2020/07/18 (土) プライマー
PCR、PCRって世間が騒ぎ出してから久しいですけど、あれホントに大丈夫なのかと。専門外なんであれですけど、すり潰した検体を転写酵素で一度DNAにして、そこにDNAポリメラーゼと、DNAポリメラーゼが転写開始点にするための相補DNA(complementary DNAだったかな)を加え、ひたすらサーマルサイクラーにかけ、試薬を加えてDNAが増えたら蛍光するように仕組んでおき、一定サイクル以内に蛍光検出されたら陽性って判断してるはず。その後にゲル電気泳動はやってなのかな。
今更ですけど新型コロナのPCR検査キットの説明書みると、プライマーDNAって20塩基対くらいなんですね!そこで疑問が湧いてきます。
・誰がどうやって「それ」を"新型"コロナ特有のDNAって決めたのか? ・他の風邪コロナウィルスや、人間に普通にあるDNAがたまたまそのプライマーと一致する確率は?
まさか初期の中国の報告そのままに、世界の生化学者が全員思考停止・・・なんてことはないと思いますが・・・ちゃんと複数機関でウィルスを単離して、そのウィルスが感染力を持っていることを確認した上で、プライマー配列がそのウィルスに特有のものであることを確認したんですよね!?もともと論文報告の再現性のなさが世界的に問題になっている生化学(笑)。ディスってるわけじゃないですけど、あまりにもキットとかプロトコールとか重視してる人が多く、複雑化して化学の基本からかけ離れちゃってる分野だと思ってたりもします。いや、えらい先生方は全ておわかりなんでしょうけど、考えれば考えるほど不思議です。
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