骨型さんの黒シンジハーレム物『小GEN-DOH』3


38 :骨型 :06/06/16 00:07 ID:???
二日後。
シンジの姿は機上にあった。
「扱き使われているなあ…」
機内に特別に誂えられたトレーニング施設でいつも通り汗を流した後、シンジはそう呟いた。
「…そうですね。私も今回の渡独には賛成しかねます」
そう呟いたのは、秘書として同行してきたカエデだ。
本来は秘書としてならアオイが一緒の筈なのだが、今回に限っては違う理由もあって彼女が選ばれたのだ。
「視察、と言えば聞こえはいいですけれど、実際は顔合わせでしょう!?」
「おや、嫉妬?」
「そ、そんなことないわよ!?き、霧島さんの事なんか気にもしてないんだから!」
なんというか、物凄く嘘が下手だ。
「ああ、マナは、ね。早めにめろめろにしておかないと、困るのこっちだし」
「…だ、だから気にしてないわよって!」
「…ごめんね、カエデさん」
珍しくシンジは表情を変えた。
「え?」
「本当は、僕一人で行くべきなんだろうけどね。でも、向こうには僕の存在を快く思わない人も多いから」
「…ん」
「しかも呼びつけた理由、多分顔合わせだろうからねえ…」
「顔合わせ?」
「正妻その二…ローレンツ卿の孫娘さんとね」
「渚・カヲル・ローレンツ特務中佐だっけ」
「そう。政略結婚だけど、アスカにも劣らない中々の才媛だね」
僕の好きなタイプだ、と付け加えると、途端にカエデの機嫌は悪くなった。
「ふんだ。シンジ君のスケベ」
「そうだよ?…でもカエデさんだって、今濡らしてるでしょう」
「なっ!?な、なななっ…!!」
慌てふためくが、否定しない辺り彼女もまだまだ読み易い。

39 :骨型 :06/06/16 00:07 ID:???

「カエデさんは可愛いなあ」
にこにこと笑いながら、カエデの頬を優しく撫でる。
「取り敢えず、ドイツにつくまで…休ませないよ♪」
「え?あ、んんんっ!!」
撫でる手をそのまま後頭部に当てて引き寄せ、優しく唇を奪う。
そのまま反対の手で服の上から柔らかく撫で上げながら、シンジは反撃さえ許さずに。
「ん。…ほら、大洪水♪」
「それは、シンジ君が今…ふああ!」
ずん、と真下から突き上げた。
「このまま抱えて上下運動って、トレーニングになりますかね?」
「し…知らない…っ!」
必死に喘ぐのを我慢するその顔が、どうしようもなく可愛くて苛めたくて。
「じゃ、このままシちゃいましょう」
「え、ちょ、待って!たまには私がおねぇさんとしてシンジくんをリードしてあ…」
「却下です♪」
「あん…あっ…やああっ!!」

40 :骨型 :06/06/16 00:08 ID:???
事が済んで、暫しの休憩中。
「ねえ、シンジ君」
カエデはふと疑問に思った事を口にした。
「ん?」
「その…霧島さんって、監視つけなくて良かったの?」
単純に好奇心からで、シンジが彼女の事を考えていたら嫌だな、という嫉妬ではない筈だ。…多分。
「ああ。今は多分、彼女学校に行ってないと思うよ」
「え?」
「リツコさん達に頼んできたからね。むしろ渡独してる間に壊されないかがちょっと心配だなあ」
「…赤木主任と…誰?」
「マヤさん。嫉妬深いからねえ…凄く」
「あー…」
少々前まで嫉妬していた事は棚に上げて。
カエデはマナにかなり同情の意を送った。
…交代するか?と聞かれたらマッハで首を横に振る覚悟と共に。



