First Mission



02

無愛想なロリータを過激なSMプレイで泣き叫ばせるところまで妄想して、ナオコはハッと冷たい視線に目を覚ました。
じとっ、とナオコに向ける、胡乱げな赤い瞳。
せっかくの羞恥の薄紅色も頬から消えて、いつものクールフェイスだ。

(ま、マズったかしら……?)

そんなこんななアレコレは先々現実に持ち込んで楽しめば良いとして、今はその為にもしっかり下ごしらえをと、ナオコは『お、おほほ……』と照れ隠しに笑って見せた。

「そ、そう。お腹が痛いわけじゃないのね?」

コクリと頷く。

「それだと……、そうね」

気を取り直してとナオコは唇を舐める。
まずはもう一度、この少女の頬を赤く染めさせて、エッチな雰囲気に巻き込んでしまうのだ。
それこそ百戦錬磨の技の見せどころ。
湿らせた唇を湧き上がる気分で微笑ませて、ナオコはついと寄せた顔でレイを覗き込んだ。

「あ……」

サラサラの前髪をたおやかな指先で左右に分けて、白衣の熟女が自らの額をレイに重ねる。

「お熱は無いのね、レイちゃん」
「風邪じゃないわ……」

ナオコは清潔なシャンプーの香りと、甘いミルクのような少女の体臭を密かに楽しむ。
すぐ間近に寄せられた大人の女性の顔、そのあでやかな笑みを間近に受けて、つぶらな瞳を微かに見開いたレイはナオコのこれまでの仔猫たちと同じ戸惑いを浮かべていた。
同じ程の練達の色事師であっても、男ではこうすんなりとはいかないだろう。
不意に懐に入り込んで来たその笑顔は、同性の気安さから警戒心を起こさずに釣られた笑みを誘うのだ。
それは気安さとなってナオコとの間に通じ合うものを抱かせる。
人よりちょっと表情が乏しいように見えるレイも、それは表面に出ていないだけ。
少女のまとう雰囲気の和らぎを感じ取って、ナオコは畳み掛けるように耳元で甘く尋ねる。

「今、痛いところがあるわけじゃないの?」

くすぐるように耳朶に息を吹きかけながら、優しく這わせた手のひらをレイの頬から首筋に伝わせる。
コクと無言で答えるレイは、あまりに自然なナオコの振る舞いに黙って身を委ねていた。

「それだったら……。どこに使うお薬かしら」

スス……とレイの身体を撫で下ろして、ナオコはあくまで場所を尋ねるように、幼い少女のマシュマロのような柔らかな感触を堪能する。
胸、お腹、そして腰からお尻の方へと、既にソノ気でいるナオコには少し辛いほどの、あくまで遠回しな、少しずつ少しずつ少女に甘やかな慄きを呼び醒ます、繊細なタッチ。

「……ん、あ……」

『ここかしら、それともココ?』と、いつの間にか抱きすくめられるようにしてまさぐられているレイは、尋ねると同時にやわやわと薄い胸を揉まれたりもしても、フルフルと首を振って応じてみせるだけで後は黙ってナオコの好きにされていた。
最初に耳に息を吹きかけられてゾクゾクと背筋を滑り落ちた戦慄は、気が付かないうちにレイの秘めるべきスイッチを入れてしまっていたのだ。
レイはまだ気付いていない。
何気ない素振りでその実淫らな企みを隠したナオコの指が、服越しに小粒の乳首を捉えてくすぐったり、鳥肌だったうなじを撫ぜながらレイの幼い官能を刺激していることを。
そしてすっかり、大好きな義兄に裸を愛撫されている時と同じように、ポゥと頭に霞がかかって、エッチな気分になってしまっていることを。

「あ、は……。ち、違うの。そこじゃなくて……」

震える唇だけはまだ言い付けを真面目に守っているつもりで、ナオコの悪戯に律儀に応えている。
それがもう、実はこの幼くして開発されてしまっている女の子の性感帯を尋ねているのよねと、ナオコは腕の中で目を瞑って震えるレイには見えぬ人の悪い苦笑を浮かべる。

