ょぅι゛ょ憑依霊レイ

397 名前: 引き気味 投稿日: 2004/04/19(月) 11:01
−with ょぅι゛ょ憑依霊レイ壱号−(プロトタイプ)

この世で唯一正当の「綾波レイ」を自称するご幼女、レイは悪霊である。少なくとも10歳の時から取り憑かれているシンジにはそうとしか見えない。
以来今や、シンジの背後に気配を常駐させている彼女の決め台詞は、

「イカリクン、私とひとつになりましょう」

ついでにポッとか頬染めての上目遣いもセットだ。
結構可愛らしいが、残念ながらシンジ以外の人間の目には映らないので、不用意に男心をキュンとかさせていると周囲に怪しまれるのでノーリアクションを心がけねばならない。
ちなみに肝っ玉の小さい坊やであったシンジが、赤目に白髪、気色悪い笑い方装備と夜中トイレに行く途中で出会いたくないビジュアル効果にかけては抜群の彼女に出会い、今日までノイローゼにならずに済んできた理由はここにあった。
僕を憑き殺す気かしらん? とそののっけからの挨拶にビビったものの、続く半透明幼女の諸肌はだけてのアプローチは良い意味でシンジの理解の斜め上を飛んでいたのである。
自分で脱いだくせにポッと照れるレイに対し、こちらもポッで返しつつ目は釘付け。
ぺったんこの胸の肌の白さに映える二つの赤い尖り、そして、すべらかな下腹部には男とは違う切れ込みが、何故かシンジ自身にも分からぬ魅力的な眺めとして意識野を占拠。ユーレイに出会ってしまった等という恐怖心はその瞬間、どこかに投げていた。
当時シンジは小学校四年生。保健の授業もまだな割りに、同い年程度に見えるレイのヌード(ただし七割がた半透明)攻撃にはしっかり反応してしまったシンジはませていたと言って良い。
ついでに「一つになる」詳細についてはレイから事細かな説明を受けた。
――が、相手は肉体を持たない死霊の類。誘っておいて何だとシンジは言いたかろうが、「一つになる」なんて土台無理だったのである。物理的に。

そもそも何故この見知らぬ――割りに、どこか懐かしい面影も見て取れるのだが――少女は自分の名を知っており、一つになろうとまで言い寄ってくるのか。
シンジの疑問にレイが答える事は無かったのだけれど、シンジはいつしかレイのいる日々に慣れていったのだった。
そんな疑問の回答を求めるよりももっと先に、切羽詰って問い質さねばならない事が山盛りに頻発する日常によって、である。

「……碇くん、今日もとても残念な結果に終わってしまったわ」
「――って、またかよ! 綾波ぃッ!!」

『どーすんのさ、これっ』と喚くシンジ少年の目の前には『ぐてん』と伸びている女性が一人。ついでに服装は乱れに乱されている。
レイの仕業だ。

398 名前: 引き気味 投稿日: 2004/04/19(月) 11:02


「また人気の無いところに呼ぶからやぁ〜な予感がとか思ってればっ。どうして綾波はそう無闇矢鱈に人を犯罪者にしたがるんだよ!」
「悪いのは私じゃないわ。私の体の代わりをしてくれないこの人が悪いの」
「何度やらかしたら懲りるのかね、この中途半端なユーレイさんは……」

シンジとの至福の一体化を目指すレイは、幽霊ボディでの念願成就が無理と知るや、代替手段として他人の肉体を仮に纏うというプランに全精力を傾けているらしかった。
そして適合性が無かったからシンクロ出来なかったわとか何だとか、毎度毎度失敗しては尻拭いをシンジにおっ被せるのだ。

「せめて僕に迷惑の掛かんないとこでやってよね。いちいち僕を呼んだりしないでさ……」
「……嬉しいくせに」
「はぁっ?」
「あなたの何時ものことね。ほら、碇くん好みの美人さんよ」

シンジを誘惑し易い「体」を選んだからと、クスクス笑う悪霊様だ。

「今なら食べ放題。きっと抵抗はしないわ」
「綾波が無理に乗っ取ろうとするからじゃないか! てゆーか、この人……見てる! うーんとか言いながらこっち見てるじゃん! 何で気絶してないのさ!!」
「ああたいへん、たいへんだわ。きっとこの人、碇くんに襲われたんだと思うわね。それに人気の無い路地裏に連れ込んだりして、どこからどう見たってばっちりの状況ね。誰も言い訳は聞いてくれないと思うわ。……きっと」
「またかよっ、またっ! ああっ、犯罪者コース一直線じゃないかっ!! 綾波のせいでぇ〜〜!」
「悪いと思っているわ。だからお詫びの気持ち。あなたの好きにしていいわ」

この人をと指差す。

「そーゆーのってフツー自分を差し出して言うことじゃんかっ!」
「往生際が悪いわ。二者一択なの。空しく補導されて性犯罪者のレッテルを貼られるか、有無を言わせずに口封じをするか。ほらほら、急がないとこの人、元気になって逃げていってしまうわ。そしてこう叫ぶわね。根暗っぽい男の子に襲われた、捕まえて、って」
「ううっ、どうせ同じ犯罪者の道じゃないのさ……」
「そう。楽しんだ方がまだマシってものよ。……大丈夫、わたしが手伝ってあげるもの、すぐにこの人も碇くんの愛奴隷」

