Gさんのコンプリーツな選択肢形式連載


124 名前: 投稿日: 2007/12/10(月) 19:48:38 [ E4Pm.pe. ]
新参者ですが投下してみたいと思います。
ネタはコンプリーツの野外学習です。
学園エヴァみたいですが、設定はいい加減です。(それに読んでない・・)
ゲームブックのような感じで書こうと思ってます。
シナリオ分岐の選択肢をいくつか設けて、皆さんの投票数で分岐を決定して
書きます。見事ハッピーエンドなら終了ってことで。
2チャンネルで野外のエロパロを書いてたのですが途中で挫折しました。
今回は挫折することなく書ききってみたいと思います。
よろしくお願いします。

125 名前:引き気味@北京之春 投稿日: 2007/12/10(月) 21:13:34 [ /p8RavIY ]
私も人に完結云々で偉そうなことは言えませんしね (;´∀`)
まぁ、気楽にドゾー。

126 名前: 投稿日: 2007/12/10(月) 21:52:54 [ E4Pm.pe. ]
ではお言葉に甘えてw

127 名前:コウイに値する名無しさん 投稿日: 2007/12/10(月) 21:53:38 [ E4Pm.pe. ]
主人公・碇シンジは、転入先でいまひとつ馴染めずにいる少年。
田舎の学校から都会の学校、第3新東京市立第壱中学校2年A組と環境が変わったせいもあって元々引っ込み思案な性格の彼は
ますます孤立していった。
仲々クラスメイトと仲よく出来ない。
そんな苦痛の学校生活がすでに一ヶ月経とうとしていた。
今日も休み時間、みんなは楽しくだべっている中、誰とも話すこともなく次の授業に使う教科書をペラペラめくって時間を潰す。
前の学校は授業が終わった後、次の授業まで10分の休み時間だったが、ここの学校は15分も休み時間があった。
それがシンジにとって嫌なことだった。やることがないからだ。
早く授業始まらないかなぁと考えながら一人席を立たずに座っていた。
いや、ボクと同じく一人席を立たず座っている女の子がいた。
綾並レイという子だった。クラスでしゃべっているような光景を見たことがない大人しい女の子だ。
綾並はボクの遠い親戚になるらしい。転校する直前に父親から聞かされた。
ちょっとミステリアスな雰囲気が漂う可愛い子だ。
そういえば、まだしゃべったことないな・・彼女の後姿を見ながらそう思った。
薄っすらとブラが透けて見える。夏だけの至福の光景だ。
さすがにジロジロは見れないけど、どうしても目がいってしまう。

128 名前:コウイに値する名無しさん 投稿日: 2007/12/10(月) 21:54:03 [ E4Pm.pe. ]
【アスカ】シンジ!

張りのある元気な声が後ろから急にした。
思わずビクッとして後ろを振り返る。
後ろで腕を組んで仁王立ちしているクラスで一番目立つ女子。
惣流・アスカ・ラングレーだった。彼女が目立つ理由は元気な声のせいだけではない。
きれいな栗色髪をもってドイツと日本のクォーターで、この学校では誰もが認める美少女だからだ。
上級生の男子がうちのクラスを覗きに来るほどの人気ぶりだ。
彼女も去年にドイツから転校してきたらしく、同じ転入生であるボクに何かと気にかけて声をかけてくれる。
それは嬉しいのだが、クラス中に聞こえるくらいの声で話し出すのには困る。
ボクは他の人の反応が怖くて、ただ頷く返事しかできないでいた。
アスカは、ひょいと前の人の机の上に座ってこちらに膝を向けて組む。
やたら細くて白い足首が目の前に出現する。パンツが見えそうだって(汗)思わず目を伏せる。
ひょっとして綾並のブラを睨んでいるのを見られたのかな・・と思っていると

