引きこもりなレイが色々いらんこと教えられる話


94 名前:引き気味@北京之春 投稿日: 2007/09/03(月) 00:11:27 [ XrX4wd/Q ]
〜引きこもりなレイが色々いらんこと教えられる話、みたいな〜

「碇君……」
 おずおずと。『……ね、ねえ?』とでもの、物問いたげな顔で、再び少女は椅子に腰掛けたまま肩越しに振り返った。
「彼女――アスカさん、ほんとうにこれを?」
「そうさ。だから言ったじゃない、綾波。こんなこと、何ってことないんだって」
 彼女が本当に確認を取りたがっているのが何か、よく理解できていた背後の少年、シンジは、だから二の句も返せないように満面の笑みで断言してやるのだった。
 後から華奢な肩に手を置き、色々な意味で個性的だとシンジが気に入っている一つ、白ウサギを思わせる赤に透き通った瞳をじっと見つめて。
 彼女は、シンジの家の以前からの居候である綾波レイは、その笑顔の強気に弱い。
「そ、そうなの……」
 まともに目を合わせていられなくなったらしく俯いてしまうと、レイはそそくさとモニターへ向き直った。
 家族が寝静まった夜中、こっそりとシンジが訪ねたレイの私室は明かりが落とされている。頼りない常夜灯の他、唯一の光源である机のモニターからの光にぼうっと浮かび上がる、まっ白いアルビノ少女の横顔。そこがしっかりと羞じらいの色に染まっているのを認めて、可愛いよと、シンジは肩にやっていた手で頬を愛撫してやった。
「んんっ」
 くすぐったがったる風情で身じろぎしても、決して嫌がっているわけではない。
 頬に掛かるくらいの色素に欠けたショートボブもサラサラと、指先でかき分けるように。隠された耳たぶを暴いてやると、火照りはいよいよそこにまで及んでいるのだった。
 照れているのだ。レイは既に告白していた通り、シンジのことが大好きなのだから。

 それにもう一つ。シンジの笑顔から逃げてはみたものの、また直視してしまうとモニターの中の光景はあまりに刺激が強すぎるのだろう。
 四角いフレームの中には、レイ達と同い年程度と覚しき一人の少女が、黄色い帽子を被った他は何も体を隠さないヌード姿で映っていたのだ。
『…それじゃ、その……』
 ボリュームを絞った音声は、ただでさえ雑音が酷い。かろうじて、映っている彼女が『……フェラチオ、は、はじめるわね』と言ったのが聞き取れた。
「素人の撮影だしね。ケンスケみたいに――ああ。僕のクラスメートで、カメラとかパソコンとか詳しいやつなんだけどさ。そいつみたいには上手くは撮れないよ。でも、この場合はこれで良いんじゃないかな」
 シンジは被写体の匿名性について口にした。そして繰り返し、こんな映像を撮るぐらい何ってことないのだと、安全性をレイに請け合った。
「ほら、分かんないものだろ? そりゃ、綾波はアスカだって知ってるから、疑って見れば分かるだろうけど」
「え、ええ……」
 レイはこくりと頷いた。本来ならば声も出ないほどに羞じらっていたのだけれども、シンジが同意を求めていたのが分かったからだった。
 シンジが言い切る通り、映る彼女は赤いつば広の帽子を目深に被り、顔の殆どを隠している。映像から顔を確かめようとしても、赤いリボンが巻かれた帽子ばかりが印象に残るだけだろう。
 更には、普段の姿がシンジと共に収められたスナップ写真などで見知っているのとは違って、紅茶色の特徴的なロングヘアーが見あたらない。
 モニターの中の彼女はあからさまに脱色して作った感じの金髪で、レイに似たショートボブスタイルになっている。
 元々の髪を帽子の中にしまって、ウィッグで装った髪を外には見せているのだとシンジは説明した。

