鉄道模型制作報告
「旧型国電 東海道山陽緩行線(II)」その14
塗装工程へ

 細かいパーツ付けて塗装工程へ。諸々(後述)あったけど、「ぶどう色2号→車体ナンバー入れ→クリアー→(マスキングして)屋根塗装」と作業が進んだ。ここまで来れば完成まであと少し!

ぶどう色2号問題

 安牌だと思っていたぶどう色2号にまさかの問題が生じた去年の「宇野・赤穂線」。本塗装の前に事前チェックしたのだが、やはり色が揃わない。左の完成車体が「宇野・赤穂線」で右端が「東海道山陽緩行線(I)」。中央のテストピース(屋根と床板だけ使って余ったGM101系キット)は、左から順番にグリーンマックス、FARBE、ガイアノーツのそれぞれぶどう色2号、ガイアノーツのぶどう色1号。写真だと色の反射とかがあって分かり辛いのだが、GMのぶどう色2号が「宇野・赤穂線」とほぼ同色で、FARBEがやや明るいものの比較的近い色。ガイアの2号は暗いというか黒く、より暗い1号も「(I)」とは違う色味である。結局「(I)」からペーパー製クモハ12までの約10年間、私が何色を塗っていたのか不明のままとなった。なおGMのぶどう色2号は、家にあった塗料が劣化している可能性を考え、新たに買ってきたものを塗ったが「宇野・赤穂線」と同じ色が出た。家での保管状態の悪さが原因ではなさそうだ。
 で。GMのぶどう色2号がトミックスやカトーのぶどう色2号に近ければ昔塗った方を「なかったこと」にしてそのまま塗るのだが、どちらかというと昔塗ったぶどう色2号の方が完成品に近い色をしている。仕方がないので最終手段で調色した。黒を足しただけでは黒くなるだけだったので、続けて赤も投入。GMやFARBEの塗料は黄色が多すぎるのか……? 事実GMのぶどう色2号はしばらく放置すると黒系の塗料が沈んで液体が黄色っぽくなるし。しかしぶどう色2号でこんなに苦労することになろうとはね……予定通りだとまだまだ、40〜50両ぐらい?は塗るつもりなのに!

チェックリスト

 旧国制作は妙に凝るので、塗装後取り付けのパーツが多い……それ即ち塗装時に別々に塗るパーツが多く、塗り忘れが多発する。そんなわけで初期の頃にチェックシートを作った。めっちゃアナログだけど、紙にプリントアウトしてチェックを入れていく。何回かは使ったものの(プリントアウトするのが)面倒になってやめたら、やっぱり塗り忘れが多発したので最近また使い始めた。今回もこれがなければ3日後ぐらいに「あーっ!」って言いながらエアブラシに塗料注いで塗っていたところだった。何を忘れたかは画像をよーく見れば分かります。

 来週中に完成させる! 完成させたい!

(2023.09.03)
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