鉄道用語解説

2002年7月1日公開、2006年1月1日最終修正

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用語意味・解説
ア 行
IC乗車券カード内にICチップが埋め込まれているカード型の乗車券で、Suica(JR東日本)、ICOCA(JR西日本)、PiTaPa(スルッとKANSAI加盟各社)などがある。ソニーの非接触IC技術「FeliCa」が使用されているものが多い。また、最近は乗車券以外にもコンビニなどでの物販として利用できる箇所が増えつつある。カード発行費として、500円のデポジット(カードを返却すると500円戻ってくる)を取る会社が多い。
ICOCA(イコカ)JR西日本が発行しているIC乗車券。当初は関西地区のJRでの利用のみであったが、現在ではSuicaとの共通化で仙台地区や関西地区でも使用できる(エリアをまたいでの使用は出来ない)。しかし、2006年1月現在、グリーン券としての利用や、関東・仙台での物販としての利用はできない。また、スルッとKANSAI加盟各社の発行するPiTaPaとも共通化される(2006年1月21日から、乗車券としての相互利用を開始)など、共通化も進められている。
駅スタンプ旅行者向けに駅に設置されてある、記念スタンプ。1980年に登場した「わたしの旅」シリーズがJR駅スタンプの主力を占めている。 そのほかの私鉄の駅にも駅スタンプが設置されているところがあるほか、最近は道路休憩施設の「道の駅」にも駅スタンプが設置されている。
駅寝無賃で駅で宿泊することをいう。無人駅の待合室を利用するケースが多く、登山者が早朝から行動する場合、北海道をバイクや自転車でまわる人の間で浸透している。ただし、待合室のない駅や閉める駅も多く、治安の問題等もあるため、どこの駅においても駅寝できるとは限らない。
駅弁広義の意としては「鉄道の駅や車内で売っている弁当」。ただし、「日本鉄道構内営業中央会加盟業者の販売する『駅弁マーク』の付いた駅弁」のみを「駅弁」と呼ぶ場合もあり、広義の意の駅弁を「駅売り弁」と分ける場合もある。
カ 行
完乗ある定義された区間や会社の路線をすべて乗車すること。「JR全線完乗」といえば、通常はJR(旅客6社)が営業している路線を1kmたりとも残さず乗車することをいう。「近鉄完乗」「東北本線完乗」といったように路線別、会社別の完乗という定義もある。完乗の条件にも様々あり、「夜間に乗った場合は含めない」「寝てしまった時間は含めない」という人もいるが、時間帯・行動に関係なく乗ったかそうでないかで区別している人が多い。また、営業路線の解釈(貨物線、短絡線等の扱い)についても様々である。
切符きっぷには移動そのものに対する「乗車券」と、乗車券と併用し移動中のサービスに対する「料金券」に分類される(あわせて「乗車券類」と呼ばれる)が、会社側が企画した様々な割引きっぷが登場しており、分類が複雑になっている。
なお、乗車券には普通乗車券、定期券(定期乗車券)、回数券(回数乗車券)等、料金券には特急券、急行券、指定席券、グリーン券、寝台券等がある。なお、「入場券」は単独で使用するが料金券である。
気動車
ディーゼルエンジン(等の内燃機関)をもち、これによって動く旅客車両のこと。非電化区間(架線のない区間)でも走行できる。(写真)
客車機関車等に牽引される旅客車両のこと。高速運転に適さない(加減速が難しい)ことから、近年はその数は激減している。(写真)
銀河東京と大阪を結ぶ寝台急行の愛称名で、昭和25年に国鉄の急行列車としてはじめて名前が付いた列車。A寝台・B寝台から構成され、現在は座席車は連結されていない。使用している車両は時代とともに何度か交代しており、現在の24系25形は1986年11月から使用されている。
