「肉体決済」ネタ・通販下着選び


710 名前:引き気味 投稿日: 2009/12/29(火) 11:00:29 [ Ebntbb0g ]
>>701分も含めて、真面目に書き出してみるテスト。
この後高速走るのに、何やってんだろ…… ('A`)


 いつもの放課後の写真部室。腰掛けさせられた部長用の席に残る他人のぬくもりに落ち着かないまま、洞木ヒカリはまた難問と向き合う一時を過ごしていた。
 机の上には真正面向きで、ランジェリーショップのネット通販リストが表示されたノートPC。ずらずらと、隠す役目をまるで果たしていないアダルトなショーツやブラがモニタ上に並ぶ。
「ほら、さっさと決めないと」
 先刻から一言も口に出来ず、固まってしまっている彼女に、すぐ後ろから促すのは当然のような顔をして密着している相田ケンスケ。
 その手が図々しくヒカリの肩にかけられていて、ジャンパーベスト越しに軽く揉んでくるような、嫌な感触をもたらしていた。
 親や兄弟、親しい友人であったならという馴れ馴れしさ以上に、この手付きは、容易にこの同級生に胸をいじられる時の感覚を思い起こさせる種類のものだ。
 顔中が熱くなるような破廉恥なデザインから選ばさせられているよりももっと、ヒカリを落ち着かなくさせる。
(やだ……)
 その手、止めて欲しいと思いつつも。丸みを帯びた肩口のラインをさすさすと撫ぜられると、思わず同じタッチがもっと際どい――乳房や内股に見舞われたような錯覚に。『ああ……』と掠れた息が漏れ出してしまう。
 ヒカリが努めて平静を保とうとしても、この部屋は淫魔相田ケンスケの城。
 ここで裸にされた。ここで胸やあそこを写真に撮られてしまった。触られた。何度も何度も、セックスをされてしまった……。
 まるで落ち着かない胸の鼓動。
 喉を喘がせて唾を飲み下し、夕陽が照らすよりも紅くなった顔を俯き加減に。黙りこくっているお下げ髪の少女のその姿は、共にいるのがもっと相応の純朴な少年であったなら、さぞや初々しく気恥ずかしく、甘酸っぱいものだったろうという風情ではある。
 だが、この表情をヒカリに作らせている主たる因子は、中学生の少女らしい恋心とは違った。
「俺からのリクエストについてはよく分かったろ? 説明不足ってことはないと思うけど」
 ケンスケが『何しろ、モデルまで使って分かりやすぅ〜く注文してるんだし』と重ねて言って、まるで早く早くと子供が急かすように軽く揺さぶってくる。
 そうしてねちっこく肩を撫ぜながら、指先のかかった辺りで鎖骨のラインをなぞる。
 辿っていけばヒカリの首元に届こう、ブラウスに覆われない素肌の胸元に繋がろうという場所を、匂わすように触れてくるのだ。
「あ……、ぁ、あ――」
 震える唇からの吐息が、当人は知ってか見る見る内に淫靡な湿りを帯びていく。
 ケンスケの手によって、服の上から肩を触られ続けているという、直接的にはそれだけのことで。
 背後の窓から差し込む陽光の名残が翳りゆくよりも早く、部屋に立ちこめんとする「夜」の気配。
 揺れ動いているのは乙女心ではなく、繰り返された破廉恥な要求によって15の少女にほどこされた調教の成果だった。
 それはある時は盗撮用のカメラがあると知らされつつ、トイレの個室でオナニーショーを演じさせれたことであり。ある時は、土曜の昼からの時間を友人たちと共に同じ相田ケンスケの魔手に落ちた物同士、乱交プレイに参加させられたことだった。
(不潔、だわ……)
 そんな自分を振り返り見れば、吐き捨てるように思わずにはいられない。
 けれど、かつて教室で助平な悪ふざけに走るケンスケ達に当たり前のクラスメイトとしてだけの立場で接していた頃の口癖は、胸の中で呟かれるだけ。
 実際にそう、カーテンを閉め切った教室の壁に手を付き、スカートをめくり上げながら後ろに差し出したヒップをこんな風に揉み撫ぜ回されていた己が姿を脳裏に描けば。
 ケンスケに選べと示されている、例えば丁度乳首が露出してしまう辺りがぱっくり縦に開いた仕立てのブラジャーを身に付けて、同じ揉み方で胸を愛撫されてしまったら。
(ああ、ぁ……)

