DQ4 PS版会話収集ファイル
(カッコ内は管理人の注釈です)

▲前へ
序章


*「どうした? ゆうしゃ。
  もう 降参かい?

モはい
 いいえ

*「そうだな。今日は このくらいに
  しておこう……。
          ▼
*「私の役目は はやく お前を
  一人前に 育てることだが
  あせっても しかたあるまい。
          ▼
*「さて もどるとするか。
  ゆうしゃも 家で ゆっくり
  休むといいだろう。

*「勇者さま 勇者さま……。

*「勇者さま どうか たすけて……。

*「あ! おどろかないで……。
  わたしは カエルでは ありません。
          ▼
*「あ! 今 どう見ても カエルだって
  思いましたね?

モはい
 いいえ

*「あなたは 正直な人ですね。
  その正直さを みこんで
  お願いがあります。
          ▼
*「もう さっしているとは思いますが
  じつは わたしは ある国の姫でした。
          ▼
*「しかし 悪い魔法使いに のろいを
  かけられ このような姿に
  されてしまったのです。
          ▼
*「まあ なってしまったものは
  しかたがないし カエルも思ったほど
  わるくは ありません。
          ▼
*「そんなわけで 毎日
  のんきに暮らしていたのですが……
          ▼
*「こまったことが あります。
  それは…………
          ▼
*「それは………………。
          ▼
*「……………………………。
          ▼
*「あ! いけない 誰か 来るわ!

シンシア「あ ゆうしゃ 剣のけいこ
  もう 終わったみたいね。
          ▼
シンシア「ん? どうかしたの?
  え? おおきなカエル?
  なんのことかしら……。
          ▼
シンシア「わたしは ずっとここにいたけど
  カエルなんて 見な……
          ▼
シンシア「見 見なか……

シンシア「うぷ! あはははは
  あははは…… もう だめ!!
          ▼
シンシア「ゆうしゃが 見たのは
  このカエルでしょう。
          ▼
シンシアは モシャスをとなえた!!

シンシア「のんきに暮らしていたのですが
  こまったことが あります。
  それは……
          ▼
シンシア「それは…………        (モシャス解除)
          ▼
シンシア「って ごめんなさい。じつは
  それ以上 思いうかばなかったの。
          ▼
シンシア「もうすこし ちゃんと先の話まで
  考えてから やればよかったんだけど
  ゆうしゃに はやく見せたかったのね。
          ▼
シンシア「びっくりしたでしょ!
  わたし いろんなものに姿を変えられる
  モシャスの呪文をおぼえたのよ!
          ▼
シンシアは モシャスをとなえた!!   (うさぎに)

シンシア「じゃあ わたし いくわ!
シンシア「あ! そうそう!
  ゆうしゃの お母さんがよんでたわよ。
  もう 夕食だって。
          ▼
シンシア「じゃあ ゆうしゃ
  また 明日ね!

*「おや ゆうしゃだがや。       (農夫)
  そろそろ 日も暮れるべな。
          ▼
*「どれ おいらも 家にもどって
  めしにするべか。

*「やや ゆうしゃ。          (男)
  つかれた顔をしてるな。
  そうかい 剣のけいこを……。
          ▼
*「大変そうだけど くじけるなよ。
  なんせ ゆうしゃは オレたちの
  希望なんだから。
          ▼
*「といっても 今の お前には
  なんのことだか わからないよな。
  気にしなくて いいぜ。

*「ここは 村の入り口。        (兵士)
  あやしいヤツが 入ってこぬよう
  見張っているのだ。
          ▼
*「ところで ゆうしゃ。
  村のそとへ 出たいか?

モはい
 いいえ

*「しかし まだ その時でははい。
  今のお前では まだまだ
  ちから不足なのだよ。

 はい
モいいえ

*「うむ そうだな。
  ゆうしゃが 村を出るには
  もっともっと 強くならなくてはな。

*「ぷはーーっ!!
  おお ゆうしゃ お前も
  水を飲みにきたのか?
          ▼
*「今日の 剣のけいこは
  少々 あらっぽかったからな。
  わっはっはっは。
          ▼
*「ところで シンシアとは
  あいかわらず 仲がいいみたいだな。
          ▼
*「つい先日も オレのところに来て 
  ゆうしゃを あまり いじめるなだと。
          ▼
*「まあ たしかに最近は けいこが
  すぎたかも知れんが それはそれだけ
  お前も 強くなってきたということだぞ。

*「おお よう来たな ゆうしゃよ。  (老人)
  今日は そなたに ベギラマの呪文を
  教えてしんぜよう。
          ▼
*「と いきたいところだが 今日はもう
  日も暮れかけておる。
  授業は また明日にしようぞ。

*「ぐがー ぐがー。         (あらくれ)
  この村には 誰もいれねえぜ!!
  むにゃむにゃ……。

*「おや 誰かと思ったら ゆうしゃさん。(宿屋の主人)
  いや ちょっと部屋の そうじをね。
          ▼
*「といっても こんな山奥の村に
  客なんぞ 来やしないし もし来たって
  まさか 泊めるわけには……。
          ▼
*「あ! いえ その まあ……
  昔の習慣ってヤツですな。
  あはははは……。

(自宅)

*「あら おかえり ゆうしゃ。   (母)
  おなかが すいただろ。
  今 食事にするからね。
*「おお もどったか ゆうしゃ。  (父)
  今日も 一日 ごくろうだったな。
*「よし! 母さん
  そろそろ めしにしよう!
  もう ハラが ペコペコだわい。
*「はいはい。今 はこびますよ。
*「さあ ゆうしゃ。
  お前も 席におつき。
*「ふむ! これは うまいわい!
  もぐもぐ もぐもぐ……。
          ▼
*「ときに ゆうしゃよ。
  お前は まだ小さいから この村しか
  知らないだろうが……
          ▼
*「外の世界は とても広いのだ。
  そして いろんな人たちが
  暮らしておる。
          ▼
*「お前も やがて 大きくなって
  この村を はなれる時が
  来るかも知れん。
          ▼
*「その時 外の世界で
  お前は どんな人たちと
  出会うのであろうな……。
*「父さんたら なにを言うかと思ったら!
  食事中に さびしくなるような話は
  やめてくださいよっ。
          ▼
*「ゆうしゃは ずっと 私たちと
  いっしょに暮らすんですよ。
  たとえ どんなことがあってもね!
*「おお そうだったな!
  こりゃ わしと したことが……。
  わはっ わはっ わはははは!

物語は これより はじまる



▼次へ