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2012/07/25 (水) 太陽活動の変化
最近よく言われるのが、太陽活動の低下。黒点の現象が通常の11年周期を超えて長く続き、終わる気配を見せない。そして太陽磁場の反転がうまく起らず、両局が同磁場となる四重極構造になってしまったと。
すると頭に浮かぶのが数年前の映画「サンシャイン」。地球が急速に寒冷化し始め、地球生物滅亡の危機に。人類は、地球に存在する核物質を全て持って巨大宇宙船で太陽に向かうが、そこには10年前に交信が途絶えた先陣の船が・・・っていうやつ。
いえいえ、そんなことは起りません。ただ、様々なデータの検討から、17世紀に60年ほど続いた「マウンダー極小期」というのに近いらしいです。当時は世界的に気温が低下し、不作で多くの餓死者を出したとか。極小期といっても太陽の熱量自体に大きな差は生じず、寒冷化との関連はよくわかっていません。今のところ有力なのが、太陽磁場が弱まるため、太陽系の外からの宇宙線(放射線とか素粒子とか)が強くなり、大気を電離させて雲の発生を増大させ、日照量が減るという超間接的なもの。
日本の「ひので」「ようこう」など太陽観測衛星が微妙な変化も捉えるすばらしい仕事をしてるらしいですが、なにぶんこれらの衛星技術ができてからまだ二十余年。46億年とも言われる太陽の年齢からすると誤差にもならないし、数百年単位の活動なんて「当たり前」のことなのかもしれないです。基本的には科学ってすごいなぁという立場ですが、たかだか数十年のデーターで「温暖化」「寒冷化」「食糧難」を科学的にも政治的にも大論争している人間が妙に浅はかに見えてくる瞬間です。
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