転落のアスカ


Original text:スマッシッホークさん


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六月二十三日(火)

学校へと走るリムジンの車中、アスカは昨日を思い出していた。

(昨日は凄かった!!予想はしていたけどあんなに凄いとは思わなかった!!!ご主人様に寄り添って歩いて幸せを感じてッ!!それでコートの下のアタシは縄化粧のみの背徳感!怪しい会話をして視線を楽しむのも凄かった!そして雌犬として振舞った時の開放感とご主人様に褒められた時の嬉しさ!!一緒にお風呂に入って!またご奉仕させて頂いて夕食も美味しかった!!!ご褒美って凄い!思い出すだけでやる気が溢れてきちゃう!!!)

アスカは昨日露出調教を終えるとシンジと共に家族風呂で混浴を楽しみ、その場で人間便器をした。風呂から出ると食事、目的が目的だから普通の食事ではない。とあるファミリーレストランで今度は全裸にコートのままで恋人として振舞う。ただしサングラスこそ掛けてはいるが、縄目の痕と薄くなった鞭痕を店員が来たら見せるようにして。興奮しきったアスカは帰りの車中で我慢しきれず、「ぐじゅくちゅ」とか掻き回したり、いつも入れているバイブを「ずぼずぼ」と出し入れしながらずっとシンジに奉仕したまま自分を慰めた。

「あむぅ、ちゅっ、うふくぅぅああっっ、うんむぅぅぅ、じゅるッ、うむうむふぅ、じゅるッぶあはぁぁ、ぶぅぅふん、んんんっっっんっ…………」
(ああっ家族客も一杯いたし皆注目していたのが判ったわ。いちゃついてパフェなんて食べさせて貰えてアタシ幸せだった。それにしても、ああぁっそれにしても満たされるし美味しい……ご主人様へのご奉仕しながらオナニーするって最高だわ。……アタシ、ホントにご主人様にご奉仕しするのが大好き……)

思い出す事は気持ち良くて興奮して、良い思いをさせてくれたシンジへの感謝だけ。改めて家畜として、ペットとして頑張ろうとアスカは思う。

(…………でもその後に言われた事で色々考えさせられたな……)

だが帰った後にはシンジから部屋を使う注意点をアスカは言われていた。

「…さてアスカ、今日は楽しかったかい?」
「はい!ご主人様!もう夢のような一日でした!!」
「そう、それは良かった、またアスカが頑張ったらご褒美してあげる」
「はい!アスカ頑張ります!」
(頑張ったらご褒美!アタシなんでもやります!やりたいですご主人様!)

「うん、ところでねアスカ。色々あってこの部屋を使用する時の注意点を言っていなかったから確認の為に言うよ?」
「はい、ご主人様」
(そういえば……寝る時の注意点くらいしか…いろいろあって普通にこの部屋を使うのは初めてになるわよね?)

「基本見習いの内は首輪だけで生活する事になる、まあマユミは別なんだけどね。それで部屋の中では誰もいなければ這う必要は無い。ただしメイドは別だ、入ってきても這う必要は無い」
「はい、ご主人様、あの…マユミ様が別っていうのは一体どういう事でしょうか?」
「うん、マユミはね、普通に服を着ても良いって言っているんだけどね、見習いのままが良いって言うんだよ。スタイルを良くする為の衣装なんかは着る事もあるけどね。…もっともレイにしてもマナにしても予定がなければ首輪だけとか下着だけが多いけど」
「…はい、ご主人様」
「せっかくだからそこも一緒に説明するよ。家具や機器類、この部屋にあるものは全てアスカの自由に使って良い。何かあれば内線があるから連絡すれば良いし、聞きに来てもらっても良い。アスカの部屋なんだからアスカの好きにすれば良いし、それでレイ達の部屋は知っているね?レイ達からもアドバイスを受ければ良いと思う」
「はい、ご主人様」
(家具なんかは全て自由に使っても良い、それにレイ様達のお部屋は伺った事があるから知っている。アタシと同じ様な間取りで絨毯とか、窓とか、それから家具類とか小物類が違っていたわ。…多分だけど浴室や寝室なんかも別にあって衣裳部屋とか物置とかも微妙に違うのよね?……アタシのお部屋、にぎやかなのが良いしマナ様に相談しようかな?)

「うん、道具類の管理はアスカがやる事、これは前に説明したはず。でだ、僕が見習いじゃないと判断できたら廊下も這う必要はなくなるし、衣装だって着て良い、食事だって普通の食事になる事もある。だけどマユミは見習いのままが良いって聞かないんだよ、まだ自分は未熟だからって」
「……はい、ご主人様」
(…道具類の管理はご主人様に前に言われた。廊下を這う事も衣装だって食事だってアタシは最下等のメスなんだから当たり前。でも……マユミ様、見習いのままが良い?それに未熟?アタシなんかまだまだなのは判るんだけど……)

「マユミはね、僕にペットとして可愛がられるよりも家畜として仕えたい気持ちの方が強いみたいなんだよ。…それでアスカ、説明を続けるよ?準備が終わったら毎朝僕の部屋に来るのは七時半。変更があれば連絡するし、希望があれば連絡してくれて良い。それから制服に限らず衣装を着ている時は這う必要はない」
「…はい、ご主人様、判りました」
(……ペットとして可愛がられるより家畜として仕えたい気持ちの方が強いか……)

「…そうして基本一緒に登下校する事になるとは思うけど、別行動する事もあるだろう?だからアスカ、そんな時は言ってくれれば別の車を用意する。だけど別の車だとスペースが狭い場合があるから、その時は普通に座っても良い。まあどうすれば良いか僕に確認する様にして」
「はい、ご主人様」
(…当然の話よね、アタシは最下等のメスなんだから座るなんてありえない。それでご主人様のお部屋に七時半、衣装を着ていれば這わなくても良い。…別のお車の時はご主人様に確認する様にすれば良い訳か……)

「…とりあえずこんなところかな?それでねアスカ、何でマユミの話をしたかだけど…アスカは僕の予想以上に頑張っている、褒めてあげるよ。で、この調子だと見習いから卒業の見込みが出来てきた。だからアスカをどんなペットにするか考える必要が出てきたと思ったんだ、まだ先の話だけどね」
「!!!」
「一人前のペットになったら僕のものだって印を入れる、アスカに相応しい印だ。それは文字だったり絵だったりする。僕が決めるけどアスカの希望を参考にするかもしれないから考えておいて」
「!!!!」

シンジの話を聞き終えたアスカは日課を終わらせ入浴し、寝床である檻の中で考え込んだ。

(……マユミ様の気持ちは判る気がする。ご主人様に自分のものだって印を入れて頂くのは今のアタシなら大丈夫。どんな恥知らずなものでも受け入れてみせる。ご主人様にご奉仕するのは嬉しいし、日課だって食事だって便器だって這う事だって構わない。衣装については出来るならご主人様の目を楽しませたいから着たいけど全裸でも構わない。でも……やっぱりアタシはペットとしてご主人様に可愛がられたい。家畜として仕えるのが嫌であるはずはないけれど…………それにそうするとアタシのほうがマユミ様より立場が上になっちゃうのかな?未熟なアタシがマユミ様よりも上に?……マユミ様にお気持ちを聞いてみるしかないのかな?)

「……アスカ〜何を考え込んでるの?」
「!!はい、マナ様!あ、あの今日はどうすれば良いのかなって!!」

昨晩シンジから言われた事で回想に耽っていたアスカだがマナにより意識を引き戻される。
とっさの事に思わず嘘をついてしまったアスカには罪悪感だけが残ってしまう。どうしたものかと考えているとシンジが話を引き継いでくれた。

「アスカ、今日の予定は特に無いよ、ただリツコのところで訓練したり調教を受けるだけ。ただ縄目の痕が少し残っているからちょっとだけ注目を浴びるかな?」
「!は、はい、ご主人様。あ、あのそれは良いんですけど……申し訳ありませんご主人様!じ、実は昨日言われた事で一人前のペットとは何か考えていました。それで…マユミ様が見習いを止めたくないって気持ちも考えていました」

隣を見ればマユミが正座で座っている。昨日考えた結論はやっぱり一人前のペットとして認められ、それでシンジに可愛がってもらいたいと言うもの。見習いが不満ではないが、一人前のペットの方が良いとアスカは思う。そこで話の流れからチャンスと思い、マユミに「あ、あの、マユミ様、少しよろしいですか?」と話し掛けた。マユミは微笑を絶やさないで「はい、アスカ、何ですか?」と答える。アスカは時間を確認したが学校に着くまで十分ほども余裕があり、シンジを目で確認しても何も言わないのでそのまま続けた。

「あ、あの、何で見習いのままでいるのでしょうか?アスカなら早く一人前になりたいと思うのですけど……」
「簡単な事ですアスカ、私は未熟を自覚しています。ですから見習いのままが相応しいと思っているだけです」
「!で、でもマユミ様!ご主人様には認めて頂いているんですよね?だ、だったら何でなんですか?アスカならご主人様に認められたら嬉しいです!そ、それにこうも考えたんです!も、もしもアスカが一人前だって認められたらマユミ様よりも立場が上になっちゃうんじゃないかって!マユミ様より未熟なアスカがです!それでどうしたら良いのか判らなくなって……」
(もしもだけどマユミ様が一人前のペットになって頂けないとアタシもご主人様から認められない?それは嫌なんです!だからマユミ様には早く見習いを止めて欲しいんです!!)

思わす声が大きくなってしまったアスカにマユミは答えるのだが、それはアスカには納得のいくものではなかった。

「…アスカ、これは私の我侭なんです、シンジ様に無理を言っているのは判っています。でも私は自分の未熟さを自覚しています。…これは私の心の問題。納得が出来るまでは見習いを続けさせて欲しいとお願いし続けます。アスカはシンジ様に認められたのなら胸を張れば良いだけ。そうなれば私は喜んで先輩ペットとなるアスカに敬意を持って対応させてもらうから」
「!で、でもマユミ様『そこまでだよアスカ』」
「!!」
「……アスカ、そうやって考える事は良い事だよ、でもそんなに簡単にマユミは納得しない。それに昨日も言ったけどアスカはただ頑張っていれば良いんだ」
「…ご主人様……わ、判りました、アスカは頑張るだけにします」
(…そうよね……マユミ様は中学二年の時に見習いペットにして頂いたってお話だから…マユミ様ならどんなに遅くとも卒業するまでに見習いでなくても良いとご主人様から言われている筈。ならアタシは気にしないで頑張れば良いだけ、そうですよねご主人様?)

少しだけ雰囲気の重くなった車内でシンジが纏めた。

「さ、もうすぐ学校だ、アスカ、少しだけだけど首筋とか、動くとお腹の辺りに縄目の痕が見えるかもしれない。それに先週の木曜からアスカは学校を休んでいる。普通にクラスメイトに接する事が出来るかい?」
「!はい、ご主人様、アスカは頑張ります!」
「うん、頑張ってねアスカ」
「はい、ご主人様」

リムジンは街中を走り、やがて第一高校の門へと到着した。



◆ ◆ ◆



今のアスカに怖いものなど何もない。自分が淫乱でマゾで変態であると自覚して受け入れている。自分が家畜である事を理解し、シンジのペットであり続けたいと思っている。もし誰かに不審な目で見られても「アタシは淫乱でマゾで変態。惣流・アスカ・ラングレーの名前を捨てて家畜として生きているし、ご主人様であるシンジ様にペットとして飼育されている」と誇りながら答える事が出来る。「これはご主人様からのご褒美なの!緊縛して頂いてコート一枚で露出散歩したの!」と自慢する事だって出来る。それをしないのはただシンジに迷惑を掛ける事が出来ないので黙っているだけの事。だから首筋から縄目の痕が見えても気にしない。うっすらと透ける大胆な下着も短すぎるスカートも気にしない。シンジがこの格好で登校するのを確認しているのに何も言わないからだ。アスカは沈黙が支配する校庭の中を堂々と歩き、教室に辿り着くと大きな声で「みんな、おはよう!」と挨拶をした。

(見られていたッ!!アタシ見られていたッ!!今も注目されてるし本当に堪んないわコレ!!もう、今直ぐアタシがご主人様に飼育頂いているって言いたくて大変!!!)

クラスメイト達は何も言わない。ただアスカを注視すると何かに気付いた様に慌てて視線をずらせる。

(〜〜〜〜アタシの縄目の痕って見えてるかな?判っちゃう?聞かれたらどう答えよう!)

クラスメイト達の反応が予想通りで苦笑する余裕さえある。もう直ぐホームルームが始まる時間、殆どの生徒が登校している。アスカは周りを見渡してみた。

(……相田は…退場したから当然いないわよね?リツコ様どうするおつもりかしら?それに…ヒカリがいない?どうしたんだろう?いつもは早いのに……)

ヒカリの不在を不振に思ったアスカだがそんな日もあるだろう、ただ今日はお休みなだけ。そう思って自分の席に座り、そのままホームルームの始まりを待つ。ホームルームまで教科書でも読んでいようか、もう直ぐ期末試験だからと考えるアスカだったが一人の男子生徒が声を掛けてきた。その生徒は“鈴原トウジ”、ケンスケといつもいた生徒。ケンスケの事を聞かれるのかなとアスカが思っていると別の事を聞いてきた。

「な、なぁ、惣流、あの…イインチョの事やが惣流は何か知らへんか?…その……ちょっとした事件があってな、それでその後学校に出てきいへんのや。惣流は仲が良かったやろ?それで何か知ってるんや無いかと思うてな……」

アスカの身体を見ない様にしながら伏せ目がちに声をトウジは掛ける。クラスメイト達が声を掛けない中で話し掛けるのだから余程思い余ったと見える。アスカも気になったので事情を聞いてみた。

「鈴原……ヒカリどうしたの?アタシは先週休む前にヒカリを見てから何も知らない。それに事件って何があったの?」
「…………そ、それはな、そ、その………………………」
「っ早く言いなさいよ!ヒカリに何があったの!?」

言いづらそうに言葉を濁すトウジにイライラしたアスカはつい大声になる。その声でクラスメイト達も振り向くがそのまま視線を外して何も語らない。アスカには全員が知っている事だと判った。

(何、ヒカリに何があったの?っ早く言いなさいよ鈴原!!)

沈黙が我慢出来なくてもう一度「っ鈴腹!ヒカリが如何したって言うの!?」と声を出そうとしたアスカにトウジがやっと重い口を開く。だがそれはアスカにとって衝撃の内容だった。

「……そのな、イインチョやけどな、惣流が休んだ木曜日、朝から様子が変やったんや。……それでな、その授業中にその…漏らしてもうて…………それで次の日も何か厳しい顔で登校しよったと思ったらな、その……また漏らしてもうて……そんで月曜日から登校してけーへんねん!わ、わしら何も気にしとらんし、それに惣流が休んでいたのと重なるから何か知っているかと思うて、ほ、ほんで聞いてみたんや!!」
「!!!!!」

思わずシンジの方を振り向きたくなるアスカだが必死に努力して堪えた。

(!ご主人様っ!もしかしてヒカリをペットにするつもりですか!?)

「……な、なあ惣流!何か知っとらへんか!?わし、惣流なら何か知っとると思うたんや!な、なあ惣流!教えてくれへんか!!」
「…………知らないわ、アタシは単に体調が悪かったから休んでいただけ、ヒカリとは先週会った時から会ってないし知らない」
「!うそやっ!!!!今惣流言い淀んだやないかっ!!惣流も何かに巻きまれているんやろ!!首に見える、そ、それってなんなんや!?それに五月の終わり頃から惣流おかしかった!!そ、それにケンスケのヤツも水曜から出て来ーへんのや!!な、なあ頼むわ!教えてくれへんかっ!!!」
「っうるっさいわね!!!アタシは知らないって言ってんのよ!この馬鹿ジャージ!!それにアンタに何の関係があんのよ!!アンタ、女の身体じろじろ見て満足してんの!?さいってぇ!男じゃないわねッ!!!」

本当にトウジを最低と思った訳ではない。ただ売り言葉に買い言葉でアスカだって衝撃を受けていたし、事実ケンスケはともかく本当にヒカリは知らない。殆ど確信を持ってはいるが明確な証拠もなしに言える事ではない。それに今のアスカにとって何よりも大事なのはシンジの事。理由はあるにしろケンスケが実験室送りになったのを容認したのに、ヒカリは駄目なんて言えるはずも無い。それでもイライラしていたのに怒鳴られた事で思わず言い返してしまった。

「っこの!オナゴや思うて下手に出てたら何言うんじゃい!!わしはオナゴでも容赦せいへんぞっ!!!」
「!!」

言い返されたトウジの方も必死の思いで頼み込んでいるのに怒鳴り返された事で思わず手が出てしまう。アスカも叩かれると思い、目を瞑ってその瞬間を待ち受ける。だがその瞬間は訪れなかった。

「……鈴原君、アスカに手をあげて欲しくないな」

目を瞑っていてもいつまでも叩かれず、それどころか鈴原を咎めるシンジの声がする。恐る恐る目を開けたアスカが見たものはトウジの右腕を捩じ上げているシンジの姿。つい“ご主人様“と言いそうになるのを堪え、その姿にアスカは感動してしまう。

「!ご、シ、シンジ!?」
(!ご主人様!!アタシを助けてくれた!!?)

