オトメゴコロ・レイ編


Original text:STさん


碇君はまだ童貞!
こんなに胸が高鳴ったのは久しぶりだった。
今日の朝、洞木さんから聞いたのだ。なんでもこの前のパーティーの前に聞き出したらしい。

私は別に、男性の初体験を奪う事に興味は無かった。
自分が気持ちよくなる方が優先に決まっている。
しかし碇君が童貞だと耳にした時の体の疼きは予想もできない程だった。
子供の頃から知っている従兄妹の碇君。
お風呂にだっていっしょに入っていたのだ。

その碇君の、まだ愛液をに触れたことのないチン○を私のオマン○で包み、締め付け、精液を吐き出させる。
碇君は初めての快感に、眉根を寄せ、私の名前を叫びながら・・・
・・・濡れてきてしまった。

楽観視は出来ない。まず最初に考えられる障害はアスカだ。
あの淫乱な赤毛猿が聞いたら、よだれを垂らして碇君を襲うに違いない!
だが、ここ数日のアスカは妙に躁鬱気味で、何かを悩んでいるようだ。
碇君との接触を避けているようにも見える。
おそらくは何か失敗したのだ。
この機会を逃すわけにはいかない。
まずはシチュエーションを整えなければ。
私はさっそく携帯電話を取り出した・・・。




◆ ◆ ◆




「碇君・・・」

「ん?どうしたの綾波」

いつもどうりの優しい表情。
この顔が今晩、快楽に歪み・・・いけない、妄想にふけっている場合じゃないわ。

「今日、家の親が出張なの。そうしたらユイおば様が、久しぶりに泊まりに来いって」

小さい頃から、私の親が忙しい時は碇君の家に泊まることがあった。
ユイおば様は女の子も欲しかったと言って、私を娘のように可愛がってくれている。
そしてゲンドウおじ様も・・・。

「そうなんだ。母さんたらは何も教えてくれなかったよ。あ、でも、僕は今日部活があるから先に帰ってて」

「分かった。」

少し残念。帰り道での会話で碇君の中の野獣を少しずつ引き出そうとおもっていたのに。

でもお楽しみは後に取っておいた方が良い。
・・・碇君の緊張に強張った体を優しく撫でほぐし、女の子のような嬌声をあげさせるのだ。
きっとテクニックなど欠片もなく、激しく腰を私に打ち付けるのだろう。
そして、私の小さなオマ○コがいっぱいになって溢れてくるほど精液を注ぎ込んでくるのだ。
欲望を吐き出したチン○は口と舌で綺麗にしてあげよう。
そうすると、またすぐにカチカチになって挿れさせてと私にせがんでくるに決まっている・・・。

・・・この妄想癖はなんとかしないといけないわ。
気づけば下着までグショグショ。
立って歩くのも辛いくらいお腹の奥が疼いてしまっている。
夜まで我慢できないかもしれない。