クロスシート窓と垂直に並んでいる座席のことをクロスシート(略して「クロス」)と呼ぶ。クロスシートには背もたれの方向転換が可能な「転換クロスシート」、座席全体が回転できる「回転クロスシート」、転換も回転もできない「固定クロスシート」に大別される。なお、クロスシートのことを「ロマンスシート」と呼ばれることもある。JRの場合、特急・急行はもちろん、一部の快速などにも導入されている。(写真)
硬券厚さが1mmほどの紙でできたきっぷ。近年は磁気化、マルスの導入等によって廃止されている駅が多く、入手が困難になっている。(写真)(写真:硬券と軟券の厚みの差)
500系新幹線
電車
平成9年に登場した、最高速度300km/hを誇る新幹線電車で、前面のロングノーズと翼型のパンタグラフが特徴。16両編成であり、東海道・山陽新幹線の「のぞみ」に使用されている。最速のものは、大阪−九州を1時間台で結ぶ(新大阪−博多間は2時間17分)。平成10年、最優秀鉄道車両に贈られるブルーリボン賞を受賞している。(写真)
サ 行
材質鉄道車両に使われる材料としては、現在ではステンレス(写真)、アルミ(写真)、鉄鋼(「鋼製」という場合が多い)(写真)に分けられる。以前は鉄鋼にさび止めの塗装をした鋼製が主流であったが、近年はステンレス、アルミが増加している。ステンレスは重量は鋼製と同じ程度であり、錆びないことから無塗装である。車両側面にコルゲート(凹凸のひだ)を付けているものが多い。アルミはコストが高いが、軽量で耐久性がよい特徴を持つ。
JR国鉄の分割民営化によって設立された株式会社をいう。JRグループは13社でスタートしたが、鉄道を扱うのは旅客会社6社(JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州)と貨物会社(JR貨物)1社の7社である。なお、その他のJRグループとしては日本テレコム(現ボーダフォン)が有名である。
JR時刻表JRが編集している全国版時刻表であり、交通新聞社から発売されている。創刊は1963年であり、現在発行されているB5版のものはものは1987年に「大時刻表」から名称とサイズが変わったものである。B5版で、JR(東京・大阪都市圏以外)および第3セクター鉄道は全駅・全列車の時刻、その他の会社線は主要時刻が掲載されている。そのほかに小型の時刻表がいくつか発売されているほか、私鉄時刻表も発売されている。
JTB時刻表JTB(JTBパブリッシング)から発行されている全国版時刻表で、創刊は1925年4月。大型のものはB5版で、JR(東京・大阪都市圏以外)および第3セクター鉄道は全駅・全列車の時刻、その他の会社線は主要時刻が掲載されている。そのほかに小型の時刻表がいくつか発売されているほか、私鉄時刻表も発売されている。
時刻表時刻表はサイズや地域、会社など多岐に分かれているが、全国の路線を扱うものとしてはJTB時刻表(JTB)とJR時刻表(交通出版社)に大別される。JTBは優等列車が太文字(特急のみ右に太線が入る)になっており、読者コーナーが充実しているのが特徴。JRは2色刷り(優等列車が赤文字)、臨時列車が斜体になっている。掲載順序や表記方法にも若干の違いがある。
私鉄民間企業によって運営される鉄道をいう。市営の地下鉄・路面電車などの公営交通は私鉄に含め、JRは民間企業であるが私鉄には含めずに別枠とするのが一般的である。
車両鉄道車両は直接人や物が乗るものとそれを牽引するためのもの(機関車)に分類されるが、動源や用途によって前者は電車(EC)、気動車(DC)、客車(PC)、貨車(FC)、後者は電気機関車(EL)、ディーゼル機関車(DL)、蒸気機関車(SL)に大別できる。
