2020/02/28 (金) マイナポイント事業
コロナの陰でひっそりと受付が開始されたマイナポイント事業。利用の低迷するマイナンバーカードとキャッシュレス決済を普及させる、総務省とっておきの秘策なのです。期間内にキャッシュレス決済を利用した分の25%、最大5,000円がもらえます。おサイフケータイを7、8年ほど使ってる自分は本来であれば貰う資格なんてありません。
Androidスマホから申し込みました。 1.Google Playからマイナポイントアプリをダウンロード。「総務省自治行政局地域情報政策室」謹製。アプリ評価は5段階中「1」。コメント欄に溢れる「使えない」「さすが日本政府謹製」の罵詈雑言、不安がよぎります。
2.起動すると「マイキーID」の取得を促される。メルボルンの交通系電子マネーと同じ名前なのは偶然ということで。
3.ボタンを押すといきなりエラー。ハイ終了。
4.スマホを再起動してみる。エラー。その他色々試す。5分経過・・・
5.ネットで調べるとマイナポイントアプロの他に、「JPKI利用者ソフト」というのが必要と分かる。ちゃんと書けよ総務省!特にリンクもないので、Google PlayにてJPKIで検索。マイナポイントアプリと同じ、鍵もってふざけた犬のアイコンが現れる。今度は「地方公共団体情報システム機構」謹製。政府関係の天下り団体が作った電子証明アプリらしい。評価1.8。相変わらずコメント欄に罵詈雑言。セキュリティの不安が過る。いや、自国の政府くらい信頼しなきゃ(; ・`д・´)
6.ようやく初期エラー解消。次にマイナンバーカードをスマホに「入れろ」という謎の指示がある。どこに入れるんだよ!ここは融通を利かして、NFC(近接無線通信)のスイッチを入れ、マイナンバーカードをスマホに密着させる。あ、反応した!これNFC type Bだったのか!と感心する。
7.暗証番号を要求される。何とか合致。マイキーIDが発行され、写真で保存するように言われる。
8.そのIDでマイナポイントアプリにログインするように言われる。パスワード?んなもんまだ決めてない。入れないんで困ってたら、「マイナンバーカードでログイン」を見つけてようやくログインできる(要NFC)。
ここでようやくログインに成功し、パスワードを変更して一件落着です。あとは9月まで待って、モバイルWAONかPayPayか何かと紐づければいいのです。
果たしてどれほどの人がここまでたどり着けるんでしょうか。ネットで予約して市役所に行って、マイナンバーカードを発行して、スマートフォンで電子決済が使えるようにして、マイナンバーと紐付けるためにアプリ2つダウンロードして、複数のエラーをかいくぐって登録にこぎつけた情報リテラシーの高い国民には、政府が漏れなく5,000円あげちゃうキャンペーンでした。
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