Asuka's Punishment




 黒髪の少年の頭を吹っとばすほど強く叩いた赤毛の少女がスクリーンに映し出される光景を、3人の人間が観ていた。「赤木博士、見てのとおり、セカンドチルドレンはサードに対し次第に暴力的になってきている。」机の所に座っている人物が、この会議で唯一の女性に目を向けた。「彼女の態度は全く肯定できるものではない。矯正の準備はできているか?」彼女はうなずいた。「君の計画は矯正であって、彼女のパイロット任務に影響しないだろうな?」彼女は再びうなずき、そして彼は言った。「下がりたまえ。」

 「わかっているのか、碇?」会議で最年長の人間が、博士が去った後に尋ねた。「セカンドチルドレンを、お前の息子の…」

 「バイエルン産の性的愛玩物、か?」ゲンドウが口元に笑みを浮かべつつ補足した。

 「奴隷、と言おうとしたのだよ。」

 「お前もわかっているように、シンジは決して彼女を虐待はせん。フン、あいつは十中八九、あの小娘を甘やかしてだめにしてしまうだろう。」ゲンドウは昔の恩師に視線を固定しつつ続けた。「一人寝が寂しい時に女を侍らせることを、お前が問題にしているとは思えんがな。」

 自分の寝室への脱線から話を元に戻そうと、コウゾウは言った。「お前のしてきたことを償うのに、こんなことよりもっと良い方法があるだろう。いつだって、ただ彼の許しを求めようとすればいいだけではないか。」

 「あいつが悪魔に魂を売らないなら、私がショックで死ぬだろうな。」

 「しかし、この手段は…」

 「お前も私もよくわかっているだろうが、私はこの手段を見届けるまで生きてはいられん。使徒は死海文書の示すような間隔で襲来するわけではない。1年以上もたつというのに、まだ5体しか確認していないのだ。私は最早ナオコの報復を食い止めることはできない。」彼は話を止めてハンカチに咳をした。それを自分のポケットに押し戻す時、赤い染みが垣間見えた。「使徒がその使命を果たさない限り、世界にサードインパクトが訪れることはない。ならば最後に残された私の家族が幸せであるのを見るために、最善を尽くす方がいい。」ゲンドウは話を止めて少し思いを巡らせた。「お前はレイのペットについては、同じぐらい悪いと文句を言わないな。」

 「レイの『ペット』はパイロットではないし、一体だけという望みすらない。」冬月は言い返した。

 「しかし、彼らは2人ともずっと幸福であるべきだ。彼女はあいつに影響を及ぼすのに、顔をひっぱたいたり悪口を言ったりすることよりも良い方法を学ぶ必要がある。」



◆ ◆ ◆



 リツコは自分の研究室へと向かいながら、選択肢を熟考していた。あの少女のチームメイトに対しての主な問題点は、彼のことをどう思っているかに彼女自身が気づいていないことだと考えられた。彼が強く指示を出していた時には、彼女は彼に魅力を感じ、いつもどおり服従的にさせておくことができなかった。これを見たリツコには、2つの選択肢があった。シンジに遺業を達成させて自信をつけさせるか、もしくは、少女の内面から見抜いたように、彼女を服従的にして、彼を支配的にさせるようにしむけるか。リツコは研究室の椅子に座ってアスカの精神分析レポートを引き出し、どう決着をつけるのが正しいのかを確認した。レポートを読みながら、彼女は14年前の栗色の髪の少女のことを思い出していた。その少女は世の中に憤りを感じ、自殺するところを2人の女性に救われたのだった。「あの子たちのお母様には恩がある。私にできることといえば、こうやってあの子たちを手助けするのが精一杯だわ。」



◆ ◆ ◆



 アスカは地団駄踏んだ。シンクロテストの後、バカシンジは家に帰ったが、彼女はそうはいかなかった。赤木博士曰く、是非とも今日やっておかなければならない検査があるのだという。オレンジ色のドロドロしたものを吸い込みながら2時間も過ごさなければならないことは、別に大したことではなかった。ああもう、みんなは家に帰って部屋でふさぎこむ時間だというのに、アタシはここに居てダラダラと突つかれなきゃなんないなんて。むっつりと顔をしかめて、彼女は検査室のドアを乱暴に開けた。彼女はそこに踏み入って、部屋の中には車輪つきのベッドの他には全く何もないことに気づいた。そして、何か強く臭うものに浸された布が彼女の口に押しつけられた。驚いてハッと息を呑みながら、彼女の視界は端から灰色にぼやけていった。彼女の抵抗が弱くなっていくと、彼女を後ろから捕まえた人間が、彼女をベッドへと運んでいった。


イラスト:りとるさん「ボンデージリツコさん+α」

 「んん―――」アスカの意識がゆっくりと戻ってくると、彼女は呻きをあげた。痛む頭に手をもっていこうとしたが、身動きが取れないことに気がついた。辺りをきょろきょろと見まわして、最終的に彼女は自分の裸の体を見下ろした。彼女は検査テーブルに拘束され、脚を広げられて縛り付けられていた。部屋は暗闇に包まれていた。ただ一つの照明が、部屋の中心に置かれているこのテーブルの上を照らし出していた。闇の中から不鮮明な姿が無気味に迫ってきた。いつもの彼女ならこの時点でこの卑猥な事態に叫びを上げるところだが、次に何が起こるのか心配でそれどころではなかった。

 『カッ、カッ、カッ、』という音が彼女への答だった。誰かが彼女に向かって床を歩いてきた。かすかな鈴の音と共に、赤木博士が彼女の視界に入って来た。青い上衣、黒のミニスカート、そして白衣、といったいつもの格好ではなかった。彼女が今身に着けているものは全て、輝く黒いレザーであった。黒のブーツは彼女の太股までの高さがあり、黒の超ミニスカートは彼女の股間をかろうじて隠すほどの長さで、黒のコルセットが胸部を締め、彼女の乳房を誇らしげに張り出させていた。肘まである手袋で、衣装一式が揃っていた。チリンチリンという音は、彼女の首輪につけられた銀の鈴から鳴っていた。それは銀の円盤につけられた金属の輪であった。「くっそぉ! この気違いオールドミス、とうとうプッツンきてあたしに八つ当たりするつもりね!」彼女は身を揺すりながら、SMにのめり込んだ人たちについてこっそり聞いた話を思い出していた。この女がそうしたいという以外の理由もなく、彼女は檻に入れられ、拷問され、売り飛ばされ、そして殺されるのかもしれない。


 「どうかしたかしら?」意地の悪い作り笑いを浮かべて、リツコが尋ねた。「あなたを解放しないからって、叫んだり、私を脅したりしてはダメよ? あなたがこんなに簡単に降参するとは、思ってもみなかったわ。」博士は一息ついて彼女を見定め、続けた。「それとも、もしかして、自分がいやらしくて従順でふしだらな女だってもうわかってて、私にお仕置きしてほしいのかしら?」

 アスカは仰天して顎が外れるほどだった。「この気違い女、ほんとにあたしがこんなこと好きだとか思ってるわけ?」先ほど言われたことを全て無視して、彼女はその女性に、今すぐ解放しないと思い知らせてやる、と叫び声を上げて怒鳴り散らし始めた。

 若い少女が怒りを露わにする中、リツコはただ腕を組んでそこに立ち、かすかに思いにふける表情を浮かべていた。『最初のうちに怒鳴ってわめく姿は、いつ見ても可愛いものね。』少女がついに叫びを止めたときには、疲労困憊で荒い息をついていた。するとリツコが尋ねた。「あなたが何故ここに居るのか、わかってるかしら?」アスカのうつろな眼差しに全く無慈悲な笑みを浮かべて答え、リツコは前に進み出て、弐号機パイロットの左の乳首を指の間に挟んだ。早々と硬くなってきた突起を指の間で転がしつつ、彼女は言った。「あなたが悪い女の子で、周囲と上手くやっていくことができないからなのよ。悪い子は何をされるか、わかってるわね?」赤木博士は満足げな様子で、その柔肉を残酷に挟んでねじり上げ、縛られた少女の背中を反り返らせた。「お仕置きされるのよ。」

 常軌を逸した博士が痛む柔肉を放すと、アスカにできることといえば、少し泣きべそをかきながらその女性をにらみつけることぐらいだった。「なんでこんなことすんのよ?」

 「言ったでしょ、あなたは悪い女の子で、周りと上手くやっていけないって。」リツコは彼女の顎を指ではじいて付け足した。「そうね、それと、私がこういうの好きだからよ。」

 「放しなさいよ、この気違い女!」その答の代わりに、リツコは彼女の頬を張り飛ばした。アスカはショックで目を見張ることしかできなかった。もう何年も、あえて彼女を叩く者など誰もいなかった。わずかに鼻水を垂らしながら、彼女は恐れの眼差しで年上の女性を見上げた。

 「お仕置きが済むまでどこにも行かせないわ。それから、済んだ後に司令のところに駆け込もうなんて思ってても、彼は私には何もしたりしないわよ。」彼女は赤毛の少女に意地の悪い笑みを浮かべて続けた。「あなたの態度を矯正するように命令したのは司令なのよ。それに、ただあなたと何時間か遊んで時を過ごすより、もっとひどいことをしたっていいのよ。」リツコはアスカに優しい微笑を向けた。「それとね、私がこんなことをするのは、私があなたぐらいの年の頃に、あなたのお母様に同じやり方で救っていただいたからなのよ。」

 アスカは怒り狂った。「この気違い女! ママがこんなことするはずないじゃない!」彼女の頬には再び激痛が走った。

 リツコは首の周りの古い革の輪に手をもっていき、それにぶら下がっている銀の円盤に触れ、少女がその前面の刻印を見ることができるくらい近くに横たわった。『赤木リツコ』彼女は磨耗したタグを裏返し、アスカが裏側を見られるようにした。『惣流キョウコと碇ユイの所有物』「あなたのお母様は、私たちの初体験の後でこれを下さったわ。私はただの小娘で、学校ではいつもケンカばかりしてて、法的な問題まで起こしてしまったの。もし彼女たちが救って下さらなかったら、今頃私は間違いなく牢屋の中か、死んでるかしてたでしょうね。」

