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  tarosa's room (たろさ)
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日記


2020/10/21 (水)

量子ドットモニター

 もう何年も前に買ったPrincetonのモニターの1つに表示異常が頻発するので、ついに買い替えを決断しました。以前から量子ドットモニタ―に興味があり(笑)っていうか欲しくて仕方がなかったのですが、Samsungや数少ない日本メーカーのだと中級機種以上のラインアップで27インチ以上が主流。Full HDを横に2台置きする前提なので、机や視線移動の関係から24型が限界なのです。24型の量子ドットモニターは長らく存在しなかったのですが、1年ほど前に恵安が出してきました。と言っても中国のどっかから持ってきたものです。2万円切ってたし、これを2台買いました。


 2013年に登場した量子ドットモニターですが、従来型製品との違いは、色の出し方です。モニターは赤緑青の所謂「光の三原色」を混ぜることで、CIE(国際照明委員会)で規定された「色度図」に相当する色を発しています。可視光の波長はおよそ400〜800 nmで厳密に言えば色というのは波長に対応しているのですが、460 nm(青)、520 nm (緑)、630 nm(赤)を任意の比率で混合することによって、人間が認識可能なすべての色を表示可能である とされています。これは人間の網膜にある錐体細胞の相対感度がそれらの波長に応じたピークを持っているためで、脳による処理と合わせて結局は人間の感覚に依るものです。

 光の変換は、レーザー並みの強度を必要とする「高次の非線形効果」を使わない限り、エネルギーの高い短波長側からエネルギーの低い長波長側へしか起こりえません。つまり、ディスプレイを構成する画素は各色別々に光るか、青色または紫外で発光する光源を使わなければなりません。ブラウン管は電子線によって直接画素を発光させる最も古い方式です。シャープが液晶技術を確立してからは、バックライトとして蛍光管が使われてきました。蛍光管は内部で紫外発光しており、蛍光管内部表面に塗られた希土類色素で赤青緑に変換します。それをカラーフィルターで区切り、液晶のシャッターで色をコントロールします。

 しかしいったんエネルギーの高い紫外を出し、それをエネルギーの低い可視光に変換するのは効率がよろしくありませんし、蛍光管自体も嵩張るものでした。日亜化学による青色LEDの量産化はこれらの問題を解決します。小さくて高効率な青色発光。青は可視光の中で最もエネルギーが高い色成分なので、これに蛍光体を被せて緑と赤を混ぜると、理想の白色が出せる「はず」でした。

 しかし物事そう上手くはいきません。青を吸って緑を出すマトモな蛍光体が存在しなかったのです。その点赤は何とかなってました。仕方なく波長幅の広い黄色蛍光体で代用していますが、この状態は長らく青色LED光源の弱点、「色味が悪い」「寒い」の原因となっています。もちろんディスプレイに使った場合も各色の色味が悪くなり、色合いを優先して波長フィルターの透過幅を絞ると、光量低下を抑えるために光源のパワーをもっともっと強くしなければいけなくなって、エネルギー効率が悪化します。

 疲れたから明日・・・いや、こうやって説明しようとすると難しい。光のエネルギーと波長の関係をちゃんと説明するためにはアルベルト・アインシュタインの光電効果やマックス・プランクのプランク定数、さらにレイリーとジーンズの黒体放射に関する理解が必要・・・いずれも19世紀末から20世紀初頭にかけて大活躍した物理学者で、ノーベル賞受賞者ですね。

 簡単にいうと「電波」の波長と強度は完全に別次元の尺度です。700MHz帯のドコモより2GHz帯のソフトバンクの電波が強いなんてことはありません。むしろ逆です。しかし電波の「波長短い版」であるはずの「光」はエネルギーの最小単位が波長に依存するようになります。これが量子の世界です。で、量子ドット?


