INTERVIEW MOVIE

Original text:引き気味


『 相姦兄妹、背徳の深夜上映会 』


 ――とっておきのヤツ見せたるわ。
 実の兄との淫行に溺れるサクラを誘い、その夜トウジは部屋へ忍んできた妹に向かってある録画データを再生してみせたのだった。
 密かな相姦関係を構築している兄と妹の他にも、家にはこの時間寝入っているはずの祖父が居る。
 パジャマ姿のサクラに、普段着も寝間着も同じ黒ジャージで済ませているトウジ。ベッドに並んで腰掛けた少女は、ボリュームを絞ったスマートフォンに映し出される映像を見詰め、息を飲んだのだった。

『――さぁ、次の商品も滅多にない掘り出し物ですよ!』
 画面はどこかの高級リゾートホテルだとかを思わせる、豪華な建物の中。
 一方の壁が展望の良さそうな窓で占められ、赤いカーペット敷きになった長い通路が続いている。広々とした空間のとり方や調度品の豪華さからだと、単に通路ではなく回廊と呼んでも良いぐらいだろうか。
 窓から見える外は黒一色。どうやら時間帯は今サクラ達が二人して頭からすっぽりシーツを被って息を潜めているのと同じ、深夜であるらしい。
 テレビで見かけるお宝鑑定だとかオークション番組みたいだと感じる喋り方をする男性が、派手目のタキシード服でカメラを先導していた。
 緩やかに湾曲した通路を進むとそこはまさしくホテルのような作りで、咄嗟には数え切れないぐらいのドアが並んでいた。
 その幾つも続くドアの前に、一人ずつ人が立っているのである。
 皆、女性であるようだった。
『まずはご覧の通り、一見すると学生さんかと思うような若々しいこのご婦人の登場です! なんとこれで中学生の息子さんが居るっていう、立派なママさんなんだとか』
 商品と呼ばれているのが他でもない、一人目として白いバスローブだけで裸足のまま画面に出てきたその女性のことだとは、すぐに察しが付いた。
「うわぁ……」
 兄妹同士での淫らな遊びを教え込むのに夢中で、今も一緒に座ったと思ったら早速サクラの胸や腰のあたりを触ってきている兄だ。ああいう仄めかし方をする以上、それが淫靡で背徳的なものであろうとは想像出来ていたことである。
 そして短い間で聞き取れた映像の中でのやり取りからも、その想像が当たっていることは確かめられた。
『見て下さいよ、インテリ美女って言うんですかね……。知的な雰囲気の美人ママさんでしょう? こんなにお若いのにお仕事は大学教授をしてらっしゃるそうで』
 司会者が大袈裟に驚いた驚いたと囃し立てるのに合わせて、カメラが女性の顔をアップにする。
 髪をショートカットにした、落ち着いた雰囲気の女性だ。
 うなじの辺りや横顔を大映しにするようにカメラが動くと、目立つような華やかさとは違うながら確かに成程という美貌の持ち主なのが分かる。
 思慮深そうな光を湛えた瞳に、すっと通った鼻筋。ふっくらとした唇はみずみずしい艶やかさで、リップカラーは落ち着いたトーンのピンク。すらりとした顎のラインもまたなんとも、品が良い。
 そして頬や首筋に掛かるシャギーの入った毛先がいかにもしっとりとしていて、バスローブを着ているのだし、直前にシャワーでも浴びていたのかといった具合。
『いや、本当にお美しい。とてもこんな、世間様に顔向けできない集まりに参加されるタイプとは思えませんが……』
 引き連れられた撮影チームも賑やかしに混ざってくる形式の番組なのか、感嘆したようにざわめく声が『真面目そうなのに』だの、『本当はあんまり頭良くないんじゃないの?』だの、好き勝手に言い交わしつつ、それでも興奮のボルテージを上げていくのが伝わってくる。
 それぐらいに美しい人であったのだ。

(こんな人が……?)
 サクラはごくりと生唾を飲んだ。
 これが真っ当な映像でないのは分かりきっている。そうするとこの先、この綺麗な人が兄の喜ぶような痴態を演じるということなのだろう。
 兄の指でパジャマの上からコリコリといじられている乳首が、甘い感覚で膨らんでいくのが分かった。
「よく見とけよ……」
「……う、うん」
 上擦る声で頷く妹から内心の期待を感じ取ったらしく、トウジの口元もいっそう愉快げにニヤニヤと。サクラの小さなお尻や太腿を撫ぜ回していた手が、そのまま体温のより高い股の間へと移動していく。
(あっ――)
 ゆったりとしたパジャマズボンの股間で、下着との間にあった隙間の空間をゼロにするよう、丹念に撫で回してくる兄の手のひらだ。
 夜ごと繰り返している過激な兄妹愛の記憶が先んじて、まだ小学生でしかない少女の背筋をゾクゾクと震わせる。
 服の下に忍び込んで来たいやらしい手を受け入れながら、サクラは膝の上から光を放ってくるスマートフォンに見入るのだった。

