陵辱の婚約者

Original text:デザートマグナムさん


『 第3話 退院 』


 精神面の治療が必要なものの、身体的には治療の必要がなくなり通院治療に切り替えられたシンジとアスカの2人は、シンジの自宅マンションへ帰った。
 通院治療に切り替わってからは、シンジの方がより治療を必要としていた。

 大人の女へと変わろうとしている紅茶色の金髪の美少女が、顔と胸を精液でベトベトにさせて、大人の男に変貌しかけている少年の股間に顔を埋めていた。少年は婚約者である少女の顔を自分の股間に引き寄せている。
「アスカぁ、アスカぁ、・・・凄く気持ちいいよ。・・・もっと吸って、アスカ。・・・あぁぁ、アスカぁ、もう我慢できないよ。・・・動いてもいい。アスカ、アスカ、アスカぁ、・・・・」
 シンジは、自分に奉仕してフェラチオをしていたアスカの頭を乱暴に扱い、彼女の口に自らの腰振りでペニスを出し入れし始める。アスカは、彼の乱暴な行為をただ受け入れる。
 急にシンジがアスカを股間から引き離す。引き離されたアスカの美貌にシンジの精液が飛んでいく。着弾した精液で彼女の顔が更にベトベトに汚れる。
「アスカ、綺麗だ。・・・凄く綺麗だよ。アスカ、僕の女神様。誰にも渡さない。・・・」
 シンジはアスカを寝かせ、彼女の上に跨る。彼女の長く綺麗な脚に射精の終わったばかりのペニスを押し付ける。ペニスでアスカの鍛えなれたしなやかな美脚を味わう。
 絶頂を迎え、アスカの脚でペニスをビクビクさせるシンジ。彼の亀頭から白濁の精液は放出されなかった。
 すぐさま、アスカの脚を割って腰を入れ、彼女の膣に彼の男根を挿し込んだ。
 この日、シンジがアスカに挿入したのはこれが初めてだった。彼女から危険日だと聞かされていたため、生で挿入したいシンジは空砲になるまでアスカの身体に精液を浴びせ続けていた。
「やっと、シンジ君の大好きな挿入ができてよかったわね。後は好きなだけヤッテいいからね。」
 少し冷やかすようにいったアスカに、抜いては、根元まで挿し、抜いては挿すをシンジは激しい腰使いで繰り返す。
『あぁ、シンジに必要とされている。あんなに弄ばれて穢されたアタシを求めてくれている。アタシに興奮して、アタシの身体で性欲処理をしてる。・・・アタシを捨てないで、シンジ。もっとアタシを求めて、アタシだけを見て、シンジ。・・・シンジをアタシだけのシンジにしたい。そのためならアタシは何だってする。シンジを他の女になんて渡さない。シンジはアタシのもの。アタシだけのシンジ。・・・もっとアタシを穢して、アタシを穢していいのはシンジだけ。シンジが悦んでくれるならアタシの身体をシンジに幾らでもさしだすわよ。』
 シンジの下で彼に滅茶苦茶に貫かれているアスカが、シンジの首に両手を回し、彼との結合をより求める。
「ねぇ、シンジ。・・・シンジがこうしてペニスを使っていいのはアタシとだけよ。・・・アタシだけがシンジのペニスを好きにしていいの。・・・他の女にシンジのペニスを使っちゃ駄目よ。シンジのペニスはアタシだけのもの、・・・・・・シンジが精液を出していいのはアタシにだけ。私がシンジの性欲を全部処理してあげる。・・・・オナニーなんて許さない。例えアタシをオカズにしても許さない。シンジが射精するのはアタシの中か、アタシの肌に出すかどちらかだけだからね。・・・・シンジがアタシに射精してくれるなら顔でも胸でも、この身体の何処にでも出させてあげるからね。・・・・」
 
 シンジはアスカを乱れさせ、都合5回は彼女の中でペニスを爆ぜさせた。

 二人は退院してからというもの、毎日のように獣のように繋がっていた。
 アスカがシンジを自分だけの物にしようと離さなかったのもあるが、シンジが家にいる間アスカを手放さず、彼女の身体を求め続けていたからだった。
 危険日でなければ、シンジはアスカの胎内に種が切れるまで出し続けていた。アスカも身体がボロ雑巾のように扱われようが、彼が求め続ける限り、彼を受け入れ続けたし、彼女から更に彼を誘い入れるようなこともした。お互いがお互いを求めて止まなかった。
 