「んくっ、あ……そこ……。んぅ……!」

ワンピース越しに指先に確かに感じるしこり。
早すぎる成熟を促される幼い躯が、精一杯のアピールをしてみせる乳首を一際強く揉みこねた時、レイは子犬のようにくぐもった喘ぎをこぼした。

「ん? ここに使うお薬なの。レイちゃん?」
「ふぁ? ……あ、えと……。そ、それはそうじゃないの。そんなじゃないの……」

シンジに甘える時のように無意識に洩らしてしまったおねだりに、レイはかぁと頬を紅潮させる。
気付けば、覗き込んでいるのはあくまで真剣な顔を作って見せているナオコだ。
レイは、自分がこんな時にエッチな気持ちになってしまっているとんでもなくいやらしい女の子なんじゃと思うと、恥ずかしくなって真っ赤に俯いてしまうのだった。

そんな動揺はナオコにとっては格好のチャンス。
じわとくもの糸に絡め取った獲物を一気に愛欲のベッドに引きずり込んでしまおうと、とっておきの場所に指を忍び込ませる。

「……くぁン! や、やぁ、……そこはダメ、ダメなの……!」

されるがまま熱い息を吐いていたレイは、スカートごと強く股間に差し込まれた熟女の指に、すっかり敏感になってしまっていたスリットを撫で上げられて裏返った悲鳴を上げた。

「あら、でも他の場所は違うって言うから、おばさんてっきりここのお薬が欲しいんだと思ったけど」
「ぁは、はっああ……あ、ダメぇ……。や、やぁなのぉ……」

それまで、スカートの生地をぎゅっと掴んで喉から溢れ出しそうになる何かに耐えていた小さな手で、慌ててナオコを押し留めようとするレイだったが、少女の細い腕ではびくともしないで、指先は淫らに未熟の秘部をまさぐり続ける。

「だめよ、レイちゃん。いくらココの事は恥ずかしくっても、ちゃんとしなきゃいけないの。ここは女の子にとって一番大切で、難しい場所なんだから」
「あうっ!? ……ゃ、やぁ……ぁふ、あンッ! やぁぁ……。グスッ、そこはダメなのぉ……」

スカートごとに揉み込む指先一つで、ビクビクと小さな肩を震えさせて、とうとう涙交じりで消え入りそうな―― それでいて突然甲高く跳ね上がる声で抗議するレイ。
ナオコはいかにももっともらしい事を言いながら、指先一つで自在にこの幼い少女を悶えさせる。

(ああん、思った以上だわ♥ あのレイちゃんがこんなにいやらしくよがってくれるなんて。この歳でここまで感じ易いというのも凄いわね。……シンジ君ったら、普段どんなことしてるのかしら?)

ブループラチナの髪を振り乱しながら荒い息で嫌がって見せて、グスグスと涙をこぼして、そして悩ましく喘いでと、混乱の内に忙しいレイをまるで手馴れた楽器のように奏でながら、ナオコは深い陶酔感に胸をいっぱいにさせていた。
身体を火照らせた少女から立ち上る甘い薫りを深く吸い込んで、広がる淫らな酩酊が熟れた媚肉を熱くさせる。

―― トロッ……。

濃厚な色香を漂わせて、ナオコの秘所はとうに濡れ濡れになってしまっていた。

(私もビンビン感じちゃうわ……)

野の鳥のように警戒心の強い少女を堕とすためだからと、慎重に慎重を重ねてゆるゆると這い進めていた侵略は、逆から見ればナオコ自身を焦らしてしまう行いだったのだ。

―― 早くこの子を裸に剥いてその瑞々しい肌を味わってみたい。
―― 恥毛の一本も生えないスリットに舌をくぐらせて、溢れる蜜をすすってみたい。

ただもう一刻も早くと、そんな欲望に滾るオンナを抑えていたのだけれども、ここまでくればもう良いだろうと今にも手綱を振り切ってむしゃぶりつきそうになる自分がいる。
そしてもう一人の焦らされた女、伊吹マヤはすっかりあてられてしまっていて、レイの嬌態を食い入るように見詰めながら背を壁にもたせかけて自分の胸と股間を弄くっている。

