          ▼
王「なにゆえ 子供がいなくなるのか?
  何者かが さらっているのか!?
          ▼
王「この国の王として もはや
  ほうっておくわけには いかぬ。
          ▼
王「ことの真意をたしかめ
  このわしに 報告せよ!
  ゆけ! わが戦士たちよっ!
*「戦士さま! お願いです。
  どうか 私たちの子供を
  さがしてください。
          ▼
*「あの子は まだ生きています。
  ああ でも急がないと 手遅れに
  なってしまう。そんな気が……。

王「おお そなたはライアンじゃな。
  このたびの事件 まったく
  どうなっておるのやら……。
          ▼
王「だが 根気よく 人々の声に
  耳をかたむければ おのずと
  真実が見えてくるはずじゃ。
          ▼
王「そなたの活躍を 期待しておるぞ。
  ライアンよ。

*「ささ 何をしておる。       (大臣)
  はやく ゆかぬか。
  他の戦士たちに おくれを取るぞ。

(バトランド城1F・昼)
★フレア「あの……お城になにか用が?
  夫はイムルの村と聞いたのですが。
★ホイミン「ぼく お城に入るのなんて
  初めてだから キンチョーするよ。

*「ライアンどの。
  戦いでキズついたら ムリをせず
  町に戻り 宿にとまるのですぞ。
★ホイミン「魔力がなくなったら
  ぼくも ひとばん休まないと
  ホイミが使えるようにならないの。

*「長旅になりそうなら 道具屋で
  薬草を買ってゆくといい。
  そなえあれば うれい無しだ。
★ホイミン「薬草なんて いらないよ。
  ぼくのホイミで ライアンさんは
  いつでも元気いっぱいなの。

*「よう ライアン!
  まだ こんな所を ウロウロして
  あいかわらず のろまだな。
          ▼
*「ほかの連中は イムルの村に
  行ったんじゃないのか?
★ホイミン「きーっ のろまなのは
  ライアンさんじゃなくて
  お前のほうだいっ!

*「前は 夜しか出なかった魔物が   (商人)
  昼間も出るようになったとか。
  ぶっそうな 世の中ですわい。
★フレア「戦うことはできませんが
  イムルへの道中 戦士さまの足を
  ひっぱらないように 心がけますわ。

*「ライアンさま。どうか ほかの
  戦士たちに おくれを取らぬよう
  がんばってくださいまし。

*「戦士さま!
  どうか 私たちの子供を
  探し出してください。
          ▼
*「子供たちは きっと生きています。
  手遅れにならないうちに
  はやく 探し出してください。
★フレア「母親が 消えた子を案じるように
  私も夫のことが 心配なんです。
  ですから はやくイムルへ!
★ホイミン「この お母さんのためにも
  はやく 子供を見つけてあげよう。

*「私達は イムルの村から       (男)
  やってきました。
          ▼
*「しかし ここに たどりつくまで
  魔物どもに おそわれ
  何度 死にかけたことか。
★ホイミン「悪い魔物ばかりじゃないよ。
  ぼくみたいな いい魔物も
  いっぱい いるんだよう……たぶん。

*「おお ライアンどのか。       (老人)
  いや何 気になることがあってな。
  ちょっと 調べておるんじゃよ。
          ▼
*「地獄の帝王なるものを
  ライアンどのは ご存知か?
          ▼
*「名前だけは 古い本に
  出ておったんじゃが 詳細は
  どこにも のってなくてのう……。
★ホイミン「地獄の帝王!
  その名前は 聞いたことがあるよ。
          ▼
★ホイミン「でも ややこしくて
  くわしい話は 忘れちゃったの。
  ぼく 忘れっぽいスライムだから。

(本棚の本)
「バトランドの歴史」
バトランドの開祖 バトレアは
まだ集落でしかなかった 当時の
バトランドを 魔物たちから守った。
          ▼
その際 天の神から さずかった盾で
バトレアは 魔物の あらゆる攻撃から
身を守ったという……。

*「ここは バトランドのお城。
*「あやしい者は 一歩たりとも
  通しはせぬ!
*「子供たちが 姿を消す事件が    (兵士)
  増えはじめたのは つい最近だ。
  一体 何者の しわざだろう?

