EDな老人たちにただ鑑賞され、愛でられる

532 名前:FOX 投稿日: 2009/10/03(土) 04:41:28 [ XxAcAoLo ]
私、今回初めて「今まで読んでいたはずの巌窟王って抄訳版だった」ことを知りました……。
エデって誰?って感じになってましたよ(笑。
こんど読んでみます。

 それはさておき、ここの掲示板のどこかで「EDな老人たちにただ鑑賞され、愛でられる」というシチュがあったはずなんですけれど……。
 どこだったでしょうか。
 このネタと「値段の付いた美夫人」とか「挿入がないからこれは不貞じゃない」とかのキーワードが乗っかるとすごく美味しいお話になるような気がしてきました。

 ……「冬月先生」に夫には言えない相談をせざるを得なくなったユイ。
 冬月が自身をおんなとして、憧れと欲望の対象として見ていることを理解し、自身を差し出せば冬月は「お願い」の代償としてそれを受け取るのは間違いないと確信していた。
 けれども彼女は決心できない。
 夫への罪悪感が、「そのようなオンナ」への嫌悪がそれを踏みとどまらせる。
 たとえそれが何よりも大事な息子のシンジの「ため」であるとしても。

 ……強引に誘われたら、あるいは条件としてそれを仄めかされたら、そのときは……それを受け入れよう。でも、自分からは……それはできない。

 美しい妻は、子供思いの美母は決断を先延ばしにする。

 だが、あるとき彼女はその噂を知ってしまう。
 「先生」が男性としての機能を失っていることを。
 それはユイをほっとさせると同時に「最後の手段」が使えないことへのかすかな失望と、「シンジのためになんでもしてあげられない」自分へのかすかな怒りへとつながったのだった。

533 名前:FOX 投稿日: 2009/10/03(土) 04:41:58 [ XxAcAoLo ]
 ところが……。
 薄暗いラウンジのソファーで隣り合ってアルコールをたしなんでいくうちに、空気がいつの間にか変わってきてしまう。
 そして「先生」の「部屋が取ってあるのでそこで飲み直さないか」という誘い。
 「噂」が間違いだったのか、けれども従えば……と堂々巡りに陥る彼女に冬月は告白する。
 自分は男性として不能だと。
 けれども美しい碇夫人を愛でたいと、その美麗な肢体を鑑賞したいと。

 ユイの中で何かが起きてしまう。
 安堵と失笑と打算が。
 うつむいたまま彼女は男に従って店を出る。

 そして彼女は男の鑑賞物となることを選んだ。
 接吻と挿入がないことを免罪符にして、だからこそ彼の要求に従順に応える「人形」となることを決心した。

 骨張った指でお洒落なスーツに包まれた全身を撫で回されることも許した。

 冷たい指がゆっくりと太腿を這い、「念のために」身につけたお洒落な下着を悪戯するようになっても目を閉じて抵抗しなかった。

 震える指が彼女の高級婦人服のボタンを外し、ファスナーを降ろしても「本当にしないんですね」の言葉に彼が合意すると、脱がせやすいように彼に協力する。

 「もっと見せてほしい」の言葉にぞくぞく興奮し、ストリップ嬢さながらのポーズを次々と披露する。

 ……本当に「それだけ」で済んだことに彼女は安堵し、同時にかすかないらだちすら感じている自分に苦笑し、混乱する。
 だから彼女はその翌日、「帰宅が遅くなった」ことを殊勝な態度で夫に詫び、その夜には自分の魅力を存分に発揮するインナーを身にまとって夫に尽くし、甘え、奉仕し、そして「ゲンドウの妻である」ことを肉体に教え込んでもらったのだ。
 もちろん彼女の夫は彼女の心理にまで気が回ることはなかった。
 ユイが贖罪を済ませたつもりになっていることも分かっていなかった。


 だから、エスカレートしてしまうのだ。
 「相談事」があるたびに碇夫人は「冬月先生」の鑑賞物に、玩具になった。
 求められるままに卑猥で過激な下着を身につけ、ホテルの一室で彼を観客とするストリップを披露した。
 彼の指が人妻の柔肌を好きなだけ弄ることを許し、形の整ったバストを揉みしだくと甘い声を上げた。
 みっしりと肉の詰まったヒップにほおずりすることも許し、それどころか不浄の孔を観察されても頬を染めるだけだった。


