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  tarosa's room (たろさ)
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日記


2020/11/03 (火)

PaSoRi

 某電器店で冷蔵庫買ったときのポイントが余ってたので、SONYが販売しているNFCリーダー PaSoRiを買いました。別にICOCAを読みたいんじゃなくて、NFC typeBであるマイナンバーカードを読み取るためです。

 マイナポイントのときは入力がダルかったけどスマホで何とかなりました。ただ今回確定申告する必要が生じたので、ついに買いました。5月にそれなりの額を教育関係に寄付した分が寄付控除制度の対象になり、還付申告すれば4割相当が戻ってくることがわかったからです。実は自分で確定申告したことないので、様子を見てみようと思って去年のシステムなのですがお試しで登録してみました。

 PaSoRiのドライバーをSONYからとってきてインストールしてWindowsから認識させ、e-Taxのサイトに行き、「Chromium Edgeを使ってる人はIEを使ってください」の文言に我がIT後進国の現状を憂いながら、実に1年ぶりにIEを起動しました。マイナンバーカードをセットし、暗証番号2種類を順に入れると、住所や電話番号等の個人情報が難なく画面に表示されます。e-Taxに登録し、メール認証を済ませたら、寄付控除を選択。源泉票を入力するページが出てきて、ここでなんだ簡単じゃん!ってなって作業を中断しました。

 これ出かける必要はおろか、書類の取り寄せも郵送も不要で、全部自宅で完結するんですね。超便利じゃん!マイナンバーカード取っててよかった。はやくエストニアみたいになればいいよ。


2020/10/21 (水)

量子ドットモニター

 もう何年も前に買ったPrincetonのモニターの1つに表示異常が頻発するので、ついに買い替えを決断しました。以前から量子ドットモニタ―に興味があり(笑)っていうか欲しくて仕方がなかったのですが、Samsungや数少ない日本メーカーのだと中級機種以上のラインアップで27インチ以上が主流。Full HDを横に2台置きする前提なので、机や視線移動の関係から24型が限界なのです。24型の量子ドットモニターは長らく存在しなかったのですが、1年ほど前に恵安が出してきました。と言っても中国のどっかから持ってきたものです。2万円切ってたし、これを2台買いました。


 2013年に登場した量子ドットモニターですが、従来型製品との違いは、色の出し方です。モニターは赤緑青の所謂「光の三原色」を混ぜることで、CIE(国際照明委員会)で規定された「色度図」に相当する色を発しています。可視光の波長はおよそ400〜800 nmで厳密に言えば色というのは波長に対応しているのですが、460 nm(青)、520 nm (緑)、630 nm(赤)を任意の比率で混合することによって、人間が認識可能なすべての色を表示可能である とされています。これは人間の網膜にある錐体細胞の相対感度がそれらの波長に応じたピークを持っているためで、脳による処理と合わせて結局は人間の感覚に依るものです。

 光の変換は、レーザー並みの強度を必要とする「高次の非線形効果」を使わない限り、エネルギーの高い短波長側からエネルギーの低い長波長側へしか起こりえません。つまり、ディスプレイを構成する画素は各色別々に光るか、青色または紫外で発光する光源を使わなければなりません。ブラウン管は電子線によって直接画素を発光させる最も古い方式です。シャープが液晶技術を確立してからは、バックライトとして蛍光管が使われてきました。蛍光管は内部で紫外発光しており、蛍光管内部表面に塗られた希土類色素で赤青緑に変換します。それをカラーフィルターで区切り、液晶のシャッターで色をコントロールします。

 しかしいったんエネルギーの高い紫外を出し、それをエネルギーの低い可視光に変換するのは効率がよろしくありませんし、蛍光管自体も嵩張るものでした。日亜化学による青色LEDの量産化はこれらの問題を解決します。小さくて高効率な青色発光。青は可視光の中で最もエネルギーが高い色成分なので、これに蛍光体を被せて緑と赤を混ぜると、理想の白色が出せる「はず」でした。

 しかし物事そう上手くはいきません。青を吸って緑を出すマトモな蛍光体が存在しなかったのです。その点赤は何とかなってました。仕方なく波長幅の広い黄色蛍光体で代用していますが、この状態は長らく青色LED光源の弱点、「色味が悪い」「寒い」の原因となっています。もちろんディスプレイに使った場合も各色の色味が悪くなり、色合いを優先して波長フィルターの透過幅を絞ると、光量低下を抑えるために光源のパワーをもっともっと強くしなければいけなくなって、エネルギー効率が悪化します。

 疲れたから明日・・・いや、こうやって説明しようとすると難しい。光のエネルギーと波長の関係をちゃんと説明するためにはアルベルト・アインシュタインの光電効果やマックス・プランクのプランク定数、さらにレイリーとジーンズの黒体放射に関する理解が必要・・・いずれも19世紀末から20世紀初頭にかけて大活躍した物理学者で、ノーベル賞受賞者ですね。

 簡単にいうと「電波」の波長と強度は完全に別次元の尺度です。700MHz帯のドコモより2GHz帯のソフトバンクの電波が強いなんてことはありません。むしろ逆です。しかし電波の「波長短い版」であるはずの「光」はエネルギーの最小単位が波長に依存するようになります。これが量子の世界です。で、量子ドット?