 「ママはこんなこと、他の誰かにはしなかったんでしょ?」アスカにはよくわからなかったが、その首輪は古く、そして良く手入れされているのははっきりしていた。それは偽物であるかもしれないけれど、語られる言葉は時間と共に彼女の口調を落ち着かせていった。そして、博士が彼女の頬を愛撫しているのに気づいた。その手が彼女の首を下がり、胸の間を通って腹部に届くと、彼女は反感と快感で混乱して何かこみ上げてくるものがあった。生々しく効果の無い脅しを叫んでみたところで、リツコはただ首を振るだけだった。

 彼女は舌打ちをしてベッドの横にあるテーブルから何かを取り上げ、言った。「あなたみたいな口の悪い女の子、シンジくんは本当に好きなのかしら? いいわ、あなたが悪態をつくのを止めないなら、これで止めてあげる。」彼女は面白そうに、持っていた物をアスカに見せつけ、赤毛の少女の青い目を恐怖で見開かせた。それはストラップのついた赤いラバーの球であった。少女が口を固く閉じて、少しばかりパニックに陥ったかのように鼻で荒い息をついているのを見ながら、赤木博士は忍び笑いした。『こんなことで止めさせようとしてるのね。』リツコはパイロットの鼻をつまんで閉じた。「口を開けてこれを入れさせたほうがいいわよ。耳で呼吸ができるとでも思ってなければ、ね。」彼女は少女の顔が呼吸困難で赤くなっていくのを見ながら、耐えきれなくなって口を開けるのを少しの間待っていた。アスカは食いしばった歯の間から新鮮な空気を吸い込もうとして、彼女を困らせた。「わかったわ、あなたがこれを使いたくないなら、」リツコはアスカの鼻を痛々しくつねり、彼女の口を無理矢理こじ開けさせた。ボールギャグを彼女の歯の間に入れて固定した後で、リツコは一歩下がって満足げな顔をした。

 アスカは舌だけを使ってそのボールを口の外に押し出そうとしたが、できたのはその軸をぐるぐる回すことだけだった。ようやく落ち着きを取り戻した彼女は、灰にまで燃やし尽くすほど激しい視線で博士を睨み、できうる限りの抵抗をすることを決心した。

 「どんなに激しく抵抗しても私は気にしないわ。あなたがとうとうあきらめて大人しく従うその瞬間を、より完璧に仕立ててあげるだけ。シンジくんみたいなのを屈服させたってあまり面白くは無いのよ。私の初めての時みたいに、抵抗するような子と楽しむほうがずっといいわ。私はあなたのお母様に逆らって、何時間もの間、代わるがわる苦痛と快楽を与えていただいたのよ。」懐かしげな微笑を浮かべて彼女は続けた。「私がとうとう屈服して彼女たちに私自身を捧げることを誓ったら、それまで経験したことがないほどの快楽を与えてくださったわ。」彼女はアスカに心得顔で笑顔を向けた。「終わった後何時間も、震えが止められなかったほどなのよ。」

 心地よく流れ出す思い出を止め、彼女は仕事に取り掛かることにした。「お仕置きが終わったら、あなたを解放してお風呂できれいにさせてあげるわ。その後で選ばせてあげる。あなたの後ろのベッドで私と一つになって、貴方のお母様が教えてくださったように、女であることを心に刻むもよし。そうでないなら、服を着てそのドアを出て行ってもかまわないのよ。結局のところ、選択権はあなたにあるわ。あなたはお仕置きに屈して報われるのかしら、それともそれに耐えて立ち去るのかしら?」リツコは手を少女の脚に這わせた。「どちらにしても、お仕置きされてからのことよ。」

 『加持さんが助けに来てくれる! きっとそうよ!』

 「誰かが助けに来てくれるとでも考えてるのかしら? もしかして加持くん?」リツコはその考えを声にして笑った。「最後に会ったときは、彼ったら私にも手伝わせてまで、ミサトとケンカした仲直りをしようとするのに必死だったわ。」彼女はパイロットの青い目に気取った笑みを向け、続けた。「もし彼がここへの道を見つけたとしても、あなたを救うために私に協力するでしょうね。」何かを思い出して、彼女は縛られた少女に意地悪な笑みを向けた。「この次彼に会ったら、大学時代に私がつけてあげた犬の首輪をまだ持っているかどうか、聞いておいてもらえない?」彼女はショックを受ける赤毛の少女にはっきり説明した。「私は学生時代、彼ともミサトとも寝ていたのよ。ミサトは素晴らしい女王様だってこと、あなた知ってて? 彼女、もうお楽しみのために加持くんも私も家に呼んでくれなったのがちょっと切ないわ。」

 少女の広げられた脚の間に立って、彼女は手を少女の腹に這わせ始め、くすぐって筋肉をピクピクとさせた。赤い巻き毛の茂みに手を這わせ、しばしそれに隠された隆起をこすった。そして火のような巻き毛を手に掴み、ぐいと引っ張って少女に痛みで泣きべそをかかせた。「この毛をどうにかする必要があるわね…不衛生だわ。」車輪つきのテーブルの上にあるトレーを引き寄せて、リツコは一組の小さなハサミを持ち上げ、恐れの色を浮かべる少女にそれを見せつけた。彼女はそれで毛を短く刈り始め、切れ落ちた巻き毛を浅いトレーに受けた。最初の調髪を終えると、彼女はハサミを後ろのトレーに戻し、刈り取った毛を全て少女に見せた。アスカは固く目を閉じており、年上の女性が暗闇の中に歩き去る前に浮かべていた優しい微笑を見逃した。彼女の目は、リツコがお湯入りのバケツを持って帰ってきたときにもまだ閉じられていた。リツコはそれを置き、それから黒レザーの手袋を引き抜いて、普通のラバー製のものをつけた。

 アスカは年上の女性が周りを歩いているのを聞くことができたが、彼女がいったい何の準備をしているのかを見たいとは思わなかった。何か熱く湿ったものが股間に当てられると、彼女の目はカッと見開かれた。博士が股のところを熱いタオルで覆っているのが、アスカにも見えるように配置された鏡に映し出されていた。残酷な博士がそこを剃り上げた後、何がする気なのかはっきりとわかり、彼女は動揺し始めた。こうやって鏡を見ているうちに、彼女はトレーに被せられた布の下に手を伸ばし、ありとあらゆる邪悪な締め具を使って、最も敏感な部分にピアスをすることだろう。

 カバーをかけられたトレーを一目見た弐号機パイロットが、身を震わせて恐怖にすすり泣き始めた姿を、リツコは驚いて眺めた。こういうプレイの中の恐ろしい楽しみで起こりうる最悪のことを想像する間、彼女は少女に気を失って欲しくはなかった。「アスカ!」彼女は少女の腿をピシャリと叩き、注意を向けさせた。「実際にあなたを傷つけるようなことは何もしないわ! ほんの少しの痛みと不安はあるでしょうけど、永遠に続くものではないから。」彼女はアスカをほんの少し怖がらせたいのであって、拷問のことを考えて気絶されるのは本意ではなかった。少女が冷静になったのが見て取れたので、彼女は患者の股間からタオルを持ち上げ、再び湯の中に浸した。今度はそれを彼女の刈り込まれた恥毛の上に当てると、アスカを心地よさに満ちた呻きを漏らした。『順調ね。』リツコは熱いタオルで優しく少女の恥丘をこすり、かすかな身震いとさらなる呻きを出させた。『なにはともあれ、彼女は引き込まれ始めているわ。』

 彼女に当てられていた温かな布がまた取り去られて、部屋の冷たい空気が感じられると、アスカは少しばかり喘いだ。そしてその温かいのがもう一度戻ってくると、少し安心した。『こんなの好きじゃない!』彼女はそう考えながら、脚の付け根の間からもたらされる心地よい疼きを感じていた。『好きなわけないじゃない。縛りや虐めが好きなのは悪い子だけよ。』博士が彼女を悪い子と呼び、悪い子はお仕置きされると言ったのを思い出して、彼女の身体には震えが走った。彼女はシンジと共に家に居たいと思った。決して彼女を傷つけたりしない、優しいシンジ。彼女は今まで何度もベッドに身体を押し付け、彼のことを想いながら自分を触っているというのに。『違う! ダメよアスカ! そんなこと考えちゃダメ! そんなことするのは悪い子だけよ!』彼女の思考は布が取り去られると途切れ、その布は今度はバケツに入ったままにされた。彼女は陶酔した状態で、上司が鏡の角度を調整し、腰掛けて何か作業をしているのを眺めた。リツコがシェービングクリームの缶と剃刀をテーブルから持ち上げるのを見て、アスカは乾ききった咽で息を呑んだ。年上の女性がそれを前に掲げると、アスカは自分が訳もわからずにうなずいているのに気づいた。

 リツコも幸せそうにうなずいた。アスカはまだお仕置きをされなければならないはずなのに、少なくとも彼女はリラックスしており、今は少しばかり楽しんでいるようにも見える。これまでの仕事に充実感を覚えながら、リツコは泡を立て始めた。

 剃刀がひと撫でごとに泡をこそぎ取っていくのを、アスカは怖がりながらもうっとりと眺めていた。そして毛が取り除かれ、その後のピンクの肌が露わになった。大人になったという証拠が生えてきたとき、彼女はとても誇らしく思ったものだったが、それを取り去るというのはとても興奮するものだということに気づいた。博士が作業を終えてそこを確認するために身を乗り出した時、彼女は顔を真っ赤に染めた。年上の女性はいかにも不満足げな眼差しで、今はもう泡だらけの水の中から布を取り、そこを拭いた。いったん自分の作業を綿密に調べ上げると、彼女はやっと満足そうな表情を浮かべた。赤木博士はローションの入ったチューブをテーブルから手に取り、手袋をはめた手でその部分にレモンの香りを塗り広げた。彼女がローションをアスカの剃りたての肌に塗りこんでいくと、少女はヘッドレストに頭をもたれかけて、目をしばたかせた。

