縛虐の刻 第1話


Original text:すとらとさん
Illust:目黒腹蔵さん





「……はぁっ……」

「……あっ……」

……あれ……?

「……あっ、あぁっ……」
……この声は……。

「あっ、す、すごっ…い……」
…まも…姐(ねえ)…?

……みり、みしっ……。
「……はぁ、はぁっ……」
……えっ……、…まも姐の…声……?

「いやー、泥門高校二年で、学園No.1アイドルのまもりちゃんのこんな姿。見ているだけで、オレ、漏らしそうだよ〜」
……この声は…だ…れ……?


え〜と、私は確か……。
……そうだ……、泥門デビルバッツの練習が終わって、まも姐に誘われてまも姐の家に少しだけ寄ってから帰ろうって……。
……それで、どうしたんだっけ……。
……そう、まも姐と一緒に、近道だからって路地裏を歩いていたら、見るからにガラの悪い若い男に声をかけられて……。
で、助けを呼ぼうと大声を上げたら、後ろから羽交い絞めにされて……。
そしてその後……。

……ダメだ……。そこから何も思い出せないよ……。
それに、なんだか躰中が痛いし、火照って熱い……。

「……すごいっ……!!わ、わたしっ…、も、もうっ……!!」
「ダメだよー、まもりちゃ〜ん。もう5回目だよ〜?鈴音ちゃんが目を覚ますまで、我慢するって約束でしょうー?」
……ヴゥ〜ン……。
……何の音……?…何か、鈍い音……。って、そんなことなんかどうでいい……。私…私、早く助けを呼ばなきゃあ……。

「う〜ん……」
私は、半ば無意識に声を上げてから、ゆっくりと閉じていた瞼を開いてゆく。
と、同時に、項垂れていた頭を、声の聞こえる正面の方向に向かって起こして。
すると、おぼろげな視界の中心で、肌色の肉体が、リズミカルに揺れ動いていて……。


!!!!!!
って、何!?何なの!?
ほぼ完全に視野の霞が晴れ、意識が覚醒すると、そこには全裸のまも姐が!!
いや、正確に言うと、夏用の制服のYシャツとタイは、前を大きく開いた状態で肩に引っかかっている。それに、ソックスも履いたままだ。
でもっ、でもっ!!
それ以外は下着すら着けていない、全くの素っ裸。
その上、よく見ると両手は肘の辺りから荒縄で縛り上げて頭の後ろに回されていて、完全に自由を奪われている。
更に、いつも私が羨望の眼差しを向けている型の良い両胸は、くびり出すように縄掛けされていて、無残にも砲弾型に形を変えていた。
そして、お腹から股間にかけても荒縄が。
特に股間の縄は、両の腰から女の子の最も大事な秘密の部分に向かってVの字に伸びていて、その部分を両側から刺激するのが目的なのは明白だ。
それだけでは無く、左の膝にかけられた荒縄が、まも姐の背後に竹で組上げられたX字型の骨組みに引っ掛けられていて、全裸の股の間を自分の意思では隠すことすらできないように吊り上げている。
そんな、想像もつかない程淫らな光景が、直ぐ目の前で繰り広げられていたのだった。

「まも姐っ!?」
一体、どうしてそんなまも姐をこの私が見ているのか。
第一、首から先は動かせるのに、そこから下の身体の自由が全く利かない。
その原因を確かめようと、私が自分の体に視線を落として見てみると。
!!!!!!
あろう事か、私も全裸で、その上縄で拘束されていたのだった。

「ちょっ、ちょっと!!何で私裸なのっ!?それに、何でまも姐も裸なのっ!!アンタ、いったいまも姐に何をしてんのよっ!?」
私が、驚きの余り混乱して上擦った声を上げると、苦しそうな表情のまも姐が私の方を向いた。
そして、切羽詰った、だが、どこか呆けたような顔で私を見た。
「ああっ…!鈴音ちゃん……。やっと、やっと目が覚めたのねっ…。ねぇ……!も、もう我慢できないのっ!!……だから…だから、いいでしょっ……!?」
普段のまも姐からは想像もつかないような淫蕩な表情を浮かべて、目の前のドレッド・ヘアーの若い男に何かの許しを請うている。
いつもの、人一倍正義感と責任感が強くて、不良なんかにも決して媚びたりしないまも姐の性格を良く知っているだけに、その日常とのギャップが有ること甚だしい。

「おっ、目ぇ覚めたみてぇだな。じゃあ、いいよ、まもりちゃん。オトモダチの見ているその前で、思いっきりイッても」
そう言って、まも姐の右の太股(フトモモ)にガムテープで固定されている、何かの器具のスイッチに手を伸ばそうとしたソイツの動きを見て、私はその機械から伸びたコードの先に視線を移した。
すると、そのコードの先は、まも姐の栗色の陰毛も露な股の間の辺りまで伸びている。そして、そう、ちょうどクリトリスの上辺りに、無造作に同じくガムテープで留められた卵型の物体にまで伸びていることを知って、私は驚愕した。

私だって、16歳の思春期の、普通の女の子だ。
「鈴音は、初心(ウブ)だから、こういうことも知っておいた方が良いのよ」
そう言って、いらないと断ったのに、レディース・コミックやら無修正のDVDやらを押し付けられるように女友達から貸された経験位ある。
そうやって借りた物を、ドキドキしながら、誰にもナイショでひっそりと一人で読んだり観たりしたことだって。
だから、今まも姐の股間で無機質に震えている器具が、『ピンク・ローター』と呼ばれている、イヤラシイことに使用される玩具であることに直ぐに気が付いたのだ。
だが、それだけでは無かった。
よく眼を凝らすと、まも姐のお尻からは紫色のピンポン玉くらいの大きさの球体が、幾つも数珠繋ぎになって床に伸びているではないか。
あの器具の名前も知っている。あれは確か、『アナル・ビーズ』と、レディ・コミの中の広告に書いてあった。
きっと、あのビーズの半分くらいは、まも姐のお尻の中に入っていること位は容易に想像が付く。
間違いなく、まも姐は今、この男に性的虐待を受けているのだ。

「アッ、アンタッ!!今すぐ止めっ!!…な…さ…」
私がイヤラシイ男の手から、まも姐を救うために大きな声をあげようとした刹那。
――ドクンッ!!!!!!
信じられないような快感が背筋を貫いた。

「おー、おー、鈴音ちゃ〜ん。目ぇ覚めてすぐに動くと、クスリが効きすぎて、アタマ、バカになっちゃうよ?」
ソイツはそう言うと、私の方を向いて何かの液体の入った注射器を見せた。
そして、先端の注射針から薬液をこれ見よがしに何滴か垂らしてみせる。


イラスト:目黒腹蔵さん「美少女縄変化・まもり」


……くす…り…?
コイツ、何言って……。

「せっかく、二人が最高にハイになれるように、すっげぇ〜高いクスリ手に入れて、今日までチャンスうかがってたんだぜ?」

何て奴!!
この男は、最初からまも姐と私に狙いを定めていて、卑劣な薬物まで使って私たちを陥れたのだ。
「コ!コイツッ!!ひっぱたいてっ……!!」

――ドクンッ!!!!!!
ああっ!!また……。
最初は、怒りから頭に血が上っているのかと勘違いしていたが、そうではなかった。
恐らく気を失っている間に投与された薬物が、このイヤラシイ男の言う通りに効力を発揮し始めたのだ。
それが証拠に、全裸に近い格好で快感を訴えているまも姐を見たためか、それとも目覚めて直ぐに急激に不自由な体を動かそうとした為かは分からないが、全身がかあーと熱くなってくる。
だが、何とか平静を保ちつつ、私は男に向かって精一杯強がって脅しをかけてみた。

「くっ!クスリだか、何だか知らないけれど、今すぐにまも姐と私を自由にしないと、思いっ切り大声を上げてやるんだからっ!!」
これ以上、私たちの裸を知らない誰かに見られるのは、絶対にイヤではあった。
だが、最悪の場合、私は本気で大声を上げて助けを呼ぶつもりだった。
しかし、ソレを聞いた男は、一瞬だけキョトンとした表情を浮かべた後、今度は腹を抱えて大笑いし始めた。
「あははははははははっ!!ひ〜、笑い死ぬぅ〜!コイツ、マジ面白ぇっ〜」
そして、ようやく笑いが納まってから言った。
「なぁ?よ〜く考えてみろよ?女子高生二人拉致るだけの覚悟があるヤツがさぁ〜?大声を上げられたくらいで助けが来るようなシチュで、その上猿轡もかませねーで、女縛ったりするわけねーじゃん」

そう言われてみれば、確かにそうだった。
私は、急激に襲ってくる絶望感と無力感に、深く打ちのめされた。
まるで、奈落の底に突き落とされたような気持ちだった。
「まっ、クスリでバカになったアタマじゃぁ、それに気が付かないのも無理ねーかぁ」
男は、そう言った後で、更に続けた。
「準備は大変だったんだぜ?スタンガン用意したり、まもりちゃんと鈴音ちゃんの下校ルートをあらかじめ下調べしたりとかさぁ?」
「で、一番大変だったのが、気絶してる二人を車からこの廃屋みてぇーな家に連れ込むとき。鈴音ちゃんはちっちゃかったから、あんがい楽ちんだったんだけど。でも、まもりちゃんは何せほら、鈴音ちゃんと違ってスタイルいいから。特に胸のあたりとか」
そう言って、男は私のコンプレックスを激しく刺激した後、「くっくっくっ」と声を押し殺しながら笑った。


狂ってる、私はそう思った。
この男は、明らかに自分の欲望を満たす為だけに周到な準備をして、私達をこの部屋へと監禁したのだ。
その恐ろしい事実をしっかりと認識すると、今まで感じていた怒りよりも、急激に恐怖感の方が頭をもたげてきた。そして、さっきまではまも姐のあまりにも恥ずかしい姿に気を取られて忘れていたが、自分もまたまも姐に負けないくらいにあられもない姿を、このイヤラシイ男の前に晒しているという事実を、ハッキリと認識してくる。
それに気が付いた途端に、火がでそうなくらいに躰中が火照ってきた。