ジャンル鉄道趣味を分類するのは難しく、興味対象別(路線、車両、時刻表など)、行動別(旅行、研究、収集など)に分けることがあるが、それぞれの中に細かく分類されることも多い。旅行の場合、廃線跡めぐり、乗りつぶし(「完乗」を目指して各地の路線を乗る)、撮影旅行、観光旅行などに分類される。また、分類が複雑なもの(鉄道模型など)もある。以上のように分類は非常に多岐にわたり、多くの分野に携わっている人は意外と少ない。
Suica(スイカ)JR東日本が発行しているIC乗車券。当初は関東地区のJRでの利用のみであったが、現在では仙台地区や関西地区でも使用できる(エリアをまたいでの使用は出来ない)。乗車券のみならずグリーン券としての利用や、物販としての利用も出来る(ただし、2006年1月現在、関西での物販には利用できない)。クレジットカードタイプもあるほか、携帯電話にICチップを埋め込んだ(おサイフSuica)も登場するなど、近年かなり普及している。また、将来的にはスルッとKANSAI加盟各社の発行するPiTaPaとも共通化する予定である。
スキー列車「シュプール号」に代表されるように、スキー客向けに設定した列車のことをいう。料金が安いのが特徴である。JRが分割民営化直前ごろから、都心部からスキー場へ向かうスキーバスに対抗して「シュプール号」を運転し、都心部からスキー場の最寄の駅までは鉄道で、そこから目的のスキー場へはスキー列車利用者の専用バスで結ぶ。近年はスキー人口の減少、新幹線の普及などによって減少傾向である。
青春18きっぷ普通列車(快速も含む)に限り、JR全線乗り放題のきっぷ。春・夏・冬休みの季節に発売される。特急・急行やグリーン車・寝台車に乗る場合には利用できない。1枚で5回分(1回で1人1日有効、同時に複数人が利用しても良い)利用できる。ねだんは11,500円。なお、秋でも鉄道の日(10月14日)前後には、1枚で3回分で効力が同じという「鉄道の日記念・JR乗り放題きっぷ」が9,180円で発売されている。(写真:常備券)(写真:マルス券)
前面展望列車に乗りながら前方の景色を見ること。運転席の客室側のガラスを大きくなっていて、前のほうの座席からガラス越しに前方を見るられるタイプのもの、運転室が別にあって客室のガラス越しに前面展望が楽しめるものとがある。概ね前者のタイプのものがおおいが、後者のタイプとしては名鉄パノラマカー、小田急ロマンスカーなどが有名。
タ 行
ダイヤ改正号時刻表は毎月同じ時期に発売されるが、全国規模のダイヤ改正が行われる場合にはダイヤ改正にあわせて、発売日を特別に前倒しして発行するが、その号のことをこのように呼ぶ。なお、ダイヤ改正号は普段よりも売れるので発行部数も増やして対応している。ただ、1990年代後半からは部分改正が増加しているため、ダイヤ改正直前の時刻表に優等列車(JRの場合は特急・急行)のダイヤだけ先に載せることが多くなっている。
鉄道関連の書籍鉄道関連の書籍については、ある分野に特化したものが多い。鉄道旅行の紀行文、鉄道事情の研究、鉄道に関する物語、その他鉄道に関しての書籍は数多く存在する。また、鉄道を題材とした推理小説や漫画も多くある。
鉄道雑誌鉄道雑誌には鉄道趣味全般を扱ったものから、模型、ダイヤなどある分野に特化したものまで様々ある。鉄道趣味を総合して扱っているものとしては鉄道ファン、鉄道ジャーナル、鉄道ダイヤ情報、鉄道ピクトリアル、Rail Magagineがある。総合誌の中では「鉄道ファン」が最も発行部数が多いが、鉄道雑誌全体で見ると時刻表の方が発行部数は多い。
鉄道趣味活動車両や列車などに乗る(撮るも含める)、鉄道グッズや切符等を集める、鉄道雑誌を読む等、鉄道趣味に関する活動は多い。「通勤や出張で電車に乗る」等で鉄道に乗る目的でない時は含めないことが多い。
鉄道に関する
イベント
