鉄道模型制作報告
「阪急5100系5128F更新車」その4
前面の加工の続きなど

 先週に引き続き、前面の加工を進めていく。まずヘッドライトの開口なのだが、ここで一つ悩みどころ。GMキットのパーツは実車と比べるとライトリムが太すぎてライト本体が小さく感じてしまう。そこを考慮して3064Fではリムの部分ごと削ったのだが、続く5100Fではそのことを忘れて“小さな”ヘッドライトになっている。今回は……写真をよく見て検討し、3064F方式で行くことにした。リムを薄く残すという考え方もなくはなかったのだが、変に残そうとすると妙な感じになるのと、実車もよくみないと分からないぐらい薄いので3064F式にした。
 他、渡り板取付用の穴を貫通扉最下部に開け、はめ込み用の窓ガラスを削り出した(左が仮にはめ込んだところで、対比用に右は入っていない状態である)。

 今週はもう一つ悩んだのが水切り。5100系では5100形偶数車の抵抗器の部分だけに付いているのだが、中間車改造された元5100形偶数車である5770にそれが残っているのかどうか。レイルロード社の5100系の本には5770の写真が出ているのだが……反対側! ただ、簡易中間車化改造された車両の該当部分が写った写真はあり、撤去されていた。簡易改造でこれなのに、完全中間車化されたフルリニューアル車が外されていないはずがないだろう、ということで水切りなしで作ることにした。

動力車のこと忘れてた

 次の工程としては箱にしていくのだが……ここでやらかしが発覚。動力にはいつもの通り鉄道コレクション用のものを使うのだが、リブが干渉するので削っておかなくてはいけない。さらには、交換したドアパーツの支えの支えとして貼り付けたプラ板もアウト。というわけで両者削る(左が削ったところ。白く見えるのが“支えの支え”として貼り付けていた箇所である)。幸いにして、瞬間接着剤でガチガチに固めたので、ドアの支えのプラ板が外れるようなことはなかった。

箱になった

 という感じで計算外もあったが、無事8両が立体になってきた。4面組んだ後は車体中央部に梁を入れておく。屋根は塗装後の接着としているので、それまでの強度確保及び塗装時の支持棒固定用である。他、前面・妻面と側面の継ぎ目をやすり掛けしたり、前面上部の雨樋の溢れ止め(と勝手に呼んでいるが、結局アレが何で正式名称が何なのか分からないまま)の加工をする。継ぎ目はまだちょっと気になるところが残っていて、パテを塗って乾燥待ちだ(ラッカーパテはやすり掛けに入る前に、ヒケ対策で丸1日前後置いてきっちり乾燥させるようにしている)。

(2024.02.25)
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