ドアを開けて、軽く一礼。
 唇には輝く笑みを浮かべて。
 そして言葉には感謝の心を込めて。
 「コーヒー、お持ちいたしました……御主人様」と。
 愛らしいメイド服をまとったクォーター少女、惣流・アスカ・ラングレーはスカートの裾をつまんで深々と頭を下げた。




Sクラスの乙女たち -Side A-






 「可愛いよ、アスカ」
 名を呼び捨てにされた給仕服の少女は刹那、唇を噛んだ。紺碧の瞳にちらと怒りが宿る。だが彼女は目を伏せ礼をする。
 「……ありがとうございます。御主人様」
 「中学生なんだよね。アスカは」
 「……は、はい……御主人様」
 「じゃ、アスカはレイって子とマナって子、知ってる?同じ中学生の」
 「……は……い。……おんなじクラス……です。御主人……さま」
 「凄いな、同じクラスにSクラスが三人もいるんだ。学校中のみんなが見に来るんじゃないの?」
 「……いえ……そんなこと……ありません。御主人様」
 馴れ馴れしく名を呼び捨てられ、さらにはプライバシーを踏みにじるような質問をされても彼女は不快そうな表情などまったく見せることなく、男の質問に答える。
 「ファンがいっぱいいるんだって?アスカは」
 「……は……はい。お客さまに……可愛がって……いただいて……ます。御主人……様」
 うつむき、つぶやくようにこたえる美少女メイドに男の笑みはさらに大きくなった。
 「そりゃ、一四歳のDカップクォーターメイドだものね。アスカの『御主人様』になりたがる奴はいっぱいいるよ」
 きわどすぎる言葉にも少女は赤く頬を染めるだけだった。
 それは、彼……彼女から「バカ」呼ばわりされつつも、でももっとも彼女と親密だと中学校では噂されている少年……が目にするはずもない反応だった。
 彼女はいささかこどもっぽいところはあるけれど、正義感が強く、そして自分とその友人への侮辱を決して許すような人間ではないはずなのだから。
 「昨日のアスカの『御主人様』は何人いたのかな?」
 少女は即答しなかった。唇を噛みしめてうつむいてしまう。エプロンドレスの華奢な肩が震えていた。
 「アスカ?」男の声が少し険を帯びた。
 「……よにん……です。ごしゅじん……さま」
 か細い声で答えるメイド少女に男はにんまりと笑った。
 「意外に少ない……そうでもないか。普通なら、延長込みで二時間がせいいっぱいだからねぇ。アスカくらいのSクラスのメイドは。そうかぁ」ひとり納得した男は目を輝かせて続けた。「でも、今日は慌てなくていいよ、今日のアスカの『御主人様』はボクひとりだから」
 「……うかがって……おります。御主人様」少女は言った。その瞳が涙で濡れていることを知った男はむしろひどく喜んでしまう。
 その従順で良く躾けられたメイド少女に男はにやりと笑って右手のモニターを指さした。
 「さっきさ、そのモニターで見せてもらったよ。アスカが準備するようすをね」
 ひっ、と少女は息を呑む。男はその様子を気にせずに続けた。
 「学校の制服をするする脱いで、下着も脱いで……あ、オマタのトコロが濡れてるって髪の長いお姉さんに笑われてたね……シャワーを浴びるところも見せてもらっちゃった。すごいね。Sクラスにもなるとお姫様みたいにお付きの人に洗ってもらうんだ」
 ああ、と哀しげにアスカは吐息を漏らす。
 伊吹マヤと大井サツキの両性をも蕩けさせる指でこの肌を磨き立てられ、「壱中の惣流・アスカ・ラングレー」から「Sクラスメイドの惣流・アスカ・ラングレー」になるところまで観察されたのだ。
 ……もしそうなら、「あれ」も見られてしまった……のね。
 アスカの予感を裏付けるように、男はちいさなテーブルに置かれているリモコンを手に取った。「これの準備をしているところも映ってた。すごいね」
 「……ああ、ああ……御主人……様……あまりアスカにいじわる……しないで……くださ……い!」
 少女が下腹部を押さえ、同時に細い脚をもじもじとすり合わせた。
 「あ、これはそこのヤツのスイッチなんだ」ゆっくりとダイヤルを回す。ぶうぅぅぅん、と羽虫の音が、ただしどこかくぐもった音が大きくなり、同時にアスカの声がさらに切ないものになった。