「あっ!!や、やぁーっ!!見ないでっ!!」
私はそう叫ぶと、両胸と股間を隠そうともがいた。
しかし、私が意識を失っている間に施された荒縄による拘束は、完璧だった。
両手は後ろ手に回されて、二の腕の辺りから手首にかけて幾重にも背中の辺りで縛られていたし、せめて股間だけでも見らまいと両脚を閉じようとしても、両の太股と脹脛(フクラハギ)を括った縄が、お腹から両胸の辺りを縛った荒縄と連結するように括られていて、ぴくりともしない。
身を捩ればよじる程、両胸をくびり出すように縛られた縄が締め付けてくるし、お臍の下の所からYの字型に結ばれた荒縄が、私の大事な部分に食い込んでくる。
つまり、私もまも姐と大して変わらない、いや、衣類を一切纏っていない分、もっと恥ずかしいかもしれない姿だったのだ。


「へへへっ、いまさら、『見ないで〜』も無ぇだろ?服脱がして縛るときに、オッパイもマンコも、飽きるほどコッチは見てるってーの」
確かにそうなのだろう。私が意識を失っている間に、コイツは私を全裸にしただけでなく、こんな恥ずかしい格好で動けなくなるように緊縛したのだ。
物心ついてからは、同性以外には見せたことすら無かった体の隅々までを、こんなヤツに見られたのかと思うと、涙が出そうになるくらいに悔しかった。

「……あっ…ねぇ、も…もう……」
その時、それまでこのイヤラシイ奴との会話と、私自身の羞恥でその存在をひと時忘れてしまっていたまも姐の声が耳に飛び込んできた。
……ヴヴヴ……。
相変わらず、まも姐の股間からは、ピンク・ローターの耳障りな作動音が聞こえてくる。
「ああ、悪ぃ、悪ぃ。じゃ、鈴音ちゃんも目ぇ覚めたことだし、まもりちゃんをイかせて上げる約束、守らなきゃあね。どう?オレって、自分で言うのもなんだけれど、けっこうジェントルメンでしょ?」
ソイツはそう言うと、またまも姐の方を向いて、太股のスイッチに手を伸ばした。

「あっ…あぁっ……!は、早くぅっ……!!」
最早、自らの力では顎を上げることすら出来なくなってしまっているのか、それとも男に媚びているのか判断はつかない。でも、まも姐は腰を振りながら、上目遣いに男の顔を見上げ哀願する。
「…ねぇっ……!!お願いっ…!!もっとっ、もっと強くぅっ……!!」
「分かった、分かった。ちぇっ、ちょっと、クスリ打ち過ぎたかなぁ?」
ソイツは舌打ちしてそう言うと、ローターのスイッチを無造作に『MAX』と書かれている方に回した。

……ヴヴヴヴ…!!ヴ〜〜ン……!!……。
ローターの作動音が、今までとは比べ物にならないくらいに大きくなったのが分かった。と、同時に、それまでゆったりとしたペースで揺れていたまも姐の裸身が跳ねた。
そう、正に『ビクンッ』って感じで。
「ああぁぁっ……!!いいいぃっ……!!」
半開きになったまも姐の口から、大量の涎(ヨダレ)と共に、感極まった喘ぎ声が迸(ほとばし)る。

「くくくっ。ほらっ、まもりちゃん。鈴音ちゃんが見てるよ。トモダチの見てる目の前でイけるんだよ。嬉しいでしょ?」
男にそう言われると、まも姐はうっとりと閉じていた目蓋をゆっくりと開いて、私を見た。
そして、その男の子をみんな虜にしてしまう程に美しいと、皆に賞賛されている碧眼で私を見ながら、いつものまも姐からは考えられない淫声を零す。
「…あああぁっ……!!鈴音ちゃんっ!!……わたしっ…!!も…う……。イクッ!!鈴音ちゃんに……、鈴音ちゃんに、恥ずかしいところを…!!見られながら、イクッ……!!」

……ああ、まも姐……。こんなヤツの前で、何て表情(かお)しているの!?そんな……、そんな貌(かお)、女の子は本当に好きな男の子の前でしかしちゃあダメって、いつものまも姐なら絶対にそう言うはずなのに……!
もしかして、縄が肌に食い込むことすらも心地良く感じているのだろうか?
――ドクンッ!!
……もしも……もしも、そうだとしたら……。
その誘惑に、理性では決して乗ってはいけないということを、分かっているというのに。
”それ”に負けたら、目の前のまも姐と同じになってしまうことくらい、もう充分に理解できている筈なのに。

だが、きつく緊縛された肉体は、まだ動いてもいないのに熱く火照って、もっと強い刺激を求めている。
具体的には、私の最大の身体的コンプレックスの原因でもある、この殆ど肉の付いていない貧弱な両胸の先っぽ。
それに、縦に二本の荒縄で締め上げられた股間からお尻の狭間にかけての、そう、最も敏感な部分から。
その周辺から、このまま放って置いたならおかしくなってしまいそうな、耐え難い程の焦れったさが沸き起こってくる。

「あっ…!!あぁぁっ……!!見ててね、鈴音ちゃんっ…!!わたしがイクところ…!!はしたないまもりが、イクッ!!ところっ……!!」
一方まも姐は叫ぶようにそう言うと、緊縛された不自由な裸体を一心不乱に揺り動かして、もっと快感を得ようとする。
そのピッチは、私が目覚めた時とは比べ物にならない速さだ。

……きっと…きっと、クスリのせいだ……!まも姐も私も、クスリのせいでオカシクなってるんだ……!
そう思ってみても、躰の疼きが静まってくれる訳でもない。
それに、何よりも目の前で繰り広げられているまも姐の痴態が、私を甘美な刺激へと誘(いざな)うのだ。
あんな風に腰を動かせば、きっとこの苦しみから解放される。それは、もう、確信だった。
その誘惑から逃れるすべは、最早私には残っていなかった。


そして遂に私は、大股開きに拘束されていて不自由な体を、まも姐を真似てほんの少しだけ身じろぎさせてみる。
その瞬間――。
!!!!!!!
信じられないほどの、峻烈な快感が躰を貫いた。
それは、主に縛られた股間と、同じく上下に縄を通された肉付きの薄い両胸の周辺から生み出された感覚だった。
その快美の度合いと言ったら、一人でするオナニーが、全く色褪せて感じられるほどだ。

以前にも言ったが、私だって、年頃の女の子だ。大好きなアイツのことを想い浮かべて何となくそんな気分になってしまったり、エッチな本やDVDで昂ってきたりすれば、一人エッチくらいしたことはある。
やり方だってちゃんと知っているし、自分の一番感じる部分だって、良く分かっているつもりだ。
でも、この荒縄が肉に食い込んで敏感な場所を擦りたてる刺激は、本質的に別の気持ち良さだった。
その感覚がもっと欲しくて、イケナイと分かっているのに、私は身体を揺らすことを続けてしまう。
すると、痺れるような快感の波が、次から次へと押し寄せてくる。
それは、私が決して声を漏らさぬように、下唇を噛み締め続けるのが精一杯なほどだった。

そうやって自らも縄遊びをしつつも、私の視線はまも姐の美しくも淫らな裸身に釘付けだ。
「……ああぁっ……!!…見てるぅっ……!!鈴音ちゃん、がっ……!!わたしっ……!!わたしがっ…!!イク、ところっ…!!イクッ……!!と…ころっ…!!見てるぅぅっ……!!」
まも姐の口唇は、しっとりと濡れ、まるで薄っすらとルージュをひいたかのように薔薇色に艶めいている。
その美しい唇から、全くそぐわない淫声が紡ぎ出される。
そんなあまりにも激しい見た目と台詞との落差が、逆に同性の私の眼から見てもひどく扇情的で、くらくら眩暈がしてしまいそうなくらいに淫靡な光景だ。

……ぎしっ……。みりっ、みちっ……。
まも姐は、荒縄が柔肌に食い込む音を立てながら、快感を貪る。
その姿を食い入るように見詰めながら、私も必死に声を上げないように注意しつつ、裸体を蠢かせる。
……みちっ…。みしっ……。
だが、声は上げないようにすることはできても、躰を締め付ける縄が軋む音を立てるのを止めることはできない。
けれども救いは、今はまも姐が狂ったように身を捩り続けている為に、その縄音の方が遥かに大きくて、私の立てる荒縄が擦れる音などそれに紛れてしまっていることだろうか。
……え?私、今……。
……イケナイ!!まも姐も私も、こんな理不尽な扱いを受けているのに……!それが、例え一瞬の間であったとしても、まも姉の立てる音が救いだと思うなんて……。……ゴメンなさい、まも姐……。
私は、男に気取られぬよう、細心の注意を払って腰を揺らし続ける。

私は、もう視線を逸らすことすら出来なくなって、まも姐を見守り続けた。
するとまも姐は、唾液がたらりたらりと胸元に垂れているのを気にする素振りも無く、快美を味わうのだ。
そして、普段は見た者を魅了せずにはおかない、型の良い口唇をだらしなく開いて叫んだ。

「鈴音ちゃんっ……!!見て…てねっ…!!も、う……。イクッ!!……わ…たしっ……!!も…う…!!イクッ!!あああぁぁっ……!!イクッ…!!イクッ!!イクううぅぅっ……!!」
まも姐の裸体が、一際大きく跳ねた!!
そして、少しの間痙攣したかとおもうと、全身から力が抜けてぐったりとなる。

……プシュッ、プシャアッ……。
それに続いて、男の手によって意図的にこちらに向けて広げられていることが明白な股間から水音がしたかと思うと、一気に黄金色の飛沫が迸り始めた。
……ジョジョ〜……。
そして、見る見るうちにしどけなく開いた太股とお尻の辺りに、黄色い水溜りが広がってゆく。
どうやら、まも姐はあまりにも激しいエクスタシーに自失して、失禁してしまったのだろう。
……ああ、可哀想なまも姐……。こんなヤツの見ている目の前で、お漏らしまでしちゃうなんて……。

