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2015/07/11 (土) 東プレ RealForce
 会社で大量購入する安物のパソコンに付いてきそうな、ホットキーもない、見た目には何の変哲もない古臭いデザインのUSB有線キーボードなのですが・・・ただのキーボードではありません。職場のPCにこれと同じシリーズを使用してから1年ほど(もちろんPCも含めて全部自費の私物ですよ(^^;))、もう他のキーボードが使えなくなってしまい、ついに家用にも買ってしまいました。
東プレのRealForceシリーズは、世界でも珍しい「静電容量無接点方式」とよばれるキーボードなのです。「こだわり」を感じる特別なキーボードとしては、キーの一つ一つにコイルバネが入っているメカニカル方式が有名です。FILCOのMajestouchシリーズなどがそう。それに対して、RealForceは反発力そのものをラバードームで作り出すという点において、メンブレン式と似ています。違うのはメンブレン式が「押す」という動作によって電気回路のスイッチを入れ、キー入力を検出しているのに対して、無接点方式にはその名の通り、接点(スイッチ)がありません。その代りに、反発力には何の影響もないほどに柔らかいコイルスプリングが伸び縮みする際に生じる静電容量の変化を検出し、キー入力を検知しています。この機構によって、スイッチまわりの部品による「ぐにゅ」っとした違和感や、スイッチ自体の反発力に抗うのにための余分な力が必要なく、スムーズなキー入力が約束されるわけです。私が所有するSONYのVAIO DUOは「メンブレン式」にあたりますが、キーを凹ませるだけではうまく入らないときがあって、指の力がそれほど強くない私はよく打ち損じます。
ことばで説明してもイマイチ伝わらないでしょうけど、この押し込んだときの快感。非常に軽い力で「スコン、スコン」と底打ちするときの快感は、切れ味のよい高級包丁で料理をしている時の感覚とか、滑るように滑らかなボールペンでサインをしている時の快感というか、言葉では表現し難い類のものです。キーの底部にスイッチがあるメンブレン方式と違って最後まで押し込まなくてもよいので、打ち損じはほとんどゼロになりました。そう、銀行ATMにあるあの数字のキーボードと同じメーカーが作ってます。
自分が特に気に入っているのは、打鍵が最も軽いALL30gと呼ばれるシリーズ。すべてのキーの反発力が30gしかありません。押そうと思わなくても、下手に指を置いただけでキーが入ってしまいます。元来、RealForceシリーズは打ち込む指によって30, 40, 45gと荷重の違う「変荷重」で有名なのですが、やっぱりどの指も30gに限る!(ただし、30gが軽すぎて使えない!っていう人は結構多数)
論文書いてるときとか、頭の中で文章を考えるよりも考え事しながらキーボードを叩くスタイルなのですが、そんなときにどうしても手から集中力が抜け落ちて、打鍵力が小さくなるもの。そんな時にキーがスムーズに入らないと、考えていることまで妨害されてしまいます。All30gシリーズなら、ほとんど意識せずに指を動かしても確実に入力できるので、もう手放せない存在となりました。
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