イラスト:名無さん「改めまして、おめでとうございますです。」


 「教えてよ、アスカ、あのお付きのお姉さんたちに、何をいくつ入れられたのかを」
 さらにもう一つリモコンを取り上げてスイッチを入れる。「ひン!」と少女が全身をひく突かせ、銀のトレイの上のカップが踊りあやうく落ちそうになった。
 さらにもう一つ、スイッチが入れられるとメイド少女アスカは涙をこぼしつつ男に報告する。



◆ ◆ ◆



 マヤとサツキのしなやかな指とそれに塗りつけたシャボンで、象牙のような肌をくまなく磨かれ、丁寧にシャンプーしてもらった少女は、うっとりとした表情のままサツキに背後から膝裏を抱えられ、サツキに肌を密着させた姿勢で仰向けになるのだ。
 「では、中も綺麗にさせていただきますわ、アスカさま」
 サツキに耳元で囁かれ、こくりとうなずく。
 「……あ」哀しい決意を込めて噛みしめていた少女の唇から切ない声が漏れる。
 伊吹マヤがタイルにひざまずき、大きく開かれたアスカの太股の付け根へ舌を伸ばして「お清め」を始めたのだった。
 マヤが柔らかな舌でつんつんとつついているのはアスカの菊門だった。
 皺のひとつひとつまで丁寧に舐め上げ、かすかに褐色を帯びたひそやかなすぼまりをそっと舌でノックする。
 最上級の「お姫様」の敏感な場所を清めるために、彼女たちが許されているのは舌だけなのだ。丹念に丁寧に、そして優しい舌遣いで、ゆっくりとゆっくりとその排泄口をほぐしてゆく。
 もっともマヤにとって、その行為は苦痛でもなんでもなかった。極上の美少女が不浄の孔を舌でほぐされて切ない声を上げるさまは、マヤにとっては至高の光景なのだから。
 まだ「エンジェル」のひとりにすぎなかった綾波レイのアナルを四時間にわたって「お清め」し、それまではなんとか無反応を保っていたレイを拘束具をぎちぎち鳴らして生々しいほどの牝の声で泣き叫ばせたときの達成感と快美感は忘れられない。
 その後Sクラスへ「昇格」したレイがシャワーのたびに真っ赤になりながらもマヤを指名してくるのが嬉しくて、愛おしくてたまらないのだ。
 だからいまこの瞬間も、伊吹マヤは心を込めて惣流・アスカ・ラングレーの尻穴を舌で優しくほぐす。
 そうして少女のつつましい菊門がほぐれてひくつきだすころ、マヤはガラスの嘴管をそっとそこへ挿入してゆっくり優しく、しかし確実に温水を注ぎ込んでゆくのだった。
 シリンダーを押し切って、三〇〇CCすべて注入し終わると管の代わりに自分のほっそりした指で栓をするのもマヤは大好きだった。
 熱く狭隘な括約筋で彼女の人差し指を締め付け、甘い匂いを全身から放ちつつせっぱ詰まったあえぎ声を上げる美少女たちがマヤは大好きなのだから。
 そして彼女たちが儚く崩壊するさまを眺めるのもマヤは大好きだった。
 だからアスカのしなやかな脚に自分の脚を背後から絡ませた開脚姿勢で横たわったまま、両手で少女のクリトリスをさわさわと撫でているサツキが「今日の御主人様がメイドにお望みになっている事」をアスカの耳元で囁き、少女がその言葉に頬を染め、しだいに陶酔の色もあらわにこくりとうなずいたその瞬間に「アスカさま、もう我慢されなくてもよろしいですわ」と恭しくささやいて指を抜くのだ。
 「あ、あ、あ……だめ、だめ、だめ、ゆるしてぇ……ッ」
 熱い少女のしぶきをまともに浴びせかけられても、それは伊吹マヤにとっては至福の悦びなのだから。