 若いエヴァパイロットの腰が彼女の手に突き出され始めたので、リツコは唇に込みあがってきた微笑を抑えるのに必死だった。少女にとって不運なことに、ローションは使いきってしまって、股間を愛撫していた手が離れてしまったので、彼女は切なくなった。『きっちりと服従してその態度を罰せられない限り、彼女を解放するわけにはいかないわ。』淫らな博士はアスカの膣から流れ出た白い液体の小さな滴に注意を向けながらそう考えていた。『ある程度の屈辱感とか、少しの苦痛、素敵な恐怖の手触り、そしていくらかの快楽を与えてあげたわ。そろそろ、もう少し屈辱を与えてもいい頃合ね。』彼女は再び布の下をまさぐり始めた。残酷な笑みを浮かべ、彼女は持っている中で最大の器具を新しい愛人に見せ付けた。

 大喜びの博士が手に持っているものを見たとき、アスカの目玉は飛び出しそうになった。12歳以上ならそれに馴染みの無い女性はあまり多くないけれども、女性であれば最も好まないものの一つであった。年上の女性は明かりをつけるためにその鋼鉄のクスコを回し、その光が恐怖に怯える青い両目を照らし出した。アスカは以前の経験から、その鉄の検査鏡は最初に温められることもないので、かなり不快であることを知っていた。サディスティックな博士が彼女を照らしていたので、彼女が今回は初めにそれを温めてくれるなどという望みは、アスカにはとても持てなかった。

 何が起こるのかがわかって少女が赤面して身をよじる光景は、淫らな博士にとって急速に病み付きの快感になっていった。ちょっとその器具を置き、彼女は潤滑剤入りのチューブを取った。最も大切な場所に侵入しようとするものを知って顔をしかめるアスカを見ながら、リツコは慎重に指に潤滑剤をまとわせた。冷たく透明なジェルで覆われた指に触られた時、アスカは拘束に抗って身を弾ませてよじり、開いた脚を閉じようとして筋肉を固く締めた。「ねぇアスカ、そんなことで私を止められないのはわかってるわよね。あなたが抵抗することで傷つけられるのは、誰でもないあなた自身なのよ。」リツコは患者をじっと見つめ、物憂げな声色で続けた。「私はただあなたにお仕置きをしてから、その後のお楽しみにかかるわ。あなたはこれから起こることには全くどうこう言う権利が無くてよ。ただ自分自身をどんなに不快にするか、ということだけ。それとも、お仕置きされたいと希望しているのかしら?」アスカが顔をしかめてボールギャグを噛み締めるのを見て、彼女は微笑まざるをえなかった。少女は少しばかりリラックスして、リツコはようやくパイロットの中に指を入れることができた。アスカの膣肉が彼女の指を濡らし、ボールギャグの後ろから喘ぎ声が漏れてくると、リツコは自分自身も濡れ始めたのを感じた。

 博士が彼女に差し入れた指を小刻みに動かすのを感じて、アスカは歯をラバーの球に食い込ませた。これは通常の、形式的な検査ではありえなかった。年上の女性は紅潮して少し息を荒くし、彼女に与える暴行を楽しんでいるのは明白だった。指がどこか特に敏感なところをまさぐると、彼女の咽から思わず喘ぎが引き出された。『こんなこと楽しんじゃダメ! こんなのあたしじゃない、あたしは良い子よ!』しかし、彼女の身体は何か違うことを考えているようで、その腰が博士に突き出され始め、もっと深く彼女の中に入らせようとしていた。年上の女性が楽しげな目をしながらじらすように指を彼女から抜き取ると、その笑みを浮かべる鳶色の瞳がアスカの青い瞳に映った。心の内で抵抗しているにもかかわらず、彼女がどれほどこれを楽しんでいるか見て取れるということを博士が口にしたので、アスカは腹の底から真っ赤になった。

 紅潮して息を荒げるパイロットに、リツコは舌打ちをして、検査中にこの若い娘がどれほど騒ぎ立てたかということに失望したふりを見せようと努力した。『ボールギャグの空気穴から漏れる荒い息の音がどれほどうるさいのか、この子は気づいているのかしら?』

 博士がさっきのよりは小さいが、しかしこれも脅威的な検査鏡をトレーから取り上げ、チューブの中身でそれを覆い始めたのを、アスカは見ていた。道具に満足した様子で、彼女はアスカの開いた脚の間に位置どり、それを押し込み始めた。侵入物が彼女の中に滑り込んでくるのを感じて、アスカの目はカッと見開かれた。頭はヘッドレストに押しつけられ、膣をリラックスさせて最適の状態にしておいて侵入を受け入れようと、身体は緊張していた。そこをしっかりと締めつけておいても、残酷な博士に引っぱたかれるまでの時間が稼げるという程度でしかないことはわかっていた。赤木博士はどうせそれを入れることになるだろう。

 リツコは器具のハンドルを押し込み、中を覗き込むことができるくらいに開かせた。「まだ加持くんを誘惑するのには成功していないようね。」彼女はクスクスと笑ってハンドルを放し、少女の筋肉がその器具を閉じさせるままにしておいた。リツコはその道具を慎重に使って少女の処女膜を広げ、彼女の処女を絶対に事故などで散らしたりしないようにしていた。ウーウーとうめく少女を見上げた彼女は、その頬に一筋の涙が流れているのを見た。あまりにも慎重なのでそれが実際の痛みのせいではなく、彼女自身はそう感じていないように見えても、それがただ屈辱感のせいであることを彼女は十分にわかっていた。『フッ、こんな屈辱今まで感じたことが無い、とか思うのは、もう何分か待ってもらわないとね。』

 最終的に道具を沈ませた深さに満足して、彼女はハンドルを回し、開いた状態で固定した。少女の中を覗き込んで、彼女は笑いをかみ殺すのに精一杯だった。『彼女がこれを楽しんでいるのはわかっているけど、どのくらいのものなのかしら。』「まあアスカったら、あなたがエッチな子だってことはわかってるけど、それにしてもこれはちょっと多すぎるんじゃなくて?」彼女は憤慨した少女の脚の間に手を伸ばして、そこに溜まっている液体に手袋をした指を浸した。そして検査テーブルの頭の方に身を乗り出して、その液体にまみれた指にかかった光る糸を見せつけた。少女の上唇にそれを塗りつけ、その匂いで彼女を興奮させてリツコは言った。「なんていやらしい、不潔な女の子なのかしら、こんなふうに扱われて興奮してるなんて。もし今加持くんがあなたを見たら、一体どう言うかしらね?」彼女はハッとひらめいて、意地悪そうな笑みを浮かべて続けた。「ついでに言えば、シンジくんはどう思うかしら? 彼を叩いて変態と呼ぶような女の子が、縛られて辱めを受けながら、夢中になってそこらじゅうを濡らしているのよ。」

 アスカの顔色は真っ赤から真っ青に変わり、こんな自分を見る周りの男たちのことを考えて、恥ずかしさは悔しさに変わった。特にシンジは、もう二度と同じようには見てくれないだろう。

 「んー、結局あなたはこんなにいやらしい女の子だったのね。もしかしてあなた、彼らに実際にここに来て見てほしいんじゃないかしら。」リツコは鏡の中で、赤毛の少女の膣壁から染み出す湿り気が多くなったのに気づいた。彼女は少女の頭を掴み、どんなに濡れているかわかるようにその顔を鏡に向けさせた。「誰かさんはお仕置きされる姿を人に見られるのがお好きなようね。従順な淫乱娘というだけでなく、露出狂でもあったなんてねえ。もしかしたらお仕置きが終わった後、同時に彼ら二人ともとお相手するのかしら?」リツコはしばしの間、怯えた少女に好奇心の強い一瞥をくれた。「どうかしら、彼らをここに呼んでほしい? お尻を叩かれた後、シンジくんのオチンチンをしゃぶりながら、加持くんのをお尻に突っ込まれたい? それとも逆の方がお好みかしら? どちらにしても、加持くんはシンジくんと同じくらい大きいのを願うだけね。」
 彼らにこんな姿を見られるという考えにゾッとして、アスカはでたらめに頭を振った。

 「いやなの? まあいいわ、だったらもっといい子にしてちょうだい。」リツコは少しの間鏡の中を覗き、続けた。「最初に必要なのは、あなたのおつゆをどうにかしてしまうことね。そこらじゅう濡らしているということは、局部検査を期待してその準備をしているんでしょう?」赤木博士はトレーの方に歩き、そこから注射器を持ち上げた。彼女は恐れを浮かべる少女の青い目に向かって微笑みかけ、その先から針を引き抜いた。彼女はそのプラスチックを指の間でくるりと回し、金属をきらりと光らせて、パイロットの恐怖を堪能した。彼女は満面の笑みを浮かべ、針を医療用の細い容器にはめ込んだ。彼女は注射器を指でくるくる回しながら、アスカの開かれた脚の間に歩を進めた。そしてその先端を少女に突きつけ、アスカの潤滑液をできうる限り多く吸い取り始めた。チューブ内が驚くほどの量の液体で満たされると、彼女はそれを持ち上げてアスカに見せつけた。「なんていやらしい女の子かしら! 見なさい、ただ縛り付けてアソコを剃っただけなのに、こんなに濡れているのよ。」リツコはしばしの間採取した液体を見つめて続けた。「この美味しそうなお汁、どうするべきかしらね? んー、こんなにいやらしい女の子なんだから、シンジくんがあなたを思い通りにすることを考えながら指で遊ぶのが終わったら、全部舐めとってきれいにしているのは間違いないわね。」

 アスカは反感で首を振った。彼女はいつもシンジが自分を好きに扱うのを空想した後。ティッシュできれいに拭き取っていた。
 リツコはテーブルの頭の方に歩き、アスカに身を乗り出した。「味わってみましょうか?」少女が見ることしかできない中、リツコは手袋をした指に少しばかり搾り出し、口にもっていった。「ん〜、とっても美味しい! でも、この美味しい蜜を全部一人占めしてしまうのは悪いわね。さ、お試しあれ。」リツコはアスカの顎を掴み、注射器の先をボールギャグの空気穴の一つに刺し込んで、その末端を押し下げた。そして一歩下がって、口を塞がれた少女が突然口の中に溢れ出したしょっぱい液体をどうにかしようとする様を、じっと見つめた。「美味しいでしょう? 違うの? まあ心配無いわ、そのうち好きになるから。」