 もちろん、それでは終わらない。
 唇さえ奪わなければ、という条件で、ユイの肌理細やかな女体は冬月に舐め回され、吸われることになる。
 「ゆ、指なら……」と頬を染めて膝を緩め、彼の人差し指がくちゅくちゅ音を立てて蜜壷をかき回す感覚に酔ってしまう。
 あられもないあえぎ声と甘え声を上げつつ、腰をひくひくさせて絶頂への急斜面を駆け上がり、小刻みのピークをなんども迎えるようになる。


 そして、彼女は堕落する。
 「今日は友人を連れてきたんだよ」と冬月以外の「観客」がいてももはやそれは契約違反の理由にならなかった。
 それどころかそれは彼女の頬を染めさせ、彼女をさらに大胆にさせる理由にさえなってしまう。
 ホテルのガラステーブルの上を「ステージ」にして全裸の舞を披露したユイが、そのガラステーブルの上に老人たちの手で犬這いに固定され、好き放題に悪戯されてもそれを許した。
 それどころか恥知らずに腰を振り、ぶるぷるとバストを揺らして感涙にむせびつつ絶頂に達したのだ。
 その後、浴室の壁に手をついて、恥知らずに突き出したヒップへちゅるちゅる薬剤注入されつつ、好奇心を巧みに刺激されて覚え込まされた尻穴快楽の素晴らしさをうっとりと力説するさまに老人たちは大喜びだ。

 アナルへの悪戯と、クリトリスへの執拗な愛撫で天井知らずのアクメを迎えた碇ユイは、「これは本当のオチンチンじゃないからいいんです」ととろりとどんよりと微笑んで宣言し、老人たちに中止されつつソファーの上でディルドーを使っての恥知らずなオナニーショーを開始するまでになっていた……。


 そうなるともうすぐなのだ。
 老人たちに手を引かれ、安全なホテルの一室「以外」のステージに立つようになるのも。
 「キスとセックスがなければ大丈夫だから」とつぶやきながら、屈強な男たちに次々とアナルを犯される「ショー」のヒロインとなって老人たちを楽しませるのも……。

 「貞淑な奴隷夫人・ユイ」はなにひとつ過ちを犯していないと確信しつつ、墜ちていくしかないのだから。


 うーん。なんだかこれ「濫用」のシーンとして使えそうな気がしてきました。

534 名前:引き気味 投稿日: 2009/10/04(日) 23:19:42 [ HHlyR82U ]
挿入無しの性行為って、これはこれでエロいんですよね。
よく見かけるものとしては、あくまで調教中の一課程、ヒロインに一定の言い訳と安心を担保してやりつつ欲望を引き出し、やがて我慢出来なくなっていくよう仕向ける“焦らし”として使われているようにおもいますが。
あくまで性器には手を出さずというのも、こう病んだものがあって好物です。
もっとも、私も書いてる内にエスカレートしたくなって結局は本番行為の描写に方向を進めるんでしょうけど (;´∀`)

冬月先生もそうですが、老人キャラがこの手のにはやはり似合いますねぇ。
年齢的に納得のいく設定になることもそうですが、年季を経ている分、ド変態な方向に性癖が突き進んでいるとしてもこれまた“らしい”となりますから。

535 名前:FOX 投稿日: 2009/10/06(火) 00:52:01 [ cSrxzKbM ]
>やがて我慢出来なくなっていくよう仕向ける“焦らし”として使われている

 今回は「挿入がないこと」を言い訳にすれば、「夫には絶対に許さないこと」を「常識のある女性なら絶対にするわけのないこと」をいろいろと「たのしめる」ことにユイさんったら気づいちゃった……もちろん本人はそれをけっして認めないけれど。
 ……な展開にすれば面白いんではないかと思ったんです。

 そうして溜まりに溜まった欲望に彼女が押しつぶされたとき、あるいはそれこそが自身の本性だと認めたときに……な展開にできればいいなぁと。
 できれば最後まで「これは浮気ではありませんから」な展開を目指したいと思ってます。

 今回は冬月さんを始めとする老人キャラ主体ですけれど、いちど書いてみたいネタとして「権力を玩具のようにできる宦官に捧げられた姫君」というのがあります。
 乙女のままで快楽を覚え込まされて、虜にされて、プライドもへし折られた美姫が「男でも女でもないご主人さま」の玩具人形となることを選択してしまう、あるいはそうなることこそが自分の運命であるのだと「発見」してしまう……みたいな感じのお話を。

 もちろんヒロインのひとりは「西欧の血を引く勝ち気な天才少女」で、もうひとりは「雪よりも白い肌を持った、自身の感情を表現できない儚げな姫君」で「なければ」いけないのですけれど。




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