陵辱の婚約者

Original text:デザートマグナムさん


『 第4話 二学期 』


 表向きは高校2年生であるシンジとアスカにとって二学期が始まった。
 夏休み中は学校へ行く必要もなかったので、シンジは毎日アスカの身体に縋り、アスカに付き添われてネルフの付属病院へ通院していた。元来気の優しいシンジは同様に通院治療を必要とするアスカの心配をしていたが、それが、シンジにより治療を必要とする原因でもあった。
 アスカもシンジも第三新東京第一高等学校に登校をしていた。2人の通う高校は表向きは普通の公立高校だが、実質はネルフの管理下にある学校であった。
 学校の授業がある月曜日から金曜日は、昼間は絶対にアスカの身体に縋り繋がることができないシンジには辛く耐え難いものであったが、ネルフの病院の医師達は、通学は彼のリハビリに良いものと考えていた。
 アスカは何時でも婚約者を受け入れる準備ができていたが、リツコやミサトから、“学校に通う日は慎むように”と厳重注意をされていたため、また治療の一環としてやむを得ないと考え、彼女自身も自重するようにしていた。その分、休み時間になると人目の付かないところへシンジを連れて行き、時間の許す限り彼の頭を胸に抱きしめたり、濃厚なキスをしたりして、シンジの不安を和らげるようにしていた。
 その甲斐もあってシンジは普通の学園生活を送れるように回復していったが、金曜の夜になると、アスカの身体を求めて狂った。アスカ自身もシンジを求め、彼に彼女自身を襲わせるように仕向けたりもしていた。


 2学期の中間考査も終わった金曜日の夜。禁欲していたシンジは久しぶりのアスカの身体を味わっていた。
 アスカの部屋のベッドで繋がる二人。かつてのようなシンジによるフィアンセのレイプではなく、激しいながらも愛し合うセックスをするシンジとアスカ。
 シンジは仰向けに横たわるアスカの両足を彼の両脇に抱えるようにして彼の腰を分け入れ、彼の股間の熱く滾る硬くなったペニスを彼女の膣に抜き差しする。
 彼を受け入れるアスカは、蕩ける様な優しい視線を自分を貫いているシンジの瞳へ向けている。慈愛に満ちた表情でシンジを見つめ続ける。
 アスカの膣がシンジのペニスを蠢きながら締め上げる。シンジは快感に顔を歪めながら、婚約者の名前を何度も呼び、腰振りを休めることなく続ける。時折彼女の股間を捏ね回すようにしながら。

 挿入から30分以上経っても射精する気配を見せないシンジ。彼の射精するタイミングが判るアスカには、いくら愛するシンジに身体を貪られるのが好きであっても、いつまでも射精されないというのは、自分の身体が快感を与えていないと、気持ちよくなっていないと言われているようで面白くない。
 アスカはシンジの下から逃れようとした。一旦彼と放れようとしたが、シンジは寂しそうな情けない表情をしてアスカを逃すまいと組み敷き、結合をより深めた。
「シンジ、・・・アンタね、いい加減出しなさいよ。・・・イキなさいよ。・・・それともナニ、・・・・・・このアタシじゃ気持ちよくなれないって言うの。」
 腰を突き上げられ、身体を揺すられながら怒った様に、抜き差しを続ける少年に言う。 
「アスカぁ、凄く気持ちいいんだ。ずっとアスカと繋がっていたいんだ。・・・出ちゃったら、・・・アスカと繋がっていられなくなるから、ヤナんだ。・・・・少しでも長くアスカとこうしていたい。・・・・・アスカを感じていたい。凄く、・・・凄く気持ちいいんだ。・・・もっとアスカと気持ちよくなりたい。」
 アスカの胸に顔を埋め貪るシンジ。その頭をアスカは優しく撫でる。
「ねぇ、シンジ。射精したら、その後も何度でも相手してあげるから。・・・何度でも出していいんだから、早くアタシにシンジの精液を頂戴。・・・好きなだけシンジに抱かれてあげるから。・・・」
 アスカの言葉にシンジは母親から褒められた幼子のような笑顔をする。彼女が好きなシンジの表情のひとつだ。
 シンジは自分の下になっているアスカの白い身体のあちこちを手で撫で回し弄びながら、下半身の動きをさらに激しくする。
 部屋に粘液の擦れる淫らな音と、甲高い艶声が響く。ベッドが軋み音を上げる。

「アスカ、・・・アスカ、イク、出る、出そうだよ。イッちゃうよ。」
「良いわよ。・・・シンジ、キテ、アタシの中に出して。・・・シンジのセーエキ沢山出して。シンジの頂戴。・・・」
 シンジのペニスが脈打つ。アスカは両腕をシンジの背中に回し、両足を彼の腰に絡めて彼の肉体にホールドするように抱きつき、結合をより深め、亀頭を彼女の子宮にまで届かせようとする。

