転落のアスカ


Original text:スマッシッホークさん


09

近づく足音が聞こえる。まもなく誰かがここにやって来る。アスカはカヲルと言う人物が来るのだと思った。勢い良く扉を開けたカヲル、開口一番にシンジを笑いながら非難した。

「待っていたんだよ、シンジ君。なかなか来てくれないものだから忘れていたんだと思っていた」
「酷いな、カヲル君。そんな訳ないじゃないか」

シンジは笑いながらカヲルに言葉を返す。シンジとカヲルという人物はかなり仲が良さそうだとアスカは思った。

「シンジ君、このメスはシンジ君のペットかい?」
「そうだよ。僕の新しいペットのアスカだ。アスカ、カヲル君だよ、挨拶をして」
「はい、ご主人様。カヲル様、ご主人様の見習いペット、家畜でメスの惣流・アスカ・ラングレーです。どうかよろしくお願い致します」

アスカはカヲルに向かって深々と一礼して挨拶をする。

「そうかい、僕はシンジ君の友人でゲヒルンのマネージャーをしている“渚カヲル”だ。カヲルと呼んでくれれば良い、僕もアスカと呼ばせてもらうよ」
「はい、カヲル様」
「それで、シンジ君、今日はどんな用件でここに来たのかな?忙しいシンジ君の事だ。僕の顔を見る為だけに来るはずなんてないからね」
「本当に酷いな、カヲル君。そんな風に返すなんて」

シンジもそんなカヲルにはこれ以上言い返せなくて苦笑するしかない。

「カヲル君、今日ここに来たのはアスカをどんなペットにしようか迷っていてね。アスカに一通り見て貰おうと思ったからなんだ、ここならどんなペットだっているからね。それと陰毛の永久脱毛処理もしてもらおうと思っている」
「!!!!」
「そうかいシンジ君、正式なペットにするんだね?」
「うん、そうだよカヲル君、まだ見習いだけどね」
「…………」
(アタシ……陰毛がもうなくなるんだ…………)

「そうかい…………シンジ君、今日と明日の予定はどうなっているんだい?それによって予定を立てないといけないから教えてくれないかい」
「うん、それがね、あんまり時間が無いんだよカヲル君。お昼過ぎの約束があるから九時にはここを出なくちゃ行けないんだ。アスカは始めてだから外の施設とかも案内したいし……出来るかい?カヲル君」
「…………」
「……そうだねシンジ君。………今午前二時か………………よし、シンジ君、それじゃあこうしよう。一番大事なのはアスカの脱毛処理だ。シンジ君のペットだからね、丁寧にやらないと。アスカに体験させるのは今日はなし。時間が掛かりすぎるからまた改めて来て欲しい」
「うん、そうだね。それでどうするの?」
「…………」
「下準備も含めて三時間、時間をくれないかい、シンジ君。やはりそれくらいの時間が欲しい。これで午前五時」
「うん、それで?」
「…………」
「お昼時の約束という事は昼食はその時間に取るんだろう?シンジ君。だから朝食は七時か八時くらいが望ましい。見学だけだとそんなに時間は掛からない。二時間で駆け足で案内するよ、そうしたら七時だ。一時間で食事を取って八時から外を見てくると良い。散歩するだけなら一時間くらいだと思う」
「うん、そんな感じかな、それで?」
「…………」
「シンジ君だけならともかくレイ達やアスカがいる。だからシンジ君達は屋敷に一度戻らないといけないんだろう?九時に此処を出れば十時に帰れて、準備をすれば十二時の約束に間に合う。どうだい、シンジ君」
「……うん……それじゃそう言う事にしよう。でもそんなに焦る事もないよ、カヲル君。散歩なら別の機会にしても良いし」
「そうかい、シンジ君」
「…………」
「よし、聞いていたねアスカ?それじゃ始めよう!両手を上げて立って、脚を肩幅くらいに開いて。カヲル君に処理する部分を良く見てもらうんだ」
「!!はい…ご主人様」
(…アタシは今からパイパン、もう一生、生えてこない。…惨めで恥ずかしくて……でもアタシ、ゾクゾクしている…興奮して濡れているのが判る……)

アスカは両手をバンザイさせて腰を突き出し、カヲルに見えやすい姿勢を取る

(っ視線を感じる!恥ずかしい!ご主人様以外で始めての男の人!)

「じゃ、シンジ君。確認させてもらうよ。…アスカ、心持ち腰を落として手を頭の上で組んで……そう、そんな感じかな?」

(〜〜〜〜見られている!恥ずかしい格好!マンコとケツ穴の奥まで検査されている!!)

カヲルは脱毛予定部分をじっくりと時間を掛けて観察し触診して肌の状態を確認する。時間を掛けて診察を終わらせたカヲルはアスカの両穴に指を突っ込んで動かしてみたり、出し入れしたり、揉みほぐして刺激を与えたり、息を吹き掛けたりしてアスカの反応を確認する。

(だ、だめっ、疼くっ!変な気分になってきちゃうっ!お、オナニーしたい!)

「ふむ……この肌と毛穴の状態ならなんら問題は無いね。下準備してから脱毛クリーム塗って、電流を流しながら刺激して一時間もすれば奇麗に毛根を除去できるよ。穴についてはまだまだ堅いねぇ、シンジ君。反応については悪くないみたいだけど……シンジ君、迷っているってどういう事だい?それからアスカに一通りペットを見せたいって」

(が、我慢できないっ!かき回したいっ!!)

カヲルはアスカを蹂躙する手を休めないでシンジに質問をする。両穴に執拗な刺激を与え続けられ、乳首を指で弾かれたり、舐めて味を評価されたり、恥ずかしくて、気持ちよくて、官能が燃え上がったアスカは手を下げてオナニーしたいのを必死に我慢していた。

「うん、見ての通りアスカはまだ殆ど使っていない。どうにも特徴が無くてね、方向性が決められないんだ」

(ひぅっ!!クリトリス捏ねないでっ!!)

「特徴が無いってどういう事だい?シンジ君」
「弱いところを重点的に鍛えて、其処を飾ったり改造したりして特徴にしようと思っていたんだ。でも、特に強いところも弱いところも無いんだよ。それで並行して調教したり手を加えていこうと思ったんだ」

(!!い、息吹き掛けられたら感じちゃうぅぅぅ!)

「なるほど……それでいろんなペットを予め見せておこうと?でも感度は悪くないみたいだよ、シンジ君」

(あああんんっッ!!〜〜っと、途中で手を止めないでッ!も、もう少しでイけるのにっ!!)

「それはリツコの猫印使っているからさ、敏感になってもらわないといけないからね」

(!!りょ、両方入れちゃダメぇ!あ、あともう少しっ!〜〜も、もっと深くっ!っズボズボ入れてッ!!)

「ふむ……あれを使っているのかいシンジ君、でもまだ見習いなんだろう?」

(い、イく!も、もう少し!もう少しっ!で、でも、が、我慢しないとっ!!)

「両穴と乳首、クリトリスにおっぱいだけだよカヲル君……って、何だか落ち着かないね」
「!!」
「アスカ、思いっきりオナニーして良いんだよ、許可してあげただろう?もう少し掛かるからその間サカっていて」
「!!!」
「そうだね、電流流すと刺激があるし、動かれたり、それでイってしまわれても困るし」

(が、我慢しなくてもいいっ!?い、イってもいいっ!!!?)

「うん、じゃあカヲル君、アスカから指抜いてあげて、アスカ、始めて良いよ」
「っは、はいっ!ご主人様!アスカ今からオナニーします!!!」
(我慢しなくてもいいっ!ズボズボしてもいいっ!!)

シンジとカヲルはそれから雑談を交えながらアスカの改造計画を語り合い、アスカは自分を激しく慰めながらシンジの話が終わるのを待つ事となった。



◆ ◆ ◆



アスカはカヲルとシンジの会話が終わるまでに三回絶頂に達した。四回目の最中に時間がないからとシンジに止められ、シンジの手により絶頂に送り込まれた。医療室の様に様々器具が置いてある部屋に案内されたアスカはそこで陰毛の永久脱毛処理を受け、今は施設を案内してもらう為に四つん這いでカヲルとシンジの後ろを這い歩いている。

(クリーム塗られて電流で刺激されて……気持ちよかったけどイけなかった……それにアタシ……もうこれで一生パイパン、陰毛が生えてこないんだな……)

「……アスカ、ここに入るとペットがいる。休んでいたり訓練していたり躾を受けていたりと様々だ」
「はい、カヲル様」
「ここにはペットだけではなくその飼い主がいる場合がある、調教師もいるね。ちゃんと挨拶して、命令されたら従うんだよ。もちろんシンジ君が止めたりしたらその命令は絶対だ、シンジ君に従えば良い」
「っ……はい、カヲル様」
「さて行くよ。でもその前にペットが移動する時のルールを言っておこう」
「はい、カヲル様」
(ルール?ルールってなんだろう?)

「基本は這って進む。ただ他のペットの訓練や躾を邪魔しちゃいけないし、誰のペットか判り易くする為に飼い主にリードを着けてもらって移動をするから」
「!はい、カヲル様」
「判ったみたいだね、偉いよアスカ。シンジ君、準備はしているのかい?」

シンジは赤い色の二メートルほどのリードを示しながら「うん、カヲル君。アスカの好きな赤色のを用意してきた」と言いながらアスカの首輪にリードを着ける。

「さ、行こう、アスカ。カヲル君、行こう」
「はい、ご主人様」
「うん、行こう、シンジ君」

(リード!リードを付けられて引き回される!恥ずかしいっ!ア、アタシ惨めだわ!!で、でも興奮しているのよねアタシ!な、なんで?アタシ陰毛を永久脱毛させられて、それでなにを期待しているの!?)

シンジによりリードを取り付けられ、興奮してしまった事に混乱するアスカ。いよいよ施設の内部の見学をする事となる。


五月三十日(日)

午後一時アスカは自宅に向かっている。シンジは車中でアスカがこの十日間どのような生活をしていたのか説明をした。シンジの話が終わった後、車中でアスカにはゲヒルンで見た事を思い起こしていた。

(アタシ……十日ぶりに帰れるんだな……アタシは学校で体調を崩してレイ様達に看病してもらっていた、か。…毎日話して仲良くなって、今ではアタシの部屋まであって、ママに連絡したり、帰るのを嫌がったアタシに、代わりにご主人様が連絡してくれた……ご主人様がそんなアタシを諭して一緒に訪問してくれるって事にするのよね。……それで後は上手くごまかしなさい、別にばれたって構わないから、か。それでご主人様が一緒にいらっしゃる時、アタシは話を合わせるだけで良い。アタシはただ素直にママに謝れば良いって言われたけど……上手く出来るかな?)

施設の内部に入ったアスカはシンジにリードを引っ張られて連れ回された。案内されて先でペット達は奉仕していたり、芸を披露していたり、訓練していたり、躾を受けていたり、檻で休んでいたりしていた。

(…本当にいろんなペットがいた。でもそれよりも……信じられない、信じたくない……)

アスカには特別なペットや家畜とはとても人間とは思えなかった。恥ずかしすぎる芸を披露していたり、全身余すところなく卑猥な図柄や文字の刺青、体中がピアスだらけだったり、焼印された女もいた、全身余すところなく毛の無い女がいた。そして身体の一部が異様に発達していたり、あるいは手足がなかったり。

(歯を抜かれるなんて絶対に嫌って思っていた、今でもそれは変わるはずがないわ。でも……それでも覚悟が甘かったんだ……)

衝撃で声が出ないどころか、あまりにも凄惨だったので目を伏せてしまったペット、いや飼い主らしい人物は“家畜牛ミサト”と呼んでいたからペットではなく家畜なのだろう。有り得ないほどに肥大した乳房、あれでは自分で動けないとアスカは思う。顎まで届く大きな鼻輪をつけて、全身卑猥な図柄と文字の刺青だらけ。木馬に載せられ全身に熱蝋と複数の鞭を受けて「ムサシ様!!!最下等家畜牛ミサトをもっともっと無様にして下さいませッ!!!!」と髪を振り乱しながら泣き叫んでいた。

(アタシも……立派なペットにならないと手や足を切られたりするの?ご主人様に逆らったら家畜牛と呼ばれていたメスの様にされる!?)

アスカは施設内を一通り廻ってゲヒルンの一端を知った。今はカヲルとシンジがアスカの今後を相談しているのを聞いている。

「……アスカ、どうだった?少しはこの施設の事が判ったかい?」
「……はい、ご主人様」
「うん、それでアスカはどうなりたいのかい? アスカにはシンジ君への忠誠を感じる事が出来る、立派なペットには必要不可欠な心だよ。そう、そんなアスカは好意に値するよ。……好きって事さ。だから教えてくれたら希望に沿う様にしてあげるよ」
「!??い、いえ、カヲル様!まだ考えが纏まっておりません!お許し下さい!」
「……そうかい、考えておくようにするんだよアスカ」
「は、はい、カヲル様」
「……さて、シンジ君、申し訳ないけどやはり時間が足りなかったよ、もう八時半だ。これから外に出たら中途半端になってしまう。外の施設を見る時間はあるかい?」
「いや、気にする事はないよ、カヲル君」
「そうかい、シンジ君。また来てくれると嬉しいね」
「…………」
(これからアタシはご主人様のお家に戻ってそれからいよいよママに会う。…ばれない様にしないといけない、でないとアタシ…)

アスカはゲヒルンで見たペットから自分の行く末を想像してしまっていた。そしてもしもシンジに迷惑を掛けたとされたらキョウコやヒカリもああなるかもしれないと想像する。ゲヒルンで脱毛処理を受けたアスカはどうしたってシンジに従うしかないと改めて誓い、キョウコに会う下準備をする為に屋敷に戻った。


「アスカ、これからアスカを徹底的に磨いてあげる。それが終わったら衣装はここに来る時に来ていた服を着るんだ。それから宿題とお土産があるから忘れない様に今から言っておくよ」
「!?ご主人様、宿題とお土産とはなんですか?」
「それは開けてのお楽しみだよアスカ。指示書と一緒に入っているから」
「……はい、ご主人様」
(宿題とお土産って何なんだろう。……ゲヒルンに行ってはっきり判ったわ。アタシ……もう、戻れるはず、ない…………ペットが芸をしていたり訓練しているのを見て…もの凄く吃驚したけどアタシは確かに興奮してた、アタシもやらなきゃいけないんだって思った。…他の飼い主様に挨拶をして、それからお手とか、チンチンとかして褒められて、もの凄く恥ずかしかくて惨めで悔しくて……だけどアタシは興奮していた)

アスカは緩く振動続けたり、時折大きくうねったりするバイブレーターに手を当てた。今アスカはキョウコに会う為にシンジ達とリムジンの車中にいる。着ているのは最初に着ていたイエローのドレス、下着類も最初に着けていた下着。ただしバイブレーターをヴァギナとアナルに入れているのでショーツは盛り上がって膨らんでいる。

(出歩くのにバイブをマンコとケツ穴に入れるなんて普通じゃないのに、惨めなのに、恥ずかしくて堪らないのに……でもアタシ興奮しているし気持ち良いと思っている。もう一生パイパンだしご主人様に飼われるしかない、戻れるはずがないわ。でも、ママやヒカリに迷惑掛ける訳には絶対にいかない。どうしたらいいんだろう?)