気づけば碇邸は目の前。おぼつかない足取りながらも
たどり着きベルをベルを押す。

 ピンポーン

「はーい・・・ああレイちゃん。待ってたわ」

「お久しぶりです、おば様」

なんとか顔の赤みには気づかれないですんだようだ。
おば様はあいかわらず若々しくて綺麗。
スタイルだって昔から全然変わってないように思える。

「そういえば、レイちゃんが家に泊まるのも久しぶりね」

「そうですね。・・・ところでおじ様は?」

「帰ってるわよ。書斎で書類とニラメッコ中ね」

そう・・・。おじ様は家にいるのね。

「そうだ。これから買い物に行くところだったのよ。今夜はご馳走にするわね。悪いけどあの人といっしょに留守番していて」

本当にタイミング良く、おば様はでかけるようだ。

「はい。おじ様と一緒に待ってます。」

『おとなしく』待っていて、と言われないで良かった。




◆ ◆ ◆




 コンコン

書斎のドアをノックする。

「なんだ」

「レイです」
中から響く低音の声。名を告げると入れと許可が出た。

「お久しぶりです。おじ様」

「うむ。よく来たなレイ」

部屋の中に満ちている男性の匂いが、夜までガマンしないで良い事を知らせる。
おじ様は子供の頃から私に優しい。
何か欲しい物があるとすぐに買ってくれたものだ。

「・・・おじ様、私、またほしい物があるんですけど・・・」

私の態度から何がほしいかを察したのだろう。ニヤリと笑い、聞いてくる。

「なんだ?新しい服でもほしいのか?」

優しいけどあいかわらず意地悪だ。はっきりと私の口から言わせたいらしい。

「・・・おじ様の、オチン○ンがほしいの・・・」

スカートの前をたくしあげて、おねだりの言葉を口にした。




◆ ◆ ◆




私の処女喪失もこの部屋でだった。
きっかけは、この家に泊まった時の夜。
夜中に目が覚めてトイレに向かった時に見てしまったのだ。
寝室のドアの隙間から見える、おじ様とおば様のセックスを。
それが意味する事は、おぼろげに分かった。
隆々とそそりたつおじ様のチン○が、おば様の中にめりこんでいく。
そして普段やさしいおば様の嬌声。
お腹の奥が疼き、自然と指を股間に這わせていた。
でも、下腹の奥にどうしても足りない何かを感じていてそこには指では届かなかった。
お風呂で見ていた当時の碇君の物でも、とても届くとは思えなかった。
だから、おじ様にこの部屋でねだったのだ。
おじ様は私のほしいものは、いつもすぐにくれたのだから。

唇へのキスよりも先に性器へのキスを教えられ
たっぷりと塗らした後、「入れていいぞ」と言われた。

「ああ、やっと・・・」

欠けていた何かを埋められるような思いだった。
おじ様のチン○をつかみ自分の秘所を開いて一気に腰を落とした。
体を裂かれるような痛みがあったが・・・届いたのだ。
届いてほしかった場所に。

それから、私はこの快楽から逃れられなくなったのだ。




◆ ◆ ◆




 ジュプッ グプッ ヌプッ
「んっ、んんっ、あはっ」

書斎の机に手をつき、後ろから犯されている。
制服は着たまま、下着だけが足首のあたりにからんでいる。

 グプッ ヌプッ ビプッ
「まだこんなに幼い体だというのに、あいかわらず淫乱だな、レイは」

肉付きの薄い私の腰をつかみながら、激しいピストンで責めてくれる。

「は、はい。で、でも、最初の時はっ、根元まで入らなかったけどっ・・・今なら、おじ様のも・・・ぜ、全部のみこめますよ・・・」

 ジュプッ グプッ ヌプッ
「だ、だからっ、もっと奥まで突いてください。奥がすきなのォっ!」
「ふふっ。締まりのいいのは相変わらずだ。ユイの若い頃を思い出すぞ」

「ああっ、おば様の事はっ、んっ、言わないで下さいっ。あっそこっ!いいっ!」

おじ様は、おば様を愛しているのだろう。
だからこそ、面差しの似た姪の私を犯すことにいっそう興奮を覚えるのだ。
おば様は子供のころから私を可愛がってくれた。
優しくて性格も良く、料理も上手・・・あこがれの女性だった。

でも・・・私はそのおば様から、夫を寝取っているのだ!
おじ様は今、私のオマン○にチ○ポを突っ込んで腰を振っているのだ!
そして、今夜には、おば様の最愛の息子の碇君の童貞も私が奪うのだ!

そう考えると快楽が何倍にも増した。
「ああっ、イクっ、イキそうです」

 パンッ パンッ パンッ
「よし、私もそろそろイくぞ!」

 グチュッ ブチュッ
「あっ抜かないでっ!このまま中に出して!妊娠させてください!」

 パンッ パンッ パンッ
「よし、受け止めるがいい。シンジの弟か妹の素だ!はらめっ!」

 ビューッ ビュルっ
「あっ、イクッイクッ、イヤッ、赤ちゃんできちゃうっ!」

真っ白になる意識の片隅で思った。
・・・この後、碇くんにも中だしされる予定だけど
ホントに妊娠したら、どっちの子供か分からない、と。




◆ ◆ ◆




私はまだ初潮前だから、いくら中に出されても妊娠しない。
赤ちゃんがほしいとは思うけど、まだ早いというのも分かっている。
それに、たくさんの男の人とヤるののは便利でいい。
余分なものを使わないでいいし、中で男のモノにドクドクだされる感覚が好きだから。
おじ様はそれをしっているから、妊娠したいというと逆にお互い興奮するのだ。

