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2011/03/21 (月) SvとGyとBq
残念なことに、福島・茨城・栃木などのホウレンソウや、福島の乳製品の一部から放射性同位体のヨウ素131が基準値を超えて検出されてしまい、出荷停止になりました。食品や土壌の「放射能」を表すためには、原発のときに散々聞いた「放射線量」であるグレイ(Gy)やシーベルト(Sv)とは違う、ベクレル(Bq)という単位が使用されます。自分も不勉強なもので、全然わかってなかったので、今後のためにもちょっと調べました。
今回ホウレンソウから検出された放射能は、ヨウ素131。その量はホウレンソウ1kgあたり15,000Bq。つまり、ホウレンソウ1kgの表面(中)で、毎秒15,000個のヨウ素131がベータ崩壊とガンマ崩壊を起こし、主に電磁波であるガンマ線を放出しているということ。では、このホウレンソウを体内に取り込んで(食べて)しまうと、どのくらい被爆するのでしょうか。
測定後すぐに、洗わずに生で食べたとします(無理ですが・・・)。それが全部体に吸収されたとします(ありえませんが・・・)。ヨウ素131(以下I131)は、崩壊するとき、次のエネルギーをもつガンマ線を放射します。括弧内は比率です。 365 keV (81.7%) 284 keV (6.14%) 81.7keV (2.62%) これを平均すると崩壊1度につき317.7 keV、電気素量1.6x10-19 Cを乗じて、5.09x10-14 Jという値が出ます。これに15,000Bqを乗じると、7.64x10-10 J/sec。つまり、これが食べた時点でのホウレンソウ1 kgからの放射線量です。体重を60kgとして、1時間あたりの被曝量を見積もると、0.046μSvです。
しかし、ヨウ素131は半減期が8.02日と短く、人間が生きてる時間で減っていきます。半減期と寿命の関係から、I131の寿命(tau)は8.02/0.693*24*3600= 2,592,000sec。放射線量はI = A*exp(-t/tau)で表されるように時間とともに指数関数で減少します。一ヶ月間経つとどうなるでしょう。これを時間積分して、S = -A*tau*exp(-t/tau)。係数を当てはめると、11.7 μSvとなりました。ん?ぜんぜん大したことないし・・・って思ってたら、厚生労働省が出しているヨウ素に関するSvとBqの換算式1Bq = 0.022 μSvと比べて30倍くらい小さいし・・・なんでだろわからん。ベータ線(電子線)を考えてないからかなあ。誰か教えてくださいm(_ _)m
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