 そうしてマヤとサツキに手を引かれて浴室から姿を見せたアスカの目の前に「教師」葛城ミサトが恭しく差し出した銀のトレイには七つのタマゴが、細い紐と電池ボックスのついたモーター入りのピンクのタマゴが置かれていた。
 ふかふかのバスタオルで肌の雫を拭われ、さらに丁寧に髪の毛を乾かしてもらったアスカは、言われたとおりに簡易寝台に横たわると膝を立て、そのタマゴをミサトに挿入してもらう。
 もちろんそれはスムーズに彼女の中に入るよう、たっぷり潤滑液がまぶしてある。
 銀の盆から取り出されたそれは、アスカの足下にひざまずき、大きく唇を開いて待つ大井サツキの口の中で彼女の唾液でたっぷり濡らされるのだった。
 さらに彼女の菊門はマヤの奉仕でたっぷりほぐされ、まだ飾り毛もまばらな秘花も期待に震えてたっぷり蜜を吐き出しており、それらをスムーズに受け入れてしまうのだった。
 すすり泣きと、溜息と、軽い絶頂をなんども迎えた惣流・アスカ・ラングレーは、その「いじわるなキカイ」を身につけたまま、美しく、愛らしく、清楚な衣装をサツキとマヤに着せてもらう。
 純白のニーソックス、まっしろで可愛らしく、同時に豪華なレースの下着。
 紺のプリーツワンピースはぴったりと彼女の肢体にフィットする。
 ぴかぴかに磨かれたローファーは彼女の足に合わせた木型から作られたものだった。
 そして、奉仕の証のカチューシャとエプロン。
 その姿でアスカは男の前に現れる。
 Sクラスの、「スレイブ・クラス」のメイドとして、御主人様に奉仕するためのとても美しい人形として。



◆ ◆ ◆



 「あぁ、あ……あ、お、ご、ごしゅじんさまぁ……」
 少女はふるふると震え、ソーサーに置かれたカップにコーヒーを注いでいた。
 「アスカったら本当にお馬鹿さんだな。けっきょくいまの説明じゃ『どこにいくつ』ローター付けられてるか分からないじゃないか」
 「あ、ああ、い、いまは、お、お給仕の最中はおやめください……ごしゅじんさま。こぼしたら、あ、あ、アタシ、お仕置きされてしまいます……ッ。
 男の腰かけるソファー前に置かれた低いテーブルに、前屈姿勢でコーヒーを注ぐ美少女メイドのスカートの裾からはちらちらと白い下着がのぞいていた。
 だが彼女はそれを隠そうとはしない。それどころか無意識にショーツにくるまったお尻をくりくりと振り、あるいは内腿をすり合わせて、室内のあちこちに置かれた鏡を介して男にひどく蠱惑的な姿を披露してしまっていた。
 なぜなら少女はいま、「目の前のカップにコーヒーをこぼすことなく注ぐこと」以外に考えることができなくなっていたのだった。
 いや、正確にはその際に施される「お仕置き」が頭の中から離れないのだ。

 ……「お仕置き」のたびにアタシはいやらしいカラダにされてしまう。
 ……「お仕置き」のたびにアタシはけっしてできないと思っていた行為を心からの感謝を込めてできるようにされてしまう。
 ……「お仕置き」のたびにアタシはアイツから遠くなってしまう。
 ……「お仕置き」のたびにアタシは「惨めで、恥ずかしくて、いやらしく堕落した自分」が大好きで、愛おしくてたまらなくなっているのだ。