 ザバーッ コーンッ

碇君は帰ってきてすぐにお風呂に入っている。
おじ様は書斎で仕事の続き。おば様はまだ外出中。
夜になる前に、こんな好機が巡ってくるとは。

私は浴室のガラス戸を開けた。もちろん全裸で。

 ガチャッ

「・・・・・・」

「お帰りなさい碇君」

「・・・・・・」

「・・・・・・?」

「・・・・・・」

「・・・どうしたの?」

碇君は体を洗おうとしていたようだが・・・
きょとんとしたまま返事もしてくれない。
もうのぼせてしまったのだろうか?

「・・・・・・うっわわぁっ!!!っ、あっっ、綾波っっ!!なにしてるんだよぅっ!!」

のぼせたわけではないらしい。

「なにって・・・一緒にお風呂に入ろうと思って。昔は良く入ったから」

「だっだめだよっ!も、もう子供じゃないんだから!」

「大人だったらなおさら一緒にはいりたく思うはずよ。異性の裸を見られるんだもの」

「そ、そういう問題じゃないだろっ!」

「私はもう大人・・・。碇君はまだ子供というわけね」

「何を言ってるんだよっ。せめて前を隠して・・・。っ!!」

碇君が急に黙ってしまった。
何かを見つけてしまったように一点を見つめている。

その視線の先は私の内股。
正確には、そこに垂れて筋となっている精液のようだ。

「あっ綾波・・・。それって・・・」

「もちろん精液よ。学校の帰りに知り合いのおじさんに会ったから中に出してもらったの。とても気持ちよかったわ」

適当な嘘を交えてごまかす。
さすがに、あなたの弟か妹の素だとはいえない。

「そ、そんな・・・。綾波もなの・・・?」

「言ったでしょう?私はもう大人の女だって」

呆然とする碇君の横で、とりあえず汗を流すためにシャワーを浴びた。
体を湯の細流が滑り落ちてゆく。碇君との距離は50センチと離れていない。
肌から弾かれた飛沫が、ボーッと私を見る碇君の顔にかかっている。

ふいに、恥ずかしさがこみ上げてきた。
私を見る碇君の目が気になってしかたがない。
大勢の男性の前で、性器を指で開いてみせた時でもこんなに羞恥心は感じなかった。

「あ、あまりジッと見ないで・・・」

耐え切れずにつぶやいた私の声も、いつにも増してか細かった。

「え・・・、あ!ご、ごめん!」

碇くんは慌てたように目を逸らしてしまった。
それもまた残念に思える。
私を見てほしい気持ちと恥ずかしいという気持ちが複雑に絡む。
こんな時、どういう顔をすればいいかわからない。