2020/10/19 (月)

対面授業半数以下の大学名公表

とかする前に、

・萩生田大臣イチオシの「オンラインと対面のハイブリッド」をするための設備や技術支援をしてほしい
・オンライン対応でかかった経費を補填してほしい(大学も、教職員個人も)
・そもそも大学でクラスターが発生した際に、言論弾圧でもなんでもやって、報道規制をかけて欲しい
・指定感染症大2類から新型コロナを外して欲しい

って感じですね。
なんか一職員が教室感の中継装置を構築するのに多大な時間を費やしたりしてもうバカみたいです。組んだシステム自体は役に立ってるからまあいいけど。そして結局留学生の入国も満足にできないから、授業が遅れる分の対応だけ増える。そっちはオンライン継続。そしてこの2カ月、有給を消化しろ、200以上ある備品の実査をしろ、危険物の管理を厳格化しろ・・・ほぼ毎日雑務しかできません。論文や考え事は夜中。実験は土日。それで研究力低下が〜とか言われてやってられません。時間は無限じゃないんですよ。


2020/10/17 (土)

セカンドSIM

 OCNモバイルに変えたら機種代の割賦含めて月々1万円以上払っていた携帯代が2千円になって、ついでにAmazon Musicカウントフリーで大変嬉しい最中なのですが、折角なのでMVNOのメリットをもう一つ享受したいという思いがありまして、それがセカンドSIMカードなのです。

 少なくともソフトバンクで個人が2枚目のSIMを持とうと思っても、そういうサービスが提供されておらず、携帯電話のテザリングスイッチを入れるか、モバイルルーターを契約するか、全く新規で別の会社でデータ通信を契約することになります。しかしテザリングはスイッチを入れないといけないし、スマホは発熱するし、相応にバッテリーも消費するので、出張先で使用する際にはちょくちょくPCから充電しなければいけません。そして省エネのため、10分ほど無線LANを使用していないと、勝手に切れるw。モバイルルーターに至っては、持ち歩いて管理するデバイスが一つ増える(笑)。それに電源供給するためにモバイルバッテリーを持ち歩いて、とてもスマートではありません。

 主契約であるスマホがMVNOである場合、ほとんどの場合2枚目のSIMを発行してもらえます。OCNの場合、発行手数料は無料でデータSIMの維持費が月々400円。そして通信プランは1枚目のSIMと共通にできますので、「スマホとPCのデータ使用量の合計」で必要なデータを契約すればよいことになります。大変お得。しかも面倒臭さが全くない。もう電池や発熱を気にしながらテザリングスイッチを入れなくていい!スリープから復帰するたびにスマホを触ってテザリングする作業から解放される!とまあいいことづくめに思えます。

 あとはSIMカードを挿してLTE通信できるノートPCがあればよいのですが、残念ながらこれの選択肢が狭いのです。店頭販売されてるものだとほぼ皆無。LenovoのThinkPadやHPのSpectre、ElietBookシリーズのごく一部に設定されているものの、実際には品切れで買えないケースが多かったです。VAIOやNECやPanasonicやFujitsuのBTOは14万円〜とか書きながらLTEや実用的なメモリ、ストレージを設定すると30万円近くになるという常套手段。Mouseは手に入る価格ですが折角のLTEモデルが設定されているのが2kg近い15.4インチノートという謎仕様でした。何用なんだろうか一体!?露店販売でPayPay対応とか?

 そんな中、最近見てなかったDELLです。Inspiron 7490という法人モデルの14インチモバイルノート。LTE対応、タッチモニタで重さは1.2kg。512GB NVMe SSD、TPM、Win10Pro、指紋認証・・・色々ついて定価20万実売15万程度でした。春までは。ただメモリが8GBである点が解せないということで選択肢に入ってなかったのですが、発売から1年が経った同機種、きっと在庫処分したいんでしょう。何と7万5千円まで値下がりしていました。実に60%引き。買うしかないです。注文しました。楽しみ。


2020/10/12 (月)

なんとかPay

気が付いたらPayPayにチャージできなくなって、もうすぐ一カ月。まさかそんな大きい事件になるとは思わなかったです。たまにアプリを起動すると「セブンイレブンで現金チャージできます!」の通知が何通も入ってるのですが、そこまでしてPayPay使うかっていう話。