 二週間前、「御主人様」のアナルへの舌奉仕を行うことができずに泣き出してしまったときのことをアスカは思いだしてしまう。
 そのときは全裸に剥かれてベッドに大の字にがっちり固定され、ぶるぶる震える電動玩具にクリトリス「だけ」を刺激されながら、いやらしいキスを一晩中続けることを強いられたのだ。
 そのなかにはマヤ、サツキ、カエデにアオイだけでなく、「ごめんね、ごめんね」と泣きじゃくるマナも、「そんなに逆らうなんて、このあとにはあなたの『お仕置き』ね」というリツコの声と同時に泣きながらむさぼるように舌を絡めてきたレイもいた気がする。
 「とっても可愛いメイドな制服」に憧れてその喫茶店のアルバイトを始めた少女を、三日にわたる監禁セックスで「Sクラス」のメイドに仕立て上げた調教師の男たちに代わる代わるねろねろと舌をねぶられ、あるいは強く吸われ、舌を伸ばしてそこに唾液を垂らされてしまうと「あ、ああん、あはぁ……もうやめれぇ、きす、きすだけじゃなくれぇ、あすかにおひんひんちょうらい……」とあの日以来虜になった極太で鰓の張ったペニスで子宮を突いてくださいと懇願していた。
 荒々しい雄とのキスのあとに【教師】ミサトや【デザイナー】リツコとの甘い接吻は彼女のプライドを完全にとろけさせた。
 「できるわよね?アスカ」と優しく尋ねられた少女はこっくりとうなずき、舌を尖らせる。
 くすくす笑ってショーツを下ろしたミサトがアスカの顔に腰を下ろすと、クォーター少女は唾液をいっぱい乗せた小さな舌でミサトのアナルを熱心に舐めはじめる。
 まったく躊躇することなく、それどころかとても嬉しそうに。
 ミサトが満足するとリツコにマヤ、サツキ、カエデ、アオイが次々とショーツを下ろしてアスカの美貌にヒップを遠慮無く押しつけた。
 もちろん惣流・アスカ・ラングレーは逆らわない。彼女たちが命ずるとおり、すぼまりの中に舌を差し込み、あるいはその皺をなぞり、またあるときは音を立ててキスをする。
 泣きじゃくるマナやレイが手足を押さえられて彼女の顔に可愛らしいお尻を向けたときも、アスカはうっとりと舌を動かした。
 アスカと同じ日にアルバイトを始め、アスカと同じ日に隣り合って並んだ姿勢で純潔を奪われて「Sクラス」のメイドになった二人の少女の声が切なく甘いすすり泣きに変わるまで、彼女は菊門奉仕を続ける。
 アスカにペニスで貫かれる快楽を教え込んだ男たちの、剛毛でぐるりと囲まれた尻穴にちゅっちゅっと可愛らしいキスをするのも、舌でれろれろ舐め回すのもなんら苦痛ではなかった。ただ、そのペニスで貫いてくれないのが少女にはひどく哀しかった。

 そして翌日、「Sクラスメイド・アスカ」は昨日御奉仕ができなかった「御主人様」に再度お仕えする。
 もちろん彼女に否やはない。
 もちろん「御奉仕」の内容に間違いなどなかった。
 昨日までどうしてもできなかった「アナル舐め奉仕」を命じられた少女は、とても嬉しそうに笑うと男の下半身を持ち上げて、とろとろと唾液をその肛門に垂らしては音を立てて愛情を込めてキスができるようになっていたのだから。

 ……いや!もういやよ!これ以上アタシをアタシでなくする「お仕置き」だけは絶対にいや!
 ……このままだともう、アタシ、あいつに会えなくなってしまう!ううん、あいつに会えなくてもいいって思うようになってしまう!