「う、うるさいわいっ!!お前も何か知っとるんやないか!?惣流とも仲えーみたいやないか!!知っとるんやったらお前も何か言わんかい!!イインチョが心配やないんか!?そ、それにケンスケもや!!」
「…それは当たり前じゃないかな?洞木さんも相田も気にはしているよ?でも、それがアスカに手を上げる理由にはならないと思うけどね、アスカ!」
「う、うん、何シンジ?」
「洞木さんが何処にいるかなんて知らないよね?それに相田だって今何をしているか知らないよね?」
「う、うん、知らない、本当よ」

アスカは本当に知らない。ヒカリが“何処にいるか”ケンスケが“今何をしているか”は知らない。だから素直にその旨を答える。

「…って言っているよ、鈴原君。何の証拠もないのにアスカに手を上げるなんて気に食わないね」
「う、うるさいわいっ!!何か知っているに決まっているんじゃ!!い、良いから手を離さんかい!!痛いやろうが!!」
「……アスカに謝って、それでもうしないって約束するまでは手を話す訳にはいかないね。…アスカ、大丈夫だったかい?」
「う、うん、シンジ、ありがとう、アタシは大丈夫」
(ご主人様!ありがとう御座います!!こ、こんな未熟なペットの為に怒って下さるなんて!!アスカは感激していますっ!!)

トウジはシンジを憎憎しげな目で睨むがシンジが堪えるはずがない。逆に腕を強く捻りあげられて悲鳴を上げてしまう。

「…鈴原君、まだ謝る気になれないかな?言い掛かりは男らしくないと思うんだけどね…」
「っわ、判ったシンジ、わしが悪かった!謝るから手ぇ離してくれや、頼む!」

シンジが手を離すとトウジは粗い息を吐き、捻られた右手を押さえて痛みを堪え、それからアスカに向き直った。今になって思えばヒカリを気にしていた自分に気が付いて後悔しているがもう遅い。でも、まだ間に合うかもしれない。それにはどうしても居場所や不審な行動について確認しなければならないし、それにはやはりアスカが一番怪しく確実に思える。実際に服装や行動に不振な点がありすぎたし、今もどう考えても縄の痕にしか見えない。

(シンジも怪しいんやけどな……こんな惣流と平気でいつも喋りあったりするなんてまともやあれへん!でも証拠なんかない!悔しいけど恍けられたらおしまいや!ならやっぱ惣流や!!)

トウジはシンジにも問い質そうかと考えた。シンジもはっきり言って怪しい。明らかに怪しく何かに巻き込まれたとしか考えられないアスカと今も平気で応対している。だから謝るとは言ったがもう一度確認する事にした。ヒカリの安否には代えられないのだから。

「………惣流、わしが悪かった、謝るから勘弁せぇ……そ、そんで惣流…ホンマにイインチョやケンスケの事知らんのやな?」
「う、うん、本当よ鈴原、アタシ、ヒカリが何しているかなんて知らない、相田も知らないわ。もっとも相田なんてどうでも良いけどね」
(…ご主人様……ヒカリはご主人様なんですよね?ヒカリをペットにするんですか?…アタシはどうすれば良いんだろう?)

「ほ、ほうか、スマンかった!この通りや、勘弁してくれ!もうこないなことせいへん!勘弁してくれや!!」
(惣流はホンマ何も知らんみたいや!真剣にイインチョの事聞いてきよったし、その、漏らした言うて動揺しとったに違いあらへん!悪い事してしもうた!勘弁してくれや!!)

トウジにとって悪いと思えば謝罪する事に抵抗はない。自分は焦っていたあまり言い掛かりを付けてしまったと反省して土下座する。トウジにとって一番漢らしい謝り方はこれしかない。

「…アスカ、鈴原君もここまでしている、許してあげても良いんじゃないかな?」
「!う、うん、そうね、鈴原、許してあげる。もうこんな事しないでね?」
「ほ、ほうか、許してくれるか!ホンマにスマンかった惣流!もう二度とこないな事せいへん勘弁してくれ!」
(許してもろうた!有難いでホンマ!でも…そしたらイインチョとケンスケはどないしたんやろか?)


ヒカリとケンスケの失踪。金曜日の午後、ヒカリらしい人物が一人で第三新東京市を出るのを見たと複数の証言が出る事となる。連日に渡って問題を起こした事から悪い事でも考えているのではないかと洞木家は心配して警察に相談した。だが発展中の街でもあり事件が多くて手が廻らず、結局は失踪届けの提出に終わってしまい、家族はヒカリが帰ってくる事を願い続けている。
ケンスケについては学校をキャンプ等で度々休んでいた事もあり、それで趣味のサバイバルゲームでもやっている時になんらかの犯罪に巻き込まれたのだろうと失踪届けの提出がされる。自宅の戸締りがしっかりされているのにテントやエアガン等がなくなっていたからだ。だが家宅捜索でアスカの写真のみ消去されたホームページが発見された事もあり、その捜索は実に不熱心であったと言う。

(…バカだとは思っていたけど……まあ相田のバカに比べれば好感は持てるけどね。でもこれで納得するってアタシが言うのも何だけど大丈夫?これからの人生、鈴原騙され続けるんじゃないかしら?)

アスカがそう思ってシンジを見るとシンジもまた笑っていた。



◆ ◆ ◆



「そう……アスカも知ったのね…シンジ様のご命令は絶対、アスカもこんな私を無様に思うでしょうね。……でも!シンジ様のご褒美が欲しいの!それに私は実験もしたいのよ!!」
「いえ…アスカも同じですリツコ様、アスカもご褒美の為なら何でもやりますから……」

昼休みとなってリツコの元をアスカは訪れ、そこでヒカリの失踪について確認していた。それによるとケンスケの退場に合わせてナオコが来る事になり、二人だとケンスケのみは物足りないし、シンジは今アスカの調教に集中しているからペットはいらない。それでヒカリは飼い主が不在。野良としてゲヒルンが引き取り、相応しい家畜となる事を聞いたアスカだった。

「そう……そうね、もう決まった事だし既に実験は開始されている、もう引き返せないわ。それにアスカ」
「はい、リツコ様」
「アスカも私も家畜だけどね、ペットとしての幸せを与えられている。ペットじゃない家畜には家畜としての楽しみがある。洞木さん、いえ家畜のヒカリはきっと幸せになれる、それは私が保証するわ。彼女が完成したら幸せに暮らしているのを見せてあげる。アスカはそこで確認しなさい、勿論相田もね」
「…はい、リツコ様」
(ペットらしい家畜じゃなくて家畜らしい家畜か…ヒカリ、幸せになってくれると良いんだけど……)

俯き加減で言葉が少なく、声も小さいアスカにリツコも少しバツが悪いが無理も無い話しだとリツコも思う。しかしいつもでも決まってしまった事を話していても建設的ではないとリツコは考え、手を一度合わせてアスカの注意を引いてから話題を変えた。

「アスカ、もうこの話はおしまい、これからの話をするわ」
「はい、リツコ様」
「シンジ様に聞いたわ、アスカは見習いから卒業出来る見込みが出てきたって。私もそう思うわ」
「はい、リツコ様、ありがとう御座います」
「でもまだまだアスカは未熟、覚えなくちゃいけない事はたくさんあるし、覚えた事も練習して上手にならないといけない、これも判るわね?」
「はい、リツコ様…アスカもそう思います」
(その通りよね……まだまだ覚えなくちゃいけない事はたくさんあるし、それに下手糞。もっと頑張らないといけない。それに……頑張ればご褒美が頂けるかもしれないし、頑張れば使って頂ける確率も高まる。アタシはもっとご主人様にご満足頂いて使って欲しい)

「拡張だってまだまだ不十分だし、絞まりを良くする様に鍛えないといかないわ」
「はい、リツコ様、その通りです」
(そうよね……今はまだリツコ様のお薬を使っているし、自由自在に絞めたり開放出来る様になんないと…でないと一人前なんて言えないし…!ご、ご主人様にも飽きられる?っ頑張んないと!!)

「とは言え成長しているのは確かよ、アスカ褒めてあげるわ」
「はい、リツコ様、ありがとうございます!」
(ご主人様ほどではないけど……やっぱりリツコ様に褒められると嬉しい!アタシもいつかこんな立派なペットになれるのかな?)

「シンジ様は八月の終わり、つまり夏休み明けにはアスカを見習いから卒業させたいって、だからもう少し調教のスピードを上げる事にするわ。…アスカ、これからは教室でも調教をする事にするから」
「!はい、リツコ様、よろしくお願いします!」
(八月一杯!?時間が無い!失敗するとご主人様を失望させてしまうわ!頑張らないと!)

「アスカ、教室で調教となると見つからない様にしないといけない。それでそのスリルを味わいながらも恥ずかしく惨めな事をしなくてはならない。それで大事な事を言うわ、良い事アスカ、しっかり聞きなさい。…判るわね?」
「!は、はいリツコ様!何でしょうか!」
(大事な事!リツコ様がこんなに念を押すなんて今までにない!い、一体何!?)

リツコのこれまでに無い念の入れ方にアスカは不安を覚えた。口調や雰囲気もそうだが“大事な事”“良い事”“しっかりと聞きなさい”と念を押し、更には一拍置いて“判るわね”と四度もリツコが念を押す事など、アスカには覚えがなかったからだ。それでアスカも正座のまま背筋を伸ばして聞く体制を整える。それを待ってリツコは話し始めた。

「…良い事アスカ、良く聞くのよ?羞恥心や惨めさを忘れたペットは必ず捨てられる、覚えておきなさい。…これが難しいのよ、自信をもって自分が淫乱でマゾで変態であると認めてしまえばどんな事も怖くなくなるわ。……アスカ、当たり前の日常でスリルを楽しむのは良い、ペットである生活を楽しむのも良い。…でも常に羞恥心に惨めさ、屈辱に情けなさ、そんな感情を常に意識しなさい。これはどんなペットも必ずぶつかる壁、アスカを見ていると危機感が足りない様に見えるから気を付けなさい」
「!!!は、はいリツコ様!気を付ける様にします!捨てられないように頑張ります!!」
(た、確かに!アタシ当たり前に思えてきて羞恥心や惨めさを忘れて来ている!!そしたらご主人様に捨てられる!?ア、アタシは嫌よそんなのッ!!ご主人様のペットでなくなるなんて!!!)

アスカの反応を見てリツコは自分の懸念が正しかった事を理解した。しかし今ならまだ間に合う。手遅れにならなくて良かった安堵し、リツコは二コリと微笑み注意を続ける。シンジに任されたアスカの調教を成功させないと、リツコもまたシンジに失望されてしまう。それはリツコには耐えられない事なのだから。

「…判ったわねアスカ、忘れない様にしなさい。恥ずかしさを忘れてしまえばいずれ飽きられる、そして捨てられる。ご奉仕やシンジ様に使われるのを楽しむのは良い事、芸が上手くなるのも良い事。アスカが人間ではなく家畜である事は当然忘れてはいけない。でも、羞恥心や惨めさを忘れるとそれはシンジ様のペットではないの。それだと単なる家畜なんだから」
「はい!判りましたリツコ様!忘れない様にします!!」
「ん、よろしい、では今日の訓練を始めるわ、…まずはいつも通り拡張と締め付けの訓練しながらビデオでも見る事にする。それで明日からどんな事するのか確認しましょう」
「はいリツコ様、よろしくお願い致します!」
(アタシは人間ではなく家畜。それは当たり前ペットである事を忘れてはいけない。そして明日から教室でもいよいよ調教。それから恥ずかしさと惨めさを常に意識する。……っ難しいわ!で、でも出来ないとアタシはご主人様に捨てられる!!リツコ様!厳しく躾けて下さい!アスカ頑張りますからっ!!)

決意を新たにしたアスカにはその心にヒカリの事はもうなかった。何故ならシンジに捨てられない様にする事で頭が一杯だったから。







18

六月二十四日(水)

学校に向かうリムジンの車中、アスカは今日の調教を考えている。昨日リツコに指摘された事、それは要約すれば初心を忘れない事ではないかとアスカは思った。

(アタシ…家畜として生きる事を誓った頃に比べて、スリルを楽しむ事に意識が行き過ぎていたのかな?ご奉仕やご主人様に使われる事を楽しむのは良い事ってリツコ様は仰った。アタシもご主人様のペットとして楽しみたいし甘えたい。もっと上手くなってご満足頂きたい。もっともっと恥ずかしい芸を覚えたい。……でも、この頃羞恥心や惨めさはあんまり感じなくなって来ている。そしたら確かにペットではなく単なる家畜。…恥ずかしさと惨めさ、そして屈辱に情けなさ、それを快感に昇華出きるのがご主人様のマゾペット、楽しむだけじゃいけないの。…アタシは……今日からの調教で羞恥心や惨めさを取り戻す為に頑張る)

予習としてリツコに見せられた映像とレクチャー、それを元にリツコに相談をして今日の準備をしてきてある。シンジに許可はもらったし協力を願ったので後は実行するだけ。

(ご主人様に捨てられない様にする為には羞恥心や惨めな心を持って、それでも楽しみながら恥知らずな事をして、嬉しくなって、それでご主人様を楽しませなければいけない……今日はその為の第一歩、っいくわよアスカ!)

車から降りたアスカは気合を入れた後、校庭へと歩いていく。その決意は固い。シンジに捨てられない為には頑張るしかないのだから。



◆ ◆ ◆



昨日までのアスカとは違い今日のアスカは表面上一般女生徒と同じ。クリトリスのリングこそ外していないが乳首のピアスは外し、下着類は可愛い系の薄いイエローのショーツにブラジャー。改造されていた制服はブラウスもスカートも丈を戻している。豊胸の注射はしているがいつも塗りこむ軟膏もないし、それに訓練用のバイブやプラグだって入れていない。

(そう、アタシはこの状況から始めるの。恥知らずなアタシの身体は一日だってオナニーしないのに耐えられるはずがない。っでもアタシは耐えてみせる!)

