壁ネタ叩き台その1・使徒のせいだタイプ


361 :引き気味 :07/05/25 10:31 ID:???
暫く前にエロ抜きで投下したトイレネタ、あれは壁一枚を挟んで「正体不明」な男女同士が番うというネタが骨子だったわけですが、最近の「どこかで早く使いたいけど、どんなシチュに当て嵌めよう?」ネタシリーズの中でもわりとこの「壁」系ネタは妙にお気に入りだったりします。
――ンでもって、ここ数日は、

・壁に上半身と下半身を分かつ形で拘束されてしまった女の子達。壁のこちら側には身動きのとれないお腹から上が見えており、壁の向こうには誰のものともしれないお尻から下だけが生えている。
・迷路状に複雑になったそのフィールドでは、単純に壁の向こう側に回り込もうにも、長く入り組んだ通路を走り、階段をいくつも上り下りさせられる内に位置関係を見失ってしまう。
・壁に囚われた少女達の上半身と下半身、それぞれが別々に、迷路を駆けめぐる男達には「商品」としてぶら下げられているに等しい。

そんなに感じで、「い、いいからっ! いくら動けなくたって、こっちから何か変なコトしようとするやつがいたら、引っ掻いて噛み付いてやるんだから。だからアンタは――お願いだから壁の向こうでアタシを、アタシの貞操を守りなさいよ!」とか、一大決心でもって「前」と「後」のどちらを優先して守れと叫ばれたシンジが、必至こいてアスカの下半身に辿り着こうと迷路を右往左往するネタをモヤモヤ妄想しております。
壁から生えた誰かの下半身を見付けるたびに、これはアスカだろうか、それとも……と悩んで「確かめようと」してみたり。
さりとて壁は分厚く声も通らず、ほとほと困り果ててみたり――した挙げ句、仕方がないンだと下着ひっぺがしてヘアの色を確認したり。
場合によって磨りガラスな壁もあったりして、囚われた本人には分らないけれども「下半身側」に迫る人影に、焦りまくったり。
やっと見付けた下半身、きっとこれがアスカのだ、と思いきや、その磨りガラス壁の向こうに「彼女」の唇を激しく貪る誰かが映っていたり。
駆け寄ろうとした刹那、壁の向こうで何が起こったのか、激しく下半身が震えだしたり、その逆で、拘束されてぐったりしていたレイが目を『……ああっ!』と見開いてただごとではない声を上げたり。

という状況を書いてみたいのですが。
こーゆーアホで無理のある設定、当て嵌めるならこの『ボクミツ』の物語、ですかねぇ?
野外学習の中の一つのイベントとして、ユイさんのグループが廃れまくった挙げ句閉鎖になったグリ○ンピアみたいな保養施設付属の立体迷路を転用しているだとか。

或いは、もちょっとシリアス感のある設定をでっち上げるべきかしらん?


362 :コウイに値する名無しさん :07/05/25 11:54 ID:???
っ[仮想現実ゲーム、ハッキング]
壁据え付け精液おトイレネタは私も好みですのであれこれ考えますが、その辺りの無茶設定を考えるとこの辺りに落ち着く気がいたします。
「壁に固定するとき可動させるんだからその辺りで破壊できそうじゃん」とか
「長期に渡って固定し続けられないよね、飢え死にとか最悪な殺し方だし」てなツッコミが現実世界舞台だとつきまとうので。


363 :なーぐる :07/05/26 00:56 ID:???
この手のネタが真っ先に脳裏に浮かぶのは、

「おおっと、テレポート」

で、石の中。
んでもってLv13サムライのアスカさんとかLv16ビショップの綾波さんとかLv12ロードのマユタンとか
Lv13中立ニンジャの霧島さんとかがオークに色々。







275 :引き気味 :07/05/27 19:29 ID:???
ボクのヒミツたいけんスレから移動。
壁ネタ叩き台、その1。おファンタジぃ要素は全て『使徒のせいだ!』で済ませてしまおう案。
実は朝、唐突に開始されたチャットの裏で書いていた。
全くこれっぽっちも見直ししていないので、荒い出来ですが、とりあえずこんなんならどうだろ? と (;´∀`)


