約2000日ぶりにフィルムを買って来た

たまにはフィルムで写真を撮ってみようと思う
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 写真が趣味の私はカメラのデジタル化が遅く、2016年の3月にNikon D810を買うまではフィルムをメインにしていた。そしてD810を買った時点では、年に一本ぐらいはフィルムでも写真を撮ろうと思っていた。それから6年近くが経った。「お前はD810購入後にフィルムで撮影した写真の枚数を覚えているのか?」と某DIO様(*1)に訊ねられたらはっきりと答えられる。「0枚です(キリッ)」と。うん、まあ、胸を張って言えることじゃあないんだけど。
 そんなわけだけど、久しぶりにフィルムを買って来た。買って来ただけじゃあダメなんだけど、とりあえず課題に向けて一歩前進だ。ちなみにお値段は6年間の間に上がって「1700円」だった。現像代は1500円ぐらいってお店の人が言ってたかな? 「フィルム代と現像代の合計が3000円を超えるまではフィルムで粘る」なんて決意があった時期もあるのだが、そのはるか手前でデジタルに鞍替えして、そして気が付いたら3000円を超えていた。
 フィルムを装填するカメラはミノルタのα‐9かオリンパスのOM-3Tiかだったのだが、せっかくフィルムで撮るのだから巻き上げレバーに触りたい、という理由でOM-3Tiになった。ま、気が向いたらもう1本買って来てα‐9も使ってみよう。

*1 突然だけど「D810」と「DIO」ってちょっと字面が似て……ないかな?

最後に使ったフィルムもPROVIA 100F
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 OM-3Tiに残されていた「最後に使ったフィルムのメモ」も今回と同じ「PROVIA 100F」だった……ってそりゃフィルム末期の頃は「PROVIA 100F」しか使ってなかったから当たり前の話だね。パッケージデザインが変わっていて記憶にあるものと違っていたので、お店で買う時「PROVIA 100Fですよね?」って確認した。

いざ装填!
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 かなり懐かしい作業だが、フィルムの装填は体が覚えていた……嘘。頭でも覚えていましたとも! ブローニーフィルムは今となっては絶対無理だけど、35mm判フィルムはまだまだイケる! あ、でも、ライカはちょっと怪しいかも。M6は大丈夫そうだが、M3はちと自信ない。スプロール引っこ抜かないとダメなんだっけ? それはNikon F?? Nikon Fは裏蓋がややこしいだけ???

2枚空シャッターを切って装填完了!!
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 フィルムの先端をスプロールに噛み合わせ、一度巻き上げてきちんと噛み合ってることを確認してから裏蓋を閉じる。さらに2回空シャッターを切り、フィルムカウンターが「1」のところに来たら装填完了! “全盛期”は裏蓋を閉じる前の巻き上げと閉じてからの1回を省き、さらには最後の「E」のコマと合わせて3枚多く撮ったりもしたんだけどね……今回は久しぶりということもあって、最後はともかく最初の2枚は「説明書通り」にすることにした。

そして気付く、電池がないことに
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 準備も整ったので後は被写体を探すだけ……じゃなかった。ここまで来てようやく思い出したが、電池がない。最後に使っていた電池は本体から外して保管していたんだけど、どこに置いてあるか覚えてないし、あったとしてももう使えなさそう。当然新品のストックもない。OM-3Tiだから電池なくてもシャッターは動くんだけど、さてどうしましょうか。露出計はデジタルカメラで代用すると言う手もあるけれど、なんだか味気ないし、デジタルカメラはフィルムと比べると“実効感度”が少しズレているような気もする。晴天の日中、順光ならば今でも露出は覚えているけど、それ以外のシチュエーションで撮りたいものがあるかもしれない。ボタン電池は高くないことだし、新しく買ってきますかね。

(2022.01.28)

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