鉄道に関するイベントには記念列車の運転など鉄道会社が行うもののほか、東京のりもの学会(QDAT)や大学の学園祭などで行われいる模型運転会など鉄道趣味団体が主催するものもある。また、平成6年に従来の鉄道記念日に代わって制定された「鉄道の日」(10月14日)に合わせ、各地で鉄道に関するイベントが行わるようになっている。「鉄道フェスティバル」が有名。
鉄道に関連する
鉄道に関する音には、列車の走行音、列車内のオルゴール、駅の到着メロディー(着メロ)、発車メロディー(発メロ)、アナウンスなど、鉄道のあるところで発生するものは多種多様にある。拡大解釈して「鉄道に関して歌われている歌」も鉄道に関する音とする場合がある。
鉄道部品鉄道に関する部品としては、列車の座席、車番(ナンバープレート)、サボ(列車名、種別、行き先などが書かれたサイドボード、最近は少なくなった)やレール、駅名標、駅員・乗務員の帽子、制服など様々なものがある。乗客が持つもの(きっぷ等)は部品とは別に取り扱われることが多い。
鉄道模型鉄道模型はその大きさからさまざまなものがあるが、現在では縮尺1/150の「Nゲージ」が主流であり、他にも縮尺1/80の「HOゲージ」が比較的普及している。Nゲージを製作しているメーカーとしては「TOMIX」((株)トミー)と「KATO」(関水金属(株))が有名である。
鉄道モノ・旅行
モノの番組
世界の車窓から」(テレビ朝日系列)、「ぶらり途中下車の旅」(日本テレビ系列)、「列島縦断 鉄道乗りつくしの旅」(NHK)が有名。他にも西村京太郎サスペンスや、過去の番組として「鉄道公安官」など刑事モノもある。旅行モノにはさまざまな番組があるが、「水曜どうでしょう」(HTB)といった地方制作の有名な番組もある。
鉄道ライター鉄道に関して作家活動を行っている人をいう。種村直樹氏のように「レイルウェイライター」と名乗っている人もいる。また、鉄道モノの推理小説作家や漫画家も鉄道ライターに含めることが多い。
鉄道旅行鉄道を利用(あるいは対象)とした旅行全般を指す。旅行の内、鉄道に占める比率がどの程度であるのか、目的がどこにあるのか等、人によって鉄道旅行の解釈・定義は様々であるのが現状である。
鉄道・旅行に関
する資格
鉄道に関する資格のうち、一般的に受験可能なものとしては、時刻表についての知識レベルを図る「時刻表検定」や鉄道全般(旅行分野も含む)についての知識レベルを図る「鉄道旅行検定」(旅行地理検定協会主催)が有名である(現在、休止中です)。旅行に関する資格としては旅行地理検定協会が国内旅行全般を扱う「国内旅行地理検定」の他、温泉旅行、海外旅行などさまざまなジャンルの検定試験を実施している。その他、旅行業を行うにあたって必要な「旅行業務取扱主任者」という資格がある。国内旅行のみの「国内旅行業務取扱主任者」(全国旅行業協会参照)と海外旅行も扱える「一般旅行業務取扱主任者」(日本旅行業協会参照)がある。
なお、鉄道業界の人を対象にした資格には、動力車操縦者(鉄道運転士)などの資格もある。
電車外部から電力を取り、その電力によって動く旅客車両のこと。架線等、電気が流れている線のある区間でしか走行できない。(写真)
電車でGO!(株)タイトーが製作しているトレインシミュレーションゲーム。マスコン(アクセル)とブレーキを操作するとそれに応じて景色が流れていくので、実際に運転士になった気分になれる。2004年にアーケード版の最終作が発表された。
とほ宿とほネットワークに加盟する宿。とほネットワークが発行している『とほ』に記載されている。北海道に多くある。 「男女別相部屋の設定」「比較的安価」「お客さん(旅人と呼ばれる)同士の交流がしやすい」点などYHと似ている。そのかわり、会員制ではない点、禁酒でない点はYHとは異なる。
トレインシミュ