アスカには答えが出なかった。現状を受け入れる決意はした。シンジに飼育してもらう、それは良い。どれだけ受け入れられるか判らないけど、シンジ好みの身体にだってなろうと思う。一杯練習してご奉仕が出来るようになって、芸だって覚えようと思う。
でも、それは自分だけの事にしないといけない。シンジはやるといったらやる事をゲヒルンで思い知らされた。キョウコやヒカリを巻き込まない為にはどうするべきか、アスカには判らなかった。

「…さあ、アスカ、着いたよ」
「!?はい、ご主人様」

思い悩むアスカを乗せて車は止まる。キョウコに案内された惣流家の座敷には料理が所狭しと並べられていた。シンジ達をもてなす為、久しぶりに会ったアスカの為に準備された料理だ。皆が席に着いたのを確認してキョウコが話し始めた。

「シンジさん、本当にご迷惑掛けて申し訳ありません。アスカが我侭を言った所為で十日も泊めて頂いたなんて……本当にお詫びのしようもありませんけどゆっくりして食べていって下さい。それからアスカがどんなご迷惑をお掛けしていたか聞かせて頂けるとありがたいのですが……」
「いえ、とんでもないですよ、キョウコさん。迷惑なんて全然ありません。レイ達とも仲良くなったみたいだし、話し相手になってくれているみたいでこれからもお願いしたいです」
「本当にアスカは……アスカ、お礼はちゃんと言ったの?」
「う、うん、ちゃんと言ったわママ」
(ごめんなさいママ、もうアタシ駄目だと思うの、ペットで良いって思っているの)

「……そう、それじゃそれで良いわ。後でママにも聞かせて頂戴ね?」
「う、うん、ごめんなさい、ママ」
(……どうしても股間が気になっちゃう。ママ、不振に思わないかな、気付かれたらどうしよう?気を付けないと……)

「それじゃあシンジさん、レイさん、マナさん、マユミさん、何もありませんけど食べていって下さい。アスカも食べて良いわよ、アスカの好きなハンバーグもあるから」
「……美味しそうだわ」
「いただきまーす」
「キョウコさん、どれも美味しそうです。どうやって作るんですか?」
「う、うんママ。それじゃ食べるね?美味しそう!」
「キョウコさん、頂きます」

(本当に美味しそう。ケーキは一度食べたけど普通の食事は……十日振り、か)

豪華な食事を囲み昼食会が始まった。アスカにとって十日振りとなる、しかも豪華な食事。しかし今のアスカにはその事を喜ぶよりも、キョウコやヒカリを巻き込ませない為には如何すれば良いかで頭が一杯だった。


五月三十日(日)

午後八時、シンジ達が去り、キョウコによって叱られた後にアスカはベッドに転がって考えていた。

「アスカ、シンジさんはああ仰っていたけど本当はどうなの?」
「う、うん、本当よ、ママ……その……赤木理事長を紹介してあげるって、い、言われて、シンジ達と一緒に行ったの」
「…………」
「そ、それでね、その、あの、た、倒れちゃったんだけど赤木理事長に看病してもらって仲良くなったの!そ、それでね、これからも何時でも来て良いって言われちゃった!凄いでしょママ!」
「…………」
「レイ達が心配してくれて、一緒に帰ろうって言ってくれて、その、アタシ嬉しくて、シンジの家に行ったの!」
「…………」
「凄いんだから、シンジの家!レイ達の部屋も凄かった!それでレイ達と話しているうちに仲良くなって色々教えてくれて、帰りたくなくなって、えと、何日も帰らなかったし怒られると思って!そ、そうだ!食事も美味しかったし!」
「…………」
「そ、それでね、ずるずるとこうなっちゃたって言うか、その、ご、ごめんなさいママ!」
「…………服とか下着の替えはどうしたのアスカ」
「!!……服とか着替えは借りたの!いっぱいあるからって!」
「教科書とか参考書は?」
「!み、見せてもらったり友達から借りたわ」
「先週末遊びに行ったって確か言ってたわよね?何処に行ったの?」
「!それは……レイが言って連れて行ってくれたの!食事とかショッピングとか」
「お金は?」
「レイ達から借りたわ!で、でも心配する必要が無いって!」
「金額は?」
「!…い、いくらだったかな?でも自分のお金も使ったしそんなでもないと思う!」
「…………アスカ」
「な、何、ママ」
「それで私が納得すると思う?それにどうしてそんなにしどろもどろなの?」
「そ、それは怒られているから怖くて……ご、ごめんなさいママ!」
「…………またシンジさんやレイさんのところに行くつもりなの」
「!!!…………ごめんなさい、ママ、また行きたい……」
「アスカ!!」
「ご、ごめんなさい!!」
「…………まあ、良いわ、とりあえずそう言う事にしておきましょう、とりあえずよアスカ。伺うのも許してあげる。けど、連絡はするようにしなさい」
「!!あ、ありがとうママ!!!」
「じゃ、もう部屋に戻って良いわよ、アスカ。お風呂に入って休むと良いわ」
「う、うん、ありがとうママ、ごめんなさい、今日はもう休むね」

(ご飯……本当に美味しかった……ハンバーグも美味しかったしジュースも美味しかった。好きなだけ何でも食べれたし普通の食器を使えた、椅子にも座れたしテレビだって見れた。……今、アタシ、ホント惨めよね……)

おそらくだが、シンジは普通の生活とペットの生活をさせる事で、アスカがペットである事を判らせたいのだと思った。これは骨身に沁みて理解できた。それから普通の動物をペットとしたらどうするのか?それは飼い主に癒しを与えたり、遊んだりして楽しむのだから、シンジはアスカで遊んで楽しんでいるのかもしれないと思った。でも癒しではないと思う。惨めなのにゾクゾクして疼いている身体に泣きたい気分を堪えて、アスカは“宿題”“お土産”として渡されたバッグを見た。
今の時間は午後八時、先週までのアスカなら学校からの宿題や予習、復習。あるいはテレビやネット、音楽なんかを聴いているかお風呂でも入っている。しかし今のアスカはシンジからの指示に従わなくてはならない。でないとアスカはともかくキョウコやヒカリにも類が及んでしまう可能性が高い。アスカはシンジのペットとなる事を覚悟したがそれだけは避けたい。

覚悟を決めてアスカはバッグを開けてみた。シンジとレイがキョウコが話をしている時、マナとマユミがアスカの私室に持ち込んだ大きなバックだ。バッグの中には様々な化粧品、化粧道具、各種錠剤、塗り薬、薬剤のアンプル、注射器など、それからローション、ギャグ、縄、浣腸具、各種張り型に用途の判らない道具、特別な物を含めた下着類、制服などの衣装、乾電池や充電器、ビデオカメラなどが入っていた。
一つ一つ何が入っているか確認していたアスカだが、「アスカへ」と書かれたシンジからの指示書を見つけたので読んでみる。

『アスカ、とりあえず必要なものを入れておく。化粧品や手入れの道具を入れておいたからいつも奇麗にしているようにするんだよ。薬剤に関しても別紙で指示する通りに服用し、塗り薬に注射も同様にするんだ。日課をする時や塗り薬を塗る時、それから注射する時なんかはビデオカメラに映す様にして。登校したらリツコ、あるいは僕かレイかマナにデータを提出する事。書面についてはしっかりと聞えるようにね、ただし大声でなくとも構わない。それから毎日一回は必ず排便し、出来ない時には自分で浣腸して排泄するんだよ。でないと身体に悪いからね。書面を読む時や報告する内容がある時はビデオカメラに映す事、しっかりと聞こえる様に。ただし大声でなくても構わない。
部屋の中では寝る時以外は常に首輪を装着するよう事、可能ならば全裸でいる事。部屋に鍵はついているよね。それと両穴に排泄と入浴、寝る時以外では今日入れていたやつを常に入れておくように。リツコからも指示があったら入れ替える。それでいつも締めるように意識するんだよ、でないとガバガバになっちゃうから。
衣装の指示は毎日連絡する、とりあえず明日はアスカの好きなのを選んでよいよ。でも下着とかはセットになっているから間違えない様にね、次の日に回収するから持って来て。そして色んな道具が入っているだろう。これも別紙に使い方が書いてあるから参考にして暇を見つけて練習しておいてね。じゃあアスカ、頑張って』

(…………ビデオカメラの使い方覚えて、トイレに行って、それからお風呂入って……それからもう一度確認する事にしよう……)

どの様な順番で指示をこなせば良いか考える為、アスカはとりあえずと浴室に向かった。


五月三十一日(月)

起床したアスカは日課を始める。ビデオカメラをセットするとカメラに向かって朝の挨拶をし、家畜契約書を読み上げてからカメラに見せ付けるように自分を激しく慰める。日課を終わらせたアスカはトイレに行って小便をし、舌で舐めて後始末してからいきんだ。

(糞は出たけど……どうしよう?)

考えたアスカは便器の縁で汚れた左手を拭い、肛門付近を手で拭いて舐めてみた。

(…にがい……惨めだわ……でも慣れないと……ご主人様の前で躊躇はできない……)

それから朝のシャワーを浴びて身体を洗い、髪をセットしなおして自室に戻る。身体の各所に薬を塗って指定通り錠剤を飲む。カメラをセットして、ヴァギナとアナル、それから乳首とクリトリスに軟膏を擦り込む。バイブレーターを入れて、以前に着ていた制服に着替えた。顔を上気させ、尻をむずむずとさせて落ち着きはないが調教前のアスカが完成する。それで道具を片付けてから食事をして歯を磨いて、自室に戻ろうとした立ち上がったアスカだがキョウコに話し掛けられた。

「アスカ、ちょっと待って。この携帯電話とカードを持っていて欲しいの」
「…………」
「実はね、ママ仕事でトラブルが出来たの。それで忙しくてこれから殆ど泊り掛けになると思うし、帰れても時間が不規則になると思う」
「……うん、ママ」
「アスカもね、シンジさんやレイさんのところに行くのも良いけど連絡を入れるようにして欲しいの」
「…うん、ママ、判った」
「昨日もね、アスカにお話しなくてはいけないから無理してお休み取ったのよ」
「……うん、ママ、ごめんなさい」
「食事の用意とかも出来なくなると思うし、食費として毎月一日に十万円振り込むようにするわ。そこにはもう十万円振り込んである、暗証番号は○○○○で銀行は外資のゼ―レ。残ったらお小遣いにしていいから、それでレイさんから借りたお金返しておいて」
「……うん、ママ、判ったわ」
「悪いわね、アスカ、だから食事の準備とか自分でして欲しいの。明日から大丈夫よね?」
「うん、ママ」
「じゃ、アスカ、準備が出来たら登校なさい、私はもう行くから後はよろしくね?連絡だけはするようにね、お願いよ!」
「……うん、判ったわママ、行ってらっしゃい」

キョウコが出て行った後にアスカは考えた。

(……ママがいなくなる……これでご主人様に呼び出されても大丈夫になる……ママを巻き込まないで済むように出来るわ、でもアタシはここで寝る事ができるのかしら?)

アスカはキョウコがいなくなるのを寂しいと思った。しかし不審に思われる機会も少なくなるし、キョウコを巻き込まなくて済むようになれたと思って安心もした。

(……考えても結果は変わらない、全てはご主人様の意向で決まる事だわ)

そう考え、いつも登校していた時間になると家を出た。アスカは実に十日振りに自宅から登校する。



◆ ◆ ◆



(〜〜〜〜み、みんなアタシを見ている気がする!マンコとケツ穴のバイブ、そ、そんなに強く動かないけどそんなの関係ないわ!ち、乳首に貼り付けたローターも凄すぎるッ!!ど、どうしても意識しちゃうしガニ股気味になっちゃう!!おっぱい触りたくて堪んないのッ!!つ、常に発情ってこういう事なんですか!?ご主人様!!!)

息を荒くし、時々休みながら道を歩く。どうしても意識してしまうと興奮してしまい、アスカは顔を上気させて登校する事になってクラスメイトから不振がられてしまう。

「アスカ、身体はもう大丈夫なの?なんだか顔が紅いけど……調子が悪いんだったら無理する事ないのよ」
「う、うん、ごめんねヒカリ、大丈夫だから……」
(話していても上の空気味になっちゃうわね、気を付けないと………それでヒカリには申し訳ないけど少し距離を取る事にする、ヒカリは巻き込めない……)

ヒカリを巻き込まない為に距離を取ると決意したアスカだが、乳首とヴァギナ、アナルの刺激に悶々としながら午前中の終わらせるとシンジと共に理事長室へと向かった。

「……するとキョウコさんはこれから帰宅が不規則になるし、帰宅も出来なることが多い。僕の家に来る事も泊まるも事出来る様になる。ただし連絡だけはする様に携帯電話と生活費を渡された。そういう事だねアスカ」
「はい、その通りですご主人様。ママに連絡して了解をもらえればですが」
「ふーむ、これはまた計画を修正かな?アスカ、今日はそのまま帰るんだ。とりあえずアスカの衣装を少し運ぼう、明日から衣替えでもあるしね」
「判りました、ご主人様」
「アスカはこれから毎日昼食を取りにここに来る。リツコがいる時はリツコの指示に従い、いない時は自習にしよう」
「判りました、ご主人様」
「じゃ、始めよう。アスカ、取ってきて」
「はい、ご主人様」

アスカはシンジの小便雑炊を食べる。マユミに確認したアスカだが、特別な指示がなければやはり歯を磨く事はないと言う。

(……そうじゃないかと思っていたわ。……アタシ…ご主人様の小便の匂いをさせながらリツコ様の調教を受けるのよね……)

シンジが去るとリツコによる調教となる。だが今日のリツコはこれまでと違った。リツコはまず報告を聞き、治療や目的に沿った準備をしてから「さあ始めるわよアスカ」と調教を始めるのだが、今日のリツコはアスカへの謝罪から始めた。

「アスカ、先週は悪かったわね……シンジ様からお叱りを受けたわ」
「…………」
「私ね、シンジ様から褒められようと思うあまりについつい力が入り過ぎる事があるの、悪い癖だわ、気を付けないと……」
「……はい、リツコ様」
「でもね、そうは思ってはいても不出来なメスを見ると躾に力が入ってしまうの!この感情はロジックではないわ!!」
「……はい、リツコ様」
「アスカも気を付けるのよ、でないと捨てられたり売り払われたりするかもしれない。そうならないように厳しく躾けてあげるから頑張りなさい」
「!!!……はい、リツコ様!」
(す、捨てられたり売り払われたりするなんて嫌!)

「…うん、頑張りなさい。……それじゃあ今日からは本格的な調教よ、早く立派なペットとなれる様にならないとね。…始めるわよアスカ」
「はい、リツコ様!」
(…捨てられたり売られたりしたらゲヒルンに行かされる!?嫌よ!アタシはもうご主人様から離れらんない!っ頑張らないといけないわ!!)

リツコにの謝罪を受け入れたアスカは会話の最後にシンジより捨てられる可能性を指摘されて気合を入れ直し、本格的な調教を頑張る事を決意した。もしも頑張らないとゲヒルンに行かされ、シンジに捨てられる事はもはやアスカには耐えられない事なのだから。


アスカは理事長室やこのフロアの説明を受け、様々な道具の使い方を実演を交えて教えられた。授業が終わるとシンジ達がやって来て訓練が終了。アスカは自宅に戻るとアスカはキョウコに連絡をした。キョウコには連絡する事を条件にシンジの家に行っても良いと言われたのだから、その約束を破るのは拙い。

「あ、ママ、今日は帰ってこれるの?」
「ごめんね、アスカ、今日は帰れそうにないの、買い物して何か作るか食べに行ってくれるかしら?」
「判ったわ、ママ」
「じゃ、お願いね、こんな風に連絡してね?」
「……判ったわ、ママ」
(これでママへの連絡が終わった……)

夕刻になり、シンジがアスカの自宅へとやってくる、衣装類を運ぶ為だ。

「アスカ、これが衣装だ、どれでも好きなの選んで良いよ、ただし下着はセットだし毎日違うものにするんだよ」
「はい、ご主人様」
「アスカ、これが夏服だ。キョウコさんがいない時に毎日届けて回収するようにする」
「!!!」
「着替えたものはこのバックに入れておいて。キョウコさんがいる時に備えて下着類は少しおいて置くからそれは自分で管理して。その日使った下着は回収するから次の日に持ってくる事、判っているねアスカ」
「……はい、ご主人様」
「じゃ、僕はもう行く。頑張ってねアスカ、また明日」
「はい、ご主人様」
(……夏服……それに少し見えたけど普通じゃない下着よね?何処に隠そう……)

考えたアスカはシンジが出て行った後に一週間分だと渡された下着類の入ったバックをアスカは衣装箪笥に隠した。とても一週間分とは思えなかったがシンジによれば「選ぶ楽しさをアスカに教えたい」と言う。練習と日課を済ませるとアスカは就寝した。







10

六月一日(火)

シンジより渡された夏服とは冬服にあるブレザーの上着が無くなり、短かったスカートもさらに短くなったものだった。アスカの持つ下着とは鮮やかな色合いだったり生地が薄かったりするのが多い。その為上着が無くなるとブラジャーの色や形が透けてしまう事になり、生地が薄いと乳首が浮き上がって見えてしまいかねない。
動くと直ぐに臍が見えてしまいそうな白のブラウスタイプの制服に学年を表す薄い赤のスカーフ。膝上10センチほどで薄い蒼のミニスカート。これにアスカの勝負色である上下セットのショーツとブラジャーにガーターベルト。原色系故に色が透けて布地の少ない大胆なデザインが解る。
アスカの着ける事になるガーターベルトとは腰骨の周りに巻くベルトタイプ。腿に輪になったベルトへ吊り下げている。その為に動くと腰骨のベルトや腿の輪が見えてしまう危険性も孕んでいる。アスカはそんな夏服で学校に登校していた。

(夏服か…………これって少しでも屈んだり運動したりすると背中やお臍が見えちゃうわよね……恥ずかしすぎるし……こんな格好で登校するなんて惨めだわ)

「ど、どうしたのアスカ!その格好!!」
「……う、うん、夏だし大胆に行こうと思って!似合っているでしょ!ヒカリ、今時これくらい当たり前よ!」
「ア、アスカ、あ、当たり前って…………」
「……う、うん、格好良いでしょヒカリ!」
(〜〜〜〜恥ずかしすぎるっ!死んじゃいたい!で、でもバイブ入れてる穴が疼くっ!)