昨日のアスカは明日やるべき事をリツコに相談していた。

「…リツコ様…提案があるのですがよろしいですか?」
「なにアスカ、言ってみて頂戴」
「はいリツコ様、リツコ様のお言葉で考えたのですが…アスカは初心を忘れていたのではないかと。それで制服や下着なんかも普通に直し、アスカに話し掛ける友達を作り直そうと思います」
「…それで、アスカ」
「はい、リツコ様、それでまずはかつての日常を演じます。ですが浅ましいアスカの身体はそんな事ではもう満足出来ないのは判っています。…オナニーもしない様に我慢します、日課の一部をしない事をご主人様にお願いもします。でも耐え切れなくてアスカは発情するのは目に見えています」
「…………」
「それでかつての日常を取り戻したら少しずつ衣装を改造して、訓練用のバイブなんかも元に戻します。それでアスカは積極的に注目を浴びる様にもします。そうすればせっかく取り戻した日常がなくなってアスカは孤立する様になり、それをアスカは必死に引き止めるのですが隠れて恥知らずな事をたくさん続けます。衣装も最終的に今まで着ていた衣装より、もっと恥知らずにしていくつもりです」
「…………」
「リツコ様、どうでしょうか?こうすればアスカは羞恥心を取り戻せると思うんです。普通の衣装から少しずつ恥知らずしていけば嫌でも羞恥心を感じる事が出来ると思いますし、アスカが淫乱でマゾで変態であるから友達もいなくなるのだと惨めさ、屈辱、情けなさといった感情も常に意識出来ると思うんです。…それでご報告をしにアスカはリツコ様のところに来ます。ですからリツコ様、訓練はアスカの肉穴や身体を使わないものにして頂けますでしょうか?」
(アタシは……こうすればたぶん興奮すると思う。それで恥ずかしさや惨めさを思い出して快感に昇華出来ると思うの。…リツコ様…許可して下さい)

リツコもまたアスカのプランが悪くないと考えた。だが相当な覚悟が必要でありリスクもある。アスカが挫けてしまって失敗すればスケジュールが大幅に狂うし、ばれてしまう確率も高まる。リツコはアスカの目を見ながら「…アスカ、孤立するなんて言って大丈夫なの?」と念を押してアスカの覚悟を試した。アスカもリツコの目から視線を外さないで「はい、アスカはご主人様さえいてくれれば、そしてリツコ様達がいてくれればそれで構いません」と肯く。それでリツコは許可を与える事にした。

「…………そうね、では試す価値があると思う。アスカ、アスカは疼いて持て余す身体を我慢する訓練をする必要がある、自分の性癖を認識し直す必要もある。……判ったわアスカ、私からもシンジ様にお願いしてみましょう。今週一杯は訓練もなし、それで自分が淫乱でマゾで変態である事を、マゾペットとしてシンジ様に飼育される哀れな家畜である事を認識し直しなさい」
「!はい、ご主人様のマゾペットで家畜である事、そして浅ましい性癖をアスカである事を認識し直します!」
「私は放課後に報告だけ聞いて、帰ってからの指示と次の日の指示をするだけにするから。アスカはお部屋でだけ裸となり、首輪をしてペットとしての生活をする。それで我慢する事を覚える事にする。来週からは衣装を直していくから今週中に話せる友人を作り直しなさい、出来るわねアスカ?」
「はい、リツコ様、ではよろしくお願い致します!」
(リツコ様許して頂けた!……アタシは頑張る!段階を踏んで衣装を変えたら先生にも注意されて叱られると思う。注意されたら素直に謝ってもうしないって約束をする、けどそれでもアタシは制服の改造を止めない。それに頻繁に授業を抜け出してバイブや下着も替えるわ!そうすれば注目を浴びるし、先生に注意されるのにアタシはそれを止めない。……恥ずかしいわよね?惨めよね?それに屈辱だし情けないわよね!?そ、それで一杯教室内で恥ずかしい事するの!だからその為にまずやらなくちゃいけない事があるわ!)

昨日までの格好と違うのだから、おとなしい服装となっても逆の意味で注目されるに違いないと思う。気合を入れ直し、それからアスカは教室の扉を開けた。アスカが「おはよう、みんな」と挨拶をしても今のクラスメイトは誰も挨拶を返さない。誰もが一度声の方に振り返った後にアスカだと判り、巻き込まれるのを嫌がって視線をずらしてしまう。ヒカリとケンスケが突然いなくなった事もあり、次は自分かもしれないと考える様になっているからだ。

(……まあ当然よね…アタシの今までの格好や行動って明らかに不自然だったし…でも、社交的に振舞ってもう一度友達を今週中に作り直すわ。それから少しずつ恥知らずな格好にしていって…離れていくのを必死に繋ぎとめるの)

だが誰もが視線を外していく中、アスカは“大井サツキ”“阿賀野カエデ”“最上アオイ”の三人が自分を注視しているのに気付く。彼女達はヒカリの親友と言えるポジションであり、かつてヒカリと親友であるアスカはその繋がりで仲良くなっていた。

「おはよう、サツキ、アオイ、カエデ」
「……おはようアスカ」
「おはよう、サツキ」
「……おはようございます、惣流さん」
「おはよう、アオイ」
「……おはようございます、アスカさん」
「おはよう、カエデ」
(…ここからよ、アタシはこの三人ともう一度友人関係を作り直す。…でもだんだんと恥知らずな格好にしていって、それで注目を浴びる様にするから離れていくに違いないわ。でもそれを必死に引き止めるの。…っ頑張るのよアスカ!)

「……アスカ、今日はその…制服は普通だよね?今までの制服はどうしたの?」
「うん、イメチェンしようと思って!それで今日は普通の制服。…………それよりも聞きたい事があるの、ちょっと良いかなサツキ?」
「!……な、何かなアスカ、言ってみて」
「……うん……ヒカリの事なんだけどね、昨日はちょっと色々あったから詳しい話は聞けなかったでしょ?だから教えて欲しいと思って……」
「!…………そのね…ちょっと此処じゃ言い辛いから…お昼にでも話さない?……私もアスカにちょっと聞きたい事あるし……時間が欲しい、だから中庭辺りでお弁当食べながら話したいんだけど……」
「……判った、そうする。カエデもアオイも一緒に知っている事、教えて貰えるかな?」
「!は、はい判りましたアスカさん!」
「…判りました、惣流さん」
「うん、お願いね?じゃお昼休みに。アタシは席に戻るから、もう直ぐホームルームだしね」
(とりあえず切っ掛けは作れた。今日は体育もあるし…そこでもう一度話して仲良くなる、それでなんとか今週中に何でも話せる関係になる。……でもアタシはご主人様がいればそれで良い!リツコ様達がいればそれで良いの!だからせっかく作った関係をまた壊して…それを何とか維持しようとする。アタシ……頑張るわ)

程なく予鈴が鳴り、担任教師であるマコトが入って来る。マコトはアスカに気付いて驚き、それから怪訝な顔をし、平静を装ってからホームルームを始めた。



◆ ◆ ◆



久しぶりに体育に出席したアスカだがサツキ、アオイ、カエデと仲良くなる為に話をしなければならない。今日の体育はバレーボール、それでチーム分けをする時に話しかける事にした。首尾よく同じチームになれたアスカだが、それは他の女子が敬遠したからだ。
アスカにもそれは判っている、だがチャンスである事に変わりは無い。機会を窺って話しかけてみた。

「サツキ、アタシこの頃体調悪い日が多かったから体育なんて久しぶり!アタシは体を動かすの好きだし本当は体育なんて休みたくなかったの!ねっサツキ、アオイ、カエデ、これからも一緒のチームでいたいな!」
「…アスカ、……今日は体操服も普通なんだね、着替えの時の下着も普通だったし…………なにか心境の変化でもあったの?」
「!何言っているの?だから朝も言ったけどイメチェンだって!こっちも格好良いでしょ、サツキ!ねっ、アオイもカエデもそう思わない?」
(やっぱりこうなるわよね…アタシ、前に着替えていた時プラグとか見えちゃっていたかな?聞かれたらどう答えよう?)

「!うん、そう思う、私はこっちのほうが絶対良いと思います、阿賀野さんもそう思うでしょ」
「う、うん、私もこっちが良いと思います。アスカさん、今度からもこっちにしたら良いと思う」
「うん、そうだね!そうしようかな?」
(…とりあえず流してくれた……先送りだけどほっとしたな……でも、意識しちゃうと本当にもの凄く違和感がある……どうしても会話していて意識しちゃう。アタシ……今週一杯頑張れるかしら……意識するだけで疼くのに……)

昼食時になるとヒカリの事を確認しなければならない。サツキ達が言い辛そうなのを考えないようにしてアスカは聞いてみた。辛い話なのはわかっているが自分の責任でもあるのだから。

「……サツキ…中庭に来たわ、ヒカリの事を話してくれないかな?一体ヒカリに何があったの?」
(…アタシ…ヒカリが家畜になっている最中だって知っているのにな…でも、これはアタシの責任でもある。アタシがヒカリと親友でなければヒカリは家畜にならなかったかもしれない、だからアタシには聞いておく必要がある。……そしてリツコ様の言葉に間違いがあった試しはないし、アタシにはヒカリが家畜として幸せに生きるのを願うしかないの。………本当にごめんねヒカリ、許して)

「……う、うん、アスカ。……ヒカリね、その……木曜日おかしかったの、朝からずっと脂汗を掻いていて……それでみんな体調が悪いんなら無理しないで帰ったらって言ったの。そしたらヒカリ「大丈夫、平気だから気にしないで」って言うの。それでね……その……一時間目の授業中ずっと脂汗掻いていて……休み時間で次の授業が始まる直前にね…急に教室を飛び出して……………その、凄い勢いで戻ってきてから先生が来た」
「……うん、それから?」
「…………ヒカリ、委員長だからいつも号令掛けるでしょ?それで号令掛けて座ろうとしたんだけど……その、座った時ヒカリ…漏らしちゃって…………」
「!!!…………い、一応確認するわ、その…おっきいほう?ちいさいほう?」
「…うん、その…おっきいほう」
「!…………そう……」
「…それでね、大騒ぎになって、ヒカリずっと黙り込んで啜り泣いていて……騒ぎを聞きつけた日向先生達がその場を収拾して、それでヒカリは家に帰ったの。その後は授業になんてならなくてウチのクラスは皆その日はそのまま帰る事になった」
「…………」
「…次の日もヒカリはおかしかった。…何か厳しい顔して登校してきて……私もアオイもカエデもてっきりヒカリはお休みだと思っていたから吃驚した。とてもじゃないけど声を掛けれる雰囲気じゃなかったわ」
「…ヒカリ…………」
(ヒカリ……どう言う気持ちで登校したんだろう?何で登校したんだろう?)

「…それでね、やっぱり噂になってしまっていてね、…………厳しい顔のまま校庭を歩いてきたらしいんだけど……席に座ったヒカリには誰も近づけなかったし声を掛けられなかった」
「…………」
「……日向先生が来てヒカリを見て驚いて、それで具合が悪そうだから帰った方が良いって言ってくれたんだけど、ヒカリ『大丈夫です、日向先生、私は大丈夫ですから』って帰らなかった」
「…………」
(ヒカリ……どう言う気持ちだったんだろう?……ヒカリ…トイレに行くのに恥ずかしがって一人でしか行かないくらいだったのに…………)

「……それでね、体育は休んでヒカリは一人で教室に残って……次の授業が始まって、それで途中でヒカリ……突っ伏して急に泣き出した」
「…………」
「ヒカリ……そのまま帰って、私達もそのまま帰る事になったんだけどね、……アオイとカエデと相談して一人にしておいた方が良いって事にしたんだけど……月曜日にヒカリは学校に来なかった」
「…………」
「……それで私達心配になって…夜にヒカリの家に行ったわ、そしたらヒカリは金曜の夜から帰ってこないってコダマさん説明してくれた。それで次の日もヒカリは来ない。……それでね、私達の他にも心配してヒカリの家に行った人がいるんだと思う。朝、皆ヒカリの事話して心配していて、それでそんな時にアスカが来た。……そのね、その、アスカもこの頃変だって鈴原君思っていたから鈴原君、アスカにあんな事言って責めたんだと思う」
「……そう、そう言う事だったんだ、……話してくれてありがとうサツキ」
(…アタシはご主人様の家畜。…ペットだから何でもやるし、やらなくちゃいけない。そして淫乱でマゾな変態であるアタシだけれど……今のアタシに出来る?もの凄く恥ずかしくて…惨めで…屈辱で…そして情けない。…ご主人様はペットであるアタシにそんなご命令をなさる?……判らない、けど、リツコ様もレイ様もマナ様もマユミ様も恥ずかしいし、惨めだし、屈辱で情けないと思うでしょうけど……ご主人様のご命令なら喜んでやるはず。一人前のペットなら……出来る様になるしかない、でないとご主人様に捨てられるんだから)

ヒカリの顛末を聞いたアスカだが人事ではない。シンジがそんな事を命令するのかどうか?それはアスカには判らない。でも判る事は先輩のペットであるレイやリツコならシンジの意思を確認し、間違いないと思ったのなら躊躇しないだろうと言う事。人間ではなく家畜として生きる事を誓ったアスカは朝と寝る前に自分の意思を確認している様に、どんな事でもやるし、やらなければいけない事。

(……アタシはご主人様のご命令ならどんな恥ずかしい事でも惨めな事でもやる!そして褒められてご褒美を頂くわ!それに何よりご主人様に捨てられない為にはどんな事でもやらなくちゃいけない!!…………たとえこの三人がご主人様のペットになっても!!それから単なる家畜になるとしても!!!)

「……それでね、アスカ。ヒカリの事は辛いからもうこれ以上は話せない。だからこれでおしまいにする」
「うん、ありがとうサツキ、話してくれて」
「……それでねアスカ、アスカの事も聞きたいって朝言っていたよね?それでお話良いかな?」
「!う、うん、何?」
「…………アスカ、何か変な事に巻き込まれていない?」
「!!!」
「…鈴原君も確認していたみたいに、私も大事な事だから一応確認したい。…ごめんねアスカ、ヒカリの事何も知らないんだよね?」
「!!!……何も巻き込まれてなんかいないわ、それにヒカリの事は何も知らない。っ本当よ!ねっアオイもカエデも信じてくれるよね?」
「…………」
「…………私は信じます。大井さんも阿賀野さんも惣流さんを信じるよね?」
「!あ、ありがとうアオイ!アタシ、ヒカリがもしも、もしもよ?いなくなったらって考えたら寂しくて仕方がないの!だ、だからアタシと仲良くして欲しいの!っだからサツキもカエデも信じて!ア、アタシ本当にヒカリの事知らないんだから!!」
(ありがとうアオイ。アオイ達と友達になれないとアタシの調教が進まないの。…だからサツキとアオイも肯いて!で、でないとアタシご主人様に捨てられるのっお願い!)

「……うん、私も信じる事にする。……もしもだけどこのままヒカリが居なくなったら私も寂しいしアスカともっと仲良くなりたい。アスカ、これからもよろしく」
「!ありがとうサツキ!」
「……私も信じます。アスカさん、これからもよろしくお願いします」
「!ありがとうカエデ、ありがとう!」
(っ本当にありがとう!これでアタシの調教が進められる!だからありがとうカエデ、サツキ、アオイ、本当にありがとう!!)

これで次の調教を受ける事が出来る、そう思いアスカは喜んだ。

(今日を含めてあと三日、この三日でサツキ達と仲良くなって何でも話せる友達になる。それで次の調教を受けれる様になってみせるわ。この浅ましい身体で三日間も我慢するなんて無理だろうけどアタシは絶対に耐えてみせる。それでアタシはご主人様に褒めて貰ってご褒美を頂いてみせる!)

決意を新たにしたアスカは週末に掛けてサツキ、アオイ、カエデに些細な事でも話し合い交流を深めていく。


六月二十六日(金)

アスカはリツコへの報告の為に理事長室を訪れていた。サツキ、アオイ、カエデと交流を深めた事、それにより一定の成果を出して今では昼食を共にしている事、クラスメイト達も挨拶すれば応じる様になってくれた事、ヒカリとケンスケの失踪に対してはもう疑われていない事、それらを報告する為だ。

「…では大井さん達とはかなり親睦を深められたという事ね、それからクラスメイト達もそれなりに普通に接している。教師達、特に担任の日向先生はアスカの服装が戻った事でアスカに声を掛けて相談があればいつでも来いと言ってくれた。そう言う事ねアスカ?」
「は、はいリツコさまそのとおりです」
「そう…では予定通りに進められる、来週の衣装については土日の状況も鑑みなければならないし日曜に改めて指示するわ」
「はい、わ、わかりましたリツコさま」
「ふふふっ、そう、それなら今日帰ればシンジ様に報告してあげる。でも、まだここでは駄目よアスカ、ちゃんとシンジ様の許可を得てから。……アスカ、アスカも判ったでしょう?自分がどれだけ浅ましいか、それから堪らなかったでしょう?雌汁が溢れているわよ」
「は、はい、リツコさま」
「恥ずかしいでしょう?三日我慢しただけでこんな発情しきった状態は惨めでしょう?情けないでしょう?それに屈辱でしょうアスカ。教室では以前のアスカなのにお屋敷と此処ではメスに戻って興奮する。私に見られるだけで雌汁が溢れる身体が悔しいでしょう?」
「はいリツコさま、はずかしいですしそれにみじめです、それになさけなくてくやしいです」
(そ、そうっ、恥かしいし惨めで情けないわアタシ。こんな身体で悔しいですリツコ様!)