すると、対面させられている私たちの間に屈んでいた男が、罵声を上げた。
「あぁっ!?オイッ!このアマッ!しょんべんなんか漏らしやがってっ!畳がしょんべんでびしょびしょじゃあねぇかっ!」
罵られたまも姐は、呆けた顔を上げると、肩で息をつきながら言った。
「……はあ、はぁ……。…あぁ……。…わ、わたし……。こんな……。……ごめんなさい……。ごめんなさい……」
未だ絶頂の余韻から覚めやらぬ様子で、まも姐はうわ言のように、その卑劣漢に向かって謝り続けている。
その姿は、目を逸らしたくなるほどに哀れだった。
すると、ソイツは吐き捨てるように言った。
「ちっ。まぁ、いいかぁー。どうせ、まもりちゃんがマンコから垂れ流した汁と汗で、ケツの下ぁー、ぐしょぐしょだったし」


「……はぁ……。はぁ……」
まも姐のその恥ずかし過ぎる痴態を見ていて、その興奮が伝わってきたためだろうか?
気が付くと、私は縄掛けされて自由の利かない腰を揺り動かしながら、いつの間にか荒い吐息を吐いていた。
確かに、つい先程までは声を立てぬように、歯を食い縛っていた筈なのに。
その動きは、先程のまも姐に比べたら、遥かに大人しいものでしかなかった。
だが、確実に私は、ゆったりとしたペースでしっかりと腰を振っていた。
すると、ソイツは目敏(めざと)くそれに気付いて、こちらを向いてイヤラシイ笑みを浮かべながらこう言った。
「あれ〜?何だぁ。鈴音ちゃんも、もう見ているだけじゃあ我慢できなくなっちゃったんだぁ〜。まあ、それだけオレの縛りテクも、結構ハイレベルってことだよなぁ。ああん?」
私は、一人でエッチな悪戯をしているのを親に見咎(みとが)められた子供のように、顔中、それこそ耳まで赤らめながら俯いた。

だが、それでもまも姐の荒い呼吸音と未だに停止していないローターのモーター音に、聴覚を刺激し続けられている為だろうか?
火照った体が、もっと強い刺激を求めて自然に動いてしまうのを、どうしても止められない。
イヤラシイ男の眼前だというのに、縄が食い込んだ裸身がもどかしく揺れ蠢くのを、自分の意思では止めることはできなかった。
「あ〜あ。いけないなぁ〜、鈴音ちゃ〜ん。まだ女子高生でしょー。16歳?だっけ。いくらキモチいいからって、知らない男のヒトの前で、オマンコ濡らして、自分から腰をふりふりしたりしちゃったらさぁ〜」
ソイツにそう指摘されても、もう私は腰が動くのを止められない。
気が付くと男の指摘通りに、私の股間はいつの間にか滲みでてきた愛液で、びっしょりと濡れていた。

「まぁ、今日のメインゲストは、まもりちゃんの方だったんだけれどさぁー。でも、やっぱ鈴音ちゃんも、別の魅力っていうか?ほら、透糸高校一年の女子のなかじゃあ、凄ぇ可愛いほうじゃん。だからさぁー、今回二人ともゲットできて、オレって凄ぇラッキーてゆーか」
更に、男は続けた。
「どう?鈴音ちゃん。クスリでハイになったうえで、マンコに縄がこすれるのって、すっげ〜キモチいいでしょ?もうヤミツキになっちゃったんじゃあない?」

確かに、ソイツの言うとおりだった。
薬物を投与された上で、荒縄で最も敏感な粘膜を擦りあげるこの感覚は、心地良い何てレベルを遥かに超えている。
「……はぁ、はぁ……。あっ……!あぁっ!」
私は、最早公然と、男の目の前で快楽を貪っていた。
溢れる程にじゅくじゅくと湧き出てくる淫らなお汁(ツユ)が、私の大切な割れ目から垂れて、 両脚の付け根の辺りまで濡らしているのが分かった。そして、縄が吸い切れなくなった愛蜜が、ぽたりぽたりと床にまで垂れ落ちている。

「そうそう、その調子。気分でてきたじゃ〜ん。それにしても、鈴音ちゃんのアンダーヘアって、薄めだし生えている範囲も狭くて、すっげーオレ好みだよ〜。まもりちゃんみたいなのも、オレ的には、結構アリなんだけれどねー」
そして、付け足した。
「あ、ちなみにオッパイは、オレの場合、まもりちゃんみたいに大きいのも、鈴音ちゃんみたいに乳(チチ)が無いのも、両方ともオッケーだから。オレって心が広いでしょ」
男は、そんな私たちの身体への勝手な批評を述べると、「えっへっへっ」と厭らしく笑った。


「じゃぁ、まもりちゃんもイッたことだし、鈴音ちゃんもノッてきたところで、二人仲良く記念撮影といきますかぁ?」
……えっ……!?
男はそう言うと、ズボンのポケットから携帯電話を取り出した。そして、ぐったりと項垂れ放心しているまも姐の方に携帯を向けると、私が制止する間も与えずにシャッターのスイッチを押した。
――パシャッ!!
そして今度は、携帯に付いているカメラのレンズをこちらに向ける。

……もしも、もしも、こんな恥ずかしい姿を撮影されてしまったら……!。
そして、こんな卑劣な男の携帯内のメモリーに焼付けられてしまったら。
薬と恍惚で麻痺した頭でも、それだけは絶対に避けなければならないと、僅かに残った理性で判断できた。
「あっ!!ダメッ!!こんな格好、撮っちゃあ、絶対にダメえぇぇっ!!」
しかし、ソイツは身動きの取れない私の拒絶などお構い無しに、何の躊躇いもなくシャッターを切った。

――カシャッ!!
「やりぃ、またお宝ゲットぉ〜。何てったって、今日は被写体が最高だからなぁ。アヘ顔も胸も、濡れ濡れオマンコもばっちり。いい画が撮れたぜぇ」
「……うぅぅ……。酷い……」
余りにも惨い仕打ちに、眼からはじんわりと涙が滲み出てきて、今にも零れそうだった。
「あれぇ〜?鈴音ちゃ〜ん、何泣いてんのぉ?オレ、そんなに悪いことしたかなぁ〜?いーじゃん、いまさら一枚くらいさー。どうせ、二人が気ぃ失ってる間に、メモリー取替えなきゃならないほどの枚数撮ってたんだよ?」
その男の言葉を聴いて、私は全身から血の気が引く思いがした。
コイツは、まも姐と私が意識を失っている間に、大量の破廉恥な画像を撮っていたのだ。
それは、きっと想像することすら恐ろしい猥褻な画であることは、確実だった。
それを知って、私はまた深く絶望した。


「それにしても、暑ぃなー。この部屋、エアコンなんてモノ、無ぇーからなー」
そういえば、確かにそうだった。
今は、ちょうど梅雨も終わって、夏休みを目前に控えた頃だった。
そんな季節に、こんな風に締め切った部屋の中に居れば、蒸し暑いのも当然だろう。
気が付けば、まも姐も全身に汗をびっしょりとかいていたし、私も顔から爪先まで、汗に濡れていた。
もっとも、私たち二人が汗まみれなのは、暑さだけのせいではなく興奮と恍惚故の脂汗も含まれていたのだが。

「…あっ、あぁっ……。……はぁ…、はぁ……」
「……はぁ……。……はぁ…」
まも姐と私が、荒く吐息を付いていると、男が言った。
「あ〜!マジで糞暑ぃー!二人とも服着て無ぇーなんて、ずりーよ。オレも服、脱いじまおう」
ソイツは立ち上がると、かちゃかちゃと金属音をさせて、ベルトの留め金を外した。そして、苛立たしそうに黒いスーツ・パンツを脱ぎ捨てる。
男は、黒いジャケットとYシャツは脱がずに、下半身だけ黒のビキニ・パンツ一枚の格好になった。
向き合っているまも姐と私のちょうど中間に、もう今にもはちきれそうな位、ぱんぱんに膨れ上がったパンツの前の部分が晒け出される。
そしてソイツは、もう一時も我慢ならないといった様子で、その下着を一気に下ろした!!

――びいいいぃぃんっ!!

錯覚ではなく、パンツを下ろした瞬間、確かにそんな音がしたと私は思った。
それ程の勢いで、ビキニの中から表現するのも躊躇ってしまう、そう、男の”アレ”が飛び出してきたのだ。
それを眼にして、私たちは恐怖と嫌悪感から悲鳴を上げた。
「きゃああぁぁ〜〜っ!!」
「やああぁぁ〜〜っ!!」
そして、急いでその醜い”モノ”から視線を逸らした。
だが、ソイツはまも姐と私の反応などお構いなしに、悠然と下着を下ろしていって脚から抜き取った。
その上、誇らしげに腰を突き出しさえして、こう言った。

「いきなり、『きゃ〜』は、ねぇだろ?『きゃ〜』は。オレ、傷ついちゃったよー。もしかして、二人ともホンモノ見るのは、今日が初めてって訳ぇ?」
そして、その男は更に続けた。
「おい、ちゃんと見ろよ?オレも、あんまり手荒なことはしたくねぇーんだけれどさぁ。コッチ見ないと、マジで怒るぞ?何なら、今すぐさっき撮った画像、お前らのオトモダチにメールしまくってやっても良いんだぜ?」

ソイツのその言葉を聞いて、私は慄然とした。
……あんな恥ずかしい姿を、泥門デビルバッツの仲間たちや、透糸高校の友人たちに見られたりしたら。そして何よりも、もしもこんな姿を、大好きなアイツに見られてしまったら……。もう、これから私は生きてゆけない……。
仕方無しに、私は恐る恐る顔を上げた。
すると、まも姐もきっと、私と同じことを考えたのだろう。私の視線と、まも姐の視線が、男の腰の高さで一瞬交錯した。
まも姐の蒼い瞳には、薄っすらと涙が浮かんでいた。