129 名前: 投稿日: 2007/12/10(月) 21:54:26 [ E4Pm.pe. ]
【アスカ】シンジ、これ、行かない?
つっけんどんに一枚のプリントを差し出す。
転入当初は碇君・・・と丁寧だったが今ではシンジと呼び捨てにする。
外国育ちで天真爛漫の彼女らしかったが、女子に名字でなくて名前を呼ばれるとやはり照れる。
【アスカ】もうっ、ちゃんと見てよっ
【シンジ】あ、ゴメン
彼女、惣流・アスカ・ラングレー(以下、アスカと略)は、ボクが目を伏せた理由が分からないらしく目の前にプリントを突き出す。
「野外学習のお知らせ」と書かれたプリント。毎年恒例の行事のようだ。
数日、山にあるキャンプ場に泊まり、自然観察やオリエンテーリングをするらしい。
参加条件はうちのクラス限定となっていた。
【シンジ】野外学習・・・?
【アスカ】そ。あたし、去年も参加したけど、すっごく楽しいわよ
     当然行くよね、シンジ?
笑顔でそう言うアスカ。
【シンジ】・・・・
アスカはニコニコとボクを見つめる。返答を待っているんだ。
それほど親しくない自分が、どうして誘われるんだろう・・・?
シンジは、そう思っていた。

130 名前: 投稿日: 2007/12/10(月) 21:54:49 [ E4Pm.pe. ]
【鈴 原】あれ?センセも行くんか、キャンプ
【洞 木】へぇ、そうなんだ
2人のやり取りを聞きつけたクラスメイトと鈴原トウジ、洞木ヒカリが間に割って入る。
彼、トウジはいつも宿題を見せてもらっているからボクをセンセと呼ぶようになった。
何故かいつも学校のジャージ姿の格好をしている。
そしてその隣の洞木さんはクラス委員長で、みんなから「委員長」と呼ばれている。
鈴原トウジといつも喧嘩しているような感じだった。
【シンジ】え、あの、ボクは・・・・」
参加を決めかねていたシンジを他所に、勝手に盛り上がるトウジ。
【鈴 原】川原でバーベキューしてさ、こーんなに厚いステーキを食いまくれるぜ
【シンジ】う、ううん・・・・
【鈴 原】それに釣ったばかりの魚も丸焼きにして食えるぜ
【洞 木】って、鈴原、さっきから食べ物の話ばかりじゃない
【鈴 原】なんや、食うんはキャンプの醍醐味やないか
楽しげに盛り上がる2人。
【鈴 原】それにな、センセ。他にもお楽しみがあるんやで。ぎひひひ
【洞 木】碇君、鈴原に変な遊び教わらないようにね
【鈴 原】変なとはなんや?男だったら誰もが夢にまで見る楽しみやで!
【アスカ】あーっ、もう!うるさい。ヒカリもそいつ少し黙らせて
アスカが二人の会話を制する。
【アスカ】で・・・
にんまりと微笑んで(目は笑ってない)シンジに言う。
【アスカ】まさかまだあたしに言わせる気?行くでしょ?
【シンジ】う・・・うん
周囲の雰囲気(主にアスカの脅迫によって)に押されて、シンジは参加を了解してしまう。
【アスカ】よし、決まりね。早速ミサト先生に報告してくるねっ、ヒカリ
そういい残してアスカは教室を飛び出していった。
まるで台風のようだったな・・・・

131 名前: 投稿日: 2007/12/10(月) 21:55:14 [ E4Pm.pe. ]
―――そして夕方のホームルームの時間。
相変わらずざわつく教室だった。