95 名前:引き気味@北京之春 投稿日: 2007/09/03(月) 00:12:09 [ XrX4wd/Q ]
「……顎のかたちは、あの人だわ」
「まあね。でも、目が隠れたくらいで結構顔って分からなくなるみたいだから、それだけじゃバレたりしないよ」
 モニターの中では、レイが今『アスカさん』と呼んだ少女からカメラが引かれていく。
 バストアップに口淫の宣言を捉えたのに続いて、回り込む形で横からの撮影にショットを移す。と、モニターには第2の人物が映し出された。
 映し出されたといっても下半身だけだ。こちらもパンツ一枚履かずに、既に隆々とそそり立った股間を剥き出しにして。跪いている帽子の少女に若いペニスを突き付けた、男のもの。
「碇君……」
「当り。もちろんだけどね。僕が撮ったんだから」
 しかしそれは、レイが顔に発火を覚えながら即座に言い当てた理由の一つでしかない。
「それとも、僕のしか知らないから? ああいう形のもの付けてたら、全部僕だって思いこんだりして」
「そんな……」
「どうだろうね。一ぺん、試してみよっか。どれ――誰が、ほんとうの僕だか当てられるか、って」
「……っ、それは」
「怖い? 僕や、父さん以外の人に会うのが。綾波もいいかげん長いもんね。もう何年だったっけ?」
 シンジは、父親が連れてきて以来、そのまま一歩も自宅の敷地から出ずに今日まで来てしまったレイの日々を数えるかのように、はてと首を傾げて言った。
「ずっとうちに閉じこもりっ放しで、誰にも会おうとしないし。全然お日様に当たらないからって理由もあるんじゃないかな。綾波がこんなに白い肌してるわけって」
 線の細い顎から首に、その白い肌を愛撫しながら続ける。いくらなんでも不健康、だけど気に入っているんだよねと。
「実際に会う人間は僕ぐらい。……父さんは偶にだしねぇ。やっとビデオチャットぐらないなら人と話せるようになったのは進歩だと思うけど。どうかな? 実際」
 シンジの問いかけに、レイは眉根を困らせて、ふるふると首を振る。
「ふふふ。それが僕の他のやつには会いたくもない、そいつのアレなんて見たくも知りたくもないってなら、嬉しいんだけど」
「わたしは、碇くんが……」
 そして碇くんだから、と。全てをシンジに許し捧げる少女は、直向きな目で見上げた。見つめ合うシンジがやわらかい笑みを返すのに、それだけでじきに安堵を取り戻していく。
「……冗談だよ。それに、綾波がそこまで物知らずだとか、僕も馬鹿にしてるわけじゃないし」
 『勉強熱心だもんね』と、学校に通っているシンジより余程自由になる時間を持っている彼女の、この頃の日課を口にした。
 レイの私室にも充分なネット環境は整えられているのだから、たとえ血肉になる筈もない回線越しの知識でも、収集する分には何の不自由もないだろう。
 耳元に口を寄せて、囁くように、
「チャットなら話せるのに。アスカがうちに来た時は部屋から出てこないんだからって思ってたけど、ひょっとしたらその時も“勉強”はしてたのかな? 廊下くらいまで、こっそり出てきて」
 かあっ、と。いよいよアルビノ少女のまっ白い頬は朱の羞じらいを濃くした。
 彼女の横顔に添えられて親愛を伝えていた――まるで愛玩動物にするかの手付きに似ていたが――手のひらは、そんなレイにもっとよく思い出させてやるべく、可愛い唇へと指先を移していた。
ちょん、ちょん。にわかに血行を良くしたサクランボ色の唇を突っつき、震える隙間を軽くこじ開ける。
 (……入れてくれるよね?)という、仕草の意味がすぐに分かってしまうレイは、意味もなく視線を向ける場所をせわしなくさせた後で、黙って唇のわななきに悪戯者を受け入れさせた。
「……んぁ、ん、ンンッ……」
 すぐに清潔な歯列を爪がノックする。促されるまま更に奥へ迎え入れるレイに、シンジは顎を上げさせ、引っ込み思案の舌を突き出させ、つまるところ――指先をペニスに見立てた疑似行為を成立させたのだった。

96 名前:FOX 投稿日: 2007/09/03(月) 23:39:15 [ ovq7H8Xk ]
>>94-95 引き気味さま

 「箱入り娘レイ」のシンジへの依存っぷりが、シンジの黒さ加減が素晴らしいです。
 優しくする「ふり」をして実はしっかり退路を断っているところとか、なけなしの勇気を振り絞っての告白によって求められる行為すべてを「愛」だと誤解してしまっているらしい世間知らずっぷりとかがぞくぞくしました。

 すっかり従順に躾けられているっぽいアスカには、きっと「どんなことでも言うこと聞いてくれるレイ」の存在をちらつかせられ、姿の見えない(ひょっとしたらチャットではけっこう強気な)美少女への対抗心からずぶずぶと罠に落ちて……しまったのかと想像してしまいます。