でも何をしたいかは分かる。
水を滴らせる碇君の肌。
その肌に触れたい。私に触れて欲しい。なのに言葉が出ない。

・・・そうだ。ここは浴室なのだ。浴室ですることをしてもらえばいい。

 ドキ ドキ ドキ
「・・・い、碇君・・・」

「な、なに?綾波・・・」

 ドキ ドキ ドキ
背中を向けて床に座り込む。

「・・・あ、洗って」

「え?」

「私の身体・・・、洗って」

「あ、洗うって僕が!?」

碇君は私のお願いに、ひどくとまどっているようだ。

「・・・昔は良く洗いっこしたじゃない」

「だ、だからって・・・」

「私の身体が汚いから?」

「え?」

「精液にまみれた私の身体には、汚くて触れないのね」

「そ、そんなこと無いよ!綾波の身体は綺麗だよ!」

綺麗・・・。綺麗と言ってくれた。

「じゃあ、洗って・・・」

 ゴクリ

碇君のつばを飲み込む音が浴室に響いた。

「わ、わかったよ」

碇君の手がスポンジを掴む。ボディーソープを使う音がする。

 コシュコシュコシュ
優しく私の背中を洗ってくれている。
あっというまに私の狭い背中は泡にまみれ
スポンジは同じ所をこすり続けるだけになった。

「・・・次は、前を洗って」

「!」

返事を待たずに、私はボディーソープのタンクを持ち、その中身を自分の胸元に垂らした。
我ながらまだ未成熟なふくらみに乳白色の液体がねっとりと垂れていくさまは、卑猥な連想を覚える。

スポンジを持った碇君の手は肩口で止まったままだ。

「・・・胸は手で洗って」

「え・・・」

碇君の動揺が伝わる。このままでは埒があかない。
私は少しだけ身体をバックさせた。
それだけで碇君の腕の中に収まってしまう。
自分の腰がもう少しで碇君の股間に触れそうだ。