―― だけど、まだよ。

なし崩しにしてしまうよりも、ぎりぎりまで昂ぶらせてから摘み取る果実の方が遥かに甘美なのだとナオコは知っていた。

「ダメって言うけど。それじゃレイちゃん、ココ! ……のお薬じゃないのね?」
「ひぅン! そ、そうじゃなくて……」
「もう。レイちゃん、さっきから『そうじゃない』ばっかりで、おばさんちっとも分からないわぁ♥」
「違わないけど、ん、あゥンぅ……! ち、違うの……。薬じゃなくって……」
「じゃなくって? もちょっとはっきり言ってくれないとねぇ……。言ってくれないと―― こんなことしちゃったりして」
「ふわ、ぁぁン! や、やぁなの。そんなとこつまんだりしちゃいやぁ……!」

恥じらい躊躇い言葉を濁すレイを、ついとスカートの下にくぐらせた手を奥へと意地悪して囀らせる。
コットンのパンツはもうじっとりとしてしまっていて、ナオコは伸ばした人差し指の腹にコリコリと硬くなった木の実を捕らえると、その濡れた生地の上から押しつぶすようにねっとりこねてやる。
やがて羞恥に身悶えしながら、強すぎる刺激に耐えかねた少女はか細い喉をふるわせて言ってしまうのだった。

「く、薬じゃなくて……。その、アソコに……いれ、入れる……に使うの」
「そう、入れて使うのね?」

それってつまりタンポンかしらと、ニンマリ笑うナオコは、勿論シンジが何を言いつけたのか想像が付いている。
そこは承知で、レイにもっと恥ずかしい思いをさせようとわざと曲解して見せていたのだった。

「え、その……」
「んぅ〜〜。でもレイちゃん、本当にそれが要るくらい成長したのかな? おばさんちょっと診てあげるわね」

抗議しようとした口には、もごと捲り上げたスカートの端を押し込んだ。

「さ、レイちゃん。落ちないように咥えていてね」

そう言われてしまってはレイはもう吐き出したりは出来なくなる。
根が純真な事に加えて、この短時間ですっかりナオコに抗えないように躾けられてしまっていたのだ。

「うふふ。パンツのお股をこんなにしちゃって……お漏らししちゃったみたいよ。さ、脱ぎ脱ぎしましょうね」
「ほらほらレイちゃん。センセイが診てくれまちゅから、動いちゃだめですよぉ♪」

驚いて止めようとした手は、ナオコと阿吽の呼吸で少女の背中に立ったマヤに押さえ込まれてしまった。
そのまま、レイの無地のパンティはスルリと膝まで引きおろされてしまう。
自ら秘肉の泉から分泌したぬめりに塗れて、プクッと盛り上がった無毛の土手肉が蛍光灯の明かりにてらてらと光って姿を現す。
硬い果実のような未熟の恥丘には一筋の割れ目が通っているだけ。
それなのに、まだ花開くには至らない蕾のような性器は、執拗に愛撫する悪戯な指先にすっかり赤く充血してしまっていて、ぴったりと閉じた隙間からぐちゅぐちゅと蜜をこぼしてしまっているのだった。
淫らな女達の視線の前にいたいけな秘所をあらわにされて、ほっそりとして華奢な太腿はガクガクとわなないている。
羞恥に悶えるロリータの下腹部に、ナオコはいかにも嬉しそうな顔を近付けた。

「むぐ……、むわぁ……」

かっと赤面した目尻にはまた新たな涙が滲んで、そんなレイの嫌がる呻きを耳に心地よく聞き流し、

(はぁあ……。これがレイちゃんの……オ、マ、ン、コ♥)

