不倫代議士アスカ 第一部


Original text:リアル・カッコマンさん


選挙日が開けて、開票結果が明らかになると誰もの予想を上回る与党の大勝に、はからずも造反組として懸案の法案に反対票を投じたアスカの立場は苦しいものになった。
新人ながらも父の有力な地盤を引き継いだアスカが、二世議員との揶揄を振り払い、彼女なりに信念をもって票を投じた結果だったが、時に利あらずであったのだ。
かろうじて無所属議員として当選したものの、元の党に復党しなければ、今後の政局の展望は開けない。
政治は数であり、少数派の無所属議員では、彼女の政治的信念も有権者への公約も何一つ実現することはできないのだ。
だからでっぷりと腹の突き出た幹事長が、いやらしい目で「今宵は朝まで、政界のマドンナ、碇アスカ代議士と一対一で時局について語り明かしたいものですな」
と言ってきたとき、唇を噛みしめながら、両手を握りしめて、うなづくしかなかった。
夫であるシンジは坊ちゃん気質の入り婿的代議士であり、良識の府に属することから、今回は裏方に回っていた。
夜半、アスカだけが党本部に呼ばれていると聞いても、怪しむでもなく、また明らかに、党に自分以上に重んじられている妻に嫉妬するでもなく、笑って送り出してくれたのだ。

そんなシンジの誠実と信頼を裏切って、アスカは不倫のダブルベッドにシャワーを浴びたばかりの裸身を横たえる。
ヴィーナスの裸身は、なぜだか熱を帯びたアスカの吐息にあわせて、その上を覆うバスタオルとともに緩やかに上下を繰り返す。
厳格だが優しい父は、アスカが密かに想いを寄せていた幼なじみのシンジを女婿として迎え入れてくれた。
だからアスカは勿論、夫以外の男を知らない。だが、それも今日までの話だ。
シャワーの水しぶきの音を遠くに聞きながら、2つ仲良く並べられた白い枕の一つに頭を乗せて、今宵限りのにわかの夫を待ちわびる。
くすり指にはめた指輪を頭上に掲げて、焦点の合わない瞳でぼーっと見つめる。
不倫相手の「恋人」は、寛大にも「その指輪は外さなくていい」とアスカを制した。
「指輪を外したら、不倫の雰囲気じゃなくなるからな……ハッハッハ」
アスカには何が面白いのかさっぱり分からない事を言って笑いながら、男は浴室に消えていったのだ。
そして、10分後、きゅっきゅっと栓を閉める音がして、シャワーの水音が止まる。
見知らぬ天井のシミを数えながら、タオルを太鼓腹の下に巻いた男の足音が近づいてくるのを、アスカは一秒が永劫にも感じられる感覚の中で待った。
「すまんな、ずいぶんと待たせただろう。」
近づけられた吐息の、決してタバコを吸わない夫とは違うヤニ臭さが不快でならない。
男は意外に優しく、だが一気にバスタオルを剥ぎ取った。
白くなだらかな稜線を描く肉体は、モノを扱うような無粋な視線によってなめ回される。

「ここはもうお待ちかねかな?」
いきなり、アスカに覆い被さってきた男の指が数本、無防備な秘唇に滑り込む。
くちゅり、と音がして、その指に糸が引いた。
「ほほう、もうすっかり準備は整っているようだ。そんなに私がほしかったのかね。」
改めて指摘を受けて、アスカは自分の淫蕩さに赤面する。
愛する夫以外の男と初めて寝るというシチュエーションに、ある種の興奮を感じていた自覚はあったが、それをまざまざと見せつけられた感じだ。
胸が締め付けられるように苦しくなり、脳裏には夫シンジの優しい顔が浮かんで、抑制できなくなった細い涙が頬を伝った。
そのまま、くちゅくちゅと男の指がアスカの貞操を蹂躙する。
「もう、びしょびしょだな。若奥様は不倫がお好きだと見える。とんだ金曜日の妻だったわけだ。」
小バカにしたように皮肉に笑われながら、アスカは男のなすがまま、Mの字に開脚して男の目に秘められた部分をあらわにする。
ごく薄い金の飾り毛に守られ、ふっくらとした蒸しまんじゅうに綺麗な縦線が入ったような清楚なたたずまいに、男は掘り出し物を見つけた骨董商のように破顔する。
今まで権力を利用していろいろな女を抱いてきたが、美貌の若妻代議士の貞淑を初めて汚す快感に改めて背筋がぞくぞくする。
男はベッドから身を起こすと、改めてアスカの視線をふさぐように立ちはだかった。
もっこりとタオルを持ち上げる形に、その下の陽根の大きさを想像して、アスカは困惑混じりに顔を赤らめた。
「そうだ。わしとお嬢さんがカラダとカラダを繋げて、他人じゃなくなるためのものだよ。旦那のより大きかろう?」
下卑た言葉を受けて、アスカの瞳が涙にうるんだ。
「もういやよぉ……シンジ助けてぇ」