 ドビュッ、ビュルッ、ビュルルッ、ドビュドビュウ、ドクドクドク・・・・

 自慰をフィアンセから禁止されているシンジはアスカの中に久方ぶりの射精をしたが、その精液はあまりにも濃く、固形物のようにアスカの子宮へと飛び出して行った。

 射精が終わり、シンジはペニスをアスカから引き抜いた。引き抜かれたペニスがアスカの目に留まる。
 シンジの股間の屹立は激しく、雄雄しさを失っていない。
 縋るような顔でアスカを見つめるシンジに、彼女は彼が何を望んでいるのか判る。
「いいのよ、シンジ。アタシをアンタの好きにして。未来のアタシの旦那様。」

 アスカの顔に跨り、亀頭で彼女の美貌を撫で回す。暫くその感触を楽しむと今度は彼女の胸にペニス全体をを擦り付けるようにして、豊かな美乳を味わう。
 亀頭を滑らせながらアスカの脚へ移動し、彼女の美脚を股間に挟み込む。
 ペニスがアスカの太腿にゴリゴリ押し付けられる。彼女の身体でシンジのペニスが味わったことのない部分はどこにもない。彼女の身体は彼の全てで味わい尽くされていた。

 太腿に精液を放ったシンジはその後、アスカの顔と胸にも精液を浴びせた。
 自分の精液を浴びて微笑むフィアンセに再び挿入し、ネットリとしたセックスを楽しむシンジをアスカは優しく受け入れていた。


 この後、程なく二人とも治療の必要がなくなり、シンジが理性を失うこともなくなった。
婚約者同士、理性が働くようになった。



 11月になり、シンジ達の通う高校で文化祭が行われた。
 一週間行われる文化祭では、様々な部活動がサークルが催し物をし、学校は対外的にも開放される。
 また、それぞれの学級でクラスの出し物も行われたり、仲の友人達でイベントを企画したりと、生徒たちは学園生活を思う存分エンジョイできる学園行事であった。
 学園全体での催し物として、"ミス・ハイスクール”と“ベストカップル・イン・第三新東京第一高等学校”、“イケメン・イン・第三新東京第一高等学校”が開かれた。
 シンジとアスカの2−Aからはアスカが“ミス・ハイスクール”に推薦で出場させられることになり、そのアスカがシンジを“イケメン・イン”に強制的に参加させた。
 同級生の洞木ヒカリは親友のアスカが眩しいほどの美少女に、少女というよりは大人の女の色香さえも感じさせるように見えていた。ヒカリだけでなくクラス中の誰もがそう見えていた。
 兄のシンジが学園行事に参加することになったレイは、物静かな彼女にしては珍しく、
「弐号機パイロットだけでは心配だわ。私も出てお兄ちゃんのバックアップにあたるわ。絆だから。」
と言って彼女も“ミス・ハイスクール”に出場することになった。

 “ミス・ハイスクール”当日。制服以外にも3種類の服装をすることが決められていた。
3種類の衣装には、水着も含まれており、シンジはアスカの水着姿が衆目に晒されるのを嫌がっていたが、アスカはシンジに一番になって見せると言って、笑顔で答えただけだった。

 ステージ上のアスカは雑誌のグラビアアイドル等よりも美しく見えた。
 アスカをカメラで写真に納める男子生徒達も沢山いた。

「あの、惣流・アスカ・ラングレーって最高だよな。」
「あぁ、プローションなんてホント女子高生とは思えないぐらいグーだよな。」
「ストライクだよな。あんなコと一度でいいからヤッテみてぇよなぁ。」
 ・・・・・

 会場の片隅でアスカに劣情を募らせた他校の男子生徒達がヒソヒソと話をしていた。

 “ミス・ハイスクール”はアスカが投票1位で、2位がレイだった。

 “ミス・ハイスクール”の様子はネルフでも中継されていた。
「セカンドはホントいい女だよな。」
「あぁ、ムラムラくるぜ。」
「タマラねぇよな。あの歳であの身体だもんな。」
 海外の支部から派遣されて来ている者も含む男の職員達が、ネルフ内の一室でアスカを欲望の対象として見ていた。
「13の時に大学も卒業しているんだろ。」
「それに、あのキツイ性格だろ。男を馬鹿にした態度を取るしな。」
「高飛車な生意気なあの女の綺麗な顔を、ヒィヒィ言わせ歪ませてやりたいよな。タップリと ズボズボ 抱いてやりながら。」
「そういや、セカンドはサードと婚約しているった話だぜ。」
「そうなのか。それなら、他の男のそれも、エリート男の女を無理やり抱いて、奪い取って滅茶苦茶にしてヤルのもいいな。」
「それなら、・・・・・・・・・」

 国際機関ならではの、白色、黒色、黄色など様々な肌の色をした男達が、ネルフの一室でセカンド・チルドレン襲撃計画を練り始めていた。





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