 決意を込めて、奥歯を噛みしめて。少女はそれを完遂させた。
 電動玩具の与える意地悪な振動に耐え、ポットから一滴もこぼすことなくコーヒーを注ぎ終える。
 「……さぁ、お召し上がりください。御主人様」謙虚な言葉遣いの端々には、かすかな勝利感すらのぞいていた。
 だが、少女の敏感ボディは唐突にリモコンのボリュームが上げられると、がくがくと震え始めてたちまちその精神をねじ伏せてしまうのだ。
 「ほら、アスカ、ちゃんと答えるんだ。いま震えているのはどこに入れているオモチャだい?」
 「……ふ、ふぁ、あ、ぁぁあああ、く、くぅぅぅッ」下腹部を押さえてふらふらと絨毯の上でよろめくメイド姿に男は笑顔を隠せなかった。
 そうして惣流・アスカ・ラングレーは屈服する。
 十分な「教育」を受けさせられたメイド少女は、屈従の笑みを浮かべて男の質問に答えてしまう。
 「……あ、あ、い、いまぶるぶる動いてるのは、アスカの……アスカのくり、クリトリスのトコロのですぅ……っ」
 「じゃ、これは?」今度は別のスイッチが入れられた。
 「あ、ああ……。それは、胸の、胸のところ……」ぺたんと絨毯に膝をついて、虚ろに少女は答えた。
 「乳首をぶるぶるされると気持ちいいんだね?アスカ」
 「はぁ……は……い……じんじんして、せつなくって、すきなんですぅ……ごしゅじんさまぁ」桜色の唇からとろりと唾液がこぼれる。
 そこにはもう、「ファンクラブすらあるメイドウエイトレス・アスカ」として第三新東京市のフリーペーパーの紙面をなんども飾った、愛らしく勝ち気な表情などどこにもなかった。
 そこにあるのは牡の獣性を刺激する、淫らで儚げな妖精だった。
 男はかさにかかって次々とスイッチをオンオフし、ボリュームをいじわるに調整する。

 「あン!だめぇ、ごしゅじんさまぁ!アスカの、アスカのおっぱいにいじわるしないでぇ、あ、アスカの、アスカの胸の先、壊れちゃいます!」高速振動するモーターに両方の乳首をじわじわと刺激されて泣き叫ぶ。
 「……お、おねがいです、お願い、おねがいだから、じらさない……でぇ、アスカの、アスカのクリトリスをじんじんさせるのはやめてぇ……」ボリュームを最小限にされた微振動でじわじわとクリトリスをあぶられて、アスカは恥も外聞も捨ててさらなる刺激と絶頂をこいねがってしまう。
 「お、あ、はぁ、あ、オナカの中でぐるぐるうごく、うごめいてぇ……ああ、ごしゅじんさまぁ!アスカ、アスカはだめになってしまいますぅ」狭い膣道に押し込まれた玩具がぶるぶる震えるとひくんひくんといやらしく腰をうごめかせて少女はよがり泣いた。
 「あ!あ、だめ、一緒にスイッチ入れないでぇ!そ、それはお尻のアナ……アスカのアナルには、ローターが二つも入ってるんです!あ、ああ、ぶつかって、カチカチいいながらおなかのなかで暴れてるぅ……あ、ああ、あは……ん」がっくりと膝をつき、さらに絨毯に突っ伏してしまう少女の横顔はとても幸福でとても淫靡だった。