【葛 城】よーしっ、じゃ皆のお待ちかね、野外学習のしおりを配るわよん♪

担任の葛城ミサト先生がプリントを列ごとに配る。
みんな嬉しそうに前から後ろにプリントを一部取ってまわしていく。
ちょっとした小冊子だ。
そこにはさっきアスカから見せられた内容と違って、革新総合的な学習の時間の取り組みとして・・・とやたら難しい言葉が踊っていた。
【葛 城】みんなプリントいった〜?
ミサト先生がみんなに行き届いたかどうか聞く。
【葛 城】じゃ、しおりの表紙と一ページ目は破ってねん♪
みんなビリビリ破りだす。
え?なんで破ってんの?って顔をボクがしたのだろう。
【葛 城】シンジ君、この表紙はね〜、ダミーなのよん。表向きは革新総合学習ってことで通ってるんだけど、実際はみんなでドンチャン遊ぶためのものなの♪
     そうしないと許可がおりないからね〜
前から思ってたけど、ミサト先生って本当に教師なんだろうか?
【葛 城】じゃ、二ページ目から見てね〜。今度の日程表よ
表紙と一ページ目はザラ紙でやたら文字だらけだったけど、二ページ目から色つきだ。
たぶんミサト先生は表紙と一ページを学校に見せたんだろうな。
それにしても日程の内容は想像と違っていた。
野外炊事、キャンプファイヤーとお馴染みの内容だが。
日程が三泊四日で長い。しかも夜まで?予定が埋まっていた。
なんか自由時間が多いな。嫌だな・・・・そう思っていると先生が黒板にクラス委員と大きく書く。

132 名前: 投稿日: 2007/12/10(月) 21:55:34 [ E4Pm.pe. ]
【葛 城】それでは、公平に!クラス委員を二人決めるわよ。立候補は・・・やっぱいないわよね〜
クラス委員長なら洞木さんなんだけど、委員長の下にもまとめ役を作るのかな?
ざわざわとクラスが騒ぎ出した。
【男子】ミサト先生、推薦でいいっすか!
男子の甲斐くんが手を上げて叫ぶ。
甲斐くんはクラスのガキ大将だった。大抵、クラスの男子は甲斐くんの顔色を窺う。
【葛 城】ん〜、いいけどその人が納得したならね〜
【甲 斐】一人はアスカで決まり!いいよね?先生、な?みんな
みんなを賛成させようとやたら強引に念を押す。
【アスカ】ちょっと!甲斐、なんであたしな訳よっ
当然アスカが反論する。まぁ、委員なんて受けると面倒だし嫌がるのは当然だろうな。
【甲 斐】いいじゃん、アスカ。お前だったら絶対大丈夫だって。
【葛 城】甲斐〜、アスカは嫌がってるようだけど〜?やっぱ多数決にするわよ
甲斐くんは必死に説得するも空しく、ミサト先生は多数決で委員を決めることにした。
みんなに白紙の紙が配られる。
紙に二人の女子を書くようにって・・・男子は委員やらないのかな?
ちょっと不思議に思ったけど、ボクも委員にはなりたくないから少しホッとする。
アスカをいじめたお返しに甲斐を委員にしてやろうと思ったのに・・・。
しょうがないからボクは洞木さんと隣の峯風さんにした。

133 名前: 投稿日: 2007/12/10(月) 21:55:55 [ E4Pm.pe. ]
【葛 城】じゃあ、後ろから紙を集めて。集計するわよん
すぐに一枚ずつ開票をする。
黒板に名前を書き下に正の字を使ったカウントがされる。
選ばれたくない女子たちも注目しているが、何故か男子の方がテンションが高かった。
ミサト先生から名前が呼ばれるたびに一喜一憂する。そんなに重要なのだろうか?
何をやるんだろう?クラス委員って。
結果は――――――
アスカに決まった。しかも圧倒的に。
クラス全員43人中、実に42人がアスカに投票されていた。ボクだけか。アスカに入れなかったのは。
それにしても女子も結構酷いな。
そしてもう一人。これも圧倒的だった。綾並レイだ。
確かに成績はいいけど、クラスで一番大人しい綾並が委員ってのも納得いかない。

【葛 城】あちゃ〜、やっぱこうなるか〜。ま、アスカ、綾並、頑張ってね♪
相変わらず軽いミサト先生は不満タラタラのアスカをなだめる。
綾並は心なしか頬が赤い。少し可哀想だな、と思った。
前の学校では学年にボク一人だったから委員とかは何もかもボクがやったけど、都会の学校はこうなんだなと思った。
男子は大騒ぎだ。特に甲斐くんや取り巻きの金剛くんや信濃くんも大喜びしていた。
その騒ぎはホームルームが終わるまで収まらなかった。
結局、必要なものと集合時間と場所だけミサト先生が大声で叫んでその日は終わった。
放課後、甲斐くん達は騒ぎすぎたため罰として正座をさせられていた。
ちょっと胸がスッとした。