 リツコは一歩下がって、新しい愛人に次に何をしてやるかをじっくり考えた。…が、何も思い浮かばなかった。非常に大量のホースとかノズルとかカテーテルとか(えぇっ?)は手元にあって、それを少女の中に突っ込むのは素晴らしく思えたが、初体験の時にはまだ早過ぎるのではないかと疑問が起こった。それに、アスカが既に他の誰かを心に決めているのは明白だった。アスカが唸り声を止めると、彼女はテーブルの頭の方に戻って、息を荒げる少女の口からボールギャグを外した。彼女はどこから見ても打ちひしがれているわけではなかったが、かなり興奮しているようだった。彼女はもう性的なことにはほとんど抵抗しないということがわかって、リツコにも本当の楽しみが得られる頃合になった。モーター音の唸りと共にテーブルは水平に戻り、その間に彼女はラバーの検査用手袋を手から脱ぎ去った。博士はその超ミニを尻の上まで引き上げ、黒いシルクのTバックを晒して言った。「さあ、下になって、ここにご奉仕なさい。さもないと、予定してたのよりもっとひどくお仕置きすることになるわよ。ああ、それと、もし歯を立てたりなんかしたら、あなたは何か突き立てられることになるから。わかった?」リツコは怯えきった少女がうなずくのを見てから言った。「いい子にして私の言う通りにしてたら、素敵なご褒美をあげるわ。」

 アスカは大きく目を開いて、博士が頭の上にまたがるのを見ていた。年上の女性のパンティに覆われた股間が彼女の顔の前に現れると、そこに広がる濡れた染みが見て取れた。アスカは男性でない誰かとセックスをすることなど考えたことすら無く、何をしたらいいのかさっぱりわからないことや、彼女がいい仕事をしなければこの狂気の博士に罰を与えられるということを認識して、パニックになり始めた。アスカは唇を震わせ、目を閉じてその染みをためらいがちに舐めた。その匂いに顔をしかめながら、彼女は何度も何度も舐めた。彼女は自分自身の匂いが全然好きではなかったが、リツコの激しく匂う陰部よりははるかにましであった。彼女は何か間違っていたに違いなく、博士はため息をついて彼女の乳房をもてあそび始めた。その手にぎゅっと握られてアスカは少し背中を反らしたが、そのすぐ後に手は引かれた。

 「違う違う、そうじゃないわ、半人前なんだからもう。」赤木博士はおどけた口調で叱った。「私を喜ばせてくれたら、そうしたらあなたも喜ばせてあげる。逆じゃないのよ。パンティ越しに舐めるのはお止めなさい。口を使って片方に寄せて、あなたの舌をここに入れるの。そうしたら、何かいーいことをしてあげるわ。」

 アスカは彼女に言われたことを再度考えることすらしなかった。ただ生地の上から舌を這わせていたに過ぎなかったので、唇でつまむ事はできた。年上の女性の無毛の秘部を晒し出すには、何度か試してみなければならなかった。今、濡れた秘肉を舐め始める前、彼女はほとんどためらいを見せなかった。匂いは強くなってはいたが、彼女はだんだんとそれに慣れていた。博士は彼女の熱意に満足し、優しく乳房をこね回していた手を戻して、今度は乳首に集中した。

 まだ経験の浅い舌が彼女のピンクのひだをなぞる感触に、リツコは快感の呻きを上げた。少女はまだ技術的に乏しかったが、自信と熱意を持って成長していた。褒美として、彼女は右手をまだ検査鏡の刺さっている少女の腹に這わせた。その金属の周りに指を走らせ、それからその器具をそっとねじって、アスカに女性を喜ばせることを教え始めていた。少女が舌を使って彼女の好きなことをするたびに、リツコはアスカが喜ぶとわかっているところを指で攻めた。

 何分か後、淫らな博士は、この道具が役に立つというより邪魔になってきて、もう外に出す頃合だと判断した。まずそれを手にとって、少女から引き抜いた。覆いをされたトレーにそれを無造作に放り投げ、口を開けてよだれを垂らすアスカのピンクの穴を露わにした。アスカが再び彼女のクリトリスを舐め始めるのを待って、リツコは少女と同じことができるように前に身を倒した。少女が舐めるのを止めて大きな喘ぎ声を上げると、彼女はピンクにきらめく割れ目に笑みを浮かべた。『結局惣流さんは女の手触りをお楽しみのようね。』リツコは身を上げて、赤毛の少女と顔をあわせるために、身体の向きを変えて彼女の腹にまたがった。「お気に召したかしら、アスカ?」熱心なうなずきに微笑みかけ、汗に輝く赤い髪にその指を走らせた。「あなたがいい仕事をして私をすぐにイかせてくれたら、私も下になってあなたをもう少し舐めてあげる。素敵な提案だと思わなくて?」

 「は、はい。」年上の女性に、美味しそうな鼠を追い詰めた猫のような視線を投げられて、アスカの鼓動は激しくなり、口調もどもった。リツコが再び彼女の顔にまたがると、彼女は今度は目を開いたままにして、自分に迫ってくるピンクの濡れた秘唇を見つめていた。彼女は頭を前にもたげ、できるだけ早くその舌を年上の女性に潜り込ませようとしたが、残酷な博士はあとほんの少しのところで腰を止めた。アスカは涙が溢れそうになっているのに気づいた。苦痛、屈辱、恐怖、そして興奮がないまぜになって彼女の思考を曇らせた。年上の女性は言っていたことを実際にする時になって彼女をじらし、ほとんど少女が我慢できないほどだった。

 幸いなことにリツコのじらしは一日中続くわけではなく、彼女はようやくアスカの顔に腰を降ろした。熱心な舌が割れ目を舐め上げるのを感じて、金髪の女性は頭を後ろに投げ出し、その目をしばたかせた。アスカは今や明らかに目の前に迫る穴を攻めるのに夢中で、彼女が動くたびにその唇から小さな喘ぎとため息が漏れた。赤木博士のできることといえば、縛られた少女の髪に手を這わせて、熱烈な攻撃に耐えることくらいであった。彼女が熱心な舌で絶頂を迎えると、その手は突然赤毛の頭を強く掴み、背中は痛々しいほどの痙攣と共に反り返って、腿の筋肉は目に見えてピクピクと動いた。

 アスカは乱暴な手にたじろぎ、突然口の中いっぱいにあふれ出した大量のしょっぱい液体をなんとかしようとして咳き込んだ。年上の女性がようやく自分を取り戻すと、呆然としたアスカのサファイアの瞳は、霞んだとび色の瞳と向き合った。未だにひきつっている上司がゼリーのようにぐらつきながら足を下ろすのを見て、彼女に考えられたのはこんなことぐらいだった。『おっ! うまくいった?』

 リツコは放心状態のまま、テーブルの上の少女をじっと見つめた。 彼女はどうしてもアスカが欲しかったが、少女はまだ十分だとはいえなかった。「初めてにしては上出来ね。ご褒美をあげなくちゃ。」博士は喘ぎながら言った。彼女は椅子に腰掛けて少女の広げられた脚の間に位置し、剃り上げたばかりの恥丘に口をもっていった。舌と唇を少女の割れ目の上で踊らせながら、リツコは注意深く耳をそばだて、アスカの絶頂がどれぐらい近づいているかを測った。彼女はできうる限り少女を絶頂に近づける必要があったが、訓練の次の段階のためには少女をイかせるわけにはいかなかった。アスカの嬌声が鋭く早くなるまでにはそう時間はかからず、そのころには彼女はまさに絶頂を迎える寸前だった。リツコは舌を抜いて立ちあがった。ほれぼれするほどがっかりした顔をした少女を見つめながら、リツコは彼女に囁きかけた。彼女は少女の股間に顔をうずめることを我慢するので精一杯だった。「ごめんなさいねアスカ、まだあなたのお仕置きを済ましてないのを思い出したわ。」乞い願う少女に上機嫌の笑顔を向け、彼女は続けた。「お仕置きが済まないことには、いい子になったご褒美はあげられないの。わかる?」

 その言葉は、アスカの泣かないという決意を全て打ち壊してしまった。彼女は悪い子であったことを心底から詫び、もし年上の女性がさっきのことを続けてくれるなら、行儀良くするのに最善を尽くすつもりであった。

 「ほんの少しのお仕置きよ。それに実際、あなたも気に入ると思うわ。何だと思う?」赤木博士は尋ねた。アスカが頭を振ったので、リツコは微笑んで続けた。「悪い女の子に必要なことよ。お尻を叩いてあげるわ。」『んー、いいわね、実際のところアスカは恐怖を感じるのと同じぐらい興奮してるみたい。完璧。』

 アスカは拘束を解かれながらもじっとしていた。下腹部に燃えあがる炎に押しやられて、ここから逃げ去るなどという考えは頭からすっかり抜け落ちていた。『本当はあたし、これを楽しみにしてる?』最後の拘束を解かれながら、彼女は考えていた。『もしイかせてくれるんだったら、もうなんでも言うこと聞いちゃう!』彼女がテーブルから降りるのをリツコが手伝うと、彼女はただそこに立って次に起こることを待った。リツコは椅子に腰掛けて、膝をなでた。

 少女がわけもわからずに目を向けていると、赤木博士ははっきりと口にした。「いらっしゃい、姿勢をとるのよ。」アスカがリツコの望むことを何もわかっていないままに見つめていると、リツコは彼女の手を引っ張って、膝の上に弐号機パイロットを乗せた。「これがその姿勢よ。『姿勢を取れ』と言われたら、こうしろという意味なのよ。」赤毛の少女がうなずくのを見て、彼女はその引き締まった若い尻をなで回し始めた。「さあ、あなたのお尻をプラグスーツと同じ色にしてあげるわ。良い子にしててもらえるかしら?」恐る恐るうなずくのを見て、彼女は少しの間愛撫を止め、そして腕を振り上げた。彼女の手が戻ってきて柔らかな肌を優しく撫でた時、少女は身体をビクっとさせた。リツコはそれをみてほくそえんだ。それから彼女は腕を振り上げ、少女に痛烈な一撃を加えた。