「そうそう。二人とも、お利口さんじゃん。どうだ?オレ様自慢のデカマラは。よそじゃぁ、ちょっとお目にかかれないデカさだろ?」
男はさも自信有りげにそう言うと、股間で臍に付きそうに鋭角にそそり立っている”アレ”を、ひくんひくんと脈打たせて見せた。
「……あぁ…。イヤぁ……」
「…うぅ……。…汚い……」
どす黒い”ソレ”を、私たちはかろうじて視界に納め続けた。
だが、嫌々にだが観察を続けていると、ソイツの”モノ”の尋常でない巨大さが直ぐに理解できるようになってくる。

その太さと長さといったら、友だちに借りた無修正DVDで見た男優たちの”アレ”なんて、全く比べ物にならない。
もう、”ソレ”の長大さは、あくまでも女性作家たちの願望であって、虚構の世界であるエッチなマンガの中に登場するレベルだろうか?
いや、それすらも確実に上回っている。
あんなに長くて太いのが、つい先程までビキニ・パンツの中に納まっていたのが、にわかには信じられないくらいだった。

「へへっ、凄ぇだろ。これからお前ら、このデカチンポで、たっぷりと可愛がってやるからなぁ。もう、このデカチンなしじゃあ、生きていけないカラダになるまで、みっちりと仕込んでやるからな」
男は、そんな恐ろしいことを宣告する。
緊縛されて、抵抗することも逃げ出すこともできない私たちに対して。
つまりそれは、ソイツの言うとおり、これから先の私たちの未来には絶望しかないことを意味していた。

「よっし。オレも少し涼しくなったことだし、まもりちゃんと鈴音ちゃんが、マジで処女かどうか確認するとしますかぁ?」
……えっ……?…何を言ってるの…?コイツ……。
男はそう言った後、後ろを向いた。
そしてまた屈むと、何やら鈍く光る銀色の器具と、ビデオカメラを手にしてこちらを向いた。
「イッツ、ショウターイム!二人とも知ってる?コレ、クスコっていうんだよ。産婦人科とかで、マンコの中調べるのに使うの」
ソイツは、ニヤニヤと笑いながら物知り顔でそう説明すると言った。
「じゃあ、始めるね。へへ、どっちからにしようかなぁ〜。何せ、こんな可愛い子二人を前にすると、迷っちまうなぁ〜。ん〜、そうだな。まずは、年上のまもりちゃんからにしよう」
ソイツはそう言うと、まも姐の股間に、その銀色のアヒルの嘴(くちばし)のような型をした金属製品を突きつけた。そして、割れ目に食い込んでいる二本の荒縄のうち、一方をずらす。

「えぇっ!?……あっ!やあぁっ……!」
ほぼ、絶頂の後の気だるさから醒めていたまも姐は、薬の影響で緩慢な動きではあったが、必死に暴れて抵抗しようとする。
だが、脚を広げた格好で拘束されているために、首から先以外はほんの少しだけ揺れ動く程度に過ぎない。
……ぴちゃっ……。
まも姐の、多量の愛液と汗と小水で濡れた女の子の最も大切な部分に、金属の嘴が触れた。そして次の瞬間、呆気ないほど簡単に、大事な場所の中に入ってしまった。
「あぁっ!イヤッ……!つ、冷たっ……。…抜いてえぇっ……!」
まも姐はそう哀願したが、それを全く無視して、その男は器具の後ろに付いているネジを回す。
……カラカラ、カラ……。
「よし、こんなモンだろ。じゃあ、撮るねぇ〜」
ソイツは、ジャケットのポケットからペンライトを取り出して点灯すると、その光をまも姐の秘密の部分に当てる。そして、覗き込むようにしてそこをビデオカメラで録画し始めた。

「……うぅっ……。酷い……」
まも姐は、そのあまりにも非道な仕打ちに、すっかり打ちひしがれていた。
しかし、そんなまも姐の様子などお構いなしに、男は嬉しそうな声を上げる。
「おおっ!マジ、綺麗ぇ〜!オマンコはさっき縛るときに広げて見て、キレイなのは分かってたけれど。膣の中も、色は鮮やかなピンクだし、マクもしっかりとあるじゃん。堪んねぇーなぁ。おっ、子宮口がひくひくしていやがる」
そして、まも姐に方にカメラの液晶画面を回すと、言った。
「どう?まもりちゃん。自分のマンコの中見るのは初めてでしょ。何か感想はある?」
まも姐は、液晶に視線を向けると、項垂れて言った。
「……あぁ……、……酷い……。…もう、許して……」
その後、今度は私に見えるように画面を向けると言った。
「ほらっ、鈴音ちゃん。見える?綺麗でしょ〜。まもりちゃんの膣の中だよ〜。コレが処女膜。で、奥の小っちゃい穴が、子宮の入り口」
ソイツが液晶を指差しながらそう説明するのを聞きつつ、私は無意識の内にそれに見入っていた。
珊瑚色とでも、言えば良いのだろうか?まも姐のお腹の中は、確かに同性の私も嘆息するほどに、キレイだった。
「よし。まもりちゃんが処女だってことは分かったし、今すぐ抜いて上げるね」
男はそう言うと、撮影を続けながら、片手でカラカラと器用にネジを回して嘴を閉じる。そして、クスコをまも姐の大切な器官から、ぬるっと引き抜いた。

「次は鈴音ちゃんの番ね〜」
ソイツはそう言うと、今度は私の方を向いた。そして、無造作に私の股間に食い込んでいる縄を引っ張ってずらす。
「へへへ。触られてもいないのに、もうマンコ、ぐちょぐちょじゃん。畳にまでマンコ汁、垂れてるぜぇ?」
その男はそう揶揄しながら、まも姐の体液でぬらぬらと濡れ光っている器具を私の大事な部分に突き付けた。
「や、やあぁーっ!やめてえぇっ!そんなモノ、入れないでえぇっ!」
無駄と分かっていても、私は膣内に異物を入れられる恐怖心から悲鳴を上げてしまう。だが、イヤラシイ男はそれを全く無視して金属の嘴を私の胎内へと挿入した。

つ、ぷっ……。
そして、まも姐の時と同じように器具の後ろに付いているネジを、カラカラと回す。
思っていた程の傷みとかは無かったが、その異物感と大切な器官を広げられる感じが、本能的に拒絶したくなるような独特の感触だった。
「おー、ぱっくりと開いちゃったよ。それじゃあ、撮るねー」
男はそう言うと、下から見上げるような体勢になって、私の秘密の部分をペンライトで照らしながら撮影する。
「ああぁ……。……やあぁぁ……」
自分でも見たことのない大切な部分を、こんな卑劣な男に覗かれ、まして撮られているのだ。そのあまりの恥辱に、眩暈がしそうなくらいだった。
「おおっ、ラッキー!やっぱ鈴音ちゃんも処女だったんだぁ〜。マクもあるし、膣の中の色の綺麗さも、まもりちゃんに負けず劣らずってとこだな」
そして、絶望している私に向かって液晶画面を向けると言った。
「ほい、これが鈴音ちゃんのマンコの中だよ〜。見るのは初めてでしょ。どう?自分のお腹の中は。何か感想はある?」
ソイツは心から嬉しそうにそう言って、撮影しつつ、私に感想を述べさせようとする。
「……やあぁ……。酷すぎるぅ……」
私が一目画面を見ただけで俯くと、男は言った。
「いや〜、マンコの外側はさぁ、まもりちゃんのも鈴音ちゃんのもよ〜く観察して比べてみたんだけれど、どっちも捨てがたいっていうか?だから膣の中見て、どっちから先に食っちまおうか決めようと思ってたんだけど」
そして続ける。
「で、結局決めかねたから、ここは調教の順番どおりにするわ。ゴメンね、鈴音ちゃん。もう少し待っててね」
その男はそう言うと、クスコのネジを回して嘴を閉じた。そして、それを引き抜くと、また私のアソコに荒縄を掛け直した。

ソイツは器具を置くと、はぁ、はぁと、荒く息をつきながら言った。
「クソッ!もう、我慢できねぇ!」
そして、急に立ち上がると、瞳に涙を溜めているまも姐の横顔に、ぐりぐりと”ソレ”の先っぽを擦りつける。
見る見るうちに、色白ですべすべのまも姐の頬が、ソイツの”アレ”の先端から滲み出てきた汚らしい粘液によって穢されてゆく。
そうしながら、男は言った。
「オレさぁー、この計画考えついてから今日まで、ずっと女も絶ってたし、オナ禁続けてたんだよねぇー。だから、溜まりまくってるし。それに、さっき二人が気ぃ失ってる間にさぁ、凄ぇ強力なクスリも飲んじゃったしぃー」
ソイツは、まも姐の美顔を汚し続けながら、続ける。
「だから今日は、10発くらいはイケルと思うんだけどさぁー。何せホラ、オレって若いし、その上普段から超絶倫だし。それに、何てったって今日のゲストは、二人とも最高にオレ好みだしさぁ。萎える要素なんて、ナッシングじゃ〜ん?」
男は、そんな私たち二人にとっては、想像するのも拒絶したくなるようなことを、平然と言ってのけた。

「よし。それじゃあ、まもりちゃん。フェラして」
ソイツはそう言うと、自分の手でグロテスクな”アレ”を握った。そして、”ソレ”を、堅く閉ざされたまも姐の口唇にぐいぐいと押し付ける。
「……うぅ……。ぐっ……」
まも姐は唇をきゅっと閉じて、それを拒んだ。
「ああ?おい、同じこと何度も言わせんなよ?オレを怒らせると、お前らがどうなるかくらい、もう分かってんだろ?」
その言葉を聞いた途端、まも姐の裸体がびくっと震えた。そして、渋々と口を開く。
「おーおー。流石にまもりちゃんは、優等生だけあって、分かってるじゃん。それじゃあ先ずは、舌出して、先っぽねぶれ」

