< 注意 >



この話には痛い描写が含まれています。
烏賊同文。






─ 異種遭遇 ─

「SPECIES」



書いたの.ナーグル























 ついにマユミがピクリとも動かなくなり、横隔膜のはかない抵抗も終わろうとしたそのとき、「それ」は締め付けていた指を離した。同時に弛緩した体を撫で回していた他の「それ」も一斉にマユミの体から離れる。

 ドサリ

 支えを失ってくずおれたマユミの体が床に転がった。

「―――ううっ、ぐっ! が、がはっ! けほっ、ごほっ、ごほっ!」

 ブルブルと体を痙攣させ、胃液混じりの涎を吐き戻しながらマユミは悶えた。肺が焼け付くように痛む。文字通り、死ぬ寸前で解放された体は空気を求めて過剰なまで反応する。過呼吸気味になっても仕方ないだろう。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はっはっはっはっはっはっ、はふっ、はふっ、はふっ、はーっ、はっ、はっ、はうっ!?
 う、うぐっ、ぐぇあああっ」

 体を「く」の字に折り曲げ、マユミは軍隊の訓練で何度も復唱させられたことを思い出そうとしていた。戦闘で役立たずの彼女はオペレーターとして、看護兵としての訓練を重点的に行った。そうすることが結果としてみんなの助けになると考えて。
 その中に、負傷やその他の要因で過呼吸に陥ったときの対処法があった。

「はぅ、うっ、うっ、うぶっ。……ひっ、ひっ、ふーっ」

 両手で鼻と口を押さえ、小さく小刻みに二回口で息を吸い、口から吐き出す。とどのつまり、出産時に妊婦が行う呼吸法と同じだ。
 徐々に、苦しさが遠のいていく。減圧訓練で感じたような酩酊感も急激に薄れていく。自分の呼吸がやたら大きく聞こえた。

「すーっ、すーっ、すーっ…」

 だから「それ」がすぐ側に立ったときまで彼女は気づかなかった。
 そして気づいたときには既に終わっていた。

 汚れがこびり付き、半透明の粘液で濡れた「手」がマユミの視界の角に見えた。赤黒い人間の手に酷似したそれは、ぺたぺたと粘つく滴をこぼしている。距離はほんの数メートル先。

「!!」

 反射的に床を転がり、マユミは距離を開けようとする。が、すぐにそれは金属の壁によって妨げられた。
 絶望的な思いとともに目をパルスライフルに、拳銃に、ナイフに向ける。腕が10メートルくらいないと届かない。

【【【……うううっ、ううおおあああ、おぁんぁぁぁ】】】

 不気味なエコーを伴った呻き声が頭上から聞こえた。マユミにはそれが生まれて初めて女を目にする男が漏らした声のように思えた。事実、状況はこう喩えることがぴったりだ。
 異常性欲者が禁欲の果てに裸の美女を目の前にした、と。
 焦燥感が体を包み、紙ヤスリが敏感な肌を撫でるようにひりひりとした痛みを感じる。ガチガチと歯が小刻みに音を立て、見開かれた目には恐怖と焦燥が痛いほど映し出されていた。
 目の前に迫った恐怖から逃れるように項垂れていたマユミの頭がビクリと震えた。

「ああっ、あっ、ああっ、やめて、来ないで…いやぁ」

 拗くれた意識がマユミの全てを丸裸にしてしまう。
 ありとあらゆる方向から見つめられてる様なむずがゆい感触が、耐性のない彼女を総毛立たせた。そして、遂に彼女は顔を上げて「それ」を見る。否、見てしまった。

「……………あ、うあ、そんな、そんなの、そんなの嘘よぉ!」

 最初、マユミはそれが四つん這いになっていると思った。だから「手」が床に接していたのだと。
 だがそれは思い違いであることがわかった。それは「手」ではなく「足」だったのだ。筋肉質で肩(?)の所にハートと錨の入れ墨が描かれているが、やはりそれは足なのだ。すぐ横にあった鍛えられた筋肉が逞しい黒い足が一歩前に踏み出される。続いてやせ細った女の腕が踏み出された。
 そんなものが全部で10以上。まるで虫の足のように老若男女、黒人白人黄色人種などいっさいの人種を問わず、いやそれどころか足や手、脊髄の区別もなくでたらめに肉の塊が生えていた。
 長さも損傷具合もまちまちの「足」は思いの外滑らかな動きでその上の体を運んでいる。
 恐怖という感情に捕らわれたマユミの目に「それ」の全体像が浮かび上がる。

 どこかサソリに似ていた。複数の人間の体を使って作られた悪夢の中だけで許される創造物だ。

 胴体にあたる部分は数人の人間を束ね、捻り固めた腐肉の塊のように見える。内部で内臓や肋骨、脊髄、果ては腕骨や頭蓋骨がぐちゃぐちゃの肉の塊の中にでたらめに沈んでいた。その表面を新たに再生された分厚く半透明の皮膚が覆っていて、肥満した人間の腹か、脂肪のたっぷり付いた海洋哺乳類のようにも見える。
 その不気味に脈打つ体内では、もはや腸とか脳味噌などの違いなく、全てが作り替えられこの異形の「生物」の生命維持に使われているのだろう。

「こ、こないで」


(犯す、犯す……孕ませ…るっ! 牝、贄、雌、♀、女、腹、膣、肉、卵、穴、蜜、妻!)

 雪崩おちる滝のような勢いで撹拌された意識がマユミに叩きつけられた。
 「はうっ」軽く呻いてマユミは痛むこめかみを押さえる。テレパスである彼女には、それは千人の人間が一斉に耳元で騒いでいるようにも感じられた。それは強烈な暗示のように彼女の心を捕らえようとする。
 自分はこの声に言われるがままに、犯され嬲られ蹂躙されたあげくに嬰児を孕まなければならないのか…。熱い命の精の迸りを子宮で受け止めて…。
 いつしか、マユミの体はその恐怖にも関わらず…しっとりとした熱を帯び始めていた。自らかばうように抱きしめていた手は、無意識の内に乳首を撫でさすっていた。

(私、こんな、そんなこといやのに。ああ、どうして……ああ、どうしてなの……!?
 どうしてこんな、シンジさんに見つめられてるみたいに…体が、熱いの?)

 待ち望んでいる?