「ふふふっ、アスカ、マゾペットとはそう言うものなの。これで自分を解き放てばとんでもない興奮と快楽を得られる。シンジ様にご奉仕したり使われたりすると素晴らしい充実感と幸福感が得られる。いつまでもこの気持ちを忘れちゃ駄目よ」
「は、はぁぁ、はいわかりましたリツコさま」
(こ、こんなに我慢しなくちゃいけないなんて。これでマンコもケツ穴も、それにおっぱいもリングにも触っちゃいけないっ。衣装を脱いでリツコ様に見られたら、い、一気に興奮してきた!もしこれでご主人様に使われたりご奉仕できたら…アタシ凄いことになる!早く掻き回したい!!)

「……アスカ、今のアスカではとても車まで一人でいけない。だから私と一緒に帰りましょう。判ったわね?」
「ははい、リツコさま」
(が、我慢出来ないとは思っていた。リツコ様にご報告すれば最後って意識したら本当に我慢出来なくなった。も、もうこれでおしまいですよねリツコ様?でないとアタシ狂ってしまいそうです!)

リツコはアスカに車を用意してくるから待っていなさいと出て行く。アスカには待つ時間がとてつもなく長く感じられた。



◆ ◆ ◆



リツコにより碇の別邸まで送られたアスカはシンジの元に連れて行かれた。そこでリツコは「シンジ様、アスカですが頑張りました、褒めてやって頂けませんか」と言い、その後アスカの私室まで連れて行くとアスカの制服を脱がせて「シンジ様、私はゲヒルンに行きますのでこれで失礼します」と言い置いて碇の別邸を去っている。

「……アスカ、辛かっただろう?褒めてあげるよ。寝る時も無意識に触れない様に手枷をして寝たからね、もう我慢する事はない、僕が見ていてあげるから思いっきりサカれば良い」
「!ほ、本当ですか?アスカもう我慢しないで思う存分サカっても良いんですか!?」
「……って言いたいところなんだけどね、せっかくここまで発情しきっているアスカだ。思う存分サカる前に僕がアスカの口マンコを使ってあげる、だから浴室についてきて」
「!!?」

シンジはアスカに声を掛けて浴室へ向かう、その手には革で出来た道具がある。アスカにはそれに見覚えがあったので何をするのか判った。だからそのまま黙って這い歩いてついて行く。

「さてアスカ、これからアスカを使う。訓練では何度も使った事があるだろうけどこれは惨めだ、でもだからこそアスカは興奮する。それにもう一焦らししてあげる、これを穿いて、そしてこれも付ける」
「は、はいごしゅじんさま!」

用意された道具は黒い革製のパンツ、腕全体を拘束する手枷にノーズフック、それに顔の下半分を覆う黒い革製の開口器。貞操帯となる革のパンツにはたっぷりとローションを塗れさせ、その感触で蒸れさせる様にさせてから穿かせ、それでノーズフックを付ける。開口器を取り付けて蓋で口を塞ぎ、後手に手枷を付けたら完成、シンジはアスカを鏡の前に髪を掴んで引きずっていった。

「……アスカ、浅ましいアスカの格好と顔を良く見るんだ。こんな姿は恥ずかしいし、惨めだし、せっかくのアスカの顔が醜くなって悔しくて情けなくない?……でもだからこそアスカは興奮するんだ、違うかいアスカ?」
「!!〜〜〜〜〜〜〜」
(……惨めだわアタシの顔、鼻の穴が丸見えで顔が歪んでいる。それに…顔の下半分が黒い皮で隠れて、口の部分は大きな蓋で栓をされた浅ましすぎる顔、そして赤い首輪。でも、これからされる事を考えてとんでもなく興奮しているアタシがいる、股間がむずむずして我慢出来ないのに革のパンツを穿かされて、掻き回す事が出来ない、そして擦り付けて刺激する事さえも出来ないのに……ッご主人様、早くアスカの口マンコを使って下さい!!)

準備を終わらせたシンジは「さて行くよアスカ」と言ってからアスカの前に回り、見せびらかせる様にして目の前で扱く。顔全体にそのペニスの先端を擦り付けて鼻先に持って行き、アスカの大好きになってしまった匂いを嗅がせる。思わず奉仕しようとするが手は自由にならないし、口も塞がれてしまっている為アスカには何も出来ない。近づこうとするがシンジは顔を掴んで許さない。

(ご主人様ぁ意地悪しないでっ、ご奉仕も出来ないでサカる事も出来ないなんてアスカ辛過ぎます!アスカ、ご主人様に使って頂きたいのに駄目なんですか!?)

口が塞がれ興奮しきったアスカは鼻息も荒く、ペニスに近づこうと無駄な努力を重ねる。それを見て満足したシンジは散々焦らした後でようやく開口器の蓋を取り外して問い掛けた。

「……アスカ、使って欲しいかい?もしそうなら肯いて」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

荒い呼吸で、よだれを撒き散らしながら懸命にアスカは何度も肯く。「…そう、なら使ってあげる」シンジはそう言ってペニスを近づけた。だがその頭を両手で押さえて固定させ、アスカの舌先が届くかどうかギリギリのところで見せびらかし匂いを嗅がせ、懸命に顔を近づかせて舌先を伸ばすがほんの一瞬でも舌先が触れるとシンジは後ろに逃げる。アスカは膝立ちに後ろ手に手枷、頭全体を突き出して追い掛けて行く。
興奮しきってシンジのペニスの事しかアスカは考えられなくなっている。そしてその股間は愛液と革のパンツで蒸れている。無意識にむずむずと動かしているがアスカにその認識はない。あるのはただひたすら早く匂いを嗅ぎたい、そして舐めたい、咥えたい、精液を飲みたいと言う思いだけ。ここでシンジはもう一度アスカを鏡の前に連れ戻して問い掛けた。

「…アスカ、鏡に映っているのは豚鼻で口を大きく開いて固定されたアスカ、発情しきってよだれを撒き散らしているアスカ、僕のチンポの事しか考えられなくなっているアスカだ。アスカは僕に口マンコを使って欲しい?もしそうなら肯いて」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「…そう、じゃあ使ってあげるよアスカ、ただしこれは奉仕じゃない、アスカの勝手は許されない。姿勢を正すんだアスカ、これから使うから動いちゃいけない。アスカ、判るね?」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

開口器の蓋がなくともしゃべる事は出来ない、出来る事は言葉にならない声を出す事と舌先を伸ばす事だけ。早く使って欲しいと懸命に肯き、シンジの目の色を伺いながら背筋を伸ばして姿勢を改める。アスカにはシンジが焦らすのを止めてくれる事を願うしかない。

(ご主人様!惨めなアスカは発情しきっています!チンポの事しか考えられません!早く使って下さい!お願いします!っもう限界なんです!!)

アスカの前で仁王立ちになり、その頭を両手で掴むとシンジの準備が終了した。

「伸ばしている舌を引っ込めて……そう、じゃあ今から使う。僕が出すと同時にアスカもイくんだ、出来るかい?」
「!〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
(!!!やっと使って頂ける!?判りましたご主人様!浅ましく惨めなアスカも一緒にイきます!!)

宣言したシンジに応えてアスカもようやくその伸ばした舌先を引っ込める。シンジは「いくよアスカ」と短く言葉を掛けてから喉の奥まで大きく突き入れた。その後は大きなストロークでシンジはアスカの口を犯し、時にはペニスを喉奥まで届かせる。

(〜〜〜〜苦しいっ!息が出来ない!でも凄い満足感!やっと使われて嬉しくて!それで興奮しているアタシがいる!っ早く飲みたいご主人様!早く出して下さいッ!!)

目を見開いて言葉にならない声を出してアスカは興奮している。シンジは注送を繰り返し、一度大きく腰を引いてから「出すよアスカ!アスカもイくんだ!!」と命令してから腰を一気に突き出して射精をした。
喉の奥に当たる苦しさ、それに熱い液体の感触、シンジが出してくれた、ようやく精液を飲む事が出来たとの喜びに達成感。表現は難しいが包まれる様な幸せと充実感を感じたアスカは満足し、そのまま果ててしまう。そんなアスカを見てシンジもまた満足した。

「!!!」

絶頂に達したアスカはシンジが両手を離した為にそのまま崩れ落ちた。苦しさから解放されて安堵し、それでもようやく精液を味わう事が出来た、イく事出来たと満足を感じて荒い呼吸を繰り返してアスカは身体を休める。だが背中に熱い液体が掛かっている感触を感じたので振り返った。見てみるとシンジがアスカの身体に放尿している。

(あ…ご主人様の小便だ……あったかいし嬉しい、今アタシ人間便器なんだ……)

シンジはアスカが振り返ると髪から顔、口、胸、身体全体へと放尿先を移していき、最後に小便の掛かっていないところに尿道口を擦り付けて後始末する。

「…アスカ、興奮した?満足したかい?」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
(はい、ご主人様!アスカは満足しました!こんな凄いの初めてです!もの凄く興奮しましたご主人様!)

アスカはよだれを撒き散らしながら何度も何度も大きく肯く。そんなアスカを見て微笑みながらシンジは続けた。

「…そう、良かったね。……アスカ、想像してごらん?浅ましい身体で、浅ましく惨めな格好で興奮して、アスカの意思に関係なく使われて、マンコにもケツ穴にも入れていないのに、そしてそれでもイってしまうアスカ」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「もし今のアスカを誰かに見られたら…恥ずかしいと思わないかい?惨めで哀れだって思わないかい?変態だマゾだって軽蔑されるかもしれないね?そしたら情けなく無いかい?悔しいと思わないかい?」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「……でもこうも思わないか?それはアスカが人間じゃないからなんだって。僕の家畜で哀れなペットであるから仕方がないんだって。アスカは淫乱でマゾで変態なんだから当たり前なんだって」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「……アスカ、こんなものでアスカが満足しきれていないのは判っている。何しろ三日も禁欲したんだ、アスカに耐えられる訳がない」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
「…安心して良いよアスカ、思う存分サカれば良い、許してあげる。でもせっかくなんだからアスカはいつもと違うやり方でオナニーする。手枷も開口器もノーズフックも外さない、その革のパンツだけ外す」
「!!!」
「…それで鏡で自分の浅ましく惨めな姿を見ながらオナニーする。開口器を付けてノーズフックで豚顔になりよだれを撒き散らす。首輪をして革のパンツに頭から小便を被った、そんな惨めで哀れで恥ずかしい姿でだ。マンコもケツ穴も入れる事は許さない、浴槽の縁とかマットに擦り付けるとかしてやる。アスカはイく事が出来るけど思う存分は出来ないだろうね、これだけ興奮しているんだから」
「!!!!」
「……時間を見計らって僕は戻って来る、そしたら頑張ったアスカへのご褒美だ。場所をアスカの寝室に移して道具を使う事も許すし、その後でアスカが満足するまで使ってあげるよ」
「!!!!!」

シンジは床に敷かれたマットにローションをたっぷりと垂らし、それからアスカの貞操帯となっている黒革のパンツだけ脱がせ、「アスカ…頑張れば頑張るだけ気持ち良い、僕が保証するから」と言って浴室から出て行く。残されたアスカは鏡を見ながらオナニーし続けた。でもシンジの言う通り思う存分は出来ない。アスカは浴槽の縁を使ってマットも使い、入れたいのに入れれないもどかしさを堪えてオナニーし続けた。

(ご主人様!アタシ今惨めで哀れです!オナニーすればするだけ我慢出来なくなるみたいです!確かにアタシ今凄い気持ちいい!でもッもどかしい!ご主人様ぁ早く戻ってきて下さい!!)

アスカは後ろ手に拘束された不自由な身体で浴槽の縁を跨いで股間を擦り付け、マットにも擦り付けて股間と乳房を中心に身体全体をローションで塗れさせ、せめて乳首だけでもと床に擦り付けてアスカはオナニーし続ける。よだれを撒き散らしてシンジが入ってきた事にも気付かない。そしてそんなアスカを見つけてシンジは満足した。

「さあアスカ、僕は戻ってきた、これからアスカは思う存分サカる事が出来る。アスカの寝室に場所を移すから」
「!!!」
(ご主人様!?帰ってきてくれた!?)

シンジに気付き、大きく何度も肯いてアスカは了解の意を示す。どれだけ擦り付けても不自由な身体では簡単には満足できず、それでも身体を擦り付けて快感を得ようとしても、刺激が足りなくて欲求不満になるばかり。シンジは持込んで来た小道具を此処で使う事にした。

「…アスカ、これから場所を移すんだけどね、アスカはよだれを撒き散らすからこのままでは連れて行けない。でだ、今日アスカが穿いていたパンツだ、これを口に入れて自分の雌汁を良く味わう事」
「!!!」
「…手枷だけ外す、そしてこれはさっきまで穿いていた革のパンツだ。アスカはね、これを頭から被る。そして視界を塞いで惨めな家畜である自分を認識しながらオナニーをする。どれだけ道具を使っても良いし思う存分サカって良い」
「!!!!」
「……アスカ、これは惨めだよ?自分の雌汁の匂いを嗅いで、そして味を確かめながら視界も塞ぐとね、色んな想像が出来る。自分がどんな家畜か良く判るんだ、アスカは絶対興奮してもの凄く気持ち良くなれる」
「!!!!!」
「…満足できたら右手を上げるようにして、そしたら僕が使う。今日は日課をする必要はない、身体を洗う必要も食事の必要もない。…もしも失神したらそのまま寝床に放り込むからアスカはそこで寝る」
「!!!!!!」
「判ったねアスカ、じゃあ始める。姿勢を正して僕の目を見るんだ」

(ご主人様!そ、想像するだけで判ります!恥ずかしいです!惨めです!情けないです!悔しいです!でもアスカ!!そんな自分が愛しくなって雌汁が溢れてきているのが判ります!!お願いしますご主人様!アスカは想像だけでイってしまいそうです!!)

アスカは姿勢を正し、シンジの目を見て了解の意を示した。シンジは近づくと丸まったアスカのショーツを乱暴に口の中に入れてから、もう一度顔と身体を鏡で見させる。そのアスカの顔は呼吸の苦しさと期待で目を見開き、ノーズフックの豚鼻。開口器で開けられ、入れられたショーツは口に入りきっていなく顎先まで垂れている。身体全体もローションとアスカ自身のよだれと汗でべとべとに汚れていた。
そしてアスカに顔と身体を確認させたシンジは蒸れて匂いのする黒革のパンツを頭から被せて視界を塞ぐ。首輪に鎖を繋ぎ、それを掴むと調教部屋である寝室へとシンジはアスカを引き連れて行った。







19

六月二十七日(土)

シンジは「おはようアスカ」とアスカに声を掛ける。しばらくうつらうつらとしていたアスカだったが、その声がシンジである事を理解して目を覚ました。

「!お、おはようございますご主人様!」
「おはようアスカ、昨日はどうだった。気持ち良かったかい?満足できた?」
「はい!!凄かったです!アスカあんなの初めてでした!またご褒美お願い致しますご主人様!!」

シンジに挨拶をし、それから状況を確認したアスカに判ったのは自分が昨日快楽により失神してしまった事。何回イったとかどの様に使われたのかは覚えていない。それから寝床である檻で夜を過ごした事。身体にはなんの拘束もなく全裸、ただし身体全体がローションと汗やよだれが乾いた跡で酷く汚れている事。開口器に手枷、貞操帯である黒革のパンツやノーズフック、自分の穿いていたショーツ、自慰に使ったバイブやローション等の道具類が檻の中や周辺に散らばっている事だった。

(アタシってホントに淫乱でマゾで変態よね……もの凄く気持ち良かった!惨めなアタシに興奮出来た!ご主人様っ凄いです!アタシ、ご主人様に囁かれると惨めな気持ちや情けなさを直ぐに思い出せます!っリツコ様!ペットにはこの感情が必要なんですね?アタシ頑張ります!!)

「そう?良かったねアスカ、頑張ればまたご褒美あげるから」
「!はい!アスカは頑張りますのでまたご褒美お願いしますご主人様!!」
(ホントに昨日は凄かった!三日間も我慢したけどその甲斐はありすぎたわ!!)

「…うん、じゃ今日の予定を言うよ?今日は洞木さん、いや家畜のヒカリだな、それから相田の様子を見にゲヒルンへ行く」
「!!!」
(ヒカリッ!!!いまどうなっているの!?)