「お、おいトウジ!惣流見てみろよ!凄いぜ!凄過ぎるよ!!」
(凄過ぎるよ!!これは大反響間違い無しだよ!!)
「…………」

登校中、アスカを見た人は一様に吃驚して動きを止めた。玄関への道のりでもアスカを見た生徒達は動きを止め、アスカが去るとざわめく。授業中でさえもクラスメイト達はアスカをちらちらと見てきた。俯いて視線を合わせない事で耐えるアスカだが、休み時間になるとレイ達が「顔を上げて胸を張る様に」と注意してくる。昼食時になると逃げる様にしてアスカはリツコの所に向かった。

「…アスカ、夏服見させてもらったわ、似合っているわよアスカ。ペットはそうやってシンジ様の目を楽しませないとね」
「……はい、リツコ様」
「アスカ、シンジ様は今日いらっしゃらないわ。代わりにご指示を頂いているの。マンコとケツ穴を重点的に鍛える様にって。拡張が済むまでは締まりが悪くならない様に、形が崩れない様にしながらも徹底的にやるわよ」
「……はい、リツコ様」

流石に目立つ為に乳首へのローターは外されたが、実際に着て行動するとアスカが考えていた以上に夏服は恥ずかしかった。これからアスカはこの制服を基準に更に丈を詰めたり、下着類を大胆にしたりしていく事になる。


六月二日(水)

「そ、惣流、学生が黒の下着って何を考えているんだ?その、す、透けているぞ。もっとおとなしいのにしろ!それと……た、体操服とブルマは……その、だ、そんなサイズしかないのか、も、もっと大きいのはないのか?」
「……はい青葉先生、これしかありません……」
(み、見られていると思うと落ち着かないわ!オナニーしたいっ!)
「そ、そうか……」

学校で推奨されて女子生徒が着ている体操服とは白のシャツに濃紺のブルマ、短パンもあるので殆どの女生徒は短パンの方を使用している。これに学年の色である蒼を基調としたジャージもあるが季節は夏。アスカの場合は半袖の白い体操服に濃紺のブルマ、ただしサイズの合わない大きさで身体に張り付きブラジャーが透ける。ブルマの方もサイズが小さいので身体に張り付き、お尻も隠れきれていない。大きく運動すれば食い込んでしまっていた。

(〜〜〜〜恥ずかしすぎるわコレっ!直ぐに食い込んでしまう!ケツ穴はプラグだしマンコもローターにして頂いたけど!っでもそれでも運動なんて無理よ!!)


六月三日(木)

「アスカ、シンジ様のチンポはご立派でしょう!シンジ様に求められてね、私とナオコ様とでご立派なのを更にご立派にさせていただの!!だからアスカ、早く拡張を終わらせないとね!」
「は、はい、リツコ様。今日もよろしくお願い致します」
(そ、そっか、リツコ様とナオコ様の手でご立派なのを更にご立派にしたんだ。……確かにもの凄く長くて太くて、それで瘤があって、エラが張っていてご立派だったわよね…………でも早くご奉仕は出来る様に、そして使って頂ける様になんないと厳しく躾けられたり改造されたりする…頑張らないと)


六月四日(金)

「そ、惣流、今日は、紫か…………」
「……はい、そうです青葉先生……」
(今アタシ見られてるっ!恥ずかしいっ!で、でも、見られていると思うとむずむずしてオナニーしたくなって堪んない!!)

夏服でアスカが登校する様になって五日目、今ではアスカに話しかけてくるのはクラスでシンジ達とヒカリだけとなっていた。クラスメイト達は時折アスカを見やって小声で囁きあうだけで、もう一定の距離を保って近づいてこない。アスカはそんな自分に「アスカ、今日は一緒にお昼食べない?」「アスカ、体調が悪そうだけど大丈夫?無理しなくても良いんだよ」「アスカって漢字が苦手なんだよね?判らない漢字とかある?」等と話し掛けてくるヒカリが、このままでは孤立してしまうのではないか、シンジの目に留まってしまうのではないか、そう思って不安でならない。

教師達もこれまでアスカを見て吃驚し注意をしてきたが、今ではもう何も言ってこない。だが体育では二回目でもあり、アスカは再度の注意を受ける事となっていた。何しろ小さすぎる体操服にブルマ。身体に張り付いて下着のラインが丸分かりだし、ブルマも小さいからお尻が隠れきっていない。だがこの分ではもう何も言ってこなくなりそうだとアスカは思った。他の教師達はそうだった、今では授業中でも声を掛ける事はない。

着替える時は恥ずかしくてどうしようもなかった。今アスカの所有する下着は鮮やかな色合いで布地が小さく、それでいて穴あきや前開き、メッシュだったり、シースルーだったり、レースで飾り付けていたり、サイドで結ぶタイプのショーツやバタフライ等。素材も普通のコットンやナイロン、シルクからゴムや革製にエナメル等々。デザインだって様々で、夏服では使えないベビードールやビスチェ、サスペンダーショーツ、トップレスに胸の谷間を強調するヌーブラ、紐だけや褌まで。セクシーすぎるものから衣装としか呼べないものが殆どを占める。

(っ〜〜〜〜殆どTバックだしプラグが見えたりなんてしていないわよね!?そ、それに振動音が聞こえてなんかいないわよね!?)

正面を見せるとパイパンがばれたり、ローターから伸びるコードを見られたりするから背を向けて着替えるのだが、そうすると当然お尻は隠れない。ガーターベルトを外す必要がある時も多いから着替えに時間が掛かるし、大きく屈む必要があったのでどうしてもお尻を突き出す事となってしまう。クラスの女子はそんなアスカを目に入れない様にしているが、ヒカリだけは心配そうに時折アスカを見る。

(っ〜〜〜〜見られているわ!ヒカリが心配そうに見る視線を感じるっ!どうしても意識してしまう!!恥ずかしいッ!で、でも興奮しちゃう!!)

アスカは自分の所有する下着類、特にショーツが惨めで、恥ずかしくて堪らないのだが興奮してどうしようもなく、リツコのところに早く行って思い切りオナニーしたいと思った。


六月五日(土)

アスカはシンジがやって来ると「ご主人様、おはようございます、今日はどの様に調教して頂けますか」と平伏して挨拶した。前日にリツコより指示を受けたアスカは迎えに来た車に乗ってシンジの家に向かっていた。アスカは着いたその足でそのままメイドにより監禁部屋に案内されている。下準備として軽くシャワーを浴びて身体を洗い、歯を磨いてシンジを待っていた。

「良く来たねアスカ、リツコから頑張っているって聞いたよ」
「はい、ご主人様、ありがとうございます。」
「今日はその成果を見せてもらうよ、そこのベッドに上がって」
「はい、ご主人様」

アスカはシンジが指差したベッドに向かった。今日のアスカは訓練成果の報告をしなさいとリツコに指示されている。シンジの「じゃアスカの頑張りを見させてもらおうかな、始めて良いよ」との言葉にアスカは「はい、ご主人様、失礼致します」と言ってシンジの服を脱がせ、リツコに教えられた「アスカ、シンジ様のチンポを取り出すときは手を使わずに口を使うのよ」との言葉に従い手を使わずに口を使ってズボンのジッパーを下げ、丁寧を心掛けてブリーフを咥えて下ろし、取り出したペニスの亀頭へアスカはまずキスをした。

(ご奉仕の手順は幾つもあるって教えられた。基本を押えながら変化させるようにって。ご主人様の反応を確かめながらチンポを取り出す時は口を使う、その次は…尿道口よね)

亀頭に軽くキスをしてから鈴口を舌でほじくり、裏筋をレロレロと舐める。カリの下に溜まっている恥垢をねぶって食べ、なるべく音が出るようによだれを落として棹を扱いて舐めていく。シンジの反応を見ながら棹から袋へと唇を下ろして行き、泡立ったシンジの先走りとアスカの唾液を啜って、また舐めなおす。掴みきれないシンジの棹を左手で上下動させてさすりながら袋を口に頬張って上目ずかいにシンジの反応を確認してみた。

「アスカ、上手になってきたね、その調子だよ」
「!!!」
(大丈夫!間違っていない!この調子で進めれば良いんだ!)

シンジの反応を見てこの調子で続ければ良いと判ったアスカは袋を口に含んだまま舌を使い、手で擦るのを続けた。袋から口を離して横咥えにし、ハーモニカを吹くようにしてシンジの反応を目で確認しながらアスカは舐め回す。

(やっぱり大きい!口に入りきんない!瘤があるし舌が引っかかっちゃう!!)

反対側も同じ様にキスをして、ぺろぺろと亀頭を中心にソフトクリームを舐める様にし、それからシンジの後ろ側に周り、両手を使ってシンジの尻肉を開き、肛門にキスをしてから一度アスカは動きを止める。

(……リツコ様は仰っていた。ご主人様のケツ穴に舌を思い切り突っ込んでご奉仕しなさいって。ご主人様の反応をご奉仕しながら常に確かめなさいって。…っいくわよっアスカ!!)

肛門への奉仕は始めてだったので躊躇してしまう。だが気合を入れなおし、覚悟を決めるとアスカは頭ごと舌を突き入れていった。



◆ ◆ ◆



「アスカ、どう?気持ちいい」
「は、はいッ、き、きもちいいですぅぅぅッ!ケ、ゲツ穴すごいぃぃぃぃッッ!!!」
「アスカはケツ穴の良さが判ったみたいだね、どう?イきたいかいアスカ」
「!!?」
(まだ痛いっ!で、でもアタシ気持ち良いッ!!だ、だからイぎたい!ご主人様すごい!!イかせてくれるっ!!?)

「は、はいぃぃぃぃいぃ!!!アズカ、いぃ、イぎたいですッッごしゅじんざまぁッ!!!」
「よし、じゃあイかせてあげる。今度は僕が出すと同時にイくんだ、出来るかい?アスカ」
「は、はいぃいぃぃぃぃッ!ア、アズカぁッ!!い、イぎますぅぅっっ!!いかせてくださいッ!ご主人さまッッッ!!!あぁぁぁあぁっぅ、お、おぅおねがいじますぅッ!!!」

シンジはアスカのフェラチオに合格点を与え、強引に口に突き込れて口内射精した後に飲み込ませ、後始末をさせてから褒めた。それからシンジはアスカに様々な衣装に下着類を着させてストリップやポールを使った自慰等の魅せる技術、身体を使ったマットプレイや、いわゆるスケベ椅子等の奉仕の技術、体面座位や騎乗位等の勉強の成果を披露させ、今のアスカは何度目かの絶頂を迎えるところだ。

(!?イかせてくれる!イきたいッ!!ゲツ穴いいぃぃ!!い、いたいのにそれがすごいっ!!ご、ごしゅじんざますごすぎるッッッ!!オ、オナニーなんてひかくになんないッッ!!!!)

シンジはアスカが成長している事に満足していた。

(おしゃぶりもこれなら十分使える。おっぱいの感度も悪くない。マンコにケツ穴、どちらでもイけるようになった。今は徹底的にほぐさないと厳しいが、このままリツコにまかせればフィスト出来るまで広がるのに時間は掛からないだろう)

シンジはアスカに「じぁあアスカ、いくよ」と宣言すると大きく動き始める。打ち込み、尻肉を激しく叩き、また動く。大きなストロークで腰を動かして行き、ヴァギナにも指を入れてかき回し、クリトリスにも手を添えて刺激を与える。アスカの反応を確認しながらシンジは言った。

「アスカ、最後に大きく打ち込んで出す、その時にアスカもイくんだ!」
「!は、はいぃぃ!ごしゅじんさまっッ!!!」

シンジは予備動作として大きなスライドで何回か腰を振り、一際大きく腰を引いてから一気にアスカに突き込む。

(イ、イぐッ!ご、ご主人様のチンポッ!と、とまったッっ!!く、くるッッッ!!!!!)

シンジが一際大きくアスカを突き、腸内に射精すると同時にアスカも絶頂に追い込まれる。

(す、すごっ!イ、イぐぅぅぅぅぅぅ!!!)

腸内にシンジの熱い精液を感じたアスカは上り詰め、そのまま失神した。


シンジが「アスカ、起きて」とアスカの身体を揺り動かす、それでアスカは「!?は、はいっ!ご主人様!申し訳ありません!」と目を覚ました。アスカを起こしたシンジは微笑んでいる。

「アスカ、気持ち良かったみたいだね。アスカはマンコでもケツ穴でもイける様になった。
奉仕も魅せる技術も今の段階としては十分だ、頑張ったみたいだね、アスカ」
「は、はい、ご主人様、有難うございます!」
(…そうか…アタシまた気絶しちゃったんだ…頑張ったって言われてアタシ嬉しい……)

「さ、アスカ、後始末して。それからせっかくだから身体をもう一度洗って貰おう。それが終わったらゲヒルンに行くよ」
「!?はい、ご主人様」

シンジはアスカに後始末して、シンジに身体を使った奉仕をしてから準備をする様に促す。

(アタシ……ゲヒルンに行くんだ……人間改造研究所とも言われる色んなペットがいるところ……アタシをどうす…!?ご主人様、外の施設を案内してくれる?それとも……やっぱりアタシをご主人様好みに手を加えるのかな?)

悪い予感を覚えながらもアスカには拒否する事はできない。考えても判る訳はない、全てはご主人様であるシンジの意思一つなんだからとアスカは思う。

(そうだ、ママに連絡入れないと……)

アスカはキョウコにシンジの邸宅に泊まらせてもらいたいと連絡する為に携帯電話を取りに行く。キョウコに「ママ、今日は帰らない、レイ達と一緒に勉強もしたいし、もっと話していたいから泊まりたいの」と連絡を済ませ、泊まる許可を貰ったアスカは準備を終わらせるとゲヒルンに向かった。


「シンジ君、良く来てくれたね!待っていたよ!」
「カヲル君、またお世話になるよ」
「カヲル君、以前言っていた事を覚えているかい?アスカにはどうにも特徴がなくてどんなペットにするか困っているって」
「ああ、覚えているよ、シンジ君」
「…………」
(…特徴がないか……アタシ…どんなペットになるのかな……)

「アスカに本格的な調教を始めたんだけどね、一つ気付いた事がある。アスカは露出で興奮するんだ、恥ずかしいのが堪らないみたいだね」
「…………」
(アタシ……確かに見られると興奮する……恥ずかしいのに、惨めなのに……見られていると思うと興奮して、入れてるバイブをズボズボしたくて堪らなくなる。乳首が疼いて衣装を脱ぎたくなってしまう…)

「そうかい、シンジ君それで?」
「だからアスカの感度を高めたいと思ったんだよ、カヲル君。見られるかもしれない、見られてしまったら恥ずかしくて堪らない、まずはそんな身体にしようと思ってね、クリトリスを剥いて欲しい」
「!!」
「うん、それは悪くないね、シンジ君、他には無いのかい?」
「そうだね…………じゃあ剥いて切り取った後に大きくしよう」
「!!!」
アタシ、クリトリスをおっきくされる?マナ様みたいに!?)

「それだけで良いのかい?シンジ君」
「!?」
「う〜ん、じゃあ、せっかくだから固定させるリングをつけるよ、カヲル君」
「…………」
(リ、リング付け、られる…………)

「判ったよ、シンジ君、じゃあそうしよう、でもおっぱいは良いのかい?」
「!!?」
「おっぱいかい?それはまだ考えていなかったなカヲル君。そうだね…う〜ん………いや、それは良いよカヲル君。もうちょっと方針固めてからにするから」
「…………」
「そうかい、じゃあそうしよう、僕が施術するからね、シンジ君」
「ありがとうカヲル君。じゃあ、アスカ、そう言う事だから」
「…………はい、ご主人様」
(…これでもう本当に返れないわねアタシ…覚悟は出来ていたと思っていたんだけど…)

アスカはクリトリス包皮の除去手術と、腹部より抽出したアスカ自身の脂肪注入の施術を行われ、さらにクリトリスにリングを付けられる事となった。


「…アスカ、今日と明日の月曜日はオナニー禁止だ、クリトリスに触っちゃいけないよ。お風呂も二日間入っちゃいけない。月曜日はマンコにもケツ穴にもバイブを入れなくても良いから」
「は、はいぃぃ!!ご、ご主人様ぁ、わ、判りましたぁッ!!!」
(か、風が当たるだけで電気が走ったみたいぃぃ!!こ、こんなんでパンツなんて穿けるのぉッッッ!!???)
「結局今日も外を案内出来なかったね、ままならないもんだよね、アスカ」
「は、はひいっ、ご主人様ッッッ!!!」

アスカは許可されて支えられながら立ったのだがまともに歩く事が出来ず、手を使って風が当たらない様に注意し、それでも我慢出来なかったので途中途中で休まざるをえず、腰を突き出したり引いたりしながらガニ股で歩くしかなかった。

(む、無理よ、こんなのっ!パンツなんて無理っ!な、なれたら少しはマシになる!?で、でも今は無理っっ!!!)