*「町の外で 歩き続けると
  やがて 日は沈みましょう。
          ▼
*「夜は昼以上に 魔物が
  活発に 動き回ります。
  お気を付けください。

(バトランド城1F・夜)

★フレア「私は時間がおしいのです。
  特に城へ 用がないのなら はやく
  夫のもとへ 連れて行ってください。
★ホイミン「大声だしちゃ ダメだよね。
  でも ダメって言われると 大声を
  出したくなるよう むぐむぐ。
★ホイミン「歩いてる人が 少ないぶん
  昼間より 広く感じるね。

*「あやしい者は 一歩たりとも
  通しはせぬ!
★ホイミン「ぼくは あやしくないよう。

*「王さまは すでに お休みだ。
*「今夜は 宿にでも泊まって
  明日 また来るといい。
*「ふーむ……。
  調べれば調べるほど 似ておる。
          ▼
*「近ごろの天候は その昔
  魔物たちが 荒れ狂った時代に
  そっくりじゃわい。
★ホイミン「ぼく 知ってるよ。
  昔 魔物が 大暴れした時代が
  あったんだよ。
          ▼
★ホイミン「でもでも くわしいことは
  みーんな 忘れちゃったの。
  ぼく 忘れっぽいから。

*「あの子のことを 考えると
  夜も眠れなくて……。
  ああ 戦士さま どうかどうか……。
★フレア「わかるわ その気持ち。
  私も夫が 行方不明になってから
  夜は なかなか寝つけませんの。

*「ふぅー やれやれ。
  お城の見回りも 楽じゃないな。
*「ぐうぐう
★ホイミン「ぼくの夢の中には いつも
  ライアンさんと ベホイミンと
  ベホマンが出てきて しあわせだよ。
          ▼
★ホイミン「ベホイミンと ベホマンは
  ぼくの 生き別れになった友達なの。

(バトランド城2F・昼)
*「近ごろ 空をながめていると
  むなさわぎが してならぬ。
          ▼
*「何事もなければ よいのだが……。

(バトランド城2F・夜)
*「さあ 寝るぞ 寝るぞ。
  人間 やっぱり眠るときが
  いちばん しあわせでござる。
*「ぬお〜! 出たな! 怪物どもめ!
*「はっ…………。
  なんと 夢であったか……。

(玉座の間・昼)
★ホイミン「失礼じゃないかな。
  まだ人間じゃない ぼくが
  玉座の間に 来てもいいの?
★ホイミン「わあ 王さまがいるよ。
  ぼくにも 声かけてくれるかな。

*「ここは バトランド王のお部屋です。
*「まったく ここの王さまは     (詩人)
  ごりっぱな お方です。
          ▼
*「部下の ひとりひとりの
  名前まで おぼえているとは……。
  ねえ ライアンさま。

*「教会で お祈りをすれば      (大臣)
  そなたの 旅の記録ができよう。
          ▼
*「いく先々の 教会をたずねよ。
          ▼
*「そして 神に祈りをささげ
  みずからの行いを 冒険の書に
  記録してもらうのじゃ。

(そらとぶくつゲット前)
王「よくぞ戻った ライアンよ!
  しかし その様子では まだ
  あまり 進展しておらぬようだな。
          ▼
王「ともかく 一刻もはやく
  子供たちの 神隠しの原因を
  つきとめるのじゃ。
          ▼
王「そなたの活躍を 期待しておるぞ。
  ライアンよ。