どうしてこんなイヤらしいだけの卑劣な男に、屈辱を受けなければならないのか。
もう、復党などどうでもいいことに思えた。今ならまだ間に合う。綺麗なカラダを守って、シンジのところに帰れる。
そんな希望を抱くと、起きあがって逃げ出そうとするが、アスカの腕はすぐ後ろ手にひねりあげられてしまう。
若い頃には柔道でならしたというこの男は、意外な素早さと力を見せつけて、アスカを絶望させた。
「わしは君の父上に後事と君のことも託されたのだ。カラダの面倒まで見て何が悪い。あんな若造に何ができる、女房を満足させることもできないに決まっとる」
たわわに実った乳房が、男の手に鷲掴みにされて、形をゆがめる。
乱暴な手の動きに、この見事な肉体をこれまで独占してきた若者への嫉妬を隠さない。
「な、ううんっ、さ、さわらないでよっ……けがらわしい、アタシはシンジのところに帰るんだから、離してよっ」
「今さらジタバタしてどうなる。お前はもうわしのオンナになるしかないのだ」
男はにやりと口の端を歪める。
「このラブホテルにお前が入るところをわしの息の掛かった写真週刊誌の記者に撮影させている」
だから、馴染みの高級ホテルは使わせなかったのだよ、と男は解説する。

もちろん、ここの経営者も風俗営業のための便宜を陰に陽に取り計らってくれる彼の忠実な支持者だ。
相手の男の名前だけを伏せて、女代議士の不倫スキャンダルをおもしろおかしく語ってくれることだろう、と。
その場限りで思いつきの嘘をついているとは思えなかった。
政界の寝業師という評判の高い男だ。むしろ周到に準備をして罠を張っているのが自然だろう。
アスカは今さらながら、自分の迂闊さにほぞをかんだ。
「休憩料金表示のプレートのついたホテルに、今をときめく政界のマドンナ、碇アスカ議員が一人で入る写真がスクープ記事になるわけだ。夫である碇シンジ君に、ここで奥さんと待ち合わせをした記憶があるといいねえ」
男の脅しは、不特定多数の有権者よりも、夫シンジに知られることの方が怖いアスカの心理を巧みについてくる。
確かに、そうなればいくら言い訳をしても、シンジは自分を信じてはくれないだろう。
いや、信じてくれるかもしれないが、シンジの心が傷つくのは間違いない。
あの優しいシンジのことだから、「アスカを信じているから気にしないで」といって彼女を慰めつつ、その実、疑心をぬぐいきれずに一人で悩み苦しみ、自分の心にトラウマを抱え込んでいくに違いないのだ。
きっと、シンジの弱く繊細な心は、これから一生、地獄を見ることになるだろう。
そこまで考えて、もうアスカの体から力が抜けた。
苦渋の決断のつもりで、ホテルに来たが、今となっては自分の愚かしさにもはや涙が止まらなかった。

……今晩一晩を我慢しよう。
そして、明日になればもうこのことは野良犬にかまれたとでも思ってすっかり忘れよう。
自分一人が耐えて、墓場にまで秘密を持って行けば済むことだ。
アスカは悲愴な決意を固めた。
「さあ、どうするね。わしに抱いてほしいのか?」
「…………はい」
「金妻のようにわしと不倫がしたいんだな?」
「はい、あなたと不倫がしたいです。……抱いてください」
「なら、股をもっと大きく開いたらどうだね、お嬢さん」
「……」
無言のまま、アスカは目をつぶって、おずおずとMの字に広げていた両脚の幅を広げていく。
Mの字から逆Wの字に両脚が崩れる。そして、その真ん中に強調されて突き出される女の源泉。
シンジの前でも晒したことのないはしたない格好だ。
「いい眺めだ。男をほしがって、色づいているぞ。だが、抱いてもらうわりには愛想がないな。やはり、本音ではわしのようなイヤらしい中年男に抱かれるぐらいなら、不倫スキャンダル騒ぎになったほうがマシと思ってるんじゃないのか?」
「そ、そんなことはありません! ほ、ホントに、抱いてほしいと思っています。」
男の陰険な脅迫に、アスカは目を見開いて否定する。
それを証明するように、悲しげに顔を横に伏せて、安淫売のように男をねだるのだ。
「……アスカのあそこに……センセイの逞しいものをください……早く」