「そ、そんなことない! 来ないで! 近寄らないで!」

 そんなことがあるはずがない!
 尻餅をついて座り込んだまま、マユミは必死に後ろに下がろうとする。壁は彼女をそこから一歩も通さなかった。

 サソリの尻尾に当たる部分がぐにゃりと歪み、先端にある土左衛門のように膨れ上がった生物の顔が、涙で濡れたマユミの顔をのぞき込んだ。
 元は逞しい体を誇りにしていた乗組員だったのだろうが、今は出来の悪い血と肉と骨を使って作られた前衛芸術だ。顔中に蛭でもぶら下げたように小さな触手が生えているのが殊更不気味だ。
 マユミの正直すぎる感想を感じ取ったのか、ニヤリと笑うように生物は口を開き、ナマコのような舌を幾つも幾つも吐き出した。まるで口を中心に巨大なイソギンチャクが姿を現したように見えた。

「……ひっ」

 あの男に襲われたときも、アスカ達からの連絡が途絶えたときにも、先ほどの生物による陵辱でも、これほどの恐怖は感じなかった。
 これは、これは…人類の尊厳に対する挑戦だ。
 肩に当たる部分から幾本も伸びた触手がマユミの周囲を包み込むように蠢く。かなりの長さがあるのに簡単に自重を支えている。相当に力が強いと見て良いだろう。
 それぞれ、素材にした人間のパーツによって形の違う触手が、虜囚マユミに伸ばされる。

 先端に複数の眼球のついた触手が、自分自身を抱きしめるマユミの右手首に絡まった。払いのけようとするマユミの抵抗をあっさりはねのける。


「ひ、ひあ! あ、ああっ! いや、いや、いやいや!
 ………いやぁ!」

 マユミは刺すような視線にビクビクと体を震わせた。
 この瞳は何を考えているのだろう。マユミの何を探ろうとしているのか。
 それを思うだけで堅く閉じた目から涙がこぼれ落ちた。

「や、やだぁ…見ないで、見ないで下さい」

 先端が裏返しにされた大腸でできている触手が、マユミのスラリとした右足に足首から幾重にも絡みつき、付け根の辺りで舐めるように自身を擦り付ける。滑らかな体の曲線を撫で上げられ、「はぅ」と熱い呼気を漏らし再びマユミは体を震わせる。

「ひ、ひゃぁぁ。なんなの、これ…いやぁぁ。離して、足…つかまないで」

 先端が脂肪の張り付いた頭蓋骨になっている触手がマユミの左手に朝顔の蔓のように絡まり、怯えるマユミの頬をべろりと舐めた。乙女の恐怖という極上の甘露に、顎はぶるぶると震えて涎のような粘液を垂れ流した。首筋や深い胸の谷間をねっとりと汚し、顔を背けてマユミは息を漏らした。
 感じていることを…認められないように頬を青ざめさせて。

「あううっ、これやだぁ。いやぁ、舐めないで下さい…」

 先端が男性の生殖器に酷似した触手が、怯えを助長するようにゆっくり、ゆっくり…マユミの左足に絡みついていく。ふくらはぎや太股をぺたぺたと叩くその度に、ジクジクと滲みる馴染みある感触でマユミの体が竦んだ。

「ひっ、ひっ……いや、いやぁぁ」

 先端が人間の手になっている触手が、一斉にマユミの体に絡みつき、胸を掴み、肩を掴み、足首や手首を掴む。豊かな胸の隆起や生命力に溢れる太股、柔らかな尻肉をくびり出すように揉みしだかれ、込み上げる熱にマユミは折れそうなほどに首を仰け反らせた。

「はっ、はっ、はぁっ……ああっ、嘘、嘘です…そんな」

 遂に耐えきれなくなったマユミの口から、甲高い悲鳴が溢れた。空間を切り裂くような哀切に満ち満ちた残酷な悲鳴を。淫辱の宴の始まりだ。

「いやぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!」













 マユミの体が展翅された蝶のようにつり上げられていく。

「……………あ、ああっ、怖い」

 硬直した彼女の体を、様々な形状の触手が支える。手首、足首、腹部、足の付け根、胸にまで絡みつき、危ういバランスで。仰向けのまま空中に持ち上げられていく浮遊感と、それに伴う足が地面につかない頼りなさにマユミは体を竦めて息を呑んだ。

「痛い、怖い…。いやぁぁぁぁ、やめてぇぇぇ」

 悲鳴を上げてマユミは必死に手足を閉じようとするが、ふんばることの出来ない状態ではいかんともしがたい。その抵抗は触手の群を誘うように空しい物だ。
 下からゆらゆら揺れるマユミを見上げながら、生物は細身でありながらたっぷりとしたマユミの乳や尻を楽しむ。砂時計のようなスタイルだけでなく、和紙のように白い肌、墨のように黒い髪、桜色の唇…全て素晴らしい。

 生物は黒曜石のように艶やかな髪の毛に頭を近づけると、その匂いを肺一杯に吸い込んだ。喉をくすぐる甘い匂いに体が痺れる。
 我慢ならない―――そう言わんばかりに、髪の毛をくわえ込む。釣り針に食いつく魚のように。

「ひゃ、ふああん。そ、そんなこと…しない、でぇ」

 髪をまさぐられ、頭皮を引っ張られるくすぐったさにマユミは泣き声をあげた。華奢な肢体を必死によじり、なんとか逃れようとするが…。

「ふぁ……ああん」

 愛撫に溺れる甘い吐息が漏れた。声だけでなく、深窓の令嬢然とした楚々とした顔は、羞恥に赤く染まりながらも誤魔化しようのない快楽の波に捕らわれていた。
 こんな風に…他人に髪の毛をいじられるだけでも感じてしまう。自慢の髪をこんな生物にいじられてると言うだけでも気絶物のことなのに!
 望むと望まないに関わらず、開発されたマユミの体はほんのわずかな刺激でたちまちの内に体が火照ってしまう。しかし…。

「ぁぁぁ………髪の毛…さわんないで…ください。く、くすぐったい…です。やっ、やううぅん」

 生物ははむはむと髪の毛をしゃぶりマユミのエキスを味わった。淫らな音を立ててしゃぶられ、ゴムで縛られていただけの髪の毛が徐々にほどけていく。

「あ、ああ…」

 生物はマユミの抵抗すらも楽しんでいるのか、心底嬉しそうに愛撫を続ける。
 乳房が執拗に揉みほぐされ、敏感な下腹からわき上がる深奥を貫く甘やかな快感に、マユミは間違いなく溺れていた。どんなに言葉で否定しようとも、うねる黒髪が全てをさらけ出している……。

「ふぁ、な、なんで…なんで、こんなことでっ」

 認めたくないが自分が人並み以上に敏感だということは知っている。もって生まれた体質に加えて、あの男に散々に仕込まれたのだから。しかし、この脳裏を焼き焦がす炎はそれだけでは説明がつかない。

(あ、ああ、まさか、薬の…副作用!? 生物の意識!? まさかそれでこんな、こんなにっ)

「ひっ、きゃあ────!」

 倒錯とした状況を意識した瞬間、神経を直にいじられているような衝撃が走った。
 襲ってきたのは傷口をナイフで抉られるような苦痛だ。柔らかく揉みほぐされていたとは言え、えぐり取らんばかりにきつく胸をつかまれる苦痛にマユミは悲鳴を上げた。

「ああぁ〜〜〜!!」

 彼女をつり下げる触手がギシギシとロープのように軋む。
 全身を石臼でつぶされてるような苦痛に喘ぐ彼女に対して、遠慮や情け容赦など一切無しで触手は蠢き続ける。水ノリのような粘液を滴らせながら、まるでイソギンチャクの触手のように右に左に縦横無尽に蠢いて。餌を求める雛鳥の嘴のように忙しなく。

「うぐあっ…はあっ!
 痛い、痛いです!
 お願いだからやめて下さい!」

 手足を必死によじり、涙を流してマユミは叫ぶ。なんと言っても胸は女性にとって急所の一つなのだ。ちょっと手で突かれただけでも激しい痛みを感じるのに、この遠慮のない愛撫を受けてはマユミの苦痛はいかばかりか。

