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2014/04/19 (土) 電王戦
先日終わった日本将棋連盟の電王戦、プロ棋士と将棋ソフトがガチンコ対決するやつですが、今年は4勝1敗でコンピューターが圧倒しちゃいました。去年は3勝1敗1分(持将棋)でコンピューターのレベルが上がってるなーという感想を誰しもが持ってると思います。私は特に将棋が指せるわけでもないですが、今年は去年と違うある一点で特に驚いています。
2006年頃からアマが、2010年からはプロ棋士も公式にコンピューターと対戦し始めるわけですが、歴代で使用されたコンピューターはサーバー用CPUであるXeon搭載機を169台接続とか、去年ですら667台のiMacクラスタだったり、性能は分からないがサーバー用マシン10台クラスタだったり、個人で所有するのはちときつい高価かつ消費電力の大きい組み合わせのものが多くありました。中にはXeon搭載機2台という、何とか買えなくもない例もありましたが。人間が1秒間に何千万手も読む数百台のクラスターPCと互角に戦える、やっぱプロ棋士ってすごいなぁというのが私の感想でした。
ところが今年、コンピューター側の規制がかなり厳しくなって、Core i7 4960X Extreme Editionを搭載した一基のみを使用しなさいという制限が付きました。もちろんメモリ64GBとあわせて普通以上のスペックですが、電王戦の主催者であるドスパラからたった30万円で売られてます。もちろん、効率よく良手を見つけ出すソフトウェアの進化と開発者の努力あってのものですが、人生将棋にかけてきた人たちがこんな箱1台に負けるかorzという悲しさが込あげてくるのは私だけなんでしょうか。。。
思えば、チェスの世界では1996年に当時世界チャンピオンのガルリ・カスパロフがIBMのチェス専用スパコン・ディープ・ブルーに1勝し、当時私は中学生でしたがそこそこニュースになり、シューティングのような反射神経ではない純粋に頭を使うゲームで人間が機械に負けたのか・・・と記憶に残っています。しかし、今調べてみるとその後は惨憺たるもので、2003年には同世界チャンピオンが汎用PC+市販ソフトに負けるようになり、2009年には台湾製のスマートフォンがチェス世界大会でかなりの成績を収めるというこれまたorzな状況に。スマホは便利だけどなんかこいつには負けたくないw。もちろんこれはソフト側の大きな進歩によるところが大きいです。しかしもうチェスでは誰もコンピューターに勝てないらしいです。そのスマホも進化著しいわけで、場合によっては10年前のハイスペックPCより高性能なわけで、スマホで動く将棋ソフトがプロ棋士を負かす日もそう遠くないのかもしれませんね(;゚Д゚)
単純な計算能力ではシャープやカシオの電卓の時代から人間は負け続け、正確な記憶力と容量と速度でHDDやSSDに勝てないですが、自動車の世界でもカメラとレーダーを使った完全自律の自動運転ができるようになるなど、「経験」や「思考」の要素が多く、当分人間にしかできないと思われていたことが次々と機械でできるようになってます。ホンダアシモはぴょんぴょん走り回ってますが未だに気さくに話かけてくれる人工知能は存在しない。でもそれは思考プロセスを理解してないが故にプログラミングできる人間がいないだけで、実はもう今の汎用PCくらいのスペックで、人間と同じ感情を再現することができるんじゃないですかね??そんなことを考えるとワクワクしますがちょっと怖いかもです。
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