「どうも嫌々言っている感じがしてならないな。わしは仲の良い君たち夫婦の幸せを壊すつもりは少しもない。君が夫であるシンジ君のことを大切に思っているのなら、バカなまねはやめたほうがよいぞ」
アスカ夫婦の幸せを微塵に砕くような脅しをかけながら、しゃあしゃあと偽善的な台詞を言ってのけるのはさすが面の皮の厚い老練政治家と言ったところか。
「ちがうんです。……シンジのことはいいんです……センセイに抱かれたくて、今晩はここに来ました。シンジのこと、忘れさせてください……」
アスカは起きあがって、必死で男にしがみつく。男を翻意させるために、望んでもいない媚態を示すのがあまりにも哀れだ。
しかし、それが男の加虐的な興奮をさらに加速させる。
追い討ちを掛けるように聞いた。
「今晩だけかね?」
「え?」
「わしは遊びは好かん。不倫でもなんでも真剣にやることを座右の銘にしておる。君がわたしと真剣に不倫をするというのなら考えてやろうじゃないか。」
それは不定期に呼び出される夜ごとの不倫奉仕の要求だった。
一晩だけ耐えれば、そう思っていたアスカを真っ暗な絶望が支配する。
だが、結局アスカに選択肢は残されていなかったのだ。

力なく頭を垂れて、涙声でアスカは言った。
「……センセイと真剣におつきあいしたいと思っています。世間では不倫と言われる関係でしょうが、精一杯愛される女になりたい、女を磨きたいと思っています……」
その言葉を引き出して、男はよっしゃよっしゃと破顔した。
政治家として立ってから、目標としてきたアスカの父を今、アスカを完全征服することで乗り越えた心持ちだ。
対照的にアスカは心ならずもの愛人契約を宣言し、嗚咽を始める。
愛しい夫を裏切り、父ほども年齢の違う男と肌を重ねて接吻と交合をねだるこれからの長い日々のつらさを思うと涙が止まらないのだ。
泣きじゃくるアスカを、男はベッドの上で抱き寄せて、ちゅっちゅっと頬に軽めのキスをする。
この父娘ほども年の離れた女代議士を目に入れても痛くないといった可愛がりようだ。
アスカへの惚れ込みようが尋常でないことが、それだけでもよく分かる。
「ほらほら泣くんじゃない。お嬢ちゃんはわしにとって本当の娘みたいなものだ。まだ小学校に入りたての頃にも、何回かお父さんのところにお邪魔して遊んでやったものだよ。」
あの時は7つか8つだったが、将来の美人っぷりが想像できて楽しみだったと、やに下がった表情で男は言う。
そんなころから自分に情欲の目を注がれていたのかと思うとおぞましさにアスカはぞっとする思いだ。
「そして、今晩からはわしとお前は夫婦(みょうと)と同じじゃ、アスカ。綺麗なべべも買ってやろう。もちろん、あっちの方も、“恋女房”のお前がたっぷり満足できるよういろんなテクで可愛がってやるからのう。」
イヤらしく湿った身体に抱き寄せられながら、両手で肩を抱いたままのアスカのふるえはとまらない。

「あの時、おじちゃんおじちゃんと無邪気な笑顔ですがりついてきた女の子が、今こうしてわしと同衾して不倫の契りを結ぼうというのじゃから、月日の流れは速いものじゃのう?」
そして股間に手を差し入れて指先で秘所をくじり、ねちねちと心身両面へのいたぶりを再開する。
「そうそう、お嬢ちゃんが生まれたてのころ、一度だけ一人で自宅の留守番を頼まれたことがあってな。まだわしが惣流先生の秘書だった頃だ。急に泣き出したお嬢ちゃんのおむつを換えてやったこともあったんじゃよ。」
家人がちょうど出払っていて、換えのおむつの場所も分からず、そのときにはとても慌てたものだと笑う。
「くちゃーいウンチをもりもりと、おしっこと一緒に漏らしていてな。濡れタオルでキレイキレイしてやった後で、悪戯心でぺろんと舐めてやったら、お日様の匂いに混じってぴりぴりとしたウンチの刺激が舌先に残ったものじゃ。」
とアスカの耳元で幼児虐待まがいのとんでもないことまで囁くのだ。
「あのときにはただの股間の縦筋だったあそこが今じゃこんなにぬるぬると湿った花びらになって、知らない男を迎え入れる準備万端と言った風情だ。泣かせるじゃないか」
「……もうやめてください……ひどいことばかり言わないで」
この男の加虐性と変態っぷりを知れば知るほど、おぞましさが増してきて、後悔の念がアスカの心を支配していく。
「おうおう、泣かせるつもりはなかったんじゃ、よしよし。おじさんが今晩はたっぷりと可愛がってちゃんとキモチよくしてやるからのう、泣きやむんじゃ」
いやいやと首を振ってむずがるアスカに、また頬や首筋にキッスを繰り返して、この男なりの愛情表現を繰り返す。