「・・・早くして・・・」

耳元で囁く。

「は、はい・・・」

スポンジを置いた手が脇の下を通って前に回される。

 ペタリ
やっと私の胸に触れてくれた。

「さあ、洗って・・・」

「う、うん」

 ニュル ニュル

「あ、綾波の胸、柔らかい・・・」

「ああ、もっと洗って・・・」

そう、これは身体を洗ってもらっているだけなのだ。
なんのやましいこともない。

 ハア ハア ハア
 サワ サワ ギュッ


「んっ!」

「あっ、ごめん」

碇君の手に急に力がこもった。でも痛かったわけじゃない。むしろ・・・

「いいの。もっと強く洗って」

その言葉に従い、手の力が強くなる。私の胸をもみしだく。
ピンと立った乳首をつまみ、指の腹で転がす。

「ああっ!そうっ!握りつぶしてもいいわ」

「ハア、ハア、綾波・・・」

 ハア ハア ハア
 ギュッ ムニュ ギュッ


碇君の息が荒くなってきた。そして私の腰に触れているものがある。
ギンギンに勃起したチ○ポの先端だ。

「む、胸はもういいわ。次は下を・・・」

碇君の手を持ち、下の方へ導く。へそを過ぎ、下腹部を過ぎて・・・。
手が、泡まみれになっていたそこに達した。

「こ、ここ・・・」

「そうよ。オマン○も洗って・・・」

碇君の震える手が、私の無毛の恥丘を撫で回す。
心持ち曲げられた指が私のオマン○の入り口の粘膜をこすっていく。

 ハア ハア ハア

「もっと・・・もっと、よく洗って。中の方までキレイにして・・・」

 ハア ハア ハア
 ヌニュル


「んはあっ・・・」

中指が入ってきた。それだけでとても感じてしまう。

「お、女のここって、とっても熱いんだ・・・」

指がやわやわと動き、中に残っていたおじ様の精液をかきだしていく。
私はビクビクと身体が震え、碇君の胸へともたれかかってしまった。

私の背中と、碇君の胸板が密着し
間にはさまれたチン○の裏が背中にあたっているのがわかる。
碇君の腰がもじもじと動き私の背中にチン○をこすりつけてくる。

 ハア ハア ハア

「あ、綾波・・・。僕のも・・・、僕のも洗ってよ」

ガマンできないように碇君が耳元で囁いた。
曖昧な言い方ではあるが意図する所は明確だ。

「いいわ・・・。お返しに碇君の洗ってあげる・・・」

私は少し身をはなし、碇君と向かいあった。
目の前にある泡まみれのチン○に指をからめる。

「あうっ!」

「ふふっ、もうビンビンね・・・」

軽く、2、3度しごき、雁首のところに親指と人差し指で作った輪を巻きつけその輪を左右にひねる。それだけでまるで女の子のような声を出してくれる。

 ニュチ ニュチ ニュチ 
「あっ、あああっ!」

 ビュッ ビュルッ

あっさりと射精してしまった。
碇君のチン○が脈打ち、激しく噴出した精液がバスマットの上に飛び散る。

「気持ちよかった?」

息を荒げている碇君の顔を見ていると、いいことを思いついた。
碇君の身体を押し倒し、バスマットの上に横たえる。

「な、何を・・・」

「いいことしてあげる・・・。じっとしてて」

そのまま、泡まみれの身体を重ねこすりつける。

 ヌルルルゥ〜

「あうっ、ああっ!」

「気持ちいいでしょう・・・」

コクコクとうなづくのがやっとの顔。これが見たかったのだ。

 ツンッ

碇君の下腹に張り付いていた勃起が泡のたまった私の谷間をなぞりあげた。

「あんっ!」

まだ入れてもいないのに。
擦りつけているだけですごく感じている。
私は上体を起こし、碇君の胸に手をついた。

「私ので、碇君のチン○、洗ってあげるわ」

硬さを失わない勃起の裏側に、オマン○をこすりつける。
騎上位のような体勢だ。

―― っ!」

「ふふっ、碇君のがあたってるわ。熱くて、とっても硬い・・・」

僅かに腰をグラインドすると・・・

「あああっ!」

碇君が快楽に顔を歪める。これが見たかったのだ。
同時に私にも凄い快感が襲ってくる。
まだ挿入もしていないというのに。

ぬっちりとした粘膜が勃起の裏を磨くように舐め、性器と性器の接触面から、ぬちゃぬちゃといやらしい音が聞こえる。
もう腰を動かすことしか考えられない。

「ああっ、また!また出ちゃう!」

碇君がグッと腰を持ち上げた瞬間、射精が始まった。
先端から精液が飛び出し、碇君の下腹へとぶちまけられる。

ガクガクと荒馬のように跳ね回る腰が、上にいる私をも揺さぶる。

「あうっ、ああっ!あっ!」

オマン○の入り口でビクビクと射精を感じ、私もイッてしまった。
こんなに感じたのは初めて。
もし膣内にいれたら、私はどうなってしまうのだろう・・・。

 レイちゃん?どこにいるのー。シンジ帰ってないのー?

二人重なって息をついていると、おば様の声がしてきた。
買い物から帰ってきたのだ。

「あ、綾波まずいよ。こんなとこ見つかったら・・・」

「そう、残念ね」

私はすでに身体の泡を流し終えていた。

「・・・先いくから」

あっけにとられている碇君を残し浴室を出る。
焦らずともチャンスはまだまだある。
夜は長いのだ。

「クシュン」

湯船に浸からなかったからだろうか。くしゃみがでてしまう。
ずっと裸だったのだから無理も無い。
おば様に、碇君は私と入れ違いでお風呂に入っていると伝え料理を手伝った。




◆ ◆ ◆




 クシュン クシュン ハクション 

夕食の席。どうもくしゃみが止まらない。

顔が熱くなるのは、昼間にセックスしたくなった時もだったが、それとも何か違うようだ。

「どうしたのレイちゃん?風邪でも引いたの?」

風邪・・・。言われてみるとそうなのかもしれない。
鼻水も出てきた。

「あら大変!額が熱いわ。早めに寝た方がいいわ。すぐに薬と氷枕を持っていくから。そうだ、私の部屋で寝ていなさい。看病しないと」

あいかわらず、おば様は優しい。昔、やっぱり私が寝込んだ時も一晩中看病してくれた事を思い出す。

・・・一晩中?
・・・ということは
・・・碇君へ夜這いをかけられないということに・・・

「・・・おば様。これくらい問題ありません」

いけないわ。このチャンスを逃すと、もう次はないかもしれないのだ。

「何を言ってるの!ほら38度2分もあるじゃない。安静にしていなさい!」

・・・こうなったおば様には逆らえない。誰も。

私はにじむ涙をこらえながら、その優しさと厳しさをかみ締めた。


レイ編 終わり




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From:『そうして彼女は嘘をついた。』脱線分岐妄想スレ