 アスカの全身は尻を叩かれるとのけぞり、ショックの呻きが口から漏れた。彼女の尻の今や薔薇色に染まったところをまた博士が愛撫すると彼女はわずかに喘ぎ、それから2回目の強打がもう片方の尻に打ち下ろされた。リツコが激しい平手打ちと優しい愛撫を交互に繰り返すのを感じて、彼女は痛みと屈辱感でほんの少し涙を流した。

 リツコは仕事の出来を考えるためにしばし手を止め、美しい桜色に染まった弐号機パイロットの尻をよく調べた。「いいウォーミングアップになったはずよ、アスカ。」

 『ウォーミングアップ…だけ?』アスカに考えられるのはそれだけだった。年上の女性は彼女を叩く作業に戻った。今回は、彼女の尻を激しく叩くたびに、その手が彼女の脚の間にちょっと沈んで、彼女の濡れた穴をこすった。博士の指が最初に彼女のクリトリスをはじいたときには、リツコが最初に彼女を叩き始めた時とほとんど同じぐらい身体をのけぞらせた。今や手が尻に当たるたびに大きな喘ぎ声を上げ、尻の痛みと下腹部の炎とのミックスのせいで彼女は自分を律することができず、そして感覚が爆発した。

 リツコは手足をバタつかせる少女をしっかり押さえていなければならなかったので、アスカの足の力が抜けきっても彼女を床に落とすことはなかった。リツコは身体を引きつらせる少女を膝の上に引き上げた。「よしよし、いい子ね。もうおしまいよ。」彼女は少女の背中を撫でながらあやした。『もしかしてうまくいかなかったのかしら。』少女が落ち着いていくのを見つつ、彼女は考えた。「アスカ、どうしたの?」

 「ご…ごめんなさい、ほんとにごめんなさい。」アスカは少し啜り泣きながら、年上の女性の目を見上げた。「私は生意気でした。」金髪の女性が身を乗り出し、彼女に優しくキスをすると、驚きに開かれた彼女の目から涙が溢れ出した。

 「もういいのよアスカ、あなたが本当に謝らなくてはいけないのは私じゃないわ。」赤木博士は少女のほっそりした顎に手を当て、その涙に濡れる目を見つめた。「本当にそれを伝えなくてはいけない相手はわかってるわね?」少女がうなずくと彼女はにっこりと笑った。そして指を少女の唇に当て、彼女が話すのを止めた。「どうやって彼にこのことを伝えるかについては、もう少し後で相談することにしましょう。それで、気分はいいかしら?」

 「はい。」アスカからくぐもった答えが返ってきた。

 「うん、うん。お仕置きはお気に召した?」『この子、可愛すぎるわ。』年下の少女の恥じらったうなずきを見て、リツコは思った。「これを楽しむのは何も悪いことじゃないのよ。マヤも私にこんなことされるの好きなんだけど、それはまた見ておくべきでしょうね。」裸の少女が浮かべたかすかな笑顔を見て安心し、赤木博士は彼女に立つように指示した。

 アスカは彼女に導かれるままに検査テーブルに戻り、身体を前に傾けて真っ赤な尻を突き出した。弐号機パイロットは、濡れた秘部から愛液が脚を流れ落ちるのを感じて身震いした。博士が後ろで何かしているのが聞こえたが、それが何かはわからなかった。何か冷たくすべすべしたものが痛む尻に塗られると、彼女は驚いて息をつぐんだ。「あぁっ。」彼女はマッサージを受けて喘ぎ声を上げた。

 リツコはにこやかに笑いながら、もう少し多くのローションをアスカの痛む尻に塗り広げていった。少女は彼女の指を押し返し、もっと貪欲に触れられたがっていた。不運にもチューブはすぐに空になった。きめ細やかな肌に最後のひと塗りを終えると、リツコは残念そうに少女の尻から手を離した。そしてタオルで手を拭き、テーブルからリモコンを取ってボタンを押した。「アスカ、お風呂できれいにしてきてちょうだい。」彼女はそう言いながら、開いたドアの向こうから明かりの漏れる部屋を指差した。「それが済んだら、あなたが望むなら2人で楽しみましょう。」そしておどけて少女に指を振りつつ、「でも、あっちで独り遊びしちゃだめよ。いいわね?」と言った。

 シャワーで身体をきれいにした後、アスカは鏡を覗き込んだ。尻叩きや年上の女性への謝罪の間に流した涙のせいで、彼女の目はまだ赤かった。もう2度と泣かないという誓いを破ったことに怒りを覚えていないのに気づいて、いくぶん驚いた。実際には、彼女はここ数年なかったほど気分が良かった。「あたし…ほんとはこれが必要だったのかも。」

 浴室のドアを開けると、彼女は赤木博士の示した選択に向き合うことになった。部屋の一方には、外に出る扉が照らし出されているのが見えた。もう一方には、黒いシルクのシーツをかけられた大きなベッドの上に、リツコが裸になって横たわっていた。部屋の中央には検査テーブルがあり、その上に学校の制服がきちんと畳まれて置かれてあった。アスカはテーブルに向かって歩き出した…。



◆ ◆ ◆



 シンジはマンションの玄関が開く音のした方を見上げた。「ミサトさん、アスカはどこ?」怒りっぽい赤毛の少女が全く見えないのを心配して、彼は尋ねた。

 ミサトはソファーの方に歩き、少年の隣に座った。「シンジくん、アスカがいつも怒ってばかりなのはわかってるわね。」彼のうなずきを待って、彼女は続けた。「赤木博士があの子に特別な…処置をしてるのよ。」彼の怯えた表情を見て彼女ははっきりと説明した。「別にひどいことするわけじゃないわ。リツコはただ、あの子が普段押し殺してる感情を引き出そうとしてるだけ。それが済んだら、あの子はもっと落ち着きのある、機嫌の良い子になるはずよ。でも、あなたの手助けとサポートがいるでしょうね。どんなにヘンなことに思えたとしても、あの子が望むことをしてあげられる?」

 「は、はい。」彼はまだルールメイトを心配しつつ言った。

 「よろしい。じゃあ私たちだけでもお昼にしましょ。アスカは多分晩ご飯まで帰ってこないわ。」



◆ ◆ ◆



 アスカはテーブルに歩を進め…そしてベッドの方に歩き始めた。彼女の抑制心とプライドは共になって、これ以上このクソ女と一緒にここにいる必要などないということを思い出させようとしていた。しかし好奇心と欲望がそれに勝り、彼女はベッドの方に歩き続けた。

 リツコはにこやかに笑って、少女の柔らかな肌の下の引き締まった筋肉の動きを眺めていた。『これはとぉぉぉっても楽しいことになるわ!』彼女はコトに及ぶときに別に上になっても下になってもよかったが、新しい愛人のときはいつもお気に入りの体位で攻めたかった。「アスカ、あなたは何故ここにいたか覚えてる?」

 アスカは緊張して唇を舐めた。「私は悪い女の子で、お仕置きされなければいけなかったから。」

 「その通りよ。でも、お仕置きはもう終わったから、いつでも好きな時に帰っていいのよ。何故まだここにいるの? お仕置きとか何かされるのが好きだったの?」リツコは少しの間耳を傾け、くぐもった答えを聞いた。「悪いけどアスカ、聞こえないわ。」

 「は、はい、好きでした。」赤毛の少女はどもりながらも少し大きな声を出した。

 「ん、どんなところが好きなの? 教えてくれたら、またしてあげるかもしれなくてよ。」リツコは目の前で真っ赤になって恥じらう少女を見つめるだけだった。しばらくの間返事を待っていたが、別の手を使う方が良いと決断した。彼女は立ちあがって少女の周囲を回り始め、その非の打ち所のない肌を指で優しくさすった。「裸のまま目覚めて、私に辱められるのは好き?」

 「はい。」アスカは囁いた。

 リツコは身震いする少女の腕を取って背中で交差させ、それを左手で抑えてアスカの耳に囁きかけた。「縛られるのは好き?」そして耳を傾けて、少女が肯定する答えを聞いた。「あなたがとても可愛くて無力だったから、私はあなたに飛び掛らないようにするので精一杯だったのよ。」

 年上の女性が初めは彼女の耳をそっと舐め、それから耳たぶを素早く口に含んだので、アスカは喘ぎ声を出した。リツコの右手が彼女の乳房を揉み始めると、彼女は背中をのけぞらせた。

 彼女はまだ堅い隆起を最後にひと絞りして、絹のように滑らかな少女の肌の感触を楽しみつつ、アスカの腹に指を走らせ、脚の付け根へと進んでいった。そこで見つけた湿った熱をしっかりと包み込んで、彼女は言った。「私に触られるのは好き?」

 「はい、赤城博士。」アスカは息を切らせながら言った。突然リツコが指を1本、彼女のきつく可愛い秘部に押し込んだとき、彼女は鋭い声を漏らした。

 リツコは濡れた指を引き抜き、アスカの顔の前にもっていった。「あなたが本当に覚えておかなければいけないことは、ただこの一点だけよ。服従すればご褒美、服従しなければお仕置き。わかった?」

「はい。」

「良い子ね。」リツコは指を赤毛の少女の唇にもっていった。「さ、お舐めなさい。」彼女は少女の繊細なピンクの舌が指をペロペロと舐めるのを感じながら、綿を詰められたかのような咽で息を呑み込んだ。『ああ、とってもいやらしいわ!』アスカが指の周りに唇を巻きつけてしゃぶり始めると、彼女はそう思った。小さな音を立てて少女の口からゆっくりと指を引き抜いた時、彼女は名残惜しそうに最後にひと舐めした。

 年上の女性がアスカの身体の湿り気を辿って、再びよだれを垂らす秘部に浸す前に、少女は身震いした。再びうまく覆われた時、それはさらにもう一度、彼女のサファイアブルーの瞳の前に掲げられた。彼女が再びしゃぶろうとして身を乗り出すと、指は否と振られた。アスカはどうしたらいかと目をリツコに向けた。