「や、やめっ…いた、やっ! いやぁぁ────!!
 許して痛いのはイヤぁ─────!!! ぃああ―――!
 あぎぃっ! …うう、あぁ、もうもういやです。痛いのはイヤぁ…。許して、許して、もう暴れませんから、抵抗しないから。だから、お願い、酷い事しないで下さい…」

 この生物は奪い取ろうとしているのだ。作物を刈り取る農夫のように。全てを、ほんのわずかな抵抗の意志も…。生物は貪欲なのだ。全てを腐食させるように奪い取らずにはいられない。

 遂に観念したマユミは一切の抵抗をやめた。鼻をすすりながらも、まろやかな胸をおとなしく愛撫されるがままだ。いや、抵抗できなくなったと言うべきか。
 興奮の迸りを感じさせる動きで、胸だけでなく生物の触手は太股や切なげな指先にまで絡みつきなぶる。情け容赦なく乳房の芯まで達する愛撫で、ズキズキと鋭い痛みが断続的に体を貫くが、苦痛の泣き声をもらすだけで無力なマユミは身動き一つしない。それは新たなる苦痛を呼ぶだけだと悟っているからだ。

(痛い、痛い…です。痛いのは嫌………痛いのもいやらしいことも嫌なのに…それなのに、体が熱い。
 ダメだわ、私って…いじめられてるのに、私………喜んでる)

 きっと、こんな女の子は…軽蔑される。そうじゃないと信じたいけど期待はしない。
 堅く閉じた瞼から涙がこぼれ落ちる。

「ごめんなさい、ごめんなさい…。ごめんなさい、許して下さい…」

 また謝っている…。
 シンジの心を射止めたマナのように、強くありたいと常々考えていたけれど。

(無理…よ。私には、ちっぽけな私1人じゃ、何も…できないんです。好きな人が出来ても、告白もできない。好きだって言うこともできない。言えるわけない…私の過去、話せるわけないもの。
 私、弱いんです…謝ってばかりで、それしか…できない。最低の人間だから)

 ぐすぐすっと鼻を啜らせながらマユミは許しを請うた。今はただ、一刻も早くこの苦痛から逃れたかった。元からそう大してあったわけではない、軍人としての使命感は完全に雲散霧消している。今の彼女は無力な1人の女性でしかなかった。

「お願い…」

 別に彼女の哀願を聞いたわけではないが、完全に大人しくなったところで生物もようやく揉む力を緩め、今度は優しくいたわるように胸を愛撫し始めた。指先でぐにぐにと弾力を確かめ、指の腹で転がすように愛撫する。
 充血し、苦痛で神経が敏感になっていたマユミはたちまち反応した。

「は…ぁ、あっ、はぁぁ……!」

 具合を確かめたのか、きつく、搾乳するように苦痛すら感じるような力で揉み潰す。ただし、こんどは苦痛を感じるかどうかギリギリからほんの少しだけ踏み出したくらいの力で。
 痛みに混じってゾワゾワと背筋を舐るようなたぎりが駆け抜ける。

「うぁ…ああ、うそ、そんなっ。こ、こんな事…ああ、また」

 スーツを突き破らんばかりに自己主張する乳首ごとぎゅっと彼女の胸を揉む。触手の先端が、ボタンを押すように執拗に乳首をつついた。ヌルヌルとした淫液にまみれた美乳は、きつくハッキリと、拒絶するように触手を跳ね返そうとする。

「あ、あんっ…、む、胸は…胸は、嫌…。嫌なの…。
 だ、だから…あぁん、む、胸は、やめて下さい。いや、こんな酷いこと…しないで」

 力の入らない手足を大の字に開き、大きく空中で体を仰け反らせてマユミは悲鳴を上げた。しかし、その悲鳴はどこか滑稽だ。喘息のように忙しなく熱い吐息の前には、とってつけたような抵抗や拒絶の言葉は意味を持たない。

「やぁあ、ああ……はぁぁ」

 堅く握りしめていたはずの指先が足掻くように開き、断末魔の痙攣のように空を引っ掻く。弾むようにマユミの体が空中で踊った。

「は、あうっ。はう、はなして、放し…てぇ。
 うう、ぐす、放して下さい…いや、また…おっぱい…そんな」

 仰向けになっても綺麗に盛り上がってる美乳に、蛇が獲物を絞め殺すような動きで触手が巻き付いた。ビクリビクリと震える美乳のふもと部分に赤黒い触手が巻き付き、強調するように絞り上げる。

「はうぅぅ、ひゃぅぅん」

 触手の先端の腕が、蜘蛛の足のような動きで締め付けられて膨れた双乳を揉み始めた。ゴム鞠のような弾力に生物は口元をゆるませ、隆起の形がぐにぐにと粘土のように変わっていくのを楽しむ。おぞましい感触にマユミの口から乱れた声が漏れる。

「あっ、あ、あ……くんっ! そんな……いた…ぁ、いじわる……しないで下さい!」

 限界を計るように握りつぶすように力が込められ、指の隙間から乳肉が漏れる。苦痛を感じるギリギリを保ったまま、一切の愛撫が止まった。子犬のように弱々しい目をしてマユミはとまどった。次の瞬間、力を緩めた指先から乳房が解放され、ぷるぷると生物の腕の中で震えた。

「ふあぁ、あ、遊ばないで下さい!」

 遊ばれていることを悟り、背を躍らせつつ抗議の声を上げるマユミ。生物はその声の裏に隠された官能に気づいているのか、丁寧な動きで指の形に赤くなっているであろうを乳房を撫でさすった。

「ああっ、ひっ、うく、もう、もうやめてぇ。いっ…お願い許して」

 再びゾワリとわき上がる熱を誤魔化すように、マユミはひっくひっくとしゃくりあげ、肩で息をしながら許しを請うた。
 今はまだ良い。しかしこれ以上は刺激に耐えられない。まさかとは思いたいが、本当に胸を愛撫されているだけで、それも強姦されてるのに絶頂を迎えてしまうかも知れない。
 それは人として女として、到底考慮できることではなかった。
 もし、本当にそうなったら………だめ押しをされるような事実を突きつけられたら。

(わたしはもう、本当に、シンジさんを…好きだって、思うことも…できなくなる。ううん、自分自身を許せなくなる。そんなの、いや…。感じたくない、助けて、助けて)

「ああっ…うああん。あ、ああっ、あ、はうっ」

 生物はマユミの胸を弄ぶことを楽しんでいるようだった。
 責める指の動きに合わせて淫蕩なマユミの胸が揺れる。遅れて体全体が喜びに震えた。
 どんなに強く揉んで形を変えても、力を抜けばすぐに元の形を取り戻す。それは生物にとって楽しいオモチャであると同時に、何物にも代え難い至上の宝だ。

「ああっ………うんっんっ…はぁぁん。そんな、私は、オモチャじゃ…ないのに」

 いや、オモチャだ。宝だ。誰にも渡さない。
 断言するように生物の指先は乳首をつまみ上げた。引っ張られた乳首が、スーツに包まれたままゴムのように引き延ばされる。

「はひぃぃ―――っ! だめ、そんなことしないで!」

 生物は返事代わりに引っ張ったまま軽く乳首を押しつぶし…粘液で滑った指先がしごくように弾いた。解放された美乳が大げさなくらいに揺れた。
 欲情の熱に焼けた火箸が体を貫くような甘く甘美な喜び。閉ざされた瞼の裏で閃光のように白い光が瞬く。油断していたところをついた刺激に、反射的にマユミは叫び声をあげて身悶えた。


「ひくっ、ひっ、いぅぅぁぁ――!? ダメです…いやっ、シンジ…さん……」


 上機嫌だったはずの生物の動きが一瞬止まった。
 マユミの言葉に混じる、極めて不愉快な気持ちにさせる言葉…。自分以外の何者かに向ける深い愛情と自分に対する絶対的な拒絶。鋭すぎる感覚に背を仰け反らせても、どんなに喜ばせても、彼女の心は別の対象のもの。

(生意気な! わたしの物なのに!)