 シンジは彼の婚約者の身体に酔っていた。彼にとっての女神。その身体。誰にも渡したくないと、毎日彼女の身体を犯し続けていた。



 ある日、リツコとミサトが2人のマンションにやって来た。ベルを鳴らしても出てこないため、リツコが持っている合鍵で部屋に入った。
 部屋の空気は男女の情事の匂いで充満していた。寝室へ行くと、リツコとミサトが目にしたのは、綺麗な髪を散らしているアスカの身体を貪る様に犯しているシンジの姿だった。
 シンジは義母のリツコとかつて保護者役だったミサトの2人が部屋に入ってきたことにも気づかずひたすらアスカを貪り、彼女に対して黙々とペニスを出し入れしていた。
 アスカはシンジの下で意識があるのかないのか判らないが、サファイアブルーの碧眼を虚ろにさせて、彼にされるがままに彼を受け入れていた。そんな彼女がリツコとミサトの2人に気づく。
「何勝手に入って来て見ているのよ。あっ、あぁぁ、・・・今、良いところなんだから邪魔しないでよね。・・・・シンジはアタシに夢中なの。うっ、あぁぁ、うっふん・・・今、シンジはアタシで気持ち良くなってるところなんだから、邪魔したらシンジが可哀相でしょ。・・・今のシンジにはアタシしか見えていないんだから、もしアタシのシンジの邪魔をしたら、私は許さないわよ。」
 アスカはそのままシンジに自分の身体を味あわせ、好きに陵辱させる。
「見世物じゃないのよ。いつまで見ているつもり。・・・シンジ、もうすぐなのね。良いわよ、アタシで気持ちよくなってね。・・・・」
 シンジの身体が更に激しくアスカに打ち付けられる。ベッドが悲鳴を上げる。アスカも悲鳴のような歓喜の嬌声をあげてシンジの激しい求めにヨガリ狂う。
 アスカには、彼女の婚約者の射精のタイミングが判っていた。その瞬間彼女も自ら腰を突き出し、彼との結合を深め、より奥深くに彼の精液を受け止める。

 射精が終わると同時にアスカはシンジの頬に手を伸ばして触れた。
「ねぇ、シンジ、邪魔者が来たから、これで終わり。我慢してね。」
 アスカの声にシンジの瞳が正気を取り戻す。
「あ、ごめんアスカ。また僕、アスカのこと考えずに、アスカに酷いことしちゃったね。」
「そんなことないわ、アタシの方こそごめんねシンジ。・・・私達の邪魔をしにきた人たちがいるから。」
 シンジが振り返ると、リツコとミサトが険しい表情で立っていた。
「リ、リツコお母さんに、ミ、ミサトさん。!!!!・・・・」
 あわててアスカから離れるシンジ。ペニスがアスカから抜け、ベッドから転がり落ちる。
 アスカが慌ててベッドから落ちたシンジの傍に行き、彼の頭を胸に抱きかかえる。
「あなた達、いつからこんなことを。・・・シンジ、貴方、幾ら婚約者でもアスカにして良いことと悪いことがある事くらい判るでしょ。」
「そうよ、シンジ君、アスカもこんなことしていいわけないでしょ。」
 クールビューティと言われるリツコが、いつもよりも更に厳しい表情で息子を睨む。
 いつもは2人に優しい笑みを向けるミサトも微笑を失い、厳しい表情で戸惑いの色を隠せない顔をしている。
 アスカがすぐにリツコを睨み返す。
「何よ、二人してシンジを悪者みたいに責めて。大体二人ともシンジの為に何かしたって言うの。アタシはシンジの心をこの身体で癒してあげてるの。シンジもアタシを大切に思ってアタシを癒してくれてるの。・・・アンタ達だって、男に溺れてるくせに。ミサトなんか結婚前から加持さんと会った時なんかヤリまくってたんでしょ。・・・ハン、それとも何、かわいくて仕方のないシンちゃんをアタシが独占してるのが気に喰わないから、シンジを責めてアタシから引き離そうっていうの。・・・そんなの許さない。」
 シンジは母親に抱かれる子供のようにアスカの胸の中で丸くなっている。先程までアスカを陵辱していたのが嘘の様な、まるで別人のようなシンジがそこにはいた。
 アスカはシンジの頭を優しく撫で続けていた。シンジはリツコとミサトの2人に怯えているようだった。
「早く出てってよ。シンジが震えてるのが判らないの。」
 アスカがシンジを守るように、再びリツコとミサトを睨み声を荒げる。
 そんなアスカに気押されするように、リツコとミサトは部屋を出てリビングへ避難した。
 2人が出て行ったあと、アスカはシンジを落ち着かせる様にしばらく彼の頭を抱きしめた後、彼にキスをした。