 しかし残酷な電動玩具に無慈悲な絶頂に連れていかれ、すべてのスイッチを最強にされて息も絶え絶えに絨毯で全身を痙攣させるようになっても、少女は男に命ぜられると瞳に涙を浮かべ、這いずりながらも男の足下にひざまずく。
 ソファーに腰掛けた男をちらと見上げ、「失礼します」と淑やかに述べて男のバスローブを拡げ、股間に屹立するペニスにちゅっとキスをする。「ああ、ああ、ああ、これ、これ、これ素敵……」と熱病にかかったかのようにつぶやいて、柔らかな舌を思いっきり伸ばして根元からくびれまで舐め上げ、先端の傘をじゅるじゅると舐め回す。ほっそりした指で貴重品のように睾丸を包み、頬ずりしながら熱い吐息を吹きかけてしまう。
 そしてちいさな唇をいっぱいに開いて竿を頬張ると、無我夢中で頬をすぼませ舌を使い、さらに熱い唾液をたっぷりまぶしては強く吸い上げて男の射精をねだるのだ。
 たっぷり出された精液が喉奥を叩いた瞬間、全身を震わせてアクメを迎えるメイド少女は、男に髪を撫でられてとても嬉しそうに笑うのだ。

 手首を掴まれてぐいとソファーの上へと連れ込まれると。さっきまでおしゃぶりに夢中だった小悪魔は従順な人形になった。
 電気玩具に刺激され、ひくひくと踊る若い身体を抱きしめられても拒否などしない。それどころかさわさわと男の緩んだ肌を撫で回し、その背中に手を回してうっとりと瞳を閉じるのだ。
 ほっそりした脚を撫で回されても、グラビアアイドル並みのボリュームをもったバストをメイド服の上から好き放題に悪戯されても、スカートの中に不作法に手が忍び込んでも少女は一切抵抗しない。ぐしょぐしょに濡れたショーツの上から彼女の雌の構造をしっかり確かめるかのように指がゆっくり動いても「ああ、ああ、ごしゅじんさまぁ」と甘え声で全身を震わせるだけだった。
 ソファーに押し倒されて、みずみずしいつややかな肌のあちこちにキスされ、舐め回されながら衣服を剥かれても逆らうはずなどない。
 うつぶせのままで背中のボタンを一つひとつ外され、背後からブラジャーをずらした手がチクビにテープで固定してあるローターをころがしはじめても、美しい少女メイドは「あ、あぁん、あはぁ」と熱い吐息を漏らしているだけだ。
 ビーナス像を思わせるような滑らかな背中を舐め回す舌も、いまの彼女にとっては至福の快楽を与える存在だった。腰から背中へ、そしてうなじへと舐め上がってくるぬらぬらした生暖かい物体に心昂ぶらせてしまった彼女は耳をねろねろ舐め回されて「今日のアスカはボクにどんな風に使えてくれるんだい?」と訊ねられるとまるで恋する少女のように頬を、うなじを染めてでも虚ろに答えるのだ。
 「は、はい。ごしゅじんさま……今日のアスカはなにもかもを御主人様に捧げさせていただきま……す。アスカの……躰は御主人様を気持ちよくするためのモノで……す」
 男はにやりと微笑んだ。
 「そうか、この唇も……」男の指がぬるりと少女の唇を割り、温かな舌を玩ぶ。
 「ふ……ふぁひぃ、ほうれすぅ……」
 「この中学生離れした胸も」回り込んだ手でたぷたぷと持ち上げられる。
 「そうで……すぅ。お好きなだけいじって、いじめてくださいませ。あ、あの『ぱいずり』も最近できるように……なりましたぁッ」
 「ほう、それは楽しみにしているよ。それからアスカ、キミのこのキツイ孔も今日は使っていいんだね?」ショーツをくぐった指にぬるりとは入り込まれてローターのケーブルを軽く引かれる。
 「は、は、はい!きょ、今日の御主人様はとくべつな御主人様なんですから!お好きなだけアスカの女のアナを使って……あ、あぁ、お、お好きなだけお出しくださいぃっ」
 自分の言葉に昂ぶり、感極まって泣き出した少女の髪を男は優しく撫でてやった。
 「じゃぁ……」なかば剥かれたメイド服のスカートを大きくめくり上げ、ずぶりとショーツの上から指を突き立てた。「アスカのケツのアナも好きにしていいんだな?」
 「お、おおぅッ!くふぅ……ん……も、もちろんで……す。アスカのアナルは御主人様のぶっと……ぶっといペニスにずぶずぶしていただくためにあるん……ですぅ」