アスカが立ち止まる度にシンジはアスカの尻を「止まったら駄目だよアスカ」と叩く。まるで背筋と股間に電流が走った様な刺激を感じてアスカはイきそうになり、痺れが取れるとまた歩き出す。既に何回も絶頂に追い込まれ、失禁しているので脚に力なんて全然入らない。シンジの家に帰ってもその日は食事も取れず、毛布が擦れるとその度にイってしまい、イってしまいそうになり、毛布を使わずに仰向けで腰を突き出す格好で耐える事にした。そればかりか無意識に触らない様に寝る時には拘束されてベッドに繋げられる事になっている。

「アスカ、食事と水を用意しといてあげるよ、食べられ時に食べると良い。就寝の時間にはまた僕が来るからそれまで頑張って。それで朝になったら起こしてあげるから」
「は、はいッ!ありがとうございますッご主人様っ!!!」

消耗して眠ってしまったのか、失神してしまったのか、アスカには判らなかったが、時折跳ね起きてしまうのを除いて一睡も出来ずに夜を過ごした。日付が変わってもそれは変わらず、食事だって排泄だって思うにまかせない。浣腸は許されたが小便はせざるを得ず、風呂に入れないので仕方なくウエットティッシュで拭き取るのだが、注意してもクリトリスに触れると身体に電流が走ったようにアスカは感じた。その状態は夜も遅くなってようやく落ち着きをみせ、それでアスカは浅い眠りについた。


六月七日(月)

アスカはシンジに本日の服装についてお願いをしていた。

「ご主人様お願いがあります!パンツを穿かない事を許して頂けないでしょうか!!!」

日課を終わらせて食事を済ませ、何とか排泄とシャワーを使った後、着替えようとショーツを穿こうとしたアスカは理解した。

(パンツなんて穿けない!無理ッ!マナ様達は穿いているから慣れれば大丈夫かもしれないけど今は無理ッ!ご主人様お願いッ!!)

「ふーん、アスカはパンツ穿きたくないんだ?」
「はい!そうです、ご主人様!」

シンジはニヤニヤしながらアスカに問い返した。

「うん、クリトリス剥いて大きくしてリングなんてつけたら、慣れるまでまずパンツなんて穿けないからね、リツコの薬も塗っている事だしそう言うんじゃないかと思っていたんだよ」
「は、はい、ご主人様」
「アスカ、判ったよ、許可してあげる、学校を休ませて欲しいなんて言ったら許可するつもりはなかったけどね」
「!!はい、ご主人様、ありがとうございます!」
「……アスカ、覚えておくと良い。ペットであるアスカは僕を楽しませなければならない。
無様に歩くアスカも良いんだけどね、たとえ恥ずかしい下着でもパンツ無しの方がアスカは恥ずかしいんだろう?」
「は、はい、ご主人様」
「だからパンツを穿かないアスカを見るのも僕は楽しい。アスカだって恥ずかしければもっと快感を得る事が出来る。どちらとも楽しいんだ、だから許可してあげるんだよ、アスカ」
(……まあ穿いたり着けた方が恥ずかしいのなんていくらでもあるんだけどね…夏服だとそう言うのがなかなか楽しめないんだよね。…ま、機会があったら試して見るけど……とりあえず今日は別の楽しみだしね)

シンジよりショーツ無しでの許可の理由を聞いたアスカは吃驚し、またシンジのペットとはそう言うものなんだと理解した。つまりアスカが恥ずかしがったり、あるいは惨めな姿を晒し、シンジの目を楽しませる事がシンジのペットなのだと。ただ今はその事は関係が無い。ショーツなしでも良いと聞かされてアスカは安堵した。確かにショーツ無しは恥ずかしいが、とてもではないがショーツを穿いて歩くなんて出来なかったからだ。

「判ったかい、アスカ?さ、もう直ぐレイ達が来る、準備をして。そんな訳だから今日のアスカは下着はなしだよ」
「…はい、判りました、ご主人様、今日のアスカは下着はなしです」

ショーツを穿かない許可を貰ってアスカは安堵した。だがそんなアスカを見て、シンジは表面上には出さない様に注意して笑うのだった。



◆ ◆ ◆



登校して教室に入るとクラスが静まり返ったのがアスカには判った。制服の丈や素材には変更はなく、シンジの指示で今日のアスカはローターとアナルプラグを入れている。学校について校庭を歩いて教室に入ったアスカだが、今は恥ずかしさのあまり顔を紅潮させて俯きながら席に座っている。

(は、恥ずかしいっ!!恥ずかしい!恥ずかしい!恥ずかしい!恥ずかしいっ!!!)

ショーツを穿かない許可を貰ったアスカだが、今日のアスカは下着なし、つまり恥ずかいブラジャーとはいえしていた物がなくノーブラだ。下着はセットになっているんだからと、シンジが他の下着も許さなかった為だ。

「お、おい!ト、トウジ!惣流見ろよ!惣流のやつ絶対ノーブラだぜ!しかもアレ乳首勃っているって、見ろよ!見ろってトウジ!!」
(す、すげえ!凄過ぎるよ惣流!!コイツも大反響間違い無しだよ!!)
「…………」

(なのに何で見られて身体が疼くのっ!おっぱい触りたいっ!乳首舐めたいっ!ズボズボ出し入れしたいっっ!!!!)

アスカは静まり返ってしまった教室を自分の席に向かって歩いていく。スカートに擦れるとクリトリスに強烈な刺激が走り腰が砕けてしまう。だから少し腰を引き、ゆっくりとガニ股気味に歩く。
静まり返る中、時間を掛けて席に座ったホームルームが始まるのをアスカはひたすら待つしかない。俯いてしまいそうなるのを必死に堪えて前を向くアスカだが、一人の生徒と目があってしまう。その生徒はあわてて視線をずらし、他の生徒もそれを見てアスカから慌てて目をそらした。だがヒカリだけは心配そうな目でアスカを見続け、少し遅れて前を向いた。周囲の反応にアスカは恥ずかしくて堪らない、股間の刺激にも耐えるのに必死だった。そしてイってしまいそうになりながら、頭の隅でそんなヒカリに申し訳ないと思った。


「……アスカ、今日は随分と来るのが遅かったわね?どういう事かしら」

お昼休みになるとリツコの元を訪れるアスカだが、この日はかなり時間を掛けてしまっていた。リツコの機嫌が直るのを願いアスカは理由を説明する。

「リ、リツコ様。実はク、クリトリスにリングを嵌めました。慣れていないので擦れて早く動けません。そ、それで遅れてしまいました、申し訳ありません!」
「……そう、そう言う事ね、見せてみなさい、アスカ」
「…はい、リツコ様」

アスカは仰向けに転がってリツコにクリトリスリングを見せる。良く見える様にと腰を突き出し大股を開く。リツコは「あら、素敵ねアスカ、シンジ様に付けて頂いたのね?」とリングを指で弾いてみせた。その刺激に腰が砕けてしまうのを必死に堪えて「っはい!そうですリツコ様!」とアスカは答えるしかない。リツコはそれでも飽き足らずに視姦を続けた。嫌でも自分が何をしているのかアスカには意識させられ恥かしくてならない。

(っ〜〜〜〜見られてるっ、恥ずかしいっ!けど見られていると思うと興奮するっ!)

「……アスカ、貴方濡れているわ、肉豆がパンパンに張っているし……アスカ、これは興奮しているのね?」
「!!…はい、そうです、リツコ様」
「……アスカ、教えてあげる、貴方は恥ずかしい事や惨めさで興奮してしまう淫乱でマゾの変態よ。見られると恥ずかしいでしょう?惨めな自分に愛しさを覚えて興奮するでしょう?でも、もっと見て欲しいとも思っている。快感が欲しくて見せてしまいたいたくて堪らない時がある、違うかしら?」
「…………はい、そうです、リツコ様」
(…アタシは淫乱でマゾの変態、か……確かにそうよね…………)

「それで良いのよアスカ、今日は下着を着けてなくていつもより惨めだったでしょう?恥ずかしかったでしょう?それなのにいつもより興奮したでしょう?オナニーしたくて堪らないでしょう?衣装である制服を脱ぎたくて我慢するのがつらかったでしょう?」
「……はい、そうですリツコ様」
(…確かにそう……恥ずかしくて惨めに思うと興奮する……オナニーしたくて堪らなくなる……)

「アスカ、実はシンジ様から聞いているの。アスカは今日いつもより発情しているはずだって、だから理由を教えて受け入れさせてやれって、もっと露出の快感を教えてやれって」
「……はい、リツコ様」
(……露出の快感か………受け入れれば…良いのかな?ご主人様……)

「アスカ、ここに着いて制服を脱いだ時の開放感は素晴らしくなかったかしら?イってしまいそうにならなかったかしら?遅れてしまった一因は我慢出来なくなってここに着いたらオナニーしてしまったからではなくて?いつもより気持ち良くて、いつもより興奮していて、それで何回もサカってしまったからなんでしょう?」
「……はい、リツコ様」
(……アタシの事…全部お見通しなんだな…………)

「アスカ、貴方をもっともっと惨めにしてあげる。恥ずかしくて堪らない芸を教えてあげる。そしてシンジ様をもっともっと楽しませて差し上げるのよ!そうすればアスカはもっともっと気持ち良くなれるわ!」
「……はい、リツコ様」
(…恥ずかしくて堪らない芸……アタシはもっと惨めになる……そうすればアタシはもっともっと気持ちよくなれる?)

「さあアスカ!始めるわよ!惨めな挨拶、恥ずかしい芸、振る舞い、アスカに何でも教えてあげるわ!」
「!はい、リツコ様!お願い致します!」
(そう!そうよね!?アタシはペットなんだし淫乱なマゾの変態なのよね!?それなら気持ちよくなりたい!恥ずかしくて惨めになれば良いのよアスカ!!)


六月八日(火)

ご主人様から普通に歩けるようになるまで家に泊まれば良いって言って頂いた。多分一週間くらいはパンツ穿いて歩くなんて難しいって。だからアタシは今日も下着はなし、大分落ちつきはしたんだけど…………。授業中に我慢出来なくなってちょっと触ってみた。
我慢出来なくてほんのちょっとだけと摘んでみたら…………アタシ、イっちゃった。


六月九日(水)

今日は体育があるから前開きのパンツを選んできたけど、結局受けれなかった。頑張ってみようと思ったんだけど……ブルマは無理。穿いたらアタシの肉豆に擦れて動けなかった。マナ様にお願いして欠席を伝えてもらって……誰もいなくなったから更衣室でブルマを脱いでオナニーしてみた。開放感で凄かった!スリルがあって堪んなかったわ!コレすごい!アタシ……病み付きになっちゃうかもしんないわ。誰か来るかもしれないし見られるかもっ思ったら、もう恥ずかしくっていつものオナニーより気持ちよかった!!終わったあとで惨めになって、更衣室でオナニーしてしまった事に気付いてもの凄く恥ずかしくなったけど……そんな自分が堪らなく愛しくなってまたオナニーしてしまう。リツコ様の仰っていた事本当。メスの匂いが充満しているかもしんないし窓を少し開けておこう。


六月十日(木)

(ヒカリ、ごめんね、アタシ……淫乱でマゾの変態だから)

「アスカ……何か悩んでいるんじゃない?私、アスカの為に力になりたいの、相談してくれない、アスカ……」
「!!な、なに、ヒカリ?相談って?アタシは何も悩んでなんかいないわよ?」
(どうしよう!とうとう聞かれた!どうやって誤魔化そう!)

「アスカ……私じゃ力になれないかな?私じゃ駄目なのかな?」
「だ、だから何よヒカリ!アタシは悩んでなんかいなってば!」
「だって……アスカこの頃体調悪いみたいだし…それに急に大胆な格好する様になったし………その、今もブラ…していないよね?何か悩んでいるんじゃないかって思ったの」
「!?だ、だからヒカリ!前にも言ったじゃない!これくらい今時は普通だって!そ、それに、その…大胆な格好するようにしたら開放感がすごくって気分良いのよ!」
(……ヒカリ……それだけじゃないよね……マンコとケツ穴に今もバイブ入れているの………マンコもそうだけどケツ穴にバイブ入れるとね、座ったり立ったりする度に凄いの。……それで惨めで、恥ずかしくって……アタシ堪んないの、興奮しているのよヒカリ……)

「……でも…それなら体調の方はどうなの?やっぱり悩んでいない?」
「!?い、いい加減にしてよ!悩んでなんかいないってば!怒るわよヒカリ!」
「…………」
「た、体調はその、た、確かにこの頃悪いけどヒカリが心配するほどじゃないわ!」
(クリトリスが擦れて普通に歩けていないし…ヒカリが心配するのも当然よね………でも…それが堪んないのよヒカリ、アタシはヒカリに見られていると思うと興奮するマゾなの)

「…そう……何時でも相談にのるから何かあったら相談してね、アスカ」
「う、うん、ありがとうヒカリ、怒鳴ったりしてごめん」
(ヒカリごめんね、でもこうした方が良いの。アタシはもう引き返せない淫乱でマゾな変態だけど……ヒカリは普通に生きるのが一番だと思う。)


六月十一日(金)

今日も体育はお休み。更衣室で着替えたんだけど…サイズが小さいしブルマなんてやっぱり歩けない。それでまたオナニーして…本当に病みつきになっちゃったかも知んない……惨めで、恥ずかしくって、そんな自分が愛しくってもの凄く感じてしまう。思いっ切り声を出したくって堪えるのが大変。リツコ様のところに早く行って思いっきりオナニーしたい。


六月十二日(土)

アスカはゲヒルンにいた。

「アスカ、アスカはカヲル君が言っていた事を覚えているかい?おっぱいを飾ったり僕の好みにしなくても良いのかって」
「!?はい、覚えております、ご主人様」
「アスカ、なかなかゲヒルンの外の施設をアスカに案内できなかったからね、今日こそは案内してあげるよ。まあ、森林公園の他にはペットや家畜の住居があるくらいであんまり大した物はないんだけどね」
「!はい、ご主人様」
(…ペットや家畜の住居……ゲヒルンなら当たり前よね……)

「リツコから聞いているよ、アスカは頑張っているって。だからご褒美をあげる事にしたんだ、どうせゲヒルンに行くなら調度良いからね」
「はい、ご主人様」
「アスカのおっぱいも順調に育ってきているみたいだしね、だからまだ方針は決まっていないんだけど取り合えずご褒美として乳首を飾ってあげる事にするよ」
「!はい、ご主人様」
(…次は乳首へのリングか……それともピアス?多分ブラしても浮き上がって形がわかるんだろうな……)

「じゃあアスカ、もう直ぐカヲル君が来ると思う、奇麗に穴を空けて貰える様にちゃんとお願いするんだよ」
「はい、ご主人様」
(でも……レイ様達は登校する時にピアスとかリングとか外していらっしゃるし、普段は付けなくても良いのかな?調教中だから付ける事になるのかな?…判らないけど……見られると恥ずかしくって惨めよね…興奮しちゃうかもしんない…)

考え込むアスカだったが、その時「ふんふんふ〜ん、家畜はいいねぇ…家畜は心を潤してくれる」と鼻歌を歌いながらカヲルがドアを開けて入ってくる。シンジは「カヲル君、カヲル君はいつもそれだね。…その後に続くのは「ペットはゲヒルンで生み出す文化の極みだよ、シンジ君」だったかなと笑いあう。カヲルが来たのでアスカは思考する事を打ち切り、「カヲル様、おはようございます。アスカは本日、乳首を飾って頂ける事になりました。どうかよろしくお願い致します」と挨拶をして乳首へのピアスをお願いをした。


乳首へ指輪大の金のリングを付けたアスカがシンジの案内でゲヒルンの外の施設を見学に散歩する。ペットはそうでもなかったが、家畜の住居は今のアスカをして恐怖だった。

「アスカ、ここにいるのがペット達だよ。躾の為や訓練の為に来ていたり、飼い主の都合上部屋が用意出来なくてここで住んでいるいたりする」
「はい、ご主人様」
(…多分…アタシの新しい部屋って言うのもこんな感じなんだろうな……ペットってホントに惨めで恥ずかしいわよね…)

狭くはあるが、良くも悪くもアスカの想像通りでアスカが調教を受けている監禁部屋と同じ様な部屋。ただしベッドの代わりにハウスとして小屋が置いてあったり、ケージがあったり、それで扉の代わりに檻であったりしているだけ。留守である部屋もあったが、多くのペットが全裸に首輪でいた。そしてシンジは「アスカ、この棟に家畜達がいる」と別の棟に移り、“家畜”を紹介されたのだが

「!!??」
(う、うそ………………)

家畜と呼ばれる女達は文字通り家畜と一緒に住んでいた。犬であったり、豚であったり、牛であったり、馬であったりしていた。例えば馬であったら厩舎のような感じで馬の隣に裸に首輪の女が繋がれていたり、犬であったら大型犬と首輪で繋がれ何処に行くにも一緒になってしまうと言う感じだ。共通しているのは動物達に敬意を持って接している事で、「豚様」とか「牛様」と呼んでいたり、それぞれの動物の鳴き真似で「ブヒヒーン!ブルブルッ!」とか「ブブー!ブー!」と喋らない。そして決して目線を動物達の上に持っていかない様にしている。

「…アスカ」
「!!!はい!ご主人様!」
「アスカ、ペットであれば基本的に家で住む、でも家畜としての躾でこうやって相応しい動物と暮らす事もあるんだ」
「は、はい!ご主人様!」
「うん、じゃあ後は森林公園かな?後ちょっとだよアスカ」
「……はい、ご主人様」
(…ペットに相応しくないと家畜にされる!?……いえ、アタシは家畜でありメスでありペットであると教えられている。それに家畜として宣誓もしているわ………とするとペットとして相応しくなければ家畜として扱うって事?動物の方が偉いって感じだったし………怖い…気を付けないといけないんだわ……)

