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2007/01/21 (日) 牛乳のはなし
NOVAでオーストラリア人の先生と食べ物の話をしてたとき、日本の牛乳が美味しくないって話になりました。そう。僕も思ってました。メキシコやニュージーランドやハワイで飲んだやつは、どれもコクがあって香りがあって、なんというか全体的に濃いのです。それ似比べて日本のは水みたい。そんなことないというもう一人の日本人の生徒さんもいましたけど、行き着いた結論は殺菌の時の温度の違い。どうやら130℃2秒間なんていう高温殺菌を採用しているのは日本くらいのものらしいです。130℃っていうと気化しちゃうから、加圧してるんでしょうかね? どうやら諸外国では、65℃30分間、いわゆる日本の低温殺菌牛乳が一般的なようです。この低温殺菌牛乳は、風味を保ったまま害のある細菌だけを選択的に殺せる温度で、搾ったままの牛乳に近いコクと香りが僕は好きなんですけど、嫌いな人もいるようです。確かに大量に飲むと胸焼けがしますけどね。でも、なんで130℃殺菌が一般的になったんでしょうか?そりゃ、同じ量の牛乳を作るのに30分かかるんと2秒で済むんじゃ、コスト的には全然違うでしょうけどね。まあ、衛生上の問題とか賞味期限の短さとかいろいろあるんかなぁ。 130℃殺菌は、実は風味をひどく劣化させるらしいです。原因は酸素。空気中に触れている水溶液は数mM程度の溶存酸素を含んでいます。高温にすることによって、この酸素と牛乳の成分の反応速度が上昇して、たとえば不飽和脂肪酸のオレフィンを酸化してしまうとかで味と香りを損ねてしまうみたいです。そこで登場したのが明治「おいしい牛乳」。殺菌する前に真空脱気して酸素を減らすことで、加熱による酸化劣化を防いでいるそうです。ちなみに赤いパッケージのメグミルクも同じ手法。でも特許は別々に取得してるらしいです。どうやって!?
 ん〜。気付いたら一通りあるなあ。牛乳。 あ、乳脂肪分4.2%の「やつ」は「加工乳」であって「牛乳」ではないので、今回は割愛させていただきました。
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