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2015/12/19 (土) TeslaCrypt
注:このウィルスについて、積極的に調べようとしないでください。何かの間違いで感染してしまうかもしれませんので、その点だけお願いします
TeslaCrypt(テスラクリプト、俗称vvvウィルス)とよばれるコンピューターウィルスが日本で世界で猛威を振るっているようです。ここ数年多かった、個人情報収集タイプや、PCを乗っ取られてDDos攻撃などで赤の他人や企業に迷惑をかけるタイプのウイルスと違って、PC上の画像やドキュメントなどのファイルを「人質」にとって、「身代金」を要求するタイプのウィルスで、「ファイルが突然読めなくなる」という如何ともしがたい実害が感染者に対して生じる、厄介なウィルスです。ことしの2月くらいから少しずつ改良を重ねられ、第3弾となる現在のものは被害も凄まじいらしいです。なんでも、感染したらすべてのドキュメントファイルが暗号化された上で、拡張子に.vvvと付くことから「vvvウィルス」として知られるようになりました。感染者にはメッセージが表示され、ファイルの1つを「デモ」として復号化処理して見せておき、他のファイルも戻してほしければ500ドル払え!という・・・50,000ドルだったらほとんどの人は諦めるでしょうけど、500ドルと自分のデータを天秤にかけて、払っちゃう人は多いんだろうなという非常に悪質なものです。
感染経路は主にメール添付ファイル(私の個人用アカウントにも来ました)であり、あとは噂レベルで感染サイトの閲覧か、オンライン広告の表示による感染(既に修正されたFlashの脆弱性を利用)とのことです。しかしながらこれ、厄介なのがPCに接続されているすべてのドライブを汚染するので、例えば常時外付けHDDにバックアップしている場合や、共有フォルダに入るためのパスワードを保存している場合など、PC外部のファイルも暗号化されてしまう可能性があるのです。Windows自慢のファイル履歴や、システムイメージバックアップも、常時接続しているドライブに対するものでしたら無力でしょう。うちの研究室の場合、20人ちょっといるメンバーの一人でも感染してしまうと、共有フォルダ上にある2TBのデータが吹き飛びます(笑)
まあ、いいんですよ。10万払って買ったAcronisのバックアップソフトで、毎日外付けドライブに増分バックアップしてますから。吹き飛んでもらっても、その共有フォルダの置いてあるWindows Serverのマシンが感染しなければ、共有状態にはしていない、Acronisのバックアップ先までやられることはありません。でもこれ、そう考えると本当に怖いですよね?
最初に発見したのはKasperskyですが、現在はESETやウイルスバスターやノートンなどのメジャーどころのアンチウィルスは全て対応しているらしいですので、その能力に期待するところです。
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