 そしてそう遠くない将来、自分が飼われている事すら気付いていない少女は「恋人」の甘言と彼の与えてくれる悦楽によって、「外への一歩」を踏み出してしまうのではないかと想像してしまいます。
 表情を隠して恥ずかしいポーズを取り、不特定多数の誰かさんを淫らに挑発する「ネトア」として……とかとか。

 「青白い部屋の中で言われるがままに淫らなポーズを取ってしまう内気な少女。でも不安に揺れる表情も言葉も恋人と信じている少年の言葉にねじ伏せられてしまう……」

 なんと言いましょうか、「それが愛ゆえ」と思いこんじゃってる分だけ、えっちさが増している気がすごくします。

 わたしもがんばりますです。

97 名前:引き気味@北京之春 投稿日: 2007/09/04(火) 22:49:14 [ s4I3Ea6w ]
>>96 FOXさん

なんかこう、FOXさんの『濫用』みたく、ネットの匿名性をネタにしたエロシーンが書きたくなってですね、どうやって成立させたものかと色々えすえふチックな背景設定を考えたりもした挙げ句、なぜかレイが引きこもり居候でということになってますた。
本命で書いてる話が難航している間、ちょこちょこ息抜きに書いたり弄ったりしているのですが。こうスローペースで書いてますと、最初に用意したえすえふ設定が何のためだったのか、忘れちゃいそうになりますね (;´∀`)

ちなみに、行頭を一段落としてみたり、セリフと地の文との間で改行に違いを設けない等々、今までよりもより縦書きでの普通の作法に近い書き方を試していたりもしてます。

>シンジの黒さ加減

ケンスケにするべきか、いやそれではレイとの絡みに苦しさが生まれるし。
加持にしていっそアスカをモニターのこちら側の女の子にするべきか、しかしアスカでは引きこもりと言うことにしても純粋培養っぽい物知らずさ加減が似合うもんじゃないし。
とかとか考えた挙げ句、随分と消極的ながら、久し振りにシンジをメインの男優にしてみた次第でございます。
相変わらずシンジをエロに出すと、らしさ出すのが下手っつーか、難しいですねぇ。

98 名前:引き気味@北京之春 投稿日: 2007/09/04(火) 22:52:24 [ s4I3Ea6w ]
〜言いなりなレイをいいことに、色々いらんことさせようとする話、みたいな〜

「んぁ、ぁ……あむ、ああむ、むぅン」
 先を軽く丸めた手のひらは、レイの口元を塞ぐ形。モニターに再生している映像自体も、発覚を許さない彼の淫行の証拠そのものであったから、格好は声を上げるなよとの声封じにも見えたが、しかし無理強いする必要がカケラも無いのは明白だった。
 ぴちゅり、ぴちゅりと、開始された舌遣いの音が証である。
 レイはどこまでも少年に従順だった。

『……ッっ!?』
 モニターの中では、宣言したものの一向に踏ん切れないでいた様子の彼女が小さく呻き声を上げていた。
 焦れたらしい少年が丁度、その顔のすぐ間近で若茎をしごきだしたところなのであった。
 ひどく動揺した気配が、帽子のふちから覗く顔の下半分だけで伝わってくる。
「アスカったら、口だけはいつも勇ましいんだけどね」
 どちらかと言えばシンジが逸ったと解釈される構図に、弁解するようにシンジが言った。
 しかしレイは反応する余裕もなさそうに、真ん丸にしたルビーの瞳をモニターに注ぎ続けていた。『んっ、んっ』と淫らがましく、舌の上に押し込まれた細長い人差し指をしゃぶるのに、鼻息を洩らしながら。
『ひ――』
 無防備に帽子だけで跪かせた可憐なヌードを前にしていれば、オカズには充分なのだろう。自涜にふけりだしたシンジのペニス
は、もたげた鎌首からもう一しごき毎に威嚇の液を飛ばして、少女を居竦ませている。
『っあ、あ、ああっ、や……っ』
 粘性の飛沫は、間違いなく突き付けた先へも届いていた。
 破廉恥にも男の下半身を口で舐めてみせるとカメラに聞かせたばかりではあるが、彼女はどう見ても淫婦の悪徳に手慣れた風には思えない。形良く尖った顎や口元に浮かんでいた表情の種類は、真っ当な育ちのお嬢さんらしいもので。だから当然のことだったろう。
 黄色いつば広帽子が大きく傾ぐ。頬やその周辺に点々と飛び散らされる牡欲の先走りに見事狼狽して、仰け反りかけては――はたと思い直す仕草を見せる。
 きっと、被写体を務めるに当たっての心構えといったものを言い含められているのに違いない。
 庇うべき手も行儀良く膝に置いたまま、そうやって躊躇うたび、彼女の綺麗な胸がふるふると揺さぶられる様がいやらしく、そして良い見せ物になっていた。間違いなくこの映像は、見る者に男の視点を想定している。