『それでは自己紹介、どうぞ!』
 ぽっと目元を赤らめたインテリ美女が、さすがに恥ずかしがるように上目遣いをしながらそれに応えたところだ。
『はい……碇、ユイと申します』
『あぁ〜。いやもぅ、一言一言がほんとお上品で。結構なお家柄の出身だったりするんじゃないですか? 本当に良いの? こんな催しに、そんな格好で出たりして』
『え、ええ……。承知しての、ことですので……』
 顔にモザイクも入っていない時点で驚きだったが、プライバシーだの素性を隠すだのといった配慮は一切無いらしい。
 年齢、職業、家族の構成。そしてもっと明け透けでセンシティブな質問にまで、碇という名字を名乗った女性は一つ一つ答えていったのだ。
『では? 男の人との経験は……それまではご主人以外に知らなかったのに、その――?』
『……はい』
 なにやら覚悟が出来上がってしまっているらしい、包み隠さない受け答えの女性教授であったが。ここまで来ると居た堪れなさも当然、身をよじる程であるのだろう。
『……っ。実は――』
 バスローブの襟に覗いている首元まで真っ赤にしてしまって、もじもじと。中学生の子供を持つ母親だというのに可愛らしさすら漂う羞じらい方で、告白するのだった。
 夫を持つ身である以上、不貞を働くなど夢にも思わなかった筈が――。自分でもよく分からないままなし崩しのように。きっと魔が差してしまったのに違いないという、その相手。
『へえっ、息子さんのお友達に……! クラブの先輩であるとか、歳の離れたご友人というわけじゃなくて、同級生のですよね!?』
『……その、通りです』
 夫も権威ある機関で研究者として勤めているという、夫婦揃ってインテリ階級のこの令夫人は、消え入りそうな声で認めたのだ。
『息子が……仲の良い友達だからと、家に連れてくるようになりまして……』
『それで奥さん、いつの間にか口説かれちゃって。いや、調教までされちゃって!?』
『は、はい……』
『今じゃあなたをペットにしてしまった御主人様であると。今日のことも旦那さんではなくて、そっちの……ええと、中学のお友達君の方が?』
 念を押すように確かめられてしまう――その質問に頷いてしまうのは、とっくに分別をわきまえていて当然の歳の大人としては相当な恥である筈なのだが。それでもどこか、寧ろ逆に陶然としてのような素振りで『……ええ』と。
 長い睫毛を忙しなく瞬かせる美人母は、はっきり頷いてみせたのだった。