41 :骨型 :06/06/16 00:08 ID:???
「やあ、初めまして碇シンジ君。私がカヲルだよ」
「こちらこそ。初めましてカヲル・渚さん。僕が碇シンジだ」
無駄に長い車を侍らせ、少々皮肉気な笑みを浮かべる少女に、こちらも笑み―ただしこちらは満面のそれ―で返す。
「…おや」
「どうしたのかな?」
「いや…ちょっと驚いてしまってね」
まさか笑みを返されるとは思っていなかったのか、カヲルは少しだけ顔を赤らめて視線を揺らした。
「…で。君がここに居る、という事は案内も仰せつかっている筈だね?」
「その通りさ。さ、これに乗ってくれたまえ。…護衛の貴女には、申し訳ないが同行してもらう訳にはいかないけど」
「何故でしょう」
「これがネルフのA級機密に属する事項だからさ。シンジ君も私も、肩書きはともかくこの機密に触れる事を許可された一部の職員という事だね」
「まあ、言ってしまえば父祖のコネってことです。というわけで、カエデさん。アスカと合流して、ご機嫌取っといてください」
「ええっ!?」
むしろそっちの方が困る、とばかりに悲鳴を上げるカエデ。
「ああ、癇癪『愛するアスカへ。誰よりも君に会いたいのは山々だけれど、公人としての立場もあるから、ちょっとだけ遠回りするよ。ごめんね』と伝えておいてくれれば、きっと大丈夫ですよ」
「あ、愛っ!?」
「ええ。お願いしますね。…ああ、愛してますよ、カエデさん」
「そ、そそそんな事を言われたって懐柔なんてされないんだからねっ!?」
「はいはい」
(扱い易いなあ)
にこにこと笑いながら、シンジは車に乗り込んだ。
後に残されたのは、真っ赤になって表情をどう変えるべきか悩むカエデと、どう声をかけるべきか悩むドイツ支部の職員達だった。



42 :骨型 :06/06/16 00:08 ID:???

「さて。それでは何の話をしようか、カヲルさん」
時間は結構あるからね、と問うと、カヲルはくすりと微笑んだ。
「判ったよ。ベッドは奥にある。私も少ししたら向かうから―」
「…?何か勘違いしていないかい、カヲルさん」
「え?」
「そういう『会話』っていうのはもう少し大人になってからの方が望ましいと思うんだれけどもね」
「おや」
今度こそ驚きを表情に乗せたカヲルは、素直にこう聞いてきた。
「私の所には碇シンジは結構な好き者だと聞いていたのだけれども」
「ふん?人を色情狂のように言わないで欲しいね。カヲルさん」
少々不快を端に滲ませながら、シンジは小さく頭を振った。
「僕はね。大事にするべき人と道具として活用する奴は区別する性質なんだ」
だから、と十四歳にしてはすばらしく美しい曲線を描くその肢体を前にして、シンジはこう断言した。
「道具として扱わないのであれば、十代前半の少女の体に刻み付けていいものなんて、何もないというだけの話だよ」


43 :骨型 :06/06/16 00:10 ID:???

ドイツ支部の門を潜ったカエデを待っていたのは、当然の如く仁王立ちする赤毛の少女だった。
「あら、カエデ。シンジは?」
そして開口一番は、予測通りにそれだった。
「久しぶりね、惣流特務二尉。碇特務一佐は現在ローレンツ特務中佐と特別任務中です。…残念だったわね?」
あくまでも最初は事務的に(とは言えある程度私情も出たのだが)カエデは答えた。
「あらそう。残念。…で?何か託ってるでしょ?」
「え?」
「シンジってそういう事、忘れないもの。で、何て託ってるの?」
「っ…」
車に乗っている間に、言わないと決めたカエデだ。
「なあに?そんなに妾のアンタには口にしたくもないような内容だった?」
「いいえ。ただちょっと、アスカが可哀想かな、って」
言葉にちょっと大げさな同情の表現を乗せ、そしてあくまで淡々と告げる。
「え?」
「『やあアスカ。僕はちょっとカヲルさんとよろしくしてくるから、暫く待っててもらっていいかい?』だって。…頑張らないとねえ、アスカ?」
「あらそう」
だが、アスカは不敵に笑みを浮かべた。
「『愛するアスカへ。誰よりも君に会いたいのは山々だけれど、公人としての立場もあるから、ちょっとだけ遠回りするよ。ごめんね』ね。ふふ…シンジったら♪」
「え!?」
「アンタねえ。…その場所にはうちの支部の職員も居たっていうの、忘れてるでしょ」
「…あ」
「まったく…。まあいいわ。バカヲルの事はアタシも知ってるしね」
ふう、と溜息をつくアスカ。
「行きましょ。着任の挨拶、しなきゃいけないでしょ?」
先導して歩きながら、ぼそりと呟く。
「血筋も才能もあるってのは大変よねぇ」
「…アスカ、変わった?」
前に会った時にはもっと幼さを感じたように思うのだが。
「前にシンジと会った時にね。言われたのよ」
「いか…シンジ君に?」
「『アスカ。次に会う時には体も心も前よりより大人になっていようね、お互い』ってね。アタシはシンジとの約束だけは守るのよ」
あとシンジのためにバージンもね、と薄く微笑するアスカに、ぞくりと背筋が冷えるのを自覚せずには居られないカエデだった。