「んちゅっ、ちゅ、んぁむ……むむ、っあ、ぁ……?」
 雑音はあいかわらず酷い。今度のやり取りはレイには聞き取れなかった。
 映し出されている情景の変化から推察するのなら、シンジが命じ、彼女はそれを聞き入れたと言うことか。
『やるわ、やってみせるわよ。……ん、んぁ……ぁ、ぁ、ああ……』
 おずおずと口を開いて小さく舌を突き出すと、すかさずその先へシンジのペニスが擦りつけられていった。
 自分から舐めるには至らず、卑猥にぬめる亀頭との接触に耐えるのが精一杯な様子ではある。けれども、しごかれて始終位置をぶれさせるペニスへの舌先の接触を保ち続けることは、つまり少女の側にもいくらかは積極性を要求することだ。
『ふぅっ、ふっ、うっ、ううっ、っッ』

99 名前:引き気味@北京之春 投稿日: 2007/09/04(火) 22:53:10 [ s4I3Ea6w ]
 首を細かく前後させ、顎を上下に踊らせて、ペニスの先を伸ばした舌に追わせる。
 つんつんと突っつくようであり、ぴちゃぴちゃと舐め取っているようでもあり。おっかなびっくりで始められていても、少女の懸命さには懸命であればあるほど当然のように、次第の慣れが追いつきだすものだった。
 片手で帽子を押さえつつ、最初よりは舌の伸ばしも口の開き方も大胆なものへ変わっていく。
 今のレイの口元のように『夢中』と呼べる淫らがましさよりは、『必死』という痛々しさが漂う横顔ではあったが。
 しかし、その哀れな頑張りぶりに、かえって欲情を駆り立てられる性向きの者がいることも事実。
 まして、そうして遂にはシャワーよろしく白濁を吹き上げるまでに至った屹立に『うあっ、にがっ……ッあっ、ヒッ、ッァア――』と慄きながら、最後まで言いつけに忠実に、彼女なりの『フェラチオ』を果たして見せた健気さが加わるとあれば。
「見てなよ、綾波」
 射精の締めくくりに屹立は、ぶくぶくと泡になった残りを滴らせる先端を黄色い帽子にたっぷりと擦り付け、拭き取って、一連のショウに幕を下ろした。
 後始末が為されている最中、べっとりと汚された口元を辛そうに歪めつつも、彼女は最後まで辱めを受ける顔を逃そうとはしなかった。
 ゼリーじみた精液がたっぷりとその上に乗ってしまった舌も、ついと突き出したまま、約束の姿勢を保ち続けていた。
 おしゃれなリボンで飾られた上等そうなつば広帽子が、次々と男のペニスが吐いた粘液にシミを付けられていっても、甘んじて受け容れていた。
「これが四つ目の帽子だったかな?」
 もう捨てるしかないほど台無しになった帽子を、シンジがコンコンとモニターに指した。
「最初は顔を隠す工夫程度のつもりだったんだけど、そのせいかすっかり目印にされちゃってね。おかげで『帽子のJC』、なんてことになってるのさ」
 『帽子の女子中学生』を意味する隠語。そんな渾名のおかげで、今ではと。
「逆に帽子の方をこうやって汚してやってくれってリクエストもあるくらいなんだ」
 面白いよねえと笑う。笑い声は、今の部屋に不似合いに朗らかだった。
「だから楽しみだよ。レイがうんって言ってくれて。それで今度は、どんな渾名が付くようになるのかな――って」
 明らかに興奮を増した声色でシンジは言った。
 手は右の人差し指をレイの疑似フェラチオに預けているに飽きたらず、もう片方でレイに、モニタの中の彼女を更に見習わせようと蠢かせている。
 肩を抱いていた手のひらが鎖骨の上あたりを移動。どこかの学校の制服でも通じそうな無地の半袖ブラウスは、自室のくつろぎでか随分襟元を緩くしていたから、するりと潜り込んでしまうのは簡単だった。本当の制服ではない分、生地は洗いざらしに柔らかくなっていたから、内側でじかにまさぐるにも何の支障も無かった。
「ふぁ……、ぁ」