「んっ、んぁっ……。この人、さっき碇さんって……。ひょっとして」
 司会役の男に促されるままバスローブをはだけ、いよいよ面積の異様に小さい水着だけを着けた素肌を晒す女性が先程名乗った名字。
 兄に弄ばれ、その女性の熟れた肢体とでは及びもつかないロリータボディで喘ぐサクラは、気になってならなかったそれを尋ねた。
「ああ、よく見てみぃ。よぅ似とるのが分かるんやないか?」
 無遠慮に手を伸ばす司会者の手で、画面の女性はサクラと同じように胸を揉まれている。
『っあ、ああぁ……』
『ほほーぅ。頭の良い女性はやっぱり胸の方は控えめなんかなと思いましたけど。どうしてなかなか、手のひらに吸い付くようなといいますか……まろやかな揉み心地のおっぱいでいらっしゃいますねぇ』
 水着を着けているとはいえ、殆どが紐同然のデザイン。かろうじて乳首の周りを隠しているぐらいか。
 しかしカメラがそこをズームアップすると、うっすら白い生地に熟れた薔薇めいた色が透けて見えるようであって。それどころか、小さすぎる三角形をしたマイクロビキニの端から、その濃く色付いた部分が覗いてしまっているようですらある。
 司会者の男が指を食い込ませて揉みこねていると、なにかの拍子でまろび出てしまいそうだ。
『ンんぅ……。ン、んンっ。ンンッ――』
『感度はご覧の通り。そそる声で喘いで下さっています。いや私、そんなに揉みテクに自信がある方じゃないんですけどね? この女教授サマの敏感バスト……ここまで開発しちゃったのは寝取られてしまった旦那さんの方なのか。それともやはり、将来有望すぎる十四歳のご主人様の方なのか!』
 そして、愛撫されるまま胸当ての生地にぷっくりと浮かび上がった、美人学者の乳首の勃起ぶり。
『感じやすさ、敏感さはまさにこれ五つ星級ですね! 見てくださいよ、見たらもうチュウチュウ、コリコリしたくなって堪らないデカ乳首! いや、乳輪からしてデカデカじゃありません? ね、どうなんです? どうなんです? コレ、ちらっと捲っちゃって見せて貰っても良いですかねぇ……?』
『それっ、はぁァ――。あああっ』
『ああ、やっぱり……この後のオークションでお買い上げいただいた一夜の御主人様にだけお見せしたいと、そういうわけですね?』
 カメラがいよいよ乳房の先端へと最大ズーム。画面いっぱい、ビキニの端から艶めかしい薔薇色の部分がはみ出してしまっているのを大映しにする。
『うーん、なんでしょう。こんなに上品な奥様なのに、おっぱいの先っちょは逆に下品なと言いますか、ドスケベ乳首にドスケベ乳輪してますよね』
『そんなことっ、ぁああ……仰らないで……』
 サクラが自分でこんなに固くなるんだと驚いたぐらいに感じきった状態になったとしても、それでもまだそんな豆粒のような乳首では全く比較にならない。
「つまりあれが」
 パジャマのボタンを上から外し、サクラのなだらかな胸の両方で乳肉のささやかな盛り上がりをマッサージするようにしている兄が、画面へ向かって口にした。
「お前もよぅ知っとるシンジのやつが、赤んぼの頃吸っとったオッパイっちゅうことや」
「碇さんの、お母さん……」
「どや? 知っとる人間の身内やと思うと、お前も興奮するやろ……?」
 兄が求めているのは、素直に頷いてみせること。
 血の繋がった兄と三日と空けず体を重ね、胸もまだ録に膨らんでいないのにもう――男性に貫かれて揺さぶられる快感を覚えてしまった自分が、不相応な淫らさで興奮してしまっているこの事実を、欲情を、認めてみせることだ。
 だから、『……うん』とだけ、小さく。
 それでもう兄は機嫌を良くして、『エロい妹を持ってしまったもんやのぅ』と喜びながら、サクラのことを抱きしめてくれるのだった。
 大人のキスだという舌と舌を絡め合うキスをしてくれるのだった。
「ンあっ、アッ、お兄ちゃんン……」
「こっから先も凄いんやで? とっておき言うたんはホンマのことやからな。お前にも聞かせとったろ、見てくれは良いのに生意気で堪らん外人の女子がクラスにおると。そいつも実はな――」
 口にしながら余程愉快なのか有頂天な様子になっていく兄に、今はそれよりまず先にと。
 中途半端に可愛がられて下着を濡らしてしまっていた妹は、放ったらかしにしないでと自分から兄の硬くさせた股間に手を伸ばし、ジャージの上から指を絡めたのである。
「……ね、もう良いでしょ? 早くサクラと、エッチしようよ」
 潤んだ瞳で見上げられて、スケベ盛りの兄に文句の一つもありはしない。すぐにジャージのズボンを下ろし、トランクスを脱ぎ捨てた。
 びぃんと勢いよくそそり勃つ、中学2年生男子の屹立だ。
 可愛い妹の下半身からも下着ごとパジャマを脱がせ剥がしたトウジは、いきり勃ったペニスを軽くしごき、年齢差のある幼いスリットに馴染ませるのもそこそこ、
「行くで」
「んっ、ンゥッ……っ。ぁ、あーっ」
 こぢんまりとした花びらの中心を押し込むように体重を掛けて、華奢な肢体を犯していったのだった。