告げ口しようだなんて思わなくなるわ、と。元よりシンジに他に選択は無かった。
そんな繰り返しの暮らしにやがて適応しつつ、時は過ぎて、西暦2015年――。

399 名前: 引き気味 投稿日: 2004/04/19(月) 11:09
シンジはあくまで「受け」で、でも犠牲者ヒロインを毒牙にかけまくる黒役をこなせるキャラ設定――と考えて、ひねりも無く教唆役を付けることにしたのですが、いまいち一人目レイのユーレイというキャスティングは良くなかったような。
コメディ色が強くなりすぎで、黒エロ向きとは言い難い気がしますし。
本当は、ロリレイが自分を対象と見てくれるようにシンジを訓練するためノゾミやナツミに手を出させまくるというシチュを狙っての、その為の一人目レイだったのですが、本編設定に乗っけた時間軸ですと、ロリレイとシンジは外見上同い年ですからねぇ。

これは大人しく、シンジを逆行者設定にして黒化させて方がましだったかしら。
例えば、軒並み周囲の女の子を寝取られ、裏切られて死んだシンジが逆行してきて復讐しまくるだとか (;´∀`)

400 名前: PDX. 投稿日: 2004/04/19(月) 12:18
 確かにコメディ色が強いですな(笑)
 引き気味さんにとってちびレイというのはそういう役回りなのかも?

401 名前: PDX. 投稿日: 2004/04/19(月) 15:20
>>400
 蛇足ながら、「そういう役回り」ってのは、「はじめてのおつかい」が結構コメディ色強かったからそう思ったということです(^_^;

402 名前: 引き気味 投稿日: 2004/04/19(月) 17:42
文章のトーンがコメディ調だったのが余計に黒エロ向きではない雰囲気を作ってしまっているとは思うのですけど、元々がコメディ畑の人間なだけに一番書き易いのはこんな巫山戯半分の文なんですよね。
『はじおつ』の時はまだエロ熟女ナオコを脅迫者に設定したお蔭でそれっぽいエロシーンも作れていましたけれど、シンジを攻め側としてハードエロを演出しようとするなら、あまり軽めのキャラにはしない方が良いのかもしれません。
FOXさんのスワップネタのクリスのようなタイプもですが、ある種の薄気味悪さ、怖さ、得体の知れなさ、そんなものが必要かと。

403 名前: PDX. 投稿日: 2004/04/19(月) 18:01
>>402 引き気味さん

 まぁ、ロリレイがヒロインとして出てくる場合は、コメディタッチにしないとシャレにならない部分もあるかも(^_^;
 いくらなんでも幼すぎ、ってことで。

 シンジが攻めの場合どうでしょうねぇ……普段われわれがケンスケあたりに任せているような陰性のスケベ少年役でねちねちとヒロインをいたぶってもらうとか。
 アスカの弱みにつけこんで云々、だなんて。

404 名前: 引き気味 投稿日: 2004/04/19(月) 18:14
シンジを攻めにするギミックの一つとしては、ケンスケに教えられた悪い趣味に、免疫の無かったシンジが染まってしまった、なんてのも考えてました。
つまり、エロゲやエロ雑誌、エロビデオからダメ過ぎる性観念を受け取ってしまった挙句に、ケンスケばりに盗撮やらはじめてしまうという……(;´∀`)

しまいには嫌と言えない性質のマユミに頼み込んで変態ビデオをとってみたり、愛の奴隷宣言だったり、肉体データファイルの収集趣味に目覚めた成果としてアスカからヒカリに至るまで恥ずかしい姿をまとめたファイルを作ってしまったりとか。
――いや、淫乱美母スレのビデオネタをシンジでやらせて尚且つハーレムでという、そんな思い付き対応なわけですが(w

405 名前: PDX. 投稿日: 2004/04/19(月) 18:19
>>404 引き気味さん

>黒感染シンジ

 なるほど、感染源はケンスケですか(笑)
 あるいは、ユイさんが若い頃にゲンドウが撮影したヌードフォト(ハードなのもあり)をたまたま見つけてしまったシンジが、何枚か隠匿してハァハァに使い、それに飽き足らずその写真を使ってユイさんに関係を迫るなんてのもありかも。
 もしくは、それが原因で盗撮に目覚めるのもいいかも。夫婦の寝室にカメラを仕掛けたり。

406 名前: コウイに値する名無しさん 投稿日: 2004/04/19(月) 22:31
>幼女霊(レイ)
とまあタイトルからしてアレなギャグの匂いぷんぷんでありますが(笑)
行為の方を、されてしまう女性視点からのものとして、各章ごとにヒロインチェンジ、合間のインターリュードとして幼女レイとシンジの掛け合い、と言うのもなかなかよさげではないかと。
あくまで各章の中では、年下のあるいは同年代の小中学生の少年に、言いように心の隙と肉体を堕とされてあげくに奴隷宣言までしてしまうわけで。

でもやっぱり間章でだいなしか(笑)

407 名前: 引き気味 投稿日: 2004/04/19(月) 22:46
>各章をヒロイン視点で

確かに、シンジを男優で使いつつ黒めの展開をさせるにはそれが都合が良さそうですね。
元より私の好みもこれまで試してきた書き方もそれ方向のものでしたし。
仏書院系のエロノベルにしましても、私がツボだなぁと思った作品って女性視点が多いんですよ。
翻弄される側の羞恥ですとか、葛藤ですとか、好みのポイントが楽に描写できますからね。
ここら辺はエヴァFFでの嗜好でも同じでして、某逆行モノでありましたシンジ視点と、その他のキャラ視点(レイ、アスカを含む)の両面構成の内でも、いつも読み返すのはアスカ・レイ視点の方ですし(w

確かに間章の度に雰囲気台無しになりそうですが、被害者視点でなら幽霊ちびレイの存在による不可思議さも最大限に利用できましょうし、その線でハードエロの必須条件と考える男優の薄気味悪さもクリア出来そうです。



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