人妻、碇アスカの不倫履歴

Original text:デザートマグナムさん


第一話

 アスカはホテルのベッドの上で男に抱かれていた。
 アスカの上になり、アスカに肉棒を抽送しているのは彼女の夫ではない男。
 アスカを抱く男は、貪るように腰を振り肉棒を彼女に出し入れしている。抱かれるアスカも快楽を求めるように彼女を抉る肉棒を受け入れ、腰を使っている。
 惣流・アスカ・ラングレーが碇アスカになって、1年と一寸。まだ新婚と言える25歳の若妻の身体を、夫、碇シンジ以外の男に開き、受け入れている。アスカの左手の薬指には指輪が輝いている。夫の物とペアの指輪をはめた手を、今彼女の上になって貫いている男の背中に廻している。
 アスカの膣に挿入されたペニスが2度目の白濁のマグマを噴き出す。


 遡る事、2時間ほど前。
 アスカはNERVからの仕事帰りに、バーに寄っていた。そこで、ひとりでいたアスカに声を掛けてきた男がいた。
 最初のうちはアスカも軽くあしらっていたが、男はあまりにも情熱的に、彼女が人妻だということを告げても、しつこく彼女を口説き続けた。
 この日、朝の出勤前に夫、シンジと些細な事で口論となり、怒って彼を平手打ちして家を出て来たアスカは、バーで憂さ晴らしに飲んでいた。もともと彼女自身に原因があったので、シンジのことを気にはしていたが、彼女のプライドの高さが素直に謝ることを妨げていたこともあり、夫への理不尽な怒りが収まらずにいた。
 そんなところへ声を掛けてきた男が、何度あしらっても情熱的に口説いてきたため、また、酒を勧めながら言葉巧みにアスカの気持ちを聞き出し、彼女を持ち上げたりしたため、それに気を良くしたアスカは夫のある身でありながら、男に誘われるがままホテルへと向かっていた。

 ホテルに入った2人は、勢いでそのまま激しくキスをし、お互いを求め合った。
 シャワーも浴びずに全裸になり、ベッドで抱き合うアスカと男。
 人妻の美しい白い裸体を愛撫し、お互いの準備が整うと、男はコンドームを着けずに剥き身のペニスを生で人妻の濡れそぼったヴァギナに挿入した。男に勧められるがまま飲み続け、酔い潰れる一歩手前のアスカもピルを持っていないにも関わらず、男の生のペニスを受け入れた。
 それから、男は一度も抜くことなく酒で解れた人妻の身体を貪り続けている。

 アスカと結合したペニスは萎えることなく、男はインターバルも無しに、そのまま抜かずの3回戦へと突入する。
 アスカは夫以外の男を知らなかった身体を男に貫かれて、美しいロングのブロンドを振り乱している。美の女神のような黄金比の身体が夫以外の男の肉体の下で貪られ、乱れさせられている。夫以外の男との行為に喘ぐアスカ。
 人妻の美肉に酔いしれる男が、余りの快感に激しく腰を振り、更なる快感を求める。
 酒の勢いに推されての行きずりの不貞行為。背徳感が本来は潔癖症の人妻アスカを燃え上がらせる。夫以外の男の種を受け入れる、注入される行為。コンドームをしていない男の男根は彼女の子宮に確実に彼の精液を放出している。

 男は、3度4度と人妻に中出しを続けた。休憩でホテルに入った時間いっぱいに男は人妻の身体を貪り続け、アスカも夫以外の男のペニスをヴァギナで貪っていた。



 家では、シンジが妻の帰りを待ち続け、深夜を回っても起きていた。帰りの遅い美人妻の心配をしていた。
 アスカが玄関のドアを開けると、シンジが玄関まで走って来た。
 シンジは、つい先程まで妻が自分以外の男とホテルのベッドの上で交わっていたなどと、バーで出会った男に抱かれ、その身体を貪られていたなどと、知らない。ただ、朝の妻との口論が頭から離れず、自分に非がなくとも愛する妻に謝りたいと思っていた。
 シンジはアスカの異常に疲れた様子も見て、心配する。夫以外の男に貪られるように何時間にも渡って抱かれ、背徳の性交渉を続け疲れきったアスカは、夫の心配をよそに、彼を軽くあしらう。

