鉄道模型制作報告
「80系100番台」その10
前面加工

 お次は前面加工。前に書いたかどうか忘れたけど(書いてない気がする)、前面はGMのクハ76のものを使う。その理由は余っているから

というのもあるが、形状が一番近い気がしたので。クハ76、クハ86共通で、前面窓が木枠からHゴムに改造された車両と元からHゴムの車両とではサイズが若干違う気がする。前者は通風孔がある分天地方向がやや小さい。そして今回の100番台は後者、80系一次車付属の二次車の前面は前者、というわけだ。当初クハ86 300番台の前面を持ってくる予定だったのだが、Hゴムの四隅の丸みがやや角張っている気がしたので、余っているクハ76の前面に白羽の矢が立った、というわけである。なお、クハ76の前面が余っているのはモハ70をクハ76の切り継ぎで作っているせいである(リンク省略)。
 加工点は過去のクハ86やクハ76と同じ。ヘッドライトとテールライトはそれぞれタヴァサと銀河のパーツに置き換え(予定で穴を開けたり削ったりしている……ヘッドライトは準備だけしておき、箱にしてから本格的にパーツに合わせて削り広げる)。運行番号表示は次の画像にて。手すりやワイパー、下部のステップ取り付け用の穴を開ける。不要なモールドや塗り分けガイドラインを削っておく。他、この段階ではめ込み用の窓ガラスも作っておく。

運行番号表示はトミックスのパーツを型取り

 運行番号表示はトミックスの分売パーツのクハ79 920の前面窓を型取りして、光硬化パテでコピーした。この分売パーツを潤沢に持っていれば切り取ってそのまま使うところだが、絶版そして将来いくつ必要になるか分からないので、型取り&コピーという手法になった。光らせるのであればクリアー素材でコピーするところだが、白く塗ってしまう予定なので光硬化パテになった。
 型取りはおゆまるを使っているが、最近お湯ではなくてドライヤーで温めて柔らかくすることを思いついた。お湯だと沸かさないといけないし、水気取りが面倒。型取りは1回では上手く行かないので、2、3回やり直しているのだが、そのたびにお湯ドボンも面倒だからね。パテによるコピーも1回では上手く行かなくて何度かやり直している。必要数2に対して5個あるのは、たくさん作って出来がいいものを選ぶためである。

前面は少し嵩上げ

 クハ76の前面を使うので、80系とサイズが若干合わない。実車は……クハ86の方が模型で無視できるレベルで背が低いようだが、GMキットは80系の方が若干大きいようだ。側面は一緒のようだが、屋根の深さが……??? 屋根Rを修正するのは面倒なので、裾にt0.13を足して誤魔化すことにした。若干バランスが崩れるが、この程度だったら大丈夫だろう……元がGMキットだし(悪口)。

 年内あと1日残っているが、年末進行ということで土曜日の制作報告。あまりキリのいいところではなかったが、これは仕方がない。模型制作(長期計画)は年末年始も盆も関係なく進んでいくのだ。
 末尾になりましたが、本年もご高覧ありがとうございました!

(2023.12.30)
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