 ※ ※ ※

シンジがアスカを背負い、床に決して触れさせないようにしている様を見て、リツコは頷いたようだった。
「良い判断ね」
「その、ここに来る間にも――いろいろ見ましたから。用心しなきゃいけないって」
「その通りよ。一見して汚染されている様子が無かったからといって、油断してれば……このざまだわ」
自嘲してみせるリツコ、床に胴までを沈めて捕らえられた彼女の様子に、シンジは掛ける言葉が見付からなかった。
「もう行きなさい」
「でも……」
「ここが危険なのは見れば分るでしょう?」
たしかに壁は、床は。ネルフきっての才媛1人、落とし穴のように変貌して捕らえたのだろう痕跡として上半身だけのオブジェとされている彼女を除いては、普段と何も変わらぬ様子を見せている。
ここまででいくらでもあったように、女性被害者たちの悲鳴が溢れていたフロアのように、一面を細かく煌めくATフィールドの燐光に覆いつくしてはいない。
人の造った生活の場としての、無害な見慣れた床や壁のままだ。
だが、一度アスカが――今度の使徒が牙を剥く対象たる女性が、接触してみせれば。たちどころにその姿を変えてトラップと化し、彼女を拘束してしまうだろう。
ミサトや、レイのように。
「それに、シンジ君。あなたも何時までも安全だとは分らないのよ?」
今は被害者は女性に限られている。だからこそ、アスカを庇うために背負っていればという手が取れた。
だが、
「そうね、いつまでもこんなところに、使徒に乗っ取られた本部なんかにはいられないわ」
床や壁に溶け、一体化した使徒が男にも牙をむくようになれば、その時が本当の終わりだ。
「脱出しなさい。なんとしても、誰を見捨ててでも。そして、松代に連絡をとるのよ。それだけが、捕らえられた職員達を救える、唯一の可能性だと知らなければならないわ」
もう行きなさい、とリツコは最後に言った。

276 :引き気味 :07/05/27 19:29 ID:???
「でも……」
シンジがぐずぐずしているのは、この場に1人彼女をおいていけばどうなるか。シンジから見れば気が狂ったとしか思えない男子職員達や、ケンスケたちのことが頭にあるからだろう。
助けを求めながらそれを得られず、泣きながらさっきまでの同僚たちに引き摺られて――赤い光に満ちた壁まで連れて行かれ、埋め込まれてしまったマヤ。ようやく声を頼りに見つけ出せたものの、既に身動きのつかぬ姿にされ、獣と化した職員達に群がられていたレイ。
彼女らを、シンジは見捨ててきたのだ。
「ぐじぐじ考えるのはよしなさいって、言ってるでしょ!」
「アスカ……、でも……」
「アンタに出来ることと出来ないことを考えなさい。多勢に無勢って言うでしょう! アンタは……悪くないわ」
私が逃げなさいって強要したんだから。アスカは言い聞かせるように背中から言った。
「アタシが、自分の身可愛さにアンタに無理強いしたのよ」
「そんな! そんな言い方するなよ!」
「良いから、もう行きましょう」
ちらりとアスカは目をやった。
彼女には分っていたのだ。さっきから俯いたまま、なにかを堪える顔を決してシンジに見せまいとしている彼女が、なにを突っ張ろうとしているのか。
「ここに居ても、リツコにしてあげられることなんて無いわ。私たちがまず、ここから逃げるのよ。みんなを……ファーストを助けたければ」
「……分ったよ、アスカ」
それこそ後ろ髪を引かれるようなという言葉のまま、申し訳なさそうにまた地上を目指して。
そうやってシンジを促すアスカに、リツコはそっと感謝の目を向け、頷いた。
同じ女であればこそ、アスカにはリツコの心情が慮れたのだ。
声を抑えているのももう限界に近かった筈。ただ、シンジのような年下の少年の前で、醜態をさらすわけにはいかないという――見栄だろうか? ネルフ一番の科学者として普段から接していた。
そのプライドを向けた先は、なのかと小生意気な、そして同性たるアスカ自身に対してであったかもしれないが。
(ごめん、リツコ……。絶対、助けを呼んでくるから。……だから、耐えて……!)
話している最中から、リツコの様子はおかしかったのだ。
不意にみせた動揺。焦りと恐怖。制御しようという努力がはっきり窺えてなお、辛さの震えが滲んでいた口調。
そして、発汗と――羞恥の紅潮。
ここは、施設の保守に使われる非常通路だ。すぐ下はまた別の通路、下層の部屋になっている。一般の家屋なみに床は薄く、天井は低くなっているのだ。
床に囚われたリツコの下半身は、下から見れば無防備に吊された姿だろう。
そこで何が起きたのか、アスカには分ってしまったのだった。




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