「さて。それでは、まだここが、お日様の味がするか確かめてやるとするか」
「っ、や、やめて……」
アスカの弱々しい抵抗を受け流し、強引に割り開いた股間に、男は顔を埋める。
「まっすぐすぱっと割れていた綺麗な縦線が、こんなに複雑になるとはのう。夫とのハメハメのおかげじゃのう」
20数年の歳月の変化を感慨深げにしげしげと観察して、年相応にはみ出た陰唇をからかう。
「だがまだまだこれからじゃ。夫以外の男をいっぱい知ってどんどん複雑な形になるよう、わしが責任をもってプロデュースしてやるからの」
「な……!どうして私がそんなこと……他の男の人たちとなんてっ!」
約束が違うとアスカの当然の抗議に、ぴしゃりと平手が股間を打つ。
「わしは真面目に不倫を、とさきほど言ったはずじゃ。真面目に不倫をするというのは淫乱な遊び女(あそびめ)になるということじゃ。下半身にくわえ込んだチ×ポの本数が1本や2本であって良い訳があるまい」
アスカの下半身に突き込まれる男根の数は多ければ多いほどよい、と強引で残酷な宣言をして、成長した縦筋に舌を這わせる。
「ひっ、そこっ……なめっ…ないで……」
舌先で二度、三度と上下になぞった後、ちゅーっ、ちゅー、ずずっとたまった女の汁を強くすする。
びちょびちょに唇を湿らせ、クンクンと鼻を鳴らして、批評する。
「どうやらお日様の味はもうせんが、いやらしい不倫牝の匂いがぷんぷんじゃわい」
「っ……そんなところ、嗅がないで……お願い……」
羞恥に身を揉むアスカの哀願を無視して、男は自らの腰に巻いたバスタオルを剥ぎ取った。
「わしだけが舐めてやるのも不公平だな。自慢の牡槍を味わわせてやるとしようか」
でっぷり太った体躯を起こしあぐらをかくと、勃起した男性自身を彼女の鼻先に突きつける。
つんとした牡の匂いがアスカの鼻腔をつく。

「さあ、ねぶるように銜えて、もっと元気にしてやってくれ」
「……あ、あの……」
「まさか、フェラチオなどしたことがない、というほどおぼこなわけでもあるまい?」
むろん経験は皆無ではないが、シンジはノーマルな性癖の持ち主であり、滅多にそうした奉仕を求めてこなかった。
何よりシャワーを浴びたはずなのに、あまり念入りに洗っていないように見える不潔な男根を食事をとる器官でくわえ込むことに抵抗があった。
だがすでに男の要求を拒絶できる雰囲気ではない。
思い切って股間に顔をうずめると、おそるおそる舌先をのばして、亀頭の上にのせる。
ぴりりと刺激が味蕾に走り、同時に強い匂いが鼻の奥の嗅覚細胞を襲う。
「うっ……ぷ……くさくて……苦い」
いつもそこは清潔にして、ときつく言ってきたシンジのものとは全く違うのだ。
「ふふふ、臭いか。石鹸の味がする小ぎれいなものよりも、そのほうが美味かろう?」
「……わ、わかりません」
「ではもう一度舐めてみろ。少し我慢してな」
まさか美味ということもないが、初めての感覚は確かに妙にくせになる。
ちろちろと男根の味を舌にのせると、臭くてぴりぴりするのに、次の刺激がもっと欲しくなるのだ。
アスカはスンスンと匂いを嗅いでは、チロチロと舌を前後させた。次第にその感覚が早くなった。
「どうやら、気に入ってくれたようじゃな」
と男はにんまりと笑う。
クラクラする男の匂いがアスカをおかしくしつつあった。じんわりと下半身が熱く、むずがゆくなり、意識が朦朧としてくる。