134 名前: 投稿日: 2007/12/10(月) 21:56:32 [ E4Pm.pe. ]
家に帰って・・・野外学習のことを告げた。
父さんは相変わらず無愛想だが、母さんはミサト先生のことを気に入っているらしく行ってきなさいと喜んでくれた。
期待と不安の中、ボクは当日を迎える。



そして―――――――野外学習当日。

135 名前: 投稿日: 2007/12/10(月) 21:56:52 [ E4Pm.pe. ]
バス停に現れたのは、同じクラスの男女と、引率の先生が2人。
クラス担任の葛城ミサト先生と、保健体育の赤木リツコ先生。

【男 子】おはようございまーす
【女 子】おはよ〜
【葛 城】おはよう、シンジくん。ちゃんと昨夜は眠れた?
【シンジ】おはようございます。よく眠れました。
ミサト先生はニッコリ笑って
【葛 城】この野外学習できっとシンジくんは成長するわよん♪
【シンジ】・・・・・
学校の行事程度で成長なんかするのかな?けどそう言われたらボクもちょっと頑張る気がしてきた。
【アスカ】シンジ!グーテンモルゲン♪
【シンジ】あ、おはよう・・・
【アスカ】よかった、シンジ途中で怖くなって休むかと思った
ちょっとムッとして言い返す。
【シンジ】アスカこそ委員の仕事が嫌になって休むかと思ったよ
【アスカ】へ〜。シンジ、ちょっとは言うようになったわね♪
また100倍くらい言い返されるかと思ったけどアスカは笑ってくれた。
笑顔が眩しい。確かに学校一の美少女ってのも頷ける。
【綾 並】碇君、おはよ
【シンジ】あ、綾並、おはよう
綾並もちょっと笑顔で挨拶を返して少しドキッとした。
綾並って笑うと全然イメージが違うな。
なんだか野外学習が楽しみになってきた。

136 名前: 投稿日: 2007/12/10(月) 21:57:27 [ E4Pm.pe. ]
【葛城】みんなおはよう。全員来たわね?
【女子】先生ー、まだ鈴原が来てませーん
女子が報告する。
【葛城】まぁたぁ〜アイツか〜。ったっく、ちょっと委員長、来たら叱っておいてね。
【洞木】なんで私がアイツの面倒を・・・
話を振られた委員長はちょっとムッとしている。
【アスカ】シンジ、知ってる?ヒカリと鈴原って付き合ってるのよ
【シンジ】ええ?!そうなの?
思いっきり驚いた。
そんな風に思えなかったから。
【アスカ】はー、やっぱシンジって思ってた通り空気が読めないのね
【シンジ】だっていつも喧嘩してるし
【アスカ】あーいうのを夫婦喧嘩っていうのよっ。ほら、あいつが来た