(そらとぶくつゲット後)
王「ライアンよ よくぞ戻った!
          ▼
王「ほほう……。
  その 自信ありげな顔は
  なにか分かったらしいな。
          ▼
王「ふむふむ……。
  なんと 空飛ぶくつ とな?
  そうか そうであったか……。
          ▼
王「ともかく 一刻もはやく
  子供たちを 母親のもとに
  つれもどすのじゃ。
          ▼
王「そなたの活躍を 期待しておるぞ。
  ライアンよ。
★ホイミン「きっと 王さまは
  王宮の戦士の中で ライアンさんを
  もっとも頼りにしてるんだよ。

(バトランド城門・昼)
★ホイミン「ここが バトランド城かあ……。

*「城の守りは 我らにまかせて
  ライアンさんは 子供の探索に
  全力をつくしてくださいっ!
★ホイミン「消えた子供を 探すのが
  ライアンさんの使命なんだね。

*「誰かと思えば ライアンどのか。
  どうぞ お通りください。

(バトランド城門・夜)
*「城には入れますが
  王には 会えませんよ。
  夜の決まりっす。
*「王に ご報告ですかな?
  だが 急ぎの報告でなければ
  明日にしていただきたい。
          ▼
*「昼間は多忙ゆえ 夜くらいは
  王には しっかり身体を
  休めていただきたいのだ。
★ホイミン「王さまって 早寝なんだね。

(バトランド城下町・昼)
★ホイミン「人間て いいな。
  ぼくも早く 人間になりたいよう。
★ホイミン「町の人たちは ぼくを見て
  おどろいたりしないかなあ。
★ホイミン「すごい 人がいっぱいだね。
  ぼく 目が回りそうだよー。

*「ここは バトランドの城下町です。  (男)
★ホイミン「うう…あの人 ぼくを見て
  ひきつった顔をしてたよう。
  やっぱり ぼくが怖いのかな。

*「わしも 若かったころは
  王宮の戦士に あこがれたものじゃ。
          ▼
*「この じいも バトランドを守る
  戦士さまの 手伝いがしたいんじゃ。
  どうじゃろう? つれてってはくれぬか?

モはい
 いいえ

*「おお まことか!?
  では ついてゆくとしよう!
          ▼
*「ちなみに わしは戦闘は苦手じゃ。
  まったく 戦力にならんから
  そのつもりでな。
★フレア「あなたは やさしい方ですね。
          ▼
★フレア「でも お年寄りの足では
  とても あなたに
  ついて来れないと思いますわ。
★ホイミン「今日から おじいさんも
  ぼくらの仲間なんだね。
  さっそく 自己紹介しなきゃ。

 はい
モいいえ

*「やっぱりのう。
  いや ムリをいって
  すまんかったわい。
★フレア「あの おじいさん いつも
  気だけは若いんですのよ。
          ▼
★フレア「ことわられて ガッカリ
  していたみたいですが
  しかたありませんものね。

*「フレアの夫の アレクスは
  大の冒険好きでのう。
          ▼
*「湖に囲まれた 塔に
  行くための手がかりを
  探しにいったそうじゃよ。

*「バトランド王は 人がらもよく
  国民に 負担をかけまいと
  税金を安くなさっている。
          ▼
*「しかし そのぶん
  兵士たちの武器や防具に あまり
  お金を かけられないようだ。
          ▼
*「もっと 強力な武器や 防具が
  ほしければ 自分で お金をためて
  買いかえるといい。そして……。
          ▼
*「あたらしく 武器や防具を
  買ったあとは 装備しなおすことを
  忘れるなよっ!
★ホイミン「ライアンさんが 武器や防具を
  装備し忘れるはず ないよね?