 …そんな邪悪にどす黒い念が空気を澱ませていく。
 生物は楽しげに漏らしていた唸り声を潜めると、情念たっぷりといった目で泣きじゃくるマユミの肢体を見た。
 軽いオーガズムに声を押し殺して啜り泣くマユミは変わらず美しい。艶やかな色気を増したと言っても良い。
 それを全て自分のものにしたい。

 マユミの体をいじり、どういう責め方をすれば最も感じるか(つまり最も妊娠しやすくなるか)はわかった。これはマユミの思い人だって知らないことだ。少し自信がつく。
 絶頂を迎えた瞬間に流れ込んだ意識から、彼女はとても胸の愛撫に弱く、その大きく感じやすすぎる胸にコンプレックスを抱いていることもわかっている。
 虐められ踏みつけられる続け優しさと温もりに飢えているが、優しくされることに慣れていない。いつか裏切られるのではないかと常に警戒し、恐れている。

 そして、何者かを…心の底から愛している。親友やよりも、自分自身よりも。

 憎らしいが、それもまた…面白い。

 徹底的にいじめてやろう。愛する者のことを忘れてしまうほど徹底的に。彼女は怯えた顔こそが美しい。快楽の虜となった姿は更に美しい。
 自分を感じたとき、恐怖ではなく喜びを思うようにしてやりたい。
 ドクリ…大きく生物の体がうねった。











 顎のついた触手が伸び上がり、マユミを正面から見下ろすように鎌首をもたげた。
 毒蛇の気配を感じたマユミが、荒い息を吐きながら目前の触手を見つめる。薄く開けられた瞳は、明らかに雰囲気の変わった生物に戸惑いを隠せないでいる。眼鏡の下で瞳が気弱に揺れた。

「な、なに……を、する、つもりな――っ?」

 答えはすぐに出た。
 
 唇に押し当てられる柔らかい感触。半開きになっていた唇と歯茎をなぞるしなやかな舌の動き。目を見開いたマユミの体がぶるっと震え、彼女が何が起こったか悟る前に唇は解放されていた。たらりと唾液の糸が滴り落ちる。
 目にも止まらぬ速さで唇を奪われたことにマユミが気づくのは数秒後のことだった。
 ゆっくりと口腔内に広がる粘液のぬめりと味に、マユミの顔が蒼白になっていった。

「うそ…でしょ? まさか、き、キスしてきたの?」

 既に数時間前にも似たような状況で奪われていたため、その時ほどの衝撃は感じなかったけれど…。人にされるように愛撫される…それはうぶで気弱なマユミにとってやはり衝撃的なことだった。
 まずは第1段階だ。そう言うようにニヤニヤ笑いを浮かべる触手の口から、ドロドロと涎に似た液体がこぼれ落ち、胸を汚し、滴った液体は腹部までも淫靡に光らせた。

「ひっ、あぁぁ。また、またこんなこと。いやぁぁ」
【【【くぐっ、おぅる……ぐぎい】】】

 濡れて手触り滑りとも良くなった胸が再び優しく愛撫される。ピンと屹立した乳首が不意をつくようにスーツ越しに撫でられ、乳房の中に沈めるように押しつぶされる。

「うぅあっ、あん、ああっ! あっ、あっ、また胸を、胸ばっかり!
 あああぁぁ、そんな…あふぅ」

 数瞬前の愛撫は勿論、ほんの数時間前の陵辱の火は完全に消えたわけではない。今再開された陵辱は、以前の残り火に鞴のように空気を吹き付ける。ほんのわずかに耳元に息を吹き付けられただけで、マユミの体は電流を走らせたようにぶるぶると震えた。

「はぁはぁはぁはぁ、いやぁぁぁ。そ、そんなのだめぇ…」

 頬を上気させ、肩で息をするマユミ。もどかしげに手足をよじり尻を振る。仰け反った首筋にはたっぷりと汗が浮かんでいた。汗が流れる感覚にさえも耐えられないのか、マユミはもじもじと足をすり合わせようとするが、触手はしっかりと彼女をからめ取り、わずかな自由も許さない。

「嫌です、やめて下さい。ぁぁ、そんな痺れちゃう。シンジ、さん…ああっ。
 こんな、こんなの…切ない…ああぁぁ」

 その声は拒絶ではあったが、どうにも欲望を刺激する響きを持っていた。意図してそうでないところはさすが、と言うべきなのだろうか。
 まだ呟く思い人の名前に不断の怒りに捕らわれつつも、生物は誘われるように触手は足の間で僅かに盛り上がり、ヒクヒクと震える部分に狙いを定めた。

【【【えええ、ううう、いいい】】】

 生殖器に似た形状の触手が、スーツ越しに僅かに見える細い線をゆっくりとなぞりあげる。大腸に似た触手が、ぷりぷりとしたマユミの尻たぶの間に自らを押しつけ前後に蠢く。
 強風にあおられる木のように乱れるマユミ。折れそうなほど背筋を反らせて手足を突っ張らせると甲高い悲鳴を上げた。

「ひっ…ぐっ! あひゃあううぅぅぅぅ!」

 その悲鳴を後に、マユミは大きく息を吐きながらぐったりとしてしまった。マユミの視界に薄く靄が掛かったようになり、靄の中にシンジの顔が浮かぶ。どこか、輪郭がハッキリしないシンジの顔は蔑んでいるように厳しい顔をしていた。あの泣きそうな顔をして、じっと自分を見ている。

(あ、あああっ。ご、ごめん………なさい。わたし、わ、わた…し)

 幼児のようにマユミはしゃくり上げた。その指は血が滲むほどきつく握りしめられていた。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…あ、はあうぅぅ。こんな、簡単に…ああ、私、私ぃ」

 マユミは恥ずかしさとみっともなさに顔を背け、今の自分を拒絶するように目を閉じた。静かに慎ましく涙を流し、ただ小刻みに体を震わせて触手経由で生物に自分がいってしまったことを教えていた。

「ううっ、恥ずかしい…みっともない…。う、ううっ。恥ずかしい、恥ずかしい…です。
 いや、いやです。消えたい、死んじゃいたい…。私こんなの、嫌なのに」

 そして第2段階だ。
 準備が整ったことを悟り、生殖器状の触手を押しのけて顎を持つ触手がマユミの股間に擦り付けられた。マユミの抗議の声を意に介さず、顎のある触手は歯茎を剥き出しにし、わずかに色あせたプラグスーツに噛みつく。

「ふっ、ええ……ひ、い、いぁ……。
 や、いやぁ―――っ!? だめ、ひっぱっちゃ、いやあぁぁっ」

 股間に食い込む痛みと痺れに、自分の不幸に酔うことも出来ずマユミは悲鳴を上げて体を突っ張らせた。
 強靱なはずのプラグスーツが、ゴムか何かのように引き延ばされている。細くなったスーツは、下着が食い込むようにマユミの恥肉の割れ目に食い込んでいた。
 生物の体液で腐食させられていたためだ。

「だめ、いたいっ! そんな、大事なところに、食い込んで…あっ!?」

 プチッ…!