アスカはシンジ達の怖さを改めて覚えた。「あと少しだよアスカ」とシンジがアスカを促して森林公園に差し掛かると、スイカ畑で一人のペットがオス犬のように放尿している。老紳士がリードを握っていた。シンジはそれを見かけると老紳士とそのペットに声を掛けた。

「冬月さん、それにマヤ、どうしてこちらに?」
「おお、シンジ君、久しぶりだね」
「シンジ様、お久しぶりでございます」
「冬月さん、なんでマヤを連れているんです?リツコはどうしたんです?」
「!!?」
(も、もしかしてリツコ様の飼っているペットって…………)

アスカは“リツコ”“マヤ”のキーワードを同時に聞いて悟ってしまった。アスカはリツコによる調教でペニスバンドで責められ、奉仕の練習をする事が良くある。女同士で責める方を“タチ”責められる方を“ネコ”と呼ぶ事も知っていた。

(そうか……リツコ様のペットってそう言う事だったのね……)

「いやシンジ君、ゲンドウのやつからペットを借りたんだがね、借りたは良いが実は私も忙しくてね、赤木君の手を借りようと思ったんだ。そしたら赤木君も忙しいと言う。ペットにまで手が廻らないほど忙しいし、調度良いからこの伊吹君を貸すから使ってくれって事になったんだよ」
「なるほど、そう言う事だったんですか、マヤ、頑張ってね」
「はい、シンジ様、頑張ります」
「冬月さん、じゃあ僕はこれで失礼します。アスカ、行くよ」
「!はい、ご主人様!」
「シンジ君、良いペットじゃないかね。アスカ君、頑張りたまえよ」
「は、はい、冬月様」

確信がある訳ではないがリツコのペットとはマヤと呼ばれる女の事を知ったアスカは森林公園を後にした。







11

六月十三日(日)

「アスカ、アスカの部屋に案内してあげる」
「!!っっはい、ご主人様!」

ゲヒルンから戻った次の日、シンジは一日中アスカを使い絶頂に追いまくった。今のアスカは絶頂の余韻で監禁部屋のベッドに転がっている。シンジはそんなアスカに部屋が用意出来たと言う。そしてアスカはこれから毎日ここで暮らすんだよとも。

(いよいよアタシはご主人様に飼われる事になるのね……)

ゲヒルンでペットと家畜の住居を案内されたアスカだったが、自分もペットである事を自覚して同じ様に飼われるのだと思った。ついにその日がアスカにも来ただけの事だ。

(リツコ様は早くアタシも飼われるか、放し飼いでも部屋を頂けると良いって仰っていた。アタシもやっとお部屋を頂ける……)

いつもの監禁部屋ではなく「アスカ、ここがアスカの私室だよ」と言ってシンジが案内したのはアスカの今までの私室とは比べ物にならない豪華な一室だった。まず目に入る立派で厚い絨毯はアスカの好きな赤を基調としている。大きな窓からは庭園が見えカーテンは二重となっていて外側は深緑、内側は清楚な感じでレースの白、シンジは防音仕様で厚いガラスを使っていると説明する。それから大きな大きなベッドに浴室、洗面所、トイレ、キッチン、衣裳部屋、物置が完備してあると言う。20畳はあるフロアにはテレビやパソコン等の家電製品、応接セット、全身が映る大きな鏡、机に化粧台、箪笥等がある。

(アタシ……こんな凄いお部屋頂けるんだ……)

ゲヒルンでのペット達の住居を見た後だけにアスカの感激は大きかった。シンジの説明は続く。

「アスカ、アスカがトイレを使用する事は無いと思うよ、アスカには専用の便器があるからね。ただし出した糞や小便を流す事はあるだろうし付けてある。それと絨毯が汚れるといけないから上に敷く小さい絨毯だとかシートだとか、それから板だとかは希望を言って、そしたらそれを持ち込むから」
「はい、ご主人様」
(そ、そっか…こんな立派な絨毯を汚すなんて出来ないわよね?…やっぱり絨毯?それとも実用本位にシート?…考えておかなくっちゃね!)

トイレについて考え込むアスカにシンジは「それから衣装なんかはもう運びこまれている、全部アスカのものなんだよ」と言って衣裳部屋を案内する。だがそこに山とあったアスカの衣装は殆どが恥ずかしすぎる代物だった。

「アスカ、これからは基本的に衣装は自分で選んで良い。新しい衣装もたくさんあげるし欲しい衣装も言ってくれて良い。アスカがもう衣装の心配をする事はないよ。ただし毎日違う物を着る様にする事、僕の目を楽しませるんだ」
「はい、ご主人様」
(凄い!こんなにたくさんある!っご主人様の目を楽しませなくちゃいけないし、毎日…いえ何度でも着替えるのが楽しみになるッ!!)

「うん、それから洗濯が必要だと思ったらそこのテーブルに置く様にする。そうすればメイドが洗濯して戻しておいてくれる。それから足りないものがあったら僕や掃除に来るメイドに言ったり、あるいはレイ達に相談するとかして。内線があるし登録してあるから」
「はい、ご主人様」
(本当に凄いお部屋……アタシ…ご主人様に飼って頂いてこんな部屋で生活できるなんて……)

感動しているアスカにシンジは次の部屋を説明する。

「アスカ、ここが物置部屋だよ、アスカのスタイルを良くする為の道具類とかが置いてある、衣装とは別の道具類だね。で、これから増えてくるはずだ。例えば今のアスカの私物を持ってきたり、直ぐに使わない物。例えば衣裳部屋にある衣装を整理したり、寝室や浴室においてある物を入れ替えるたりね。掃除用具なんかも置いてある。カーテンを替えたいとか趣味で欲しい物があるとか、必要なものは何でも言ってくれて良い」
「はい、ご主人様、アスカ頑張ります!」
(っアタシ、頑張るわ!もっとスタイルが良くならなくちゃいけないもの!その為には欲しいものをご主人様に頂ける!それどころか本当に何でも頂けるッ!!〜〜頑張らないわけにはいかない!!!)

シンジによれば今ある道具類等の使い方を説明した指示書とビデオも用意してあると言う。頑張ろうと決意しているアスカにシンジは次の部屋を説明した。

「アスカ、ここがキッチンと浴室、それからアスカの寝室だ」
「!!」

キッチンから続く大きく立派な浴室を案内され、反対側のドアを開けたアスカが見たものはフローリングの大きな部屋、そして様々な調教道具だった。各種の鞭に張り型、拘束具に蝋燭、木馬に拘束台、マットの類、カメラやデータディスク、ローションやアンプル剤の小物類等々、アスカにはどう使うのか判らない物もあり、毛皮を幾重にも敷いた小さな部屋くらいもある大きな檻が用意されていた。

(……アタシは…この檻の中で寝れば良いんですか?ご主人様)

「…基本的にこの部屋でアスカは休む事になる。アスカの調教や躾をする時にも使うし、道具類の管理もアスカがする。アスカを気持ち良くしてくれる道具なんだから大事にするようにね」
「…はい、ご主人様」
(…そうよね……ベッドはご主人様がアタシを使用する時に使う物…ペットは檻よね……)

アスカの私室の案内をし、最初の監禁部屋に戻ってきたシンジはアスカに言った。

「さてアスカ、これからアスカは今案内した部屋で生活する事になる。この部屋は別に使う事が出来るかもしれないから早く空けとかないといけない。でないとゲヒルンまで行かなくちゃならないから。」
「はい、ご主人様」
(ご主人様……別のペットを飼うつもりなのかな?それともゲンドウ様が使う?)

「まあ、アスカも自分の身分と性癖が判ったみたいだから部屋を用意する事にした。アスカはペットである自分が惨めで、だからこそ愛しくて堪らないだろう?恥ずかしい格好して見られたり、見られるかもってスリルが堪らないんだよね?スリルを楽しんだ後にオナニーしたり、僕に使われると開放感でもの凄く感じてしまう」
「…はい、ご主人様、その通りです」
(……そう、その通りです、でもご主人様に使われると嬉しくて、もっともっと気持ちいいんです、ご主人様)

「それにリツコから聞いているよ?この頃では縛られたり、ケツを叩かれたりすると雌汁が溢れてしまうって。屋上で訓練したりすると途中から声を出さない様にしないといけないし、ギャグは必須だって笑っていた」
「…………はい、その通りです、ご主人様」
(…アタシ……自分が淫乱でマゾで変態だって自覚した時から…屋上で裸になるのが大好きになりました。…恥ずかしいのが堪らないんです。…それに縛られたりケツを叩かれたりすると…惨めな自分が愛しくて興奮する様になるんです、ご主人様)

「…アスカ、こうやって部屋は用意した、アスカはこれからここで生活する事になる。ただしだアスカ、まだ問題が残っている」
「?はい、ご主人様」
「キョウコさんの事だよ、アスカ。一週間あげるからキョウコさんに説明してこれからここで生活する事を伝えるんだ。別にばれたって良い、それが終わったら部屋を使う事を許可してあげるから」
「!!!…………はい、ご主人様判りました」
(そうか……ママを説得しなくちゃなんない!アタシはもうご主人様から離れらんない!今日は一日使って頂いてオナニーなんか比較になんないくらい凄かった!ご奉仕して嬉しかったし、オナニーしてもご主人様に見られていると全然違う!気持ち良くって、ご主人様の目を楽しませて……それでご主人様に褒められて…っアタシ、幸せだったわ!!)

シンジはキョウコに説明する様にとアスカに命令し、アスカが黙り込んで考えているのを見て最後となる命令をして去っていく。

「…アスカ、送るから着替えて。今日はこのまま帰宅するんだ。明日からはアスカの自主性に期待する事にする。もう過度の指示はしないから自分のすべき事を考えて、自分のやりたい様に自由にして良い、キョウコさんに説明終えたら連絡するんだ。それが終わったらアスカをあの部屋で飼育してあげるから」
「!!!……はい、ご主人様、判りました」
(そう!アタシはこのお部屋でご主人様に飼育して頂くの!ママを何としても説得するのよ!!)

残されたアスカはどうやってキョウコに説明するべきか一人考え込んだ。そして“自主性に期待する”“過度の指示はしないからすべき事を考える”“やりたい様に自由にして良い”と言うシンジの言葉をどう捉えれば良いのか、帰宅してからもアスカは一人考え続けた。



◆ ◆ ◆



帰宅してからもアスカはずっと考えている。“自主性に期待する”“過度の指示はしないからすべき事を考える”“やりたい様に自由にして良い”の意味をどう捉えれば良いのかを。だがふと自分の格好を意識したアスカは答えを出した。

(家に帰ってからも全裸に首輪で考えているんだから結論は出ているわよね、もう考える振りは止めよう。アタシは毎日首輪やバイブ、使用済みの下着なんかを鞄に入れて登校する淫乱でマゾの変態)

取り様によっては解放するとの言葉だが、アスカはもう自分が淫乱なマゾで変態である事を自覚して受け入れている。露出の快感を覚えてしまい、恥ずかしいのは変わらないがそのスリルと開放感が堪らないし、惨めであればあるほどゾクゾクとした快感を得てしまう自分が愛しい。気付かせてくれたシンジに飼われたいと思っている。アスカはシンジがただ覚悟を試しているだけだと思った。

(…つまりはアタシがもっと恥を晒して、恥ずかしくなれば良い、惨めになれば良い。ご奉仕が上手くなって、芸を覚えて、ご主人様に褒めてもらえる様にすれば良い。そうすればそんなアタシを見てご主人様は満足なさる、アタシは気持ち良くなれる)

答えを出したアスカは更に考える。

(あとはママにどう説明するかだけ。ご主人様は説明する様にとのご命令だけで詳しい事は何も指示なさらなかった。ばれても構わない、ただ説明だけして、一週間でご主人様のお屋敷に来る様にとだけ仰ったわ。どう説明すればいいんだろう?)

既にアスカは豊胸のホルモン注射とクリトリスを露出させた上で大きくし、リングを付けている。乳首へのピアス、陰毛の永久脱毛処理を受けている。感度だって高めている。多分これからも改造は続くだろうし、受け入れ様と思っている。それならば何としてもキョウコに説明し、説得をして納得させなければならない。
シンジに迷惑を掛ける事は避けなければならないし、キョウコを巻き込む事もしたくない。けれど、場合によっては改造された自分の身体を見せてでも、もう戻れないと悟ってもらうしかない。

(今、ママは忙しくて家に帰れないし帰れても不規則だわ。一週間しか時間が無いし、何とか早めに話す時間を作ってもらわないと……)

そう決意したアスカは時間を確認した……もう夜も遅い。キョウコに話す内容は風呂に入ってゆっくり纏め様と思い、アスカは浴室へと向かった。


六月十四日(月)

アスカの自宅から第一高校まで一キロほどしかなく、普通に歩けば徒歩15分といったところ。走れば5分も不可能ではない。住宅街から商店街のある大通りに出て、これまでアスカは登校してきた。しかし今のアスカは住宅街の裏道を歩いている。先週のアスカはシンジの家から登校していた為に車を使えた。今は歩くしかない。昨晩決意を新たにしたアスカは夜遅くなってしまったがキョウコに連絡していた。

「あ、ママ、アタシ、今忙しい?」
「アスカ?……連絡ありがとうアスカ、そうね……ちょっと忙しいかな?どうかしたの?」
「実はちょっと話があって……ママ、帰って来る事出来ないかな?」
「ええ、それは良いけれど……今週はちょっと難しいかな?帰れても短時間しか無理だろうし……アスカ、来週は駄目?」
「!!ママ、大事な話なの!今週じゃないと駄目!」
「………………そう、電話じゃ無理見たいね、ならちょっと調整してみる。そうね、今日の夜にまた電話するわ、それで良いかしらアスカ?」
「!う、うん、判った!ありがとうママ!電話待っているね!」

(ご主人様は自主性に期待するって仰った。なら学校に行かなきゃならない、リツコ様に躾けて頂いて芸を覚えないといけない!ご主人様に会いたい!)

アスカは改造された夏服を着、恥ずかしい下着を着けて学校にいく為に家を出た。昨晩のアスカは自宅では始めて普通の食事を取らなかった。ドッグフードがなかったので代わりに普通の食事を作り、それをボウルにぶちまけてから自分の小便で味付けをして食べた。決意を新たにする為に必要と思ったからだ。
今日は買い物に行ってこれまで食べてきたドッグフードを探そうと思っている。家を出たのは良いがしばらく歩いてアスカは気付く。校舎や渡り廊下、理事長棟と違って一般道では手すりに成る様なものは少ない、大通りでは殆ど無い。一度戻ろうとしてアスカは思い直した。

(時間が無い!着替えに戻るよりもここで脱いでしまった方がいいわ!)

思いなおしたアスカは裏道に入り、そこでショーツを脱いだ。鞄の中にいれ、先を進んだアスカだがやはり歩みは遅く遅刻してしまう。誰もいない校庭を歩き、内履きに履き替えるアスカ。階段を上り、授業中の扉の前で一度大きく深呼吸して気合を入れなおす。

今日からアスカは命令されたから、指示されたからやるのではない。

(今日からアタシは今までのアタシじゃない。淫乱でマゾで変態な惣流・アスカ・ラングレーよ!恥ずかしい格好も調教もアタシは自ら望んで受け入れる。だってアタシは家畜でメスでペットなんだから!)

「っいくわよ、アスカ」

昨日までの自分に決別する必要な一言を呟き、アスカは教室の扉を開いた。



◆ ◆ ◆



授業中に教室に入ったアスカは当然注目を浴びてしまった。アスカはそんな静まり返った教室を歩いて遅刻してしまった事を教師に「…時田先生、すみません、遅刻してしまいました」詫びて席に座る。静かな口調ながらアスカの雰囲気に呑まれた教師は「お、おう、惣流、せ、席に座れ」と返した。自信に満ち溢れた今までにないアスカに教室がざわめき、隣り合った席の生徒達がひそひそと話し合う。教師に注意されてやがて表面上の平穏を取り戻すと授業は続けられ、静まり返る教室でチョークの音だけ響き渡っていた。

(…………や、やっぱり堪らなく恥ずかしいわ……で、でもゾクゾクして疼いてしまうっ!…乳首のピアス…浮き出て形がわかっちゃてるわよね?)

アスカは午前中の授業が終わると逃げる様にリツコの元に向かった。我慢の限界を超えてしまっていたアスカは理事長棟の廊下で制服を脱ぎ、オナニーをして自分を慰める。入ってきたアスカに何か感じたのか、リツコはアスカに質問をした。

「……そう、ようやくアスカもご主人様に飼って頂ける事になったのね」
「はい、リツコ様、アスカはご主人様に飼って頂ける事になりました」
(リツコ様!やっとなんです!アスカはやっとご主人様に飼って頂ける事になるんです!)

