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2010/06/09 (水) 放射線化学
毎年恒例のRI(放射性同位体、ラジオアイソトープ)研修に行ってきました。自分自身の研究ではRIを扱うことはないのですが、X線の発生装置(XRDやXRF)を使用する関係で「ついでに」RIの講習も受けています。
2時間の講習で、半分はRIの取り扱いに関する注意、残りの半分はRIを使いましょう!という話でした。何でも、最近RIを使用した研究が激減してるらしいのです!このままでは各大学に設置したRIセンターの意義が??とのことで、放射線利用を推進する活動も行ってるとか。(何か本末転倒のような( ̄〜 ̄;)・・・まあ、研究の重要な一分野が衰退していくのは良くないですよね)
放射線の利用ということで一番身近なのがイメージングです。放射性元素を含み、癌細胞などの特定の部分と結合する化合物を体内に注射し、出てくる放射線を検出して病巣を調べるのです。反β崩壊による陽電子を利用するポジトロン断層法(PET)というのが有名ですね。この標識となる放射性化合物を作る「化学」をやってる人の話でした。
放射線化学が衰退してる理由ですが、管理が面倒、危ない、イメージが悪いというものではなく、むしろ他のオプションが出てきたからだと思います。19F-MRI(核磁気共鳴イメージング)とか、生体を透過する近赤外に発光する材料の開発が進んできたりとか。ちょっと興味はありますが、しばらく関わることはないでしょう。
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