 マユミが一際大きく体を動かしたとき、布を引きちぎるような音を立て、ついには弾けたようにスーツは破けてしまった。
 スーツの股間部分には楕円形の窓が開き、内からの圧力でさらに大きく引き裂かれていく。こんもりと盛り上がる秘肉が寒そうに震えた。

「!!」
【【【うほあ、ぐ、ぐふふ】】】

 想像通りの美しさと淫らさに生物は鼻を鳴らして喜んだ。綺麗に整えられた茂みの下に、控えめに顔を出した淫核が顔をのぞかせ、その下で自らが汗と溢れさせた蜜でテラテラと光るマユミの秘所が、ヒクヒクと呼吸するようにうごめく様が生物の目の前にさらけ出された。

「み、見ないで! 見ないで下さい! 見ないでって言ってるのに!
 はあ、あっああっ。こんな、こんなのって……は、恥ずかしい…死んじゃいたい………。
 どうして私が…こんな…。ああ、マナさん、アスカさん、綾波さん、ヒカリさん………シンジ、さん…。誰か、誰か助けて」

 今の自分の姿に耐えきれなくなったのか、マユミは哀切に満ちた泣き声をあげる。
 もっとも、助けを求めた相手もまた今泣き叫んでいる。
 そもそも彼女達を助けるためにマユミはネルフまで来たのに。

 忘れてしまった悪い子にはお仕置きだ。

 そんな具合に、触手が濡れ光る秘所に押し当てられた。

「ふぁ!?」

 刹那、恐怖と期待にマユミの体がガクガクと揺れる。漏れかけた愉悦を噛み殺しているが、マユミの肢体は隠しようのないな熱を帯びていた。生物はそんな彼女の体と、恐怖と記憶に残る肉欲の予感に震えている彼女の心に頃合い良しと見たのだろう。
 おもむろに生物は動いた。

 ヒクリ―――

「はぅん!」

 本気で欲情したことを示す淫蜜を滴らす秘裂に、生殖器状の触手が押し当てられた。わずかに力を込めただけで、血管を浮きあがらせた触手の先端が押し割り沈み込む。

「ひっ、あああっ! 入って、くる…っ!」

 背筋を駆け登る感覚にマユミは首を振り、じたばたと手足を動かして生物の行為から逃れようとした。しかし、生物が胸を掴む腕にわずかに力を込め、秘所の少し上でひくひくと震える淫核をつついた瞬間、マユミの抵抗は止まった。

「はっ、あっ、ああっ、ぅぁぁ、ぁぁぁ」

 ビクンビクンと震えるマユミに満足げに生物は呻いた。一方で、体を鳥肌たせる肉の喜びと共に、マユミは自分が生物に支配されていることを悟った。
 ほんのちょっとつつかれただけで…。

(嘘、嘘……。か、体が…バラバラに……なりそう…)

 だが、現実は無惨だ。
 陵辱するもしないも全て生物の思うがままなのだ。自分は無力な生け贄にすぎない…。

「い、やぁぁぁぁ。そんなの、やだ、いやです……」

 比喩ではなく、マユミは蜘蛛の糸に捕らえられた蝶だった。汁気たっぷりの柔肉を貪られる…。

「はっ、はっ、はっ………誰か…誰か…助けて、下さい。シンジさん、シンジさん…こんなの、こんなのは………いやです。いやなんです…。
 あっ、あああぁぁっ、た、助けて! 誰か、助けて。
 あうぐっ、ああ―――――っ!?」

 ゆっくり、ゆっくり沈み込むように蠕動しながら触手が前後に動く。
 まだ挿入したのではない。するつもりもない……今はまだ。
 幾つも節のある触手の先端が、繊毛を蠢かせ、粘液を噴きながら秘所周辺を擦りあげる。血管の浮いた幹で秘裂をわずかに押し割りながら、触手は蜜をすくい取っていく。そしてひくつく控えめな淫核を、接吻するようについばんだ。ブラシで擦るような愛撫にマユミの淫靡な蜜がぷしゅると吹き出る…。

 本人が拒絶していたとしても、肉体は正直だった。理性の抗いもむなしく、愛撫に露骨に反応していく。
 体の奥底からわき上がるジンジンと疼く痛痒にマユミの目が潤み、緩く開かれた口から熱い吐息が、天上の調べのように絶えなく漏れはじめた。

「は、は、は、はぅ。あ、あ、ああっ、ん、やっ」

 声を抑えなければ…と必死に唇を噛みしめようとするが、顎が無くなったようにふわふわとして力が入らない。

(ああっ…まるで、まるで…ざらざらした…猫の舌で舐められてるみたい…。
 なにこれ、なんなの? こんなの、あの時だって…感じたことない。
 はあ、あっ、わたし、感じちゃってる…)

 敏感になっているマユミは腰の辺りが痺れ、まるで溶けてしまったような感覚に襲われていた。いけない…と、いつもするように、本の中…空想の世界へと逃避するように目を閉じる。せめて、意識だけでも保っていなくては。

 体は熱に包まれるが、意識は暖かい闇に包まれていく。
 目は見えているが何も感じなくなり、喉からは甘い嬌声が溢れるが心は何も呟かない。 闇の中で人事のように自分を見つめる自分がいる。

「あん、ぐっ…ひぃっ! ふぁあ…あっ」

 逃げ込めなかった。
 圧倒的な快感が否応なく彼女を現実へと引き戻してしまう。
 本番の紙一重とはいえ、前戯だけでここまで心を蝕まれるとなると、はたして灼熱の杭を差し込まれたときはどうなるのか。
 マユミは戦慄した。自分が自分でなくなってしまうことを、漠然とした、だが間違いのない予感として感じて。

「いやっ、わ…わたしは、私は………い、いやあああっ!
 お願い、お願い…」

 いつの間にか、大腸じみた触手がスーツの裂け目から潜り込もうとしている。触手はミミズのように身をよじりながら、尻たぶの隙間が終の棲家であるかのように体を潜り込ませていた。
 スーツが触手の形に盛り上がり、マユミは全身を振り乱して悶えた。
 マユミの抵抗やきつい締め付けにめげず、どうにか触手は目的の場所にたどり着いた。ひくつく触手の先端が、堅く緊張した菊座をノックするようにつついた。

「あ、ああ!?」

 予想外の方向から来たアブノーマルな刺激にマユミの腰が跳ね上がり、偶然にもスマタで愛撫していた触手の先端が、正しい方向を見いだし………深く淫らに秘裂の奥に潜り込んだ。

