『碇シンジの選択』感想妄想


641 :引き気味 :06/07/02 12:45 ID:???
★FOXさん 『碇シンジの選択』

細切れに読み進めていましたが、漸く最後まで辿り着きました。
実は元ネタになったイラストは、保管庫なりを探しに行っていないので「電車内誘い受け痴漢イラスト」を含めたほんの二三枚しか知りません。
ですが、美しい少女のものと化した体でクラスメイト男子たちを煽ってしまうシーン、はっきりと意識せずともそれが計算ずくである辺りの心理を描いている場面には、しっかりと元ネタイラストの雰囲気を思い浮かべてしまいました。

多分、また今度あのイラストを目にしましたら、勝手にシンジ(ユイ)に脳内変換して見ちゃうんじゃないでしょうかね(w
時間があれば、まんまそのままあのイラストの構図・雰囲気でもって、FOXさん版の一コマを描いてみたくもあります。
スキル的に可能かどうかはさておきですが (;´∀`)

エロ要素はまた別として面白かったのは、サルベージによるシンジの再構成を、誰かがそう求めた姿としてエヴァから彼・彼女に与えられたという構図がネタ骨子だと見えたことでしょうか。
シンジ自身の意思はあまり重要では無さそうで、極端な話、あのサルベージの瞬間から、アスカやミサト、冬月らの目の前には、それぞれの欲しいと望んだ“シンジ”が投げ与えられていた――後はさっさと手に入れてしまえという、そんな話だったのかなと。




642 :引き気味 :06/07/02 12:45 ID:???
“選択”するまでシンジが元の自分に拘ろうと足掻いていられたのも、サルベージ直後では誰のと特定できる願いに応じきったわけではなかったから。
まだ願望を叶えきる過程、猶予期間にあったからこそ。
そこから、“ユイ”を最終的に勝ち取る冬月の願いに応えていくことで、遂にはシンジの元の人格も変容しきってしまった。
やはりこのサルベージは、シンジを供物に徹頭徹尾願望を思い浮かべた者たちの為の儀式だったのであって、実はシンジには自由選択の余地なぞ無かったのではないか――。

そんな感想ですね。

この先、冬月の望んだ“ユイ”と成りきったシンジをアスカが咎めたとしても、“ユイ”から返される言葉はえらく冷たいものなんじゃなかろうかと、そんな残酷な運命を想像しちゃいます。
誰かを咎めるというのなら、アスカこそが与えられた機会をふいにして、自身の願ったシンジを獲得しようとしなかったのがいけないのではないか。
チャンスは公平に存在したわけで、アスカにもシンジを“シンジ”として自分の傍に確保することも、ひょっとすれば“ママ”として手に入れることも可能だったのでしょうから。
シンジはただ誰かの願望に応えるために産み落とし直された、自分の機能を全うしただけなのだから――と女性化したシンジに安らぎを覚えていた様子のアスカだからこそ、余計にそんな、この話のサルベージの持つ残酷さを突きつけてしまいたいような気になってしまいますね (;´∀`)


644 :FOX :06/07/03 00:32 ID:???
>>641 引き気味さま

 お忙しいなか、わざわざ感想をありがとうございます。

>もとネタのイラスト
 わたしの知る限り、全部で4枚(「前後」のシーンの組み合わせが4セット)のようです。

 「ちょっとパンツを見せてみる→大開脚で挑発」
 「痴漢列車に乗ってみる→すっかりハマッてもうパンツなんか履かずに乗っちゃいます」
 「可哀想だから男子のひとりのオチンチン舐めてみました。でも不味いよぉ→みんなのオチンチン、何時間でも舐めていたい。こんなに美味しいものがあるなんて」
 「少人数にたっぷりいじってもらたあとのぶっかけ。うわぁ熱い→クラス男子のオナニー用ティッシュ宣言しちゃいました。みんなにかけてもらってとっても素敵」