ナオコは興奮に震える指先を幼い恥裂になぞらせた。

「ふむぅ! むっ、むぅ〜〜! ふむぅぅ……!!」

過不足無い力加減で、閉じた秘肉の下に熱く潤っていたぬかるみをネチャネチャと丹念にかき回して、レイのように幼い子供には不似合いな淫靡な水音を立てさせる。
早すぎる官能に赤く染ったレイの白皙には、後ろからマヤの唇が寄せられてチュッチュッと熱烈なキスを与えていた。

「んっ。レイちゃんの涙、とっても美味しいわぁ♥」

頬から目尻にまでぬめぬめと這わされる舌の感触。
溢れさせる涙を吸われながらも、レイはただただ次々と新しい滴をこぼし続けていた。
口の中に押し込まれたスカートを噛み締めて、押し殺しているのは悲鳴なのか、それとも気持ち良くって堪らないと叫びそうになるエッチな声なのか。
ナオコの慣れきった指遣いは義兄のそれよりひょっとするとずっと上手で、背中がぞくぞく痺れてしまうほどに心地良いのだ。
お尻の上辺りが熔けだすように熱くなっていて、口を塞がれて居なかったなら、もっともっととおねだりしてしまっていたかもしれない。

(ああ、兄さん。シンジ兄さん……!!)

こんな事を考えてしまうのは大好きな義兄に申し訳ないと、レイはいやらしい自分を悲しく思った。
その後ろめたさがまた一層性感を煽り立てる―― 『わたし、いけないの。どんどん気持ち良くなっちゃうの……!』と、そんな倒錯した官能の形はまだ知る由も無い幼い少女なのだった。

「あらあら、レイちゃん。あなたのココ、おばさんの指がどんどん入って行っちゃうわよ」
「むぅぅっ!? むっ、うむむぅぅ〜〜!!」

こんこんと新たな蜜を溢れさせる入り口から、ナオコの人差し指がくいっと挿し入れられていく。
まだ硬い膣肉は、ぎゅっと侵入者を締め付けながら、それでも深々と受け入れてしまう。
大胆に押し込まれる指先を阻むものもなく、つぷつぷと処女にはありえない深さまでも。

「まぁ……レイちゃんったら!」

わざとらしいくらい驚いてみせるナオコだ。

「こんな歳でもうバージンじゃないなんて、なんてエッチな……いいえ、インランな子なのかしらねぇ。……おばさんの方が恥ずかしくなっちゃうわ」
「ふぅぅ……、う、ううっ……。うううっ……」

死んでしまいたいくらいのあまりの恥ずかしさに固く目を瞑ったレイには、ナオコもマヤも、笑いを堪えた悪戯な表情をしているのだとは分からない。

(ううっ、シンジ兄さん! シンジ……、シンジくん……!!)

すすり泣きながら、心の中で義兄の名を叫んで取りすがるばかり。
それでも、固い粘膜の奥に咥え込んだ指がゆっくり抜き差しをはじめて体の内側に強烈な感覚を沸き起こすと、嗚咽の合間にも息をつめて、経験豊富な熟女に与えられる愉悦を小さな体いっぱいに感じ取ってしまうのだった。

「んむぅ! ふむンッ! ……ンッ、ンッ、ンムゥゥ……!!」
「あなたのココ、随分熱くなってるわよ。気持ち良くって堪らないのね?」
「うわ〜〜。レイちゃんって凄い乱れるんですねぇ……。普段からだと全然信じられないですぅ」

背後からはうなじに口付け舌を這わせるマヤ。
前からはスカートをめくり上げた股間に取り付いて、ねちねちと指の恥戯を加えるナオコ。

「ンンッ、ムゥ〜〜!」

淫らな挟み撃ちから逃れたがって激しく揺さぶった腰には、しっかり捕まえておこうとナオコの腕が回されて、その代わりに未熟の淫花への侵略者は、却って恐ろしい熟女の舌へと切り替わった。
精一杯に屹立した小さなクリットにちょんと舌先で挨拶して、大人の女相手に研鑽してきた濃厚な舌技がいきなり強烈にレイの淫裂を蹂躙する。
ぴちゃぴちゃと猫がミルクを舐めるようにしたかと思うと、尖らせた舌先がワレメの中心部に突き立てられて秘粘膜を激しくくじり立てる。
軟体生物に潜り込まれてしまったような、ぬめぬめとした粘膜同士の過激な接触が、レイの未完成の膣腔を縦横無尽に嬲り回すのだ。
ズズッとはしたない音を立てて、ナオコの紫の唇が潤みきって綻んだ肉割れをすすり、こぼれ出した愛蜜が涎と一緒になって熟女の尖った顎から床に滴り落ちた。

(ああ……! 怖い、怖いのシンジくん! わたし、このままじゃどんどんおかしくなっちゃうの……!!)