「もっと舌で舐めまわして、ち×ちんの匂いと味を口に移すんじゃ」
男根の直截的な表現にアスカの頬が紅潮する。
あらためて自分がねぶっているものの正体を自覚させられてしまうからだ。
「ち×ちん……ああ……センセイの……ち×ちん……アスカはもっと……舐めます……」
一舐め、二舐めと、はしたなくならない程度にちろちろと先っぽを舐めるが、興奮の上昇にいっこうに追いつかない。
舐めるたびに人妻は、未知の男の匂いと大きさや形を知り、その名称を口にするたびに興奮が高まる。
そしてなにより男性のシンボルである生殖器が逞しくなっていくことが、アスカのオンナの本能を熱くする。
男根を逞しく育てることは、その先の女としてのお楽しみに繋がるだけに、切実だ。
だんだんとアスカの口唇奉仕は、自分のペースで、自分の欲望に忠実なものとなっていく。
カウパーがにじみ出た亀頭とのフレンチキスから始まって、睾丸を唾液まみれにねぶり、横笛のように舌先を這わせた後で肉竿を喉の奥までくわえ込むところまでエスカレートしていく。
「はむっ……はむ……んぐ……このカタチと味……好きです……アタシ、ち×ちんをはしたなくしゃぶっているの……シンジのじゃない、男の人のおち×ちん……味を覚えちゃう、カタチが馴染んじゃう……んんっ、じゅる……はふ」
「女は男と寝るときははしたないぐらいでちょうどいい。わしだけじゃない、色んな男のチ×ポの匂いや形に恋をして、パブロフの犬のようによだれを垂らすまで、お前を仕込んでやるぞ」
変態的なオーラルセックスに我を忘れてのめり込んでいくアスカの長く美しい金髪をなでながら、男は満足げに笑みを浮かべるのだった。

アスカが夫シンジを裏切る瞬間が刻々と近づいていた。
しかも、濡れた紅い秘芯を貫かんとする鎌首を隆々と立派に育てあげたのは、アスカのはしたない口淫奉仕なのだ。
貞操を汚されるための下準備まで整えさせられ、アスカの心は屈辱で千々に乱れそうだった。
だが、この男の企みがただ彼女を犯すだけで終わるはずもなかったのだ。
「これは……?」
ベッドの上に投げ出された白いショールのようなものを前に、アスカは戸惑う。
「つけてみるがいい。今晩のために、特別に用意させたものだ」
「……な、なんなのよ、これ」
アスカが広げたものは、純白のウェディングヴェールだった。
しかもご丁寧なことに、高価そうなブライダルティアラまでセットになっている。
だが、なぜかドレス自体は見あたらなかった。
「今日はいわば、わしとお嬢ちゃんの新婚初夜だ。新妻にはふさわしいプレゼントだろう?気に入ってくれたかな」
ぎゅっと白いヴェールを固く握りしめて、アスカはしばし無言だった。
この男はシンジとの美しい思い出を全部打ち砕こうとしている。
これから性の奴隷のように扱われる自分がどうして、純潔と貞淑の象徴であるウェディングヴェールや、ブライダルティアラをつけられるというのか。
「あ、アタシの夫は碇シンジだけです。……こんなの……つけられません。かんにんして……」
やっと口を開くと、ぼろぼろと涙を零す。大粒の水滴がアスカの膝上の手の甲を濡らした。
こんな腹の出た醜い中年におもちゃにされる。
アタシは世界で一番惨めな“花嫁”なんだ、ヴェールとティアラがアスカにそう思い知らせているようだった。

そんなアスカを男はでっぷりとした体に抱き寄せ、頬に顔を擦りつけて、耳を甘噛みする。
「こらこら泣くやつがあるか。……アスカ嬢ちゃんは、これから色んな恋をしていくんじゃぞ?
亭主とわしだけじゃない。政界の内外を問わず、色んな男がお前と同衾するんじゃ。
羽振りのいい金持ちもおれば、亭主なんか足下にも及ばないイケメンもおるじゃろう、床上手ならわしだって負けてはおらん。
とにかく、たったの一人しか男を知らなかったお前が新しい世界を知っていくんじゃ。」
冷酷な未来予想図を告げながら、その分厚く蛭のようにいやらしい舌がアスカの耳の中を蹂躙する。
「だからこのウェディングヴェールはわしとの初夜だけのものじゃない。
これからお前の身体の上を通り過ぎていくことになる何百人、何千人という未来の恋人たちとお前との結婚記念なんじゃよ。」
そういって、男は優しくアスカの金髪にヴェールをかぶせてやる。
「おうおう、さすが西洋人の血を引いているだけのことはある、白いヴェールを透かしてけぶる金髪の美しいことといったら。
三倍にも四倍にも美人になったようじゃわい」
ふるふると睫毛を震わせて、しかしアスカは抵抗しなかった。
お前はもうわしのものじゃ、とばかりに分厚い唇で強く吸って、首筋にキスマークをつけると、今度は頭に宝冠をかぶせてやる。
キラキラと輝くティアラがアスカの頭を飾るのはこれで2度目のことだ。
勿論、アスカの頭上に幸せの色に輝いていた1度目のティアラを、遙かにしのぐ高価な材質と意匠を用いるように手配してある。
あたかも、シンジとの結婚式は、今宵の淫らな結婚式の単なる予行練習であったとでも告げるように。
「ふふふ――まるでどこか遠い異国の姫君のようじゃな。」
ふと男も、彼女がこれほどの美貌の所有者ではなく、十人並みの器量の持ち主であったなら、夫と今でも平穏な家庭で純愛を育み続けていられただろうと感慨を催すのだった。
悪の大臣に魅入られるのはいつだって美しい王女と決まっているのだから。