 ずぶちゅ

 洪水のような蜜を掻き分ける淫靡な水音と共に、マユミの中心が細く堅い肉の圧力で割り開かれる。なだらかな曲線を描くマユミの上半身が仰け反り、ぶるっと大きく体が震えた。

「いっ!? ―――っ! いやぁぁぁぁ!」

 涙と汗の滴を飛ばし、ガクガクとマユミの体が揺れた。出鱈目に操られた人形のように手足が動き、間接を軋ませながら体を突っぱねる。その動きがまた、余計に深く触手の進入を許した。再び手足が痙攣する悪循環がマユミを襲う。わかっていても止められない。

「あ、あふ、ふっ、んんっ、あっ、あっ、ああぁ〜〜〜! あああっ、あっ、ああ―――っ!!!
 だめ、だめだめ、ダメです! あっ!? ああ、怖い…怖い!
 ああぅ……あ、あああ!」

 抉り進み、膣を嬲るざらざらの触手の感触に、マユミの肌は艶めかしいピンクに染まる。きつい締め付けも進入を拒絶するほどの強さはなく、かえってその無駄な抵抗が心地よい。醜悪な触手は寸刻みでマユミを貪る。

「いっ、うぅうん! あうんっ、あっ! いやぁぁぁ〜〜!」

 呑み込もうとしても止まらない叫び声には、聞いただけで勃起するような愉悦に満ち満ちていた。見る者を羨ましがらせる豊かな黒髪を振り乱し、ずりゅずりゅと潜り込む触手に我を忘れる。

「はぁっ、あっ、はぁぁあああ……! だめ、無理…お、奥まで…とど、く…っ!
 うああぅっ!」

 遂に触手は膣の最奥、子宮の壁にまで先端を到達させていた。
 これ以上つき込むと、マユミに苦痛を感じさせて正気に戻してしまう。
 名残惜しそうにズルズルと絡みつく襞を巻き込みながら、触手は外に姿を現し、先端部分が姿を現す寸前再び潜り込んでいく。大きさは並の成人男性のそれより小さいが、それでも指より太く柔らかい。自慰行為などではあり得ない生きた熱を持った男の感覚にマユミの体は痺れた。

「や、やめてぇこんなの…。もう、もう許して、ああん、いやぁ…はぁはぁ…。
 あああぅ…くぅ、ふっ、やぁぁぁぁっ」
【【【おぅ、おぅ、いいいいいいいあっ! いああああおおおおっ!】】】

 生物の複数ある口から一斉に叫び声が漏れ、歓喜に舌先を踊らせた。
 波打つように震えるマユミを更に責め立てんと触手は秘唇をこじ開け、膣襞を引っ掻いていく。さらに美乳をなぶる指先の動きが更に激しさとねちっこさが増した。
 子宮をつき込まれることより、胸を愛撫されたことが効いたかのように、マユミはくねくねと身悶えて啼き声を漏らした。

「ああっ! だ、だめっ! もう、ああん、ああん、あうんっ!
 これ以上は、これ以上は…っ!」

 マユミの涙混じりの拒絶がむなしく響く。ヌラヌラとぬめり光る触手は狂ったように前後し、敏感な淫裂を陵辱する。せっぱ詰まって藻掻くマユミからは汗が流れ落ち、蜜で濡れて光る淡い陰りからは、ぽたぽたと音を立てて男の精液にも似た愛液が滴り落ちた。

「うああああ〜〜〜〜〜っ! また!  イヤなのに、気持ちよくなんか…ないっ、のに。い、いやぁ、こんなのいやぁ! 感じたくないっ!」

 マユミの甲高い悲鳴と共に蜜肉が震えわななき、柔らかい膣がきつく触手を締め付けた。膨れ上がった触手の先端から白濁した体液が吐き出され、それを受け止めた膣はうねり、淫らに締め付けた。一滴残らず絞り出すように腰がくねる。

「いやぁ、いやっ、イヤよ……イヤです、そんなの………ああっ! ふぁああっ!」

 肉の喜びは止まらない。弱いところを的確に攻めながら触手は抽送を繰り返す。甘美な刺激に細胞一つ一つが魂までも引き裂かれる…!

「はぁっ、はぁっ、はっ、はっ……はぁぁぁ。中で、中でぇ…。
 ぬるぬるしたのが、熱いのが、太いのが中に…一杯………。ああ、また、また……私…。
 イヤなのに、こんなこと、されたくないのに……!」

 羞恥と快楽に耐えきれなくなったのか、がくりと項垂れてマユミはぽろぽろと涙をこぼした。
 嫌悪感に苛まれながらも、マユミの体はオーガズムの喜びに踊っていた。激しい抽送を受け止める結合部からは、白く濁った愛液と粘液の混ぜものが滴り、汗を飛び散らせてくねくねと体は乱れ踊る。

(はぁ、また、またこんなことで私、気持ちよくなって…ああ、ひどい……。こんなのって……)

 自己嫌悪と快楽の狭間でうっとりとした目をするマユミ。まだひくつく淫裂から引き抜かれた触手が、マユミの大きく波打つ腹や胸の上に残りカスのような白濁液を吐きかけた。

「あ、はぁ…。ああっ、気持ち…悪い……」



 ピーッ、ピーッ!

 ぼんやりと胸や腹に掛かった白濁を見ているマユミの耳に、場違いな電子音が飛び込んできた。のろのろと顔ごと音の方に目を向けると、触手に締め付けられたままの手首から音は聞こえてきていた。

『タイムアウト、タイムアウト。
 神経加速剤の制限時間を超えました。神経加速剤の制限時間を超えました。ご注意下さい、ご注意下さい』


(今更…そんなこと……関係………ない…わ)

 ずるずると触手が敏感な粘膜を擦りあげる快感と混乱で、真っ白になった頭ではまともに物を考えることは出来ない。
 だからもう、どうでもいい。
 もうあとは惰性で悲鳴を上げ、抵抗をし、最終的には蹂躙されてしまうだけだ。

 投げやりに目を伏せるマユミだが、対照的に生物は音に興味を引かれたのか左手首をいじり始めた。疲労がきつくそのまま意識を失いそうなマユミは抵抗一つせず、成すがまま。

 プシュー

 突然の圧縮空気が吹き出すような音とともに、マユミは息が楽になったことを感じた。より大きく吸い込めるようになった空気にほっとしながら、マユミは左手首と自分の体を見渡す。

(ああ、スイッチが…。スーツが解除されちゃった…)

 大きく襟が開いたプラグスーツが、着崩れた浴衣のようにマユミの体を包んでいた。内にこもっていたマユミの熱と匂いが漏れだしていた。

「あ、う…」

 仰向けになっていたマユミの体が空中で一回転し、犬のような四つん這いになったような姿勢を取らされる。プラグスーツの束縛から解放された豊かな体が重力と乱暴な動きでぶるるっと震えた。

(ううう、また…なの。しつこい…。
 でも…私の体、いやなのに、嫌なことなのに………ああ、でも)

 項垂れたまま、マユミは再び始まるであろう陵辱に背筋を凍らせていた。
 一方で、芯からわき上がる疼きに再び体を火照らせていた。
 触手が動き、両足を大きく開かせられる…それを思うだけで蜜が溢れる。自分は犯されたいのだろうか…それとも…それとも…。