「でも、話を聞くとキョウコさんを説得しなくてはならないみたいね、アスカ、ちゃんとシンジ様にご迷惑掛けない様に出来る?」
「!はい、大丈夫ですリツコ様、ご主人様はばれても構わないと仰ったし、アスカはちゃんと説得します。もしもの時は了解が得られなくてもご主人様に飼って頂きます。素敵なお部屋を用意して頂きました、無駄にする訳には参りません」
「そう、それなら大丈夫そうね、おめでとうアスカ」
「!あ、ありがとうございますリツコ様!」
(そう、あと問題はママの説得だけ、ちゃんとしてみせるわ)

「でも…羨ましいわねアスカ、直接飼って頂けるなんて、私は放し飼いだから簡単な私物を置くスペースと寝床しか自分の部屋にはないのよ。シンジ様にちゃんとお礼を言うのよ」
「!?は、はいリツコ様!ちゃんとご主人様にお礼言います!」
(そうだったんだ!アタシ…嬉しい!もう一度ちゃんとお礼言わなくちゃ!)

「……アスカ……ようやく判ったみたいね、今日のアスカは今までとは違う。飼育して頂ける喜びが判っている。シンジ様も喜ばれると思うわ」
「はい、リツコ様」
「……さて、それじゃアスカ、食事してから今日の訓練といきたいところなんだけど……
ちょっと見せたい物があるの、着いていらっしゃい」
「?はい、リツコ様」

リツコがアスカを案内したのは調教部屋を兼ねたリツコの寝室。アスカはここでリツコに責められたり、腰を振っての練習をしたり、木馬での調教を受けるなどで度々訪れている。今更何を見せたいのだろうとアスカは思ったが、リツコはパソコンを操作し始めた。

「アスカ、相田を知っているわよね?彼、写真が趣味なのを知っている?」
「はい、リツコ様」
(相田ってあの盗撮魔よね……いくら止めるように言っても聞かなかった)

アスカはケンスケが嫌いだ。馴れ馴れしく話し掛けるし、止める様に言っても盗撮を続けているからだ。

「普通の写真なんかも撮っているけど、ちょっと変わった写真も好きなのよ。プライバシーの侵害だから売る事は止めさせたんだけどね、見て御覧なさい」
「!!!!」
「それで個人のホームページを立ち上げてね、アングラサイトでカウンター稼ぐのに切り替えたみたいね」

アスカが見たのは目線こそ入っているが女子トイレでの排泄の動画や写真、ブツまでしっかりと写っている。巧妙に隠されているのだろう、股間のアップがあり、それから着替え中の動画もある。学生だけではなく教師やOL風の女性、小学生らしい女子まで写っている。

(相田のやつ……こんなの撮っていたんだ……サイテーだわ……)

「それでねアスカ、こんなのもあるの」
「!!!!」

そこで見たものはアスカの特集だった。授業中の風景、日常のスナップ、ロングではあるが体育の授業風景でアスカが写っていた。目線があってもアスカだとハッキリ判る。

(アタシこんな表情で…こんな姿で授業受けていたりしているんだ………)

授業中のアスカや日常のスナップ。恥ずかしさを堪える表情のアスカが大半だが、見る人が見れば明らかに欲情しているのが丸判りの写真も何枚かある。

「……アスカ、この手の馬鹿はね、必ずエスカレートする。見て御覧なさい、どうやって仕掛けたのかココ以外のトイレや更衣室、おそらくは個人の私室まであるでしょう?レイ様達がいるからココでのビデオ設置なんかは許さなかった」
「………………」
(…相田の馬鹿ならやるわね、目線もいつまで付けているか判らない)

「でも今のアスカなら着替えやトイレ風景なんかを撮りたいと思うのは目に見えている。必ずエスカレートしてウチにも仕掛けてくるわ。アスカ、彼をどうしたい?」
「!っ………………………」
(相田の馬鹿をどうするかか…………もし仕掛けられていたらアタシはどうなってた?トイレは…問題ない。アタシの便器は銀色のボウル、使う事はないから被害は無い。でも更衣室に仕掛けられたらどうなってた!?)

アスカはもし更衣室に隠しカメラがあったならと想像して怖気ついた。

(アタシは更衣室でケツ丸出しで着替えていた!全裸になってオナニーしてた!マンコに入れていたローターとケツ穴に入っていたプラグを舐めて興奮してた!そ、それでご主人様のチンポを思い出していたわ!パ、パイパンなのとクリトリスへのリングがばれちゃってた!!)

リツコは黙り込むアスカの表情を見てその怒りを察したのだろう。質問はしたものの、アスカの答えを待たずに続けた。

「……そう、アスカも許せないわけね、判ったわ。彼は“リッちゃんの秘密の実権室”に送って退場してもらう事にしましょう」
「!?リ、リツコ様、“リッちゃんの秘密の実験室”ですか?そ、それは一体どういう……」
(“リッちゃんの秘密の実験室?”な、なんか判らないけれど怪しいわ!…リツコ様………やっぱりマッドだったのね?アタシ……もう絶対にリツコ様に逆らわない事を誓おう!)

「アスカ……“リッちゃんの秘密の実験室”はね、体験すると新しい自分が発見できるの!
私はアスカの調教で忙しいからナオコ様にも協力をお願いする。“ナオちゃんの悪魔の小部屋”も凄いわよ!どう仕上げようかしら?うふっうふふふふふふっっ!久しぶりだわ!楽しみ!!」
「…………」
(……ナオコ様にも絶対に逆らわないわ、アタシ……)

「アスカ!」
「!!は、はい!なんでしょう!リツコ様!!」
「アスカも協力してくれないかしら?彼に天国を味合わせて欲しいの!!それから急転直下で新しい自分を発見する相田!どう?素晴らしいと思わない?」
「は、はい、リツコ様、素晴らしいと思います!」
(アタシが相田に天国を味合わせる?い、いえ、それよりも今のリツコ様に逆らったらいけないわ!と、とにかく話をあわせないと!)

「アスカ!」
「!!はいっ!リツコ様!なんでしょうか!!」
「相田の話はもういいわ、彼は新しい自分を発見して近いうちに退場する事になる。食事をして、それから訓練を続けるわよ!」
「は、はい、リツコ様!よろしくお願い致します!!」
(と、とりあえず話題が替わった事を喜べばいいのかしらアタシ?)


相田ケンスケ(17)盗撮魔で自分の欲望に正直な男

アスカが自ら望んで調教を受け入れ新しい自分になる事を誓ったその日、彼は近いうちに新しい自分を発見して退場する事が決まった。



◆ ◆ ◆



その日の調教が一段落した時アスカはリツコにお願いしてみた。シンジに私室を貰える事を切っ掛けに自分を変えようと思い、その為にまずは私生活を変えた事を話した。これまでは自宅で生活していた時は食事を普通に取っていたが、人間ではなく家畜を自覚したのだから食事も“餌”のほうが相応しいと思い立った事を話した。だが残念ながら“餌”に相応しいものは自宅に置いておらず、昨晩は自分の小便で味付して食べたがこれまで食べていたドッグフードが欲しい事を話した。小物類も買いに行きたいし、夜にはキョウコから電話があるはずだから今日だけは早く帰らせて欲しいと。
そんなアスカのお願いを聞いたリツコは上機嫌であり、「アスカ、そんな事ならアドバイスしてあげるから一緒に行くわよ」と提案した。今、アスカはリツコの愛車であるフェラーリ328に同乗して郊外のペットショップへと向かっている。車は一時間近く走り、アスカはリツコと共にとあるペットショプに入った。

「リツコさん、いろんなのあるんですね……でも…アタシはもう首輪はシンジから素敵な首輪を貰っているし、後は餌皿と水桶くらいかな?」
「そうねアスカ、まずはドッグフードを探しましょう。今日の一番の目的はそれだから。もうリードは頂いているのよね?それならあとは猫缶とおやつの骨くらいかしら?ケージはキョウコさんに説明するまで買うわけにいかないし…………」
「判りましたリツコさん」
「ふふっ、任せてアスカ、可愛いの選んであげるから!アスカは赤が好きなのよね?」
「そうですリツコさん、黄色も好きですけど……」
「判ったわアスカ、じゃあまずはドッグフードを選びましょう!」
「お願いします、リツコさん」

アスカはリツコより“様”ではなく“さん”付けで呼ぶ様にと注意を受けていた。だがそんな配慮に意味はあまりなかったかもしれない。
理知的な風貌でスーツを着こなし、金髪、黒眉という特徴的な美女であるリツコにアスカが身体を預けるように寄り添っている。クリトリスに擦れて不自然な歩きがちになりそうなのを防ぐ為だ。
寄り添っているアスカは見事なロングの金髪に茶色掛かったブルーの瞳、スタイル抜群、短か過ぎるスカート。お臍が今にも見えそうな制服に乳房がうっすらと透けている。乳首も勃っているのが判り、しかも不自然に膨らんでいるように見える。

アスカは理事長棟で着替えた時からブラジャーとガーターベルトを外している。シンジが言う“下着は全てワンセット”に従って登校してから外す機会を窺っていたからだ。そんな二人組だから入店した瞬間から注目を集めており、会話を聞いていれば邪推するのが難しいほどに怪しい。静まり返る店内で有線の音楽が響く中をアスカとリツコは買い物をした。

「!!あった!リツコさん、ありました!これ、いつも食べているやつです」
「そう、良かったわね。アスカ、多めに買っておくのよ、それから餌皿と水桶は大きいのにしなくちゃいけないわ。後の細かいのと猫缶なんかは私が選んであげるから」
「お願いします、リツコさん」

和やかに会話するアスカ達を余所に、アスカとリツコが移動する度に客は弾かれた様にあわてて道を譲る。

(見られているわよね?こんな遠くだと誰も知っている人なんかいない!恥ずかしいわ!でもゾクゾクしてもの凄く感じちゃう!もっとアスカを見て!)

「アスカ、これなんてどう?可愛いし、大きさも十分だし……」
「そうですねリツコさん、じゃあそれにします」
「そう?じゃあこれにしましょう。他に何かあったかしら?なければ会計するわよアスカ」
「はい、リツコさん、とりあえずはこんなところで良いです」

会計に行くと若い店員がアスカを見てゴクリと生唾を飲み込んでから精算を開始する。

「お、お待たせしました!全部で〇〇〇〇〇円になります!」
「うん、ちょっ『アスカ、私が出してあげる、アスカへのプレゼントよ』」
「そんな……悪いですよリツコさん」
「いいのよアスカ、新しい生活を始めるアスカへのプレゼント。大事に使ってくれれば良いから……」

リツコはそう言ってアスカを制し、店員へと現金を手渡す。

「!!!あ、あの、お預かりします!………っお釣、〇〇〇〇円になります!」
「そう、ありがとう。また来るわ」
「!!ま、またのご来店お待ちしております!」

精算を終わらせたアスカが店内から出ると、背後がざわつくのが判った。

(恥ずかしかった!ゾクゾクしちゃう!……会話で…判ったのかしら?)

ざわめく背後にペットである自分がばれたかもしれないと思ったアスカは恥ずかしくて、そして惨めで、そんな自分が愛しくて堪らない。そんな背徳感で興奮しているアスカにリツコが声を掛ける。

「…アスカ、恥ずかしかったでしょう?でもだからこそ感じちゃったでしょう?それからペットとして生活するアスカを想像して惨めだったでしょう?客にもアスカがペットであるとばれているかもって考えて、恥ずかしくて興奮したでしょう?開放されて今はもの凄く快感を感じている、違うかしら?」
「はい、その通りですリツコさん」
(そう!この感じ堪らない!特にもう会わない人だと思ったら恥ずかしいのに会話を楽しんでた!視線を感じてイきそうだった!)

「ふふっ判るわアスカ、私もそう。車の中でサカって良いわ、我慢できないわよね」
「!あ、ありがとうございます、リツコさん!」
(サカっていい!車でずっとオナニー出来るっ!)

ざわつくペットショプから遠ざかるアスカ、もうその心は開放感による疼きから逃れる為のオナニーしか頭に無い。

「あ、ああっっ!リ、リツコ様!!アスカはイっちゃいます!く、車からの視線を感じてすごいんですッ!お願いしますリツコ様!!イ、イってもいいですか!!」
「ふふっ、いいわよアスカ、イっちゃいなさい。気持ち良いわよ」
「あ、あ、ありがとうごます!ああっあぁぁぁぁあぁッッ!!リ、リツコ様ぁぁ、ア、アスカ、イ、イキますぅぅぅぅぅぅぅ!!!」

買い物を終えたアスカはリツコと共に帰宅した、車中でずっと自分を慰め続けながら。


シンジからの指示であるキョウコの説得、それをする為にアスカはキョウコの電話を待っていた。まずは時間を作ってもらわねばならず、仕事の調整をアスカはキョウコにお願いをした。もう直ぐ昨日取り付けた約束の時間だと思った時に携帯電話が鳴る。それで一呼吸おいたアスカは通話ボタンを押した。

「アスカ?ママよ、調整ついたから電話したわ。今アスカは大丈夫?」
「う、うん、ママ大丈夫。それでどうなったの?」
「アスカ、大事な話みたいだから調整をつけたわ。それでねアスカ、明日夜九時頃に戻れるわ、それで次の日の九時頃出社する事にしたの。家を出るのは八時か八時半、だから夜は三時間くらい、朝はアスカが登校する時間に重なるかもしれないし、ほとんど時間とれないと思うんだけど……アスカはそれで大丈夫かしら?駄目なら金曜日くらいになっちゃうんだけど……それでいい?」
「う、うん、ありがとうママ、アタシはそれで大丈夫、早く帰ってきてねママ」
「そう、じゃそういう事にしましょう。悪いけど食事は先に済ませておいて」
「う、うん、判ったわママ、ありがとう」
「じゃ、切るわねアスカ、戸締りとかよろしくね」
「う、うんママ」
(………明日の九時にママが帰ってくる……ママ…許してくれるかな?出来れば許して欲しい。ご主人様はばれても構わないって仰っていたけど出来るならばれない方がいい。どっちにしてもアタシはご主人様のところに行くんだし、それなら許してくれたほうがスムーズに行く。…………ママを巻き込まないで済むかもしれないし……)

明日は勝負の日だとアスカは思った。

(ばれるのは構わない、でもばれない方がいい。もしばれたらママは絶対に止めるに決まっている、そしたら……ママも絶対に巻き込まれる。ゲヒルンで会ったマヤ様の事をリツコ様に確認したら…やっぱりリツコ様のペットだった。高校生の時の二年後輩でリツコ様を慕ってきたからペットにしてあげたって仰ってた。教えられる事は全部教えたからリツコ様の後継者候補筆頭だって仰っていたわ)

アスカは自分の性癖を受け入れたし、もう手放したくないから現状に満足している。シンジに奉仕するのは嬉しいし、褒められたらそれだけでイってしまいそうになる。でも、それは自分が淫乱でマゾで変態だからで、近頃はリツコによる調教で被虐の快感も自覚してきたが他の人はそうでない事を理解している。だからキョウコやヒカリは巻き込みたくなかった。

(実力は十分なのに自信が持てないのが困り物だって仰っていた。それで自信を付けさせる為に忙しい冬月様に貸し出して他のペットの再調教をしているって話だった。冬月様って……この第三新東京市の市長だってお話だったわ。ゲヒルンではそんな実力者がたくさんいるってお話だし…不可能は無いのかもしれない)

シンジたちはやると言ったらやる。もう何回思い知ったか判らなかったが改めて理解できた。アスカは若くして離婚し、学生であった時から女手一つで育ててくれたキョウコを巻き込めない。ご主人様であるシンジに飼ってもらうのはどうしても譲れない。それなら結論は一つ、強引にでも説き伏せてしまうしかない。

(ご主人様…アタシが上手く出来たら褒めてくださるかしら?)

勝負の日、準備を怠るわけにはいかない。キョウコへの言い分、万一に備えての調教道具や食料品、衣装類の隠し場所、明日に備える為に何度も何度も確認し、安心したアスカはようやく眠る事が出来た。







12

六月十五日(火)

リツコにお願いして早めに帰宅したアスカは食事をして入浴し、日課を終わらせてキョウコが帰ってくるのを待っていた。アスカは久しぶりに以前着ていた服と下着を着けている。キョウコとアスカは惣流家の座敷に移動し、キョウコはアスカに「アスカ、大事なお話って何かしら?」と促した。それでもアスカはしばらく沈黙を守り、そんなアスカにキョウコも沈黙を守って更に促す様な事はしない。やがてアスカは説得する為に考えた内容を纏め直す事が出来たので「……ママ、お願いがあって、それでお話したいの」と話し始めた。


「……あのね、ママ、その……ママこの頃忙しくって中々帰れなかったでしょう?……それでアタシ……寂しかったからレイ達とお話ししたかったの」
「…ええ、そうね、悪かったと思っているわ。帰れなかったし…それに食事の用意も出来なくてごめんなさいね」
「…うん……それでね…ママにも言っていたけどレイの家に泊まりに行く事が多かったでしょ?」
「…ええ、そうね、それで?ご迷惑お掛けしていないんでしょうねアスカ」
「!も、勿論大丈夫よママ、迷惑なんて掛けていないわ!」
「……そう、それなら良いわ、ちゃんとお礼する様にすれば良いから、それで?」
(っここからよ!ちゃんと説明してみせるわ!っいくわよアスカ!)