 はい
モいいえ

★ホイミン「そ そんな……。
  まるごしは危険だよう。

*「わたしは フレア。
  夫のアレクスが 旅に出たまま
  帰らないのです。
          ▼
*「戦士さま! もし旅先で
  夫のアレクスを 見かけたら
  わたしに しらせてくださいまし。

*「さらわれた子供ねえ。
  イムルの村に行けば 何か
  わかるんじゃないですか。
          ▼
*「だって 子供の神隠しって
  イムルで 起こってるんでしょ。
  なら まずイムルへ いくべきっす。
★フレア「子供が 消える事件が
  起き始めたころ 私の夫も
  行方不明になったのです。
          ▼
★フレア「事件と なんらかの関係が
  あるのかもしれませんわね。

*「イムルの村でしたら お城の     (母親)
  西にある 洞くつを抜けて
  北東に歩くと たどりつけますわ。

*「子供が いなくなるって ホント?  (男子供)
          ▼
*「でも ぼくは
  もう 子供じゃないから
  大丈夫だよねっ。
*「魔物だって 町の中にまでは
  入ってこれないんだから 魔物に
  子供は さらえないはずよ。
          ▼
*「でも だったら どうやって
  子供たちが いなくなるのかしら?
  気味が悪いわね……。
*「おや? お買い物ですか?
  だったら 店にそとに出て
  カウンターごしに 話しかけて下さい。

*「ライアンどの! 知っておるか?
  作戦には 戦歴というものが
  あってのう……。
          ▼
*「それを見れば おのずと
  おのれの戦いぶりが
  わかるそうじゃぞ。

フレア「えっ? 夫のアレクスが
  盗みをはたらいて
  イムルの村の牢屋に……。
          ▼
フレア「ああ なんてことでしょう。
  信じられないわ アレクスが
  盗みをはたらくなんて。
          ▼
フレア「どうか 戦士さま!
  このわたしを 夫のもとまで
  連れて行ってくださいませ!
フレアが 仲間にくわわった!

★フレア「……。

★フレア「まだ信じられません。
  夫が盗みを はたらくなんて
  きっと なにかのまちがいですわ。
★フレア「こうしている間にも 夫は
  暗く せまい牢屋に 閉じ込められ
  つらい思いをしているんだわ。
★フレア「イムルへ行くなら 徒歩でも
  急げば 夜までにはつきますわ。
  さあ 出発しましょう 戦士さま。

(バトランド城下町・夜)
★ホイミン「むにゃむにゃ……。
  ぼくは まだ眠たくないよ。
★ホイミン「城下町でも 夜になると
  虫の声が聞こえるほど 静かだね。

*「この家の奥さんは 長い間
  帰らぬ夫を 待っているそうじゃ。
  かわいそうにのう……。
★フレア「この方だけですわ。
  私と アレクスのことを
  本気で気にかけてくれるのは。

*「どれだけ 待つ気なんだろう?
  いいかげん あきらめて この私と
  再婚すればいいのに……。
★フレア「夫がいないのを いいことに
  毎晩 毎晩 家にやってくるので
  私 とても迷惑してますのよ。

フレア「えっ? 夫のアレクスが
  盗みをはたらいて
  イムルの村の牢屋に……。
          ▼
フレア「ああ なんてことでしょう。
  信じられないわ アレクスが
  盗みをはたらくなんて。
          ▼
フレア「どうか 戦士さま!
  このわたしを 夫のもとまで
  連れて行ってくださいませ!
フレアが 仲間にくわわった!

★フレア「……。

★フレア「まだ信じられません。
  夫が盗みを はたらくなんて
  きっと なにかのまちがいですわ。
★フレア「こうしている間にも 夫は
  暗く せまい牢屋に 閉じ込められ
  つらい思いをしているんだわ。
★フレア「夜を徹して 歩き続ければ
  朝までには イムルへつけます。
  さあ 急ぎましょう 戦士さま。
(昼の場合)
★フレア「イムルへ行くなら 徒歩でも
  急げば 夜までにはつきますわ。
  さあ 出発しましょう 戦士さま。

*「え?
  子供がいなくなる 事件について
  心当たりは ないかって!?
          ▼
*「バカだね あんたも。
  そんなの 魔物がさらっていったに
  決まってるじゃないか。
★ホイミン「あんまりだよう。
  人間にとって ぼくたち魔物は
  最初から悪者なんだね。