「や、やめて……乱暴、しないで下さい。ああ、な、何を…見てるの?」

 口ではそう言うけれど…。でも体は期待にくねり悶える。

(見られてる…見られてる………恥ずかしい)

 むずむずとした感触を股間に感じ、マユミは羞恥に顔を染めながらのぞき込もうとするが、圧倒的な存在感を誇る美乳は厚い緞帳のように視界を遮っていた。
 我ながら…無駄に大きい胸だ…と、マユミは場違いなことを考えた。

(もっと、ちっちゃければ…この生き物も、こんないじめなかった…かな。でも、もう…そんなこと関係ない)

「あ、ああ…なんて、恥ずかしい…姿なの……はっ、はぁぁぁ!?」

 押し殺そうとしても甘えた啜り泣きが口から漏れる。全ての触手が一斉にスーツの隙間から内側に潜り込んできた。
 肌を這いずる濡れた触手の感触、ぺたぺたと無遠慮に体を撫で回す指先、マユミですら見たことのない場所を視姦する目、スーツと肌の間に溜まった汗を貪るように舐め取る舌、絶頂を迎えたことで弛緩した肛門にぐりぐりと潜り込もうとする…。

「あふ、あふぅぅん。あん…ああっ、んんあっ。そこ、ダメ…ダメ、ですっ。ああああぁぁぁっ。お尻、いやあぁぁぁぁ」

 このまま身を任せたいという暗い考えを必死に振り払い、逃れようとマユミは体を揺らした。
 投げやりになった気持ちが、皮肉なことに強引に潜り込もうとする触手によってハッキリしていく。どんなに気持ちよかったとしても、こんな生き物に陵辱されるなんてやはり耐えられることではない。

「わたし、嫌です……犯されたくない……! うんっ、ひゃうん!
 もう、もう、あっ、ああっ、いやぁあ!!」

 しかし拘束された彼女は1ミリも逃れることが出来ず、かえってその動きでマユミは自らを生物の被虐の前にさらすこととなった。
 めくれかえったスーツから本のビニールをはぎ取るようにテラテラと濡れ光るマユミの体が露出していく。まずは汗がにじむ黒子一つない白い肩が姿を現し、触手が吸い付くように鎖骨に沿って粘液をこびりつけていく。

「イヤ…見ないで、そんな風に…んくっ、舐めないで…あああっ、ううっ」

 続いて淫らに紅潮した乳房が2つ、ぷるぷるとプリンのように漏れ出てきた。見る者を惹きつける熱を帯びた女体が妖しく匂う。
 遂に姿を見せた乳首は痛々しいほどに尖り、スーツ越しに徹底的に虐められてきた重量感溢れる乳房が、マユミの身悶えに合わせて揺れた。わずかにのぞく白い素肌は興奮と愛撫で桃色に染まり、甘い匂いは雄を誘うフェロモンのように生物をいきり立たせる。
 油のような粘液を滴らせながら、生物の唇が押しつけられた。薄布一枚に包まれた乳首から双丘の麓まで、押しつけられた唇がゆっくりと稜線をなぞっていった。

「ひくっ、うあん、やぁぅ、いやぁぁ、感じたくない…触られたくない…。
 いやいや、いやぁ…もう、出したじゃ…ないですか、だから、お願い…もうやめて……下さい。こんなの、耐えられない…」

 甘い喘ぎを漏らし、飛沫のように汗を飛ばす勢いで腰を振りマユミは悶えた。哀切な悲鳴を狂ったように漏らし、地面から離れている状況が頼りなくて仕方ないのか、確固たる足場を与えたらその場で抱きつきそうな悶え方だ。

「ああっ、ん、ああっ。そんな、虐めないで…ください、ひどいこと…お願い、やめて…恥ずかしい、気持ち悪い…助け、い、いやぁぁぁ」

 先の交合の影響もあるだろうが、生物の本能に根ざした巧みな愛撫に翻弄されたのか、マユミの抵抗は目に見えて大人しくなっている。人一倍敏感な彼女は淫らであるとも言える。柔肉をほじくり、官能を掘り起こす肉の刺激を否応なく意識せざるを得ないのだ。

「あ……はあっ、ふうん……んんっ。」

 頃合い良し、と見たのか再び触手がマユミの秘所に押しつけられた。
 ひくりと体が反応し、蜜肉の入り口からぬるぬると誘い水のように蜜が触手へと滴り落ちていく。どんなにマユミが嫌悪して嫌ったとしても、彼女の感じやすすぎる体はほんのわずかな刺激で快感の虜になってしまうのだ。

「はうっ…あ、ダメです……もう、これ以上は、ああ……あっ」

 そう呟きながらも、マユミのヒップは誘うように細やかに左右に揺れる。

「ひ……っ、あ、あ、あんっ!」

 ゴツゴツとした凹凸をよりハッキリと際だたせた触手が、巣穴に潜り込む蛇のように先端を潜り込ませた。

「くう……っ、うふ、んんっ、ん……っ。は、入ってきてる…また、また私の中に…ああっ、そっちはぁ!」

 圧力を増していく触手にマユミは艶を帯びた甘い声を漏らす。快感の奔流に忘我の表情を浮かぶ。しかも今度は、肛門に押し当てられる大腸型の触手は諦めようとしていないのだ。ある意味不意打ちとも言える刺激を、マユミの体は歓喜と共に受け入れていく。次第に甲高くなる声が辺りをはばかることなく響いて、生物の耳目を喜ばせるのだった。

「くっ、はぐっ、やめて、やめて…ああっ、だ…だめぇ!
 んくっ……んあっ! や、だめっ……そんなに動かすと、ああ……っ、感じすぎっ、ああんっ!」

 ふくよかなヒップがまたぶるっと震えた。みりりっとぬめった音とともに、触手の先端が堅く閉ざされていた菊座を押し割る。快感に混じる引きつる痛みに、マユミは深い息を吐き出しながら目を閉じた。

(入って…来る。お、大きい…太すぎる…。ああ、痛いよ。
 でも、無理矢理にでも、ああ…諦めてない……無理矢理、酷いです…)

「ああ、痛い! 痛い…です! そっちは、無……理……無理って、言ってる、のに!」

 このままだと乱暴に蹂躙されて手酷く出血することになる。やむを得ず、マユミは力を抜いた。緊張に凝り固まっていた菊座が、息を吐き出すのに比例してゆっくりと柔らかくなっていく。
 少しだけあの男の行為に感謝した。あの男があどけなさの残る幼いマユミのアナルを犯そうと肛門拡張しなければ、きっと悲惨なことになっていたはずだからだ。
 開放を待ちこがれていたように触手が腸の奥へと突進を開始した。ずりゅずりゅとぬめった汁を溢れさせながら赤い繊毛まみれの触手が潜り込み、その触手の鼓動と熱を感じてマユミは猥褻な吐息を漏らした。

「はぁぁぁぁ…ぁぁぁ…っ。お尻に…入って……ひぃぃ」

(ああ、今度は、お尻まで…無理矢理……。…そんな不潔なところ)