 落ち着きを取り戻したシンジとアスカが服を着て、寝室からリビングへ出て来た。
 アスカがシンジの手としっかりと握っている。シンジは少しアスカの後ろに隠れるように、彼女に引かれるようにしてソファにまで来て座った。

「貴方達、何時からそういう事をしているの? 第一、シンジ貴方はアスカに、自分の婚約者に何をしているのか判っているの?」
「しちゃいけないとまでは言わないけど、そのチョッチ盛ん過ぎるのもどうかなとおもうのよ。2人とも若いんだから。・・・・」
 リツコが何時もは君付けで呼ぶシンジのことを呼び捨てにして、きつく質問するのに続いて、ミサトが少しはかり、困ったように声を和らげて注意を促そうと試みる。
 シンジが自分の膝に視線を落としているが、対照的にアスカの方は向かいに座っているリツコとミサトに敵意を剥き出しにした視線を向けていた。
「アタシ達は婚約者なんだから、何の問題もないわよ。アタシは何時だってシンジならオッケーなんだから、とやかく言われる筋合いはないわよ。」
 アスカが隣のシンジの様子を見る。その視線は一瞬で慈母のような優しいものに変わる。
「シンジ。悪いけど、お茶でも入れて貰っていい? それと、シンジ一寸の間だけシンジの部屋に行って貰っててもいい?」
 シンジはアスカの優しい声に頷くと、キッチンへ向かった。そして、アスカには紅茶をリツコとミサトの2人にはコーヒーを入れて持って来た。再びキッチンへ行き、クッキーを持って来てテーブルに置くと、自分の部屋に入っていった。
 アスカはシンジの背中を目で追っていた。彼が部屋に入り扉をを閉めたのを確認すると、再び、2人に視線を戻した。

「シンジね、今でもあの時のアタシのDVDの夢を見るのよ。それで、“アタシが居なくなるって”、怯えてることがあるの。・・・実際にヤラれたのはアタシなのにね。アイツ優しいから。・・・最初にシンジとしたのは病院でよ。アタシから誘ったの。・・・こんなアタシじゃシンジに捨てられるんじゃないかって、怖くて身体だけでもシンジに必要にされたいって、シンジの性欲の捌け口ぐらいにはなれるんじゃないかって。・・・・
シンジはアタシを抱いてくれたわ。シンジに抱かれるとアタシの身体が綺麗になっていくような気がしたわ。・・・・ホントに、シンジったらアタシを大事に扱ってくれて。何十人もの男に、あんだけ弄ばれ尽くしたアタシの身体を綺麗だって言ってくれた。アタシは普通にシンジに抱かれちゃ、愛されちゃいけないと思って、シンジに犯されることを願ったわ。シンジはアタシが言うとおりに、アタシをレイプしてくれたわ。貪ってアタシを求めてくれた。すごく嬉しかったわ。だってそうでしょ。・・・加持さんに頼んで、シンジが見たって言うDVD見せてもらったもの。・・・・あんなに滅茶苦茶にザーメン射精されて、シンジの為に守ってきた筈のヴァージン、あんな男達に奪われて、しかも、途中からアタシ、レイプされてるのにヨガッてたんだから。シンジ以外の男に犯されてたのに気持ちよくなってたんだから。・・・・シンジは知ってるか、知らないか判らないけどね。
シンジ、アタシとセックスした日は、アタシを犯した日はね、落ち着いているのよ。アタシも落ち着けるしね。」
「アスカ、だからって、シンジ君とそういう事を続けるのわよくないわ。貴方たち2人のことは判ってるつもりだけど、そういう関係はいつか破綻するわ。お互いの為に、」
「判ったような事言わないで。アタシはエヴァのパイロットになるため軍で英才教育を受けたわ。その時、女である事がどういう事であるか、いざって時にはどんな目に遭わされるか、教えられていたわ。・・・でも、シンジは違うの。ミサトだって知ってるでしょ。シンジは確かに、アタシよりもエヴァのパイロットとして生まれつきの才能があるわ。でも、シンジは訓練も何も受けてないでしょ。ただ、シンジのパパに、あの司令に手紙一つで呼びつけられて、好きでもないのに乗せられたんでしょ。シンジは軍の教育を、兵士の訓練を受けてないのよ。人を傷つけるのが嫌いな、人が傷つくなら自分が傷つくほうが良いって思う、馬鹿なほど優しいシンジが、あんなのを見せられたら、どうなるか。そんなの判りきったことじゃない。婚約者のアタシがあんな目に遭ったのを知ったら、シンジは壊れてしまうわよ。アタシなんかよりずっと線が細いんだから。実際の被害者のアタシなんかよりもシンジのほうがダメージが大きくなるのは判るでしょ。・・・だから、アタシはシンジが望む限り、アタシのこの身体でシンジを慰めるの。シンジを癒すの。・・・シンジを失いたくはないわ。でも、シンジが立ち直ってくれれば、もし、その後で、こんなアタシが嫌になって、二度と抱きたくないって言うなら、その時は身を引くつもりでいるわ。」 
 アスカは、ミサトの話を遮って話した。

