カトー「TGV Reseau」を買って来た

カトーの期待の新製品、「TGV Reseau」を買って来た
(水平が出ていなかったので、画像を修正しました)2018.03.28

  カトーから新発売されたNゲージの「TGV Reseau」(*1)を買って来た。記念撮影?ということで、左に「TGV POS」、右に「TGV Duplex」を並べてはいチーズ。先頭部のカバーが外れるようになった「Lyria」や新色の「Duplex」と悩んだのだが、今回は色を揃えることにして少し古い製品にご登場願った。

*1 Reseau;読みは「レゾ」。2文字目の“e”は本来はアクサンテギュとかいう点が付いた文字だが、機種依存文字なので普通のアルファベットで代用。

ココが外れる

  今回も、出来れば前回のようにライトスイッチを組み込みたい。というわけで早速分解してみたのだが、今回は屋根の一部が外れる。初回分解時は裏からツメを押して外したが、コツを掴めば表側からでも外せそう。ちょうどいい具合に丸い穴があるが……この穴はどうやら意味があるようなので、前か後に自分で別の穴を開けた方が良さそう。基盤は前回と同じようなので、同じ手口が使えそう。あとはスイッチの位置をどこにするか決めるだけ。難しい作業にはならないだろう……って言ってると計算外の何かが起きて大変な目に遭っちゃったりするんだよな(苦笑)。

「Reseau」(上)と「POS」(下)のR1の違いを見る

  聞いたところによると、「POS」は「Reseau」の客車を転用しているとのこと。模型レベルでは一緒かな……と思ったが、少し違うようだ。Assyパーツ一覧表によると、R1及びR8のボディ、R2の床下の品名に「Reseau」の文字が見える(他の車両は「POS」になっている)。R8はおそらく「TGV」ロゴの有無だけと思われるが、R1は端の方の客室窓のサイズが異なっている。調べると、「POS」転用に際して改修が行われており、定員も減っている。この箇所に何かの設備が追加されたのだろう。左端の「TGV」ロゴの有無にも注目。「Reseau」ではR1にあったものが、「POS」ではR8に移動しているようだ。この細かな拘りが何なのかは私には分からない(笑) R2の床下はルーバーの数が違う。「POS」が製品化されたときに他車とパーツを共用し、今回は新規部品を起こしたのかな?とも思ったのだが、気付いて「Lyria」を見ると「POS」と同じだった。おそらく「POS」はこれで正しい形状で、「Reseau」と違うのは先ほど書いた改修時に変化があったのだろう。
  製品化発表時に、いの一番で馴染みの店に2編成予約を入れた。Assyパーツで“単品”が作れることを知ったのはその後で、「Lyria」や「Duplex」新色の時は消耗品や破損しやすいパーツしかAssyがなかったから、まさか今回フルラインナップになるとは思わなかった。Assyを駆使すれば1編成は「POS」の使い回しが出来たので、2編成予約は少し焦った判断だったかなあと悩んだりもしたのだが、こうして実際の商品を見比べてみると、思ったより違いがあったので素直に2編成買って正解だったかもしれない。今後、「POS」や「Duplex」の旧塗装、そして「Thalys」が出た時は、各1編成とAssyパーツで機関車だけを組み立てることにしよう。期待してるぜカトーちゃん!

  ところで、今回Assyパーツ一覧表を見ていて気付いたのが、連結器パーツの名称。ユーロスター初出扱いの機関車とR1、R8を繋ぐ連結器は「ドローバー」なのだが、客車同士を繋ぐパーツと2編成連結用のパーツは「ドローバ」になっている。鉄道模型界一般では「ドローバー」なはずなのだが、何故「Lyria」以降のパーツは「ドローバ」なんだろう? ちなみに、客車同士を繋ぐパーツはユーロスターでも同じものが使われているはずなのだが、ユーロスターの説明書を見るとAssyパーツの設定がない。不思議である(ひょっとしたら一部形状が違っていて、かつ台車とセットでしか売ってないとかそういう理由かも)。「ドローバ」と後ろを伸ばさず「バ」で終わっていると、何となく『千と千尋の神隠し』の「湯婆婆」(ゆばーば)や「銭婆婆」(ぜにーば)を連想してしまう。あるいは「アメーバ」とか。そんなこと考えるの、私だけか?(笑)

(2018.03.23)

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