 半裸になった兄と妹がシーツにくるまって熱い息を交わし始めた傍らで、放置されたスマートフォンが暗い部屋にぼうっと光を放ち続ける。
『――中学生のご主人様にアナル処女を捧げて雌犬ペットになった碇ユイ女史の出品ナンバーは、ご覧の通り!』
 賑やかなBGMがピンポンパンと続いて、画面に点滅した大映しの数字。それも暫くの後で消える。
『それでは次の商品に参りましょう。生真面目なインテリママさんの人生を狂わせてしまったのが何とたった十四歳のヤリチン君だったと思ったら、こちらも仰天、マゾ奴隷志望の十四歳美少女! ……いや、近頃の中学生は乱れきってますね』
 先程と同じ長い通路をぐんぐんと進み、司会者が腕を伸ばして指し示した先に青い制服スカートを身に着けた、今しがたの女性からすると大分小柄な姿が映し出される。
『アルコールも楽しめない歳の内からもう人生の裏道に迷い込んでしまった子猫ちゃん。青いお目々に綺麗な金の毛並みをした――』
 キンキンと響く声で司会者が紹介しようとした、その先は、一旦結合を解いたトウジによって脱ぎ捨てられたジャージの上着で覆われしまった。

 液晶画面の放っていた光ごと途切れた、後に残るのは、
「思いっきりキツく、ズコズコしてやるわ。お前の口でたっぷり濡らしとくんやで」
「……うん、分かった。ご奉仕、してあげるね……」
 実妹にフェラチオ奉仕を求めるトウジの声と、唯々としてそれに従う幼いサクラの息遣い。
 自分自身が秘処たる亀裂の内側に滲ませた蜜汁でぬめる兄の股間に這い、可愛らしいヒップをくりくりと振りながら濡れた舌音を絡ませる妹の、二人以外を必要としない濃密な一時だけ。
 脈打って力み返る肉竿にぴちゃぴちゃ舌を使っていた妹を程良いところで制止し、ベッドに這わせると、兄は再び背後から貫いた。
「お兄ちゃんっ、お兄ちゃんっ。あうっ、ああーっ……。お兄ちゃんのおちんちんが、サクラのお股っ! 気持ちいいっ、気持ち良ひよぉぉぉ」
 思いっきりと言った言葉通りに勢いよく腰を叩き付け、妹の唾液でねっとり念入りに潤滑させた肉杭で暴力一歩手前の抽送を繰り返させる。
 小さく狭い膣道をこじ開けられ、既に女としての快楽を知ってしまっている媚粘膜がきつく兄の亀頭に向かって収縮した。
「ああっ、ああっ、ああっ! お兄ちゃん!!」
 まだランドセルを背負って学校に通っている齢の少女の、あまりに窮屈で可憐な締め付け。それは近親相姦の膣肉を味わう兄には拷問にも等しいぐらいの甘美さだった。
 たちまちかき消えそうになる理性で、抑えなど効く筈が無い。
「サクラ、お前っ……。こんな……ケツから攻めてやったら吹っ飛びそうな位、ちっこい体しとんのに……!」
「ひぐっ、悦いひっ、ヒッ、お兄ひゃんっ! オチンチン硬いよっ、硬いよぉっ。……あひぃぃんンン!!」
 あどけない顔をした少女の唇からも、可憐な叫びが繰り返される。
 兄妹同士でのセックスに官能を揺さぶられての、喜悦の悲鳴だ。
 処女を奪った当初からすると、この頃は一人前に悦がってみせるサクラの声がドアの外に漏れないよう、ファンシーな動物模様プリントの枕を噛ませて。小学生とも思えない官能に染まった貌をして嗚咽しはじめた妹を犯す兄は、激しく動き、まだ妊娠の恐れのないその膣内に躊躇なく、勢いよく、精を迸らせたのだった。

「ぁあ、あーっ……。熱いの、いっぱい……お兄ちゃんのが、ドクドクって――」
 兄の方が下の毛の生え揃わない中学生ペニスなら、妹の方はツルツルで一本の筋でしかない幼女のクレヴァス。
 しかし一切陽の当たった跡のない、色素の沈着もない――生白く初々しい色をした性器同士で大人と変わらないセックスを行い、抽送の動きが止まった隙間からボタボタと溢れかえってくる白濁の量は、逆に年齢を重ねていては一度で出せないのではという大量のものだ。
「ふわぁ〜。またゴッつい気持ち良さでぶっ放してもうたわ」
 体重の軽い矮躯から抜去し、ぺたんとトウジが座り込むと、放り出されたお人形のように横たわるサクラの股の付け根からゴポゴポあぶくを交えて流れ出す。
「ぁ、ああン……」
「一休みしよか。それとも、今晩はここまでにしとくか……?」
 うっとり満足気で余韻に浸っている妹の白い尻肉を撫ぜてやり、声を掛けた兄に、サクラは半ば夢見心地のままで『……ううん。まだぁ……』と甘えたのである。
 




Menu 感想はこちらへ

From:エロ文投下用、思いつきネタスレ(6)