全てを諦めた様子で、まも姐の口唇から、おずおずと舌が差し出される。そして、淫らな汁を垂らしている男の”アレ”の先に触れた。
「おうっ、いいぞぅ。取り敢えずは、亀頭の先っぽから出てる、先走りを全部舐め取れ。で、それが終わったら、カリ首の辺りを舐め回せ。念入りにな」
ソイツの指示とおりに、まも姐は粘液を舐め取り出した。そして、それが終わると今度は野太い”ソレ”全体の中でも、最も太くなっているキノコの傘のような部分に舌先を這わせた。

……ぺちゃっ、ぺろっ……。
まも姐の舌が蠢く度に、子猫がミルクを舐めるような音が響く。
男に命じられたとおりに、まも姐は赤黒くて巨大な亀頭を、ゆっくりと唾液まみれにしてゆく。
……え?亀頭?……。私、今……。……亀頭って……。
勿論、知識としては知っているが、女の子としては決して使ってはならない言葉。
ソイツが幾度となく卑猥な言葉で説明するのを聞いているうちに、いつの間にか私の頭にも、猥褻な形容詞が刷り込まれてしまっていた。

「くぅ〜、堪んねぇなぁ〜。エッチなまもりちゃんのチンポ舐め。しっかり撮って上げるからね」
男がそう言ったのを聞くと、まも姐はだらりと舌を出したまま、抗議の声を上げる。
「んぅ〜!いひゃ〜!撮らないれぇ〜!」
「あぁ?オイッ!舌使うの、休むんじゃあねえよ。それじゃあ、今度はサオ全体と裏筋舐めろ」
そう命令されると、まも姐は恨めしそうな瞳でソイツの顔とカメラを見上げながら、また口奉仕を始める。
……ぴちゃっ……、ぺろっ……。
毒々しく黒ずんで、あちこちにミミズのような血管を浮き立たせた肉の竿全体を、まも姐はぺろぺろと舐める。
もう嫌悪感など、忘れてしまったかのように。
「おおっ!キモチいい〜っ!フーゾクの女とかに比べたら、全然ヘタクソだけど。でも、そのいかにもフェラチオ初めててって感じがさぁ、ソソルんだよねぇ〜」
ビデオカメラを構えながら、男はさも嬉しそうにそんな感想を述べた。

少しの間、ソイツはまも姐が肉竿を舐め回すのを、満足そうに撮影していた。しかし、それも直ぐに飽きたようで、こう言った。
「よし。それじゃあ、次は玉袋をねぶれ」
私は、薬によってぼーっとした頭で考えた。
……玉…袋……?ああ、陰嚢のことか……。
真っ黒に色素沈着して、あちこちに陰毛が生え、だら〜んと垂れた尋常でない大きさの陰嚢。
恐らく、ゆうに一つ一つが鶏卵大以上はあるだろうか?一目見ただけで、その中の睾丸の巨大さが想像できる。
そこに、まも姐は上気した顔を寄せて、れろれろとねめつける。
「うぉっ、コレはコレで、悪くねえな。でも、今日は溜まりに溜まってるんだよなぁ。もう、我慢するのも飽きたし、そろそろ一発ヌいちまうか」
男はそう言うと、まも姐に命じた。
「口ぃ、思いっきり開いて、チンポ咥えろ。分かってると思うけど、もしも歯ぁ立てたりしやがったら、鈴音ちゃんを殺すぞ?」

「……ひっ…!……は、はい……」
卑劣な脅しを聞いたまも姐は、すぐさま口を開いた。
その口唇に向かって、邪悪な毒蛇のようなペニスを、ソイツは突き立てた。
「うっ……!?…えぅっ!?」
とはいえ、あれほど太くて長い異物が、そんなに簡単に口内に納まる筈もない。ほんの少し先端を押し込まれただけで、まも姐は呻いた。
「何だぁ?根性ねえなぁ〜。これだから、最近の若いヤツは、なんて言われんだよ。せめて、半分くらいは咥え込め。気合だよ、気合ぃ」
無茶なことを言いつつ、男は腰をゆっくりと繰り出す。
「……ぐっ!?……うぅっ……!?」
精一杯開かれた口の中に、徐々にだが確実に、オチンチンが進入してゆく。だが、3分の1ほど収めるのが、どうやら限界のようだった。

「ちっ!まぁ、良いかぁ。あんまり無茶して、吐かれても萎えるだけだし。それじゃあ動かすから、しっかりと舌、使ってろよ?いいな?」
まも姐は、無言のまま、こくこくと頷く。そしてソイツは、上から撮影しながら、ゆったりとしたペースで尻を振り始めた。
……じゅぽっ、ちゅぽっ……。
限界にまで開かれた唇と肉棒が擦れて、そこから湿った音が聞こえてくる。
その音と光景を見ながら、私は何時の間にか、また腰を揺らし始めていた。
あまりにもはしたない、まも姐の口唇奉仕を眼にして、私自身も確実に興奮していたのだ。
女の子が、もうその誘惑に負けたら、後戻りできない牝に堕ちてしまうと分かっているというのに。

「オラッ!もっと、舌ぁ、動かせよ。口の中のチンポ、べろんべろん舐め回すんだよっ!」
男は、はぁはぁと吐息をつきながら、そう注文をつける。そして、下半身の律動のピッチを上げた。
「うっ……!ぐぅっ!」
まも姐の口唇と、卑劣な男のオチンチンとの接触面から、つつーと唾液が零れ落ちる。
「くぅーっ!いいぞ、泥門高校No.1美少女のチンポしゃぶり。最高の画だぜ。よし、今度は唇すぼめて、ちゅうちゅう吸えっ!」
昂ぶりを隠そうともせずに、男はそう命じる。すると、まも姐は霞がかかったように濁った瞳で、男根を吸い立てる。
……じゅっ、ぽっ、じゅぽっ、ちゅぽっ……。

「クソッ!もう堪んねぇっ!」
ソイツは叫ぶようにそう言うと、片手でまも姐のさらさらの栗髪を掴んで、荒々しく腰を振る。
「……うぐっ…!?ううっ…!?」
巨大な肉塊で喉奥を突かれた上、髪を引っ張られて、まも姐は苦悶の声を上げる。だが、それを無視して、男は好き勝手にペニスを抽送させる。
「おおっ!!もう、出るぞっ!!よしっ、一発目は顔射だっ!!思いっきり口開けて、舌ぁ、出せっ!!」
ソイツはそう命令すると、まも姐の口からオチンチンを引き抜いた。そして、唾液と先走りの汁でぬるぬるのペニスを、自らの手で扱(しご)く。
「うおぉっ!!出るうぅぅっ!!」

……どぴゅっ!!どりゅっ!!どぷっ!!ぴゅっ、びゅっ!!どぷっ!!ぴゅっ、ぴゅっ……!!
その男がそう叫んだ次の瞬間、物凄い勢いで、信じられないほど大量の精液が亀頭の先の割れ目から噴き出した。そして、その白濁液が、口唇を開いて舌を出しているまも姐の美しい顔に降りかかった。
「おううぅっ……!?えうぅっ…!?」
ソイツの言い付けどおりに、口を開けて舌先を垂らしていた為だろう。まも姐は、舌を冒しただけでなく、口内にまで多量に注ぎ込まれた精液に驚いて、そんな苦しそうな声を上げた。
だが、男の射精はまだ止まらない。ソイツは手を添えて肉根をまも姐の口の方に向けると、尻を震わせながら立て続けにびゅっ、びゅっと樹液を放出し続けた。
「ううぅぅっ……!?……うえぇぇっ……!?」
どれくらいの間、続いただろうか?男は最後にぶるっと腰を振って、ようやくまも姐の顔から肉棒を退けた。

「はぁ、はぁ……。ふ〜っ!マジ、気持ちよかったぁ〜!どうだ?オレ様の一番絞りの味は?一滴残らず飲んで味わえよ。吐いたりしたら、鈴音ちゃんをぶっ殺すからな?」
男にそう言われて、まも姐は心底嫌そうに唇を閉じた。そして、苦悶の表情を浮かべると、ごくり、ごくりと喉を鳴らしてその多量の樹液を飲み干していった。
「どう?まもりちゃん。何てったって、一ヶ月も女とオナニー我慢してたからなぁ。ザーメン量と濃さが違うだろ?ん〜?」
ソイツはそう言った後、おどけた様にまも姐に謝罪した。
「あ、そうか。ゴメン、ゴメン。オトコのヒトのザーメン飲むの、初めてだったんだよね〜?味の違いもなにも、分かる訳ねーかぁ」

「……うぅ……。苦いぃ……。…酷すぎるうぅ……」
そう呟きながら、さめざめと泣き始めたまも姐。その普段は快活な顔に、今は至る所にどろどろの、殆ど固形物のように粘度の高い精液がこびり付いていて、それは前髪にまで付着していた。
そして、鼻を塞ぎたくなるほど強烈に生臭い快感液の匂いが、こちらまで漂ってくる。
だが、驚くべきことにあれほど激烈な射精の後だというのに、その卑劣漢の肉棒は全く萎えていなかった。
いや、ザーメンとまも姐の涎にぬらぬらと濡れ光ることによって、一段とその醜悪さと力強さを増したかのようにさえ感じられる。
私の知りうる限り、DVDで観た男優たちの肉根は、どれもこれも皆射精後はだらりと垂れていた。それに、性教育で習ったり、バージンでない女の子たちから聞いた知識でも、男性は一度絶頂に達するとペニスは萎むはずなのに。
私は、その男の底知れぬ絶倫さを目の当たりにして、恐怖した。

ソイツは、屈み込んで下からまも姐の顎(おとつが)いを持ち上げると、言った。
「おー、キレイにお化粧されたちゃったじゃ〜ん。って、オレがブッかけたのか、へへへ。じゃあ、バージンいただく前に、クスリ、もう一本追加するかぁ。嬉しいでしょ?今よりも、もっとキモチよくなれるんだよ?」
そして、私の方を向いて、付け加えた。
「もちろん、まもりちゃんだけじゃあなく、鈴音ちゃんもね?」