711 名前:引き気味 投稿日: 2009/12/29(火) 11:00:58 [ Ebntbb0g ]
 触れなば落ちん。ヒカリは今にもケンスケの胸にしなだれかかっていきそうな、潤んだ目付きをさせて、むずむずとしだした下着の奥からの欲求に、机の下の両脚をもじつかせるのである。
 この先、背に密着されるよりも濃厚な展開がいつものように不可避であると知っていての、応じ慣れてしまったが為の無意識の媚びだ。
 生真面目なクラス委員だったヒカリに、恥辱と快楽で麻薬のようにもたらされた変質が――いつ、彼に飼い慣らされた牝奴隷らしく股を開けばいいだろうかと、タイミングを計りだしたのに過ぎない。
 何より、肩を撫ぜられるその手付きに、裸の胸を揉みしだかれたり股の間の柔らかな肌、秘所を触られた「気持ちよさ」を思い起こしてしまうほど、ヒカリの躰は「不潔なこと」に馴染まされて久しい。
 ヒカリはそのそばかしの残る頬の火照りのように、ケンスケとの密着に体温を上げている。それも一番に、固くこわばらせた両脚の付け根で最も高く体温を上げてしまっているのだった。

「ほら、こういうやつだよ、こういうの」
「……あっ」
 ぐるりと、その手がヒカリの上半身の向きを変えさせた。
 肩をねじる形で横に向かわされ、顔突き合わせさせられたのは隣に座る親友。
「…………」
 むっつりと押し黙り、羞恥と情けなさを顔中に浮かべてそっぽを向く、アスカ。
 窓を背にした部長席の横に寄せたパイプ椅子の上で、自分のブラウスとそしてブラジャーは脱いだばかりで揃えた膝の上に置き、露わな両の乳房を隠さず――隠させて貰えず、今日も相田ケンスケ専属の「モデル」として控えさせられている。
 そのせいか、この上半身を見事に肌蹴た金髪碧眼の美少女は、緊張した姿勢に授業中でも見られないくらい行儀良く、背をピンと伸ばしているのだった。
 彼女の、白人の血が入っていればこその眩いミドルティーンの肌には勿論シミ一つ無いのだが、更に普段日焼けと無縁にしていて白いばかりの胸の膨らみに、ヒカリの目は向かう。
 向けずにはいられなかった。
 勿体無くも、眩い肌の上にのたくった黒い線。アスカの素肌の上に直接使われた水性マジックの跡が、あまりに目立っていた為だ。
 それはまず、太い一本線がアスカの脇の下から走ってきて、ブラジャーの支え無しでもツンと張り良く頂を上向かせる乳房を、ふたつ真横に突っ切っていた。
 丁度、初々しく透き通ったピンクに色の乗った乳首、乳暈の部分だけくにゃりと下に回避して。そこの他は、並んだ双丘でメジャーがトップサイズを測る目印を引いたように。
 そしてその太い線から下になる部分の膨らみを、いかにも適当に、何本もの斜線がざっざっと覆っていた。
 上半身、一枚も残さず裸になっているアスカの胸に、黒マジックによる落書きが、つまり面積の小さすぎるブラジャーの形を描く。
 表しているのは要するに、ハーフカップブラと言われる種類のデザインだ。
 しかも、ギリギリのところで乳首を出したものを選べと、ヒカリに指し示しているのである。
「それとも、別のやつになんかご執心なわけ? 委員長、さっきからチラチラそればっか見てるよな」
 マジックを持ったまま伸ばしたケンスケの手が、モニタ上の一点を指した。
 赤よりもピンクに近い生地のカップを黒いレースで縁取りして、そしてナイフで縦に入れたような切れ込みが乳首の部分に空いている、娼婦風のブラジャーだった。