しかしティアラがアスカの頭上にはめられたことは思いがけない効果を生んでいた。
ベッドサイドの大きな鏡に写るアスカの姿は、凛として美しく、本当にどこかの国の王女のようだ。
確かにヴェールとティアラだけを身につけた全裸体は尋常の王族の姿ではないだろう。
だがそれさえも、遠い神話の時代にティアマトの生け贄として虜になったアンドロメダ姫のような、非日常の妖しい気品を生んでいた。
誇り高いアスカがよみがえる。
もうアスカは泣かなかった。唇をきっと結び、前をまっすぐと見つめて、何かを決意したかのようだった。
「小父様」
先生ではなく、はじめておじ様とアスカは呼びかける。
考えてみれば、父の直弟子とも言うべきこの男はそうした呼びかけが妥当する間柄ではあった。
「こういうことになったのもきっと私の運命だと思い定めました。
おじ様が卑劣な手段を用いたとしても、アタシがこうして今宵、おじ様のモノになるとしたら、その運命が避けられないものだとしたら、きっと……
おじ様とアタシは前世からの赤い糸で結ばれていたに違いありません。」
予想外のアスカの台詞は、男を驚き喜ばせると同時にいぶかしませる。
「これは……いったい、どうした心境の変化じゃな?」
「運命に負けたと思いたくないんです。アタシはおじ様の奸計にはまって貞操を失うようなつまらない女ではないつもりです。
私なりの信念もあって、最善の方法だと思って今晩はここにきました。おじ様が愛人になれというのならもう拒みません。
ずるくて悪賢い男性も嫌いではありませんから。きっとシンジよりもベッドのテクニックも上手で、アタシをたっぷり喜ばせてくれるんでしょ?」
挑むような言葉だったが、それでも僅かに涙まじりの声であることは隠せなかった。
だがアスカの言葉には深い決意はあっても、捨て鉢になった気配はない。
悲運なんかアタシの上には来ない、おじ様と寝るのは自分から望んだことだから、アタシは幸せいっぱいの女なんだと、それが虚勢であっても彼女は胸を張っているのだ。

「浮き名を流す恋多き女になれ、というのならそれもなりましょう。でも寝る男は自分で選びます。
少なくとも夫に何らかの点で勝っている男でなければ、どうして妻たる女が股を開けるんです?」
「男の品定めは自分でする、というわけか。たいしたものじゃ……」
さすがは惣流の跡取り娘。腹を据え、開き直った時の胆力には舌を巻かされる。
だが、操を立てた夫と常に比較をして男を漁る、ということの辛さに彼女はまだ気づいていない。
あてがわれた男と寝るのであれば、主導権が自分にない分、いっそ楽になれるのだ。
そうであれば彼女の罪は受動でしかないのに、彼女の自尊心はそれを潔しとしないのだ。
そのことの重荷がいつか彼女を押しつぶすだろう。
(……所詮は女じゃな。夫を立てるその行為が、結局選りすぐった男たちの腕の中で迎える朝ごとに、夫を貶めていくことになる……)
とはいえ、それを浅はかさというのはあまりにもアスカに酷であろう。

ふいにアスカの顔が近づいた。さっと、かすめるように「おじさま」の唇を奪って、すぐ離れる。
考えてみれば、これが彼女との初めての口吻ではあるまいか。
くちびるさえも彼女は“奪われる”のを肯んじ得なかったのだ。
「さあ、おじさま。そろそろ、寝ましょう。楽しい夫婦の時間の始まりですわ」
白い裸身にヴェールとティアラだけ、桜紅色の乳首と金色の陰阜が彩りを添える淫らな格好で、新婦は夫をベッドに誘った。