レーション
実際にある鉄道路線をCGまたはビデオ映像でディスプレイ上で再現し、それを実際の列車と同様の操作で動かすもの。実際の現場研修用のものもあるが、ゲーム化されているものが数多くあるやタイトーの「電車でGO!」シリーズといった名作が出たほか、CGで路線を自作しても楽しめるBVEというフリーソフトもある。
ナ 行
軟券自動券売機や「みどりの窓口」で購入すると出てくる軟らかいきっぷ。磁気情報が書き込まれているものが多い。なお、列車内で乗車券類を購入したときに出てくる、レシートのようなきっぷも軟券に含まれる。(写真)(写真:硬券と軟券の厚みの差)
のぞみ1991年に登場した、東海道・山陽新幹線の最速列車。東京−新大阪を約2時間30分、東京−博多を約5時間で結ぶ。最高時速は300km/h(500系の場合)。現在、700系、500系、300系(臨時列車として)の3種類の車両が使用されている。
ハ 行
廃線跡昔は鉄道が走っていたが、路線の廃止に伴って列車が走らなくなり、路線があったことを示す形跡だけ残っている状態をさす。線路、バラスト(線路を固定するための砕石)などは順次撤去されるが、その過程において様々な形態をなしている。また、線路の付け替えの場合は「旧線跡」になるが、路線廃止に伴うものとあわせて「廃線跡」と呼ばれることも多い。(写真)
バケットタイプ
のシート
人間工学の観点から座り心地の向上のため、お尻が座席にフィットしやすいように設計されたシート。近年、さまざまな車両で導入されるようになった。(写真)
払戻列車が遅れた場合の払い戻しは、特急・急行列車が2時間以上遅れて到着した場合、特急・急行料金の全額が手数料なしで払い戻しとなる。乗り継ぎの列車に間に合わなくなったときは、乗り継ぎ列車の料金も戻ってくる。特急・急行列車が運転を取りやめた場合も、取りやめた列車の特急・急行料金の全額が手数料なしで払い戻しとなる(ただし、品川−東京、大阪−新大阪、上野−東京間の場合は差額のみ、寝台列車の場合は朝6時まで利用できなかった場合のみ)。その他の払戻としては、冷房故障などが挙げられる。
103系電車昭和39年に登場した、日本を代表する通勤型車両。4扉ロングシートである。大阪環状線をはじめ、関西・関東の各通勤路線及び仙石線、筑肥線で活躍している他、最近では広島・岡山地区にも進出している。関東では山手線、京浜東北線等、その他に中京地区でも使われていたが廃車となり、年々活躍の場が少なくなっている。(写真)
プリペイドカー
JRのオレンジカード(写真)に代表される、自動券売機などで現金と同様に使用できるカード。イオカード(JR東日本他)(写真)、Jスルーカード(JR西日本他)(写真)、パスネット(関東の私鉄)(写真)、スルッとKANSAI(関西の私鉄)(写真)のようにカードで自動改札も通れるものも登場しており、バスも利用できるものもある。また、Suica(JR東日本他)(写真)のようにIC機能が内蔵されていて改札機に通さなくてもよいものもある。
物販IC乗車券で駅コンビニやジュースの自動販売機などが使える。また、駅以外のコンビニやビックカメラなどの大型量販店などでの商品購入に利用できるところが増えている。ただし2006年1月現在、Suica、ICOCAの共通利用は不可能であるため関東のコンビニではICOCAが使えなかったり、利用限度が最大20000円しかないなどの問題点もある。
ヘッド列車ダイヤ(時刻)のダイヤパターンにおける単位を示す。通常、ダイヤにはある程度のパターンがあり、そのパターンが10分毎に訪れれば10分ヘッド、15分毎に訪れれば15分ヘッドとなる。「ピッチ」とも呼ばれる。15分ヘッドの路線としては東急東横線、JR京都・神戸線などが、10分ヘッドの路線としては阪急神戸・宝塚・京都線などが挙げられる。