――クスリ!!!!
男がビデオカメラを一旦置いて、また先程手にしていた注射器を持ったのを眼にして、まも姐と私は悲鳴を上げた。
「い、いやああぁっー!」
「やっ、やああぁぁっー!」
そして、私たちは必死で足掻く。
だが、縛によって自由を奪われているために、動かすことができるのは、二人とも頭だけだ。
それに、知らぬ間に打たれた薬物のせいで、もうその抵抗も弱々しいものに過ぎない。
「あぁ!?オイッ!暴れんなよっ!あんまり動くと、カラダの中で針折れちまって、抜けなくなっちまうだろ?」
そう脅されて、抵抗が止んだその一瞬を逃さずに、ソイツはまも姐の太股に注射針を突き刺した。
「あぁっ……。いっ、イヤぁっ……」
その男は、まも姐の股の付け根に薬液をゆっくりと注入していって、注射器が空になってから針を引き抜く。
その後、また新たな注射を手にすると、空気が注射の際に体内に入らないよう少しピストンを押して薬を垂らした。そして、今度は私の太股に、中の液体全てを注入した。
「……痛っ……、やあぁーっ……」

ソイツは、心から嬉しそうに言った。
「大丈夫、大丈夫、安心して。このクスリって、何本も打たれたからって、べつにヤク中になったりとかしないから。手に入れるのは、マジで、苦労したんだぜ〜。何せ、裏ルートでしか出回ってないクスリだから」
更に、男は説明する。
「効き目は、処女が初めてチンポハメられても、自分から腰振ってヨガリまくっちまうってシロモノ。コイツを打たれてハメられると、もうチンポのことしか考えられなくなっちまうってスグレモノだから。凄っげー高かったんだぜ〜」
その卑劣な男は、またカメラを手にすると言った。

「よしっ!そのクスリ、直ぐに効いてくると思うから。それじゃあ、いよいよまもりちゃんの処女喪失、ハメ撮り撮影といきますかぁ?」
その台詞を聞いて、まも姐はピンク色に染まった裸身を何とか捩って、抵抗しようとする。
「イヤッ!!イヤッ!!イヤあぁ〜っ!!絶対にイヤあぁぁ〜っ!!誰かぁ〜っ!!助けてえぇぇ〜っ!!」
しかし、ソイツはまも姐の髪の毛を掴んで顔を上げさせると、その頬に容赦なく平手打ちを浴びせた。
――パシインッ!!
「ひいぃぃっ……!!」
「っるせーんだよ、このアマッ!いまさら、往生際が悪ぃってーの」
その卑劣漢は、吐き捨てるようにそう言った。
……縄で縛って、薬まで使って!その上、女の子を殴るなんて!何てヤツ!最低の男!絶対に許せない!……。
そして、ソイツはまも姐の股間に手を伸ばすと、先程クスコを挿入した際にずらした縄とは違う、もう一方の荒縄を脇に退ける。
「あーあ、まもりちゃ〜ん。いけないな〜。コレは、ぐしょ濡れなんてレベル、遥かに超えてるよ〜。びしょびしょのぐちょぐちょじゃん。もうマンコ汁だか、しょんべんだか、分かんねぇよ?」
そう言いながら、片手であの巨根を握って、まも姐の処女孔に狙いを定めた。
その膣孔の直ぐ上では、スイッチが『MAX』のままのピンク・ローターが、クリトリスの上で未だに震え続けている。
……ヴゥ〜ン、ヴヴヴ〜ン……。

荒縄がずらされたことによって、完全に露になったまも姐のクレヴァス。そこは、同じ女の子の眼から見ても、綺麗だった。
小陰唇はびらびらと言うには程遠く、ほんの少し大陰唇からはみ出しているに過ぎない。それに、白色人種とのクォーターだからだろうか?
全体の色も淡いピンクで、殆ど色素沈着が見られない。
男は、その溜息が出るくらいに美しいそこに、ゆっくりと醜悪なチンポを近づけてゆく。
すると、まも姐の口唇から、だんだんと昂ぶってきたことを知らせる喘ぎ声が漏れだし始めた。
「あっ……!…あぁっ…!はぁ……!」
「へへ、どう?まもりちゃん。感じてきたでしょ?何せ、あのクスリって、凄ぇから。それに、ローターもMAXのままだし、ケツの穴の中にも、アナル・ビーズ入ったままだし。アーンド、何んてったってオレの縛りテク、最高だからな」
最早まも姐にとっては、縄とローターだけでなく、アヌスの中の異物さえも性感を高める為のスパイスになっているのかも知れない。

そして、ソイツは言った。
「一発目は、オレも溜まってたし、フェラしてるまもりちゃんがあんまり可愛いから、ドーテイくんみたいに興奮してすぐに出しちゃったけど。でも、これから先は、オレも少し余裕でてきたから。じっくりと可愛がって上げるね」
男は余裕たっぷりにそう言うと、醜い逸物を直ぐには膣の中に挿入しようとはせずに、わざと焦らすようにまも姐のアソコに亀頭部を擦り付けて、上下に動かし始めた。
……ぬりゅっ、にりゅんっ……。
ふやけてしまうのではないかと思われるほど、ぬるぬるに濡れている女性器に、精液とカウパー線液と唾液で濡れたオチンチンの先っぽが擦れる度、淫猥な接触音が聞こえてくる。
「……あぁっ!…はあっ……!……あっ、あっ……!」
そして、まも姐の口から、堪えきれない淫声が零れる。

その光景を見守りながら、私もまた荒縄との摩擦による刺激を求めて、もう自分の意思では止めることができない腰を揺らす行為を続ける。
私自身も、何時の間にか食い縛った歯列を綻(ほころ)ばせて、また熱い吐息を漏らし始めていた。
「……はぁ……、…はぁ……」
まも姐のアソコに、己のチンポの先で刺激を加えつつ、ソイツはこちらに視線を送ると、言った。
「おーおー、ギャラリーもノッてきたじゃん。つっても、鈴音ちゃんだけしか居ねぇーけど。どう?鈴音ちゃん。大切なオトモダチの、バージン卒業が特等席で見られるんだよ。嬉しいでしょ?」
私は、下半身を動かしながらも、何とかそれだけはさせまいと懇願してみる。
「……はぁ、はぁ…。あぁっ、ね、ねぇ、お願い。まも姐の処女を奪うのだけは許してあげて。な、何なら、私が、く……口で……口でしてあげるから……」
それが、例え口であったとしても、大好きなアイツへの裏切り行為であることに変わりはないのに。でも、アイツが大切に想っているまも姐だからこそ、そのまも姐の純潔をこんな卑劣なヤツに奪われてしまうという事態、それだけは避けたいと思い、私はそうその男に提案してみたのだった。
しかし、それが耳に届いたまも姐は、もう半ば薬によって自意識を喪失しているにも関わらず私を制止する。
「ああっ……!だ…め……。駄目よ…、鈴音ちゃん……。あっ……!こんな男の……言いなりになっちゃぁ……、絶対に、ダメ……!」

だが、その私の精一杯の譲歩と、まも姐の気丈な台詞を聞いた男は、それを一笑に付した。
「おーおー、泣かせるねぇー。女同士のユウジョウってヤツ?バカじゃあねぇの。二人とも、クスリでラリって、ワケ分かんなくなっちまったのか?」
そして、更に続けた。
「いいか?鈴音ちゃん。どうせ後で、イヤでもおめーはチンポしゃぶることになるんだよ。それに、おめーの口と、まもりちゃんの処女のオマンコと、今はどっちが魅力的かくらい、少し考えれば分かるだろ?」
それを聞いて、私は自分の愚かさを思い知った。そうなのだ。全てはコイツの言うとおりなのだ。
私は、深く絶望した。
……あぁ、可哀想なまも姐……。私、まも姐を救って上げることも、自分を救うことすらもできない……。私は、無力だ……。

「バカは、そこで縄使ってマンズリしながら見学でもしてろ。へへ、どう?まもりちゃん。もうそろそろ、チンポ、入れて欲しくてしょうがなくなってきたんじゃあない?」
……ぬちょっ……、にゅりゅっ……。
猛々しい生殖器官を、まも姐の性器に擦り付けつつ、その男はそう尋ねる。
すると、まも姐はもう声を押し殺すことさえできずに、よがり泣く。
「……はぁっ……!ああぁっ……!あっ……!…い…やっ……!」
「まもりちゃんは強情だな〜。マンコの方は正直に、欲しい、欲しいってヨダレだらだら垂れ流してるのに。もう、許可なしでもいいや。こんだけ濡れてりゃあ、オレのデカチンポでも、スムースに入るだろ」
ソイツはそう言い放つと、手を添えて、巨根の切っ先をぴたりとまも姐の膣口に定めた。
そして、じわじわと腰を繰り出す。

……ぬっ、ぷっ……。
あれほど野太い亀頭の先端が、見るからに狭そうな処女孔を押し広げ、ゆっくりと胎内に侵入してゆく。
「ああっ!……そん…なっ…!太いのっ!はぁっ……!…絶対にっ……!無理っ……!……裂けちゃうぅ…!」
まだ、ほんの少しだけ先っぽの辺りを挿入されただけで、まも姐の口からは苦しげな声が上がる。
「力抜け、力ぁ!女の膣ってのはな、ガキ産んでもダイジョウブなようにできてんだよ。こんくらいの太さのモン、入れられたからって、裂けたりなんかしねーよ」
そんな無茶を言いながら、男は更に尻を突き出した!!