結局電子マネーのメリットは、店から吸い上げた決済手数料を原資として付与したポイントなんかじゃなくて、現金を下ろしにいかなくてよい、持ち歩かなくてもよい手軽さなのです。今更ファーストフード店で食事して50円や100円還元してもらって嬉しいかと(笑)。還元という餌がなくなれば、わざわざ起動しなくてもいいおサイフケータイに軍配が上がるし、こっちはハードウェアであるスマホ本体に強固に紐づけされるため、偽アカウントを作って悪さするにしてもその台数分スマホや電話番号が必要で、たぶん犯罪としては「ペイしない」です。むしろ故障してしまった際の復帰手続きがかなり煩雑。結局はより「技術的に進んだ」方に戻っていくんじゃないかと思います。

まあ、迷った末にマイナポイントの紐づけをモバイルWAONにしておいてよかった。


2020/09/27 (日)

Uray Encoder

コロナ禍で対策丸投げの文科省に代わって各大学(小中高もかな)で工夫が進められています。その煽りというか、末端仕事を引き受けることになりました。

うちも10月から対面授業を再開します。とは言っても教室に入れる人数は制限されており、40人以下の教室はほとんど使い物にならないため教室数不足、様々な理由でオンラインを継続して欲しいという学生もいる中、色々な制限をクリアしないといけない手探り状態での再開となります。奇しくも萩生田大臣のおっしゃったようにオンラインと対面のハイブリッドに強制的に移行しつつある、いやむしろ必然なんですけどね。

教室数制限に対応するには、教室間をビデオでつなぐしかありません。このようにすれば常時半分強は対面で授業を受けることができ、質問や誤り訂正があった際にも隣の教室なので柔軟に対応できると。各部屋の間に物理的にHDMIケーブルを引くわけにもいけないので、既にある1Gbpsのイーサネットを使うことになりますが、これが意外と難しいことに気が付きました。

「HDMI ネットワーク 伝送」などで検索していると、1つの製品にたどり着きました。中国深センのベンチャー企業「Uray」が販売している、ハードウェアエンコーダーとデコーダーのセット。HDMIをH.264でエンコードし、tsやflvなどのフォーマットに入れ、httpやRTSPなどのプロトコルに乗せてリモートに送ることができます。いわばネットワーク型監視カメラのシステムであり、YouTuberがやっている「ライブ配信」の送信側と受信側をLAN内で完結させるシステムなのですが、日本製はおろか、日本の代理店すら見つからない状況。Amazonのページにあるのは明らかに中国人が書いた(怪しい)日本語の簡易説明と、いくつかのスクリーンショット、それと欧米人が投稿した英語の商品レビュー数個のみ。

こんな状況で、とりあえず3万数千円だしてエンコーダー1個買ってみることになりました。国内在庫があったのですぐに到着して、色々試してみるとこれが驚くほどの高機能(笑)。ハードウェア型のH.264エンコーダーとしての性能は申し分なく、flv、ts、RTSPサーバーの機能を持ち、RTMP Push機能でYouTubeにも送り込める、それに最大4つの配信をそれぞれ別の解像度やビットレートで同時にこなすというものでした。YouTube配信に問題があったのでサポートに英語でメールしたらすぐに返事ももらえたし、新しいファームウェアもくれたので、予想外にちゃんとしてる会社でした。2か所同時配信、6時間耐久YouTube配信とか仕事の合間に横のデスクで試したのですが、動作にほぼ問題ないのです。

唯一残念だったのはデコーダーの国内在庫がなかったため、輸入。まだ来てません。当分の間、受信側はPCにVLCプレーヤーをインストールして代用するしかないです。来週火曜日は説明会。。。うまくいくといいけど。・・・それで授業に来れない人対策はYouTube同時配信でもいいし、そもそもHDMI出力映像を作っているのは汎用のビデオカメラなので、そのまま録画してしまえばいいのです。案外これが「メディア授業」の新しい形なのかもしれません。パワポで資料を整え、気合入れてPCの前で録音するのは続かないかもですからね。