44 :骨型 :06/06/16 00:21 ID:AAcpcvnM
と言う訳で、ちと書いてみました。
十四歳って、年齢的には結構あやふやなところじゃないかな、というのが個人的な印象だったりします。
経験しててもおかしくはないけど、大事にしてもおかしくはない、みたいな。

まあ、エロ小説だからどこかで一線を踏み越えるのは確かですけど、メインは後にとっておくのがやはり吉でしょう(マテ
と言う訳で、カヲル&アスカは暫くお預け、といったところでしょうか。

ついでに言うと、シンジのスタンスが結構あからさまに出てきたかなと。
アスカ>カヲル>>(越えられない壁)>>妾ズ>>(更に越えられない壁)>>>マナやヒカリ>ほか。

アスカとカヲルがアスカ&カヲルになるか、はたまたカヲル&アスカになるかは…まあ、評判次第かなと。



109 :骨型 :06/08/03 01:46 ID:???
「…ああ…ああう…うああ!」
両手両足を拘束されて、じたばたと動くも無論外れる訳もなく。
マナは喘いで時に絶叫を上げていた。
「あらあら。…もう我慢出来ない?」
くすくすと笑うのは、マヤ。
叫ぶ彼女の声を聞き流しながら、横に置いた椅子で読書に耽っている。
無論衣服は着て、だ。
「…どう?結構辛いでしょう?」
マナの体を苛んでいるのは、性的な機材としてはあまりにも貧弱に見えた。
自分の体を優しく撫でるだけ。
強烈に局部を弄ぶでもなく、何かを塗りつけるでもなく。
ただ、撫でる。機械的に無遠慮に無慈悲に撫で続ける。
そう。その優しさに昂ぶっても、決してそれ以上には発展しない。
ごく稀に、マヤの気まぐれに動きを変えられるが、それでも一定以上の刺激は与えないように設定されている。
「これ、ね。シンジ君の所にある『調教道具』なの。紫垣さんに頼んで貸してもらったんだけどね?」
そろそろしんどいかしら、とまじまじとマナの様子を見る。
「むず痒いでしょう?どう?これ以上の刺激が欲しいなら、そう言ってね」
「誰が…!我慢するわ、我慢して…!」
「ん、そうでしょうね。でも、「もう止めてください」って言うまで、止めないからそのつもりでね」
そして再び読書に戻ったマヤは、普段は見せないような笑顔を崩さない。
サディスティックな情念、だけではない。
(シンジ君は壊すな、って言ってたけど。壊れちゃったらそれはそれでいいし)
つまりは、嫉妬である。
(頑張ってね、マナちゃん。シンジ君が戻ってくるまでの暇つぶしには丁度いいから)