淫らな人妻花嫁が、いよいよ新婿の身体をくわえ込む。
でっぷりとした中年腹の上に、両脚を広げてまたがって、紅色も露わな牝芯の真下に、垂直にそそり立つ肉塔を見下ろした。
アスカはきっと結んだ唇の端を少しだけ皮肉につり上げて、良人(おっと)よりも下手くそだったらきっと笑ってやると言いたげだった。
男の見上げる視線からは、金色の飾り毛に包まれた豊かな恥丘とそれをすっぱりと割り裂いて幾重にも折りこまれた肉層が妖しく映る。
花唇はすでにこれまでのやりとりで濡れそぼり、男性自身をいつでもその柔らかな花びらの中に包み込む準備ができているようだった。
それは楚々としたたたずまいではあっても、それなりの経験を積んだ人妻のもので、男を一層興奮させる。
アスカがすっと腰をかがめて、白魚のような指を、赤黒い男根に絡め、
「ねぇおじさま、このおじさまの逞しいモノで、アタシを刺し貫いて……」
魔法の呪文のようにとなえると、それだけで雄根の勢いが増した。
(そうよ、女はいつだって魔法使いなんだから。……アタシも言葉ひとつで男を虜にしてみせる)
アスカは人類最古の職業の女性にこれまで同性として、共感を抱いてきたことはなかった。
どこか男に従属し、奉仕する彼女たちを馬鹿にしてきたのかもしれない。
だが、今日から私も彼女たちと同種の女性になるのだ――。
蓮っ葉に尻を振り、腰を上下させて、何百、何千というオトコどもをたっぷり惑わせてやる女になるのだ。
火箸のように灼熱したものがアスカの媚肉にふれると、頭上の王女のようなヴェールとティアラが、励ますように小さく揺れた。

ゆっくりと目をつむり、幼い日のことを思い浮かべた。
隣家にある日、引っ越してきた幼なじみの少年。
すぐに親しくなり、毎日のように遊んだ遠い日々。
きっと大きくなったら結婚しようねと意味もわからず指切りで約束をし。
ともに伸びていく背丈が追いつけなくなったあの日、少女はいつしか抱くようになった恋心に気づいたのだ。
少年は弱くてもいつも少女を守ってくれた。
だから今度は身を挺しても、少年の脆い心を私が守らなくてはいけない。
そのためには、娼婦にでも、魔女にでもなんでもなろう。

――心を強く持つのよ、アスカ。

しかし、その少女が幼い頃、おじちゃんおじちゃんと親しんだ男が今宵の花婿だ。
少年もまさかあんなおじさんに少女を奪われる未来がくるとは想像しなかったことだろう。
それは汚されるという実感がまさにあてはまる相手であり、気丈にふるまうアスカの胸も、本音では張り裂けそうなのだ。
「おじさま、早く繋がって来て……アタシのこと、満足させてくれるんでしょ……」
早く繋がってきてくれないと、心が折れる。アスカは男を求めた。
身体はいつでも準備オッケーだ。だが心はそうではない。
くちゅくちゅとアスカの粘膜の入り口を浅く行き来するそそり立ったものにいつまで耐えられるのか。
身体が屈服する前に、精神が拒絶する前に、アスカは交接を求めなければならなかった。

「んん?よく聞こえないな。何が欲しいのかね?はっきりいってもらわねば、わしは何も分からん」
むろん全てが聞こえているというのに、入り口から矛先を外してあくまで焦らす。
仕方なくアスカの方から繋がろうとしても、ひょいと矛先をずらしてしまうのだ。
百戦錬磨の男の手管に、生まれたての魔女見習いの分も明らかに悪かった。
「お……おち×ちん、入れてください……。こんなの卑怯です、おじ様」
この男はどこまでアスカに赤恥をかかせれば、気が済むというのだろう。
女から男を求めて拒絶され、それでも不倫を成就させようとアスカはねだった。
「おじ様……アタシは心からおじさまと繋がりたいんです……さっき、おじ様とアタシはきっと赤い糸で結ばれているんだっていいました。
惨めになるのは嫌だから、意地でもそう思おうって決めたんです。だから、アタシ、シンジと同じぐらいおじさまのこと、愛せるはずです。
だから、だから……アタシの膣(なか)に……」
説得と媚態、打算と困惑、嫌悪と肉欲、貞淑と冒険(アバンチュール)、渾然となった台詞の中で、アスカの本当の心のあり様をアスカ自身も見失っていく。
だがついに説得よりも、アスカの肉体が逃げ回る男の器官を捕らえ、最後の台詞が同時に発せられた。
「お、おじさまの……おちんちん早くぅ!」
ずぶりと女の器官が、男を飲み込んでいく。男ももう逃げようとはしなかった。
太くたくましいものが、柔肉を分け入ってくる。逃れようとくじけそうになる心に勇を鼓して、アスカも腰を沈めて自ら屹立を受け入れようとする。
とろけた柔肉を巻き込むように貫いたものは、一気に子宮口まで突き上げるのだった。