……ずっ…、ぷっ……。
「……かっ、はぁっ!?」
まも姐が、声にならない悲鳴を上げる。
その瞬間、卑劣な男のオチンチンのうち、最も太いカリ首の辺りまでが一気にまも姐の躰の中に飲み込まれた。
……ああっ!まも姐が、まも姐の大切なバージンが!……。ゴメンなさい、セナ……。私、まも姐を守れなかった……。
そして、一息の間に長大な肉の竿の中程までが、ずっぷりとまも姐の狭隘な膣内に納まってしまった。
「おぅっ!もう、行き止まりかぁ。まあ、初めてにしては、ずいぶんと飲み込んだ方だな。やっぱ、ガイジンの血が混じってるってーのが、こういうところでも分かるなぁ」
男はそう言って、まも姐の子宮口にまで欲棒が達したことを告げる。

「……あっ、あぁっ!!…あっ、はぁっ……!!」
「くぅ〜っ!それにしても、この締め付けは堪んねーな!そこいら辺の女なんて、比べ物にならねぇ。中のひだひだも、とろとろに蕩(とろ)けていやがるし。よっし、動かすぞ?」
ソイツはそう言うと、ゆっくりと腰を引いた。すると、まも姐の体液でぬるぬるに濡れた極太の肉根が、亀頭の傘の辺りまで引き抜かれる。
「ああぁっ……!!……はあぁっ…!!」
抜ける寸前まで引き抜くと、男はまた尻を押し出して、男根の先端でまも姐の子宮を突く。
「……う、はっ!!…あぁっ……!!」
そうやって、ゆったりとしたペースで、ソイツはまも姐の膣内を己の肉棒で掻き混ぜる。
本来なら、処女を失った直後にあれだけ魁偉な逸物でそんなことをされれば、女性は痛みに泣き喚く筈だ。だが、男の言っていたとおり、先程打たれた薬物の効力は絶大だった。
ほんの数回、ゆっくりとソイツが腰を押し引きしただけで、まも姐の口唇から、堪え切れない嬌声が漏れ始めた。

「あっ……!!あっ、あぁっ……!!すご…いっ……!!」
「へへへ、凄ぇーだろ。可哀想に、初めての相手がオレ様のデカチンじゃあ、もうどんな男にハメられても満足できないカラダになっちまうだろうなぁ」
そう言いつつ、ソイツは腰の律動のピッチを上げてゆく。
「ああっ!!……あっ、あっ……!!わ…わたし……!!はぁっ…!!初めてっ…なのにっ……!!……こんなっ…!!」
……ぬっちゃっ、ぬっちょっ……。
まも姐の肉孔と男の肉棒とが擦れる度に、まも姐の躰から漏出した粘液が攪拌される、猥褻極まりない音が響く。
「おぅっ!それにしても、まもりちゃんのオマンコの中、肉ひだがチンポに絡み付いてきやがる。こいつは、凄ぇー名器だぜ」
尻を振り立てながら、男は嬉しそうにそうまも姐の膣内の感触を褒めた。

「……はぁっ!!……こんっ、なのっ…!!…イヤなのにっ……。あっ、あぁっ……!!やめて欲しい…のにっ…!!……なん…でっ……!?」
まも姐は、拒絶したいのに感じてしまう自分に、困惑しているようだった。
「どうだ?まもりちゃん。もう、もっと早くチンポ動かして欲しくて、どうしようもねぇだろ?マンコ、デカチンでずぶずぶ突いて欲しくて、堪んねぇーだろ?」
卑劣な男は、わざと厭らしい言葉を使ってまも姐を煽り立てつつ、腰を大胆にグラインドさせる。
「やっ……!!あぁっ……!!……コレッ!!…す……ごいっ……!!……いぃっ!!」
……ずっちゅっ、ずちょっ、ぐっちょっ……。
結合部で、まも姐の体液が泡立って、白濁して床につつーと糸を引きながら垂れ落ちる。
もう、まも姐のお尻の下の畳は、愛液と汗とオシッコでびしょびしょだ。

「くぅ〜っ!暖けぇな、まもりちゃんの中。ひだが蠢いてて、もうオレのチンポを咥え込んで放さねぇ。マジ、気持ちいいーっ!」
男は、心の底から心地良さそうにそう言った。そして、ずん、ずんとペニスを突き立てて、その快感をもっと味わおうとする。
「…あっ!!あっ!!……あぁっ!!……。ひっ……!!ああっ……!!」
そうされると、そのピストン運動に合わせて、まも姐の唇から嬌声が零れる。

……ああ、あぁ、可哀想なまも姐……。でも、でも、それを見ていると、私……。
生まれて初めて生で見る、男女の性行為。それが、信じられないくらいに、私を昂ぶらさせていた。
つい先程、ソイツに屈辱的な言葉を投げかけられたばかりだというのに、私は言われたとおりに縄にアソコを擦り付けて、所謂(いわゆる)”マンズリ”を続けてしまう。
ざらざらの荒縄で、最も敏感なクリトリスやラビアやお尻の穴の周辺が擦れると、恐ろしいほどの快美感がこみ上げてくる。
その気持ちよさといったら、縄だけで絶頂にまで達してしまいそうなほどだ。
「はぁ……、…はぁ……。……あっ!…あぁっ……!」
気が付くと、私はまも姐とペースを合わせるようにして、はしたない喘ぎ声を漏らしていた。

「ひっ…!!あっ!!……ああっ!!……あんっ…!!あぁっ!!」
……ぷるんっ……、ぶるんっ……。
突き上げられる度、まも姐は堪えきれない淫声を上げる。それと同時に、荒縄によってくびり出されている乳房が、プディングのようにふるふると揺れる。
その乳丘は、普段はたっぷりとボリュームがあるのは勿論だが、型も良く乳首もつんっと上を向いていて、何時も私が羨ましく思っていた部分だ。
その先端は、今は興奮の極みにある為か、乳首から乳暈(にゅううん)にかけて全体が濃い桜色に色づいていて、ぴんっと尖りきっている。
その魅惑の乙女の象徴を、男は鷲掴みにすると、荒々しく揉みしだいた。すると、見るからに柔らかそうなそこは、ソイツの手指から零れ出るようにして、自在に形を変える。
その様子は、敏感な部分をあんなに手荒に扱われて、痛くないのだろうかと心配になる程だ。
しかし、その懸念も、直ぐに杞憂だということが分かる。何故なら、まも姐の口唇からは、歓喜の声が上がったからだ。
「……あんっ…!!あっ、あぁっ……!!…はぁっ…!!」
「はぁ、はぁ、オッパイも堪んねぇーなー。柔らかくて、それでいて揉むと指を弾き返してくるみてーな、17歳ならではの芯の堅さもあって。マンコも極上だけど、オッパイも最高だぜ」
男は、そうまも姐の乳房を褒めた。

「はぁ、はぁ、オッパイ揉まれるのも、すげー感じるだろ?なんせ、あのクスリって打たれると、全身が性感帯になっちうからなぁ。乳首、吸うぞ?」
ソイツはそう言うと、びんびんにしこり立っている乳頭にむしゃぶりついた。そして、吸っていない方の胸乳の先端を摘んだり弾いたりして弄びながら、ちゅうちゅうと音を立てて乳首を吸い立てる。
「あっ……!!はぁっ……!!……あんんっ!!んっ……!!」
そうしながらも、相変わらずのハイペースで肉棒を抽送させることは止めない。
……ぬっちょ、ずちょっ……。ぺろ、べろんっ……。
男は、音を立てて豊満な美乳を舐めしゃぶり、唾液でぬるぬるにしてゆく。そして、時折乳首をあま噛みしたりして刺激を加える。
「あっ!!……あ、あぁっ…!!わたし、も…もうっ……!!」
そんな風に責め立てられると、まも姐は処女を喪失して間もないというのに、もう絶頂が近づいてきたことを告げる声を発した。

「おっ、もうイクか。いいぞ、オレが出すまで、何度でもイッちまえっ!」
ソイツにそう言われると、もう最低限の恥じらいすら忘れてしまったのだろう。まも姐は肌理細やかな、柔らかそうで、それでいて17歳の女の子らしく引き締まってもいる大きめの桃の果実のようなヒップ。それを自ら揺り動かして、咥え込まされた肉竿をもっと味わおうとさえする。
「あぁっ、あっ!!……はぁっ!!コレッ……!!すごくっ……!!…いいっ……!!あぁっ……!!」
「うぉっ!どうだ?チンポの先っぽ、子宮に、ごつん、ごつんて当たってるのが分かるだろ?コレが堪んねぇーんだろ?オラッ、言えよっ!チンポいいですって。オマンコ最高ですって」
男はそう言うと、更にピストン運動の速度を上げた。
……ずっちゅっ、ぬっちゅっ……、ずっちょっ……。
そうされると、薬物の効力で自意識を喪失してしまっているまも姐は、もうひとたまりもなかった。
たらたらと涎を零しながら、女の子が決して口にしてはならない卑猥な言葉を口走る。
「あぁぁっ!!わ…わたしっ!!オ……オマンコッ!!オマンコが、気持ちいいっ!!…チ…チンポッ!!チンポで……、オ、オマンコ突かれるとっ!!凄く気持ちいいっ!!」
遂にまも姐は、最早痴女のような台詞を口走ってしまう。そして、言ってしまったことで感極まったのか、上気した裸身をぶるぶると震わせた。

……ああぁっ!まも姐、あのまも姐が!こんなはしたない言葉を口にするなんて……。
私の脳裏に、妖ー兄(よーにい)に「ファッキンマネ」とか、「ファッキン風紀委員」などと呼ばれて、頬を膨らませて怒っているまも姐。
練習後、クリタンやムサシャンたち泥門デビルバッツの皆に、にっこりと温和な微笑みを浮かべて「お疲れさま」と声をかけ、タオルを手渡すまも姐。
そして、私が大好きなアイツのことを何時も心配そうに、まるで母親のみたいに見守るまも姐。
そんな、私の憧れている様々な表情のまも姐が、次から次へと思い浮かんできた。
そして今、目の前の唾液と汗と涙で魅力的な顔をぐしゃぐしゃにして、よがり泣いているまも姐と重なり合った。
……そうよ、オカシクなっているのよ!コイツに打たれたクスリのせいで、まも姐も、きっとオカシクなってるだけなんだ!……。
私は、自分にそう言い聞かせた。だが、結局一番強く印象に残ったのは、眼前のまも姐の貌だった。
そう、快楽を貪る、完全に牝そのものの表情。