 赤木博士は少女がよく学んでいるのを見て、優しく彼女に微笑みかけた。「さ、しゃぶってもいいわよ。」彼女は命令した。いったん少女が指に吸いついてそのエッセンスを最後の一滴までしゃぶりつくそうとし始めると、リツコは言った。「んんん、あなたとっても、オチンチンをしゃぶる才能があるみたいね。」再び指を引き抜いて、少女を後ろから抱えていた腕を放し、ベッドのサイドテーブルの方に歩いていった。「もう少しちゃんとしたものをしゃぶってみたくはない?」彼女は2番目の引出しを開け、ずらりと並んだバイブを見下ろした。それらは左の最小のものから右に向かって最大のものにまで整頓されていた。彼女は中くらいのものを1つ取り出し、先端に軽くキスをしてから頬擦りした。“シンジくん”は彼女のお気に入りの1つだった。彼女はその下の引出しから装着帯を取り出した。それは股間のところにバイブが1本そそり立っていて、前にはもう1本取り付ける所があり、紐のところに2つのコントローラーがあった。彼女は慣れた手つきで“シンジくん”を前のところに取り付け、2つ目のコントローラーを接続した。リツコは顔をアスカに向け、まるで自分の中でバイブが蠢いているかのように緊張してそわそわしている少女の青い目をのぞき込んだ。リツコは両方の温度調節スイッチを入れ、アスカの方に歩いて少女の右手をとり、急速に温まる長物をそれで包み込ませた。

 アスカはおそるおそる、その熱くて硬くて長いモノを手に握った。もしも自分が加持の気を引くことができれば、彼のモノを感じることができるかも、といつも思っていたアレと同じようなものだった。彼女は手をリツコの方に戻して『皮膚』の外層を剥ぎ取り、その大きな紫色の亀頭を眺めた。

 「これはお金で買えるバイブの中でも、最高のものの1つよ。色々と特注で作らせたけど、これはシンジくんのを元にしているのよ。」アスカが目をカッと開いてその手をバイブから引っぺがすと、リツコは笑いをこらえることができなかった。「噛みついたりしないわよアスカ。これはただ彼のを測定したサイズを元にしただけで、実際に彼のモノじゃないのよ。」

 「でも…アイツのはこんなに大きくないし!」アスカは声を張り上げた。

 「ふぅん、彼の裸を見たことがあるみたいね。」リツコは意地悪い笑顔を浮かべて言った。

 「ハン! あの変態が勝手に見せつけたのよ!」

 「つまり、彼がお風呂に入ってるところに入っていったってことかしら?」年上の女性はわざとそう言った。

 『てゆうか、あいつが着替えてる最中に部屋に入っていった時よりは偶然よね。』少女は赤い顔をして考え、「でもやっぱりあいつは変態よ。」とつぶやいた。

 「アスカ、」リツコは咎める口調で言った。「この膝の上でお尻を叩かれてイッちゃったのが誰だか、思い出させてあげないとだめかしら? あなたの言ってることについては彼は無実だって、私と同じくらい、あなただってよくわかってるはずよ。」少女が気を落ち着けるのを見て、彼女はベッドの自分の隣をポンポンと叩いて、少女が座るのを待った。「男の人は興奮するとすごく大きくなるものなのよ。」彼女は淫らな笑みを浮かべて言った。

 アスカは少し疑わしげな視線を彼女に向けた。「いったいどうやって、あいつのが硬くなったときにこんなになるってこと調べたの?」博士が彼女の注意をシンジに向けさせたので、その心にちょっとした淫らな想いが浮かび上がってきた。

 赤木博士はとても淫らな笑みを浮かべた。「精液サンプルを採取するときだったんだけど、ちょっとしたトラブルがあったのよ。聞きたい?」少女がうなずいたので、彼女は話を始めた。



◆ ◆ ◆



 「ここよシンジくん。」リツコは紙製の検査衣だけを身につけた少年を小部屋に案内しながら言った。「ここにはいろんな本があるから、何かお好みのものがあるはずよ。ビデオならあっち、ローションはカウンターの上。ただこの線までカップに入れてくれればいいだけよ。わかった? もしここにはない物が必要なら、恥ずかしがらずに言ってね。」リツコはそう言って後ろのドアを閉め、シンジを1人きりにした。

 彼は緊張しながら部屋を見回した。そこには、トウジやケンスケなら天国に逝ってしまいそうなポルノが大量にあった。「18時間ノンストップハードコア!」という歌い文句のDVDの棚、とんでもなく露骨な雑誌、「オナニーローション」と書かれたポンプ付の容器。

 以前ミサトと共にランジェリーのショッピングをしていた時と同じようなもので、彼はこの部屋に並べられている物の中で気に入りそうなものはほとんどなかった。彼は小さなソファーに座りたくもなく、立っていたくもなかった。何よりも、部屋の中の何にも触りたくなかった。そこにしばらく立っていた後、彼は考えた。「…何かしないとダメなのかな。」彼は試しに手を伸ばして棚から雑誌を1冊取り出した。彼の目玉は飛び出した。2人の毛深い男がディープキスをしていた。彼は早々にそれをホモ関連の棚に戻し、またオロオロしながら部屋の真ん中で立ち尽くした。20分もただそこで立っていると、誰かがドアをノックしてきた。

 「全て順調かしら、シンジくん?」赤木博士がドアを開けて中に入りながら言った。まだ空の標本カップに意味ありげな視線を向けながら彼女は言った。「お気に召すものが見つからなくて?」

 シンジはただ真っ赤になって立ち尽くすだけだった。彼は穴があったら入りたいと思った。

 リツコは優しく彼に微笑みかけた。「手が要るのかもしれないわね。ソファーに座ってちょうだい、ムードが盛り上がるような良いものがあるのよ。」彼女はそう言って彼に背を向け、テレビのスイッチを入れた。そして“Beach Blanket Bondage #23”のディスクを取り出し、白衣から取り出した何も書かれていないものと取り替えた。振り返った時、少年が小さなソファーの上に素直に座っているのを見て、彼女は嬉しくなった。しかし彼の目はまだ床に落とされたままだった。彼女は横目で彼を見ながらその横に座り、不安そうな視線を向けた。彼女は何気なく彼の隣に腰を落ち着け、リモコンを取って再生を押した。

 シンジはチラリとテレビに目をやった。誰が映ってるのかがわかった時、彼の目は飛び出した。

 「いいですか、先輩?」マヤが黒いシーツのかかったベッドの上に裸で寝そべりながら尋ねた。少し遅れて、赤木リツコが画面に入ってきた。産まれたままの裸身だった。

 彼女の隣で、赤木博士は少年がドアに逃げ出そうとしてるのに気づいた。色っぽく左腕で彼の肩を包み、彼女は言った。「あなたがマヤをどんな風に見てたかとか、何度も私を品定めしてたこととか、もうわかってるのよ。」

 彼はギュッと目をつぶって、来るであろうビンタに備えた。「ごめんなさい!」彼女が指で優しく彼の顔を自分に向けさせると、その目はハッと開かれた。

 「気にしてないわよシンジくん。こんな美少年に鑑賞されるのは、女性にとってご機嫌なことなんだから。あなたが私を見回してるのはとても嬉しいことだし、あなたのズボンの膨らみで、あなたがそれをどんなに好きだかがわかるというものよ。」彼女は右手を伸ばして、薄い着物の上から彼の膝を甘えたようにさすり始めた。「ビデオを見てるだけでいいわ。後はみんな任せてちょうだい。」

 彼はソファーに身をもたれかけたが、年上の女性が着物の裾を上へ上へと押しやりながら彼の脚をマッサージし始めると、ビデオに注意を向けておくことができなかった。彼女の手が薄い紙の上から彼の屹立をさすり始めると、シンジは激しく息を呑んだ。

 リツコは手の中で彼が大きくなるのを感じてほくそえんだ。『この子ったらいいモノをもってるじゃない。』そう考えながら欲情して唇を舐めた。十分に硬くなったと判断すると、少しの間手を離して、手のひらにローションを押し出した。そして着物を押し上げて、再び彼を手で包み、激しくこすり始めた。

 シンジはあまりにも緊張しすぎて、ペニスの周りの暖かく滑らかな握力を楽しむ余裕もなく、ただ座っているだけだった。彼の隣の淫らな博士は、さらに彼に近寄って彼の腕に豊満な乳房を押し付けた。彼は頭をむけ、寄り添う彼女の微笑む眼を見た。

 「こんなの好きかしら、シンジくん?」彼女は肉棒を握りながら猫なで声を出した。「んんー、あなたのってとってもすごくて硬いわ。若い男の子って本当に最高。直接セックスを教えてあげるのが私の喜びなの。ただ手でしごくより、もっといいことを試してみたくない?」彼が物怖じしながらもうなずいたので、彼女は検査カップを手に取りながら彼の前に膝をつき、しっかりとこすり続けつつ、彼女は彼の先端を舐めようと体を前に傾けた。そして軽くキスすると、唇の間に彼の膨れ上がったピンクの亀頭を音を立てて吸い込み、激しくしゃぶった。

 彼の取っ手が磨き上げられると、あまりの感覚のほとばしりに白目をむいて、シンジは落ち込むことすらできなかった。実際には、彼の自律心は、自分が無価値であり、赤木博士はただ彼女のポルノコレクションがあるこの部屋を彼が漁るのをやめさせるためにこんなことをしているだけだ、と思おうとしたが、ここにいるのは彼の性欲に打ちのめされた痴女だった。

 シンジのペニスの上で幸せそうな音を立てて、リツコは自分が童貞を奪うのがどんなに好きであるかをじっくり考えていた。この嗜好のせいで、彼女は刑務所に入れられないようにするために何度も碇司令の介入を必要としていた。校庭とかそういったところの周りでというわけにはいかなかったが、彼女は何度か部活をしている若い男を引っ掛けたりしていた。

 『シンジくんがこういうの好きで、もう少しいいことを教えてくれと言ってくればいいんだけど。』彼女はそう考えながら、口いっぱいに硬い男を頬張って笑みを浮かべた。彼女はその妄想のせいで、危うく標本を飲み下してしまいそうになったが、なんとか彼の精液のほとんどをカップに入れた。最初の何度かのほとばしりは結局彼女の喉を塗りこめることはなく、彼女はそれを口の中で転がして風味を味わった。そしてどんなに多くの精液を採取したかを彼に見せ、彼が落ち着くまで待った。彼の大きな瞳を深く覗き込んで、彼女は音を立てて飲み込んだ。「んんー、シンジくんのはとっても美味しいわ。気持ちよかった?」