っていうか今「講義録画配信カメラ」とか作って10万円で売ったら全国の学校と塾と大学に売れまくるんじゃないかと・・・まあリモコンでカメラの首振れるといいよね。


2020/09/22 (火)

プログラミング教育

小中高でプログラミング教育が始まっているように、言語の問題を除いては国民の必須スキルになりつつあるのですが、SEにでもならない限り将来にわたって書き続ける人はごく僅かでしょう。私はそんな世代ではないので、大学以降に趣味として始め、独学でリファレンスを見ながらVB.NETやExcel/Access VBAを何とか書けるレベルですが、でも時々役に立ちます。

ソースメーター(電圧印加して電流を測る機械)、輝度計、超小型分光器の3台を統括制御し、有機ELなどの自発光素子の発光特性と効率をほぼ自動で算出する測定機器を組みました。機器制御は初めてでした。「3台ある装置の応答を待ってやる」という意味で、PC単独で完結するソフトにはない独特のプログラミングが必要。適切な待機時間を設けないと処理が間に合わなかったり、ある条件では正常に作動しても別の条件ではエラーになるなど、結構大変です。既に持っていた装置も含めて、かかった費用はおよそ180万円。

 開発言語ならC#やJAVAが圧倒的で、それらに加えて最近はPythonとか流行ってる一方、研究者が片手間でやる実験機器の操作ならLabViewなどのように、直感でグラフィカルにプログラムできる環境も20万ほどで買えます。そんな中で、本職のプログラマーさんたちから忌み嫌われているVisual Basic.NET利用の私(笑)。なんと、Microsoftが個人やアカデミックに対してVisual Studioをただで配っているので、ソフト部分の原資はゼロ。ただ、決して無料だから選んだわけじゃなくて、デバイスの制御に必要な開発キット(ドライバと、装置を制御するコマンドライブラリ)は各メーカーより提供されているものに頼らざるを得ず、3台に共通するプラットフォームがVisualStudio.NETのみだったのです。開発環境を選り好みする権利など当初より与えられておらず、C#かVBか?の究極の選択で致命的なミスを犯している可能性もありますが、VBが劣っていたのは10年以上前までであり、今はもうC#とVBはほぼ同じコーディングができます(翻訳サイトがあるくらい!)。

 この測定環境、買おうと思ってもなかなか手に入らないものなので、その効果はプライスレスです(笑)。ここで無料配布してもいいけど。動作も軽快、安定しているし、めっちゃ使い勝手がいいです!





2020/09/21 (月)

ぎっちょ

 この業界にいると結構左利きが多いことに驚かされます。かくいう私も矯正された「箸」と「鉛筆(ペン)」そしてなぜか「マウス」以外は今でも左利き。スポーツはまじめにやってないのでイマイチわかりませんが、まあどっちでやっても同じくらいヘタクソです。ただ、幼少期には存在しなかった動作(自動改札にICカードをタッチする、スマホを触る)あるいは環境的にやらなかった動作(スパチュラでフラスコに粉を入れる、ピペットを操作する、化学合成の操作をする、電顕ホルダーの先端にサンプルをセットする)などは左右問わず体と対象物の位置次第で都合の良い方を選びます。今は矯正はよくないって風になってるんでしょうか。そしてペンに取って代わったキーボードは両手作業です。

 出身の広島で、昔はよく親戚や近所オバハンから「あんたぎっちょか?」と言われていました。保育所の先生に直されたのもありますが、この「ぎっちょ」という言葉。濁音で響きも良くなく、何だかとても悪いことのように感じられたものです。小学校に上がるくらいから聞かなくなっていたこの言葉、次に聞いたのは何と大学生。大阪です。有機化学の学生実験のとき、左手でスパチュラを持って試薬を秤量していた際、実験補助の年配の女性から「あんたぎっちょね?」と言われ、久しぶりに聞いた言葉の響きと、広島弁だと思っていた私は、何グラム測るんだったか忘れるくらいに驚きました。