くぐもった悲鳴を店内いっぱいに張り上げて、レイはナオコのクンニリングスの愛儀に恐怖と紙一重の狂いそうな愉悦を味わされていた。
濡れそぼった花弁をしゃぶられる度に、そして押し当てられた舌先がドロドロに蕩けたぬかるみの底を這いずってちっちゃな亀裂を往復する度に、少女は前後から抱きすくめられた幼軀をのけぞらせて、快感に切なく悶えるのだった。

「ンン〜〜ッ! ンン〜〜ッ!!」
「店長、レイちゃんもうイっちゃいそうですよ♪」

年端もゆかぬ少女を絶頂に追い詰める背徳感に、ナオコも眩暈がするほどの興奮を覚えていた。
レイの腰にすがって跪いた腿はもじもじとさせて、タイトスカートから覗くストッキングには自らの秘唇から伝う愛液の流れが染みを大きく成長させている。
本当ならば今すぐにでも指で慰めたい、少女の頭を無理矢理押し付けて、小さな舌の拙い愛撫を味わってみたいと思うところだったが、歳経た蛇のような執着の精神力がレイに仕掛けた性愛調教の入り口―― その完遂を優先させていた。

「レイちゃん、レイちゃん……。んちゅうっ、ちゅ、んちゅう〜〜……!」

白く瑞々しい恥丘に口付けて、またレイの股間に顔を埋めていく。
鮮やかなピュアピンクを見せる濡れ襞を思う存分に味わい尽くし、媚肉がヒクヒクと収縮する度に溢れ出す愛蜜と共に、マヤに支えられていなければ今にも崩れ落ちそうなレイの狂態をも甘美に飲み干していくのだ。

(ひぁ、ひぁぁン……。も、もうダメなの。熱い、熱いの……!)

幼い理性を押し流そうとする強大な官能に抗うように、打ち揺さぶられる蒼銀の髪。
大きく見開かれたルビーの瞳は虚ろで、可憐な涙を振りまきながらきつく噛み込んだスカートに悲鳴を押し殺し、必死に快楽に耐えている。
しかし、そうやって耐え続けたが為に却って悦びはレイの中で無限に上向いていく。
見上げる天井にはチカチカと、極彩色の星々が瞬いていた。

「かはっ……!」

カリッと、可愛らしく立ち上がった肉芽が甘噛みされた。
刹那、堪らず声無き悲鳴を漏らした口元から、ひらとスカートがレイの蜜壷に舌を突き入れているナオコの頭に舞い落ちる。

「はひ……! ひ、ひぁぁ……!!」

ビクンッと仰け反る躯を優しく抱きとめてキスをくれる背後のマヤも、股間にしゃぶりついて離れないナオコのことも、淫らな水音がレイの耳から聞こえなくなっていくのと同じように、意識の上から消えていく。

(シンジく、ん……。も、ダメなの……ぉ!)

真っ白に炸裂する星たち。
僅かにざらついた舌が抜き差しして責め立てていた幼い秘腔の奥で、未成熟の子宮が熱く、熱く、滾るマグマを噴き上げたのだった。

「ひぁっ! イイのっ、もおッ……。ふぁ、ふああああああああああああ―――― !!」



「本当に……感じ易い子なのねぇ……」

あられもなく泣き叫んで失神してしまったレイを抱き止めたマヤと、情欲に火照った笑顔を見合わせて、ナオコは白衣の裾にべとべとになってしまった口元を拭ったのだった。


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