 浴室でマヤとサツキの指と唇に翻弄され、失禁したその水たまりの中で心が壊れるくらいに気持ちよくなってしまった少女は、「先輩たち」に命じられたとおりに叫ぶ。
 浴室でサツキに「よかったわね、アスカ。今日の御主人様は、貴女の『全部』を買ってくださったのよ。あなたを気持ちよくするために、取ってもとっても、高いお金を払ってくださったのよ。あなたってなんて幸福な女の子なのかしら」となんどもなんどもささやかれた彼女は、この瞬間、間違いなくその男に恋をし、そして絶対の恋愛感情すら抱いてしまっていた。
 屈辱と、頭が真っ白になるくらいの快楽によって自分が「穢らわしい男たちの快楽のための商品」であると躾けられてしまった惣流・アスカ・ラングレーにとって、サツキの言葉は絶対の真実なのだから。

 だから、ぶぶぶ……とちいさく暴れる玩具をゆっくりと引き出されてはまた押し込まれるというひどく残酷で淫猥な悪戯を繰り返されても、少女は逆らうことなどできない。その切ない快楽に、甘美な痺れに背筋をぞくぞくさせて、おとなしく男に命じられた姿勢を保つのだ。
 一時間以上にわたるアナル責めの末、ゆるゆるにほぐされた少女の尻穴にはローターの代わりにカチカチになった客のペニスがねじ込まれる。
 もちろん少女の唇から漏れるのは歓喜の声。
 獣の姿勢でヒップをくりくり揺すり、ペニスで躰の芯をゆっくり貫かれる快楽を堪能してしまう。
 ソファーにすりつけている張りつめたバストの先端が再びびりびり動き出すと、「ああ、御主人さまぁ!アスカの胸は溶けちゃいそうです!」ととても嬉しそうに叫んでしまう。
 再びクリトリスのローターがうなり出し、少女の肉芽がゆっくりと屹立してゆく。そこに少女のアナルから取り出されたローターが押しつけられ、彼女のルビー色の敏感器官はブルブル動くふたつのモーターのサンドイッチにされた。
 「ひはぁッ!ああ、ああ、あはぁ……く、う、は……」
 言語も発せなくなったアスカの全身から力が抜けた。
 男は強烈な締め付けとその体温を味わいながら、アスカのアナルのさらに奥深くまで男茎をねじ込み、ときに引き抜き、少女の体温をさらに上げさせるのだ。
 やがてたっぷりとアナルに精液を注がれた少女は、再びローターで栓をされる。
 ぶるぶると動くふたつのローターが直腸内で暴れ、注がれた精液をぶくぶく攪拌していく感覚に少女は酔い、感謝の言葉がピンク色の唇からこぼれ出た。
 ぐるりと身体を返されて、立て膝の姿勢で少女の雌唇にペニスに侵入された。
 澄んだ声で啼きながら、まだ三分の一も入っていないそれをやわやわ締め付け、襞をからみつかせた。
 ずん、ずん、と奥へと進んでゆく感覚に、せまい肉洞を男の肉傘がゴリゴリ擦り立てる感覚に、ぶるぶる震えるモーターの甘い刺激に、アスカはもう耐えることができない。
 「あ、ああっ、あ、ああ!ご、御主人様のオチンチン!素敵です、アスカ、アスカは、こんな素敵な御主人様に愛していただいてとっても嬉しいです!」
 と絶対の服従を一夜の「御主人様」に誓ってしまうほど、ペニスで貫かれる快楽はすさまじいものになっていた。
 立て膝の姿勢からM字開脚になり、腰をぶつけながら揺すられる。
 自慢のすらりとした足首を掴まれ、V字の姿勢でごりごりと腰を回される。
 対面座位で男の背中にしっかり抱きつき、ここ一ヶ月ほどで驚くほど成長したバストを押しつけ柔肉をぐりぐり変形させて歓喜の声で泣き叫ぶ。 「じゃぁアスカ、中にたっぷり出してやるからな。お前を孕ませてやるからな」と宣言されても少女の心にあるのは屈辱や恐怖の感情ではなかった。
 自分が愛されているという満足と、「オカネで買われてニンシンさせられる自分」へのどろどろに甘い陶酔感しかなかった。
 だから少女はさらに情熱的に男に抱きつき、下腹部をさらに強くごりごりと男に押し当てて無意識のうちに射精をねだってしまう。

