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2007/02/03 (土) エネループ
買ってみました。今や家電から撤退しつつある三洋電機の主力商品、エネループ。まあ中身はニッケル水素電池ですけど、自己放電を抑えて乾電池的な使い方ができるようになったという意味で画期的な商品なんです。そもそもこの自己放電、初めてニッケル水素(以下Ni-MH)電池を買ってから薄々気付いていました。ラジコンやデジカメみたいに大電流で一気に空っぽにしてしまう用途は別として、何十時間も電池が持つポータブルMDプレイヤーや電子辞書では、使ってないのにいつのまにか電池が空っぽになる、ということが、ニカド電池よりも激しく起こっていたのです。資料にもよりますが、充電して一ヶ月未使用でも残量は半分以下!。 これは、Ni-MHがその名の通り負極に水素吸蔵合金を使っているからです。MHはmetal hydride(金属の水素化物)。マグネシウムとかチタンとか希土類金属とか特定の金属は、水素分子と反応して水素化物になります。水素吸蔵合金は水素の貯蔵容量やサイクル寿命を最適化したもので、通常は温度や圧力を制御することによって水素を出し入れするんですけど、これを電極にすることで水素分子としてではなく、プロトンと電子を出し入れする、そういうものです(たぶんね)。一方で正極はニカド電池の時代から使われている水酸化ニッケル/オキシ水酸化ニッケルの酸化還元です。 で、自己放電とは水素化された合金から水素が出てしまうこと。電極からそのまま水素が漏れ出すのか、あるいは電解質を還元して水素発生を引き起こすのかは知りませんが、とにかく漏れ出すそうです。エネループはその自己放電を押さえたと。 ちなみに、パナ○ニックが最近スゴイ電池として売り出したオキシライド乾電池。一次電池ですが、アルカリ乾電池よりも容量や出力が大きいということで値段も高〜くなっています。アレ、負極に亜鉛、正極にオキシ水酸化ニッケルを使ってます。まさにアルカリ乾電池の負極とニカド電池の正極を組み合わせた構造。まあ、新型といえば新型ですが、既にあるものを組み合わせたら思いがけない性能がでちゃったってことですかね。
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