100 名前:引き気味@北京之春 投稿日: 2007/09/04(火) 22:53:46 [ s4I3Ea6w ]
 ブラをつけない胸が揉まれた。
 挨拶程度に軽く乳首も弄られて、それだけで硬くなりだしたのを恥ずかしく自覚していると、淡泊なくらいあっさりと引いていく。
 一旦ブラウスから抜け出した手が次に戻ってくるまでは、レイの胸を守っていたボタンは全て外されてしまっていた。
 裾もスカートから引っ張り出される。
「あっ……」
 液晶モニタからの冷めた明かりを浴びて、余計に青白く、取り出された乳房が浮かび上がる。
 落ち着かない恥ずかしさはあるが、シンジが求めているのなら是非はない。レイは背もたれから浮かせた肩を揺すって、引っ掛かっていたブラウスを背中へと落とした。
 続けて腕を抜こうとするのは、シンジに制止された。
 中途半端に肘でわだかまったブラウスは、素肌を守る役目を失って一転、腰の後ろに渡された肘同士を結ぶ拘束具と化す。
「…………」
 頬に覚える熱さが増した。
 少年はレイに不自由を強いるのも好む。シンジのすることへ何か抗うなど考えもしなかったレイは最初、自分の想いを疑うのかと悲しくなったが、別の意味だと教えられてよりはただ――強く羞じらいを抱かされる儀式だと、苦手さをのみ残していた。
「ンンっ……。今日、も……?」
 ちゅぷと、名残惜しさが糸を引かせる。唇から人差し指が引き抜かれてしまうと、無意識にその指先を追った目を次に、レイは愛しい顔へと振り向かせた。
 上目遣いに小さく尋ねる。今日も縛るのかと。
「あはっ。今日もそのつもりなんだ、綾波は」
 シンジの返事は、彼女の頬にいっそう濃く、薔薇の色付きを与えるものだった。
「縛ってあげないと怪我するかもって位、激しく暴れちゃうセックスがして欲しいの?」
「い、碇くん……」
 レイは激しいから。そう囁かれると、自覚がある少女は、なんて自分は淫らな女の子なのだろうかと身を捩る思いだった。
 それでも求めてしまう浅ましさが恥ずかしい。恥ずかしいが、やはり求めてしまうのだ。愛しい少年の、確かな温もり、頼もしい逞しさを。
 とっくに潤みが生まれだしているのを、落ち着かない腰が知っていた。

101 名前:FOX 投稿日: 2007/09/05(水) 23:27:55 [ ovq7H8Xk ]
>>98-100 引き気味さま

 「帽子のJC」ですかっ!これはひどい(誉め言葉です)
 恋する少年にすっかり玩具扱いされているのに、それにまったく気付くことができていないらしいアスカの、不器用な従順さがきっとネットでは大好評なんでしょうねぇ。
 「絵に描いたようなツンデレちゃん」としてネットで大人気な様子を「カレ」と再確認することでいささか歪んだ優越感をえて、よりいっそうのシンジへの依存を強めているのかもと思ってしまいました。

 また、穢される帽子を選ぶのは最近ではアスカの役目になっているのかもとか思ってしまいました。
 「可愛らしい、オキニの帽子」を選ぶと同時に、それを身につけた自分がどんなに恥ずかしいことをされるか/してしまうかを想像しちゃうとか。

 それにしても、レイはどんな名前で呼ばれるのでしょうか。
 この調子では拘束された姿での「デビュー」になってしまいそうですが……。

102 名前:しあえが 投稿日: 2007/09/07(金) 01:03:30 [ aBT47o96 ]
>言いなりなレイをいいことに、色々いらんことさせようとする話
帽子とか意志に反しての束縛プレイとかマニアックなシンジが、実に黒いですわ。
レイがあんまり喋らず、喘ぎ声ばっかりというのも異常な行為であることを匂わせますね。
明らかに異常と思っていながら、どうしてレイがシンジとこういう関係になったのか、アスカ…と思わしき
娘への対抗心だけでなのか、それとも、自分でも気づいていない内面の葛藤故にか。
なんだか穢されることに暗い喜びを覚えていそう。

あと、レイとアスカは本心はどうあれ、競い合ってこそだなと再認識です。



index

From:エロ文投下用、思いつきネタスレ(4)