2000年代前半?のルミナリエ
フィルム写真を掘り起こす その12
撮影年不明のルミナリエ

 新型コロナウィルスの影響で中止となっていたルミナリエが、ちょうど今4年ぶりに開催されているという。私もかつては写真を撮りに行っていたのだが、寒いし人多いし当時はフィルムカメラだったので撮影が難しいということで、2回か3回行ったに留まる。そんな中の1枚がこちら。多分最後に撮りに行ったときのものだと思われる。撮影年はきちんとしたメモを残していないので不明だが、その気になれば装飾の形を見れば調べられるかも?
 実はこの年、2回撮りに行っている。カメラ雑誌で、イルミネーション等を多重露光で幻想的に撮影するテクニックが紹介されていた。1回目は普通に撮り、2回目の露光時にはわざとピントをずらして撮影する。すると、光源の周りにぼんやりとした靄のようなものが出来るので、何だかいい雰囲気になるということだ。ソフトフォーカスレンズとかそういうフィルターを使えばいいだけの話のような気もするが、持っていなくても撮れるというのがポイント。それを実践しに行ったわけだが、撮影後に(多分現像を見る前に)「失敗したなあ」と感じ、再チャレンジしたのがこちら。追加要素としては、

・タングステンフィルムを使う
 普通のフィルムだと、光源が全てオレンジ色っぽく写って味気ないものになる。

・2回目の露光時に、α-7の「STFモード」を使う
 ボケが柔らかくなり、より幻想的な雰囲気になる。

まあ要するに、小手先の技を詰め込んだ小賢しい1枚ってことです。

(2024.01.25)
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