「…あっ!!あぁっ!!わ…たしっ……!!ま、た……イクッ!!……オマンコでっ!!イクッ……!!イクッ、イクうぅぅっ!!」
まも姐はそう叫ぶと、唯一自由の利く頭を仰け反らせた。そして、私が目覚めてから、二度目の絶頂に飲み込まれてゆく。
「おぉっ!イッたかっ!マンコ、きゅうきゅうオレのデカチン食い締めてきやがったから、分かったぞっ!よしっ!少しはぇーけど、オレもスパートかけるぞっ!」
まも姐が絶頂の余韻に浸る間も与えず、ソイツはそう言うと、片手でがっちりとまも姐の引き締まった腰を掴んで、速射砲のような早突きを繰り出す。
……ずぷっ、じゅぷっ…、ぬぷっ……。
そして、肉根で狂ったようにまも姐の青い果実を貪り食らう。
そんな風に扱われると、イッたばかりで全身が敏感になっているまも姐は、もう堪え切れないのだろう。その卑劣漢に向かって、碧眼から涙を零しながら、許しを請う。
「ああぁっ!!も…もうっ!!……許し…てっ!!オマンコッ……!!……許してっ!!」
「嘘つくんじゃねーよっ!オマンコ、キモチよくて、我慢できねーんだろ?ホレッ!イけっ!そらっ、そらっ!」

……みっ、ちっ、……みっ、しっ……、ぎっ、しっ……。
大量の発汗によって湿り気を帯びた柔肌に、食い込んだ縄が軋む音を立てる。
男の激しい律動によって裸体を揺さぶられる度に、まも姐の頭が、がっくんがっくんと揺れる。そして、その度に、もう汗か涙か涎だか判別の付かない飛沫が飛び散る。
「おっ、ぁっ……!!ま…たっ!!イクッ!!…もうっ……!!許してっ!!…オマンコッ!!またっ!!イクッ……!!」
「はぁ、はぁっ、おぉっ!もうイクかっ!子宮口が下りてきて、膣全体がもっと奥までチンポを咥え込もうと蠢いていやがる。マンコ穴、堪んねぇーっ!」
興奮を隠そうともせずに、ソイツは荒く吐息をつきながら腰を突き出す。そして、肉の隘路に突き立てた剛直で、まも姐の愛蜜にまみれたジューシーな果肉を味わい尽くす。

「ああぁぁっ!!……オマンコッ!!…イクッ……!!チンポでっ!!オマンコッ…!!……イクッ!!イクッ、イクッ、イクううぅぅっ……!!」
その瞬間、まも姐の背筋がぴいんっと伸びた。そして、わざと女陰を曝け出すように広げられて拘束された脚の先が、くっと男の尻にしがみ付こうとするかのように宙を舞う。
それを見て、私はまたまも姐が今日何度目かのオルガスムスに達したのが分かった。

「うおぉっ!またイッたかっ!よしっ、次はオレもイクぞっ!中で出すからなっ!中出し、バッチリ、キメてやるからなっ!」
ソイツのその台詞を聞いて、まも姐は一瞬我に帰ったのだろう。何とか咥え込まされた肉棒から逃れようと必死で腰を引きつつ、悲鳴に近い声で哀願する。
「いやあぁぁっ!!ダメッ!!ダメえぇっ!!中はダメッ!!中はダメぇっ!!中で出しちゃあダメえぇぇっ!!お願いっ!!それだけはっ!!それだけは許してぇぇっ!!」
しかし、縄掛けされた不自由な身体では、どう足掻こうともずっぽりと挿入された巨大な生殖器官から逃れることはできない。
その卑劣な男は、うっとりとした表情を浮かべて、自らの欲求を満たすために高速でピストン運動を続ける。

「はぁ、はぁっ……!あぁっ!……ねぇっ!中で出すのだけは許してあげてっ!お願い、お願いだからっ……!」
私も、何とか膣内で放出することだけは止めさせようと、懇願してみる。しかし、男の返してよこした言葉は、非情なものだった。
「あぁっ!?おめぇーら、二人とも、っるせーんだよっ!安心しな。後でてめぇーにも、しっかり、中出しクレてやるから。だから、大人しく黙って見てろよ?」
そして、決して欲棒が媚肉から抜けてしまったりしないように、まも姐のお腹の上で結ばれている荒縄をがっしりと掴むと、またずんっ、ずんっと尻を振り立てる。
……じゅぶっ、ずちゅっ…、ちゅっ、ぶっ……。
そうされると、先程は膣内で出されてしまうことへの恐怖心から、一瞬の間だけ我を取り戻したまも姐だったが、また直ぐに悦楽の泥濘へと引きずり込まれてしまう。

「あぁっ……!!ひっ……!!…ま…たっ!!くるっ!!…中はっ!!……ダ…メッ!!なのにっ……!!またっ!!イクッ!!……ダメぇぇっ!!」
まも姐は高みから下りることすら許されず、拒絶の言葉を発しながら、また更に一段と高いところへと追い詰められてゆく。
極太の男根を使って、内奥をハイピッチで突き上げられると、もう悲痛にすら聞こえる喘ぎ声を上げる。
「ひっ!!……ひっ、いぃっ!!イ…クッ!!す……ごいっ……!!オマンコッ……!!イクッ!!チンポでっ……!!オマンコッ!!イクッ……!!」
「はぁ、はぁ、よしっ!もうイクかっ!オレもそろそろイクぞっ!中で出すぞっ!チンポ、中出しだっ!おおっ!おぉっ!」
……みっち、みりっ……。……ずっ、ぷっ、ぬぷっ、ずぷっ……。
まも姐の躰の揺らぎが、最大になったのが分かった。と同時に、裸体を拘束している縄の軋む音が、今までで最も高くなる。
そして、広がりきった蜜壷を掻き混ぜる肉棒のスピードが、極限にまで早まった。

「……ああぁぁっ!!いいぃぃっ……!!もうっ!!……イクッ!!チンポでっ……!!…オマンコッ!!イクッ……!!も…う、ダメえぇっ…!!……イクッ!!イクッ……!!イクううぅぅっ……!!」
まも姐が、忘我の境地に達すると同時に、卑劣漢も叫んだ。
「うおおぉぉっ!!オレもイクぞっ!!中で出すぞっ!!マンコッ、中に出すぞっ!!中出しだっ!!ううぅぅっ!!出るううぅぅっ!!」
次の瞬間、男は思いっ切り腰を突き出して、まも姐の一番深いところにまで欲望器官を挿入した。
そして、丁度私の位置から丸見えの巨大な陰嚢を、非道な男はひくんひくんと脈動させて、遂にまも姐の中で射精を始めた!!
……どくっ、どくっ、どくどく、どくっ、どく、どくっ、どくどく、どくっ……!!
「……いやああぁぁっ!!熱うううぅぅっ……!!」
まも姐は、無垢な胎内に向かって大量に吐きかけられた精液に対して、そんな絶望の声を上げる。
その男の放出は、ゆうに一分以上は続いただろうか?信じられないくらいの長い間、ソイツは腰を震わせて樹液を吐き出し、まも姐の子宮と膣の中を存分に穢し尽くした。

「はぁ、はぁ……、ふぅ〜っ!最高ーっ!マジで気持ちよかったから、いっぱい出しちゃったよ。それじゃあ、まもりちゃんのオマンコがザーメン垂れ流すところ、撮るとするかぁ〜」
ソイツはそう言うと、ビデオカメラを構えたまま、ゆっくりと尻を引いてゆく。その様子を見て、あれほど長大な逸物の三分の二辺りまでもが、まも姐の膣内に収まっていたのが分かった。
……ずるっ、ずるっ…、…ぬちょっ……!
湿った音を立てて、陰肉から男根が引き抜かれる。すると、肉棒を挿入される以前は、あれほど狭隘そうだったまも姐の膣口は無残にも広がりきって、ぽっかりと口を開いてしまっていた。
そして、そこからどろーっと、少しだけ破瓜の血が混じった多量の白濁液が溢れ出てくる。
「おお、凄ぇー、凄ぇー。抜いた途端に、セーエキ漏れ出してきやがった。これじゃあ、子宮の中も、ザーメンでいっぱいだろうなぁ。マジで、ニンシンしちゃうかもね?」
男は全く悪びれた様子もなく、アップでまも姐の局部を撮影しながら、そう言った。

「ううぅ……、お腹の中、いっぱいいぃ……。……赤ちゃん……、赤ちゃんできちゃうぅぅ……」
まも姐は肩で息をつきながら、すっかり光を失った瞳からぽろぽろと涙を零しつつ、うわ言のようにそう呟いた。
「妊娠したくねぇーなら、下腹にチカラ、入れてみな。子宮の中のセーエキ、全部吐き出すつもりで。そうすれば、もしかしたらオレのガキ、孕まなくて済むかもよ?」
ソイツのその言葉を聞いて、ほんの僅かな光明を見い出したのかもしれない。それに縋るように、まも姐は命じられたとおりにいきんで、胎内を満たした樹液を排出しようと試みる。
「……んっ、んんっ……!」
……こ、ぽっ……、…とろ、とろっ……。
余程大量に注ぎ込まれたのだろう。まも姐が下腹部に力を込めると同時に、どろどろの精液が膣口から溢れ出てくる。
その量は、いくらまも姐が頑張ってみても、注ぎ込まれた白濁を全て出すのは到底不可能に思えるほどだった。

「へへへ、まもりちゃんのマンコ、ザーメンだらだら垂れ流してやがる。いい画が撮れたぜぇ。やっぱ、ハメ撮りのラストは、中出しに限るなぁ〜」
男は嬉しそうにそう言うと、今度はまたポケットから携帯を取り出して、まも姐の痴態を写した。
――カシャッ、パシャッ!!
そうやって、右手にビデオカメラ、左手に携帯電話を持って、屈み込んだまま撮影を続ける卑劣な男の股間にふと目を向けてみて、私は驚愕した。
二度も立て続けに、しかもあれだけ激烈な射精をした後だというのに、男の股の間では蜜液と白濁液にまみれた剛直が挿入する前と全く同じ勢いでそそり立っていたのだ。
もう、それは絶倫何て言葉では言い足りない。改めて目の前の卑劣な男が、常識を遥かに超えた尋常でない精力の持ち主だということを思い知らされたのだった……。



Menu