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2006/07/11 (火) 飛行機が怖い・・・
NHKで3夜連続の「テクノクライシス」ってのをやっていました。インターネットによる犯罪、ロボット技術の軍事転用、航空機エンジンの破壊というテーマ。最後のテーマで、飛行機に乗るのが怖くなりました。現在ほとんどの旅客機を動かしているのはターボファンエンジンとよばれるエンジンです。連続的に燃料を燃焼させて反作用で推進力を得る所謂ジェットエンジンとは異なり、高温の燃焼ガスでタービンを回して大量の空気をかき出すことで大半の推進力を得ています。このターボファンエンジン、ジェットエンジンに比べて遥かに燃費がいいそうで、これ無しには今のように手軽な海外旅行は実現しなかったと言われています。おそらくエンジン内部で熱→力へ変換する機構を作ることで排気温を下げ、総合的な熱効率を改善しているんだと思います。
熱効率=(生成した力学的エネルギー)/(熱源から与えられたエネルギー)=(熱源温度-排気温度)/(熱源温度)
ですからね。また当然熱源の温度が高いほど効率も上がるのです。そこで燃焼ガスの温度を1300度程度まで引き上げる試みがなされていますが・・・ タービンの破壊が深刻な問題になっています。そりゃまあ、1000度を超える高温に加え、とんでもない遠心力がかかるのですから。航空機のエンジンって、ぎりぎりの環境で動いているんです。100枚以上あるタービンの羽根「タービンブレード」の1枚が壊れると、破片がエンジン内部を破壊して爆発に至るそうです。事実この事故が多いのはエンジンに強い負荷がかかる離陸時で、失速により死者何十人という大事故に至ったケースもあるというのです。この破壊を未然に防ぐために、整備員の方たちが日夜目視から]線検査までさまざまな努力を重ねています。ただ、ブレードに欠陥があったり、その事実をメーカーが公表しなかったりと、苦労が絶えないらしいですが。 破壊力学とか材料開発って何やってんだ?っていうイメージがありましたが、とっても大事な学問だと分かりました。人間一度手に入れた便利さと安さは手放せないもの。一日も早く余裕をもった設計ができるような新しい材料の開発を願うばかりですね。
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