110 :骨型 :06/08/03 01:46 ID:???
「やあ、老」
「…私の孫娘は気に入らなかったかね?サード」
「いいえ?何故です」
「手を出されなかった、といたく憤慨していた。まあ、同時に寂しかったようだが」
「…ふむ。そのような素振りはなかったのですけど」
車内でのカヲルはとても面白かったし、のめり込んだ。アスカと同じく、同世代で対等に話の出来るタイプだと見る。
政略結婚云々じゃなくとも、真摯にお付き合いしたいと思えたのだから。
「そうだろうな。あれの真意を読むのは私でも容易ではない。案外、私にも『そうだったように見せている』だけかもしれん」
「しかし、気に入らなかったとはひどいな…。いや、というよりも種馬的な評判が想像以上に蔓延していることの方がひどいのかな」
「ふ。だが、祖父としては礼を言う。それが君なりの誠意、というものなのだろう?」
「一応。碇の家では初夜を以って本妻の膜を貫くべし、という馬鹿馬鹿しい不文律がありましてね。まあ、正直そんな不文律はどうでもいいんですけどね」
ふう、と小さく溜息をついて。
「カヲルさんも、初めてが車内、ってのはいくらなんでもまずいでしょう?」
「ふ…はっはっは!確かに、確かにそうだ!」
「アスカへの義理もありますし、スるなら彼女が先です。取り敢えず、来日してからですね。…碇の嫁になるなら」
それはつまり、シンジがローレンツの名を背負うつもりはない、という明確な意思表示でもある訳だが。
「…私もそんなつもりはないよ」
と言いつつ、バイザー奥の視線が微妙にずれているのを見逃さないシンジ。
「ま、カヲルさんの今置かれている立ち位置を考えると、そちらの方が安全ではありましょうね」
「…その通りだ。私の気に入り、というだけで目の敵にする動きもある」
そこでシンジは、一つのカードを切ってみせた。
「カヲルさんを、アスカと一緒に早いうちに来日させるのをお勧めします」



111 :骨型 :06/08/03 01:47 ID:???
「やあ、アスカ」
「…あ、加持さん」
ドイツ支部でアスカとカエデを迎えたのは、無精ひげとだらしなく髪を結わえた男性職員。
「おや、こちらが今回のお客様かい?これは美しい。お嬢さん、よろしければ本日のディナーなどを一緒に―」
「加持さん。カエデはシンジの妾ナンバー4よ。いいのかしら」
「おっと」
さりげなく手を握ろうとした加持がその手をさらりと逸らす。
「いかんな。そうなると話は別だ」
「あら。『ドイツ支部の種馬』さんはその程度の障害は障害と思わない方だと思っていましたけど」
無論、手を取らせるつもりもなかったカエデだが、その言はにこやかながら辛辣だ。
「あー。シンジ君とは紳士協定を結んでいてね」
「協定?」
「カエデ。加持さんは何を血迷ったかミサトにめろめろなのよ」
「嘘ぉ!?」
今度こそ愕然とした調子のカエデに、複雑な表情で加持が返す。
「あー、それ…何でだろう。本部から来た職員は皆そう言うんだけど」
「会ってから判断しなさい。それでね、カエデ。実は加持さんはシンジのシモの師匠なのよ」
「シモ!?」
「アスカ。それ、言い方まずいから」
「あー、つまり。カエデを虜にしたシンジのテクの本家は加持さん、って事ね」
「…ああ」
なんとなく、納得出来すぎた。
「ちなみにシンジ君は三ヶ月で俺のテクを盗み尽くした。…あの手際の良さと吸収力には俺も戦慄を隠せなかったよ」
「で、紳士協定って?」
「…ん。シンジ君の誑し込んだ…もとい、愛した女性には俺からは手を出さないという…ね」
加持の語りに乗らないカエデに、本気で自信を喪失したのか、少々投げ遣りな加持。
「…はあ」
「ほら、弟子が落とした女性を誘う、って師匠としてはどうもね」
最後にもう一度格好をつけて見せるが、横からアスカが口を挟む。
「厳密には、『シンジの大事な女性に手を出さない代わりに、シンジは本部でミサトを篭絡しない』って協定よね」
「はい…そうです」
目に見えて肩を落とす加持に、ちょっとだけ同情しながらも。
「で、なんで一歩下がるのかな。お嬢さん」
加持から距離をとるのだけは忘れないカエデだった。



