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2008/01/13 (日) SEPTA
研究室のあるテンプル大学メインキャンパスまで10キロくらいあります。朝は大抵ルームメイトに送ってもらうのですが、帰りは同僚に送ってもらうか、そうでなければバスを利用します。ここフィラデルフィアはアメリカでは珍しく、ニューヨークの次くらいに公共交通がしっかりしている町で、現在はセプタ(SEPTA, Southeastern Pennsylvania Transportation Authority)とよばれる公営の組織が、13の鉄道線と121のバス路線、そのほかに幾つかの地下鉄線と路面電車、トロリーバス(休止)を走らせています。かつては街中に路面電車網があり、今でもその跡を各地に見ることができますが、他の都市同様にモータリゼーションの影響を受けてそのほとんどが廃止されました。 バスや地下鉄は発達してますが、乗客の99%が黒人です。つまり、低所得者層だけが利用して、裕福な人は車を使うってことですね。バスメーカーはNeoPlan, NewFlyer、地下鉄とトロリーは川崎重工、鉄道はBudd, GE, Bombardier・・・というのはどうでもいいことですが、バスの8割くらいがノンステップバスで、車椅子や杖をついた人が結構乗ってきます。それにしても足の悪い人が多い。足が悪い原因はおそらく肥満。恰幅のいいおじさんおばさんが多いです。足の悪い人が乗り込もうとしたら、運転手はボタン操作でエアサスペンションの空気を抜き、車高を限りなく地面に近づけます。車椅子の人は、自動で出てくるスロープを伝って自分で乗り込んできます。かなり時間がかかる作業なんですけど、誰一人文句を言ったりイライラする人はいないですね。障害者もちゃんと外出できる環境です。そこがこの国のいいとこだと思います。
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