【鈴 原】だぁぁああっっ!すんまへん。遅れても〜たー
トウジが大急ぎで走ってくる。
【葛 城】こらー、遅いぞ!鈴原〜。罰として補助席に座らせる!
【鈴 原】えぇ〜?補助席〜?そんな殺生な
【葛 城】あはは、嘘嘘。みんなちゃんと席に座れるわよ
【洞 木】鈴原〜、ちょっとこっちに来なさい
【鈴 原】なんや委員長、朝から機嫌が悪そーやな・・・
二人の痴話を聞いてみんなクスクス笑っている。
【葛 城】さっ、みんなバスに乗って〜。行くわよ〜
みんなゾロゾロとバスに向かう。
後ろではケンスケが大きな荷物をしょっていた。
【シンジ】大きい荷物だね
【相 田】あ〜、ま、色々な。カメラの機材はどうしてもかさ張るんだよ。
ケンスケのカメラオタクは有名だ。そのせいで撮影係をうける羽目になったが・・・本人は嬉しそうだ。
【相 田】それより碇、実弾は十分持ってきたか?
【シンジ】実弾??何それ?
【相 田】へ?あー悪ぃ、こっちで言った方が雰囲気でるだろ?ゴムだよゴム!しおりに書いてあっただろ?あれがないとキャンプ楽しめないぞ
そういえば準備するものに男子はゴムが必須とあったな。
意味がわからなかったけど、一応持ってきた。文房具屋でお徳用輪ゴム300個。
【鈴 原】なんや、センセ、ゴム忘れたんかいな」
トウジが割ってはいる。どうやら委員長から解放されたらしい。
【シンジ】あぁ、買ってきたよ。300個ほど。
【相 田】どんだけ〜!碇。すげえな。
【鈴 原】さすがセンセは違うな〜。けどそれ輪ゴムとちゃうやろな?
【シンジ】え?違うの?
トウジとケンスケは向い合って「やっぱり」と頷く。
【鈴 原】しゃーないな。いつも宿題見せてもらっているお礼や。わいの実弾を分けてやるわ。
     実はなセンセ、わいが遅れた理由ってのがこれやったんや。恥ずかしかったで〜、コンビニでまとめ買いって
【相 田】勇者トウジに敬礼!
【鈴 原】まぁ、店員がいかにも使ったこと無いようなオッサンだったのが救いかな。
【相 田】うーん、分かるよトウジ。なんか優越感に浸れるよな〜
よく分からない会話についていけなかった。
【相 田】良かったな碇。ま、これが必要にな内は俺の出番もないし。やっぱ夜の本番しか俺のカメラは使いたくないな
【鈴 原】相変わらずやな〜、ま、ミサト先生には気付かれんようにな。
【相田と鈴原】うっひっひっひ
【洞 木】何あんたたち馬鹿な会話してんのよっ!早く乗りなさい
【アスカ】ったく。三馬鹿トリオは
ヒカリとアスカが窓を開けて怒鳴る。
慌ててボクらもバスに乗る。
【葛 城】よーし、みんな乗ったわね。それじゃあ、出発ぅ〜!
葛城先生の引率で、キャンプ場のある山へ出発する。

137 名前:コウイに値する名無しさん 投稿日: 2007/12/10(月) 21:57:47 [ E4Pm.pe. ]
バスの中では皆がはしゃぎ、先生にいさめられたり。
その中で、小さくなっているシンジ。
【アスカ】シンジ、バス酔い?
前の席に座っているアスカが心配そうに見る。
【男 子】おい、惣流、一緒にデュエットしようぜ
男子の伊勢くんがアスカを誘っている。
【アスカ】あんた、シンジを介抱くらいしなさいよ
アスカはボクの隣に座っている綾並を見てそう毒ずく。
【シンジ】大丈夫だよ
【アスカ】そう?
アスカはそう言って他の男子と仲良くカラオケに興じだした。
【綾 並】ごめん
【シンジ】?
隣の綾並が謝った。
【綾 並】私が隣でごめん。楽しくないでしょ
【シンジ】いや、楽しいよ。こっちこそゴメンね。気が付かなくて
綾並に変な遠慮をさせたとボクは少し後悔した。
そうだ。引っ込み思案の性格をこの野外学習で少しは直さないとと思い始める。
【シンジ】綾並、皆の投票で委員に選ばれるなんて凄いよね
【綾 並】・・・・
【シンジ】きっと信頼されているんだよ
【綾 並】・・・・そう・・・
【シンジ】それにトウジからも聞いたけど、去年も委員だったんだって?二年連続は凄いよ。
綾並は真っ赤になって俯く。
【シンジ】きっと去年も綾並はみんなのために頑張ったんだね
【綾 並】みんなのため?
【シンジ】ボクにも手伝うことがあったら言ってね
【綾 並】たぶん・・・ないと思う。碇くんに手伝うことは
【シンジ】え?
何が気に障ったんだろう?
それから綾並は窓の外の光景をずっと見ていた。