マ 行
マイレージ
サービス
飛行機に乗ると、その飛行距離に応じてポイント(ポイントのことを「マイル」と呼ぶ)が貯まっていくシステムをいう。ある一定のポイントが貯まると、無料往復航空券や国際線の座席のアップグレード等の特典と交換することができる。また、宿泊やショッピング等、航空各社と提携している様々なサービスを利用してもポイントを貯めることができ、クレジットカード会社のポイントなどをマイルに移行することもできる。マイルの制度や特典内容は航空会社によって多少異なっている。
窓口乗車券類を購入する窓口。自動券売機も含める場合もある。JR線の場合、指定席をとる場合や長距離の場合、駅にある「みどりの窓口」(オンラインで指定席が予約できるシステムのある駅の窓口)で購入する場合が多い。また、乗車券類を扱う旅行会社の窓口でも購入することが可能である。
無賃送還ダイヤの乱れによって接続駅で1時間以上接続できない場合、あるいは到着が2時間以上遅れるためにて予定していた旅行を中止する場合、未使用区間の運賃が払い戻しとなるだけでなく、旅行を中止した地点から出発地(途中下車をした場合、途中下車した駅)まで無料で乗車できる制度のことをいう。
ヤ 行
YH若者が安く効率よく旅行できるために設けられた宿。YHと書いて「ユースホステル」と呼ぶ。格安な料金設定になっている代わり、シーツ等は自分で敷くなどセルフサービスとなっている。また、地方のYHではペアレント(ユースホステルの支配人)によって希望者には「ミーティング」と呼ばれる集会を通じて観光案内をしてくれる。しかし、最近はホテルの価格攻勢に押されて数が減ってきており、ミーティングを行わないところが増加し、また、食器洗いの自動化なども進んでいる。
用語鉄道趣味にはハード面、ソフト面など様々なジャンルから成り立っていることもあり、鉄道に関連する用語は数多く存在するのが現状である。鉄道用語については、鉄道用語の部屋などでもまとめられている。
ラ 行
列車列車は旅客を運ぶする旅客列車と、貨物を運ぶ貨物列車に大別できる。旅客列車の中には普通列車、急行列車、特別急行列車(特急列車)などに分けられる。特急列車・急行列車のように特別に料金を取る列車のことを「優等列車」と呼ぶ。また、以前は旅客と貨物を同時に運ぶ「混合列車」というのも存在した。
旅行貯金全国各地にある郵便局を訪れ、いくらかの貯金をして主務者印と呼ばれる印、郵便局名の入ったゴム印を通帳に押してもらうことをいう。各個人によって貯金の額、ATMの可否や郵便局の移設・改称・新設・廃止による扱いなどについても様々である。
レイアウト板などの上に線路、駅、建物などを貼り付けたジオラマのことを「レイアウト」と呼ぶ。Nゲージの場合、600mm×900mmのボードを基本とするが、複数枚つなぎ合わせて900mm×1800mmの本格的なレイアウトを作成して運転を楽しむのが主な目的である。
レンズ主に一眼レフカメラ(レンズと鏡に反射された映像をファインダーから覗く)に取り付ける、望遠レンズ、広角レンズなどを指す。
路線検索ソフト出発地と目的地を入力すると自動的に適切な経路、運賃、所要時間を計算、表示してくれるソフト。最近は実際のダイヤに基づいたものも登場している。「駅すぱあと」が有名。
ロングシート窓を背にして座るものをロングシート(略して「ロング」)と呼ぶ。大量輸送に適していることから通勤路線を中心に導入されているが、快適性はクロスシートには及ばず、収容能力も椅子なしの車両には及ばない。また、ロングシートとクロスシートの長所を組み合わせた「セミクロスシート」というものもあり、快速を中心に導入されている。(写真)

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