112 :骨型 :06/08/03 01:47 ID:???
「第六。奴は確か水棲の使徒でしたね」
「うむ」
「それにアスカとカヲルさんを同乗させるんです。そして来襲前にカヲルさんだけ飛行機でこちらに向かわせてもらいましょう。加持さんに任せれば、その辺りはなんとか」
「…やはりそれが賢明か。しかし…何故同時なのかね?」
それならばカヲルにEVAを与えて先に来日させれば、というキールの言に、シンジは突然顔つきを硬くした。
「僕を愛するよう、アスカを洗脳した、という話を小耳に挟みましてね」
一応調査させたんですよ、と言い切ったシンジの視線は非常に鋭い。
「ほう…」
だが、キールはこれは初耳だったようだ。
「当然ながら、まだまだアスカが幼い頃です。鬱屈した保護欲求を母親から僕にシフトするよう仕向けた程度のようですが」
当初の補完計画だったら、それで良かったのだろう。
だが、誤算はシンジが必要以上に才知溢れていた点と、その推進者であったキールの変節である。
無論、表に出ていた補完計画はイコール使徒撃滅計画であったし、その英雄であるシンジとアスカを結婚させてネルフ自体の組織基盤を磐石にする、という分岐は確かに存在していた。
「事実僕も彼女みたいに『話の通じる相手』は初めて会いましたからね。今では居ないととても困る」
「…ふむ。こちらとしても『英雄の血族』というコピーはゼーレ千年の栄華の為にも欠かせぬファクターだからな…」
だが、それ自体はドイツ支部にしてみれば大した問題ではない。
妾腹とはいえ、最高権力者の孫娘と天才とはいえ職員の娘。どちらの方が支部にとってプラスになるかは、考えるまでもないだろう。
孫娘をチルドレンに仕立て上げて実績をでっち上げれば、それこそ『英雄の血族』は簡単に作れる。
「それこそ、アスカを壊してしまうことさえもしかねないかな、と」
「…よく判った。そのように取り計らおう」
「有難うございます」
かくして、キールはシンジの交渉に全面的に賛同したのである。



113 :骨型 :06/09/12 02:31 ID:???
「あ、先輩」
本を閉じたマヤが笑顔で応対する。その相手を見た瞬間、マナの体が凍りついたように固まった。
「やっているわね」
「ええ。でも強情なんですぅ」
「…でしょうね。シンジ君のテクについては多少なりとも情報が届いていただろうし」
それなりの対策をしたのでしょう、とリツコ。
「でも、バージンだったらしいですよ?」
「そうじゃなくてね…」
対策=行為に対する慣れ、というのもそれはそれでアリなのかもしれないが、実際は違うだろう。
溺れては意味がないのだから。
「恐らく意識下への暗示の類だと思うのよ。こう、快楽へのストッパーとか」
何しろ、マナの姉をその手管だけで淫婦に作り変えてしまったシンジの責めを受けて、これだけ普通で居られるのだ。
意図的にシンジがセーブした事も考えて、の責めも、大した効果は得られない。
ならば、深層意識に何らかの暗示がある、と考えた訳だ。
マナを責めていた機材のスイッチを切る。そしてリモコンのスイッチを動かすと、用途のわからない機材がせり上がってきた。
「と、言う訳で。登場しましたこの機材」

114 :骨型 :06/09/12 02:32 ID:???