 最近研究室でその話をすると、関西の人も関東の人もほぼ全員「ぎっちょ」という言葉を知ってて、普通に全国で使われている(いた)ことを知りました。そしてその全員が私と同様に、この言葉によい印象を持っていないことも。でも語源を知ると、少し見方が変わります。なんでも「ぎっちょ」とは「器用」が訛ったものらしいです。そして、語源は「左ぎっちょ(左器用)」つまり、「左手でものを扱うのがお上手ですね(*^^*)」という誉め言葉だったのです!そういえば同じ「器用」という字を充てて「不器用」を「ぶきっちょ」と言いますよね!左利きの皆さん、年配の人から「ぎっちょか?」と言われた時の正しい反応は、「いえ、とんでもありません。光栄です!」これやな( *´艸`)


左利きでも全色コンプリート

中身と同じくらい箱も一所懸命つくりました

乾電池+昇圧降圧チョッパー(電圧安定のため)
研究科の展示ブースに数年間晒されるらしいです。中身が持つかは未知数(笑)


2020/09/20 (日)

PayPay

 7年前からFelica式のおサイフケータイで複数のブランドをスマホに入れ、便利に使ってきたんですが、キャッシュレス決済還元の一時できなブームでQRコード決済を導入する店が増え、挙句の果てには(店舗手数料の面で不利だった)Felica式のEdyやWAONを辞める店が出てきたので、半年ほど前からPayPayも入れて使っていました。キャッシュレス還元が終わってからは、ひと手間必要なPayPayからおサイフケータイに戻った感がありましたが、それでも千円以下の飲食店からホームセンター、薬局、電器店で使え、数千円〜数万円の買い物でも現金不要、カード払いのサイン不要っていう「隙間」を埋める存在として便利なサービスです。何と言ってもパスワードなしで10万とかチャージできるのが、上限5万だったいするおサイフケータイには無い利点。でもハード的にガチガチに本人確認しているおサイフ〜でも上限がキツいのに、こんなユルユルで大丈夫かな?という心配は少しばかりありました。

 この前の水曜日、ホームセンターで買い物をしてレジにならんでいる最中に残金不足に気が付き、ゆうちょから10,000円をチャージしようとして、「あれ、押せない!?(^^;) メンテナンス中?こんなことなかったのに」汗だくで現金を探すとギリギリ持っていたので商品を返さずにすんで、もう、なんだったんだよと思って車に乗るとテレビでゆうちょ銀行の副社長が謝罪会見していました(笑)。例のd払いのドコモ銀行だけじゃなく、PayPayでも不正引き落としの被害が出ていたらしく。ああ、そうだ、確かゆうちょ銀行を登録する際、PayPay側に免許証のコピーなどを提出はしたけど、ゆうちょ側から生体認証などの多要素認証は求められなかったっけなと思い出しました。
 
 さすがに生年月日と口座番号と暗証番号がセットで流出することは少ないかと思いますが、そのうち前者2つならあるんでしょうね、そのリストをたくさん持っていて、「1234」とか「9999」で試せば案外口座登録できちゃうんでしょう。キャッシュレスサービス側は、本人確認がいい加減だったほか、異様に口座登録のトライが多いアカウントを停止しなかったことが大きな問題です。ゆうちょ銀行側は多要素認証を入れてなかったことが問題とされています。まあ、双方が本人確認を相手に依存していたことで起きてしまった事件なわけですが、そもそもこのチャージに相当する「自動引落し」っていうのは、信頼のおける会社に届出印含む書類を提出して行うもの。それがいつのまにか、口座番号と誕生日と暗証番号になってしまったわけで。キャッシュレス決済推進に水を差す今回の事件。しばらくPayPayがチャージできない日々は続くようです。


a-Nikki 1.06
Last Update: 2020/11/04 01:04:17