アスカはシンジに問いかけられて昨晩の体験を思い出し、改めて自分の性癖と浅ましい身体を認識し、素晴らしい快楽と充実感を与えてくれるシンジのペットである事を感謝した。だがそ後に続く家畜となったヒカリの様子を見にゲヒルンへ行くとの言葉で思い出してしまう。

「アスカ、私の家族はお母さんは死んじゃったんだけどね、お父さんとお姉ちゃんのコダマ、それと妹のノゾミで三姉妹なの。お父さんは家族の為に会社で頑張ってくれているし、お姉ちゃんは大学二年生、そしてノゾミは中学の二年生。お父さんは優しいし、お姉ちゃんは私と違ってとっても活動的でね、私も大好きだけど動物と遊ぶのが大好き。それからノゾミは私以上にはみかみ屋で恥ずかしがり屋だけどね。みんな自慢の家族なんだ!」

そうやって家族を自慢し、明るく笑っていたヒカリの事を。それから見せてもらった写真のヒカリの父親は渋くてアスカの好み、コダマとノゾミはとても美人で可愛らしく、ヒカリが自慢するのも判る気がしたのを思い起こしてしまう。シンジは黙り込んだアスカを見て話を続けた。

「…ヒカリだけどね、必ず幸せになる、勿論相田もだ。アスカ、アスカも人間じゃなく家畜だけど僕のペットとして今幸せだろう?充実していないかい?それがペットではなく家畜らしい家畜としての幸せなだけ、気にする事はない。ヒカリは間違いなく幸せになる、僕が保証するよ」
「!!はい…ご主人様、ヒカリは幸せになると思います」
(そうよね…アタシにご主人様に何か言えるはずもない。そしてアタシはペットだけど家畜でもある、だけど確かに今は充実しているし幸せだわ。ご主人様の言われた事に間違いがあった試しはないし、ヒカリは幸せになるに決まっている!なら…アタシはアタシで頑張るだけの事)

「…うん、ヒカリは必ず幸せになる、アスカは自分だけの事を考えていれば良い。それにだアスカ」
「?はい、ご主人様、何でしょうか?」
「アスカはね、家畜であるヒカリを見たら絶対に興奮してしまう。惨めで哀れで恥ずかしくて、それに悔しくて情けないのに自分に重ね合わせてしまう。多分凄い事になると思うよ」
「!はい、その通りだと思いますご主人様」
(そう、ご主人様の言われる事に間違いはない!だって昨日のアタシは他の人が見たら絶対に哀れで惨めって思うはず!軽蔑するに決まっている!でもアタシは興奮して凄い事になった!またご褒美として頂きたいと思っているもの!ヒカリの境遇を羨ましく思うかもしんないわ!)

「…うん、じゃせっかく僕が起こしに来たんだからアスカはどんな人間便器をやりたい?」
「!!口を中心に思いきり掛けて頂いて、それで後始末にご奉仕したいです、ご主人様」
「うん、じゃあそうしよう、行く時になったら連絡する、今日からはアスカの禁欲はなしだ。来週の事考えたり、自習するなりして連絡があるまで過ごしていて」
「はい、お願い致しますご主人様」
(そうよ!アタシは人間便器がこんなに好きになってしまった!美味しくって、嬉しくって、飲み応えがあって、充実感があって!!だからヒカリが幸せになれないはずがない!…頑張るのよヒカリ!そうすればヒカリにも家畜としての幸せが絶対に訪れるに決まっているもの!!)

ご主人様であるシンジに間違いがあるはずはない。それは自分が体験しているし、レイ達やリツコを見ても判る。彼女達は幸せで充実した毎日を過ごしている、だからヒカリも絶対に幸せになるとアスカは思う。「じゃあアスカ、浴室にいくよ」とシンジに声を掛けられたアスカは思考を打ち切り「はいご主人様!人間便器お願い致します!アスカは美味しい小便を早く飲みたいです!」と答え、まずはご褒美を受け取ってから身体を磨こうと思った。



◆ ◆ ◆



家畜にされていると言うヒカリの様子を見る為にアスカは目隠しをされてゲヒルンへと向かっていた。シンジによると「見習いから卒業出来たら、アスカもアイマスクが要らなくなるんだよ」との話だった。

(ゲヒルン…もうアタシはヒカリの事を気にしない。相田についてはどうでも良いけど幸せになれるならなれば良い、ただ気にはなるだけ。ヒカリ…今何をしているんだろう?)

ナオコとリツコはいつか行った廃墟やゲヒルンではない他の施設も利用している。ただ便利ではあるので普段はゲヒルンを良く利用する。シンジの予定に合わせてなるべくゲヒルンにいさせる事となっていた。

(アタシはもう気にしない。だからヒカリ、頑張って立派な家畜になってね、アタシ応援するから!)

決意を新たにしたアスカを乗せ、車はゲヒルンへと走り続け、やがて車はカートレインへと到着した。


これまでの様にゲヒルンのVIPしか使わない待合室でアスカはシンジと共にカヲルを待っていた。するといつかのように「……ふんふんふーん、家畜は良いねぇ家畜は心を潤してくれる……」と鼻歌が聞えて来た。それでアスカはカヲルが来ると、挨拶する為に姿勢を整えた。待つ程の時間もなく扉が開き、同時にカヲルは「シンジ君、良く来てくれたね!今日は一体どういう用件だい?」と話し掛けてきた。

「やあカヲル君、ますはアスカのリングを取り外して欲しい、来週には新しいのに取り替える予定だけどね。それとだ、ナオコとリツコがここを利用して実験しているだろう?それをアスカに見せたいと思ったんだ。連絡がいっているんじゃないのかいカヲル君」
「ほう、なるほどね、食い込んでいるし専門の器具がないと危険だからね、ここなら簡単な用件だから直ぐに出来る。それとシンジ君、確かに連絡はきているよ」
「そう言う事だよカヲル君。アスカ、カヲル君だよ挨拶して」
「カヲル様、お久しぶりです、ご主人様のペット、アスカです」
「やあ、アスカ、久しぶりだね。二週間ぶりかな?もっとシンジ君にここに来たいと言ってくれないものかねぇ、そうすればシンジ君も頻繁に足を運んでくれるだろうに……」
「カヲル君、頼むからそんな事言わないでくれよ、もっと来るようにするから」
「そうかい!頼んだよシンジ君!さ、まずはナオコの連れ込んだ家畜まで案内するよ、シンジ君は忙しいだろうからね!」
「ホントにいつも酷いなカヲル君は、じゃお願いするよカヲル君」
「任せてくれシンジ君、こっちだ」

ヒカリの様子を見る為に廊下を這ってシンジとカヲルの後に続く。しばし歩いて行き止まりの大きな扉。「こっちだよシンジ君」とカヲルが扉を開けると両側に鉄格子に仕切られた部屋が見えた。20メートルほどアスカが這うと「ここだよシンジ君」と奥行きが3メートル、幅が4メートルほどの部屋をカヲルは指し示す。コンクリートの打ちっぱなしで天井、壁、床、至る所に鎖が繋がっている牢獄、その中央付近の壁にヒカリは繋がれていた。

(……ヒカリ許して…でも、家畜には家畜としての幸せがある!絶対にあるから!…だから頑張って立派な家畜になれば良い、アタシも頑張るから)

両手首と首に枷を付けて鎖に繋がれ、ぐったりとヒカリは座り込んでいる。目隠しとヘッドフォンを被せ、水を被った様に髪と全身が濡れていた。ポールギャグを嵌められよだれが足元に溜まっており、ヒカリの周りには水溜りと汚れたオムツが散らばっている。無数の鞭痕と蝋燭による火傷痕、顔も身体も紅く腫れ上がって全裸にオムツを着用、ここまで臭ってくる。アスカは調教当初の自分を思い起こした。

(……ヒカリ……辛いでしょうね……アタシもそうだったから良く判るわ……)

「…さて、シンジ君、僕は基本的に場所を貸して、指示を受け取り実行する。どんな家畜とするかは全てナオコ達が決め、薬の調合なんかも僕は手を出さない、指定されたものを指定通りに使う。ナオコ達が来る事もあればヒカリが此処から出る場合もあるらしいね」
「…………」
「それで代表してナオコから聞いた基本方針なんだけどね、シンジ君」
「うん、カヲル君、それで?」
「…………」
「まあ、ありきたりだけど基本は特性を反転させる。この家畜は奇麗好きらしいから小便穴とケツ穴を緩くさせて垂れ流しにする、ケツ穴については最終的に限界までいくつもりだよ。それで糞や小便、嘔吐物なんかは食べるのも浴びるのも大好きにさせる。動物が好きらしいけどそれは良い。だけど嫌いな動物類も好きにさせる。そしてもっともっと大好きにさせる。それでだ、あらゆるチンポやマンコ、それからケツ穴を大好きにさせて、普段は我慢するんだが思わず握ったり咥えたり、それから触ったり匂いを嗅いだりしたら、奉仕して使われる事しか考えられない様にする」
「!!!!!」
「…それでどんなものより自分の身分が下だと認識させる。名前もナオコ達が付けるんだけど、そうだね、“糞尿大好き家畜ヒカリ”とか“交尾大好き家畜ヒカリ”の類だ。そして糞様とかチンポ様、犬様や豚様とか全て様付けに呼ばせる様にする。ヒカリにはとりあえず全身の脱毛処理をして今は豊胸中。で、下剤と浣腸してそのまま垂れ流し、何度も利尿剤と水を飲ませて垂れ流し。小便穴に電極を付けて、出す事で興奮させる様にさせている最中だね」
「…………」
「…平行してケツ穴にも電極を付けて、リツコの調合した軟膏をつけて注射もしている。これによって出す事も大好きになる、こっちも出す度に快感を感じるような超淫乱になるね。ケツ穴は塞いでいないと垂れ流し、小便穴も緩くしてちょっとの刺激で漏らしてしまう様にする」
「…………」
「…ただ超淫乱にして芸をしこむだけなら簡単なんだけどよっぽど溜まっていたんだね、ナオコとリツコ。それから家畜としての身分が良く判る様に派手に焼印だとかピアスだとか刺青して装飾したいって」
「…………」
(ヒカリ……ホントに最下層の家畜になるんだね……でも!アタシもペットではあるけど最下層のメスを自覚してからは幸せになった。きっとヒカリも幸せになれるわ)

「ま、そう言う訳でだシンジ君、ここまでやって普通の生活に戻れる様にするんだから匙加減が難しいんだけどね。家畜もペットも僕にとっては等価値なんだ、精一杯指示通りやるとするよ」
「!!!!!」
(!ヒカリは家に戻れる可能性があるの!?ずっとゲヒルンにいるんじゃなくて!?)

「そう、それはかなり溜まっていたんだね。……でもまあそれは別の話だ、アスカと話をさせたいし起こすとしようか、カヲル君、」
「!!!!!」
「そうだね、じゃあそうしようか。アスカ、今準備をするから少し待ってくれ」

ヒカリを起こす為にカヲルは檻の鍵を開けて中に入っていこうとする。だがその後ろ姿にアスカは声を掛けた。何故なら聞きたい事があったからだ。

「あ、あのカヲル様!少しお聞きしてもよろしいでしょうか!!」
「うん?なんだいアスカ、言ってごらん?アスカはシンジ君のペット、知っている事なら何でも答えてあげるよ」

アスカにはカヲルに聞きたい事が山ほどある。でも方針に異議なんて言えないし、既にヒカリが家畜となる事は容認している。自分の経験から絶対にヒカリは幸せになれるとアスカは信じて願っている。ただそれでもヒカリと話す前にアスカにはどうしても確認したい事があった。

「あ、あのカヲル様、二点お聞きしたい事があるのです、よろしいでしょうか?」
「うん?言ってごらん、何度も言う様にアスカはシンジ君のペット、何でも答えてあげるから」
「は、はい、ありがとうございますカヲル様、では二点だけお願いします」
「うん、言ってみてアスカ」
「はい、ありがとうございますカヲル様」

考えを纏める為にしばし時間をおき、アスカは続ける。

「……カヲル様、ヒカリは家に帰れる可能性はあるのでしょうか?それからアスカはこれからヒカリと話すのですが、ヒカリはどこまで知って、どこまで調教されているのでしょうか?この二点について教えて下さい、カヲル様」
(アタシはこの二点をどうしても知りたいし知っておかなくちゃならない!ヒカリは家族を愛していたし愛されていた。同じ幸せでも家に帰れるのなら戻った方が良い!それにヒカリがどこまで知っているか?アタシはそれを聞いてからでないとヒカリと話す訳にはいかない!だって責任の一端はアタシにもあるんだから!)

「…………ふーん、なるほどね、それは確かに聞きたいだろうね、では教えてあげるよアスカ」

カヲルはシンジに目線を向けるとシンジは肯く。了解を貰えたと判断したカヲルはアスカに話を続けた。

「…戻れるかどうかは残念ながら僕には判らない、なぜなら今回の件はナオコとリツコに依頼されただけで僕には決定権はないからね。ただ戻る事を前提に調教するつもりだよ」
「…………」
「…それからこの家畜、つまりヒカリだけどね。コダマやノゾミの件をちらつかせて社会に踏ん切りをつけさせた。下剤を飲ませた上でプラグ付で学校に行かせて恥を晒させたし、次の日に覚悟が出来たら自分で浣腸して糞を漏らせと命令した」
「!!!」
「…ヒカリはその足でここに来ている、金曜の日中から来ているから今日で八日目になるのかな?シンジ君やアスカの事はまだ知らない」
「…………」
「それから浴びるのも大好きにするんだから今はゲヒルンの人間便器として使っている。それで基本ヒカリは風呂に入らない。メンテナンスとして身体を洗うときは基本ホースで水を掛ける。ま、細心の注意が必要だから一日の終わりには今のところ奇麗にはしているけどね。…それからヒカリに便器はない、だからすべてそこらでやるかオムツに垂れ流しにさせる」
「…………」
「それでねアスカ、調教の一環として自分で浣腸させてるし、下剤と利尿剤入りの大量の水なんかを飲む様に言ってある。たくさん出せる様に食事も多く取らせている。それからケツ穴を緩くして感覚を鋭敏にするのも、自分で軟膏を塗り込ませているし、マンコの他にケツ穴オナニーもさせている。食事にしてもヒカリは糞や小便が大好きになるんだから、常にオムツの中身を入れて食べる様に言ってある」
「!!!!!」
「……それでね、『これだけは許して下さい』って反抗するからその度に躾けている。今はようやく泣きながらではあり、少量ではあるが入れて食べる様になってきているね」
「…………」
「…なかなかに難しい注文なんだよ、戻る事を前提にしているから自分でやる事が大事なんだ。これはナオコもリツコも同意見でね、最終的には家畜としての喜びを教えた上で社会復帰させるつもりだからね、自分の意思でやる様にならないと……」
「…………はい、アスカもそう思いますカヲル様、アスカも賛成致します」
(ヒカリ……ごめんね……でもアタシだってペットの喜びをご主人様に教えられてもう離したくないの……だからヒカリも家畜としての幸せが絶対に掴めるはず。……今が一番辛い時でしょうけど頑張ってヒカリ、アタシも頑張るから)

頭では判っているがやはりヒカリが哀れで、そして申し訳なくてアスカは涙が出そうになるのを懸命に堪えた。

(……ご主人様は言っていたわ。ヒカリを見て、自分と重ねてしまうと絶対に興奮するって。…それでアタシね、ヒカリ……ご主人様にならこんな扱いでも構わないと思っている。…………それでごめんね、ヒカリ……アタシ、淫乱でマゾの変態だから…今のヒカリ見て興奮しているのが判るの。……本当に、ごめんね、ヒカリ…………)

黙り込むアスカに雰囲気が重苦しくなる。そこでカヲルが大きな声でシンジを促した。

「……さて、シンジ君!ヒカリを起こそう!構わないかい?アスカと話をさせるんだろう?」
「…そうだね、ヒカリを起こして。アスカ、大丈夫かい?心の準備は出来た?」
「!っはい、大丈夫ですご主人様!ヒカリと話をさせて下さい!」

その声でアスカも心を切り替えた。これからヒカリと話すのにヒカリを哀れと、そして申し訳ないと思う感情を引き摺っていてはいけない。アスカの声に応えたカヲルは檻の鍵を開ける。カヲルはヒカリに近づきヘッドフォンを取り、視界を塞ぐ目隠しとギャグを外した。



◆ ◆ ◆



ヘッドフォンが外されて耳元が急に静かになる。うすらぼんやりと目を開けると人影が見える。立っているのが二人?それから足元に白い塊、裸の人間が這っている?意識が鮮明になるに従い、ヒカリには誰かが自分を見ているのだと判ってくる。

「…………ヒカリ、起きているかい?カヲルだ、起きるんだヒカリ」
「……………………」
「ヒカリ、起きるんだ」
「……………………」

普段なら怒鳴り込み、場合によってはそのまま髪をひき掴んではたいて起こすカヲルだが今日はシンジとアスカがいる。故に囁き掛ける様にヒカリを起こそうとした。だがこのままではシンジを待たせてしまうと考えたカヲルはもう少し手荒く起こそうと考える。
手荒くではないがヒカリの髪を掴んで顔を上げさせ、軽く顔をはたきながら強めに声を掛けた。

「ヒカリ!起きるんだ!家畜ヒカリ!」
「!……も、申し訳ありませんカヲル様!!家畜ヒカリ起きました!!お、お許し下さい!!お許し下さい!!お、お待たせして申し訳ありません!!!」
「……それは良いヒカリ、今日は家畜ヒカリに客だよ、僕の大事な人とそのペットだ。話があるらしいから質問に答える様にするんだ」
「!は、はい!!家畜ヒカリ質問にお答えします!!」

カヲルに気が付いたヒカリは起きた後にまず謝罪した。ヒカリにとってカヲルは恐怖の対象、心が完全に折れて服従する様に今ではなっていた。機嫌を損ねてしまった訳ではないと安堵し、それで少し余裕が出たので周りを見渡す。覚醒する前に他に人がいた様な気がするし、カヲルの言葉でも大事な人とそのペットがいるはず。そこで視線をずらしてヒカリは驚きで声が直ぐには出なかった。

「!!!…………アスカ……いかりくん……」
(どうしてここにアスカと碇君が?それに……なんでアスカは裸で這っているの?)