138 名前: 投稿日: 2007/12/10(月) 21:58:14 [ E4Pm.pe. ]
そして、バスがキャンプ場の前に着く。
広いキャンプ場。周りには森が広がり、遠くには山が見える。
少し歩いたところには大きな川。
空気も景色も綺麗で、巧もちょっと、うれしい気持ちになる。
【鈴 原】あー、着いた着いた
トウジが大きく背伸びする。
【アスカ】ん〜疲れた〜。シンジ、バス酔い大丈夫だった?
アスカが気にかけてくれる。ちょっと嬉しかった。
【シンジ】あぁ、アスカのおかげで大丈夫だったよ
【アスカ】べ、べっ別にあんたのためじゃないからねっ
ボクの言葉にちょっと赤くなるアスカ。

【葛 城】は〜い、みんな集まって〜
ミサト先生の声にみんな集まっているところに二人の男性がやってくる。
無精髭をはやしているけど、色男風の男と、黒いバイザーのようなものをかけている老紳士風の男。
二人はミサト先生に挨拶する。
【加 持】よっ、しばらく
【葛 城】加持くんもね
【キール】葛城くん久しぶりだね
【葛 城】お久しぶりです。珍しいですわね、いつも現場にこないのに
【キール】いや、興味深いものがいると自分でも試したくなるものだ
【葛 城】うちの生徒・・・ってことを忘れないようにね
【キール】わかっておる」
ミサト先生、この老人とはあまり仲良くないらしい。
【アスカ】へ〜、うちの男子と違って結構マシな男じゃん
アスカが加持という男を見てそういった。
そうかな?いかにも遊び人風だけど。

139 名前: 投稿日: 2007/12/10(月) 21:59:52 [ E4Pm.pe. ]
【葛 城】は〜い、みんな聞いて
ミサト先生がパンパンと手を叩く。
【葛 城】それじゃ加持くんお願いね
ミサト先生に代わって遊び人風の男が皆の前に立つ。
【加 持】みんなこんにちは。ここのキャンプの管理をしている加持リョウジです。
 そしてそちらの方がキャンプの持ち主であるキール・ローレンツさん
【キール】ふむ。みな元気そうだ。私は日本に来て長い。日本人はいい
いかにも怪しいバイザー男に少しみんながざわめく。
【葛 城】ゴホン、つまりキールさんはボランティアのために色々日本に寄付してくれている。
 このキャンプ場も無料で使わせてくれるんだよ
加持さんが大袈裟に説明する。
【加 持】じゃあこれからここのキャンプ場の説明をしよう。みんないい?
【全 員】はーい
女子の中には加持さんに見とれている人もいる。アスカもその中の一人のようだ。
【加 持】ここの森は結構広いからね。けど迷わないようにしっかり遊歩道があるから安心して。
     それとココは川があるよ。深くないけど気をつけて。
     あと・・・
この後、色んな説明を受ける。
どうやら男子はキャンプを張らないと寝場所が無いようだ。
女子はそれぞれバンガローがある。
本部の二階建ての建物はキールさんが寝泊りするそうだ。
そして露天風呂は一つしかないから時間制で交代するらしい。
時間制で男子がざわめく。嫌だな、こんなことで騒ぐのは。
その後、ミサト先生が皆の前に立つ。
【葛 城】では夕食前まで自由行動ね。ルールはしおりに書いてた通り、相手の嫌がることはしないこと。
     特に男子はふざけて最低限のマナーを忘れないように。いい?甲斐くん?
【甲 斐】なんで俺にだけ言うんですかー?みんなにも言ってくださいよ
【葛 城】あはは、ごめん。甲斐くんだけじゃなくみんな興奮してマナーを忘れないでね。
     常に余分に持って置くように。
     それとみんなあまり遠くに行かないようにね。
【全 員】はーい
みんな思い思いに散っていった。
騒ぎながらどこへ行くのだろう。
見るとトウジやケンスケともはぐれてしまった。
どうしようか・・・