2020/10/19 (月)

対面授業半数以下の大学名公表

とかする前に、

・萩生田大臣イチオシの「オンラインと対面のハイブリッド」をするための設備や技術支援をしてほしい
・オンライン対応でかかった経費を補填してほしい(大学も、教職員個人も)
・そもそも大学でクラスターが発生した際に、言論弾圧でもなんでもやって、報道規制をかけて欲しい
・指定感染症大2類から新型コロナを外して欲しい

って感じですね。
なんか一職員が教室感の中継装置を構築するのに多大な時間を費やしたりしてもうバカみたいです。組んだシステム自体は役に立ってるからまあいいけど。そして結局留学生の入国も満足にできないから、授業が遅れる分の対応だけ増える。そっちはオンライン継続。そしてこの2カ月、有給を消化しろ、200以上ある備品の実査をしろ、危険物の管理を厳格化しろ・・・ほぼ毎日雑務しかできません。論文や考え事は夜中。実験は土日。それで研究力低下が〜とか言われてやってられません。時間は無限じゃないんですよ。


2020/10/17 (土)

セカンドSIM

 OCNモバイルに変えたら機種代の割賦含めて月々1万円以上払っていた携帯代が2千円になって、ついでにAmazon Musicカウントフリーで大変嬉しい最中なのですが、折角なのでMVNOのメリットをもう一つ享受したいという思いがありまして、それがセカンドSIMカードなのです。

 少なくともソフトバンクで個人が2枚目のSIMを持とうと思っても、そういうサービスが提供されておらず、携帯電話のテザリングスイッチを入れるか、モバイルルーターを契約するか、全く新規で別の会社でデータ通信を契約することになります。しかしテザリングはスイッチを入れないといけないし、スマホは発熱するし、相応にバッテリーも消費するので、出張先で使用する際にはちょくちょくPCから充電しなければいけません。そして省エネのため、10分ほど無線LANを使用していないと、勝手に切れるw。モバイルルーターに至っては、持ち歩いて管理するデバイスが一つ増える(笑)。それに電源供給するためにモバイルバッテリーを持ち歩いて、とてもスマートではありません。

 主契約であるスマホがMVNOである場合、ほとんどの場合2枚目のSIMを発行してもらえます。OCNの場合、発行手数料は無料でデータSIMの維持費が月々400円。そして通信プランは1枚目のSIMと共通にできますので、「スマホとPCのデータ使用量の合計」で必要なデータを契約すればよいことになります。大変お得。しかも面倒臭さが全くない。もう電池や発熱を気にしながらテザリングスイッチを入れなくていい!スリープから復帰するたびにスマホを触ってテザリングする作業から解放される!とまあいいことづくめに思えます。

 あとはSIMカードを挿してLTE通信できるノートPCがあればよいのですが、残念ながらこれの選択肢が狭いのです。店頭販売されてるものだとほぼ皆無。LenovoのThinkPadやHPのSpectre、ElietBookシリーズのごく一部に設定されているものの、実際には品切れで買えないケースが多かったです。VAIOやNECやPanasonicやFujitsuのBTOは14万円〜とか書きながらLTEや実用的なメモリ、ストレージを設定すると30万円近くになるという常套手段。Mouseは手に入る価格ですが折角のLTEモデルが設定されているのが2kg近い15.4インチノートという謎仕様でした。何用なんだろうか一体!?露店販売でPayPay対応とか?

 そんな中、最近見てなかったDELLです。Inspiron 7490という法人モデルの14インチモバイルノート。LTE対応、タッチモニタで重さは1.2kg。512GB NVMe SSD、TPM、Win10Pro、指紋認証・・・色々ついて定価20万実売15万程度でした。春までは。ただメモリが8GBである点が解せないということで選択肢に入ってなかったのですが、発売から1年が経った同機種、きっと在庫処分したいんでしょう。何と7万5千円まで値下がりしていました。実に60%引き。買うしかないです。注文しました。楽しみ。


2020/10/12 (月)

なんとかPay

気が付いたらPayPayにチャージできなくなって、もうすぐ一カ月。まさかそんな大きい事件になるとは思わなかったです。たまにアプリを起動すると「セブンイレブンで現金チャージできます!」の通知が何通も入ってるのですが、そこまでしてPayPay使うかっていう話。

結局電子マネーのメリットは、店から吸い上げた決済手数料を原資として付与したポイントなんかじゃなくて、現金を下ろしにいかなくてよい、持ち歩かなくてもよい手軽さなのです。今更ファーストフード店で食事して50円や100円還元してもらって嬉しいかと(笑)。還元という餌がなくなれば、わざわざ起動しなくてもいいおサイフケータイに軍配が上がるし、こっちはハードウェアであるスマホ本体に強固に紐づけされるため、偽アカウントを作って悪さするにしてもその台数分スマホや電話番号が必要で、たぶん犯罪としては「ペイしない」です。むしろ故障してしまった際の復帰手続きがかなり煩雑。結局はより「技術的に進んだ」方に戻っていくんじゃないかと思います。

まあ、迷った末にマイナポイントの紐づけをモバイルWAONにしておいてよかった。


a-Nikki 1.06
Last Update: 2020/11/04 01:04:17