 ・・・ええ、どれもこれも今回のお話しに形を変えて使わせていただきました。
 作者の方に感謝いたします。

 そのイラストが「この」シンジに見えてしまうのなら……非常に光栄です。
 「イラストと数行の台詞で校正された作品のインパクト」は私にとってかなり強烈だっただけに、読んでくださった方のイメージをテキストだけで膨らませることができるかちょっと不安だったもので。
 引き気味さまによる「女の子シンジ」、すごく楽しみにしています。
 気長に待たせていただきますー。

645 :FOX :06/07/03 00:33 ID:???
>>641 続きです


>「選択」までの経緯
 「姿は誰かが望むかたちとなって新たに生み出された少年/少女が心までその望むものになろうと「選択」するまでのお話し」として書き始め、 「「彼」を自分の望む存在とするのはゲンドウかあるいは冬月か」と思ってましたが……。

 そうか、アスカやレイが望めば「彼女の恋人としてふさわしい(と思う)男の子」という選択もあったんだ(笑。
 全然考えもしませんでした。
 一種の「ハーレムだけど調教されているのは御主人様」として、どこかで使わせていただきます。
 あと、「アスカの望む優しいママ」にされてしまう。ってのをえっちに仕立て上げるのも考えてませんでした……。
 愛に飢えた少女の「叱ってほしい」という欲望、それもどこか歪んでしまった欲望に「合わせた」かたちにチューニングされた「少女のママ」ってのもえっちな展開を期待できたかもしれません。

 普段のショートパンツとTシャツ姿ではなく「おとめちっくなパジャマ姿」のヨーロッパ美少女を膝に乗せ、ズボンとショーツをくるりと剥いて「アスカ、どうして貴女はここを毎晩悪戯するのを止められないのかしら?」と言葉責めしながらくちくち弄って「ママ!ママぁ!ごめんなさい、アスカは悪戯がやめられない淫らな娘です!」と泣かせてしまうとか。
 「ママといっしょにショッピングに行って、「美人母娘」として周囲の注目を浴びる」という願望がどうしようもなく歪んでしまって「ファーストフードの二階席の、ガラス越しに外が見えるカウンターへママと並んで腰掛けて、他愛もない親子の会話を交わしつつ、二人そろってゆっくり膝を緩めて道行くオトコたちの視線を釘付け」にしちゃうとか。
 さらにさらに歪んで「とっても綺麗で、大好きなママが下劣で最低な男の玩具に甘んじていることに驚き、哀しみ、そしてその淫らなママに『懲罰』を与えてしまう。けれども、その大好きなママを救うために、彼女もその躰を捧げることを『望んで』しまう」とか。
 つまり、アスカのエロ妄想にどこまでも付き合ってくれて、彼女の罪悪感を打ち消してくれる存在としての「ママ」にシンジは変化してしまうとか。


646 :FOX :06/07/03 00:34 ID:???
>>641

 ……うう、これなんかMODELのネタとして使えそうな気がしてきました。
 「カヲルのスケッチブックに描かれるユイとアスカの痴態は、快楽でどろどろにされた少女がカヲルに望んだ『美人母娘調教図』でした」みたいな。

>冬月の望んだ“ユイ”と成りきったシンジをアスカが咎めたとしても
 まず間違いなくシンジ=ユイは「いま」の状況を全肯定しちゃうでしょうね。
 それどころか大人ぶって、先輩じみた口調で『冬月先生がいかに優れた人物であるか、いかに男性としてすばらしいか」をうっとり力説しはじめてアスカ(とミサト)の背筋を凍らせてしまうのでしょう。
 「オトコノコ』であることにこだわっていた少女が、クラスの少女達と連れだって「とっても可愛いアクセや衣服」を買い求め出したり、あるいはワードローブに高級ブティックの箱が増えていることに同居人達が気付いて愕然としたり、さらにはミサトが買い与えたモノよりはるかに高級な下着(それは以下にも少女が身につけそうなものから、あるいはミサトですら頬を赤らめるような娼婦が身につけそうなものまで)が増えていたりとか……。
 少し疑問を感じつつも「でも、やっぱり可愛い方がいいのね」とマヤが教えたメイクで「少女と女の両方の魅力」を漂わせて「可愛らしい外出着」を身にまとって「あの、冬月先生のところで補習を受けてきます」と言い捨てていそいそと保安部の車に乗り込んだ彼女が、夜更けに石鹸の残り香を漂わせてふらふらと帰宅してくる……さまに、同居人達はなにも言えなくなってしまうとか。