「…家畜ヒカリ!」
「!!ア、アスカ様!、い、碇様!!家畜ヒカリ!どの様な事にお答えすればよろしいでしょうか!!!」

カヲルに強めに問い掛けられて今の自分が他の何よりも下等で、全て“様”付けで呼ぶ様に言われた事を思い出し、ヒカリは手首の鎖を鳴らしながらアスカとシンジに謝罪をし、続けてカヲルに顔を向けて謝罪をした。

「カヲル様!家畜ヒカリは間違えてしまいました!!お、お許し下さい!!!」
「…それは今は良い、さっきも言ったけど会話する事を許す。僕の大事な人とそのペットだ、敬意をもって話すんだよ、いいね?」
「はい!家畜ヒカリ判りました!敬意を持って話します!!」

ヒカリはカヲルに謝罪した後にシンジとアスカの方に向き直るが視線をちらちらとカヲルの方に向けるのがアスカには判る。自分だって家畜でペットだがやはりヒカリが哀れに思えてしまう。アスカがヒカリになんと話せば良いかと逡巡した時にシンジから話し掛けた。

「…洞木さん、いや今は家畜ヒカリだね、これから家畜ヒカリと呼ぶけど良いかな?」
「!はい碇様、家畜ヒカリは“碇様”と呼ばせて貰ってもよろしいでしょうか!?」
「うん、構わない。それでね家畜ヒカリ、今日来たのはアスカと話をさせたいと思ったからなんだ。アスカと話して貰えるかな?」
「は、はい、家畜ヒカリ、アスカ様と話させて貰います!あ、あのアスカ様は“アスカ様”とお呼びしても構いませんでしょうか?」
「……ヒカリ……アタシの事は“アスカ”で良いんだけど……そんな訳にもいかないんだよね?……アスカ様って呼んで」
「はい、アスカ様!」
「……ヒカリがここにいるのはアタシも今日始めて知ったの、それでねアタシも混乱しているんだけど……ヒカリが聞きたい事とかあれば答えるし、アタシもヒカリの今を知りたい。……何か聞きたい事ないかな?」
「…………アスカ様、失礼ですがそのお姿はどうされました?そ、それと何故アスカ様と碇様がここに?……家畜ヒカリは知りたいです」
「……アタシはご主人様のペット、家畜としてお仕えしている。だからご主人様と一緒にここに来た」
「!!……アスカ様、お尋ねいたします。…ご主人様とは碇様の事で間違いないでしょうか?家畜ヒカリは知りたいです」
「そうよヒカリ、ご主人様とはシンジ様の事。アタシは最下等のメスだからシンジ様と呼ぶことは許されない。だからご主人様とお呼びしている」
「!!…………アスカ様、学校での事をお尋ね致します。その……体育で着替える時に…ケツ穴様から異物様が見えたような気が致しました…それでケツ穴様の辺りが丸く膨らんでいる様に見えました。家畜ヒカリの見間違えでしょうか?家畜ヒカリは知りたいです」
「……見間違えじゃないわヒカリ、アタシは毎日拡張と締め付けの訓練で日中は両穴にバイブやプラグを入れているの、体育の時はローターとアナルプラグだったけどね。だからヒカリが見たのは多分アラルプラグだと思う……ヒカリ、クラスメイトで他に気が付いた人はいた?」
「!!…………お答え頂き有り難う御座いますアスカ様、それでご質問の件ですが……申し訳ありません、おそらくはいないと思いますが家畜ヒカリは自信がありません、アスカ様」
「そう…………」
(……別にばれたって構わないけど…ご主人様にご迷惑を掛ける訳にはいかないから安心したわ。それに今のアタシはサツキ達の為に少なくとも直ぐにばれる訳にいかないし……)

「そ、それでアスカ様!碇様にいつからお仕えしているのですか?家畜としてお仕えしているとは一体?家畜ヒカリは知りたいですアスカ様」
「……アタシは家畜として生きる事を誓ってご主人様に飼育して頂いている。誓った日は五月の二十二日、お屋敷で飼育して頂く事になった記念日は六月の二十日よヒカリ」
「!!!…………」
「……ヒカリ、その証拠を見せる」

ヒカリが黙り込んだのを見てアスカはシンジに目線を合わせ、肯いたのを見て立ち上がる。尻尾としてあったアナルビーズを抜く。締め付け訓練用のいつも入れてあるバイブレーターも抜く。肌身離さずに持ち歩いている契約書と、尻尾と入れ替えたアナルプラグは首輪にぶら下げた大きな赤い袋に詰め込んであり、アスカの契約書を封筒から取り出す。それで乳首のピアスとクリトリスのリング、それから永久脱毛した陰毛の説明を始める。

「ヒカリ、まずこれを見て」

汚れるのを嫌ったアスカはヒカリに近づかずに家畜契約書を示し、袋に仕舞ってから直立不動の姿勢をとって諳んじた。

「ヒカリ、判ったでしょ?大事なものだからいつも持ち歩いている。暗記して毎朝と寝る前に読み上げて誓っている。アタシが家畜である事を確認して誓っているの」
「…………」
「それからこれを見て」

ヒカリに近づき今まで入れていた尻尾としていたアナルビーズと訓練用のバイブ、アナルプラグ、首輪とリードを示し、永久脱毛した陰毛とクリトリスのリング、それに乳首のピアスと豊胸の注射、どういう経緯でいつする事になったのかを説明する。

「…………ヒカリ、ヒカリが今どんな状態かは聞いている。どんな家畜となる予定かもおおよそは聞いているわ」
「!!!!!」
「……でもねヒカリ、アタシ今幸せ。信じられないかもしれないけどアタシは今幸せ」
「!!!!!」
「アタシは自分が淫乱でマゾで変態だって自覚してからもうこの幸せを手放したくないの。…ヒカリは今が一番辛い時、アタシは家畜だけどペットとしての幸せを貰っている。…でもね、……ヒカリは家畜らしい家畜としての幸せが絶対に掴める筈、だから頑張って欲しい」
「…………」
「ご主人様やリツコ様の言われた事に今までに一度も間違いはなかった。だからヒカリも頑張れば絶対に家畜としての幸せを掴める筈、……アタシが言いたいのはそれだけ。だから頑張ってヒカリ、アタシは応援するから頑張ってね」
(ヒカリ……今は辛いでしょうけど絶対に幸せになれる。アタシがそうなんだからヒカリだって絶対に幸せになれる、アタシはヒカリを応援する)

アスカの激励の言葉にも終始ヒカリは無言を貫く。だが俯いていた顔を上げて意を決したヒカリは声を震わせながらアスカに問い掛けた。

「…………っ頑張れって何を頑張るんですかアスカ様。家畜ヒカリが今本当に何をしているのか知っていらっしゃいますか?そ、それに!か、家畜ヒカリがどんな家畜となる予定かって、…っ本当に知っていらっしゃいますか、アスカ様」
「…………知っているわヒカリ」
「!!!な、なら!頑張れるはずがないでしょうアスカ!!!毎日浣腸して、そしてさせられて!!それに肛門と尿道口を緩くして垂れ流しにするって言われて!!そ、それに動物とセックスする淫乱にするって言われて!!!ま、まだあるわよアスカ!!最下等の家畜だから何でもッ!な、何でもよアスカ!例え犬でも豚でも!!ペニスや排泄物まで“様”で呼べって言われているのよ私!!!」
「…………知っているわ……」
「!!い、今の私の格好見ているでしょうアスカッ!!!人間便器だっていつでも誰でもオシッコ頭から浴びせられてお風呂にも入れないっ!!歯も磨けないっ!!!それでオムツをつけてっ!!う、うんちやオシッコは全部オムツにしているのよ私ッ!!!それで一杯変な薬や注射をされてるッ!!わ、私の胸をとにかく大きくするんですって!!!それで焼印や刺青をッ!!それも家畜として判り易い惨めで恥ずかしいものを派手にやるって言われているのっ!!!」
「…………」
「アスカッ!!黙っていちゃ判らないでしょう!!そ、それで、う、うんちやオシッコを大好きにさせて!!あ、浴びるのも、た、食べるのさえ大好きにさせるって!!!わ、私、私、私!!いま自分のう、うんちやオシッコを食べたり飲んだりさせられているのよ!!!?そ、それを頑張れって言うの!!!?アスカッ!!!答えてっ!!!!!」
「…………そう、頑張って欲しい、アタシは応援する」
「!!!!!ア、アスカッ!!!!」
「…………ねえヒカリ、アタシね、ご主人様になら今のヒカリの境遇になっても良いって思っている」
「!!!!!」
「……アタシね、淫乱でマゾの変態だからご主人様にご奉仕したり使って頂く為なら何でもする、何でもよ?」
「…………」
「……それにねアタシ…人間便器ならもうやっている。自分の小便も飲んでるし、糞だって舐めるくらいならもうしている。さっき見せたアナルプラグがあったでしょうヒカリ?あれもアタシは綺麗に舐めてから、この首輪にぶら下げている袋にしまったわ」
「!!!!!」
「…アタシね、ヒカリ……ご主人様の人間便器は大好き。満たされて興奮できるし小便だって美味しく感じる。人間便器はご主人様のお役に立てるし、後始末にご奉仕してチンポまでしゃぶれる。……それから…ご主人様のなら糞だって食べて良いし。…ご命令があれば自分のだって食べる」
「!!!!!」

(ご主人様はご命令なさる?……判らない……でも、ヒカリを見て踏ん切りが付いた気がする。もしもご命令があったら……アタシはやる!浴びるし食べてみせる!!)

ヒカリの境遇を見てアスカは考えた。人間便器としてシンジの小便を飲んでいるが大便の方は出来るだろうかと。自分自身やリツコ達、キョウコの小便も既に飲んでいる。ただし大便を浴びる事や食べる事はいまだ舐める程度しかない。だがシンジ達によればヒカリには糞尿を浴びるのも食べるのも大好きにさせ、ヒカリ自身も既に食べる事を強制させられているのを肯定した。それで考えたアスカだが直ぐに答えは出てしまう。何故ならアスカはシンジのペットとしてなんでもやると誓っているし、やらなければならないのだから。更にヒカリの現状を見てしまうと自分自身が大便の人間便器をする未来が容易に想像出来る。アスカもまた人間便器として大便を食べたり浴びたりするのを覚悟した。そしてアスカにはもう一つだけ、ヒカリに言わなければならない事があった。

「…………それでねヒカリ、……アタシ、自分の惨めで哀れな境遇話していて……興奮している。それで……ごめんねヒカリ…………アタシ…今のヒカリと家畜になっていくヒカリ……想像して興奮しているの」
「!!!!!!」
「嘘じゃないのよヒカリ、アタシは淫乱でマゾで変態だから興奮しているわ。…それに人間便器は大好きなの」
「…………」

ヒカリが俯いて黙り込み、ここまで話したアスカはシンジを振り向いてお願いをした。

「…ご主人様、…ご主人様の言われた事本当でした。アスカ…今もの凄く興奮しています、ヒカリとアスカを重ねてしまって興奮しています。そ、それでお願いがありますっ!ヒカリに人間便器であるアスカを見せたいんです!アスカは見られて興奮する変態ですからヒカリに見られたいんです!!…だからご主人様。…人間便器、お願い出来ませんか!?」

シンジは少し考え込んでからアスカに話す。

「そう……アスカなら興奮するだろうね、良し、じゃあ家畜ヒカリに掛けてあげて。アスカは引っ掛ける事も大好きだろう?それが出来たらご褒美に奉仕もさせてあげる」
「!!!!!」
「!!!ほ、本当ですか!?ご主人様!!ア、アスカやります!!やらせて下さい!!」

振り向いたアスカはヒカリに話し掛けた。

「ヒカリ!そう言う事だからアタシの小便飲んで!アタシがご主人様からご褒美貰うにはそれしかないの!!アタシがご主人様のチンポしゃぶるにはそれしかないの!!!だ、だからヒカリ、アタシの飲んで!それとも引っ掛けられたい!?」
「……アスカ……アスカ本当にもう碇君のペットなんだね……」

覚悟を決めざるを得ないヒカリは「アスカ、アスカの好きにすれば良いから……」と言うと大きく口を開けて目を瞑り、その瞬間を待ち受ける。アスカはいそいそとヒカリの前まで移動してからリツコの様に立つ。そこでアスカはヒカリに不思議そうに問い掛けた。

「……ヒカリ、人間便器の作法って教わってないの?」
「!!!…………アスカ様、家畜ヒカリは人間便器が大好きです。美味しい小便様が飲みたいです。お願い致します、どうか人間便器家畜ヒカリを使用して下さい」
「うん、使ってあげる。ヒカリ、飲みたい?掛けられたい?」
「!……アスカ様のお好きな所に引っ掛けられたいです」
「うん、じゃあ口を中心に顔全体で、それからおっぱいかな?それで飲めるだけ飲めば良いと思う」
「……お願い致しますアスカ様、人間便器家畜ヒカリをお使い下さい」

ヒカリはアスカの言葉を了解した意思を目を瞑り、鎖を鳴らしながら顔を突き出し口を開け、舌を大きく出して人間便器としての準備が出来た事で示す。満足したアスカは「じゃあ、使ってあげるねヒカリ」と言った後にヒカリの頭を掴んで頭の位置を直してから、立ったまま尿道口の調整をし、至近距離で放尿を始めた。口を中心に掛け、喉が「ゴクリ」となるのを確認したアスカは目標を乳房に変更する。終わった後にシンジの様に髪や濡れていない身体を使って後始末しようとアスカは思った。だがヒカリに小便で濡れていないところが無かったので断念して、それでヒカリに感想を問い掛けた。

「ヒカリ、どうだった?美味しかった?また使ってあげるね!」
「……大変美味しかったですアスカ様。…人間便器家畜ヒカリ、美味しい小便様が飲めて満足しております。…後始末もさせて下さいアスカ様」
「うん!後始末させてあげる!アタシ、興奮しているから雌汁も出ていると思う!それも一緒に後始末してヒカリ!」
「…………はい、アスカ様、雌汁様まで後始末させて頂きありがとうございます」