 初号機パイロットは、まるで博士が彼の脳まで吸い出してしまったかのように、ただ黙ってうなずくことしかできなかった。

 赤木博士は彼にエロティックな笑みを向け、白衣を肩から引き下ろし始めた。「他にもっと楽しいことを試してみたくない?」彼女がそう尋ねた途端、やかましい発信音が白衣のポケットから鳴り響いた。「もうっ。ごめんなさいねシンジくん、また今度続きをしないといけないわね。」彼女は身を前に傾けてシンジの唇にキスをし、
言った。「あなたが女を欲しいと思ったときはいつでも、私の部屋のドアが開いているわよ。」最後に不満そうな表情を浮かべて、彼女は部屋を歩き去った。



◆ ◆ ◆



 「そ、それって、つまり…」アスカの声はショックで小さくなっていった。

 「いいえ、残念だけど、ただのフェラ以上のことをしようとする度に、いっつも邪魔が入ったのよ。」リツコは赤毛の少女に淫らな笑みを向けた。「私の知る限り、彼はまだ童貞よ。食べごろで摘み取り準備のできてる、ね。」彼女は少し話を止め、再び身に着けたペニスバンドをアスカにしごかせ始めた。話をしていた間、興奮した少女に肉棒の代用品で遊ばせておいたが、それは結局少女に物事を教えることになっていた。「このぶんだとあなた、かなり簡単に彼をものにできそう…」

 「ええ〜、なんであたしがあんな小っさなガキンチョ。」アスカが顔をしかめつつ言った。

 リツコは青い棒の周りの少女の手を握りしめた。「彼は『小さい』わけじゃないでしょ。思い出した? それに、あなたが彼のことを実際にどう考えているのか、私もあなたもわかってると思うんだけど。」少女が口を開けて、少年に興味があるということを誰かに言われたときに抗議しまくるいつもの声を上げようとすると、リツコが遮った。「あなたのプラグスーツから記録したMAGIのデータを見たい? ほんの少しでも彼が指示を出したときはいつも、あなたの心拍数や体温や呼吸は急上昇してるのよ。毎度毎度の科学的データと、すでに今日お尻を叩いた悪い女の子と、一体どちらを信じるべきかしらね?」

 アスカはただ真っ赤になって、床タイルを見つめるだけだった。「わかりました、あいつだって何もかも悪いわけじゃないわ。いつももうちょっと気合入れてくれさえすればいいのに。」彼女はぼやいた。

 『完璧だわ。』女性は微笑んでそう思った。「もし彼にもっと気合を入れさせる方法があるとしたら、どうする?」リツコは深く考えながら言った。

 「どうやって?」赤毛の少女はねだった。

 「ひざまづきなさい。」年上の女性は命令し、自分の脚の間の床を指差した。アスカがただ彼女にわけのわからない視線を向けると、リツコは少女の肩を掴んで床に押し下げた。「言われたとおりになさい。どうやって彼をものにするか教えてあげるわ。」再び少女が偽のペニスをいじり始めると、彼女は言った。「大学での心理学の講義を覚えてる?」少女がうなずくのを待って彼女は続けた。「条件付けのことを覚えてるかしら?」

 アスカはうなずきながら、リツコがして見せたようにその手を上下させ続けていた。「あのバカを男らしくさせるには、何をするべきなの?」

 「いい質問ね、アスカ。」赤木博士はそう言いながら少女の頭をバイブの方に引き寄せた。「キスしなさい。」

 少女が教えられたとおりにすると、彼女は続けた。「あなたは今まで、彼が気弱になったらひどい目にあわせる、ということで根性を入れさせようとしてきたわね。それは大してうまくいってないんじゃなくて?」

 アスカはそのピンクの唇を紫色の先端に擦り付けるのをふと止めた。

 「さあ、舐めなさい。」少女の可愛いピンクの舌が亀頭の周りをペロペロし始めたのを見て、リツコは彼女に微笑みかけた。いつもは乱暴なパイロットも、感情の波に包まれて夢中になっていた。

 「彼が頑張ったときにご褒美をあげれば、もっといい結果が得られるのよ。今日あなたはどんなことを習ったかしら?」

 アスカは唇を離したが、手でしごき続けていた。「私は悪い女の子で、お仕置きされるのが好きだということを。」自分がどのように感じているかを認めて、彼女は身震いせざるを得なかった。

 「よくできました。それで、あなたが悪いときにもしシンジくんがお仕置きしてくれるなら、そうしてもらいたい?」アスガが恥ずかしげにうなずくのを待って、リツコは続けた。「あなたが一緒のときに彼が強くて頼りになったら、どうやってそのご褒美をあげるつもり?」アスカが唇を開いてバイブの先端を口に入れるのを見て、彼女は微笑んだ。「いい子ね、本当にいい子。」リツコは先端にぎこちない試みをしている少女の頭をぽんぽんと叩いた。「もう大体はわかってるでしょ。あなたのお望みどおりに彼にお仕置きしてもらうために、時々悪ふざけするの。それに、強い彼へのご褒美として、彼と熱く素敵なセックスをするの。」彼女は少女に目を向けさせるために、下に手を伸ばして弐号機パイロットの繊細な顎を掴んだ。「さあ、どうやってシンジくんに望みを叶えてもらうつもり?」

 「ちゃんと謝って、悪い女の子ってことをお仕置きしてくれるようにお願いするつもり。」アスカは喜びに身震いして続けた。「それから、ご褒美をあげるの…いっぱい。」

 「いいえ、ただご褒美をあげるだけではだめ。」リツコは淫らな、曰く有りげな笑みをアスカに向けた。「脳味噌弾け飛ぶほど激しいセックスをするのよ。」少女の怯えた青い目を見て、彼女は続けた。「訓練の次の段階。挿入の恐怖感を克服するわよ。」彼女はベッドを指差した。「横になって準備なさい。」

 アスカは激しく息を呑み、突然今までにない恐怖にとらわれた。「あたしは…」

 「処女でしょ? そうね、それだけが気がかりよね。」赤木博士は恐れを浮かべる少女が絹のシーツに横たわるのを見た。彼女はサイドテーブルのほうに戻り、今度は一番上の引き出しを開け、そこからラバーの手袋を1つと潤滑剤入りのチューブを取り出した。手袋を右手にはめながら、彼女はベッドに上って緊張している赤毛の少女に近寄った。「どうやってシンジくんのために処女を守りながらあなたを犯すか、知りたい?」

 彼女は頭を振った。年上の女性がどうやってそんなことをやってのけるつもりだったかがわからなかった。

 リツコは猫撫で声を出した。「これをね、突き立てるのよ。」彼女は言葉を止め、装着帯からそそり立った偽のペニスを掴んでしごいた。「あなたのお尻にね。」赤毛の少女が恐怖を浮かべて飛び退こうとすると、彼女は低く官能的な口調で言った。「心配ないわよ。私はこっちの経験も豊富だし、とっても優しくしてあげるから。ほんの少し痛いだけよ、シンジくんがあなたの処女を奪うときのようにね。」年下の少女に覆いかぶさるように立ち、彼女は笑みを浮かべて言った。「信用してくれるわよね?」

 年上の女性が目論んでいることをまだ本当には理解していないものの、アスカは緊張してうなずいた。それはものすごく痛いことだと聞いたことがあったが、尻を叩かれるのを別として、赤木博士は彼女が服従していないとき以外は何も苦痛なことをしなかった。「は、はい。」彼女は小さく不確かな声で言った。

 金髪に染めた女性は手を伸ばして、赤い髪の一房に沿わせてなだめるように指を走らせた。「良い子だわ。」彼女はなだめるように言った。「ただそのとおりにすればいいのよ。そうすれば全てが良くなるわ。」リツコは少女の隣に横たわり、彼女を優しく撫で始めた。
 これ以上の愛の行為をためらっていなかったにしろ、アスカが女性の抱擁の中へと沈んでいくにはまだ少し時間がかかった。リツコが彼女を腕で包み込んで少しの間抱きしめると、彼女はため息をもらした。金髪女性がその手を上へ下へとアスカの背に這わせると、彼女はゆったりと背中を伸ばした。そしてふと髪にかかる温かな吐息と唇を感じて、微笑む年上の女性を見上げた。リツコが彼女にキスしようと身をかがめた時、少女は目を閉じた。少したってその唇に濡れた感触を感じると、その目は開かれた。全くもって退屈だったお見合いデートの後、シンジと交わした不完全な練習のキスの他には、彼女にはこんな経験は無かった。博士の舌はねちっこく、彼女は唇を開いた。

 ぎこちないキスを返そうとして喘ぐ少女から唇を離し、リツコは自然と笑みがこぼれ出た。少しの間笑顔を共にすると、彼女はキスをするためにまた身をかがめた。彼女の口と舌が遊びまわる間、彼女は弐号機パイロットの向きを替えさせて、その滑らかな肌をした背中に手を上下に這わせた。

 アスカはまるで天国に逝ってしまったかのような心持ちだった。自分がこんなに受け入れられたと感じたことは今まで一度も無かった。年上の女性が唇を彼女の首に這わせ始めた時、彼女はもっとやりやすいようにと頭を傾けた。年上の女性が彼女の柔らかな肩に歯を立てると、彼女は突然の痛みに驚いて声を漏らし、目を見開いた。

 リツコはへこんだ肌をやさしく舐めながら彼女に微笑んだ。「少しの苦痛に勝る快楽のスパイスはないのよ。」
これ以上アクシデントでアスカの気を削がないように、彼女は少女を落ち着かせた。彼女は唇を片方の乳首に引っ掛けながら、少女の背中に左手を伸ばしてつねった。右手の方はアスカの引き締まった腹を滑り降り、素敵な毛をくすぐって、喘ぐ少女を抱擁の中で引きつらせた。それからその指を、少女の恥毛の生えた柔らかく滑らかな膨らみに持っていき、そしてその温かく、準備のできたぬめりの中に突き入れた。彼女はマヤを用いてこのテクニックを完璧に磨き上げており、アスカを快楽に溺れさせるのはほぼ確実だった。