*「キシャー!
★ホイミン「ラ ライアンさん……。
  ネコさんが いきりたってるよ。
  あまり しげきしない方がいいよ。

*「……ううっ。
  はやく 雨つゆをしのげる家で
  寝られるようになりたいです。
*「今日は もう 店を閉めました。
  なにか欲しいのなら
  また明日 来てください。
*「え〜ん。
  おしっこが したいよう……。
  でも ひとりで行くのは 恐いよう。
*「すやすや……。
*「近ごろ 魔物どもが
  チカラをつけてきたような
  気がするのだ。
*「ふ〜む。魔物がチカラを か。
  どこかで よからぬ事が
  おこっている証かのう……。

(フィールド)
(立て看板)
あやしい者を 見つけたら
お城まで! バトランド王

(洞くつの中)
★フレア「パンを盗んで つかまるなんて
  夫らしからぬ 行動ですわ。
  一体 何があったのでしょう?
★ホイミン「ぼく スライムだから
  じめじめした場所が 好きなんだ。
          ▼
★ホイミン「逆に 日差しの強い
  かわいた場所は にがてなの。
  長時間いると ひからびるから。

★ホイミン「じめじめした 洞くつだね。
  この上に 川が流れているからかな。

*「おお ライアン!
  私も これから イムルの村へ
  行くところなのだ。

(2回目)
*「こまったぞ……。
  どうやら 道に迷ったらしい……。

(3回目)
*「なに? 出口まで
  つれていってやるだと?
          ▼
*「いらぬ お世話だ ライアン。
  私は 自力で出てみせるぞ!
★ホイミン「せっかく ライアンさんが
  案内してやるって 言ってるのに
  断わるなんて 失礼しちゃうよね。

(立て看板)
森の 中では
あそばないように。

(イムル昼)
★ホイミン「ライアンさん ライアンさん。
  今日は とっても いい天気だから
  ひなたぼっこでもしようよ。
★ホイミン「うわー 人間いっぱいだね。
  でも ぼく ちょっと不安。
          ▼
★ホイミン「だけど ライアンさんと
  いっしょなら 大丈夫だよね!

*「ややっ 戦士さま!
  ようこそ イムルの村に。
★フレア「ついに イムルまで来たのね。
  さあ 戦士さま 私を夫のもとへ
  案内してくださいまし。

*「わたしは 旅の尼。
  神のお告げをうけて
  旅をしています。
          ▼
*「やがて この地のどこかに
  神の御心をうけた 若者が
  現れることでしょう。
*「にゃ〜ん。
*「パンを盗んだ男ば
  とっつかまえたのは
  おいですたい。
          ▼
*「ヤツなら 今 牢屋に入って
  おとなしゅうしとっけど
  ちぃーとも反省してなかとよ。
          ▼
*「けしからんことに
  子供のふりして 牢から
  出してもらおうとしとるばい。
★ホイミン「ぼく パン食べたい!
  パンて 人間の食べ物だよね?
  食べたい 食べたいー。

*「うちのヤツが言うには
  ププルが消えるとき おかしなクツで
  遊んでいたそうなんですが……。
★ホイミン「クツをはいて 消えた子供は
  どこへ行っちゃったのかなあ?
  妖精さんの国かなあ……。

*「けしからんことに 夜になると
  宿屋のフロを のぞくヤツが
  決まってあらわれおる。
          ▼
*「うらやましいこっちゃ。
  わしも逃げ足さえ 速ければのう……。

*「よく来て下さいました 戦士さま。
  こんなこと 子供を探す 手がかりには
  ならないでしょうけど……。
          ▼
*「あの子は 私の目の前で
  パッと消えるように
  いなくなったんです。
★フレア「子供が消える事件と
  夫が 行方不明になったことと
  なにか関係があるのかしら……?
★ホイミン「このひとは 自分の子供が
  いなくなっちゃったんだね……。
  あううっ かわいそうだよう。