「…う、うん、それでね……レイ達と仲良くなって…シンジもお部屋用意してくれるって言うし…ママが忙しくて帰れないなら一緒に住まないかって」
「!?アスカ!本気で言っているの?シンジさん達と一緒に住もうだなんて!」
「!も、勿論よ!レイ達と話していると楽しいし寂しくないから!ア、アタシ、一緒に住みたい!」
(…お願いママ!うんって言って!ご主人様のところに行って良いって!)

キョウコが反対するのは覚悟していた。しかし今日を含めて六日間でキョウコの許可を得なければない。アスカは昨晩とキョウコが帰って来るまでの時間を使って考えた言い訳で説得を試みる。

「…………アスカ、寂しい思いさせた事、悪かったと思っているわ、ごめんさないね」
「う、うん、それで?レイ達と一緒に住んで良いかな?」
「レイさん達と仲良くなれたって素晴らしいわ。これからも良くして頂くといい。……でも、レイさん達と一緒に住むのは駄目よアスカ」
「!!?ど、どうしてなのママ?ア、アタシ、レイ達と一緒にいると楽しいし寂しくないし一緒に住みたいのよ!お願いよママ!」
(ママに許して貰わないとご主人様に飼育して頂けないのよ!お願いママ!考え直して!)

「どうしてってアスカ、当たり前でしょう?人様の家に住みたいだなんて……。アスカ、そんな事許可出来る訳ないでしょう?寂しい思いさせた事は悪かったと思うけど……でも、それとこれとは話は別よ!無理よ!」
「っで、でもレイ達もシンジの家に住んでいるのよ?どうしてアタシだけ駄目なの!」
「……アスカ…レイさん達は事情があるって言ったでしょう?人様の事だから詳しい事は言わないけどそれぞれしょうがない事情があるのよ。アスカ、貴方とは違うのよ!」

(っすんなり行くとは思っていなかった、これからよ…………)

反対されるのは織り込み済み。だが時間は十分にあったのだし、様々なケースをアスカは想定した。内容を思い出しながらアスカは続ける。

「…で、でもママ、アタシ…レイ達の事情を少しは聞いたわ。アタシが住んでも問題ないと思う」
「…どこまで事情を聞いたのアスカ、レイさん達の事情?」
「そ、それは事故とかで家族を失ったり、孤児だったのを引き取って貰ったりとかで……」
「……そうね、その通りよアスカ、レイさん達はご家族がいらっしゃらないの。だからシンジさん達と一緒に暮らしている。…でも、アスカには私がいるわ。寂しい思いをさせているのは悪かったと思っているけど…でもだからって一緒に住む事は許可出来ない」
「っどうしてよママ!今ウチには誰もいないじゃない!アタシ寂しいの!だからレイ達と一緒に住みたいの!お願いよママ、うんって言って!」
(朝ご主人様がいないとアタシ寂しいの!アタシは早く飼って頂きたいのよ!)

「っだから駄目だって言っているでしょう!それにアスカ!ドイツでもママ忙しくてこうやって頻繁に留守にする事あったでしょう?どうして今になって寂しいだなんて言うの!?」
「っそれは!ドイツではたくさんお友達いたじゃない!アタシは日本に来て一月ちょっとしか経っていない。だからお友達なんていないのよ!レイ達しかいないの!だから寂しいのよ!」
(…そうよ!アタシは早く飼育して頂きたいの!ママ、ドイツではこんな気持ちはなかったわ!ご主人様の傍にいたい、ご奉仕したくって堪らないのよ!)

「…アスカ…貴方お友達作るのあんなに上手だったじゃない。それなのにお友達がいないってどう言う事なの?教えてくれるかしら?」
「っそ、それは友達はたくさんいるわ!で、でもレイ達は別格なの!それで一緒に住まないかって言われてアタシ嬉しかったの!だから一緒に住みたいって思ったのよママ!お願いっ!!」
(お願いママ!ご主人様と一緒にいたい!褒められたいの!)

「………………食事や着替えはどうするつもりなの?それから一緒に住むってもうここには戻らないつもりなのアスカ?」
「!!!う、うん、食事も準備してくれるって。それから着替えなんかも持っていく。それから…時々は戻ってくるかもしれない」
(ママ許してくれるのっ!?)

「…碇会長はこのお話知っているの?アスカがレイさん達と暮らすって」
「う、うん、それは大丈夫」
(お願いママ!許すって言って!でないとアタシご主人様に捨てられちゃうかもしんないのよ!)

もしかしたらとアスカは思った。キョウコは食事や着替えについて質問してくる。それから家主であるゲンドウの許可を取ったのかと尋ねている。このままいけばどんな服を持っていくとか、帰宅の頻度、何時シンジのところに行くのか等の具体的な話に移ると思う。とにかく今大事なのはシンジに指定された期限にキョウコを説得する事であり、シンジの家に行く事さえ出来ればあとは何とかなるとアスカは思っていた。だがキョウコはアスカを許さなかった。

「…やっぱり駄目ね、時々泊まるくらいなら許さないでもないけど本格的に一緒に暮らすって言うなら認める訳にはいかない。アスカ、貴方は女なのよ?碇会長の家にはレイさん達だけじゃなくシンジさんもいる。理由もないのに一緒に暮らすなんて許す訳にはいかないわね」
「!!?そ、そんな!ア、アタシどうしてもレイ達と居たいの!だからママお願い!!」
「……だから駄目よ、碇会長の家にはシンジさんもいる。アスカ、貴方は年頃の女なの、シンジさんは年頃の男の人、一緒に暮らすなんて認める訳にはいかないのよ」
「!!」

キョウコに指摘された事もまたアスカは想定していた。シンジは男でアスカは女。年頃の女が年頃の男と一緒に住むと言っては反対の材料とされる。だからアスカはキョウコを納得させる為にシンジではなくレイ達の話を持ち出し、女同士を強調して話を進めてきた。しかしこれでは説得出来ない。アスカは新たなカードを切る事にした。

「…………あ、あのママ……実はね、その……い、今まで言っていなかったんだけど……」
「…………………」
「じ、実はね、ママ、……ア、アタシ、アタシ…………シ、シンジの事が好きなの!愛しているの!だ、だから一緒にいたいの!レイ達が一緒にシンジと暮らしているのずるいって思っているの!このままだとレイ達にシンジを取られちゃうの!だ、だからお願いママ!シンジの家に住む事を許して欲しいの!お願いしますママ!!」

そう言い切った後にアスカはキョウコに土下座をする。これで何とか許可して欲しいと、頭を伏せたままキョウコの反応をアスカは待つ。これで駄目なら後は許可を得ないで強引にシンジの元に行くか、自分がもう家畜でペットである事を示し、もう戻れないとキョウコに悟らせてからシンジのところに行くしかない。ペットである証拠を示すとキョウコを巻き込んでしまう可能性が高いし、何よりシンジに迷惑を掛けてしまう。この土下座で本気さを分かってもらい、キョウコに許して欲しいとアスカは思った。

(お願いママ!アタシはご主人様に飼って頂きたいの!ご奉仕したいの!褒められたいの!アタシは淫乱でマゾで変態だって自覚して受け入れたの!もう戻れない!ママを巻き込みたくないのよッ!!)

キョウコは始めてみたアスカの土下座に黙り込む。長い時間を掛けて考えを纏めたキョウコは話を続けた。

「…………アスカ、シンジさんを好きになったのは素晴らしい事だと思うわ。……でもそれとこれとは別よ。アスカ、明日もう一度話し合いましょう。貴方は今他の事を考える余裕がない、一晩経てばもう少し余裕も出ると思うわ」

頭を上げてキョウコを見ると、キョウコは諭す様な目でアスカを見ている。頭を上げたアスカを見てキョウコは続けた。

「ねっアスカ、そうしましょう?とりあえずお風呂入ってゆっくりしてから寝なさい。明日はママ休むから一日掛けてお話しましょう?ねっアスカ、そうしましょう?」

キョウコはアスカに他の事を考える余裕がないから明日も話したいと言う。そして連絡をする為に携帯電話を取り出そうとしている。しかしアスカの結論は明日になっても変わるはずがない。キョウコの説得に失敗してしまったアスカは絶望したが次の手段を考えた。

(……ママの説得に失敗してしまった。明日になってもママの考えが変わるとは思えない。それなら許可を貰わないでそのまま出ていくしかない)

キョウコの説得を諦めたアスカはこのままシンジに飼育される為に惣流家を出て行く事を決意した。携帯電話を取り出したキョウコに「っママ!電話するのちょっと待って!」と電話する事を止めさせようと声を掛け、キョウコはその声に応じてアスカに振り向くと「どうしたのアスカ?ママ明日は休む事にするわ、だから連絡したいんだけど」とアスカに言う。覚悟を決めたアスカは宣言した。

「…ママ…………電話する事ないわ。アタシ…このままシンジのところに行くから」

立ち上がり、そのまま話をしていた座敷から自分の私室にアスカは向かう。それをキョウコが「待ちなさいアスカ!だから話をしようって言っているでしょう!判ったわアスカ、じゃあこのまま話しを続けましょう!とにかく一度座って頂戴!」と呼び止めた。

その声に従いアスカはもう一度座った、そして話が再開される。だが一時間経ち、二時間経ち、それでも話は平行線のまま。キョウコの結論はシンジと暮らす事は許さない、明日でも明後日でもいいから落ち着いて冷静に話し合う必要があると言う物。アスカは出て行くの一点張り。
アスカには時間が無い。もしかしたらキョウコも意見を変えるかもしれないが、今週の週末までにキョウコが意見を変えてくれる保証も無い。それに学校の制服と日課の問題がある。キョウコは腰を落ち着けて話し合う体制であり、何日でも話す覚悟を決めている様に思える。一日二日くらいならば、いやキョウコを説得出来る保証があるのならサボる言い訳にはなる。
しかしアスカは昨日誓いを立てた。自分は淫乱でマゾで変態であり、家畜でメスでペットである惣流・アスカ・ラングレーとして生きるという誓いをだ。誓いを立てたその日、自分を見る視線に惨めさと羞恥をこれまで以上に感じて堪らなく疼いた。ペットショップでは見られている恥ずかしさに誰も自分を知らないと言う思いから開放感を感じ、それだけでイってしまいそうになった。もうこの快感は手放せないとアスカは思った。

(やるしかないのよアスカ、ご主人様にご迷惑が掛かるかもしれない。ママが巻き込まれてしまうかもしれない。でも知ってしまった以上はもうマゾである事から逃げられない!ご主人様に飼って頂く事だけは譲れない!!やるしかないっ!いくわよっ!アスカ!!)

恥ずかしい制服も日課も続けなければならないしサボりたくない。だがこのままではサボってしまう羽目となる。キョウコと話し合う内にこのままでは埒が明かないと見たアスカはいよいよ最後の覚悟を固めた。

「ママッ!!」
「!っ何、アスカ」

アスカは一度深呼吸してから続けた。

「ママ、もう日付が変わってしまったわ、でもアタシの結論は変わらない」
「…ええ、判っているわアスカ、だから落ち着いてからゆっくり話し合いましょう?とりあえず今日は休んで明日でも明後日でも良いから続きをすれば良いわ」
「…………違うのママ、アタシの結論が変わらないのには理由があるの、これを見て」

アスカはそう言うと立ち上がり、服を脱ぎ始める。

「!?ちょっとアスカ!いきなり何をするの?いいから座っ『黙っていてママ』」

キョウコの話を遮り服を脱ぎ続けるアスカ。程なく全裸となったアスカはキョウコの前に立ち、乳首のピアスとクリトリスのリングを示して話を続けた。

「………………ママ、アタシ、シンジ様のペットなの。シンジ様はアタシのご主人様。ピアスとリングを付けて頂いて、それから陰毛の永久脱毛をして頂いたわ………………」

黙り込むキョウコに構わずにアスカは続けた。

「それから……豊胸の為にホルモン注射を打ち続けている。クリトリスだって大きくして頂いた。…アタシ、自分の事が判ったの、アタシは淫乱でマゾ、露出してどうしようもなく興奮する変態なの。アタシは人間ではなく家畜でメスでペットな惣流・アスカ・ラングレーとして生きる事を誓ったの」
「……………………」
「ご主人様はアタシにお部屋を用意してくれたわ。アタシはそこでご主人様に飼育して頂く、これはどうしても譲れない」
「……………………」
「アタシね、こうやってママに恥ずかしい身体を見てもらって、それで惨めで恥ずかしくて、だからもの凄く興奮しているの」
「……………………」
「ご主人様に頂いた期限は今週一杯、それが過ぎるとアタシは捨てられる。だからどうしてもママを説得しなくちゃなんなかったんだけど…………無理みたいだったからアタシの身体を見せたの」
「……………………」
「ママ、判ってもらえた?もうアタシは戻れないし戻りたくない。今直ぐご主人様にご報告して褒めて頂きたい。それでご奉仕して躾けて頂きたい」
「……………………」
「もうママの説得は諦めた……ママ、アタシが今どんな生活をしているか良く見て。それで悟って欲しいの。そしたらアタシ…ご主人様のところに行って飼って頂くから」
「……………………」
「ママ、諦めて。それから…………アタシ、ご主人様にご迷惑掛けたら生きていらんない。これだけは絶対に覚えておいて」
「アスカ……………」

言葉のないキョウコに構わずアスカはそのまま自分の私室に向かう。まずは首輪を着け、隠しておいたペット用品、調教や訓練に使う道具を詰めた鞄、改造された制服にシンジから渡された下着等の衣装類、カメラ、注射器、アンプル等の薬類、それらを全てキョウコのところに持っていく。

「ママ、アタシが今どんな生活をしてどんな服を着ているかを見て。アタシの望む生活を見て。そしたらアタシ、ご主人様のところに行くから」

宣言したアスカはどうすればキョウコが納得するか考え、今日は既に終わらせた日課を始める事にした。

「ママ、アタシが人間ではなく家畜でメスで、ご主人様のペットである証拠を見せるわ、まずはアタシが誓った事を聞かせるから」

アスカはキョウコに宣言すると、セットしたカメラの前に直立不動の姿勢を取った。大きく胸を張り、背筋を伸ばし、覚悟を決めて読みあげる。

「家畜契約書!