 感覚を襲われたアスカにできることといえば、身震いしてもだえ苦しむことだけだった。リツコがいかにして女性を喜ばせるかを彼女に教えようとしてじらす愛撫は過ぎ去り、今度は最大の効果を持つとわかっていることにとりかかった。少女は今まさに絶頂を迎えようとする縁にあり、淫らな年上の女性は手を引いた。熱く求める性器への注意が突然絶たれ、アスカは不満の泣き声を漏らした。「あぁん。」リツコが唇と舌を彼女の胸と腹に這わせると、アスカは喘ぎ声を上げた。

 事態がこんなに上手くいって、まるで狂人のようににやりと笑うのを抑えられないまま、赤木博士はとうとう今しがた指を離したばかりの柔らかく暖かな割れ目にたどり着いた。舌と唇が少女を熱く興奮させている間、その手はそれ自身の小さな計画を遂行していた。右の人差し指に冷たく透明なジェルを塗り込みながら、彼女はさらに激しく舐め始めた。彼女の新しい愛人が迫り来る絶頂に喘いで身を引きつらせるとすぐ、彼女はぬめった指をパイロットの小さなバラのつぼみに押しつけ、その入口をマッサージし始めた。

 冷たくヌルヌルした侵入者を裏口に感じて、アスカは驚いてヒィッと声を上げ、その手は年上の女性の頭を力なく叩いた。彼女を押し退けるにしろ引き寄せるにしろ、アスカは何も言うことができなかった。今までそこに触れたものは何もなく、今までにない感覚は急速に彼女を激しい絶頂の崖っぷちへと押し上げていった。

 まるで金髪の大きな猫のように嬉しそうにアスカのクリームに舌鼓を打ちながら、リツコは少女の締まりのきつい穴をよじりながら探りを入れ続けていた。少女が手足をバタつかせるのをやめて荒い息をしながら横たわるのみになると、彼女は指先を中に入り込ませることができた。さらにアスカの中へと侵入する前に、彼女はしばらくの間、ピンクに輝く唇を吸った。パイロットを2度目の絶頂へと導く間に、彼女はアスカの最もきつい入口を優しく広げたりぬめらせたりし始めた。彼女の括約筋が十分にほぐされたと判断すると、まず2本目を入れ、しばらく後に3本目を入れた。尻を持ち上げるようにアスカに合図をして、リツコは彼女の腰と尻の下に枕を差し込んだ。「準備はいいかしら、アスカ?」

 緊張しつつもうなずいて、アスカは大きく目を開け、上司が偽のペニスにチューブの中身を塗り広げてから、彼女の脚の間に位置どるのを見ていた。尻の間に熱く固いものが落ち着くと、彼女は激しく乾いた喉で息を呑んだ。

 淫らな博士は怯えた青い目を熱烈に見つめた。アスカの唇は今まで見たことがないほど可愛く震えていた。もともとリツコはアスカを組み敷かねばならない予定であったが、少女が尻に生まれて初めてものを詰められた時の顔を見る限り、しくじることはあり得なかった。「自分で広げてごらんなさい。」リツコは指示した。アスカの困惑した表情を見て、リツコは少女のしなやかな手をとってその尻へともっていった。少女は今やその尻を引っ張って広げており、淫らな博士はしばらくの間わずかに開いた穴の眺めをじっくりと見た。それはローションできらめいていて、その中のピンクの部分も少し見ることができた。「いいわよアスカ、そのままリラックスして、少し押し出すようにしなさい。」金髪の女性はそう言って、紫色の先端をすぼまった穴に押し当てた。

 アスカは言われたようにしようと試みたが、これは彼女にとって全くの新しい経験であった。彼女の小さく可愛い穴は侵入者に対して抵抗したものの、潤滑剤と丁寧なストレッチのせいで、偽のペニスはゆっくりと彼女の中に滑り込んでいった。

 生まれて始めて尻を突き刺された感覚に歪むアスカの顔を、リツコはうっとりとして眺めた。「もうほとんど入ったわよ、アスカ。」

 『あぁっ、もうっ、これ大きすぎるっ。』アスカにはそのシャフトがさらに中に入ってくるにつれて、どんどんと大きくなっていくように思えた。「ぐぅっ…ああぁぁぁ!」先端がとうとう中に入ってしまうと、彼女は呻き声を上げた。犯された穴から広がってくる快楽の混ざった苦痛を受け、彼女にできたのは年上の女性を引き離そうとし続けることぐらいだった。

 「シ―――。」リツコは汗まみれの赤い髪に指を走らせながら囁いた。「大丈夫よ、きついところはもう済んだわ。」アスカの涙にキスして、彼女が挿入を調節できるようにそっと静かに抱きながら、彼女は考えた。『この子はいい子にしてて、協力的だわ。これはもっと気持ちよくしてあげなくてはいけないわね。』

 尻の苦痛はようやく消え去り、弐号機パイロットは広げられる感覚を楽しみかけていた。金髪女性の問いかける視線に同意してうなずき、アスカは直腸の中の偽のペニスにさらに身構えた。

 慎重に腰を突き出して、リツコはもう5センチほど新しい愛人の中に滑り込ませた。若い女性の見せた驚きの表情を見て、彼女は自然と笑みがこぼれ出た。「ご覧なさい、つらい所は済んだって言ったでしょ。」そして実を乗り出して少女に優しくキスをした。

 アスカは自分の尻を犯されるのをどんな風に感じているか、まだはっきりとわかってはいなかった。一方では痛みもなく、いっぱいに満ちた感覚はなかなかのものであった。その一方で、実際はまだ何も起こっていなかった。それでも、博士がさらに彼女の中に何センチかを入れた時、少し動きを止めて彼女にキスし、何分かの間彼女を特別に感じさせて、その感触を味わおうとした。ついに年上の女性の腰は彼女の脚に辿り着いた。怖気づくほど大きなシャフトが今やすっかり尻の中に納まったということを認識して、彼女の目は見開かれた。

 全てがシナリオ通りに進んでいるのを見て、リツコはコントローラーに手を伸ばしてバイブの振動スイッチを入れた。

 「あぁっ、ダメっ!」アスカはバイブから全身に広がる快楽の疼きに叫びを上げた。

 「んふふ、これが好きなの?」少女のきゅっと締め付ける尻の中に亀頭だけが残るぐらいまでゆっくりと腰を引きながら、リツコが尋ねた。またゆっくりと押し戻しながら、赤毛の少女の乳房を手にとってしっとりと揉み始めた。

 「はい、赤木博士、」身もだえする若い少女は、“E計画”の先端が早くピストンされ始めると、喘ぎ声を上げた。

 リツコは唇を舐めてから、息を弾ませて言った。「お姉様とお呼びなさい。」アスカの驚いた表情を見て、彼女は手を少女の右の乳房から離し、コントローラーにあるまだ触っていないただ1つのスイッチを入れた。

 「ああっ、いい! お姉様、あぁっ、ダメ!」直腸の中のバイブがのたうち回ってねじり始めると、アスカは叫びを上げた。

 「お尻を犯されるのは好き?」リツコは左手で赤毛の少女のサファイアのような硬さの乳首を交互につねりながら尋ねた。彼女は自分の腹の中を絶頂が駆け上ってくるのを感じており、アスカが一緒にイくのを猛烈に求めていた。

 「はい、お姉様!」パイロットは息を弾ませた。「お願い、お尻を犯すのやめないでっ。」

 「あなたは私の、可愛くていやらしいアナル奴隷なのよね?」右手で愛人のどろどろになった下の口をこすりながら、赤木博士は求めた。

 「あうっ、はい、お姉様! ううっ、はああぁぁ!」自分が何を言っているか全くといっていいほど理解していないまま、セカンドチルドレンは大声を上げていた。彼女がわかっていたことといえば、喋っていることの全てが今までにないほど彼女を熱く淫らにさせているということだけだった。

 「お家に帰ったら、何をするの?」『あとほんの少しまで来てるわね…』

 「ハァッ、ハァッ、あのバカを脳味噌を耳から飛び出させるぐらい犯してやるの、そしてあいつを、あ、あたしの、あたしのものにぃひいいぃぃぃぃ…うぐぅ!」最後の叫びとともに、アスカは白目をむいて、失神して骨抜きになり、仰向けに崩れ落ちた。

 リツコも自身の巨大な絶頂で身を震わせ、パイロットに問題がないかを正確に検査できるようになるまで1分近くもかかった。『なんてこと、今までこんなにイッた人見たことないわ。』彼女は感心してそう考えながら、少女の脈拍を測り、チェックした。「あぅん、」彼女は喘ぎながらゆっくりとアスカの酷使された穴からバイブを引き抜いた。ただ少女に寄り添ってまどろみたいと思ったが、パートナーの安全こそが最優先事項であった。「後になったら痛むでしょうけど、体調は良好のようね。」

 彼女は玩具のスイッチを切って装着帯を外した後、まだ震える脚をベッドの脇から垂らして、サイドテーブルから携帯電話をとった。「私です。はい、全て計画より順調に進みました。」そして少しの間、電話の向こうの人物の話を聞いた。「はい、一旦落ち着いた後は、彼女の態度は非常に良好でした。今後彼女が問題を起こすことは無いかと思われます。全て準備が整ったのではありませんこと? いえ、私には非常に従順でした。彼女を解放する前に、何か食事をさせて、少しショッピングでもしようかと思っています。了解しました、では6時に解放します。」リツコは通話を切り、携帯電話をサイドテーブルに投げ戻してから、まどろむ少女の隣に仰向けになった。

 赤木博士は汗まみれの赤い髪にいとおしげに指を走らせた。「今日はとってもいい子にして、不潔な変態おばさんを我慢してくれたわね。素敵な時間を過ごさせてあげるわ。」彼女は滑らかな身体を少女に押し付けながら、寄り添ってまどろみに落ちていった。


 

Menu


Original text:psianogen
Illust & Translator:りとるさん