*「おお 戦士さま! うちの息子も
  いなくなったんだ!
          ▼
*「いったい 何者のしわざだ!?
  子供をさらって どんな得が
  あるっていうんだよ?
★フレア「夫と私のあいだにも
  やがて子供が……。
          ▼
★フレア「子供たちが消えるなんて
  とても他人事とは
  思えませんわ……。
★ホイミン「子供をさらうなんて
  ひどいことをするヤツも
  いたもんだね。

*「地下の牢屋にいる おじちゃんは
  バトランドに住んでたんだって。
*「この村の 牢屋にいる人は
  パンを盗んで つかまったんだけど
  記憶をなくしてるようなの。
          ▼
*「いい大人なのに 心だけが子供に
  逆戻りするなんて よっぽど
  怖い目に あったんだろうねえ。

*「やや ライアンではないか!?
  おぬしも やっと イムルの村に
  やってきたか!
          ▼
*「子供のゆくえについては
  いまだ 何の情報も
  得てはいないが……。
          ▼
*「私は この地の西にある塔が
  あやしいと思うのだが あそこには
  どうやって 入ればいいのだ?

(イムル夜)
★ホイミン「夜になると 元気になる人って
  いるよね。どっちかっていうと
  ぼくは 夜型スライムなんだよ。
          ▼
★ホイミン「だから ぼく まだまだ
  眠たくないから へっちゃらだよ。
★ホイミン「静かだねー。
  みんな おうちに帰ったのかな?

*「よく来て下さいました 戦士さま。
  こんなこと 子供を探す 手がかりには
  ならないでしょうけど……。
          ▼
*「あの子は 私の目の前で
  パッと消えるように
  いなくなったんです。
★ホイミン「このひとは 自分の子供が
  いなくなっちゃったんだね……。
  あうう かわいそうだね。

*「地下牢にいる おじちゃんは
  アレクスって 名前らしいよ。
  ぼくたちと なかよしなんだ。
★フレア「地下牢は どこですの?
  さあ戦士さま 私を夫のもとへ
  案内してくださいまし。
*「これは 戦士どの。
  今ちょうど 事件のことを
  話しておったのです。
          ▼
*「私には どうも 子供達が
  かくし事をしておるような
  気がして ならんのですよ。
★フレア「あのー 戦士さま。
  夫は本当に イムルの牢屋に
  いるのでしょうか?

 はい
モいいえ

★フレア「ひどい! あんまりですわ。
  夫の居場所をエサに 私を
  連れ出すのが 目的だったのね。

*「ぐびぐび ぷはー。
  星を見ながら 飲む酒は
  最高ですな。
★ホイミン「この おじさんを見てると
  生き別れになった ぼくの友達
  大酒のみの ベホイミンを思い出すよ。
          ▼
★ホイミン「ちなみに ベホイミンは
  ベホイミが 得意だったんだよ。

*「そういや パンを盗んだヤツが
  とっつかまる前に ガキどもに
  いろいろ 聞きまわってたな。
*「う〜む わからぬ……。
  目の前で 子供が消えることなど
  ありえるのだろうか……。
★ホイミン「ヒヒーン ヒヒーン。
  あの戦士さん 顔が長いから
  動物にたとえると 馬だね。

*「アレクスちゃん。
  また明日 あそぼうね……。
  むにゃむにゃ……。
*「え? 私が フロを
  のぞいているですって?
  ふふ とんでもない。
          ▼
*「でも だまっていてくれたら
  いいことを 教えましょう。
          ▼
*「じつは 村の地下牢にいる男を
  以前 見たことがあるんです。
  バトランドの城下町 だったかな。
          ▼
*「いちど バトランドに戻ってみては?
★ホイミン「のぞきは 悪いことだよね。
  もし見つかれば あの人は
  まちがいなく 牢屋いきだね。