140 名前:コウイに値する名無しさん 投稿日: 2007/12/10(月) 22:01:57 [ E4Pm.pe. ]
広場でウロウロしていると・・・・
【アスカ】シンジ
【シンジ】あ、アスカ
【アスカ】何一人で突っ立ってんの?
【シンジ】いや・・別に
【アスカ】はぁ?アンタばかぁ?・・・・もう
アスカは呆れた表情をしている。
【アスカ】「もう、シンジ行くわよ。
アスカに手を握られ森のほうに行く。
柔らかい手だなって思った。
【シンジ】アスカは何してたの
【アスカ】あ、あぁ・・・ミサトと打ち合わせ。委員は忙しいんだから
【シンジ】そうか、大変だね
【アスカ】ふぅ・・・あんた全然知らないのね。ま、いいわ
アスカはボクの手を引っ張ってどんどん森の奥に行く。
【シンジ】あの・・・ミサト先生が森の奥に行ったら駄目って・・・
【アスカ】ねえシンジ。あんた男のくせに、いちいち細かいこと気にすんの、やめたら?
【シンジ】・・・・
【アスカ】ん、ちょっとここで待って
【シンジ】?
アスカはボクの手を離し森の更に奥に入っていく。
どこ行くんだろ?
少し時間が経ってアスカが戻ってくる。
【アスカ】シンジ、こっちに来て
【シンジ】何?
【アスカ】しっ。静かに
アスカの言うとおりに黙ってついていく。
なんだろな?
無言でアスカは森の奥を指差す。
あそこを見ろってことらしい。
そこには驚きの光景が広がっていた。

141 名前: 投稿日: 2007/12/10(月) 22:02:28 [ E4Pm.pe. ]
【香 取】ふっふっふっ
【比 叡】綾並〜、気持ちいいのか〜?香取の気持ちいいのか〜?
【綾 並】あっあっんあっ
香取くんと綾並が裸で抱き合っていた。すぐ脇にはやはり裸の比叡くんがいる。
【シンジ】あっ
思わず声が漏れる。
ボクの口をふさぐアスカ。
そして耳元でこういった。
【アスカ】ふふ。早速やってるわね、あの優等生。しかもいきなし3P。
【シンジ】綾並、何をやってるの?
【アスカ】は?あんたばかぁ?セックスに決まってるじゃない。
     あ、香取もう限界みたい。
【シンジ】限界?
【アスカ】そ。ああなったらもう10秒持たないでしょ。
【香 取】あぁっあぁっ、くっ、出る。 
香取くんは綾並の上に覆い重なりお尻をビクビクとさせた。
【比 叡】さ、交代な。交代。
【香 取】ありがとな。綾並。
【綾 並】ああっんっ
香取くんは綾並の体から離れ代わりに比叡くんが綾並の腰に自分のチンポを入れようとした。
【香 取】あ〜、気持ちよかった。
香取くんは自分のチンポをいじり出す。何か作業をしているようだがこちらからは見えない。
【アスカ】とりあえずマナーは守っているようね。
【シンジ】マナー?
【アスカ】はぁ。あんたそこまで知らないってのもどうかと思うけど・・・
     あれはコンドームっていうの。あんたたち風に言うと実弾。ゴムよ。
【シンジ】あれがゴム・・・・
香取くんははずしたゴムを縛っているようだ。
【アスカ】あーいうのって、あんたたちからしたら勲章みたいなもんね?
【シンジ】し、知らないよっ
【アスカ】ふーん。あっそっ。あ、もう比叡の奴いきそう。
見ると比叡くんは唸りながら綾並に腰を叩きつけていた。
【比 叡】あーっおあっ
【綾 並】んんっん、ああぁん。
綾並は今まで聞いた事無い色っぽい声を出し比叡くんの首に手を回し抱きつく。
【比 叡】綾並・・・すげー良かった。
綾並は首に回した手で比叡くんの顔を自分に寄せキスをした。

【アスカ】早いわね〜、いくらバスで我慢してたとはいえ。
ボクは心臓が口から飛び出そうになるくらいドキドキしている。
そして・・・ボクの股間にあるものがムクムクと膨らんでいった。
【アスカ】さ、もう離れるわよ。あいつらに気付かれないうちに。
【シンジ】あ。ああ。
ボクは頭が真っ白になりながらその場を離れる。
茂みから出る間中、綾並の裸ばかり思い出す。