 アスカがシャワーを浴びに行く。シンジは愛する妻がシャワーを終えて出て来るまでに、夕食を温め直していた。
 夕食はアスカの大好きなハンバーグだった。それも、極上の牛肉100パーセントのシンジ特製のデミグラスソース付の豪華なものだった。付け合せのポテトも野菜もドイツ育ちのアスカ好みに作られていた。シンジは最愛の妻の好みに合わせた夕食を作って、行きずりの男に身体を開き、夫以外の男に貪られ種付けを繰り返されていた妻の帰りを待っていた。
 アスカは夫から出された食事を何の気もなさそうに、つまらなそうに食べ始める。一流のシェフ並みのシンジの作ったハンバーグを、激しかった不倫セックスの疲れから、無関心にただ食べていた。

「あの、・・・・・その、・・・・アスカ・・・・」
「何よ! アタシは疲れているんだから、用があるならさっさと言って。ウジウジして、はっきりしなくて気色悪いのよ! 用がないならアタシに話しかけないで! イライラするのよ、アンタを見ていると! このハンバーグだって、ヒトの顔色伺って、機嫌取ろうと・・・・」
 アスカはそこまで言って、言葉を止めた。ハンバーグの味に気がついた。シンジの作るハンバーグはいつも彼女を満足させるものだが、今食べているものはいつものよりも更に美味しいことに。そして、何よりも妻を大事にする優しい目の前の夫が、首を項垂れていることに。明日は、いや、日付が変わっているから今日の朝早くには特別任務を負っている目の前の夫は自分と同じく所属しているネルフに出勤し、出張しなければならないことを思い出した。
 言葉を失ったアスカは目の前の夫の様子に、動けなくなった。自分はこんなに想ってくれている夫を、アルコールとその場での勢いとは言え、裏切りつい数時間前まで夫以外の男にその身体を預け、その男の求めるままに抱かれていたことを悔いた。

 ゴト

 椅子の音をさせて、シンジが立ち上がった。首は項垂れたまま。顔は影になっており、その表情を窺い知ることはできない。アスカは怖くて夫の顔を覗き見ることができずに、言葉を止めた時の格好のままテーブルに付いている。
 アスカが何とか声を絞り出そうとした瞬間、
「そうだよね、疲れているんだよね。こんなに遅くまで君はネルフで仕事してきたんだから疲れてて当然だよね。・・・・こんな僕を見ているとイライラするのに、疲れているんだから余計に苛立つよね。ごめん。・・・・・そのハンバーグだってアスカの機嫌を取ろうとして作ったんだ。そんなことしたら余計に君の事怒らすだけなのに、僕ってやっぱり馬鹿だな。ただ、朝のこと謝りたかったんだ。・・・・本当にごめん。・・・・食事が終わったら、そのままにしておいてよ。後で片付けるから。」
シンジが項垂れたまま、いつもの優しい口調で、だが、どこか冷たく、寂しい、心を失ったような声でそう言った。
 アスカは夫の言葉の声色に金縛りにあった様になり、声を出すことも体を動かすこともできなくなった。謝らなければならないのは自分の方なのに、口論の原因は本当に悪いのは自分の方なのに、それでも自分のプライドを傷つけないよう気遣いをして、いつも謝ってくれる優しい夫がいなくなってしまうような、夫の心が死んでしまうような恐怖に動けないでいる。
 シンジがダイニングから出て行く。アスカは彼に声を掛けることが出来ないでいた。

 アスカは夫婦の寝室に行き、夫が来るのを待ったが、シンジが寝室に来ることは無かった。

 朝早くにダイニングへアスカが行くと、夕食の後片付けはされており、更に朝食の用意までされていた。アスカは慌てて夫の姿を捜す。もし、今の状態で不倫をしたことが夫にばれれば、愛する夫を一生失うことになる。その恐怖が彼女を突き動かした。
 携帯電話を片手に玄関へ向かう。玄関を出てすぐに電話を掛けようとした瞬間、こちらに向かって歩いてくるシンジの姿を視界に捉えた。アスカは駆けていき夫に抱きついた。
 そんな彼女の耳元に心地よい愛する夫の声が聞こえた。
「アスカ、僕のこと許してくれるの?」





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