 沈黙が包む中、シンジの部屋から奇声が聞こえた。大きな音が更に続く。
 アスカは顔色を変えてソファから立ち上がる。
 パタパタパタ・・・・・

 アスカはシンジの部屋の前で立ち止まる。後についてきた形になるミサトとリツコに釘を刺すように言う。
「部屋に入ったら、何があってもシンジを責めたりしないで。それと入り口付近に居るだけにしてよ。」

 部屋に女性3人が足を踏み入れると、いつもの穏やかな目をした少年とは異なった、獰猛な獣のような目をしたシンジがベッドの布団を殴り続けていた。その姿はまるで、使徒を圧倒的な力で一方的に蹂躙する暴走状態のエヴァ初号機の様であった。
 そんなシンジに、アスカはひとりで近づく。アスカがシンジのすぐ脇に立つ。
 暫く、ベッドを殴り続けていたシンジの瞳がアスカの方を向く。まるで獲物を見つけた肉食獣の様な眼でフィアンセを見つめる。
 ベッドからシンジがアスカに飛び掛かる。アスカは逃げもせずに彼に捕まる。
 本来、軍で格闘訓練も受けているアスカにとっては、冷静でないシンジを抑え込むことなど容易いのだが、あえて抵抗もせずにされるがままになる。
 アスカを捕まえたシンジは、彼女を床に引き摺り倒す。そして、婚約者の上に襲い掛かり、身に着けていたTシャツとホットパンツを脱がす。ブラジャーを着けていなかったアスカはショーツ一枚になる。
 シンジの性欲処理の人形に徹するアスカの胸にシンジが貪り付く。
 形の良いボリュームのある胸を両手で揉みしだきながら、その先の桃色の乳房を口で吸う。そうしている間もジーパンを履いたシンジの股間がアスカの下腹部や太腿に擦り付けられる。
 婚約者の胸を弄る両手を自分のジーパンに掛けると、シンジは一気に下半身を空気に晒した。
 雄々しく屹立するペニスをアスカの白い胸の谷間に宛がい、ペニスと両手で彼女の柔らかい胸を貪るシンジ。
 程なくして、アスカの美貌と美乳に白濁の粘液が飛び散る。
 