手と首を繋がれている為に不自由な頭を出し、舌を突き出す格好をヒカリは取る。アスカはまたもやヒカリの頭を両手で掴んでクンニリングスで奉仕をさせる。ヒカリの頭を離してから汚れた両手を舐め取らせて「終わったよヒカリ、また使ってあげる」とヒカリに話す。ヒカリは「…大変美味しかったです、アスカ様、人間便器家畜ヒカリ、またのご使用お待ちしております」と感謝の言葉を言った。

「ご、ご主人様!これでアスカを使って頂けるんですよね?ご褒美、頂けますかご主人様!!」
「アスカ、頑張ったね、偉いよ褒めてあげる。さ、今度はアスカの番だ、どう使って欲しい?」
「!直接飲みたいですご主人様!アスカ、まだまだ下手糞ですけど挑戦したいんです!直接でお願いしますご主人様!!」
「…………」
(アスカ……嬉しそうだね…本当に人間便器が好きなんだ。碇君なら今の私の境遇…受け入れても良いって本当みたいだね。でも……家畜として生きろだなんて私には無理だと思う。それでも……アスカの言う事が本当なら…私は家畜として幸せになっちゃうのかな…………)

アスカはいそいそとシンジのズボンのベルトを外し、唇と歯を使ってジッパーを下げる。ブリーフも口を使って下げ、出て来たシンジのペニスに目を輝かせ、匂いを楽しんで頬擦りし、それから亀頭にキスしてしばらく舐め回す。ご奉仕は後始末してからの楽しみとして「ご主人様、アスカ今からご主人様のチンポ頬張ります。人間便器アスカ、美味しい小便が飲みたいです、どうか使って下さい」と頭を下げてシンジの言葉を待った。







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六月二十八日(日)

ゲヒルンにいたヒカリを見てアスカはヒカリの境遇と未来を容認し、シンジになら受け入れても構わないと覚悟した。そして自分の性癖を、淫乱でマゾで変態である事も確認した。

(アタシは……判ってはいたけどもう戻れないし戻りたくない。あんな惨めで哀れで情けなくて、そして悔しがっていたヒカリに頑張って家畜になれって普通じゃない。どんどん家畜になるヒカリを想像して、それで自分に重ねて興奮するなんて普通じゃないわ)

哀れで惨めなヒカリ。ヒカリはこれから家畜らしい家畜として完成して幸せに生きるに違いないとアスカは信じる。

(アタシは……ヒカリが幸せになると確信している。だってアタシがそう、ご主人様のマゾペットとして充実していて幸せだし、ヒカリは家畜らしい家畜として幸せを掴むに違いないと思う。それにご主人様もヒカリが間違いなく幸せになるに違いないと仰っている、リツコ様だってそう仰っている。今までご主人様に間違いがあった試しなどないのだからヒカリは絶対に幸せを掴めるわ)

そしてもしシンジならどうするだろうか?自分にヒカリの様になれと命令するだろうか?ヒカリの様に惨めで哀れで情けなくて、そして悔しがる自分。そんな姿を他人に見られてしまう自分。シンジは「それはアスカが僕のペットだから仕方が無い。アスカは人間じゃない、哀れな家畜なんだから仕方がないんだよ。…それに淫乱でマゾな変態のアスカは興奮するんだろう?」と囁いてくる。

(…そう、アタシはご主人様のペットだからなんでもやる。アタシは人間ではなく家畜だし、淫乱でマゾの変態なんだから仕方がない。見られて恥ずかしくて、惨めで哀れで情けなくて、そして悔しければ悔しいほど、……アタシはそんな自分が愛しくなって興奮する。淫乱でマゾな変態であるアタシを見られてしまうスリルを楽しんで、興奮して気持ち良くなってしまう。……もうこんな幸せは手放せないわ……)

ゲヒルンでアスカはヒカリと話し、ケンスケの事を聞いていた。ヒカリは最終的に家に戻すが、ケンスケについては新しく生まれ変わるのだから家に戻す予定はないと言う。ケンスケの基本方針は絶世の美女にする事。盗撮とアングラサイト掲載のお仕置きなのだから見られる事に興奮し、それをアングラサイトに掲載したり、ゲヒルンの家畜としてショーをさせたりすると言う。根本から変えるために体中にメスを入れ、今は絶対安静との事で見る事は出来なかった。

(…相田についてはもういいわ……ご主人様達が楽しみにしておけって仰るんだから楽しみにしておこう。今は明日の事を考えなくちゃいけないんだから)

明日はアスカにとって勝負の日、三日間使って普通の日常を演じ、サツキ、アオイ、カエデと関係を回復させた。クラスメイト達も挨拶すれば挨拶を返してくれるまでになったし、教師達も受け答えしてくれる。アスカはこれから衣装を恥ずかしいものに変えていき、隠れて、あるいは見せびらかす様に恥ずかしく惨めな事をしていく。

(それでアタシは積極的に振舞う、例えば誰かに話しかけたり授業中に抜け出したりする。注意されたら素直に謝るけど、それでもアタシは止めたりなんかしない。…そうしたらアタシからサツキ達は離れていくと思うけど必死に引き止める。それでも止めないから嫌がって離れていくサツキ達にアタシは懇願するの。「お願いサツキ!アオイ!カエデ!アタシを見捨てないで!」って。…………惨めだし情け無いし悔しいわ……想像すると判るの。……っでもアタシは絶対に自分が愛しくなってしまう!どうしようもなく興奮してしまうわ!!……ッそれでいて何でもないって日常を演じきらなければならないの!!!)

ゲヒルンから帰宅して訓練や日課を終わらせて就寝する前、寝床である檻の中で一日を振り返り、明日の確認をする。準備に問題は無く、シンジとリツコの許可に協力も取り付けている。決意を確認したアスカは後は実行するだけと一日を終わらせる事にした。


六月二十九日(月)

鞄の中にバイブレーターや替えの下着等はなく家畜契約書の写しのみ。だがそれでも、もし見つかったりしたらただでは済まないとアスカは思う。そして衣装、今まで着ていた程ではないがやはり短く改造されている。だいたい普通の制服と今まで着ていた制服の中間といったところ。これくらいなら他の女生徒にいない訳ではではない。下着はちょっと大胆な白からスタート、バイブレーターやプラグなどは入れておらず、乳首のピアスも、クリトリスのリングもカヲルの手により取り外してある。

(…今日のアタシは偽りのアタシ。でも、ここから少しづつ本来のアタシに戻していく)

以前は監獄の門の様に見えたアスカだが、今のアスカには天国の門の様に思える。

(早くご主人様から認められたい!ヒカリが頑張るんだしアタシも頑張る!っいくわよ!アスカ!!)

胸中で強く呟き気合を入れて、アスカは校庭に続く門を潜った。


「おはよう!サツキ!アオイ!カエデ!」
「おはようアスカ」
「おはようございますアスカさん」
「おはようございます惣流さん」

(サツキ達怪訝な顔をしているわね?でもこれくらいならスルーしてくれる訳か)

せっかく作った関係だが三日ではやはり不十分、今週一杯は普通に過ごしながらもアスカがパイパンである事を知らしめ証明し、大胆な衣装が大好きである事を説明していく。授業中に抜け出す頻度も徐々に多くしていき、オナニーしたらその下着はグラウンドにでも捨てていく。
来週になればいよいよ本番、元の衣装に戻して更に恥ずかしくしていく。何しろ夏休みまで三週間しかないから急がないといけない。アスカにも現段階ではどこまで行くか判らないが、制服とは呼べないものにはなりそうだと思っている。

「サツキ!、アオイ!カエデ!この制服どう?これも格好良いと思わない?」
「……悪くはないと思うけど……前の制服はどうしたの?」
「……そうですね、アスカさん、悪くはないですけど……私はやっぱり先週の制服の方が良いと思います」
「そう?これ格好良くないかな?アタシはもう夏だしコッチの方が断然良いって思うわ!アオイはどう思う?どっちが良いと思う?」
「!…そうですね確かに格好は良いと思いますけど……私はちょっと大胆すぎる気がして前の方が好きです」
「そう?じゃあ今週一杯だけ試してみる事にする。アオイ、アドバイスありがとう。アタシ、そうする事にするから」
(アタシ……こんな衣装だと物足りないわ。ピアスとリングもないし、マンコとケツ穴も何もないと違和感がある。……今週の目標は第一にサツキ達とより親睦を深める事、とりあえず一週間の我慢よね…)

こうしてアスカはサツキ達との関係作りを第一に一週間を過ごす事になる。淫乱でマゾ、それに変態である事を自覚しているアスカには辛い一週間の始まりだった。


七月三日(金)

「ふむ…そうすると目標はほぼ達成したって事で良いのかなアスカ?」
「はい、ご主人様、最初は怪訝な顔をされましたがアスカが大胆な格好が好きであるとして受け入れてくれました。それからアスカが毎日陰毛の手入れをしてパイパンである事も告白して受け容れて貰いました。プールの授業で着替える時に証明もしましたし、ご主人様も知っての通りクラスの皆も知っています。…それとオナニーした後でパンツを校庭に捨てて疑われましたが、スカートをまくって見せて否定もしています」
「そう、では来週から本番か…上手く出来たらご褒美をあげるから頑張るんだよアスカ」
「!!はい!アスカ頑張りますのでご褒美お願いしますご主人様!!」
(ご褒美!!どんなご褒美が頂ける?アタシ、頑張らなくっちゃ!!)

一週間が過ぎてアスカはシンジへの報告をする。クラスメイトとの関係作りが第一の為に昼にリツコへの報告もしない。放課後となっても毎日食事やカラオケやボーリング、アミューズメントセンターに行ったり、サツキ達の家に行ったりとアスカは普通の高校生の日常を演じていた。結果としてサツキ達とは親友と言えるほど仲良くなり、よそよそしい生徒も未だいるもののクラスメイトとは普通にしゃべれるようになっている。

(…でも辛い一週間だったな、アタシには普通だと全然物足りない。リツコ様の調教も受けれなかったし……学校で毎日裸になれないなかったしサカれない。ご主人様から頂いた飾りがないと寂しかったし、訓練用のバイブやプラグ入れないから違和感が凄かった。…本当にアタシはご主人様に捨てられたら生きていけないって良く判ったわ……)

辛い一週間を振り返り、改めて自分の性癖をアスカは思い知った。シンジに捨てられないように頑張らなければと改めて誓う。特に印象的な出来事を一つ一つ思い出してみた。


六月二十九日(月)

「……ねぇアタシ、サツキ達の家に言ってもっとおしゃべりしていたいな?遊びに行っても良い?それで国語とか教えて欲しいんだけど……ほ、ほらアタシって海外にいたからやっぱり漢字とか苦手なのよ!一人だと寂しいし皆とやりたいんだけど……駄目かな?」
「別に構わないわよアスカ、それじゃあ私の家に来る?誰もいないはずだし調度良いと思う。アオイもカエデも来るよね?」
「はい、それじゃあ伺います大井さん」
「私も伺いますサツキさん、じゃあ明日も期末試験ですし復習しながら勉強会でもしませんか?」
「あ、ありがとうサツキ!それからアオイもカエデもありがとう!アタシ……ドイツ語なら教えられるんだけどな……」
(家に行く事が出来る!これでもっと仲良くなれるに違いないわ!ご主人様!アスカ頑張ります!リツコ様も見ていて下さい!それで早く続きの調教をアスカ受けたいです!)


六月三十日(火)

「ね、ねぇアスカさん!ほ、本当に入るんですか?た、確かにテストも終わりましたし、街に出て可愛いもの探しましょうって言いましたけど。で、でもやっぱり恥ずかしいですよアスカさん!」
「カエデ〜〜せっかくだから冒険してみなよ?一人だと入り辛いでしょ?別にカエデに買えとか選べって言っている訳じゃないんだしさぁ、中々こんな機会ないよ?」
「で、でもサツキさん、拙いですよ、制服なんだし!」
「カエデ、可愛いの選んであげる!それからアオイも格好良いの選んであげるから!さっ、サツキ、入りましょ!サツキにはアタシの選んで欲しいな!」
「そ、惣流さん、大井さん、やっぱり制服では拙いですよ、ランジェリーショップなんて!」
「アオイ〜〜今の時間のお客なんて多分高校生と大学生ばっかだよ?制服の子もたくさんいるし気にする事ないって!さ、行くよ!」


七月一日(水)

「!!!惣流さん!……その、その、陰毛は剃っているんですか!?」
「ん?夏だし無駄毛の処理するのは当たり前だと思うけど?そんなに吃驚してどうしたのアオイ、プールなんだし水着に着替える時は普通は剃るでしょう?アオイは無駄毛の処理ってしないの?」
「…………惣流さん……」
「……アオイ、夏なんだし無駄毛の処理くらいするって!そんなに吃驚したら失礼だよ?」
「で、でも大井さん!こ、こんなに堂々と見せるものじゃないと思うんです!そ、それに隠しもしないで着替えるなんて……」
「……別に女同士だし恥ずかしがる事ないと思うけど?それに…アタシは自信があるから恥ずかしくないし、見せびらかしたいくらいよ?ねぇ、カエデはそう思わない?」
「!そ、そうですねアスカさん、そう思います!で、でも私はそんな勇気ありませんから……」
「アタシは毎年夏になったらいつでも無駄毛の処理をするし、処理しないほうが恥ずかしいと思う。それになんか開放的な気分で気持ち良いわよ!まあ無理にとは勧めないけどね」


七月二日(木)

「日向先生、ちょっと気分が悪いので席を外したいんですけど……」
「うん?ああ直ぐ戻ってこいよ」
「すみません先生、失礼します……」
(サツキ達ともだいぶ打ち解けてきたわ、今週も残り二日だしそろそろやらないといけない……リツコ様のところにいかないと……)


「うふふふっアスカ、早くしないといけないわよ?休み時間になれば生徒達が外にでるし、着替える必要もある。あんまり楽しんでいる時間はなくてよ?」
「んぁ〜〜〜〜あっんんっっくぅぅん〜〜〜ん、んぅぅぁ〜〜〜くぅぅぅ〜〜い、イくぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜ご、ごしゅじんさまぁぁ〜〜〜〜〜〜〜あ、あさましいアスカッ!い、イィきますぅぅぅぅ〜〜〜〜〜〜〜〜」


「…ぁぁ…………だってょ……………た…………………………そ……ゅう……………」
「……だ…………なん…………そう………ぅ………ぇ………ぜっ…い………か…ぃ…」
「っちょっとアンタ達!何コソコソ話てんのよ!アタシがその犯人だって言うの!!?」
(リツコ様のところに替えのパンツがあるなんて思わないわよね?アタシのパンツに決まっているじゃない!こうやって否定するってもの凄い背徳感!!ああっ、しゃべっているだけで疼いてしまうわッ!!見つけた人一体どうしているのかしらっ!?)

