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そして試験当日、私は北新地にある大阪観光専門学校で、この「鉄道旅行検定」を受験した。問題は車両、列車、運行区間などが35問、路線、駅・施設、車窓・沿線風景などが35問、鉄道、文化、時刻表、旅行関連などが30問の計100問を60分で解くというものであった。
主な問題を示すと、
ちなみに試験問題は持ち帰り可で、試験終了後は解答を配られた。ちなみにこの解答に従うと自己採点では私は90/100であった(この解答にはミスがあったため、実際には91/100になると思う)。
以下、試験の感想を述べる。
すべての問題は4択で、引っかけた選択肢が少ないこともあってか、選択に迷うということは少なかった。キロ数や運転距離の問題は解いていて面白かった。ただ選択肢をもう少し紛らわしくしても良かったのではないか(351.8kmだったら米原ではなく名古屋にする、など)。
それと後半の旅行分野(小海線日帰り旅行など)は、今後の「鉄道旅行趣味」の方向性として面白い出題だった。
問題自体の難易度はファン向けの問題が多かったからか、ファンからは「やさしすぎるのでは」という厳しい意見も出ているが、鉄道趣味の初心者や、小中学生の受験者もいることを考えると、問題の難易度自体はこの程度でいいと思う。友達の出来やインターネットで得られた情報から想像すると、平均点は70点台後半になるのではないかと想像する。
「まあ第一回だからこんなものかな」というのが正直な感想で、次回も機会があれば受けてみたい。また次回以降は「鉄道『旅行』検定」にふさわしく、後半の旅行に関する問題が増えればさらに面白くなるかな、と思う。また前半で大量得点する鉄道ファンは、旅行分野(特に観光関連)の問題を苦手にする人が多いと思うので、後半の問題を増やした方が平均点が適正化され、さらに面白くなるのではないか。
また今回の検定試験はインターネットやマスコミでも何かと話題になっているが、出題ミスに関する話題が多く、試験の内容自体に関する感想がほとんど見られないのは残念である。ミスが目だったのは確かで、次回以降はミスをなくすよう徹底すべきだという意見はもっともだと思うが、協会側もこうしてせっかく苦労して開催しているのだから、まずは開催されたこと自体に感謝し、受験者側ももう少し協会側の意向も考えて欲しいと思う。
私は鉄道ファン暦10年以上で、他の鉄道ファンを見ることも多いが、鉄道趣味活動においてトラブルが発生すると、相手の気持ちを考えずに批判ばかり言う人の割合が世間より高いように感じる。私も一ファンとして残念なことだと感じている。
個人的には、せっかくの検定試験なんだから、もっと「どのようにして解いたか」とか「どこが難しかったか」とかの話題で盛り上がって欲しいと思う。
先日上記に述べたような今回の感想について、旅行地理検定協会にメールを送ったところ、協会から「初めての実施ということで、採点前の確認を行うためにも「正解表」をお配りしたところ大勢の受験者から様々なご意見・ご質問を頂戴致しました。次回以降の実施に向けまして多いに参考にさせていただきたいと考えております」という誠意のある解答が得られ、誠に感謝したい次第である。
ちなみに国内旅行地理検定でもミスがあったが、上記メールにて問い合わせたところ、こちらは鉄検と比べて問い合わせの数は比較的少ないものであったが、正解表のプリントミス(問116・118。美術館の問題)にはかなり問い合わせがあったとのこと。ミス自体が少なかったからかもしれない。
最後に…。旅行地理検定協会には鉄道旅行趣味の発展のためにも、鉄道ファンのみならず皆様から期待されるような検定試験を次回以降も継続して実施してくれるよう期待する。
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