|
2006/01/05 (木) 大和ミュージアムのこと
短かった冬休みも終わり、6日から普通に研究室が始まるので大阪に戻りました。実はこのたび呉の大和ミュージアムに2回目に行ったのです。前回あまりの人の多さにゆっくり見られなかった部分もあったので楽しみにしていたのですが、相変わらずの盛況で、閉館まで2時間もないというのにチケット売り場に列ができ、パネルの前には大勢の人だかりができていました。あの忌まわしい第3セクター「呉ポートピアランド」の倒産閉園から7年は経ったでしょうか、観光地の多い島嶼部の合併と合わせて、ようやく呉市も観光事業に成功したようです(笑)。という皮肉はさておき、私はほとんど呉市で教育を受けてきて、当然呉の歴史なんてのにも触れていたハズですが、どういうわけか戦艦大和のことはほとんど知りませんでした(詳細を知らないならまだしも、以前はこの世界最大の戦艦が呉で製造されたことすら本当かと疑ってました)。戦時の日本で生まれた数々の先進技術の結晶とも言える戦艦大和は、急速に変わっていく戦況に対応し切れずに、レイテ島などでわずかに活躍し、最終的には沖縄特攻に向かう最中に航空機によって沈められ、大勢の乗組員が犠牲になりました。そんな歴史もありますが、当時の人々が「不沈艦」とよび大和に抱いた期待、沖縄特攻の際に、「日本は敗戦によってのみ生まれ変わる」と覚悟を決めた人たちのこと、それから戦争に振り回されて無くなった方や親族を亡くした方の辛さを、今になって漸く深く考えることができたわけです。
 ▲1/10スケール 大和の模型です。大艦巨砲主義のもとに建造された世界最大(全長263.0m・幅38.9m)の戦艦。 博物館の正面にあるIHIのドックに入っている石油タンカーの方が100mほど大きいけど・・・
|