「い、いや、だ、だって惣流さん、戻ってくるの遅かったし、その……タイミングが、ほらその…………」
「……いいわ、そこまで疑われているって言うなら証明してあげる。もしアタシなら今は穿いていないはずよね?よっく見て見なさいよっ!!!」


七月三日(金)

「ねぇアオイ、そんなにアタシが無駄毛の処理でパイパンにしているって変?今日の体育でもアタシの事ずっと見ていたわよね?」
「!!ちょ、ちょっと、惣流さん!!こっ、声が大きいです!クラスの男子がいるんですよ!!」
「……別に不思議でも変な事でもないと思うんだけどな……ねぇ鈴原、アタシが毎年夏には無駄毛の処理でパイパンにするってそんなに変?」
「!!!ほ、ほうか!?い、いや、そ、そういやそんなにへんでもないんとちがうかっ!?」
「はらアオイ、気にするから恥ずかしいんだって!アタシみたいに毎年処理する人なんていくらでもいるよ?」
「……そ、そうですね、惣流さん、そうかもしれないです…………」
「……アオイ、気にするから恥ずかしいんだよ、別にアオイにしろってアスカ言っている訳じゃないんだし」
「……でも…アスカさん、大胆です。……その、少し前に大胆な下着も着けていましたし…………」
「だからカエデ、イメチェンだって!それにね、格好良いの選んだらどうしても大胆なのになっちゃうのよ、格好良かったでしょ、ああいうのも。……ねっそれよりもサツキ、アオイ、カエデ、今日は何処に遊びに行く?シッピングでも行く?それともビリヤードなんてのも良いな!アタシ、またナンパされちゃうかも!皆も声かけられていたよね?早くいきましょ!!」


(……一杯努力したからだいぶ打ち解ける事が出来た。何とかアタシが大胆な事が好きなんだって思ってもらえたと思う。でも……アタシは来週からは先々週までアタシに戻る、本当のアタシに戻るの。…恥ずかしい衣装で惨めな事して、だから恥ずかしくて惨めになって、そんな事するからサツキ達も離れていく。いくら必死に引き止めてもアタシは止めないからサツキ達もアタシを見放してしまう……。
そして、それはアタシが淫乱でマゾな変態だから仕方のないこと。ご主人様のペットで哀れな家畜だから仕方のない事なの!…それでアタシは惨めになって、情けなくて悔しくなってしまう!…………やっぱり興奮するわ……自分が愛しくて堪らなくなる。それに頑張ったらご主人様からご褒美まで頂けるかもしれないし……アタシは来週が待ち遠しい)

シンジに報告して一週間を振り返るアスカだが、そんなアスカにシンジは週末の予定を言い渡した。

「……アスカ、今日はもう遅い、このまま日課を終わらせたら入浴して休んで良い。それからアスカ、明日は土曜日、ヒカリと相田にだいぶ変化があるらしいからカヲル君のところに行くよ」
「!はい、ご主人様判りました。アスカは明日カヲル様のところに行きます」

ヒカリとケンスケの様子を見に、アスカは次の日ゲヒルンを訪れる事になった。


七月四日(土)

何度か脚を運び、その度に強烈な体験をする事になっているゲヒルン、別名“人間改造研究所”とも呼ばれる場所。今まで見たペットや家畜からも、カヲルが“だいぶ変化がある”と連絡を寄越した事からも相当な変化であるに違いないとアスカは思う。「こっちだよシンジ君」と案内するカヲルに付き従ってアスカは這い歩き、一つの扉の前まで辿り着いた。

「……シンジ君、とりあえず大分安定したからここまで連れてきた。でも全身に手を入れているからね、まだ動かせないし目覚めてもいない」
「うんカヲル君、それで新しい相田はどうするんだっけ?基本方針を教えて欲しい」
「シンジ君、それについてはナオコが今日来ている。僕は飽くまでナオコとリツコの注文に従うだけ、だから直接聞いてくれないかい。…質問されれば答えるけど、ナオコとリツコがいる場合は僕は口を挟まない様にするから」
「!!!」
(ナオコ様がいらしている!?と言う事は“ナオちゃんの悪魔の小部屋!”)

「そう、ナオコが来ているんだ、じゃあ直接聞いた方が早いねカヲル君。ナオコ、どうする積もりなんだろう?」

首を捻り疑問の言葉を口にするシンジに「見て質問すれば判る事さシンジ君」と笑いながらカヲルは扉を開けた。


十メートル四方もありそうな大きな部屋、ところ狭しと様々な機具と医療機器らしいモニター類があり、薬品類が棚に並べられている。ガラスで仕切られた部屋が別にあり、そこには全裸に白衣のナオコ、身体にシーツを被せられ、ベッドに寝ている人物がいた。

(……あれは相田のはずだけど…顔に包帯が巻かれているし判らない。身体もシーツに隠れて良く判らない。…ご主人様は相田を絶世の美女にして、それで見られる事に興奮させる様にするって仰っていた。今はどうなっているのかしら?)

ケンスケの寝ているベッドの隣にいたナオコは何かの機械を操作していたが、誰かが入ってきた気配にナオコはそれがシンジ達である事に気が付く。手が離せないのだろう、会釈してそのまま作業を続行していた。シンジはそれで手が離せないナオコに気が付き「…アスカ、話をしなくちゃならないしナオコのところに行くよ。それでナオコから今の相田と新しい相田について聞く。だからアスカ、良く相田が判る様に立っていいから」と言い、アスカを促してガラスに仕切られた部屋の扉を開いた。


「シンジ様、お迎えもしないで申し訳ありません、どうしても途中で止める訳にはいかない作業がありまして…お許し下さい、シンジ様」
「いや構わないよナオコ、それで相田をどういった家畜にするの?基本的な事しか聞いていないし説明して欲しいんだけど」
「ふふふっシンジ様、衣装を着れば絶世の美女、衣装を剥けば恥ずかしく惨めな身体にするつもりですわ。今は前処理の段階で首から下の永久脱毛処理、それからご奉仕が大好きなんですから歯はいりません、抜歯を済ませました」
「うん、それから?」
「!!!!」
(!抜歯!!!アタシはどうなる!?……何でも受け入れる覚悟はある!!アタシはもうご主人様から捨てられたらもう生きていけないんだから何でもやる!!!…………でも、出来る事ならやっぱり嫌。ご奉仕が上手になれるのは嬉しいけど……ご主人様はどうなさるおつもりだろう?)

ナオコは手にしていたファイルとボードを手にしたまま、胸の前で両手を組みながらシンジに報告をする。シンジに「うん、それから?」と問われてほんの一、二秒だけ遠くを見るようにシンジから視線を外したナオコだが、向き直ると手を組むのを止める。それからシンジの方に乗り出す様にして、勢い込んで続きを喋り出した。

「うふっ、うふふふふふふっ!っシンジ様!それから整形して肋骨を左右二本づつ取りました!余分な脂肪を取っておっぱいとケツ、とくにおっぱいは大き過ぎる様にします!120センチにはしたいですね!そ、それからそれから喉仏なんて要りませんから削っています!だから声も変わります!!」
「うん、それで?まだあるんでしょう?生き生きしているよナオコ、続きがあるんでしょう?」
「はい!もう久しぶりの実験だから楽しくって!!そ、それでですね、せっかくのチンポだから付けたままにします!っただしです!チンポは大きく目標は10センチを目指します!袋もそれに見合う大きさにします!!」.
「…………」
(……相田……本当に新しく生まれ変わるんだ……そこまでしたら全くの別人よね?それでいて120センチのおっぱいに10センチのチンポ……絶世の美女にしてそれは恥ずかしくて惨めすぎるわね……)

一度口を閉じるもまだ喋りたいと目で訴えるナオコにシンジは問う。

「本当に生き生きしているよねナオコ、まだある?」
「はいシンジ様!勃起は電極を埋め込んで自由自在にさせます!!超ミニスカートを穿かせてぶら下げてるのが丸見えですとか!勃起させて異常に衣装が盛り上るとか良いですね!!感度を限界まで上げて擦れさせると直ぐに勃つようにさせます!家畜なんですから衣装に下着類はありえません!擦れて日常はいつでも発情、っでもペニスバンドで出す事は許されない!!そんな無様な自分に更に発情して見せたくて堪らなくさせるんです!!!」
「…………」
「まだありそうだよねぇナオコ、それから?」
「!はいシンジ様!遺伝子治療も施します!!色素を抜いて色を白く!そして性交力を高めます!そ、それで筋力も並の女性平均に落とします!!美女は色が白く美しく、そしてショーが出来る体力があればいいんです!!!い、今はどんなものにするか検討中ですが勿論ピアスや焼印、それから刺青を恥ずかしく惨めに入れます!!!!」
「…………」
(…自由自在か……それでいて超ミニのスカートで丸見え……発情してもイく事を許されない身体……そして遺伝子治療に恥ずかしく惨めなピアス、焼印、刺青、か…………恥ずかし過ぎるし惨めよね。……でもアタシも見てみたい。想像すると興奮する。……ホントにアタシもマゾで変態よね……)

興奮して荒い呼吸をしているナオコ。だがシンジには判ったので更に続きを促した。

「もしかしてまだある?言ってみてナオコ」
「!!!良く聞いて下さいました!!!まずはダミーで姉御肌の人格を作ります!!!ボクっ娘なんてのも良いですね!!!っでも!ホンの少しでも強く出られると思考はおどおどと引っ込み思案になるんです!!!そ、それでスイッチが切り替わると超超淫乱のドマゾでド変態になります!!!露出とご奉仕、使われる事が大好きになるんです!!!っ勿論家畜ヒカリと同じくミジンコより最下等として全て“様”付け!!!ご奉仕や糞を食う為なら何でもする様にさせます!!!っそれなのにシンジ様!!羞恥心は惨めさは極限まで残させるんです!!!っこ、ここが実験の肝です!!それはもう入念にじっくりとしますから!!!!!」
「…………」
(…やっぱりナオコ様マッドよね……逆らうのは絶対に止める。……それにしてもあんな印もあるのね、ゲンドウ様の最初の家畜だって言うし…やっぱり凄い。アタシもご主人様にあんな印を付けて頂くのかな?乳首にピアス、パイパン、ここまでは普通だけど……“母家畜ナオコ SLAVE 精液便女”に紫で蝶の刺青、クリトリスにマナ様みたいに10センチはありそうな大きいピアス、レイ様みたいにたくさんのピアス。……多分リツコ様がお生まれになって追加したんだろうな、元々大きい印だったけど臍まで届いてる。……それと見えないけどケツはどうなっているのかしらね?……多分何かあるとは思うんだけど……)

改めて赤木親子のマッドさに言葉がなく、ナオコの刺青やピアスに自分もああなるのかとアスカは考え込んでしまう。そんなアスカにシンジは「アスカ、まあ今はこんな感じ、動かせないし意識もないから話せない。それに僕は相田に興味は無い、アスカだってそうだろう?完成したら披露させるからお楽しみにそれまでとっておくよ」と声を掛けて“ナオちゃんの悪魔の小部屋”を後にする。ナオコの「シンジ様、お任せ下さい!入念に仕上げます!!」の声を背にアスカもまた“ナオちゃんの悪魔の小部屋”を後にしてヒカリの様子を見に行く事となった。



◆ ◆ ◆



鞭跡や熱燭による火傷の痕は消えている。手枷はなくなり首輪からは床の固定具に繋がる二メートル程の太い鎖。全裸で耳にヘッドフォンを付け、視界を完全に防ぐ大きな目隠し、極太のバイブレーターをアナルに入れたまま食事中のヒカリがいた。

(ヒカリ……一週間前はあんなに嫌がっていたはずなのに…もう大好きなんだね、家畜の喜びを覚えているんだね。…だって一生懸命に食べてる。手枷がないって事はもう自分か進んでやっているって事なんだよねヒカリ?……それにあの太さ。……多分五、六センチほどもありそう。…バイブであの太さを入れっぱなしだとしたら……一生垂れ流しって本当なんだね、ヒカリ)

「シンジ君、家畜ヒカリは今こんな感じだよ、家畜の喜びを覚えている最中だ。……家畜ヒカリ!シンジ君とアスカが来ているから挨拶をするんだ」

カヲルが耳のヘッドフォンを取り外すとヒカリはカヲルに気が付き、食事を止めて挨拶を始める。髪から足先まで全身が糞尿に塗れ、その顔はアイマスクで顔の上半分が隠れている。そして口を中心に茶色く汚れて濡れていた。

「……碇様、アスカ様、家畜ヒカリです。只今餌様を頂いておりました、ご挨拶が遅れて申し訳ありません、どうかお許し下さい」

アスカが食事する時の様に手を使わずヒカリは犬食いをしていた。両足を広げ、両手で尻肉を広げて見上げる様にカヲルの声の方を向いている。アイマスクで顔の上半分が隠れているのでその表情は判り難い。だがアスカにはヒカリに感情らしきものが無い様に思えた。ヒカリはカヲルの声に応えてシンジとアスカに挨拶と謝罪をし、そんなヒカリにカヲルは命令を続ける。

「…家畜ヒカリ、家畜ヒカリは普段何を食べている?」
「はいカヲル様、カヲル様に頂く残飯様に家畜ヒカリのひり出した糞様と小便様を混ぜた餌様です」
「家畜ヒカリはなんで糞を食べる?」
「はいカヲル様、家畜ヒカリはありとあらゆる糞尿様が大好物だからです。カヲル様から頂く残飯様だけでは物足りなくて、家畜ヒカリのひり出した糞様と小便様を家畜ヒカリの餌様に混ぜております」
「食事時以外は何をしている?」
「はいカヲル様、糞穴を緩くする為に拡張していたり、家畜ヒカリの口マンコやおっぱいマンコ、マンコ、糞穴マンコを使用頂く為に訓練したり、バイブレーター様で遊んだりしています。犬様や豚様、人間様に家畜ヒカリなどの糞尿様の臭いを楽しんだり、浴びて感触を楽しんだり、それから美味しく食べていたりしています。小便様も大好きですから一杯漏らせる様に、カヲル様の小便様やホース様の水様を飲んだりもしています」
「…………」
「……まあ、こんな感じだよシンジ君。とりあえずシンジ君達が帰って直ぐに口マンコ、マンコとケツ穴を使わせて豚に奉仕をさせた。それからあらゆる生き物類と一緒に生活させるとか、一通りやるべき事をさせてから糞の中に三日漬け込んで正気を失わせた」
「!!!!!」
(!ヒカリッ!!ヒカリの初めてって豚なの!?そ、それで糞の中に三日も漬け込まれたのヒカリ!?)

「…なにしろ幾ら楽しむ為とは言えナオコもリツコも忙しいからね。芸も覚えさせなくちゃいけないし、奉仕も使われる事も上手くならなくちゃいけない。固定させてから正気に戻らせるにも時間が掛かる。やるべき事いくらでもあるから急がないといけない」
「…………」
「…それで完成の目処が立つまでは立つ事を基本一切認めない。報告や食事の時の姿勢で手を使う事は厳禁。顎を床に付けるほど頭を下げてケツを思い切り割り広げる様に教育しているし、少なくともケツよりも頭は下にさせる。それから這う時も思い切り脚を広げて這う様にさせている。……やっぱりナオコもリツコも溜まっているねぇ、二人で協力してやっているけど相田の主担当がナオコ、ヒカリの主担当がリツコって感じかな?リツコは先週暇みたいだったから良く来ていたんだよシンジ君」
「…うん、なるほどね。それに社会復帰させるんだから夏休み明けには完成させたいね、でないと選択肢が少なくなってしまう」
「…………」
「そうだねシンジ君、なんとかするようにリツコにも言ってみよう」
「……それでねカヲル君、一度お披露目させたい。学校は十七日までだから来週の土曜日に引取りに来たい。それでそのまま僕の家で一時的に飼育したい」
「!!!!」
(ヒカリッ!帰ってくるの!?)

「……シンジ君もなかなか難しい事を言ってくれるね、一週間しかないんだよ?……………………でもまあ……判ったよ、他ならぬシンジ君の頼みだ。…ナオコ達と協力して何とかやってみよう。ただシンジ君、もし間に合わなかったら勘弁してくれるかい?」
「ありがとうカヲル君、助かるよ!家畜ヒカリはアスカの親友だったからね、アスカのペットにしたいんだよカヲル君、そうするとアスカにも調教させる必要があるんだ」
「!!!!!」
(!ヒカリはアタシのペットになる!!?アタシがヒカリを調教するの!!?)

「……なるほどね、そういう事かいシンジ君。判ったよ、他ならぬシンジ君の為だ。リツコと相談してそのつもりで調教と一時出荷の準備を進めておくよ……家畜ヒカリ、聞いていたな?」
「はい、家畜ヒカリは聞いておりましたカヲル様」
「家畜ヒカリはアスカのペットになりそうだ。シンジ君にもアスカにも絶対に迷惑掛けるんじゃないぞ」
「はい、家畜ヒカリはアスカ様に最下等の家畜として絶対の忠誠を捧げて調教を受けます。アスカ様の飼い主様である碇様とアスカ様に絶対にご迷惑をお掛け致しません」
「…………」
(…ヒカリ…………頑張ろうね……アタシにはそれしか言えないから……)


七月五日(日)

ゲヒルンから戻ってきたアスカだが、シンジとカヲルによればヒカリは自分のペットになるという。

(……ヒカリの飼い主様がアタシか……勿論レイ様達のペットでもあるんでしょうから、飼い主様って言うよりも世話係に近いんでしょうけど……)

思い悩むアスカだが、考えた結論は割り切ろうというもの。

(……アタシは家畜だけどペットとしての幸せを頂いているわ…ヒカリはそれが家畜らしい家畜になるだけの事。……ヒカリとは親友だったけど…それが飼い主様とそのペットに変わるだけ。それがご主人様のご意向なんだし…アタシもそれを楽しめば良いんですよね?ご主人様)

結論を出したアスカは考える事を止め、明日に備える為に眠りについた。



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