 ドビュッ、ドビュッ、ドゥビュッ、・・・・・

 アスカの顔と胸をタップリと精液で汚したシンジが立ち上がった。
 ミサトとリツコはシンジによるアスカの陵辱がこれで終わるのかと一瞬思ったが、されるがままで自らは動こうとしないアスカの両脚を広げてシンジが再びアスカの下半身へ彼の下半身を分け入れて行った。
 挿入と同時に腰を激しく振るシンジ。そんなシンジに身体を揺すられるアスカの顔と胸に放たれたザーメンは、濃厚でまるで半固形状のゼリーのようにプルプルと揺れて、へばり付いていた。
 顔のザーメンを拭おうともせずに、アスカはシンジの顔を見つめて、自分の身体を好きに犯されている。
 アスカが喘ぎ声を漏らしだす。シンジは野獣となって婚約者を陵辱し続ける。
 二人は喘ぎ声をユニゾンさせていた。
 幾度となく2人は絶頂を迎えたが、シンジの体力が続く限り、彼はアスカをレイプし続け、彼の意識が飛ぶまで、幾度となく彼女の体位を思うが侭に変えさせてペニスの出し入れを続けた。
 女を覚えたばかりの少年がするには、リツコとミサトが目を覆いたくなるような、凄惨なレイプ劇が終わったのは、シンジの部屋に入って2時間以上たってのことだった。
 アスカの括れた腰には、シンジの手の痕がくっきりと残っていた。そして、シンジを受け入れ続けたアスカは意識を失っていないものの、憔悴しきった表情をしていた。しかし、どこか幸福に満ちたような笑みも浮かべていた。
「大丈夫なの、アスカ・・・」
 ミサトが心配して声を掛ける。
 ミサトとリツコの耳に小さな笑い声が聞こえてきた。
「これで、判ったでしょ。今のシンジはアタシなしでは狂ってしまうの。アタシとこうする事でシンジはシンジでいられるの。シンジはこうしていないと壊れてしまうわ。だから、フィアンセのアタシがこの身体でシンジを助けるの。・・・だからシンジを責めたりしないで。医師が何をしようと、シンジを助けることは出来ないわよ。助けられるのはアタシだけ。アタシだけがシンジを本当に理解してあげられるのよ。・・・アタシの身体を抱いてる時のシンジの気持ちがどんなだか、ミサト達に判る?」
 ミサトもリツコも言葉に詰まる。
 何とか声を出したのはリツコだった。
「少なくとも、今のシンジ君には理性は感じられなかったわ。ただの獣のオスとしての生殖行動を、相手の意思に関係なくしているだけね。いいえ、ただ性欲に狂った獣以下ね。」
 酷い事を言っている、と自覚しながらも、そうアスカに淡々と応えた。
偉そうな事言わないでよ。 冷静な科学者として分析でもしたつもり。はん、ふざけないでよ。・・・シンジはね、アタシを抱きながら、悲しんでるのよ。心は泣いているの。アタシには判る。悲しんでいるけど、繋がってる間はアタシが完全にシンジのモノになっているから安心もしてる。・・・さっきみたいに邪魔されなければ、シンジは今みたいにならなかったわ。いつものシンジは、アタシがシンジに抱かれ後、悦んで笑顔を見せると、シンジ凄く嬉しそうに微笑むのよ。そのくせ、いっもアタシに謝ってばかり。今のシンジからは苦しみしか感じていなかったわ。・・・」
「でも、今のままはいけないわ。ちゃんと病院で医師に状況の説明をして、適切な治療を施して貰うべきよ。もちろんアスカも立ち会って、シンジ君が寂しがらない様にしながらするのが一番だと思うわ。・・・アスカがシンジ君を支えて、ドクターにその手助けをして貰うの。アスカが一番シンジ君のことを判ってあげてるんだから。なんと言ってもシンちゃんを助けられるのアスカしかいないんだから、ドクターはあくまでもその手伝い。病院に協力して貰う事も必要よ。頭のいいアスカなら判ってるでしょ。」
 優しい声でミサトにそう言われ、アスカはそれまでの勢いとは打って変わって頷いた。
「そうね、今度の通院の時にアタシから担当医に説明をするわ。シンジはアタシが助けるの。他の誰でもないわね。・・・ミサトもたまには良いこと言うわね。」
「それと、アスカァ〜、シンちゃんはこれから先、アスカに癒されて立ち直ったら、今まで以上にアンタ必要とするわよ。だから、シンちゃんをしっかりと捕まえておかないとね(はぁと)。」
 口調が優しくなったアスカに、ミサトがおどけた様に言った。
 アスカが裸の胸を張って宣言する。
「当たり前でしょ。シンジは他の女に渡してなるもんですか。アタシもシンジのいない生活なんて考えられないし、シンジのお嫁さんになってシンジを幸せにするのはこのアタシ、惣流・アスカ・ラングレーなんですからね。」





Menu 感想はこちらへ