142 名前:コウイに値する名無しさん 投稿日: 2007/12/10(月) 22:03:13 [ E4Pm.pe. ]
【アスカ】シンジ、興奮した?
【シンジ】あ・・・ああ・・
【アスカ】ふふ、その様子だともう我慢できないみたいね。ね、シンジ。あたしの裸みたい?
え?
思いがけない問いに思わずジャージ姿のアスカの体を上から下まで見てしまう。
【アスカ】ふふ、見たいでしょ。けど今日は駄目。だって甲斐の連中と今日の初めての体をあげる約束してるからね。
【シンジ】約束・・・って?
【アスカ】ん〜、何て言うかな。もう一ヶ月前からの約束させられててね。
     破ってもいいんだけど、後々めんどくさそうだしさ。色々お金も貰ったし。
     去年、あいつらに処女あげたのがいけなかったわね〜。
     で、あいつらにキャンプで初物の私をあげるわけ。もう処女じゃないんだけど男子って変なことにこだわるのよね〜
【シンジ】そ・・・そんな・・・
【アスカ】ん?悔しい?けど無理よシンジ。あいつらに喧嘩して勝てる?
     ここでオナニーでもする?見てあげるくらいなら協力してあげるけどね。あ、そうだ。あんたブルマ好きでしょ?
     今ジャージの下ブルマなの。ブルマくらいなら見せてもいいわよ。
するとアスカはジャージを脱ぎだす。
【アスカ】いっつもあんた体育の時間に女子のブルマ見てるでしょ
【シンジ】見てないよ
【アスカ】シンジ〜、バレバレだから。クラスの女子の間ではシンジのこと、ムッツリスケベってことになってるわよ。
     この間だってあの優等生の透けたブラを必死に見てたじゃん。あーいうの気付かれないようで気付かれるのよね。
【シンジ】・・う・・・
【アスカ】ほら、わたしのブルマを間近で見れるなんて滅多にないわよ。
お尻を振りながら紺色のブルマをボクに見せる。
【シンジ】はぁはぁ・・・アスカ・・・
限界まで達した欲望を抑えることができない。

143 名前:コウイに値する名無しさん 投稿日: 2007/12/10(月) 22:07:58 [ E4Pm.pe. ]
  rァ
欲望を解放する
    いや、我慢する 


では分岐ですw
バットエンドに気をつけてください。

144 名前: 投稿日: 2007/12/10(月) 22:11:07 [ E4Pm.pe. ]
rァ  
   欲望を解放する
   いや、我慢する

ずれちゃった・・・

145 名前:引き気味@北京之春 投稿日: 2007/12/10(月) 22:14:40 [ /p8RavIY ]
これは……脚本形式というか、完全にゲームスタイルに乗っ取った文章スタイルなんですな (;´∀`)

とりあえず、処女を「あいつらに」あげた、とか、「キャンプでの初物」というネタはわりとハァハァ。
選択肢はあえてお利口さんに、「いや、我慢する」とでもしておきますか。

146 名前:コウイに値する名無しさん 投稿日: 2007/12/10(月) 22:35:12 [ E4Pm.pe. ]
我慢に一票ですかw
お利口さんのシンちゃんの苦行が始まるわけですな
一人だけ我慢してクラスの皆はセックスし放題の状況・・・
なにやらSTさんのオトメゴコロに通じるものがあっていいかもw

147 名前:PDX. 投稿日: 2007/12/10(月) 23:43:00 [ zEf36tI. ]
 では私も我慢するに一票w

148 名前:PDX. 投稿日: 2007/12/11(火) 09:58:39 [ CNMgAadc ]
>>147だけではそっけないので(^_^;

 シンジが参加者唯一の童貞という事実が状況を動かしたりしてw
 彼の童貞を誰が奪うか、女子たちの誘惑合戦になったり、男子達が賭けをしたりw

149 名前: 投稿日: 2007/12/11(火) 21:09:59 [ N5xvsHDM ]
では我慢するに決定ということで・・・
私の中ではもうバットエンドしかないのですが。

150 名前:PDX. 投稿日: 2007/12/12(水) 11:30:06 [ CNMgAadc ]
>>149 Gさん

 いきなり最初の選択肢でバッドエンドですか(笑)
 まぁ、なにをもってバッドエンドと呼ぶかしだいですが。




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