第一項、惣流・アスカ・ラングレーはこれよりその名前を捨て家畜として生きます。家畜として生涯を掛けて、飼い主様に尽くし従う事を誓います。
第二項、家畜の呼び名は飼い主様が決めた物を、法律的不都合が出ない範囲で生涯使用し、名乗り続ける事を誓います。
第三項、家畜は人間ではありません。よって……………………………………………………」

この契約書を読み上げる事はアスカにとってキョウコに堅い決意を見せる為に、そして日常の生活を家畜として生きる覚悟を確認する為にどうしても必要な儀式だった。


六月十六日(水)

昨晩のアスカはキョウコがいなかった時の日常を繰り返し行ってから就寝した。家畜契約書を読み上げ、それからバイブレーターを入れてから食事をする。買って来たばかりの餌皿にドッグフードを入れ、小便をして味付けしてから食べて水を舐める。後始末も勿論した。キョウコを浴室に連れて行っていつもどの様に身体を洗っているかを示し、練習風景を見せた。自分の小便で味付けしたのはこれで二回目だったがシンジでもリツコでも良く食べていたし、思い切り惨めで恥ずかしい事をした方がキョウコも判ってくれると思ったからだ。風呂から上がるとアスカは錠剤と軟膏を説明する。

「ママ、この薬はご主人様から頂いたの。感覚を鋭敏にしてアタシを気持ち良くしてくれる。それからこの注射、豊胸のホルモン注射よ。まだ測ったことないけどもの凄く張っているのが実感できるし、見た目でも大きくなったのが判ると思う。ご主人様はアタシのおっぱいをもっと大きくして下さるんですって」
「………………………」

キョウコは終始無言を貫いている。

「ママ、最後よ。アタシは日課として毎朝と寝る前にオナニーを最低一回しているの。アタシがイっちゃうところを見て!そしたらアタシは今日はもう寝る。日課があるし身体を磨かないといけないからアタシはこの頃六時に起きてる。余ったら練習の時間に当てているわ。ママには出来たらそれも見て欲しい」

キョウコにそう言うとアスカはオナニーを始める。出来るだけ激しく惨めな格好を意識してアスカは自分を慰めたいと思った。

「あ、あぁぁぁあぁッ!見て!ママ見て!ア、アタシ恥ずかしいッ!で、でもそれがイイのぉぉ!あ、あっぁぁあっぁぁぁぁぁぁぁッ!イ、イくッ!イぐぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」

練習はともかく日課としてのオナニーではあまり道具は使わなかったアスカだが今日は違う。精々が日中に入れているバイブレーターにアナルプラグ、それからローターくらい。ベッドや布団の上で日課をする事が多い所為もあったが今日は座敷。テーブルの上に乗り、吸盤で貼り付ける事の出来る張り型を用いて腰を上下に動かし、大きく透き通った赤色のバイブレーターを舐めながらアナルオナニーをした。キョウコは何も言わずにじっと見ているだけ。イってしまった後の余韻に浸っていたアスカは黙っているキョウコをなんとなく不安に思い話しかけた。

「ママ、見ての通りアタシはママに見られながらケツ穴オナニ−でイってしまう変態よ。もうご主人様に飼育して頂くしかないの。だからお願いよママ、ご主人様にご迷惑掛けたらもうアタシは生きていけない。だから誰にも言わないで欲しい。ご主人様に飼育して頂くのを許して欲しいの」
「………………………」

キョウコは黙っていたがしばらくしてからアスカに答えた。

「…アスカ」
「う、うん、なにママ?」
「……アスカはこの頃毎朝六時に起きるのね?」
「う、うん。そうよママ」
「判ったわアスカ」

キョウコはそう言うと出ていった。多分朝のアスカを確認するのだろうと思い、アスカは目覚ましを確認した後で毛布に包まった。



◆ ◆ ◆



(……目覚ましの音、もう朝ね、……ママはどうしてるんだろう?なんとか説得しないといけないんだけど……もう起きているかなママ)

起床したアスカはキョウコの説得をしないといけない。起きているかどうか、とりあえずとダイニングに下りると其処にはキョウコがいたのでアスカは「おはよう、ママ」と挨拶すると、キョウコもまた「…おはよう、アスカ」と返す。
起きたばかりのアスカは当然全裸のまま。挨拶を終えたアスカが日課をする為に出て行こうとするとキョウコが呼び止めた。

「…アスカ、ちょっといいかしら?昨日は色々あって言いそびれたんだけど……」
「う、うん、なにかなママ?」
(やっぱり……止められるのかな?でもそうするとママも巻き込まれちゃう。そうでないと良いけど……)

「アスカ、知っている?確定した情報ではないけれど……シンジさんとレイさんは婚約者だって噂があるの。アスカはそれでもシンジさんと一緒にいたいの?」
「!!!………………それでも構わない。アタシはペットだから一番も二番も無いわ……」
(レイ様とご主人様が婚約者……ありうるわよね。レイ様もペットだけど戸籍上夫婦になる……やっぱり羨ましいな……)

キョウコは「そうアスカ、それなら良いわ」と言って黙り込む。アスカは雰囲気を変えようと務めて明るい声で言う。「朝のアタシと学校に行く衣装を説明するわ。ママ、どうかアタシを見ててね」、アスカはそう言うとキョウコの手を引いて私室へと案内した。


首輪を嵌め、ビデオをセットしてからアスカの朝が始まる。もうばれてしまったのだから遠慮する事はない。道具類、衣装類、ペット用品に薬剤等、全て隠す必要がない。扉の鍵ももう使用しない事にした。
まずは家畜契約書の朗読から。アスカには決意を確認する為に必要な最初の仕事。それからオナニーをする。もう隠れる必要はないと思うと自然と声が大きくなる。餌皿に小便で味付けしたドッグフードを満たして食事、その後に排泄。しずくを舐め、アナルを拭いて、ボウルで拭った後に舐めて後始末する。にがい、惨め、だからこそ今のアスカは興奮した。
それから入浴、全身を徹底的に磨いて無駄毛の処理をし、ヴァギナとアナルに指を入れて洗う。キョウコに見られて興奮していたアスカはここでも一度オナニーをした。その気になれば訳はない。見られていて興奮しているし、クリトリスは未だ敏感だから直ぐにイってしまう。
髪を入念にブローし歯を磨く。乳首とクリトリス、ヴァギナとアナルに猫印の軟膏を摺り込んで錠剤を呑む。今日は少しだけ時間が余っていたのでフェラチオの自習。ここでようやく首輪を外し、制服に着替えてアスカの準備は終了した。

「ママ、これで準備完了よ。その日の都合とか気分とかで順番を入れ替える事もあるけどこれが朝のアタシ、このまま登校するわ。昨日は既にしていたから注射しなかったけどいつもは夜寝る前に豊胸のホルモン注射をする。それからこれを見て」

アスカは小さな袋から中身を取り出してキョウコに説明した。

「これがアタシの体操服とブルマ。判り難いと思うけど、ツーサイズは小さいと思うわ」

前面に10センチ×15センチほどに“2−A 惣流・アスカ・ラングレー”と黒文字で書かれた体操服をアスカは見せる。

「最初は何コレって思ったけど今は気に入っている、だってアタシのだって良く判るから。…………それにねママ、この体操服とブルマ、小さいでしょ?だから身体に張り付いちゃうし…今のアタシはピアスとリングをしている。だからね、ママ、形が浮き出てしまう」
「………………」

ここでキョウコが質問をした。

「アスカ……貴方…学生鞄にいつも首輪とかバイブとか、それから下着とか入れているの?ビデオのデータってどうするつもりなの?」
「……いつも入れているわ、だって大事なものだし。それからデータはご主人様に提出する。アタシは家畜だから全てを報告する必要があるの」
(リツコ様やレイ様達の事は言わない様に気をつけないと……)

「……そう、それからアスカ、貴方は今下着を着けていないわね?体操服とブルマは判った。でもね、ノーブラだと乳首も透けているし、その…ピアスももっとはっきり浮き上がっている、胸だって透けているわ。それにそのスカートじゃちょっと屈まれたり転んだりすると…見えちゃうわよ?それでもその格好で学校に行くつもりなの?」
「……そうよ、この格好で行くわ、でもいつもは下着を着けている。今はクリトリスにリング入れたばっかりで擦れるとイっちゃいそうだから穿いていないだけ。下着は全てワンセットだからパンツがないのにブラを着ける訳にはいかないのよ。今日は体育があるからアラルプラグとローターに入れ替えるかもしんないし、もしかしたら学校で穿くかもしんない。だから入れ替えたり衣装を変えたりするからバイブとか下着類は持ち歩かないといけないの」
(多分……まだ体育は無理よね?金曜くらいになれば大丈夫かな?)

「……そう、それならいつもヴァギナとアナルにバイブを入れているのね?今日は下着もないのに?それからその格好だと先生やクラスメイトは何にも言ってこない?」
「……いつもマンコとケツマンコには入れているわ。外すのは入浴時と糞をする時、それから寝る時だけ。いつも発情している必要があるし、ご主人様にご奉仕する為に訓練するの。…それから先生やクラスメイトは何も言わない」
(もう…アタシ学校では露出狂の変態だって思われているわよね……)

「………………そう、アスカ、いってらっしゃい」
「行ってきます、ママ……それからご主人様にご迷惑掛けるとアタシ…もう生きていられないの。だからママ、くれぐれも黙っていてね」
(ごめんねママ…でもアタシは淫乱でマゾで変態。家畜でメスでご主人様のペットとして生きるって決めたの。……それにママを巻き込むわけに行かない…許してねママ)

人間である惣流・アスカ・ラングレーではなく、家畜、メス、ペットである惣流・アスカ・ラングレーである事を説明し終えたアスカ。キョウコに見送られて玄関を出た。



◆ ◆ ◆



登校したアスカは教室に向かわずに理事長棟のリツコのを目指す。キョウコに自分が家畜である事を晒したので、リツコからのアドバイスが欲しいと思ったからだ。「おはようございます、リツコ様」と挨拶したアスカだが、リツコは吃驚している。これまでアスカは登校と同時に一人で理事長室に来た事はない。それでリツコも「アスカ?おはよう、どうしたの?こんな早くから」と聞き返した。
それでアスカも説明をする。キョウコに自分の望みを話し、今の自分がシンジのペットである事を。それでリツコに報告し、アドバイスが欲しいを思った事を話し始めた。

「リツコ様、ママにアスカが家畜である事を伝えてきました。まずご主人様にご報告しようかとも思いましたが、アスカは教室では人間の振りをしないといけません。ご報告の際にご迷惑になると思いましたので先にリツコ様のところに来ました。アドバイスして頂けませんでしょうか?」
「…そう、頑張ったわねアスカ、偉いわ、褒めてあげる」
「リツコ様、ありがとうございます」

リツコは褒めた後に長い話になると思い、ソファーに座るように促した。

「アスカ、長くなりそうだからソファーに座る事を許すわ、珈琲も入れてあげる。パンツを穿いて掛けなさい」
「はい、リツコ様」
「それで、アスカ、どうなったの?」

アスカはリツコに説明する。昨晩は日付を超えて話し合ったがキョウコはシンジの家に住む事を許さず、許可を得ないでシンジの家に行こうとしたが止められた事。その為にやむを得ずに自分がシンジのペットである事を話し、覚悟を証明して実際にペットとしての私生活を晒した事をリツコに話す。自分の考えでは出来るだけ早くシンジに報告したい。だが迷惑を掛けてしまう可能性を考えると踏ん切りが付かず、それで今日は最初にリツコの元に来た事をアスカは話した。

「それでリツコ様、アスカはこれからどうしたら良いでしょう?」
(やっぱりリツコ様の珈琲美味しい……)

勧められた珈琲を飲みながらアスカはリツコの指示を待つ。

「…………そうね、アスカ、まずは褒めてあげる。シンジ様のいる教室に行かずにまずは此処に来た判断は正しいと思うわ。本来ならまずはシンジ様にご報告申し上げるところだけど、クラスメイトのいるところではアスカは人間の振りをしなくてはいけない。詳しい話なんて出来ないだろうし、それなら私のところに来た判断は正しい。もしもその判断が間違っていたとしても、私なら直ぐにシンジ様の指示を仰ぐ事が出来るから」
「は、はい、リツコ様」
(アタシの判断は間違っていなかった!リツコ様に褒められた!)

「……さてアスカ、ではこうしましょう。そう……アスカ」
「はい、リツコ様」
「シンジ様には今すぐメールを打って簡単にご報告するわ。それで問題がなければ食事時に来て頂く。アスカはそこで直接ご報告しなさい。それで来て頂くまでに私はもう一度詳しく話を聞いて善後策を考えましょう。アスカ、判ったかしら?」
「はい、リツコ様」

リツコは「じゃ、ちょっと待ってなさい」とアスカに言い置いて執務用のパソコンを操作する為に机に向かう。

(ご主人様はばれても構わないと仰ったわ。でもばれない方が良かったに決まっている。アタシの判断は正しかったの?早く飼って頂きたくて急ぎすぎた気もする……ご主人様…失望なさらないかな?捨てるなんて言われたらどうしよう)

考え込むアスカに向かってメールを打ち終えたリツコが戻ってくる。

「さてアスカ、メールでだけどご報告した。しばらくしたら返事が返ってくるはず。打ち合わせするから詳しく話を聞かせなさい」
「!はい、リツコ様」

アスカは思考を打ち切りリツコに詳しい説明を始めた。



◆ ◆ ◆



リツコよりメールで簡単な報告を受け取ったシンジは了解の返信を寄越した。それで昼食時になると理事長室を訪れると詳しい報告をアスカより聞く。それでシンジもまたアスカの判断が正しいとしてリツコの様にアスカを褒め、それから今後の指示を出した。

「アスカ…アスカの判断は正しかったよ、褒めてあげる。どっちにしても詳しい話が出来ないなら、今回はまずリツコに相談したのは立派だ。その調子で考えるようにね」
「!はい、ありがとうございますご主人様!」
(嬉しい!褒められた!幸せすぎるわ!)

「キョウコさんの方はこちらからも手を回す。アスカは今週の金曜夜を目処に来れば良い、迎えの車を回す様にするからそう考えておいて、予定が変更となればまた連絡するから」
「はい、ご主人様」
「……アスカ、今週一杯は学校を休んで僕の家にいる様に振舞って。それでキョウコさんにはアスカの覚悟を見せるんだ。キョウコさんは自宅にいる事が多くなるかもしれない。だから自習をしているんだ。リツコ、そのつもりでいてくれるかい?」
「はい、判りましたシンジ様、その様に致します。……それでもう一つお願いがあるのですが宜しいでしょうか?」
「何?言ってみて」

リツコはシンジにお願いを話す。

「実はシンジ様、相田が少しやりすぎまして……それで“リッちゃんの秘密の実験室”に送り込んで退場させたいのです。ナオコ様にも協力を願うつもりです。それでアスカも少し使おうかと思いまして…許可して頂けませんか?」
「!!」
(“リッちゃんの秘密の実験室!”)

シンジはリツコに「…相田は何やったの?それとナオコに協力願うってどう言う風に?アスカをどう使うの?」と問い返した。キョウコとアスカをどういう風に組み合わせるか考えるシンジにとって不確定要素は避けたく、少し語尾が荒くなっている。

「はい、シンジ様。…相田ですがアスカの写真や映像などを流出させる危険があります。サイトを開いていますが盗撮しているものが多く、アスカの日常風景や授業中の写真を特集して目玉としているのです」
「…………」
(確かにそう…アタシだけ別扱いにしていたわ)

「当初はアスカの調教の一貫として利用する事も考えたのですが…彼は口が軽すぎます。ですので退場してもらおうと」
「…………」
「それで?」
「はい、ナオコ様ですが“ナオちゃんの悪魔の小部屋”送りを予定しています。ですので長期の口実を設けてこちらまで来て頂きたく考えています。相田には新しい自分を発見させる前にアスカを使います。天国を味わった後で“リッちゃんの秘密の実験室”と“ナオちゃんの悪魔の小部屋”で新しい自分を発見する……面白いと思いませんか?」
「それだけ?それだけでナオコを呼ぶの?」
「…………」
「はいシンジ様、私はアスカの調教であまり時間が作れません。それでナオコ様に協力して頂こうと……許可頂けませんか?」
「…………」

シンジはしばらく考えていたが、やがてリツコに「リツコ、ちょっとこっちまで来て」と傍まで来る様に促した。

「リツコ、本当の事を言わないと駄目だよ、久しぶりだから楽しみたいだけでしょう?ナオコに来てもらうのは口実でしょ?アスカを任しているのに他の事する訳にいかないから。実際にはナオコと一緒に実験を楽しみたいだけでしょ?違うかい、リツコ」

笑いながらリツコを非難するシンジ。リツコも苦笑する他なく「申し訳ありません、その通りです」と白状する。笑ってリツコを許したシンジだが、どうしたものかと目を閉じて考え込んだ。

(さて、どうしたもんかねぇ……ナオコが来るとなると大事になりそうな気もするけど……しかしリツコにはアスカに集中してもらわないといけないから相田の全てを任せる訳にもいかない。実験室送りとなると経過観察の必要もあるし確かにしばらく腰をすえてもらう必要がある。リツコにご褒美の必要もあるし、ナオコだって楽しみたいだろうし……)

悩むシンジだがしばらくして考えを纏め終え、今後の展開を想像して思わずニヤリと笑った後でリツコに耳打ちをした。

「…さてアスカ、待たせたね。相田についてはこちらで手を打っておく、もう気にする必要はない。どうなるかは後のお楽しみだから今は秘密だよ」
「はい、ご主人様、判りました」
(ご主人様とリツコ様…何を考えていらっしゃるのかしら?相田の今後はどうなる?気になるわ……ナオコ様ってリツコ様以上にマッドみたいだし……)

「アスカは今週自習に力を注いでキョウコさんにアスカが僕のペットである事を思い切り示せば良い。出来るかい、アスカ」
「はい、ご主人様」
(…考えても判らない。ご主人様が楽しみにしておけって仰るんだから楽しみにする事にしよう)

「さて、話し込んでいて時間を使ってしまったね、僕はもう行く。リツコ、今日は早めにアスカを帰らせるようにして。アスカはキョウコさんの前で人間でなく家畜だと判ってもらう事。そうだね……一日中キョウコさんの前でオナニーし続けるとかどう?恥ずかしいし、惨めだし、だからこそキョウコさんにアスカの覚悟が判ってもらえる。アスカ、それにそうすればアスカはきっと今まで以上に気持ちいいはずだよ」
「判りました、シンジ様」
「ご主人様判りました、ママの前でアスカが家畜である事を判ってもらいます」

シンジはそう言い残して部屋を出て行く。残されたアスカはシンジの言葉を確認した。

(ママにアタシがご主人様のペットである事を思い切り示す…相田についてはどうでも良いわ。ママがいる時はママの前でアタシが家畜である事を判ってもらう。そしてママの前で一日中オナニーか…考えるだけで惨めで恥ずかしいわよね……ゾクゾクして疼くわ!)

「さ、アスカ遅くなったけど食事を上げる。それから少し訓練して最後にもう一度打ち合わせ、今日は早めに切り上げるから」
「!はい、リツコ様」

リツコの声でやるべき事を思い出したアスカは返事を返す。食事をとってオナニーさせてもらい、それから訓練。最後に打ち合わせ。早めに帰宅したアスカだったが夜遅くなってからキョウコが帰宅し、日課を終わらせ訓練中だったアスカはキョウコの前でオナニーをする。それでこの日のアスカの一日が終わった。



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