712 名前:引き気味 投稿日: 2009/12/29(火) 11:01:21 [ Ebntbb0g ]
 いや、この切り込みの大きさだと、乳首どころか色づいた乳輪の部分は全てこぼれだしてしまうだろう。
 人種だけはアスカと同じで、けれど顔立ちは幾分野暮ったく劣るモデルが身に付けたサンプル画像では、大人になったらという以上に大きめの乳輪を丸々こちらに見せつけ微笑んでいる。
 二つのカップを繋いだ真ん中と、肩紐との接続部分、都合三箇所にこれも黒いリボンが蝶結びであしらわれたデザインは、おそらく真ん中のリボンがフロントホックを兼ねているのだろう。するりと解けばあっさりとカップ自体が剥がれ落ちるに違いない、いかにも脱がせやすそうな作り。
「やだ、私そんなの……」
「冒険しちゃえば良いじゃん。似合うと思うけど。今更乳首が見えてるぐらいどうでも良いだろ? 逆に、委員長の魅力的なおっぱいをどれだけエロく飾ってくれるだろうかって、そこ想像して選べば良いんだよ」
 きっとエロいぜ? ケンスケはにやけた口元を彼女の耳に近付けて言った。
「頼むぜ、女の子のセンスの良さってのを俺に教えてくれればさ、この先、委員長に俺がコーディネイトしてやる中身も変わってくると思わない?」
 ふうっ、と耳に息を吹き込まれる。
 ぞくりと背筋を震わせ、閉じ合わせた股の付け根にまた熱が染み出したのを自覚しつつ、ヒカリは考えた。
 たしかに、これはまだまともな内じゃないかしら、と。
 洞木ヒカリが相田ケンスケと最初に行った取引は、売り渡す権利の追加に追加を重ねてきた今も、ベースとなって彼女が要求される内容に方向性を与えている。
 即ち、『洞木ヒカリが中学を卒業するまでの期間、下着まで含めた一切の身に付ける物は相田ケンスケの指示に従う』という契約である。
 時にはこれも肌を飾るのだから下着の仲間みたいなものだと詭弁を使われて、和風SM雑誌を参考に肌に巻き付けられた縄を制服の下にそのまま、授業を受けさせられもした。
 それと比べればまだ着心地という点ではマシと言えるだろう。
 縄に限らず、面白半分に持ってこられるSMグッズの革製品よりは、格段に過ごしやすい物であるはずだ。
(誰かに見られるわけにはいかないのは、どうせ一緒だわ)
 妥協に妥協を重ねる発想である。
 だがどの道、ケンスケが今より少しでも強い言い方をすれば、形だけでも抗ってみせることすら出来なくなる。
 やんわりと、しかししっかりと肩を掴まえられてしまっているヒカリは、激しいセックスに犯され続ける中で、心の根っこまでもケンスケに握られているのだった。

「でもこんな。わ、私には……派手すぎるもの」
「派手って? ああ、このピンクと黒ね」
「まるで、その……売春してる人が着るみたいで……」
 言いながら、今の自分が売春婦をしている大人の女性たちよりももっと、この歳にして非常識な性にまみれていることを思い出したらしく、ヒカリは消え入るように語尾を濁した。
「こんなのは、私、地味だから。……きっとおかしいだけだわ」
 ちら、とモニタから横に向けられた視線は、きっと一瞬浮かべてしまった考え――アスカなら似合うのにという、傷付けかねない率直な吐露を代行してしまっている。
 幾ら親友付き合いをしていても、ムッとされて当然だ。
 わずかに眉を動かしたアスカの反応に自分でも気付いたヒカリらしいヒカリは、いかにも申し訳なさそうに俯いてしまった。
 ケンスケは目敏くその様子を捉えて、
「たしかに惣流なら嵌り役だよな」
 と皮肉げなニヤつきを浮かべたまま、またマジックのキャップを外した。
「やっ、なによっ」
「とりあえず、委員長に着用予想図を見せてあげようかと思って」
「そのモデルが、もう着て見せてるでしょう!」
 ぎくりと身悶えるアスカの胸を片方鷲掴みにして捕まえて、彼女の胸に落書きをまた始める。
 鷲掴みにしているだけに無論留めず、いやらしい揉みこね方の愛撫をいかにも自然に加えながらだ。
「あうっ、っッ。だめっ、やめて……っ。今は、――っッッ」




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