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2005/02/12 (土) 裁判員制度
平成16年5月に裁判員法が成立・公布され、公布より5年以内に「裁判員制度」が開始される予定だそうです。”だそうです”というのは私自身これまでほとんど関心が無かったのですが、今日NHKスペシャル「あなたは人を裁けますか?」で、職業も付き合いも何の関係も無い6人が裁判員に選ばれるというドラマを見てしまったのでちょっと考えてみようかなと思います。 話は裁判所からの手紙を受け取った6人が裁判所に出向くところから始まります。初めは忙しいから帰らせてくれとか早く終わらせてくれとか揉めに揉めるのですが、次第に人を裁くという大事を自覚し始めて事件への関心を深めていきました。ふとしたことから事件に埋もれた新しい証拠を見つけ出し、被告人の心を開いて・・・何はともあれ皆が必死になって裁判に取り組むという意味でハッピーエンドな造りでした。 しかし現実はそううまくいくのでしょうか?それぞれがそれぞれの生活を送っている中、突然何日間も裁判所に行くことになって、仕事もできなくなる。ドラマのように、協力的に必死で取り組める人もいると思いますが、やはり多くは自分の生活や仕事が気になるはず。大きなプロジェクトを抱えてピリピリしている会社員、経営が厳しい中小企業の代表者、学会発表を間近に控えた研究者!?。どれもまともな精神状態であるはずが無く、殺人など重大な事件の判決をまともに下せるとはあまり思えませんが・・・。 「裁判を身近なものに」という趣旨らしいですが、そのために無作為抽選で強制的に裁判に参加させるという方法がいいとは私にはとても思えないのです。せめて登録制にするとか、人生経験豊富な定年後の方々にお任せするとか・・・
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