 しかし、その顔に浮かぶのは諦めと恐怖だけではない。マユミは認めないだろうが…被虐の表情を浮かべていた。

「お母さ、んんんっ!!」

 呟いた瞬間、両方の穴にずるりと触手が挿入された。
 小さな絶頂がその身を貫き、腸と膣の両方を蹂躙する触手の感触に、マユミは華奢な体をくねらせ、淫らな姓の踊りを披露した。

「はうっ! ハァハァ…ああ、うっ……んふぅ…ひゃう!
 お尻がお尻の中が、かき回されて、ああ、汚いのに……そんな汚い…ところ、なのにっ!」

 マユミの言葉がかき消される。薄い柔肉越しに擦れ合う触手達はお互い触れあわんばかりの勢いで注挿を繰り返した。複数の人間に同時に犯されているような倒錯した感覚に、マユミは顔を赤くして喘ぎ声を漏らした。また思い浮かぶシンジの顔に頬を涙で濡らしながら。

「くぅ、あうううっ! こんな……こんなのって、ひぅン!」

 涙で濡れる儚くも艶めかしい悦楽の表情を浮かべ、マユミは汗の粒を浮かべたヒップが右に左にリズムを刻むように揺らす。それは排泄器官でしかあり得ない部分を犯されて、感じてしまっている自分を恥じての行為なのか。
 その激しい動きにも引き抜かれることなく、触手は執拗に恥肉を貪り続ける。

「あう、くう……んっ! んんっ! うん、うんっ! あひ、いいっ!」

 少なくとも…蜜を漏らす淫唇を犯す触手は、それまでの愛撫と交合で高まったマユミには些か物足りないかも知れない。しかしその分、腸を犯す触手は頑張っていた。弛緩してもなお強力な筋肉の締め付けに負けることなく、リズミカルに前後して徹底的に犯していく。

「ひん、ひっ、汚い…汚いです、そんなこと! ああ、あああっ!? あ、やめてっ!
 なに、なんなの!?
 あああ、嘘。まさか、いやぁぁぁ、恥ずかしすぎます―――っ」

 柔らかな絨毛が絡みつき、わずかにこびり付いた汚物を除去しながら触手の先端からドロリとした液体が吐き出された。ひまし油のような液体は腸内の細かい汚物を溶かし、奥の奥まで満たしていく。
 マユミの顔が下腹からの刺すような痛みと圧迫感、そして禁忌の悦びで青ざめていく。乱れ踊る白い腹が特徴的に膨らんでいた。触手の根本から膨らみが幾つも幾つも送られ、肛門を押し開いて奥へと飲み込まれていく。

 どきゅ、どきゅ、どきゅ…。

 喉も裂けよとばかりに、甲高い悲鳴がマユミの口から溢れた。

「あああ…あああ、うああぁぁ――――――!!
 入ってくる、入ってくるっ! はぅっ! あうっ、くぅっ!
 い、痛い…。お腹がダメ、もよおして来ちゃう…!
 もう、もう入んない! 大変なことに…なっちゃうっ!
 ああ、あ…ぐりゅぐりゅる言ってる…お腹が、ああ………お、おなかが、あ、あ、あっ。
 ぬ、抜いて、抜いて! はなしてぇ!」

 勿論、触手は抜かれることはない。
 我慢に我慢を重ねて耐えようとするマユミだったが、触手はその努力をあざ笑うかのようにさらに奥へと潜り込んできた。不気味に盛り上がったマユミの白い腹が大きく波打ち、ハッキリと耳に聞こえる大きさで『ぐぎゅるるるっ…』と不吉な音が響いた。

「いや、いやぁぁぁっ、お父さん、お母さん………アスカさん! マナさん!
 シンジさん、シンジさ……ん! いや、助けて、助けて…うああああん!
 ああ―――っ、あっあっあっ。やめて、やめてぇ―――っ!」

 わんわんと子供のように泣き叫び、涙を滝のように流すマユミ。粟だったマユミの皮膚は冷たい汗を浮かべ、快感よりも強い苦痛と最悪の未来予想に顔は蒼白になっていた。

「ああ、ああ、あああ…もうダメ、耐えられない! ああ、でも、でも…。
 やっぱりダメ、げ、限界…限界です! わ、わたし……だめ、もうっ……いっ……っ! 出るッ!
 いやよ…いや―――っ!」

 嬌声と言うより断末魔に近い叫び声が響く。ビクビクとマユミの体が痙攣し、緊張していたヒップから唐突に力が抜けた。

 ごぷ…っ、ごぷ…。

 堤防が切れ、同時に菊座にささっていた触手が大きく膨れあがり、その膨らみがゆっくりと根本の方へ移動していく。そしてその膨らみは生物本体へと飲み込まれるように消えていった。

「うあ、あああっ。まさか、そんな…わたし、わたし…なんて、なんてはしたないことを…。19歳なのに、子供じゃないのに…。恥ずかしい、恥ずかしすぎます…恥ずかしい、死んじゃいたい…………。
 助けて…助けて…死にます、死んじゃいます……」

 さめざめとマユミは泣く。一連のやりとりでマユミは心に亀裂が走るのを感じていた。
 あろうことか犯されるだけでなく、想像するのも恥ずかしいことを強要され、あげくはしたなくも………。

「はぅ、あうぅ、うううっ。うっ、うっ、うっ…。なんで、どうしてなの…どうしてこんなこと…」

 このままだと、心が体より先に壊れてしまう。もう、今の彼女の精神を支えているのはアスカ達を助けないといけないと言う使命感、そして初めて異性を意識させてくれたシンジの微笑み。

(う、ううっ。シンジ……さん)

 ショックが強すぎたのか肩で息をするだけで身動きしないマユミから、ずぶりゅ…と鈍い音を立てて二本の触手が引き抜かれた。満足そうにそそり立つ触手からは、それぞれ白濁した液体と薄黄色い油のような液体で濡れ光っている。
 別に今回の肛門姦はマユミを虐めるためや生殖のために行ったわけではない。
 回りくどいがその前段階…いわば洗浄であり発情させる段階だ。汚泥に身を浸して生きている生物だが、そんな状態でも生殖器は最もデリケートな部分だ。出来る限り万全な状態で使用したい。

 全身をマッサージし、膣と肛門両方の洗浄は終わった。
 内側から洗浄され、強烈な媚薬である体液を塗りたくられた秘所と肛門がヒクヒクと息をするように動いた。

 ゴクリ…と生物の喉が鳴る。
 今までの物も全て前戯にすぎない。マユミは幾度も喜びに身悶えたかも知れないが、生物自身はあまり気持ちよくはなかった。生殖器を使ったお互いの心と体が結びつくような交合は、これから行うのだ。















そして話はそれぞれへと続く




後書き

 またまたマユタン編だ。(;゚∀゚)

 もはや何も言うことはありません。自分で自分が不安になることもありますが、大丈夫だよね!
 みんな心の中に闇を飼ってるはずだから!
 で、どうかね某氏。嬉しいか嬉しいか!? 次回でユーの出した○乳ネタを使うぞ! (・A・)
 次回(とりあえず)、完結です。
 果たしてマユミはアスカ達を無事救出できるのか!? それともこのまま…。

2003/12/06 Vol1.00