つよシン(仮)

145 名前: 引き気味 投稿日: 2002/12/27(金) 23:22
>>144 PDX.さん

う〜ん。母子三代でゲンドウに支配されるというシチュはなかなかに良い感じなのですが、4Pをしっかり書ききれるかどうか。
ちなみに母と子という組み合わせで狙ってみたところでは、シンジ×ユイ、アスカ×キョウコ、リツコ×ナオコをそれぞれセットの出品物としてオークションにかける――なんて、いつぞやの書きかけの強化版を考え付きもしていましたが(藁

――書きかけ放置というところでは、こんなのもあるんですよね↓

「つよシン(仮)」

「ま、ママぁ!!」
「……アス、カ……?」

赤黒いコアから、抜け落ちるように産み出されたキョウコに抱き付いて、後はもう言葉にならなかった。
10年近い飢餓感を埋めるように、アスカはひたすらに母親の胸に顔を埋め、涙を流していた。

「言った通りだろう? ……僕にも、少しは感謝する気になってくれたかな。惣流さん」

『ええ、ええ……』と何度も頷きながら、いつもは癇に障ってならないその斜に構えた物言いにも、今は素直に礼をさえ言うことが出来る。

「さて、マナ。感動の再会は長くなりそうだし、上の片付けを先に終わらせてこようか」
「そうね。葛城さんとか、まだ無駄に頑張ってるネルフの人達も居るらしいし」

ケージを制圧下においていた戦自の兵隊達を引き連れて、彼らがアスカにとってこれまでの拠り所だったネルフの壊滅を算段していても、もう彼女は気にしなかった。
漸く事の次第を理解したらしいキョウコとしっかと抱き合って、ただ歓喜に打ち震えていた。

第3新東京市の突然の大停電と共に起きたクーデターは、こうしてアスカを脇に置いたまま、最終的には国際政治における某秘密結社勢力の放逐という形で幕を閉じた。
ひたすらに備えてきた使徒との戦いにまるで活躍を示すことが出来ず、ただ、突然現れてアスカ宿願の舞台を掻っ攫っていった少年を恨むことで過ごしていた日々の終わり。
ようやく本当の幸せを取り戻せたのだと信じるアスカの顔からは、針鼠の様に身構えていたあの険しさは、もう消えていた。
――だが、そのさやかな幸せが永らえていくには、時代はあまりに荒んでいたのだ。



その夜、「客」の顔を一目見た彼女はすぐに逃げ出そうとした。
この「派遣」は無かったことにとさせて貰おう。それくらいは認められている筈だから――そう青褪めながら。
しかし酷薄な声が『無駄ですよ』と、

「店は今頃大騒ぎの筈です。皆さん当分世間には戻ってこれないでしょうね」

腕を掴まえる手は、まだ子供の筈なのに鋼の様に強固だ。

「ねぇキョウコさん。恩人の顔を見て逃げ出すなんて、随分じゃありませんか?」
「碇……シンジ君……」

キョウコはああと喘いだ。
優秀な科学者であった彼女。今はその美貌を生活のための商品にするまでに零落し、見る影も無く弱々しい一人の母親。
そのキョウコの身体をベッドに投げ出して、シンジは詫びた。
――10年のブランクを背負って、望むような研究生活には戻れなかったキョウコの不幸を。
――断罪された組織に所属していた経歴が野に下っての仇となった不遇を。
――表面上の平穏こそ取り戻していても秩序と無法の入り乱れた今のヨーロッパに、無防備な母娘を僅かの捨扶持だけで放り出した不人情を。

「ひと一人の命を救ったのなら、最後まで責任を持つべきだったとね? 本当に……後悔していますよ」

しゅるとネクタイの首元を緩めて、歪な薄笑みが仰向けになっても隆起の美しい胸元を見下ろしていた。
キョウコは居竦まれたままカタカタと震えている。

「ゆ、許して……」
「何をです? 何も心配することはありませんよ。今度こそ、ちゃんと、僕が面倒を見てあげますよ。全部ひっくるめてね」

覆い被さるようにして、息子ほども歳の離れた少年に唇を奪われる。
魅せる事を意識したドレスの胸をゆるゆると揉みしだきながら。星の無い夜空のような瞳の色が、キョウコを飲み込んでいた。
押し退けようとした腕も、何故かその目に力が抜けた。
ホテルの部屋から返すつもりはないとばかりに、勢い良くドレスが引き裂かれる。
露になった白い肌には、扇情的な黒のレース下着。瞬く間にブラが剥ぎ取られ、裏返すように身体を転がされて熟女のヒップからショーツも抜き取られた


……あまりに捻りが無いので、ここまでで破棄してしまっていますが(^_^;



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From:『そうして彼女は嘘をついた。』脱線分岐妄想スレ