 「いつか純潔を捧げる相手」としておぼろなイメージ抱いていた少年とは「本当のキス」もしたこともない美人女子中学生は涙をこぼしながらなんどもうなずいて「ああ、ああ、御主人様!御主人様!あ、アタシ、アタシ!ニンシンしちゃうんだ!アタシ、御主人さまのあかちゃんをニンシンしちゃうんですね?」と叫んでいた。
 やがて強靱なピストン運動ののちに双臀をぎゅっと掴まれてさらに深々と貫かれ、子宮口に直撃するような角度で精液を流し込まれると「あ!ああ……熱い、熱いどくどくがアタシのナカに……いっぱい、いっぱいはいって、はいってく……る」とつぶやいてエクスタシーを迎えてしまう。
 荒い呼吸を繰り返し、くたりと男に体重を預けている美少女メイドのその愛らしく、美しい表情には感謝と隷従の笑みしかなかった。


 やがて硬度を取り戻した男が少女メイドを再び貫き、ぐりりぐりりと犯しはじめる。
 ほとんど連続的に押し寄せる快楽の波のなかでそのとき、アスカは知ってしまう。

 ……アタシがバイトを始めたから、御主人様と巡り会えたんだ!
 ……「お姉さまたち」がアスカを変えてくれたから、アスカをいっぱい感じさせてくれる御主人様にふさわしいメイドにアタシはなれたんだ!
 ……「おじさまたち」がアスカにペニスのすばらしさを教えてくれなかったら、アタシ、御主人様の赤ちゃんをニンシンすることなんてできなかったわ!
 ……そうなんだ!そうなのね!アタシ、アタシってとっても幸福で幸運な女の子なんだ!
 ……ああ、ああ!こんな素敵ですばらしい愛をもらえるなんて!
 ……アタシ、アタシ、すごく……シアワ……セ。

 絶対の「真理」にたどり着いた奴隷メイドは男の指ひとつでまだ動き続けるモーターの振動に悶え泣きながら、男のペニスの与えてくれる快楽に溺れてしまっていた。

 そして彼女は予感していた。
 この「御奉仕」ののち、「Sクラスのメイドでいるための代償」としてさまざまなものを捨て去ることに同意する自分を。

 たとえば……、
 ママを。
 学校生活を。
 親友のおさげの女の子を。
 惣流・アスカ・ラングレーという少女の社会的な生活を。
 携帯電話の着発信履歴のほとんどを埋めている碇シンジという少年との関係を。

 ……これらのものを捨て去ることに。

 アスカは分かっていた。
 最初は泣いて拒否するかもしれないが、「Sクラスメイドだけに与えられる悦楽」を彼や彼女たちの指や舌、残酷な言葉や硬いペニスで思い出していくうちに、彼女はそれに同意するのだ。
 大声で、泣きながら。
 他の二人の少女たちの目の前であろうと。

 アスカには分かっている。
 きっと他の二人の少女たち……綾波レイと霧島マナ……も同じ言葉を大声で叫ぶであろうことに。



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Original text:FOXさん
Illust:名無さん
From:エロ文投下用、思いつきネタスレ(6)