 婉曲にミサトが冬月との関係を叱っても、強力な後ろ盾を手にした少女はまったくその言葉を気にしないどころか「愛されている喜びと自身」を全身ににじませてその言葉に反論しちゃうとか。

 ……今回、意図的にレイを外したんですが(キャラがダブっちゃうので)、こんな展開だと「ゲンドウとレイ、冬月とシンジのダブルデート(そう思っているのはシンジだけ。周囲からは「双子のような少女たちが男たちが次々差し出す年頃の少女にはとうてい手にできない品々、受けられるはずもないサービスに酔わされて、淫行を受け入れてしまっている」ようにしか見えない)シーンを付け加えても良かったのかもしれません。

 いろいろとサジェスチョンをありがとうございました。
 今後ともよろしくお願いいたします。

647 :目黒腹蔵 :06/07/03 00:48 ID:???
>FOXさん
唐突にちょっとお尋ねですが、シンちゃんの体型以外の変化って結構想定にあったりします?
ショートボブというのが元の髪の長さなのか、それとも変わってるのかみたいな、、、
あ、いや、たいしたアレではないんですが(´∀`;)


648 :引き気味 :06/07/03 01:05 ID:???
>「ママ」に変容しきったシンジ

こう来ると、オチにはやはり元のままの「シンジ」に価値を見出していた視点が欲しくなるところですね。
アスカならアスカで、「ママ」との暮らしは幸せで文句は無い、だけれどもそれは「シンジ」を犠牲にしてしまったも同じで、どこかやはり大切に思っていたあの少年はもう居ない、自分がその最後の一欠けらまでも破壊し尽してしまったのだ……と罪を自覚する一瞬があるですとか。
或いは、幸せそうなアスカと「ママ」の姿を見て、居なくなってしまったシンジを想うレイですとか。

そんな、拭いがたい罪悪の上に覆い被せて存在する「理想的な幸福」という構図も、これまた後味悪く好物だったりします (;´∀`)

649 :FOX :06/07/03 01:07 ID:???
>>647 目黒さま

>シンちゃんの体型以外の変化
 こっちの思惑では……。
 ちょっとだけ髪は伸びたけど、大きく顔の造作は変わっておらず、むしろ「碇って、もともとこんなに女顔だったんだ」とクラスのみんなに言われてしまうみたいな感じでしょうか。
 むしろ仕草や視線の向け方が女の子っぽくなって、でも口調はむしろ活発になっちゃって。みたいなイメージでした。

 「冬月先生のお気に入り」になってからはきっと彼の望む通り「むかしのユイのアルバムから切り出したような髪型や衣服」になるんだろうかと想像しちゃったり。
 あと急に膨らみを増したバストやヒップ、その代わりきゅっと締まったウエストという「少女の身体の変化」の原因を確信してしまったミサトが、非常に複雑な表情で彼女(と冬月)を見つめるようになるとか想像し立ってます……。


650 :FOX :06/07/03 01:10 ID:???
>>649

>想像し立ってます……。→想像しちゃってます……・

うわぁ(笑


651 :引き気味 :06/07/03 01:19 ID:???
あれで結構ユイ女史はシンジと違う目鼻の形してますしね。特に口元にいつも浮かべている表情が、シンジのものとはまるで違う感じですし。
TSシンジがユイの真似をするとなると、アスカがユイと同じ髪型をしているような印象になるんですかねぇ。

652 :FOX :06/07/03 01:27 ID:???
>>648 引き気味さま

>こう来ると、オチにはやはり元のままの「シンジ」に価値を見出していた視点が欲しくなるところですね。

 対比というか「失ってしまった(かもしれない)もの」へのかすかな悔恨があると、スパイスとして効いてくるでしょうね。
 今回、アスカ視線はほとんど使っていませんでしたから、ちょっと惜しいことしたかも。

 絶対どこかで使おうっと>「アスカの望む優しく、彼女の罪悪感を打ち消してくれる存在のママ(へ変化する誰か)」

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