2020/09/20 (日) PayPay
7年前からFelica式のおサイフケータイで複数のブランドをスマホに入れ、便利に使ってきたんですが、キャッシュレス決済還元の一時できなブームでQRコード決済を導入する店が増え、挙句の果てには(店舗手数料の面で不利だった)Felica式のEdyやWAONを辞める店が出てきたので、半年ほど前からPayPayも入れて使っていました。キャッシュレス還元が終わってからは、ひと手間必要なPayPayからおサイフケータイに戻った感がありましたが、それでも千円以下の飲食店からホームセンター、薬局、電器店で使え、数千円〜数万円の買い物でも現金不要、カード払いのサイン不要っていう「隙間」を埋める存在として便利なサービスです。何と言ってもパスワードなしで10万とかチャージできるのが、上限5万だったいするおサイフケータイには無い利点。でもハード的にガチガチに本人確認しているおサイフ〜でも上限がキツいのに、こんなユルユルで大丈夫かな?という心配は少しばかりありました。
この前の水曜日、ホームセンターで買い物をしてレジにならんでいる最中に残金不足に気が付き、ゆうちょから10,000円をチャージしようとして、「あれ、押せない!?(^^;) メンテナンス中?こんなことなかったのに」汗だくで現金を探すとギリギリ持っていたので商品を返さずにすんで、もう、なんだったんだよと思って車に乗るとテレビでゆうちょ銀行の副社長が謝罪会見していました(笑)。例のd払いのドコモ銀行だけじゃなく、PayPayでも不正引き落としの被害が出ていたらしく。ああ、そうだ、確かゆうちょ銀行を登録する際、PayPay側に免許証のコピーなどを提出はしたけど、ゆうちょ側から生体認証などの多要素認証は求められなかったっけなと思い出しました。 さすがに生年月日と口座番号と暗証番号がセットで流出することは少ないかと思いますが、そのうち前者2つならあるんでしょうね、そのリストをたくさん持っていて、「1234」とか「9999」で試せば案外口座登録できちゃうんでしょう。キャッシュレスサービス側は、本人確認がいい加減だったほか、異様に口座登録のトライが多いアカウントを停止しなかったことが大きな問題です。ゆうちょ銀行側は多要素認証を入れてなかったことが問題とされています。まあ、双方が本人確認を相手に依存していたことで起きてしまった事件なわけですが、そもそもこのチャージに相当する「自動引落し」っていうのは、信頼のおける会社に届出印含む書類を提出して行うもの。それがいつのまにか、口座番号と誕生日と暗証番号になってしまったわけで。キャッシュレス決済推進に水を差す今回の事件。しばらくPayPayがチャージできない日々は続くようです。
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