マナの頭に何かを被せる。言ってみれば、ヘルメットのような。
視界をふさがれたマナに、マヤがそっと囁く。
「これはね?スパイとかを洗脳する装置なの。今から貴方にかけられた暗示を解いてあげる」
「…私を、洗脳する気?」
「いいえ、壊して「そうね。どこでも濡らすようなド淫乱に洗脳してあげてもいいけど」…先輩?」
マヤの熱っぽい言を遮って淡々と答えるリツコだが、ふと口許を歪めて安心なさい、と告げた。
「シンジ君はそういう味気ないの嫌いだから、暗示を解くだけにしておいてあげるわ」
「ええっ!」
不満そうな声をあげるのはマヤ。彼女にしてみれば、ライバルは少なければ少ないほど良い訳で。
「そういう顔しないの。私達はこの子を壊せ、って言われた訳じゃないのよ?」
「でもぉ…」
「壊してもシンジ君は許してくれるでしょうけど。でも、暫く相手してくれないでしょうねぇ」
「さ、マナちゃん。おとなしく普通になりましょうねー。そうしたら今度こそシンジ君に弄られても壊れない程度の耐性を私達がつけてあげるわ♪」
「や、止めて…!?」
「ま、一晩かけてじっくりと脳波を調べさせてもらったからね。抵抗しても無駄よ?」
リツコは無慈悲に、かつ科学者としての業なのか非常に楽しげに、装置のスイッチを入れた。

115 :骨型 :06/09/12 02:33 ID:???
「ぅン…!」
くちくちと前後を弄られて、呻くように喘ぐのは、朱色の髪をした少女。
「ふふ、気持ち良いかい?アスカ」
「…良いに…決まってるでしょう…?んんん…!」
シンジは笑顔を浮かべながら、目の前の少女の後ろの孔を指で拡げた。
「ふぁぁ…!」
「カヲルさんの事…心配かい?」
「…」
「答えて欲しいな」
そのまま空いた指で孔の中を刺激する。
「ああう…んあ!…あうあう!」
強引な、しかし暴力的ではない愛撫。アスカは額をシンジの胸板につけて足を突っ張らせながら、喘ぎ声だけは我慢できないのか悲鳴じみた嬌声を上げた。
「気に…なる!気になるの!シンジを…取られる…ってェ!」
「…そっか。でも安心して。僕はアスカを愛してる」
「アタシも…アタシも!!」
感極まったのか、アスカはシンジの頭を両腕で掻き抱くと、涙目で告げた。
「お願い…!お願いよ、シンジ!!アタシ…切ない…!」
「ん、だけどもうすぐ着いちゃうしなあ」
ここはエレベータの中。
キールの在所を辞したシンジと再会し、弐号機の元へと案内する道すがらの、行為である。


116 :骨型 :06/09/12 02:33 ID:???
「お願い…シンジィ!」
「…前では、出来ないよ。恐らくあの馬鹿どもが君の処女を確認しそうだから」
シンジの言う馬鹿ども、と言うのは碇家の傍流の連中である。
碇の本家に異国の血が交じる事への嫌悪だとか色々言い張っては居るが、結局のところ嫌がらせの部類である。
嫌がらせである以上、別段それに拘る必要はシンジにはないのだが。
「だから、後ろで。…最初からアブノーマルなのって、どうかって思うんだけど…いいかな?」
「うん…!シンジに、アタシでキモチヨクなってもらえるなら、どっちでもいいからっ!」
「判ったよ。少しだけ、ね?」
言い切ったシンジは器用に片手で自分のモノを取り出すと、アスカの後ろを弄っていた右手でその左足を大きく上げさせた。
「自分で拡げてくれる?」
「うん…!あ、熱…」
「もう少し僕に密着して…そう。…いくよ」
「ん…ふあああああああああああああああああ!」
そのままゆっくりと体を揺すると、アスカは歓喜に涙を流しながらシンジにキスを求めてきた。
ほどなく、エレベータが目標の階に到着した。
扉が、開く。
そこに立っていたのは、憮然とした顔で、それでも行為を止めようとはしない無言のカエデと。
「…嘘つきだね、君は」
ひどく冷ややかな目でシンジを見つめるカヲルだった。


117 :骨型 :06/09/12 02:37 ID:K7069nUs
と、いうわけでちょっとだけエロを足してみました。
後ろならいいよね?は結構使い古された感がある…というか各所で思い切り使い古されているので、この際観客を用意しました。
そういやカヲルが悔しがってるのも新鮮かなあ、というのがちょっとした動機だったり。

次はマナ半分屈服なシーンを出してから、シンジ帰国(逃走気味に)の予定ですー。



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From:エロ文投下用、思いつきネタスレ(7)