「ああっ……あう……太い……」
「フフフ……深く、深く繋がってしまったようだね」
「……あうっ……ううむ……」
身も世もない表情でアスカがうなだれふるえている。
改めて下半身の肉体の実感が、本当に不倫をしてしまったことをアスカに教えていた。
シンジではない男のモノが、生まれて初めてアスカの女肉を貫き、快感さえも与え始めているのだ。
遅すぎる後悔が彼女の心をかきむしる。
「さてさて、これでわしとお前はもう他人ではなくなってしまったな。肉の関係を持った立派な愛人同士じゃ」
「……っ、シンジ、ごめん…………シンジ、ごめんなさいっ……」
泣きじゃくりはじめたアスカを、男はおーよしよしと抱きしめ、下半身を擦りあわせる。
あくまで、アスカがシンジ以外の他人としっかり繋がっていることを自覚させるように。
「泣かんでいい。アスカは赤い糸の相手と結ばれただけじゃ……泣かんでいい。」
対面座位の格好で、アスカのヴェールをなでて、優しく囁いてやる。
「さあ、シンデレラを喜ばせてやらんとな。」
一夜の王子はハッスルし、ゆっくりとアスカの腰をゆさぶってリズミカルに突き上げ始める。
「も……もうっ、やめてっ……動かさない……でっ……」
だが、男の腰はここまで来て、もう止まるものではない。
そしてたまっていた肉欲を解消したがっているのは、アスカの肉体も同じであった。
奥深くまで見知らぬ灼熱を迎え入れ、その前後運動が肉襞にこすれて生み出す快感に、総身を引き絞る。
次第に息を荒くし、男の額に自分の額を当てて、あえぎ始めるのだ。
「……あっ、ふっ、ひっ、……ひくぅ……こんなの……初めてっ……ハァ……ひん」
父のような年齢の男に抱っこされ、熟練の腰使いで巨根に突き上げられ、分厚い唇で口を吸われている。
そんな妖しい倒錯に刺激されるのか、ひくひくっと時折収縮しては締め付ける媚肉の反応が男を喜ばせる。
美しい頭冠が前後左右に揺れ、ヴェールは二人が共同作業で流す汗を吸っていった。
「あっ、あっ、あっ……うン、うん、あはん、……こんなの……おかしくなっちゃう」
「お……大きな……おち×ちんが……突き上げてきて、とっても……きもち……が……イイん……のっ…」
男の腰の上で、白い尻を上下する王女様は、妖しくも美しかった。

一夜限りのシンデレラは、ずいぶんと年の行った王子様の腕の中で目を醒ます。
すっかり水気を吸ったヴェールは型くずれし、ティアラは枕元に投げ出されている。
そしてその周囲に散らばる、栗の花の匂いをさせたティッシュの山が、アスカが昨晩ねちっこく挑まれた結果を物語っている。
すでに夜は明けており、お尻と背中に、勃起した男根の逞しさを感じながら、アスカはヒップをくゆらせる。
昨晩だけで6回も勇戦していなければ、淫らな尻振りダンスが男の情欲を再び誘ったことだろう。
アスカが初めて迎えた不倫の朝だった。
「どうだ、たっぷり満足したか」
「……う、ウン……は……い、アスカはたっぷり満足しましたわ……腰が抜けそうなくらい……」
「夫よりもよかったか」
そういって、男は健気な一夜妻の唇をついばむ。
拒むでもなくアスカはそれを受け入れ、夫ではない男の舌を迎え入れる。
白い歯の上を舐められ、歯茎まで蹂躙されて、それでもアスカの目はとろんとしたままだ。
考えてみれば、シンジとは純愛の延長のような、ままごとのように歯がゆい性交がほとんどだった。
この男に繰り返し挑まれたこの夜、アスカの肉欲は初めてこころゆくまで満足させられたといっても過言ではなかった。
ぽおっと上気した表情に睫毛を震わせながら囁く。
「はい……おじさまのアレの方がシンジのよりもキモチよかったです……」
だがすぐに、そんな表情を誰にも見られたくないというようにイヤイヤをしながら、男の広い胸に顔を埋めてしまった。
(シンジ……ごめんね。本当にごめんね……)
涙をそっとぬぐって、だが、今だけは、シンジではない別の男の胸の中でアスカはしばし安らぐのだ。
夫とは違う体臭を嗅ぎながら、アスカはこれから大きく生まれ変わる自分を予感していた。


第一部 終




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