*「はぁはぁ……そろそろですたい。
  おいが そうじしたフロに
  女の人が入るころばい。

*「私は 旅の尼。
  これから入浴するので どうか
  出ていってくださいまし。
*「お兄ちゃんと ププルはね
  パパの言い付けを やぶった
  バチが当たったんだよ。
          ▼
*「パパは ぜったい村の外で
  あそんじゃダメだって
  言ったのに……。

(イムル学校内・昼)
★フレア「お願いします 戦士さま
  学校は後回しにして はやく
  アレクスのもとへ 案内して。

*「ここは 学校です。
  いなくなった 宿屋のププルも
  ここの生徒でした。
*「お待ちなさい 待ちなさいったら1
  ああ もうっ! 誰か
  その子を つかまえてくださいな。
*「やだよ〜だ!  (女子供)
  絶対 つかまんないもんね!
*「これはこれは 戦士どの。
  よくぞ まいられた。
  が、いまは授業の最中。
          ▼
*「詳しい話は また夜にでも……。
*「おじちゃん バトランドの
  お城から来た 戦士さまだよね。
  かっこいいなあ。
          ▼
*「ぼくも おおきくなったら
  お城の戦士になるんだ。
★ホイミン「あのね ライアンさんは
  とってもカッコいいから 子供たち
  みんなが あこがれると思うの。

*「いなくなった 子供?
  宿屋のププルだろ?
  うん 知ってるよ。
          ▼
*「ププルは 天使になって
  お空に飛んでいったんだ。
  ホントだよ!
*「もう うるさいなあ。
  勉強のジャマしないでよ。

(本棚の本)
「校長の日記」
子供たちは 言うことを聞こうとしない。
学校や親の目を盗んで 村の外へ出て
遊びまわってるようだ。

(イムル学校内・夜)
*「まあまあ 校長先生。
          ▼
*「いつも時代でも 子供たちは
  彼らだけの秘密を 持っている
  ものですわ。ねえ 戦士さま。
★ホイミン「ふわぁ……ねむねむ。
          ▼
★ホイミン「あわわわ。
  いまのは あくびじゃないよ。
  ぼくは 夜型スライムだからね。

(イムル牢屋)
★ホイミン「悪いことすると ここに
  閉じ込められちゃうんだね。
  うん ぼくも気をつけなきゃ。

*「おじちゃん だれ?
          ▼
*「ねえ ここから 出してよお。
  ぼくは おながが すいたから
  パンをもらっただけなのに…え〜ん。
          ▼
*「えぐっ えぐっ……。
  え? ぼくの名前?
  ぼくは アレクスだよう…ひっく。

(イムル牢屋・フレア同行時イベント発生)
フレア「あなた! あなたなのね!?
          ▼
アレクス「…おばちゃん だれ?
          ▼
フレア「わたしが わからないの?
  あなたの妻 フレアよ!
          ▼
アレクス「…………!
フレア「ほうら これでも思い出さない?
  ぱふぱふ ぱふぱふ……。
          ▼
アレクス「…………おおう。
アレクス「……フレア!
          ▼
フレア「そうよ! わたしよ!
          ▼
アレクス「まったく オレとしたことが。
  魔物どもにおそわれ 死にかけた
  恐怖で 子供がえりしていたらしい。
          ▼
アレクス「そこの戦士どの。
  どうも ありがとうございました。
          ▼
アレクス「あっ そうそう。
  これは 子供たちから
  聞いたのですが……。
          ▼
アレクス「村の 南東の森の中に
  子供たちの遊び場があるとか。
          ▼
アレクス「何か あるかもしれません。
  ぜひ 行ってみては どうだろう。
フレア「お気をつけて 戦士さま。
★ホイミン「そういえば 村の子供たちが
  ぼくがいた 古井戸の洞くつに
  よく遊びに来てたのね。
          ▼
★ホイミン「ぼくも 人間の子供たちと
  いっしょに遊びたかったなあ。



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